JPS587932B2 - ガスサンプリング装置のランスの非常退避装置 - Google Patents

ガスサンプリング装置のランスの非常退避装置

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Publication number
JPS587932B2
JPS587932B2 JP54101973A JP10197379A JPS587932B2 JP S587932 B2 JPS587932 B2 JP S587932B2 JP 54101973 A JP54101973 A JP 54101973A JP 10197379 A JP10197379 A JP 10197379A JP S587932 B2 JPS587932 B2 JP S587932B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lance
temperature
emergency evacuation
furnace
gas sampling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54101973A
Other languages
English (en)
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JPS5626240A (en
Inventor
安坂敏雄
河本雅之
田中周
那須敏幸
妹尾義和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP54101973A priority Critical patent/JPS587932B2/ja
Publication of JPS5626240A publication Critical patent/JPS5626240A/ja
Publication of JPS587932B2 publication Critical patent/JPS587932B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガスサンプリング装置のランスの非常退避装
置に関し、特にランスの冷却器に供給される冷却媒体の
導入側温度と排出側温度との温度差によりランスの非常
退避信号を得て、ランスを炉内から自動的に抜出すよう
にし、不必要なランスの退避動作の防止、退避作業の確
実性及び安全性の向上が図れるようにしたものである。
高炉内のガス等の試料を採取するためのガスサンプリン
グ装置のランスは、炉内に挿入されて用いられる。
しかしながら、炉内の温度は所定のランス設計許容温度
以下に常にあるとは限らず、この設計許容温度を超えて
異常に上昇することがある。
このような異常温度上昇は長尺なランスに変形を生じさ
せ易いばかりでなく、極端な温度上昇においてはランス
の溶損を生じさせかねないのである。
このため、従来では、炉内のランス部分に温度検出用の
熱電対を設け、この熱電対からの温度信号が予じめ設定
された値を超えた場合に、ランスの退避を生ぜしめる方
法を採っていた。
このような熱電対が示す温度はランスに生じた温度変化
を表わすというよりも、炉内温度変化をより忠実に反映
した値である。
従って、ランスに後退を生ぜしめねばならないほどのラ
ンスの温度上昇に至らない程度の、炉内温度の比較的に
短時間の異常温度上昇であっても、上述の非常退避方法
ではランスの退避を生じさせてしまっていた。
このような退避制御であるからして、ランスは比較的に
頻繁な退避を生ぜしめられる。
従って、サンプリング装置の安定したサンプリングをな
し得ない結果となっていた。
特に、炉内からランスを退避すべく抜出す場合は、ラン
スを損傷しないように迅速且つ確実に行なう必要がある
と共に、その作業環境は高温度域であるため安全性が要
求されるものであった。
そこで、本発明は上記実情に着目して案出されるに至っ
たものである。
本発明の目的は、不必要なランスの退避動作を防止する
ことができると共に、退避すべきときにはランスを自動
的に退避させることができ、退避作業の迅速確実化及び
安全性の向上が図れるガスサンプリング装置のランスの
非常退避装置を提供するにある。
以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて詳述
する。
図において、1は高炉等の炉体2を貫通して炉内に挿入
及び抜出し自在に設けられたガスサンプリング装置のラ
ンスである。
この炉内試料採取用のランス1は棒状をなし、その表面
部にはランス自体を冷却するための冷却器3が設けられ
、この冷却器3には冷却媒体たる冷却水を導入するため
の導入管4と導入された冷却水を排出するための排出管
5とが接続されている。
そして、冷却器3の給排系にはその導入側と排出側との
冷却水の温度差を検出してこの温度差が予じめ設定され
た設定値を超えるときに非常退避信号を発する非常退避
信号発信手段6が設けられている。
この非常退避信号発信手段6は、上記導入管4及び排出
管5にそれぞれ設けられた温度検知器7,8と、この両
温度検知器7,8からの両温度信号の差を求めて、その
差を予じめ設定されている設定値と比較演算し、差が設
定値を超えているときに非常退避信号を発信するコント
ローラ9とから構成されている。
一方、先端部に試料の採取口等(図示省略)を有する上
記ランス1の基端部は、該ランス1の挿入及び抜出を行
う駆動手段としての油圧シリンダ10のピストンロツド
11に連結されている。
即ち、油圧シリンダ10のピストンロツド11が伸びる
と、ランス1が炉内に挿入され、縮むとランス1が炉内
から抜出されるようになっている。
そして、上記油圧シリンダ10の作動油配管には、ピス
トンロッド11の伸縮作動を切換えるための電磁切換弁
12が設けられている。
この電磁切換弁12は、ピストンロツド11を伸び作動
させるベく圧力油を給排する第1スプール部■と、ピス
トンロソド11を停止させるべく圧力油を遮断する第2
スプール部■と、ピストンロッド11を縮み作動させる
べく圧力油を給排する第3スプール部■とを有し、通常
時には第2スプール部■に位置されており、一端部には
第2スプール部■から第1スプール部■に切換えるため
のランス挿入用入力端子13が、他端部には第2スプー
ル部■がら第3スプール部■に切換えるためのランス抜
出用入力端子14が設げられている。
そして、このランス抜出用入力端子14には上記コント
ローラ9の出力端が接続されており、コントローラ9が
