JPS5876146A - 「あ」過脱塩システム - Google Patents
「あ」過脱塩システムInfo
- Publication number
- JPS5876146A JPS5876146A JP56172741A JP17274181A JPS5876146A JP S5876146 A JPS5876146 A JP S5876146A JP 56172741 A JP56172741 A JP 56172741A JP 17274181 A JP17274181 A JP 17274181A JP S5876146 A JPS5876146 A JP S5876146A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exchange resin
- ion exchange
- desalting vessel
- powdery
- desalting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、復水の浄化システムに関するものである。
原子力発電所のうち沸騰水型の炉を持つプラントにおい
ては、タービンを駆動し、復水器によシ回収された復水
け、強酸性陽イオン交換樹脂1強塩基性陰イオン交換樹
脂を粉砕して粉末状とし。
ては、タービンを駆動し、復水器によシ回収された復水
け、強酸性陽イオン交換樹脂1強塩基性陰イオン交換樹
脂を粉砕して粉末状とし。
これをプリコートした濾過脱塩器と通常の球形の強酸性
及び強塩基性の粒状イオン交換樹脂を温床で用いた脱塩
器とをシリーズにして浄化し、原子炉へ給水している。
及び強塩基性の粒状イオン交換樹脂を温床で用いた脱塩
器とをシリーズにして浄化し、原子炉へ給水している。
腹水中の不純物としては、陽イオンとしては復水コンデ
ンサー管の海水リークによるNa”、材料の腐食による
FeυtMn2”+Ni2+、Cr2+、陰イオンとし
ては、炭酸根、ケイ酸イオン、塩素イオンなどが1〜1
0ppb(parts per billion )程
度含まれている。さらにクラッドと呼ばれる酸化鉄を主
成分とする微粒子(粒径3μm程度)が10〜1oop
pb含捷れており、濾過脱塩器に2いては、プリコート
層の厚みが数關と薄いこともあって、イオンに対する除
去よりもクラッドの除去を生体として行なっている。
ンサー管の海水リークによるNa”、材料の腐食による
FeυtMn2”+Ni2+、Cr2+、陰イオンとし
ては、炭酸根、ケイ酸イオン、塩素イオンなどが1〜1
0ppb(parts per billion )程
度含まれている。さらにクラッドと呼ばれる酸化鉄を主
成分とする微粒子(粒径3μm程度)が10〜1oop
pb含捷れており、濾過脱塩器に2いては、プリコート
層の厚みが数關と薄いこともあって、イオンに対する除
去よりもクラッドの除去を生体として行なっている。
現在、濾過脱塩器にプリコートされている樹脂の寿命は
、樹脂にクラッドが付着するために樹脂層が目づまりを
起し、濾過層の圧力損失が増大し。
、樹脂にクラッドが付着するために樹脂層が目づまりを
起し、濾過層の圧力損失が増大し。
所定の値に達するため逆洗しはらいおとしている。
この時、樹脂の使用されたイオン交換容量は全体の1割
〜2割程度であ゛す、イオン交換基の利用率は極めて悪
い。
〜2割程度であ゛す、イオン交換基の利用率は極めて悪
い。
クラッドjd前述した如く、腐食により生成した酸化鉄
微粒子であるが、その中に放射性物質(Co” 、Mn
”など)を含ひため、クラッド自体も放射能を持つ。そ
のため、クラッドを吸着除去した粉末状樹脂も放射能を
持ち、放射性廃棄物として処理処分しなければならない
。イオン交換性能は残留し、また、濾過脱塩器と脱塩器
を′シリーズに用いているのであるから、濾過脱塩器に
おいてはクラッドを主体として除去し、その除去性能(
率、および量)を向上することができれば。
微粒子であるが、その中に放射性物質(Co” 、Mn
”など)を含ひため、クラッド自体も放射能を持つ。そ
のため、クラッドを吸着除去した粉末状樹脂も放射能を
持ち、放射性廃棄物として処理処分しなければならない
。イオン交換性能は残留し、また、濾過脱塩器と脱塩器
を′シリーズに用いているのであるから、濾過脱塩器に
おいてはクラッドを主体として除去し、その除去性能(
率、および量)を向上することができれば。
炉の浄化性能の向上、放射性廃棄物量の削減に寄与でき
るものと考えられる。
るものと考えられる。
現在、濾過脱塩器に用いられている粉末状樹脂は、原子
炉復水の浄化に使用実績のある強酸性及び強塩基性のイ
オン交換樹脂を用いている。強酸性の陽イオン交換樹脂
は、その交換基としてスルフォン酸基を持っている。1
.、そのため、中性塩(例えばNaC1)の分解は可能
であるが、交換容量は弱酸性の陽イオン交換樹脂に比べ
て少ない。また弱酸性の陽イオン交換樹脂の交換基は通
常カルボン酸基が用いられているが、これはFe2+等
の゛重金属イオンとキレートを形成し、その保持容量は
極めて大きい。また重金属イオンは通常2価又は3価の
イオンとして存在するため、カルボン酸等の弱いイオン
交換基によってもイオン交換反応が可能である。
炉復水の浄化に使用実績のある強酸性及び強塩基性のイ
オン交換樹脂を用いている。強酸性の陽イオン交換樹脂
