JPS588129Y2 - ベツドの防護柵の高さ調節装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はベッドの床板上の側面に装備される防護柵の
高さ調節装置に関する。

特に病院用のベッドにおける上記防護柵は、患者の出入
、あるいは施療等のためにその都度邪魔にならないよう
な好適高さに変更しうろことが望ましい。

この考案はこのような要請に基づき、防護柵の高さを三
段階に変更しうる可及的簡易な横取を付与しようとする
ものである。

以下、図面に示す実施例についてこの考案を説明する。

この考案に係る防護柵の高さ調節自在な取付装置は、ベ
ッド側枠１に上下１対の平行第１リンク２．３が枢着さ
れ、これらの先端間に連結板４が枢支連結され、更に第
１リンク２，３の各先端に平行する１対の第２リンク５
，６が前記連結板４と共に枢着され、かつこれらの両第
２リンク５，６の先端が防護柵７の側枠に枢着されると
共に、前記第１リンク２，３および第２リンク５，６を
それぞれ個別に起立せしめた状態に保持しうる排脱自在
な掛止金具８，９が具備されてなる構成を有する。

ベッド側枠１には、防護柵取付用の角パイプからなる補
助枠１ａが固着されており、第１リンク２．３は枢軸１
０．１１によりこの補助枠１ａに枢着されている。

補助枠１ａにはその上部に袖板１２が固着され、これに
突設された掛止ピン１３に掛止金具８の鉤部８ａを掛は
外し自在に掛合しうるようになっている。

掛止金具８は上部の第１リンク２と第２リンク５及び連
結板４の枢軸１４に回動自在に装着されており、がつこ
れには第４図に示すようにハンドル１５が固着されて回
動操作を司るようになっている。

１６は下部の第１および第２リンク３，６と連結板４と
を枢着した枢軸、１７．１８は第２リンク５，６を防護
柵７の側枠７ａに枢支している枢軸である。

第２リンク用の掛止金具９は、防護柵７の側枠７ａに枢
軸１９にて枢着され、先端の折曲係合縁９ａが上部第２
リンク５の端面に形成された切欠部２０，２１に選択的
にはまり込んでこれに係合し、第２リンク５の伏下回動
を阻止しうるようになっている。

上記において、防護柵７の通常の使用時には、第１図な
いし第３図に示すように第１、第２両リンク２．３，５
．６を起立せしめ、この状態を掛止金具８，９によって
保持せしめることにより、防護柵７をベッド床板の上方
の所定高さ位置に保持しうる。

一方、施療等に際して、上記の防護柵７の高さを少し下
降させたいときは、掛止金具９を外し、第５図に示すよ
うに第２リンク５，６のみを伏下回動せしめる。

これにより防護柵７は、その高さが中間位置に保持され
る。

更に、ベッド床板上への出入り等に際して、防護柵７が
邪魔になる際は、掛止金具８を外すことによって更に第
１リンク２，３をも伏下回動せしめる。

すると、防護柵７は第５図に鎖線で示すように、ベッド
床板の下方の高さ位置に保持され、該床板上から除去さ
れる。

この考案は上述の次第で、防護柵７を上、中、下の三段
階に高さ変更調節することができるのはもとより、この
変更調節操作をいずれも簡単にでき、実用上便利である
。

しかも、いずれの高さ位置に設定したときも、防護柵は
常に同一垂直平面に位置し、ベッドの側方に大きく張り
出して邪魔になるといったような欠点がない。

かつ構造も簡単で、故障のおそれが少なく耐久性に富む
。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示すもので、第１図は斜視図
、第２図は要部の正面図、第３図は周側面図、第４図は
周平面図、第５図は防護柵を中段位置に設定した状態の
要部の側面図である。 １・・・・・・ベッド側枠、２，３・・・・・・第１リ
ンク、４・・・・・・連結板、５，６・・・・・・第２
リンク、７・・・・・・防護柵、７ａ・・・・・・側枠
、８，９・・・・・・掛止金具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ベッド側枠１に上下１対の平行第１リンク２，３が枢着
   され、これらの先端間に連結板４が枢支連結され、更に
   第１リンク２，３の各先端に平行する１対の第２リンク
   ５，６が前記連結板４と共に枢着され、かつこれらの両
   第２リンク５，６の先端が防護柵７の側枠に枢着される
   と共に、前記第１リンク２．３および第２リンク５，６
   をそれぞれ個別に起立せしめた状態に保持しうる排脱自
   在な掛止金具８．９が具備されてなるベッドの防護柵の
   高さ調節装置。