JPS588162B2 - 差動回路のミュ−ティング装置 - Google Patents

差動回路のミュ−ティング装置

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JPS588162B2
JPS588162B2 JP53046050A JP4605078A JPS588162B2 JP S588162 B2 JPS588162 B2 JP S588162B2 JP 53046050 A JP53046050 A JP 53046050A JP 4605078 A JP4605078 A JP 4605078A JP S588162 B2 JPS588162 B2 JP S588162B2
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JP
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switching means
transistor
muting
control
differential
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山口忠博
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Pioneer Electronic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は差動回路のミューテイング装置に関し、特にス
テレオ及びモノラル受信機において両立性のあるコンパ
チブル・クワドラチャ・AMステレオ信号の復調部に用
いる差動回路に用いて好適なミューテイング装置に関す
る。
ステレオ信号としてコンパチブル・クワドラチャーPM
方式によるAMステレオ信号があるが、かゝるAMステ
レオ信号esは一般に次式で示される。
13s=C(1+k(L(t)−t−R(t)))co
sQ)Ct+k(L(t)−R(t)))COS(ωc
t+π/2)〕・cosφ・・・・・・・・・・・・・
・・(1)φ一tan−1k{L(t}−R(t))/
(1+k(L(t)+R(t)))・・・・・・・・・
・・・・・・(2) こゝに、L(t),R(t)はそれぞれ左右チャンネル
信号、ωcは搬送信号の角周波数、kは変調度である。
すなわち、上記(1)及び(2)式で示されるコンパチ
ブル・クワドラチャ・AMステレオ信号は、搬送信号c
osωctの振幅を両チャンネル信号の和に応じた信号
で変調した信号と、当該搬送信号の位相に対して90°
位相がずれた搬送信号cos(ωct+π/2)の振幅
を両チャンネル信号の差に応じた信号で変調した信号と
を合成した信号を含んでいる。
そしてこのステレオ信号をモノラル受信機においでも受
信可能なように、前記した合成信号のレベルを(1)式
に示す如く、cosφにより変調して送信するものであ
る。
上記(1),(2)式で示されるAMステレオ信号の復
調の方法としては、第1図にそのブロックを示す如くA
M復調回路1により左右チャンネル信号の和(L+R)
信号をエンベロープ検波して発生すると共に、PM復調
回路2により(L−R)cosφ信号を得、当該信号を
除算回路3により(L−R)信号として、これ等和信号
及び差信号を用いてマトリックス回路4により左右チャ
ンネル信号をそれぞれ再生する方式がある。
尚、除算回路3における除算信号cosφはPLL(フ
エイズロツクループ)により得られたものを用いている
すなわち、入力信号esはリミツタ18を介して90゜
位相比較器5(クワドラチャ・フエイズデイテクタ)に
入力されてVCO6(電圧制御発振器)の出力信号と位
相比較される。
当該比較器5の出力はLPF7を介してVCO6の制御
電圧として用いられる。
また、VC06の出力は信号esと位相比較すべく同相
比較器8へ印加されるが、このときVCO6の出力は入
力esに対して90゜だけ位相がずれているので、移相
器9により90゜(π/2)だけシフトされる。
従って同相位相比較器8の出力がcosφを示す信号成
分となり、このcosφを先述の除算回路3の除算信号
として用いる。
また信号cosφを、平滑フィルタを有する制御信号発
生回路10に入力してロックインジケータ11を点灯駆
動する構成である。
かゝる構成において、位相比較器5,LPF7及びVC
O6よりなるPLL回路がロツクイン及びロックアウト
する場合に、入力信号esの搬送波とVCO6の信号と
のビート成分が大きな雑音として出力音声信号L,Rに
現われる。
かゝる雑音を除去するために、PLL回路のロック範囲
外においてはいわゆるミューテイング回路が用いられる
が、このミューテイング回路のオンオフ切換動作時にお
いて、切換雑音が発生し好ましいものではない。
当該切換雑音を除去するためには更に別の回路を必要と
し、ミューテイング回路が複雑になるという欠点がある
従って、本発明はミューテイング切換動作時に雑音を発
生しない簡単な構成のミューティング装置を提供するこ
とを目的とするものであって、特に第1図に示した除算
回路を構成する差動回路にミューテイング装置を適用す
ることにより上述の目的が達成されるものである。
以下本発明について図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例のミューティング装置を用い
た除算回路3を示す回路図である。
入力端子12に印加される入力信号e′sはPM復調回
路2の出力であり、(L−R)・cosφで示される。