は、その交換基としてスルフォン酸基を持っている。1
.、そのため、中性塩(例えばNaC1)の分解は可能
であるが、交換容量は弱酸性の陽イオン交換樹脂に比べ
て少ない。また弱酸性の陽イオン交換樹脂の交換基は通
常カルボン酸基が用いられているが、これはFe2+等
の゛重金属イオンとキレートを形成し、その保持容量は
極めて大きい。また重金属イオンは通常2価又は3価の
イオンとして存在するため、カルボン酸等の弱いイオン
交換基によってもイオン交換反応が可能である。
第1図に沸騰水型原子力発電の浄化システムを示す。原
子炉1で発生した蒸気はタービン2を駆動し、復水器3
にて復水として回収する。復水は、濾過脱塩器4、脱塩
器5にて処理し、原子炉1へと給水される。沖過脱塩器
4に弱酸性の粉末状陽イオン交換樹脂を用いた場合の効
果について述べる。平均粒径30μmのカルボン酸基ラ
イオン交換基とする粉末状の陽イオン交換樹脂と強塩基
性の陰イオン交換樹脂を1対1で混合し、p退部にプリ
コートし、1水処理を行なった。この時の沖退部の圧力
上昇カーブを第2図中の曲線Aにて示す。第2図には比
較のため、平均粒径30μmのスルホン酸基をイオン交
換基とする粉末状陽イオン交換樹脂を前述の弱酸性陽イ
オン交換樹脂のかわりに用いた場合の圧力上昇カーブB
も併示した。
子炉1で発生した蒸気はタービン2を駆動し、復水器3
にて復水として回収する。復水は、濾過脱塩器4、脱塩
器5にて処理し、原子炉1へと給水される。沖過脱塩器
4に弱酸性の粉末状陽イオン交換樹脂を用いた場合の効
果について述べる。平均粒径30μmのカルボン酸基ラ
イオン交換基とする粉末状の陽イオン交換樹脂と強塩基
性の陰イオン交換樹脂を1対1で混合し、p退部にプリ
コートし、1水処理を行なった。この時の沖退部の圧力
上昇カーブを第2図中の曲線Aにて示す。第2図には比
較のため、平均粒径30μmのスルホン酸基をイオン交
換基とする粉末状陽イオン交換樹脂を前述の弱酸性陽イ
オン交換樹脂のかわりに用いた場合の圧力上昇カーブB
も併示した。
弱酸性陽イオン交換樹脂を用いた場合には、クラッド付
着容量が強酸性陽イオン交換樹脂より1.5倍以上大き
いため、p退部の差圧力上昇カーブの上がり方がおそく
、その割合だけクラッド捕捉量が多く、放射性廃棄物量
が低減される。
着容量が強酸性陽イオン交換樹脂より1.5倍以上大き
いため、p退部の差圧力上昇カーブの上がり方がおそく
、その割合だけクラッド捕捉量が多く、放射性廃棄物量
が低減される。
弱酸性の陽イオン交換樹脂は加水分解を受けやすいと言
われているが、濾過脱塩器に使用した場合は、その寿命
は10日〜20日程度であり、また後方に脱塩器がちる
ので、これは実際の使用上は問題とならない。
われているが、濾過脱塩器に使用した場合は、その寿命
は10日〜20日程度であり、また後方に脱塩器がちる
ので、これは実際の使用上は問題とならない。
さらに、キレート樹脂のイオン交換基もイミドジカルボ
ン酸基等であるので陽イオン交換樹脂として、便用が可
能と考えられる。
ン酸基等であるので陽イオン交換樹脂として、便用が可
能と考えられる。
陰イオン交換#脂としても弱塩基性の陰イオン交換樹脂
の使用が可能であるが、樹脂の物理・化学的強度及び、
塩素イオンの除去性能を考慮すれば1強塩基性樹脂の使
用が望ましい。
の使用が可能であるが、樹脂の物理・化学的強度及び、
塩素イオンの除去性能を考慮すれば1強塩基性樹脂の使
用が望ましい。
以上本発明の川<、濾過脱塩器に用いる粉状イオン交換
樹脂に弱酸性の陽イオン交換樹脂を用いることにより、
クララ4ド捕捉性能を向上させ、放射性廃棄物量を削減
可能となった。
樹脂に弱酸性の陽イオン交換樹脂を用いることにより、
クララ4ド捕捉性能を向上させ、放射性廃棄物量を削減
可能となった。
第1図はBWR型原子炉の浄化系統図、第2図は沖過脱
塩器の圧力損失上昇カーブを示す図であ第2図 日収 蓼1頁の続き 0発 明・者 久保田昌治 日立市幸町3丁目1番1号株式 %式% 東京都千代田区丸の内−丁目5 番1号株式会社日立製作所内 0発 明 者 沼崎誠− 日立市幸町3丁目1番1号株式 %式%
塩器の圧力損失上昇カーブを示す図であ第2図 日収 蓼1頁の続き 0発 明・者 久保田昌治 日立市幸町3丁目1番1号株式 %式% 東京都千代田区丸の内−丁目5 番1号株式会社日立製作所内 0発 明 者 沼崎誠− 日立市幸町3丁目1番1号株式 %式%
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、′a末状状イオン交換樹脂用いる濾過脱塩器と粒状
イオン交換樹脂を用いる脱塩器を組み合せて使用する濾
過脱塩システムにおいて、使用粉末状イオン交換樹脂中
の陽イオン交換樹脂として弱酸性の陽イオン交換樹脂を
用いる濾過脱塩システム。 2、上記第1項記載のシステムにおいて、弱酸性の陽イ
オン交換樹脂の官能基がカルボン酸基である濾過脱塩シ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56172741A JPS5876146A (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | 「あ」過脱塩システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56172741A JPS5876146A (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | 「あ」過脱塩システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5876146A true JPS5876146A (ja) | 1983-05-09 |
