JPS5874616A - 免疫活性物質とその製造方法 - Google Patents

免疫活性物質とその製造方法

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JPS5874616A
JPS5874616A JP56172798A JP17279881A JPS5874616A JP S5874616 A JPS5874616 A JP S5874616A JP 56172798 A JP56172798 A JP 56172798A JP 17279881 A JP17279881 A JP 17279881A JP S5874616 A JPS5874616 A JP S5874616A
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JP
Japan
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cells
medium
mammalian
derived
serum
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Pending
Application number
JP56172798A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kashima
鹿島 信一
Ryota Yoshimoto
吉元 良太
Junji Hamuro
淳爾 羽室
Yoshiki Minamoto
源 良樹
Isao Yamane
山根 績
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、哺乳動物7977球由来細胞から免疫活性物
質を製造する方法に係り、特に従来1T細胞成長因子”
として知られている、インターロイキン2(工nter
leukin −2、以下、II、−2と略記する)、
コロニー刺激因子(0olo−ny stimulat
ing factor 、以下、0EIIFと略記する
)及びTリンパ球代替因子(T cell repla
−eillg faotor 、以下、TRIPと略記
する)等7977球の産生ずるリンホカインの製造方法
に関する・より詳細には、無血清培地中でリンホカイン
自発産生株、又はT細胞マイトジェン刺激によりリンホ
カインを産生する細胞株、あるいはリンホカイン産生能
を有するTハイプリドーマを培養し、培養上清からリン
ホカインを回収することよりなるリンホカインの製造方
法に関するO 哺乳動物1977球由来の細胞にはインターフェロン、
リンホカインなどの有用物質を産生ずることが知られて
おシ、その細胞を樹立株化した)融合株となシ、それら
の細胞を培養することによって上記の有用物質を取得す
ることが検討されつつある〇 リンパ球系細胞の無血清培地による培養としては、例え
ば、ヒト白血球やヒトリンパ芽球様細胞からウィルスに
よってインターフェロンを誘導する場合とか、ヒト又は
!ウス9フフ球をレクチンやリポポリサッカライドによ
って芽球化する場合などが知られている。しかしながら
、これらは主としてBりンパ球細胞に関するものがほと
んどであり、またこれらにおける培養時間はいずれも短
期間であって細胞増殖管はとんど伴わないものであるo
しかも1977球由来細胞の利用については、従来検討
されていない0そして、従来動物細胞を培養して増殖さ
せる九めKは培地に血清を添加することが必須であると
されていた。血清としては一般に牛胎児血清とか仔牛血
清などが使用されており、添加量は通例10嘔程9度で
ある0ところが、培地に大量の血清を使用する結果、細
胞を大量に培養する場合に培地に要する費用の大半を血
清が占め、その結果、例えば、ヒト細胞全培養してイン
ターフェロンを生産する場合とか、ワクチン用のウィル
スを生産する場合に製品゛が高価なものになってしまう
という問題点があった。その上、血清にはマイコプラズ
マとかウィルスによる汚染があったり、原因のわからな
いロフト差があるので、使用する血清を事前に検定しな
ければならないという繁雑さがあり、また、血清が蛋白
質など多種多様な成分を含んでいるために、培養物から
インターフェロンなどの生成物を分離する場合に分離精
製が容易でないことも問題であった。
更にリンホカイン類を生産する場合、産生能を有する’
l’ IJンパ球由来細胞をまず増殖させて後、培養液