この入力信号e′sはカップリングコンデンサC1を介
してトランジスタQ1のベースに印加される。
トランジスタQ1とQ2のエミツタは共通接続されて差
動回路を構成しており、差動トランジスタQ1,Q2の
ベースにはバイアス回路(図示しない)からの所定バイ
アスが抵抗R5及びR6を介してそれぞれ印加される。
また差動トランジスタQl,Q2のベースにはダイオー
ド構成のトランジスタQ3及びQ4の各ベース、コレク
タがそれぞれ接続されており、両トランジスタQ3及び
Q4のエミツタは共通接続されて電流源13に接続され
ている。
この電流源13の電流値をI0・cosφとし、第1図
における同相位相比較器8の出力に比例した電流成分と
なっている。
差動トランジスタQ1及びQ2の各コレクタは負荷抵抗
R3及びR4をそれぞれ介して電源Vccに接続されて
いると共に、コンデンサC2及びC3を介して出力端子
14及び15に接続される。
更に、差動トランジスタQ1及びQ2のエミツタ共通接
続点はスイッチング手段としてのトランジスタQ5及び
抵抗R+を介して差動回路3の電流源16に接続されて
いる。
また、トランジスタQ1のコレクタと電流源16との間
、トランジスタQ2のコレクタと電流源16との間には
それぞれスイッチング手段としてのトランジスタQ6及
び抵抗R10、同じくトランジスタQ7及び抵抗R11
が接続されている。
そしてトランジスタQ6及びQ7のベース電極は共通接
続されてベースバイアス回路20からのバイアス電圧が
印加される。
またトランジスタQ5のベース電極は他のベースバイア
ス21からのバイアス電圧が印加される。
バイアス回路20は抵抗R8,R12及びR13より成
り、バイアス回路21は抵抗R1,R2及びR7より構
成されている。
トランジスタQ5のベース電極には更に当該バイアス回
路21のバイアス電圧を可変するためのバイアス可変回
路22が接続されている。
すなわち、トランジスタQ5のベース電極は抵抗R7、
抵抗R14及びマニュアルスイッチSW1を介して接地
されており、またマニュアルスイッチSW1と並列にス
イッチ用トランジスタQ8が設けられている。
このトランジスタQ8のベース電極は抵抗R15を介し
て制御入力端子17へ接続され、所定の制御信号により
その導通及び非導通状態が制御される構成であり、この
可変回路22によりスイッチングトランジスタQ5又は
ベース共通のトランジスタQ6,Q7のいずれかが導通
する差動回路構成であり、いわゆる電流切替型の回路構
成となっている。
かゝる構成において制御端子17に制御信号がなくかつ
マニュアルスイッチSW1も開状態の場合に、トランジ
スタQ5のベースバイアスがトランジスタQ6及びQ7
のベース共通バイアスよりも大とすると、トランジスタ
Q5がオン状態となり、トランジスタQ6及びQ7はオ
フとなる。
従って、差動回路を含む除算回路3には定電流源16の
電流IEが供給されて活性状態となり、入力信号e′s
=(L−R)・cosφを電流源13の電流I0cos
φにより除算した相補出力すなわち(L−R)及び(L
−R)信号が出力端子14及び15に出力されて、除算
回路3は通常の動作状態となっている。
この場合の除算動作については周知であるからその説明
は省略する。
次にマニュアルスイッチSW1及びトランジスタQ8の
少くとも一方がオン状態となると、トランジスタQ5の
ベースバイアスは低下してトランジスタQ5がオフとな
り、逆にトランジスタQ6及びQ?がオンとなる。
従って、電流源16の電流I8はトランジスタQ1及び
Q2のオンオフ状態に関係なく、トランジスタQ1,Q
2の両コレクタからトランジスタQ6,Q7を介して流
れることになる。
よって差動回路を含む除算回路3は非活性状態となって
いわゆるミューテイング動作が可能となる。
この場合、トランジスタQ1及びQ2のコレクタ端子の
直流電位はミューテイング動作に関係なく一定値すなわ
ちR3・IE/2,R4・IE/2とすることができる
ので出力端子14及び15において何等雑音は発生され
ないことになる。
尚、コンデンサC4及びC5を、図示の如くトランジス
タQ5のベースバイアス部と接地間、トランジスタQ6
,Q7のベースバイアス部と接地間にそれぞれ接続する
ことにより、バイアス回路20,21に所定時定数をも
たせてミューテイング解除動作時においてスムーズな切
替が可能となるようにしている。
また、スイッチングトランジスタQ5をマルチコレクタ
構造とすることにより他方のスイッチングトランジスタ
Q6及びQ7のコレクタ電流の和とトランジスタQ5の
コレクタ電流とが共に等し<(IE)なるようにしてい
る。
こゝで差動回路を有する除算回路3の非活性状態すなわ
ちミューテイング状態下におけるミューテイング動作の
減衰量について考える。
この場合簡単のためにI0・cosφ=0として、まず
ミューテイングがオフすなわち活性動作時において、負
荷抵抗R3及びR4の抵抗値を共にRとすると差動回路
の利得Gは次式となる。
こゝに、kはボルツマン定数、qは電子密度、Tは絶対
温度をそれぞれ示す。
すなわち差動回路の利得は定電流源16の電流IEに比
例することがわかる。
次にミューテイング動作時は、トランジスタQ5に流れ
ていた電流はすべてトランジスタQ6及びQ7に転流さ
れるから、上式における電流IEは零となり理論的には
完全に入力信号が減衰するミューテイング動作が可能と
なることがわかる。
ミューテイング動作を行わせるスイッチ用トランジスタ
Q8の制御信号としては、例えば、第1図に示した制御
