JPS5881456A - 遠心分離機又は遠心脱水洗濯機に生じる不釣合を補償するための方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は遠心分離機又は遠心脱水洗濯機に生じる不釣合
を、不釣合が著しく大きな場合にはドラムの遠心最終回
転数への高速回転を中断する不釣合監視装置によって補
償する方法及び装置に関する。

遠心分離機の損傷を回避すべく不釣合監視装置を設ける
ことは公知である。この不釣合監視装置は大きな不釣合
が生じると遠心分離機の駆動を停止せしめる。駆動を完
全には停止せずに、水平軸を備えたドラムではドラム周
壁の最も高い個所のすぐ手前の個所から洗濯物が離れて
、ドラム中空室内を自由に飛行してドラムの下方部分に
落下する程度まで回転数を下げることも公知である。次
いで回転数を徐々番こ上げると、洗濯物の落下は生じな
くって、すべての洗濯物が再びドラム内周に環状を成し
て接触する。洗濯物□のすでに述べた落下によって洗濯
物は改めて分配され、先にあった不釣合がこれＧこよっ
て補償され、このため、それ以後は遠心最終回転数まで
ドラムを高速回転することができる。しかし、洗濯物を
上述の如く落下させても不釣合が補償されないことが多
い。なんとなれ番コ、例えば洗濯中に洗濯物部分が球状
の塊を形成することがあるからである。このような塊ｘ
ｉ、ｆラム内へ入れたときにドラムの下方部分をこ位置
し、ドラムの回転時にゼールのよつＧこ伝力（す、ドラ
ムの上方部分へは達すること址＜、従ってすでに述べた
落下も生じなＩ／）力）らである。このような場合には
、遠心分離過程Ｇま中断されな番すればならず、球状の
塊りとなった洗濯物は始動回転数で機械から排出される
。

本発明の課題は、不釣合の補償ができるとともに、比較
的わずかな回転数ですでに述べたように洗濯物が落下し
て、丸い塊となって不釣合が生じることのないようにド
ラムに接触することのできるような機械にも補助的９こ
使用できるような方法及び装置を提供することにある。

□この課題を解決した本発明方法の要旨は、遠心分離機
又は遠心脱水洗濯機に生じる不釣合を、不釣合が著しく
大きな場合にはドラムＣ遠心最終回転数へのノーマルな
１時的な高速回転を中断する不釣合監視装置によって補
償する方法においてドラムの回転数を所定範囲で所定時
間維持し、この所定範囲の上限を、最大の許容不釣合を
生ぜしめる回転数によって規定し、下限を、水平軸線を
有するドラムでは洗濯物が重力に抗してドラム周面に接
触するさいの回転数の２倍以上とし、原則として少なく
とも、遠心最終回転数への高速回転時に最大の許容不釣
合を上回らな、いように不釣合が改善されるまで、前記
範囲内の滞留時間を継続する如くノーマルな１時的な高
速回転の中断を行なうことをこある。

本発明方法はすべての公知遠心分離機又は遠心脱水洗濯
機に適用できる。本発明方法は、水平な回転軸線を備え
たドラムを有し、このドラム内で低回転数のきいに洗濯
物が自由Ｇこ落下して著しく不釣合のない洗濯物の分配
が行なわれるような機械に特に有利に適用される。特Ｇ
こ、この機、械では、遠心最終回転数の半分以上の回転
数において最大の許容値が生じるような稀な場合にしか
残留不釣合は生じなし）。遠ｒ［、％力によって洗濯物
が−流れ始め、これ【こよって不釣合力５抑制されるよ
うな回転数の近くでドラムの回転数がある時間持続され
る場合番こほこの高回転数で多くの不釣合が軽減又は補
償される。不釣合のこの補償は洗濯物の徐々とした流れ
の振舞によって説明される。即ち、球状の塊り、力（徐
々番こ、その下に位置する洗濯物内へ沈下し”て同洗濯
物を側方向へ押しのけ、これ（こよって質量力（均一に
分配されるわけである。はじめ、環状の洗濯物から突出
していてこれによって不釣合を生ぜしめていた塊りは残
りの洗濯物内に沈下して残りの洗濯物と一緒に著しく連
続的な環状体を形成する。この連続的な環状体は不釣合
を生ぜしめない０この種の球状の塊りは洗濯時に例えば
Ｓ字形の鉄鈎が誤まって洗濯槽・内に混合した場合に洗
濯物中に形成される。

この塊りは、洗濯物の流れの振舞いによっても完全に補
償できないほど大きくなる場合が稀にある。このような
場合には、最大不釣合の近傍における回転数で最大限度
の時間持続回転させた後で、ドラムを制動して、洗濯物
を排出するのが効果的である。