を置換して新鮮培地を添加後、レクチン等の刺激剤の存
在下に再度培養を実施するという2段階の煩雑な方法が
必要であり、該方法を実用に供することには難点がある
。また、血清含有培地で細胞を増殖させると、レクチン
によるリンホカイン産生誘導に阻害効果を与える血清起
源の物質が頻頻と培地中に生成し、リンホカイン産生量
が著しく低下するという難点を伴う。このこともまた、
リンホカイン生産には培地交換を伴う2段階の工程を不
可欠にするものであり、実用的に欠点がある。
本発明者等は、前述のようなリンホカインを産生する哺
乳動物T 1777球由来細胞用の培地として、無血清
の培地であって細胞増殖及び継代培養が可能なものを開
発すべく鋭意検討の結果、特定の栄養培地に、血清は添
加せずに、哺乳動物血清アルブミンを添加若しくは添加
せずとも、哺乳動物T 1777球由来の細胞を培養し
て増殖させ、継代培養し、効率的にリンホカイすなわち
本発明は、無血清培地中で、哺乳動物’l” +7ンパ
球由来細胞を培養し、培養上清よりリンホカインを回収
することによるリンホカインの製造方法、に関するもの
である。
本発明で使用する培地にらいて説明する。本発明で用い
る培地は、血清から分離されたi乳動物血清アルブミン
を含有していてもよい。
哺乳動物血清アルブミンは、例えば、ヒト血清アルブミ
ン、牛胎児血清アルブミン、仔牛血清アルブミン、馬血
清アルブミンのごときものである。これらの分離方法と
しては、エタノール分画法、硫安分画法、ゲルr過法等
の血清アルブミンを分離する公知の方法によって行えば
よい。結晶アルブミンやコーン(0ohn )  のフ
ラクションVなどの市販品をそのまま用いることができ
る0添加量としては、0.1〜1重量%程度が適当であ
る0 本発明で用いる培地は、上記の啼、乳動物血清アルブミ
ンを添加しなくてもよいOすなわち、上記血清アルブミ
ンを添加しなくても、本発明の場合、リンホカイン産生
細胞は充分増殖し、且つ刺激剤の存在又は不在下に、リ
ンホカインを充分量産生する培地であることが判明し一
7’C。
目的物であるリンホカインの分子量が哺乳動物血清アル
ブミンの分子量に近似し、引続く次の単離、精製工程が
煩雑になる場合には、上記アルブミンを添加しないこと
が望ましい0また、上記アルブミンを含まない培地を用
いる長所としては、多量の蛋白を処理するのに必要な大
きな装置が不要となると共に、用いる血清アルブミンの
多数のロットヲ使用前に検定する必要もなくなる。
本発明者等は、上記血清アルブミン添加により細胞培養
における増殖に与える正の作用、すなわち長所が、リノ
ール酸、オレイン酸の添加で代替しうろことを知り、哺
乳動物血清アルブミンを含まない培地に、これら不飽和
脂肪WIを0.1〜5 my/ lの濃度に“添加し、
その毒性解消のためにサイクロデキストリンを15〜2
 t/1の濃度に添加するか、あるいは不飽和脂肪醗由
来のリン脂質である、ホスファチジルコリンジm≠ボリ
ノVオイル、ホスファチジルエタノールアミンジオレオ
イル、ホスファチジルコリンジオレオイル等’1115
〜5μf/−の濃度で添加すれば、前述のリンホカイン
産生細胞社、血清5〜10チ添加の培地、又は哺乳動物
血清アルブミン添加の培地と同等の増殖を示し、且つ刺
激剤の存在又は不在下に、同程度のりンホカインが産生
ずることを見出したO iも培地成分としては、インシーリンとかヒトトランス
フェリンのごとき細胞増殖因子があり、ヒポキサンチン
、チミジン、デオキシアデノシン、デオキシシチジンの
ごとき核酸前駆体を含むことが重要である。更に、グル
コースのごとき糖源、アミノ酸、ビタミン類、無機塩及
び通常の細胞増殖用の培地に含まれるその他の栄養源を
含む。
細胞増殖因子及び核酸前駆体の濃度としてはいずれも1
〜50mV/ を程度が適当である。細胞増殖因子及び
核酸前駆体はいずれも培養する細胞の種類に応じて1種
又は2種以上を適宜組合せて用いる。
本発明で用いる培地においては上記の血清アルブミン、
細胞増殖因子及び核酸前駆体のほか、通常の細胞増殖用
培地に含まれる栄養源、すなわち、糖源、アミノ酸、ビ
タミン類、及び無機塩を含むことが必要である0 糖源としては通常グルコースが用いられ、濃度としては
0.5〜10 f/を程度がよい。そのほか、ピルビン
殿などを適宜加える。アミノ酸は蛋白質構成成分アミノ
酸であって、例えば、アラニン、アルギニン、クルクミ
ン、シスチン、スレオニン、リジン、バリン、フェニル
アラニンのごときものである。通常の培地においては、
