JPS588083A - プリン誘導体の精製方法 - Google Patents

プリン誘導体の精製方法

Info

Publication number
JPS588083A
JPS588083A JP10333081A JP10333081A JPS588083A JP S588083 A JPS588083 A JP S588083A JP 10333081 A JP10333081 A JP 10333081A JP 10333081 A JP10333081 A JP 10333081A JP S588083 A JPS588083 A JP S588083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution
crystallization
water
adenine
purification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10333081A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0254355B2 (ja
Inventor
Yoshiro Nagatsu
長津 芳郎
Toru Shiroshita
城下 亨
Jiro Suzuki
次郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kohjin Holdings Co Ltd
Kojin Co Ltd
Original Assignee
Kohjin Holdings Co Ltd
Kojin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kohjin Holdings Co Ltd, Kojin Co Ltd filed Critical Kohjin Holdings Co Ltd
Priority to JP10333081A priority Critical patent/JPS588083A/ja
Publication of JPS588083A publication Critical patent/JPS588083A/ja
Publication of JPH0254355B2 publication Critical patent/JPH0254355B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプリン誘導体を再結晶法によって精製するに当
り熱溶解液を所定の温度まで静置冷却し。
次いで急激に刺激を与え急速に晶析させることを特徴と
するプリン誘導体の精製方法に関する。
プリン誘導体は一般に醗酵法で得られた核酸類を加水分
解するか、諸々の製造法で合成するがして得られる。近
年合理的な製造法が開発され、現在市販されているプリ
ン誘導体の大部分は合成法によって製造されたものであ
る。ところがプリン誘導体を合成法で得ようとした場合
、精製が非常従来プリン誘導体は一般的に水から再結晶
することによって精製されているが、置換基の1111
類によってはアルコール等からの再結晶法、或いは一旦
塩にして檀製侵中和して遊離塩基を得る方法郷も知られ
ている。また特殊な例としては昇華による方法、*イオ
ン交換樹脂カラムによる方法等が文献に記載されている
・ 合成法によって得られたプリン誘導体を水から再結晶す
る場合、不純物の除去及び脱色の目的で一役的に活性炭
が用いられるが、その量は非常に多くを必要とし、場合
によっては被精製物と同量かそれ以上を使わなくてはな
らない。従って精製ロスが非常に多く、製造上全く不利
である。
筐た反応生成物は通常不純物として螢光物質を含んでい
るが、この除去がまた非常にやっかいである。
本発明者等はかかる背景の下でまずアデニンの精製法に
ついて鋭意検討して米た0特に螢光物質除去法について
種々検討した結果本発明に到達した。
本発明の骨子社アデニンの晶析挙動をたくみに利用する
ことにある。すなわち水から再結晶する場合アデニンは
一般的な有機化合物や無機化合物と異なった晶析挙動を
示し非常に安定な過飽和状態を形成する。また晶析温度
によって無水物或いは8分子の結晶水を持った物で晶析
する。この二つの性質を組合せることによってアデニン
の精製効果を向上させることが出来た。具体的な効果と
しては螢光物質の除去、1色物質の除去、及び精製収率
の向上が挙げられる。
アデニンは沸騰水に約2%溶解するが、この溶解液を攪
拌しながら冷却すると、70℃付近から乳濁し60℃付
近から微小の粉末が析出して来るOそして80℃付近ま
でその量は増加するが、それ以下の温度では外見上変化
は見られない(以後こて静置冷却すると温度が10℃以
下になっても全く結晶は析出しない。この過飽和溶液を
急激に攪拌したり2種晶を添加したりすることによって
刺激を与えると急速に針状晶の結晶が析出して来る(以
後この晶析方法を急晶析と略す)。このようにして得ら
れたアデニンの結晶は徐1析で得られた粉末に比べて白
色度は^くかつ螢光強度は低いものであり、更に精製収
率も向上するO本発明を更に詳しく説明する。アデニン
の合成法としては例えば4.6−ジアミツー2−メルカ
プト−5−二トロンピリミジンを経名方法、W、Tr−
aube、Ann、、88L  64(1904);ア
ト7芝4ミジンrm酸壜から合成する方法、 g、 c
、 Taylor、 etal。
、L Am、 Chem、 Soc、、 82.814
4(1960) :フェニルアゾマロノニトリルを経る
方法、特公昭51−28516号公報2等があるが、こ
れらのいずれ分の粉末を溶解せし″め熱時不浴物を戸去
し、F液に適当量の活性炭を加え1時間程度還流し脱色
を行う。熱時活性炭を炉去しF液を冷却して晶析させア
デニンの結晶を得る。しかし通常この程度の積装手段だ
けでは市場で°要求される着色度、螢光傾度、及び溶状
物の品−一到達したアデニンを得ることは困−離である
・そのため工業−にアデニンを製造しようとした場合、
その精一工程には諸々の工夫がなされている。その手段
の−ちとして良く用いられるのは2段精製方法である。
それは第( ある◇ 本発明の精製方法はどちらかといえば第2段目の精製に
適する。
以下本発明方法を更に詳細に説明する。すなわ加え約1
時間加熱脱色して活性炭をP去する0そのろ液を静置し
外部から水或いは氷水で80℃以下、好ましくは20℃
以下讐で冷却する。その透明液を攪拌するかまたは種晶
を少量添加するかすることによって過飽和状態を破壊し
てやると、白色の針状結晶が急速に析出して来る。充分
熟成を行った後、F栖してアブ二)の結晶を得る。この
結晶は徐冷−で得らnる粉末状の結晶と異なり結晶が大
きく非常にp過性は良好である。過飽和状轢を破壊する
方法は目的を達成さえすればどんな方法でも良いが一般
的には攪拌が揮晶小加が用いられる。得られた針状晶の
結晶は適当な方法で乾燥され白色のアデニンの結晶性粉
末を得る・このようにして得られた急晶析結晶は徐晶析
で得られた結晶より精製収率で5〜10%、白色度で5
〜IO%、螢光強度で50〜60%、良好な品位を持つ
ものであったう この急晶析法をアデニン以外の一般的に水からついて実
施してみたところアデニンの場合とほぼ同様に良好な結