JPH0447280B2 JPH0447280B2 (ja) | 1992-08-03 |
Family
ID=15947450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56172741A Granted JPS5876146A (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | 「あ」過脱塩システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5876146A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62232598A (ja) * | 1986-04-02 | 1987-10-13 | オルガノ株式会社 | 放射性物質を含む水の処理方法 |
JPS6345595A (ja) * | 1985-07-10 | 1988-02-26 | 株式会社日立製作所 | 原子炉冷却水の浄化方法と浄化装置及びそれに使用されるイオン交換樹脂組成物 |
US4880595A (en) * | 1985-07-10 | 1989-11-14 | Hitachi, Ltd. | Process and apparatus for cleaning nuclear reactor cooling water |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54118990A (en) * | 1978-03-08 | 1979-09-14 | Hitachi Ltd | Regeneration method of desalting type filter for atomic reactor condensate clarification system |
JPS5551478A (en) * | 1978-10-09 | 1980-04-15 | Japan Organo Co Ltd | Treating nuclear power plant utility water or waste water by using ion exchange fiber |
JPS5642977A (en) * | 1979-09-17 | 1981-04-21 | Hitachi Cable | Connecting crosslinkeddpolyethylene insulating cable |
-
1981
- 1981-10-30 JP JP56172741A patent/JPS5876146A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54118990A (en) * | 1978-03-08 | 1979-09-14 | Hitachi Ltd | Regeneration method of desalting type filter for atomic reactor condensate clarification system |
JPS5551478A (en) * | 1978-10-09 | 1980-04-15 | Japan Organo Co Ltd | Treating nuclear power plant utility water or waste water by using ion exchange fiber |
JPS5642977A (en) * | 1979-09-17 | 1981-04-21 | Hitachi Cable | Connecting crosslinkeddpolyethylene insulating cable |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6345595A (ja) * | 1985-07-10 | 1988-02-26 | 株式会社日立製作所 | 原子炉冷却水の浄化方法と浄化装置及びそれに使用されるイオン交換樹脂組成物 |
US4880595A (en) * | 1985-07-10 | 1989-11-14 | Hitachi, Ltd. | Process and apparatus for cleaning nuclear reactor cooling water |
JPS62232598A (ja) * | 1986-04-02 | 1987-10-13 | オルガノ株式会社 | 放射性物質を含む水の処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0447280B2 (ja) | 1992-08-03 |
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