必須アミノ酸を中心として添加しているが本発明で用い
る培地においては必須ア°ミノ酸のみでなく非必須アミ
ノ酸も幅広く添加するのがよい。
全アミノ酸の濃度としては0.5〜s t7t 程度が
よい。アミノ酸の組成としては、通常の細胞増殖培地を
参考にしてこれに新たなアミノ酸を補充していくのがよ
い。ビタミン類にはアスコルビン酸、リボフラビン、チ
アミン塩酸塩、パントテン醗カルシウム、ニコチン酸ア
ミド、ピリドキサール塩酸塩、1−イノシトール、葉酸
、VBl、、ビオチン゛など、そして無機塩としては塩
化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、硫酸マ
グネシウム、リン酸二水素ナトリウム、硫酸第一鉄、硫
酸亜鉛、亜セレン酸ナトリウムなどを例として挙げるこ
とができる0これらビタミン類と無機塩は通常の細胞増
殖用培地を参考にしてこれに適宜添加していくのがよい
。その他、重酒石酸コリン、グルタチオン、プトレシン
ニ塩酸塩などの代謝中間体や、重曹、β−グリセロリン
酸二ナトリウム、N−2−ヒドロキシエチルピペラジン
−111−2−エタンスルホン酸などのバッファーを適
宜添加する。
本発明で用いる培地の組成は前述のごとく、通常の細胞
増殖用培地を基礎培地として、これに血清アルブミン、
細胞増殖因子、核酸前駆体、更に必要によって糖源、ア
ミノ酸、ビタミン類、無機塩、その他を適宜補充してい
って決定するのがよい。
培地組成の決定に参考とすべき基礎培地の例としては、
ダルベツコ変法イーグル培地(Dul−becco5 
Modified Eagle Medium 、以下
、DMEMと略記する]が好適であるが、他にローズフ
ェル パーク メモリアル インステイテユート164
0培地(Roswell Park Memoria’
l In5ti−tute1640、以下、RPM工 
1640と略記するン、イーグル基礎培地(Eagle
’s MintmumEssential Mediu
m 、以下、イーグルMEMと略記する)、クリック(
C11ck )培地及びハム(Ham)F−12培地な
ど既知の細胞増殖用培地を挙げることができる。
例えば、DMFiM  又はイーグルMKMに糖類、酸
、塩などを加えて、以下R工TCと略記する培地を作っ
て使用した。
培地の作成方法としては、例えば血清アルブミンを除く
すべての成分を所定の濃度になるように水に溶解してか
ら、そこに血清アルブミンを添加溶解し、又は添加せず
“に、I N NaOH水溶液を用いてpHf 7.2
〜7.4に調整し、得られた溶液をメンブランフィルタ
−で加圧下にr過滅菌すればよい。
本発明で用いる培地で培養し、本発明の目的物であるリ
ンホカインを製造するのに用いる哺乳動物1977球由
来細胞としては、リンホカイン産生能力を有する’i’
 IJンパ腫細胞又はT白血病由来細胞、その株化細胞
、そのクローン化細胞やBW5147のごときマウスT
細胞由来腫瘍細胞を用いた1977球由来のハイブリド
ーマなどを含む。
T白血病細胞の例には、ジュルカット(Jur−kat
 )ヒ)T白血病細胞又はそのクローンがある。その例
には、ジュルカットーFHC!RC細胞株がある。ジュ
ルカツ) −FHORC細胞株は下記の諸機関よフ容易
に入手し得る。
■ ンーク研究所細胞銀行(Ba1に工n8titut
eC!ell Bank ) (カリフォルニア州、ラ
ジコン);■ ピュゲ・サウンド血液銀行(Puget
 5ounaB’1ood Bank )  (ワシン
トン州、シアトル);■ ウニインステート大学(Wa
yne 5tate Unive−rsity ) (
ミシガン州、デトロイト);及び■ ダートマス大学(
DartmOuth CoCo11e )にューハンフ
シャー州、ハ/ −バー )。
本発明において、培地を用いてリンホカインを産生する
能力を有する上述の細胞を培養(増殖)させる方法は一
般に血清を添加した培地を用いて培養する場合と同様に
行えばよいが、例えば培養タンクに本発明に用いる培地
を入れて細胞を(L1〜10X10’  細胞/−程度
加え、CO,を含む空気を通気しつつ、又は通気せず1
55−57℃で培養すればよい。培養後、増殖した細胞
の分離は常法によって行えばよいO本発明で用いる培地
は細胞増殖用のみならず細胞を培養して刺激剤の存在又
は不在下に目的のリンホカインを産生ずる場合にも適用
すると非常に有用である01つには無血清のため目的の
リンホカインの単離、精製が容易であり、2つには本培