果が得られた。
以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが
1本発明はその主旨を超えない限り、以下の実施例に限
定されるものではない。
尚2回収率及び物性値の分析方法は以下の逼り。
回収率=(精製した結晶(f)/供試結晶(の)×10
0 白色度=波長480国での標準白板に対する比反射率 純 度=0.1N塩酸溶液につき 吸光度分析法による。
標品に対する WI=標品t(岬) W、=サンプル!(η) E、=標品溶液の吸光度 E、=サンプル溶液の吸光度 長418nEll、励起波長840.及び878nmで
分光螢光光度計によって 測定した螢光強度。(標準溶液: 0、IN、 HCI ) 実施例 1 (υ 粗アデニンの調製 フェニルアゾマロノニトリル&、 4 Wl t−アン
モニアを6チ含むホルムアミド84にと共に50tオー
トクレーブに入れ密封後150〜155°Cで8時間加
熱反応させた。反応終了後1hちにアンモニアを放出除
去し冷却2次いでラネーニッケル合金8402から展開
したラネーニッケル触媒と活性炭340tを反応物に添
加して密封し水素ガスを801封入して180〜185
°Cで接触還元を行った。改元が終了したら次いで反応
OA度を150〜l 55 ”Cに上げ4時間加熱した
。反応物をオートクレーブから取り出し余剰のホルムア
ミドを減熱時触媒及び活性炭等の不溶物を戸遇して除き
p液に活性炭800tを加え1時間加熱還流し、活性炭
を濾過・除去し、冷却した。析出し九結晶を炉取し乾燥
して粗アデニン2.lKfを得た。
粗アデニンの物性値は以下の通りであった。
48%       258 189 ■)晶 析 粗アデニン20t、水1100mg、活性炭2t(10
重量%対アデニン)を1時間還流し、その後、活性炭を
熱時に濾過し、P液を2等分した。
その一方を攪拌しながら、液温か10℃になる迄冷却し
、その温度で攪拌しながら4時間晶析させた。(以後、
この方法を徐晶析と呼ぶ)そして、残る一方は静置した
まま冷却し、液温が10℃に達した時点で急激に攪拌を
始めて、その温度で攪拌しながら4時間晶析させた。(
以後燥した。以下に回収率及び物性値を示す。
徐晶析 76.8チ  81.8  99.6慢  9
81 67−5急晶析 83.8%  88.4  9
9.2チ  871 20.5実施例 2 晶析温度を20℃で行い、そq他は実施例1に準じた。
徐晶析 69.2.%   82.Q98.9慢、 9
6.0 68.6急晶析 75.7チ  87.8  
99.24  84.7 18.2実施例 3 晶析温度を80℃で行い、その他は実施例1に準じた。
急晶析 66.2壬  90.7 99.5%  26
.5 11.8実施例 4 粗アデニン202.水20oWtlを加え、20%苛性
ソーダでpH12,5に調製した。室温で80分間かき
まぜてアデニンを完全に溶解させ、不溶物を濾過除去し
た□p液を49%硫酸で中和し、pH6,5〜7に調製
し、水900−を追加して1時間還流した。その均−液
を三等分し、一方を10℃で4時間冷却し、徐晶析させ
、残る一方を10℃で4時間冷却し、急晶析させた。得
られたそれぞれの結晶は70℃で20時間乾燥した。以
下に回収率及び物性値を示す。
急晶析 80.6%  86.6  98.(1釜 2
2.1 1’7.6実施例 5 粗アデニン20?、水20〇−加え、20チ苛性ソーダ
でpH12,5に調製した。室温で80分間かきまぜて
アデニンを完全に溶解させ、不溶物を濾過除去した。炉
液を49チ硫醒で中和し、−6゜5〜7に調製し、水9
00m、活性炭2f(10重量一対アデニン)を加えて
1時間還流した。その後、活性炭を熱時に濾過し、P液
を三等分した。
一方を10℃で4時間冷却し、徐晶析させ残る一方を1
0℃で冷却し急晶析させた。得らnたそれぞれの結晶は
70°Cで2,0時間乾燥した。以下に回収率及び物性
値を示す。
徐晶析 74.9%  60.0 98.7Ls80.
5 55.5急晶析 77.0%  78.4 98.
6悌 2g、5 15.8実施例 6 2−7エニルアゾシアノアセトアミドを、アンモニアを
7%含むホルムアミド中2ネーニッケル     □存
在下オートクレーブ中水素(初圧80KvM)加圧下1
50〜158℃で8時間反応して合成したヒホキサンチ
ンを用い、実施例1の粗アデニンの調製と同様な処理を
行い粗ヒポキサンチンを調製した〇 水1500+dK上記粗ヒポキサ/チン209及び活性
炭2tを加え1時間加熱還流し熱時活性炭を除いた液に
ついて実施例1と同様に徐晶析と急晶析を行った0得ら
れたそれぞれの結晶は70℃で20時間乾燥した。回収
率及び物性値は表IK示した。
実施例 7 2−シアノ−2−(フェニルアゾ)アセチルウレアとギ
酸アミドをラネーニッケル存在下オートクレーブ中水素
初t=sohり下150〜155℃に加熱反応して合成
したキサンチ/を用い、実施例1の徂アデニンのA製と
同様な処理を行い粗キサンチンを、ll!I製した。水
281に上記粗キサンチン20f及び活性炭2tを加え
1時間加熱還流し熱時活性炭を除いた液について実施例
1と同様に徐晶析と急晶析を行った。得られたそれぞれ
の結晶は70℃で20時間乾燥した。回収率及び物性値
は表1に示した。
実施例 8 市販s!:薬のテオプロミン2(lK水8000+dを
加えて加熱して溶解した液について実施例1と同様に徐
晶析と急晶析を行った◇得られたそれぞれの結晶は70
℃で20時間乾燥した。回収率及び物性+i[は表1に
示し九□ 実施例 9 市販試薬のテオフィリン20 tK水600m/ヲ加え
た以外は実施例8と同様に処理し、結果は表1に示した
表1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  プリン誘導体を再結晶法によって精製するに
    当り、熱溶解液を所定の温度まで静置冷却し1次いで急
    激に刺激を与え急速に晶析させることを特徴とするプリ
    ン誘導体の精製方法。 @) プリン誘導体がアデニン、ヒボキサンチン。 キサンチン及びそれらの誘導体である特許請求の範囲l
    の精製方法。 (8)晶析を開始させる温度が80℃以下である特許請
    求の範囲1の精製方法。 (4)溶解溶媒が水である特許請求の範囲1の精製方法
JP10333081A 1981-07-03 1981-07-03 プリン誘導体の精製方法 Granted JPS588083A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10333081A JPS588083A (ja) 1981-07-03 1981-07-03 プリン誘導体の精製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10333081A JPS588083A (ja) 1981-07-03 1981-07-03 プリン誘導体の精製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS588083A true JPS588083A (ja) 1983-01-18
JPH0254355B2 JPH0254355B2 (ja) 1990-11-21

