JPS5875708A - 銅箔糸線 - Google Patents
銅箔糸線Info
- Publication number
- JPS5875708A JPS5875708A JP17547281A JP17547281A JPS5875708A JP S5875708 A JPS5875708 A JP S5875708A JP 17547281 A JP17547281 A JP 17547281A JP 17547281 A JP17547281 A JP 17547281A JP S5875708 A JPS5875708 A JP S5875708A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper foil
- thread
- wire
- wax
- benzotriazole
- Prior art date
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- Granted
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- Insulated Conductors (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスピーカの引出線などとして利用される銅箔糸
線に関するものである。
線に関するものである。
従来における銅箔糸線としては、第1図に示すように綿
糸を芯糸1として、この芯糸1に銅箔2を巻付けたもの
を複数本編組したり撚合せたりして構成されていた。
糸を芯糸1として、この芯糸1に銅箔2を巻付けたもの
を複数本編組したり撚合せたりして構成されていた。
この構成によるものは、特に温泉地域や工場地域などの
硫黄ガスに弱く腐蝕断線原因となっていた。
硫黄ガスに弱く腐蝕断線原因となっていた。
このようなことからシリコーンワニスやロジンワニスを
含浸したり、スズメッキ鋼箔を用いたものが開発されて
いるが、シリコーンワニスやロジンワニスを含浸したも
のでは硫黄ガスに対する耐蝕性を十分高めることができ
ず、スズメッキ銅箔を用いたものはスズメッキが酸化さ
れやすく、この酸化物により半田付性が悪く、量産性に
も乏しいといった欠点があり、た。
含浸したり、スズメッキ鋼箔を用いたものが開発されて
いるが、シリコーンワニスやロジンワニスを含浸したも
のでは硫黄ガスに対する耐蝕性を十分高めることができ
ず、スズメッキ銅箔を用いたものはスズメッキが酸化さ
れやすく、この酸化物により半田付性が悪く、量産性に
も乏しいといった欠点があり、た。
また、近年スピーカの高入力化によって銅箔糸線の断線
問題が発生してきているが、こ゛れはスピーカの駆動時
に銅箔糸線の芯糸1どうしが屈曲したり、こすり合った
りして強度が劣化することによるものである。
問題が発生してきているが、こ゛れはスピーカの駆動時
に銅箔糸線の芯糸1どうしが屈曲したり、こすり合った
りして強度が劣化することによるものである。
上述のスズメッキ銅箔を利用するものは耐屈曲性に弱く
、シリコーンワニス含浸のものも十分な耐屈曲性を有す
るものとはいえないものであった。
、シリコーンワニス含浸のものも十分な耐屈曲性を有す
るものとはいえないものであった。
本発明は以上のような従来の欠点を除去するものであり
、耐蝕性、耐屈曲性に優れた銅箔糸線を提供することを
目的としたものである。
、耐蝕性、耐屈曲性に優れた銅箔糸線を提供することを
目的としたものである。
上記目的を達成するために本発明は、ベンゾトリアゾー
ルを含む石油重質部分より得られるワックスを施したこ
とを特徴とするものである。
ルを含む石油重質部分より得られるワックスを施したこ
とを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例を図面第2図により説明する。
3は綿糸よりなる芯糸4の外周に銅箔6を巻付けて構成
した単線で、この単線3は複数本編組したり、撚合せた
りして銅箔糸線素体6とし、その表面にベンゾトリアゾ
ールを添加した融点76〜86℃の石油重質部分より得
られるワックス7を施して銅箔糸線が構成されている。
した単線で、この単線3は複数本編組したり、撚合せた
りして銅箔糸線素体6とし、その表面にベンゾトリアゾ
ールを添加した融点76〜86℃の石油重質部分より得
られるワックス7を施して銅箔糸線が構成されている。
このワックス7は120〜15C1:の温度で融解させ
たものにベンゾトリアゾールの粉体を0.06〜10
wt%、望ましくは2〜awtチ添加し、十分に均一混
合させたものに銅箔糸線素体6を浸漬して施される。ワ
ックス7単独では接着効果によって銅箔糸線自体の強度
を向上させることができるが、銅箔6の酸化変質の触媒
作用による経時変化を防止することができない。このた
めベンゾトリアゾールを添加するのであるが、このベン
ゾトリアゾール自体各種金属の表面に安定な重合錯体皮
膜を形成し、銅箔5を各種腐蝕環境から遮断する効果を
有し、銅や銅合金には非常に有効で、合成樹脂を初めと
するワックスなどの変質防IE剤として非常に優れた効
果を有する。
たものにベンゾトリアゾールの粉体を0.06〜10
wt%、望ましくは2〜awtチ添加し、十分に均一混
合させたものに銅箔糸線素体6を浸漬して施される。ワ
ックス7単独では接着効果によって銅箔糸線自体の強度
を向上させることができるが、銅箔6の酸化変質の触媒
作用による経時変化を防止することができない。このた
めベンゾトリアゾールを添加するのであるが、このベン
ゾトリアゾール自体各種金属の表面に安定な重合錯体皮
膜を形成し、銅箔5を各種腐蝕環境から遮断する効果を
有し、銅や銅合金には非常に有効で、合成樹脂を初めと
するワックスなどの変質防IE剤として非常に優れた効
果を有する。
銅箔糸線の半田付性は、ワックス7自体の融点が比較的
低りので特に問題はなく良好な半田付性を示す。
低りので特に問題はなく良好な半田付性を示す。
次に従来の銅箔糸線と、本発明の銅箔糸線の各種特性の
比較を示す。なお、本発明はワックス7としてMobi
lwax Cerese (商品名−東水産業株式会社
製)を用い、ベンゾトリアゾールとしてはC6H4N2
− NIHの化学式で示され白色針状結晶の微粉末テV
ERZONE Crystal ” 120 (商品名
−大和化成株式会社製)を3wt%添加し、膜厚として
6μのものを形成した銅箔糸線を用いた。
比較を示す。なお、本発明はワックス7としてMobi
lwax Cerese (商品名−東水産業株式会社
製)を用い、ベンゾトリアゾールとしてはC6H4N2
− NIHの化学式で示され白色針状結晶の微粉末テV