地中では他の公知の無血清培地と異なり細胞の増殖が血
清1096添加と同レベル又はそれ以上の細胞密度に達
し、細胞増殖とリンホカイン産生が連続的に同一のタン
クで実施できる。更には、本発明の実施例に基づけば、
細胞増殖培養液中にリンホカイン産生を阻害する生成物
が産生ぜず(血清添加培地の場合には産生する”)、り
ンホカイン産生細胞の増殖後、リンホカイン産生管実施
するにあたり培地を交換しなくても高活性のリンホカイ
ンが効率的に生産できるという実用的に非常に重要な長
所も併せ持つものである。
本発明で用いる培地による培養では、血清を大量に添加
した従来の培地による培養にほぼ匹敵する細胞増殖を得
ることができ、従来の血清培地と同様にリンホカイン産
生能を有するリンパ球由来細胞を長期間にわたって継代
培養することができるので、従来培地と比べ、極めて安
価に増殖細胞及びその産生ずる目的物であるリンホカイ
ンを取得することができる。特にヒト血清アルブミンを
用いた培地にて、リンホカイン産生ヒトリンパ球細胞を
培養した場合には、培養液中の蛋白成分がすべてヒト由
来であるところから培養液中に産生じた目的のリンホカ
インを完全に精製しなくともヒトに投与可能で本リンホ
カインを医薬用に適用しうるという利点を有する。
本発明によって実用的生産の可能となった有用物質は前
述のように哺乳動物Tリンパ球由来細胞(ハイプリドー
マを含む)の産生ずるリンホカイン類を含有する。
これらリンホカイン類はリンパ球の反応性や免疫担当細
胞間の相互作用を調節する生体内微量免疫活性物質であ
り過去においてその存在は知られていたが、大量生産の
困難性の故にその実用性はなかった0 本発明方法の目的物であるリンホカインとしては、免疫
インターフェロン、(!8F’ 、 TSF 。
IL−2、マクロファージ活性化因子など、Tリンパ球
が産生ずることの知られて込る免疫活性を有する物質を
例示することができる。これらのリンホカインは、その
免疫活性、生物活性に基づき、免疫学的に欠陥又は異常
のある疾患に対して、あまねく有用であり、細組性免疫
及び体液性免疫の人工的制御により生体を疾患や機能異
常よシ修復させるのに非常に有効である0更には、リン
フ才力インの産生及び応答が異常であることに基づく免
疫系疾患の臨床上の診断に有用である免疫学的機能の重
要な診断方法を提供する。それと共に、生物学、医学研
究全般の研究試薬としても有用である0 従来、これらリンホカインを上記目的に供しうる程度の
純度と量で確保する方法は見出されていない。ヒトやマ
ウスの肺臓りンパ球や末梢血のリンパ球をレクチン等の
刺激剤で活性化してリンホカインを生成させる従来の方
法では低濃度のリンホカインしか得られず、且つリンホ
カイン類を含む上記培地の大量を分画処理、精製しても
非常に少量のリンホカインしか得られない0したがって
前述の目的の達成は不可能であった。また1、2のリン
ホカインについてはリンパ球そのものでなくリンパ球由
来細胞株で生産することが知られているが公知の方法は
高濃度の血清を添加して細胞培養を行う方法であり、精
製、製造コスト、細胞培養中に生成する阻害物質の存在
など多くの問題点があり実用には程遠い0 本発明に用いられる培地を新しくリンホカイン生産に適
用することにより初めてこれらリンホカインを実用に供
しつる有用性が確立されたと言える。
前述の培地を用いて哺乳動物Tリンパ球由来細胞(ハイ
プリドーマを含む)を培養増殖し、本細胞を用いてリン
ホカインを産生ずるには大別して2種の方法がある。1
つは本、細胞が自発的にリンホカインを産生ずる場合で
ありこの場合には当該培地中で細胞を培養増殖させ、そ
の培養上清より通常の方法でリンホカインを単離、精製
する方法である。他の1つは刺激剤を用いる方法であり
当該培地中で細胞を培養増殖させ一定の細胞密度に達し
たところで、T細胞マイトジェンとして作用するフィト
ヘマグルチニン(phytohemagg’1utin
in”、 PHA )、コンカナ、#クリンA (co
ncanaVa’:tin  A 、以下、C!on 
Aと略記する)、ボークウイードマイトジ血ン(pok
eweea mitogen 、PWM )、シーティ
ンA、細菌菌体又は細菌菌体由来成分を添加して短期間
培養し、その培養上清より、使用した刺激剤を除去し、
又は除去しないまま通常の方法でリンホカインを単離、
精製する方法である。
第2の方法において刺激剤添加によりリンホカイン類を
生産する場合、本発明に用いられる前述の培地を用いる