Family

ID=14351151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10333081A Granted JPS588083A (ja) 1981-07-03 1981-07-03 プリン誘導体の精製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS588083A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0254355B2 (ja) 1990-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4298212B2 (ja) 塩酸エピナスチン高融点型結晶の製造法
JPS6245576A (ja) 安定化トラセミドを含有する利尿剤
JPH0331258A (ja) トリプトファンの精製方法
EP0304941B1 (en) Pharmaceutically useful polymorphic modification of buspirone
NO312193B1 (no) Fremgangsmåte for fremstilling av optisk vesentlig rene enantiomerer av et pyridazinonderivat, fremgangsmåte for denoptiske opplösningen av et pyridazinonderovat, krystallinskpolymorf form av et pyridazinonderivat og en fremgangsmåte foroppnå
JPS588083A (ja) プリン誘導体の精製方法
JP4208976B2 (ja) d4 T多形フォームI方法
JP2016175938A (ja) エピルビシン塩酸塩の結晶化
JPH04500819A (ja) 有機化合物の、または関連する改善
CA2604818C (en) Method for producing alpha form crystals of sapropterin hydrochloride
JP4892821B2 (ja) エパルレスタット製造法
KR20160123379A (ko) 결정성 3'',5''-사이클릭 디구아닐산
US2090429A (en) Lysergic acid hydkazide and a
JP4514017B2 (ja) 塩酸エピナスチンの製造方法
CN111574576B (zh) 一种地夸磷索钠的精制方法
CN112724081B (zh) 一种异烟肼的制备方法
US631760A (en) Alkylized xanthin and process of making same.
JPS62167781A (ja) イソキノリン誘導体およびその製造法
US667381A (en) Xanthin homologue and process of making same.
US607028A (en) Emil fischer
US617985A (en) Emil fischer
US782154A (en) Preparation of theophyllin.
US631759A (en) Alkyl-xanthin and process of making same.
US654120A (en) Alkyloxychloropurin and method of preparing same.
JPH0798802B2 (ja) 光学活性インドリン―2―カルボン酸の製造法