らの非常退避信号を入力して第3スプール■に切換える
ように構成されている。
即ち、電磁切換弁12は、駆動手段たる油圧シリンダ1
0をランス1が炉内から抜出される方向へ駆動させるた
めの切換操作部を構成している。
なお、15は圧力油供給源であり、16は戻り油タンク
である。
次に上記実施例の作用を述べる。
炉内温度が定常状態にあって、ランス1はランス挿入用
入力端子13へ供給された制御入力によって電磁切換弁
12を切換えることによって前進され、そして炉内の所
定の位置に挿入されているものとする。
今、炉内温度が異常に上昇し、ランス1の昇温を生じさ
せつつあるものとする。
このランス1の昇温によって、ランス1を冷却すべくラ
ンス中に流れている冷却水が加温されて排出管5へ流出
する。
このようにして昇温されて排出管5内を流れる冷却水の
温度が温度検知器8によって検出される一方、導入管4
を経て流入する冷却水の温度も温度検知器7によって検
出される。
両検知器7,8からの電気的な温度信号値の差が予じめ
設定されている設定値を超えているか否かがコントロー
ラ9で比較演算される。
そして、上記の差が設定値を超えている場合には、コン
トローラ9から非常退避信号が発せられてこの信号によ
って電磁切換弁12が第3スプール部■に位置されるよ
うに切換えられる。
従って、油圧シリンダ10のピストンロツド11は図面
に関して左方へ移動し、ランス1の退避乃至抜出を生じ
させる。
このようなランス1の退避は上述の温度信号値の差が設
定値を超えるのに十分な時間の間の炉内温度の上昇が生
じている場合に生ぜしめられる。
従って、炉内温度の上昇が瞬間的であったり、極めて短
かい時間内である場合には、ランスの熱容量が比較的に
大きく、従ってランスを許容し得ない温度換言すればラ
ンスに真の後退を生ぜしめねばならない温度までにはラ
ンス自体の昇温を生じさせない。
それ故、上述の如き瞬間的な乃至極めて短時間内の昇温
かあっても、従来用いられている、この種昇温に敏感に
応答する熱電対の場合の如き頻繁なランス退避動作を生
ぜしめられることはなくなる。
従って、ガスサンプリング装置に安定したサンプリング
動作を確立し得る。
なお、上記実施例ではランス1の抜出駆動手段として油
圧シリンダ10を用いたが、空圧シリンダあるいは電動
機により駆動されるねじジャッキ等であってもよく、ま
た、駆動手段が電動式であるならば切換操作手段として
切換スイッチを用いればよい。
以上要するに本発明によれば次の如き優れた効果を発揮
する。
(1)ランスの冷却器に供給される冷却媒体の導入側温
度と排出側温度との温度差によりランスを退避させるた
めの非常退避信号を得るようにしたので、ランスを真に
退避させなければならないときを冷却媒体から検知する
ことができ、従来のような不必要なランスの退避動作の
発生を防止することができ、もって安定したサンプリン
グを行なうことができる。
(2)上記非常退避信号によりランスを自動機械的に退
避することができ、このため退避作業の迅速、確実化を
達成することができると共に、高温度域での人為的作業
が不要化され安全性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示す概略的構成図である。 図中、1はランス、3は冷却器、6は非常退避信号発信
手段、10は駆動手段としての油圧シリンダ、12は切
換操作部としての電磁切換弁である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 その表面部に冷却媒体を循環させる冷却器を有し、
    炉内に挿入及び抜出自在に設けられた炉内の試料採取用
    ランスと、該ランスの挿入、抜出を行なう駆動手段と、
    上記冷却器の冷却媒体導入側と排出側との冷却媒体の温
    度差を検出し、その温度差が予じめ設定された設定値を
    超えるときに非常退避信号を発する非常退避信号発信手
    段と、該非常退避信号を入力して上記駆動手段をランス
    が炉内から抜出される方向へ駆動させる切換操作部とを
    備えたことを特徴とするガスサンプリング装置のランス
    の非常退避装置。
JP54101973A 1979-08-10 1979-08-10 ガスサンプリング装置のランスの非常退避装置 Expired JPS587932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54101973A JPS587932B2 (ja) 1979-08-10 1979-08-10 ガスサンプリング装置のランスの非常退避装置

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JP54101973A JPS587932B2 (ja) 1979-08-10 1979-08-10 ガスサンプリング装置のランスの非常退避装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5626240A JPS5626240A (en) 1981-03-13
JPS587932B2 true JPS587932B2 (ja) 1983-02-14

Family

ID=14314802

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JP54101973A Expired JPS587932B2 (ja) 1979-08-10 1979-08-10 ガスサンプリング装置のランスの非常退避装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020510212A (ja) * 2017-03-17 2020-04-02 タタ、スティール、ネダーランド、テクノロジー、ベスローテン、フェンノートシャップTata Steel Nederland Technology Bv ガス分析システムのためのランス

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327030U (ja) * 1976-08-13 1978-03-08

Patent Citations (1)

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JPS5327030U (ja) * 1976-08-13 1978-03-08

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