ERZONE Crystal ” 120 (商品名
−大和化成株式会社製)を3wt%添加し、膜厚として
6μのものを形成した銅箔糸線を用いた。
断線にいたる葦での回数をみた。試料は5個でその平均
値を下表1に示す。
値を下表1に示す。
表1
〔耐参性〕
硫黄ガスを飽和したデシケータ内での耐蝕性をみた。そ
の腐蝕進度を顕微鏡により確認した結果を下表2に示す
。
の腐蝕進度を顕微鏡により確認した結果を下表2に示す
。
表2
〔腐蝕性〕
多硫化ソーダ中に銅箔糸線を浸漬し引張強度の劣化率を
測定し腐蝕性の評価を行った。多硫化ソーダは5%濃度
の溶液を用いた。その結果を下表3に示す。
測定し腐蝕性の評価を行った。多硫化ソーダは5%濃度
の溶液を用いた。その結果を下表3に示す。
表3
以上のように本発明の銅箔糸線は構成されるため、耐蝕
性、耐腐蝕性などにおいて著しく優れたものとでき温泉
地域や工場地域などの硫黄ガスに対しても十分に耐え、
半田付性も良好で、大入力印加用のスピーカに用いても
十分な耐屈曲性を有し、その製造も容易でコスト面でも
さほど不利になることはないなどの効果をゝもち、工業
的価値の大なるものである。
性、耐腐蝕性などにおいて著しく優れたものとでき温泉
地域や工場地域などの硫黄ガスに対しても十分に耐え、
半田付性も良好で、大入力印加用のスピーカに用いても
十分な耐屈曲性を有し、その製造も容易でコスト面でも
さほど不利になることはないなどの効果をゝもち、工業
的価値の大なるものである。
第1図は従来の銅箔糸線の断面図、第2図は本発明の銅
箔糸線の一実施例を示す断面図である。 3・・・・・・単、線、4・・・・・・芯糸、5・・・
、・・銅箔、6・・・・・・銅箔糸線素体、7・・・・
・・ワックス。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名74
開昭58−75708(3) 1図 yJ
箔糸線の一実施例を示す断面図である。 3・・・・・・単、線、4・・・・・・芯糸、5・・・
、・・銅箔、6・・・・・・銅箔糸線素体、7・・・・
・・ワックス。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名74
開昭58−75708(3) 1図 yJ
Claims (1)
- 芯糸に銅箔を巻付けた単線を複数本編組したり撚合せた
銅箔糸線素体にベンゾトリアゾールを含4む石油重質部
分より得られるワックスを施して構成した銅箔糸線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17547281A JPS5875708A (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | 銅箔糸線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17547281A JPS5875708A (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | 銅箔糸線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5875708A true JPS5875708A (ja) | 1983-05-07 |
JPS6231446B2 JPS6231446B2 (ja) | 1987-07-08 |
Family
ID=15996650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17547281A Granted JPS5875708A (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | 銅箔糸線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5875708A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS627113U (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-16 | ||
US6115479A (en) * | 1996-09-27 | 2000-09-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Wax, copper foil flexible wire with wax and speakers using this flexible wire |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55103936U (ja) * | 1979-01-16 | 1980-07-19 |
-
1981
- 1981-10-30 JP JP17547281A patent/JPS5875708A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55103936U (ja) * | 1979-01-16 | 1980-07-19 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS627113U (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-16 | ||
JPH0412568Y2 (ja) * | 1985-06-28 | 1992-03-26 | ||
US6115479A (en) * | 1996-09-27 | 2000-09-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Wax, copper foil flexible wire with wax and speakers using this flexible wire |
US6219433B1 (en) | 1996-09-27 | 2001-04-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Wax, copper foil flexible wire with wax and speakers using this flexible wire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6231446B2 (ja) | 1987-07-08 |
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