特許請求の範囲第各項及び第５項には本発明方法の有利
な実施例が、かつ特許請求の範囲第６項には本発明方法
を実施するための本発明装置が記載されている。本発明
装置の有利な実施例が特許請求の範囲第７項及び第８項
に記載されている。

この装置は水平回転軸を備えたドラムを有する遠心脱水
洗濯機から成る。この装置では比較的低い回転数で洗濯
物が洗濯される。脱水過程の開始前に、ドラムの最上の
個所のごく手前の個所から洗濯物が離れて、自由に飛行
してドラムの下方の部分に達するように回転数を上げる
。その場合、ドラム内に液体がほとんど存在しないよう
にしなければならないのは申すまでもない。回転数が徐
々に上昇すると、洗濯物は著しい不釣合なし１にドラム
内で環状にドラム内周に接触する。この始動回転数又は
それより若干高い回転数で不釣合を公知測定法によって
測定するのが最も効果的である。測定された不釣合の値
から例えば小形コンピュータによって脱水最終回転数で
の予期される不釣合が計算される。計算された値は比較
装置内で許容値に比較される。計算された値が例えば許
容値の２倍になっても、制御装置はＰう＾の７−〜ルな
１時的な高速回転のための信号を発する。しかしこの高
速回転は最終回転数のほぼ７０％で、同−若しくけ別の
不釣合監視装置によって中断される。最終回転数の７０
％のこの回転数゛においてドラムは制御装置内に設けた
時限スイッチ及び回転数調整機によって例えば３０秒間
持続的に回転させられる。３０秒の後、制御装置がノー
マルなこの高速回転を脱水最終回転数へ切換える。３０
秒経過する前に、不釣合が例えば半分又はそれ以下に抑
制されたという信号が不釣合監視装置か・ら制御装置へ
伝達された場合には、この３０秒を短縮することができ
る。制御はいかなる場合も、不釣合が許容値の限界にあ
るざいには３０秒後に高速回転が生じないように公知手
段によって行なわれる。このような稀な場合には、回転
数が下げ−られ、ドラムが傾けられ、洗濯物が取出され
、かつ例えば手によって不釣合の原因が探される。脱水
最終回転数における不釣合の許容値が始動回転数へ一度
換算され、例えば始動回転数における不釣合の測定値が
、比較装置においてこの換算された値に比較されたなら
ばコンピュータを装置から取外すことができる。、始動
回転数ではなく、それ以上の回転数で不釣合を検出して
比較することもできる。

洗濯物の落下が生じない始動回転数は不釣合の検出のた
めの必要最低値である。

測定された不釣合が最終回転数へ換算されて例えば許容
値の６倍又はそれ以上になった場合には、このように過
大な不釣合は、低い脱水回転数では洗濯物のすでに述べ
た流動によって補償できない。このような場合には、始
動過程を再度やり直すか又はドラムを停止させて空にす
るかのいずれかである。

脱水最終回転数の１４以下において比較装置内の上限値
をいかに選択するかは、洗濯物の種類、ドラム直径及び
ドラム形状に依存する。傾斜した端面を備えた２　００
０　ｍｍ径の全長の短いドラムではその上限は脱水最終
回転数に関して許容不釣合のほぼ５倍である。