信号発生回路10の出力信号を用いることができるし、
またステレオパイロット信号の有無を検出する検出回路
の検出出力信号を用いることもでき、これ等の場合には
、PLL回路のロック範囲外において自動的にミューテ
イング動作が行われる。
以上詳述した如く本発明によれば、ステレオ復調回路部
の除算回路を構成する差動回路を活性及び非活性化して
ミューテイングをかけることができ、ミューテイング切
替時の雑音もなく、またミューテイング動作中の入力信
号の漏洩も全くない完全なミューテイング装置となる。
更には、ミューテイング装置をIC化して小型化するこ
とも可能である。
尚、上記実施例においては、除算回路を構成する差動回
路のミューテイング装置として説明したが、一般の差動
増幅器のミューティング装置として用いることができる
ことは勿論である。
また、抵抗R9〜RllはトランジスタQ5〜Q7の動
作範囲を拡大するものであるが省略してもよいことは明
白である。
【図面の簡単な説明】
第1図はAMステレオ信号の復調回路の概略ブロック図
、第2図は本発明の実施例を第1図の復調回路のミュー
テイング装置として用いた場合の回路図を示している。 主要部分の符号の説明、3・・・・・・除算回路、16
・・・・・・定電流源、20,21・・・・・・バイア
ス回路、22・・・・・・バイアス可変回路、Q1,Q
2・・・・・・差動トランジスタ、Q5,Q6,Q7・
・・・・・スイッチングトランジスタ、Q8・・・・・
・スイッチ用トランジスタ、SW1・・・・・・マニュ
アルスイッチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対の差動トランジスタと、前記差動トランジスタ
    への電流供給をなす単一の電流源と、前記差動トランジ
    スタのエミツタ共通接続点と前記電流源との間に接続さ
    れた第1のスイッチング手段と、前記差動トランジスタ
    の各コレクタ出力と前記電流源との間に夫々接続され同
    時にオン状態となるミューテイング用の第2及び第3の
    スイッチング手段と、前記第1のスイッチング手段又は
    前記第2及び第3のスイッチング手段のいずれかを選択
    的に導通させる制御手段とを含み、前記制御手段により
    差動トランジスタの同時活性状態及び同時非活性状態を
    制御することを特徴とする差動回路のミューテイング装
    置。 2 前記第1のスイッチング手段と前記第2及び第3の
    スイッチング手段は差動的に動作する差動回路構成であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のミュー
    テイング装置。 3 前記第1乃至第3のスイッチング手段はそれぞれ第
    1乃至第3トランジスタより成り、前記第1乃至第3の
    トランジスタの各エミツタは直接または抵抗を解して前
    記電流源に接続され、前記制御手段により前記第1トラ
    ンジスタのベース電極と前記第2及び第3トランジスタ
    の共通接続されたベース電極との間の電位差を制御する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の装置。 4 前記制御手段は前記第1のスイッチング手段の制御
    電極に第1バイアス電圧を与える第1バイアス回路と、
    前記第2及び第3のスイッチング手段の共通接続された
    制御電極に第2バイアス電圧を与える第2バイアス回路
    と、前記第1バイアス電圧又は第2バイアス電圧を可変
    せしめる可変手段とを含むことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項、第2項又は第3項記載の装置。 5 前記可変手段は前記第1のスイッチング手段の制御
    電極又は前記第2及び第3のスイッチング手段の共通制
    御電極と基準電位間に接続された機械的スイッチより成
    ることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の装置。 6 前記可変手段は前記第1のスイッチング手段の制御
    電極又は前記第2及び第3のスイッチング手段の共通制
    御電極と基準電位間に接続された制御トランジスタより
    成り、前記制御トランジスタのベースには所定のミュー
    テイング制御信号が印加されることを特徴とする特許請
    求の範囲第4項記載の装置。
JP53046050A 1978-04-19 1978-04-19 差動回路のミュ−ティング装置 Expired JPS588162B2 (ja)

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JPS54137949A JPS54137949A (en) 1979-10-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3541466A (en) * 1969-01-07 1970-11-17 Rca Corp Gated differential amplifier
JPS49127549A (ja) * 1973-03-12 1974-12-06
JPS503756A (ja) * 1973-04-13 1975-01-16
JPS5079250A (ja) * 1973-11-10 1975-06-27

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