と血清を高濃度又は低濃度で添加した培地を用いた場合
と同等以上のリンホカインの得られることが判明した。
また、刺激剤を用いてリンホカインを産生ずる場合に、
ホルボールエステル及び/又はヒドロキシ尿素類を添加
、共存させると、リンホカインの産生量が増大すること
も判明した。
このようにして得られたリンホカイン類を培養上清中よ
り単離、精製するには、塩析、濃縮、真空透析、ゲル濾
過クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー
、調製用等電点電気泳動、ゲル電気泳動法等の種種の方
法を適宜組合せて用いればよい。
このようにして精製されたり′ンホヵインは血清由来夾
雑物や他のリンホカイン及びリンホカイン作用阻害物質
を含有せず、医薬としてヒトに臨床使用することができ
る。研究試薬又は診断薬として用いる場合には培養上清
若しくは中間精製品を用いることもできる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない0 なお、添付図面は、各種培養条件下における、培養日数
(日)(横軸)と、細胞密度(x i os個/−)(
縦軸)との関係を示すグラフであり、各図については該
当例の箇所で詳説する〇実施例1 Con A刺激により工L−2f産生ずるハイプリドー
マの各種培地中での増殖 (a)  ハイプリドーマの製造 ミコバクテリウム・ラベルクロシス・ヒトタイプ・アオ
ヤマB500μ2 で免疫した。
BALB/Cマウスから肺細胞及びリンパ節細胞を取出
し、ゲルハルト等〔ヨーロピアン・ジャーナル・オプ・
イムノロジー(Eur、J。
Immunol、 ) 5巻720(1975))によ
り開示された方法に従って培地中に懸濁し、ユトク等〔
セルラー・イムノロジー(CollularImmun
O1,) 25巻140(1976))により開示され
たB細胞と未熟な胸腺細胞に対す□る抗体と補体で処理
し、これらの細胞を除去しT細胞が濃縮された細胞懸濁
液を作成した。
これを、ヒポキサンチン・ホスホリボシル・トランスフ
ェラーゼの欠損し7yBW1547AzGR・OvRな
るAKRマウス由来の胸腺腫細胞とポリエチレングリコ
ール1000’l用いて融合させた0融合の10〜20
日後に、ヒポキサンチン・アミノプテリン・チミジン(
HAT )選択培地中に生育したハイプリドーマが現れ
それを更に3〜7日ヒポキサンチン・チミジン(HT 
)  培地中で培養した。こうして、326種類のハイ
プリドーマクローンを得た。
((9) IL−2産生ハイプリドーマクローンの選択
得られたハイプリドーマ’i 1 X 10’個/−の
濃度にし、10チ牛脂児血清含有RPM11640で調
製し、24穴の組織培養プレートにCon A不在下、
及び5μt/−存在下で24時間培養した。24時間後
に培養上清を採取し、この培養上清中にCon A刺激
によりIL−2が産生されるか否かを次の方法により検
定した。
(C)  工’b−2活性の検定 組織培養プレートの個個の穴にIL−2活性を検定しよ
うとする検体を適当な濃度範囲で希釈し、100μtず
つ分注する。そこにギリス等〔ネーチャー(Natur
e )  268巻154(1977))によって教示
された方法に従って作成した活性化’l’ IJンパ球
株を4X103/100μtの濃度として100μを各
穴に添加する024〜48時間後にトリチウム化チミジ
ン0.5μC1ヲ加え数時間培養後この分野において良
く知られた方法に従って、細胞を集め、細胞内に取込ま
れた放射線量を測定した。IL−2活性の高い培養上清
はど、活性化7977球内に取込まれるトリチウム化チ
ミジン量が多いことから培養上清にIL−2を産生ずる
クローンを容易に選択することができる。
326種の培養上清を検定した結果、ConA刺激なし
では工L−2i産生せず、con A刺激でIL−2i
産生ずるハイプリドーマクローンS−29−A831が
得られた。
(d)  Con A刺激下でIL−2’ii産生ずる
ハイプリドーマ829−A8?i1の各種培地での培養
得られ7’(829−A831’i初濃度o、5×10
5個/−として、各種培地に懸濁し、ファルコ/ (F
alcon )  3024フラスコ、25−はり込み
にて、37℃、5係炭酸ガスインキユヘーター中で、静
置培養して、上記ハイプリドーマの増殖を比較した。
使用した各種培地の組成及び調製法を以下に示す。
1)クリック/ RPM工 164D培地Na0t70