洗濯物の流れひいては不釣合の軽減は最終回転数の５０
％以上ではドラムの形状によって促進される。いずれに
しろ、ドラムの端面は外向きに細くなるようにテーパし
ているのが有利である。このテーパ部は、洗濯物の装入
後に洗濯物が位置する端面領域にだけに設ければ足りる
。端面の残りの領域は回転軸線に対して直角に延在する
ことかできる。ざらに、ドラムの中央の円筒形部分がド
ラム全長の多くとも３分の１であるのが有利である。ド
ラムの理想形状は、循環するチェノによって表わされた
。この形状では、例えば直線状に傾斜した端面の場合で
も、沈む塊りの下の洗濯物は側方向へ押されるばかりで
なく、若干回転もさせられ、これによって、特に塊りが
ドラムの端面に密着する場合には補償が促進される。ド
ラムの全長が直径に比して短いと有利である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、遠心分離機又は遠心脱水洗濯機に生じる不釣合を、
   不釣合が著しく大きな場合にはドラムの遠心最終回転数
   へのノーマルな１時的な高速回転を中断する不釣合監視
   装置によって補償する方法において、ドラムの回転数を
   所定範囲で所定時間維持し、この所定範囲の上限を、最
   大の許容不釣合を生ぜしめる回転数によって規定し、下
   限を、水平軸線を有するドラムでは洗濯物が重力に抗し
   てドラム局面に接触するさいの回転数の２倍以上とし、
   原則として少なくとも、遠心最終回転数への高速回転時
   に最大の許容不釣合を上回らないように不釣合が改善さ
   れるまで、前記範囲内の滞留時７間を継続する如くノー
   マルな１時的な高速回転の中断を行なうことを特徴とす
   る遠心分離機又は遠心脱水洗濯機に生じる不釣合を補償
   するための方法。 ２、最大の不釣合の近傍の回転数のところに前記滞留時
   間の最大値を設定する特許請求の範囲第１項記載の方法
   。 ３、前記滞留時間の最大値に達した″さいにドラムを制
   動して空にする特許請求の範囲第２項記載の方法。 ヰ、　高速回転を中断したさいに、ドラムの回転数を最
   大遠心回転数の５０％乃至８５％の範囲に維持する特許
   請求の範囲第３項記載の方法。 ５、高速回転中断時に最大の許容不釣合が生じた場合に
   、ノーマルな回転加速度を著しく軽減し又は完全に抑制
   し又は負の値にする特許請求の範囲第４項記載の方法。 ６、ドラムの回転数を所定範囲で所一定時間維持し、所
   定範囲の上限を、最大の許容不釣合を生せしめる回転数
   によって規定し、下限を、水平軸線を有するドラムでは
   洗濯物が重力に抗して−ｒプラム面に接触するさいの回
   転数の２倍以上とし、遠心最終回転数への高速回転時に
   最大の許容不釣合を上回らないように不釣合が改善され
   るまで、前記範囲内の滞留時間を継続する如くノーマル
   な１時的な高速回転の中断を行ない、最大の不釣合の近
   傍の回転数のところに前記滞留時間の最大値を設定し、
   滞留時間の最大値に達したさいにドラムを制動して空に
   し、高速回転を中断したさいに、ドラムの回転数を最大
   遠心回転数の５０％乃至８５％の範囲に維持し、かつ高
   速回転中断時に最大の許容不釣合が生じた場合に、ノー
   マルな回転加速度を著しく軽減し又は完全に抑制し又は
   負の値にする形式の、遠心分離機又は遠心脱水洗濯機に
   生じる不釣合を、不釣合が著しく大きな場合にはドラム
   の遠心最終回転数へのノーマルな１時的な高速回転を中
   断する不釣合監視装置によって補償する方法を実施する
   装置であって、水平軸線を有するドラムと不釣合監視装
   置とが設けられており、この不釣合監視装置が、不釣合
   の予定値ｉ上回ったさいに遠心最終回転数への高速回転
   を中断すべく切換えられる制御装置及び比較装置に接続
   されている形式のものにおいて、前記比較装置が遠心最
   終回転数の電に相当する回転数以下の範囲では、遠心最
   終回転数へ純粋に“計、算機的に換算した場合、不釣合
   の許容値を３０％以上上回ることになる不釣合の予定値
   に設定されており、かつ、遠心最終回転数の４０％以上
   の回転数範囲では、同−又は別の不釣合監視装置、制御
   装置及び比較装置が接続されており、この範囲では、比
   較装置がそのつどの回転数において許容不釣合の７０％
   乃至１００％の範囲にある不釣合の予定値に設定されて
   おり、後者の予定値に達したきいに制御装置は、ドラム
   のノーマルな高速回転を中断し、ドラムの駆動装置の回
   １１・・：１ド 転速塵を保ち又は正並びに負のセンスで１時的に徐々に
   変化せしめる如く調整され、回転速度を徐々に変化させ
   るというのは回転数を加速す、ることであり、この加速
   はドラムの々マルな高速回転時に回転速度に生じる回転
   加速度の２０％より小さく、かつ、少なくとも３０秒経
   過するやいなや、又は３０秒経過する前に、比較装置が
   、遠心最終回転数への換算時に許ｉ不釣合に対して同じ
   又は小さい値を有する不釣合の値を生ぜしめる如き切換
   位置を占めるやいなや、遠心最終回転数又はこれより小
   さい最終回転数への７−マルな又は減小した回転加速度
   を生ぜしめる高速回転に制御装置が調整されるように構
   成されていることを特徴とする遠心分離機又は遠心脱水
   洗濯機に生じる不釣合を補償するための装置。 ７、　　）″ラム内に入れられた洗濯物によって始動回
   転数の上方で接触されるドラム部分が、回転軸線を含む
   縦断面で之ｔｖ　Ｌ　＜連続的に延びる曲線を生ぜしめ
   、この曲線は、ドラムの各端面から出発して連続的に回
   転軸線からの距離が増大する如くに延びており、かつ、
   存在する又は仮想のドラム回転軸の中央にわたりて最大
   の距離を有している特許請求の範囲第６項記載の装置。 ８、　回転軸線を通る縦断面でみて直線状又は曲線状に
   現われるドラム端面の最大直径がローラｉ状のドラム周
   壁に１１０　　より大きい角を成して開口しており、・
   曲線状に現われる端面では、外方へ曲がった部分の弦と
   、回転軸線に対して平行な、ドラムのローラ形状の部分
   の母線との成す角が１１０°　である特許請求の範囲第
   ６項記載の装置。