00  mW/1 KC7400mV/l Na2HPO4425 KH2PO430 MgSO4・7H,O150 C! a C! 4                
   700a(NO3)2            
    54.8グルコース            
  1500フエノールレツド           
  z5NaHOO31175 L−アラニン              17.8L
−アルギニン            100L−フル
キ=ン−HCt−H2O157,5L−アスパラギン 
           51.4L−アスパラギン酸 
         36.6L−シスチン      
        55L−グルタミン        
    442L−グルタミン酸          
   394グリシン               
 20L−ヒスチジン             Z5
L−ヒスチジン・HC31−H,O55,3L−ヒドロ
キシプロリン         10  mW/IL−
インロイシン            90L−ロイシ
ン              90L−リジン拳HO
t111.3 L−メチオニン             26.3L
−フェニルアラニン          47.5L−
プロリン               55L−セリ
ン             36L−スレオニン  
          70L−トリプトファン    
       15L−チロシン          
    55L−バリン            67
.5グルタチオン              0,5
ピオチン                 0°1ビ
タミンB12                 0.
0025D−パントテン酸カルシウム        
1.125コリンクロリド             
 2.5葉酸         1.5 1−イノジット              195ニ
コチンアミド               1,5p
−アミノ安息香酸           0.5 mW
/lピリドキシ/・HOto、5 ピリドキサール・HCtl リボフラビン                   
0.2チアミン・HCl             1
.5アデノシン              12.5
グアノシン              12.5ウリ
ジン               12.5シトシン
                12.52)  R
PM11640(ギプコ社製)3)  BITO55−
9培地 DMEM  (日永製薬(株)製〕に下記の成分を添加
して溶解し、R工TC55−9培地を得た〇 インシュリン              j OmW
/1ヒトトランスフェリン           5ヒ
ボキサンチン              4チミジン
                 0.7デオキシシ
チジン             α05デオキシアデ
ノシン            1.06.8−ジヒド
ロキシブリ7        0.5 mW/1グルコ
ース             1000L−アラニン
             20L−アスパラギン(1
水和物)56 L−アスパラギン酸          20L−シス
ティン塩酸塩(1水和物)40L−グルタミン酸   
         2゜L−プロリン        
       20アスコルビン酸         
    10ビオチン               
 02ホリニン酸                0
.01VB12                  
 0.1FeSO4@ 7 H2O0,8 ZnSO4−7H200,02 NalSe03   ’              
 0.0040aC!l、             
    100グルタチオン            
  1.0プトレシンニ塩酸塩           
0.1β−グリセロリン酸二ナトリウム   1500
重曹       1300 4)  RITo  56−1培地 RITO55−9培地に下表の成分を添加して溶解し、
R工T056−1培地を得た。
ガラクトース                500
  mf//1ホスファチジルコリンシリルオイル  
    2.55)  BITo  56−5培地 R工TC55−9培地に更に下表の成分を添加して溶解
し、RITC!56−5培地を得た0 大豆精製レシチン             3 mW
/lガラクトース                 
500なお、ここで添加したα−サイクロデキストリン
(α−CD)とリノール酸及びオレイン酸との包接化合
物は次のようにしヤ調製した0すなわち、α−サイクロ
デキストリン(牛丼化学製)11F’i7−の水に溶解
してこれに10m2のリノール酸、オレイン酸をエタノ
ール7ゴに溶解した液を加え、窒素ガスを通気しつつ7
0℃まで加温した。液が透明になったら直ちに室温下で
放冷し、更に4℃で20時間冷却した。
析出した沈殿物を遠心分離して10−のエタノールで1
回洗浄し、減圧乾燥した。この粉末を石油エーテル10
−で2回洗浄して減圧乾燥した0 更にこれらの各種培地は以下のごとく調製して培養に使
用した。前記のクリック/ RPM工1640培地及び
RPM工 1640培地(ギプコ社製)は塩酸でpH7
,1〜′12に調製した後、メンブランフィルタ−(0
,22μm)で1過滅菌し、10 V/V%になるよう
に胎児牛血清(フロー・ラボ製)を添加した。
R工TO55−9培地には0.5チの牛血清アルブミン
(BSA ) (シグマ社製)を添加、溶解させ、R工
T056−1及びRITC56−5培地はそのままで、
戸が7.2〜z5になるよう1NNaO)!  で調整
した後、メンブランフィルタ−(0,22μm)で加圧
r過滅菌した。
ツク/ RPM工 1640中そしてΔ印は0.5係牛
血清アルブミン(以下BBAと略記する)含有RITf
:!55〜9中、目印はR工TC!56−1培地中、・
印はR工T056−5培地中の結果ヶ示す。
実施例2 829−A831による各種培地中での工L−2の製造 実施例1の(d)の方法で10%牛脂児血清含有RPM
11640中で増殖させたS 29− A 831をフ
ァルコン5028フラスコに1x 1o’個/−になる
よう新しい培地に懸濁し、5μf/−の(!on A 
f添加して、100mのはり込み量にて24時間57℃
、5%炭酸ガスインキュベーター中で静置培養し、IL
−2の製造を行った024時間後に培養上清を集め培地
中に産生されたIL−2量を実施例1の(C)の方法に
従って測定した0(表1) IL−2産生培地       IL−2産生量(=ツ
10クリック/RPM工1640          
 100D100D (ギブゴ社製)80 BSAo、5%含有RITC55−990実施例5 829−A851増殖培地にょる工L−2産生阻害 829−A831を10%牛脂児血清含有RPM工 1
640で増殖し、ここにCon A 5 ttf/ml
を添加しても、IL−2産生量は極めて、少ない。
表2に示すごとく、B’19−A851増殖培地(4日
培養)の添加度を増すと、IL−2産生は阻害を受け、
したがって、IL−2産生における培地交換の必要性を
示している。
表2 829−A851増殖培地によるIL−2産生阻
害ガV直垢演親脈力It(チ)         工I
、−2産生量(ユニット/−)0          
          10020          
    9050                 
  6080                   
20100                    
5実施例4 自発的にリンホカインを産生する1977球ハイプリド
ーマの各種培地中での増殖 (a)  ハイプリドーマの製造 実施例1の(a)の方法に準じてノ・イブリドーマを作
成した0 (b)  各種リンホカイン産生ノ・イブリド−マクロ
ーンの選択 得られたハイプリドーマを工L−2産生ノXイフリトー
マクローンの場合は、実施例1(7)(b)の方法に準
じて、C8F産生ノ1イブリド−マクローン、TRF産
生ハイブリドーマクローンの場合は、0.2 X 10
量個/−の初濃°度とし、5−/フラスコ(直径6創ン
の容量で10%牛脂児血清含有RPMI  164 D
i用いて、3〜4日培養し、培養上清を採取した。この
培養上清中にハイプリドーマから自発的に各種リンホカ
インが産生されているか否かを次の方法に従って検定し
た。
(c) −1工L−2活性の検定 実施例1の(C)の方法に準じた。
得られたハイブリドーマの培養上清を検定した結果、自
発的にIL−2i産生ずるハイプリドーマクローン83
0−M2O3が得られた0 (c) −20SF活性の検定 O8F活性を検定しようとするハイプリドーマ培養上清
0.2 mls馬血清0.2 ml 、2.2係メチル
セルロース0.4 ml、5 X 105個/−のマウ
ス骨髄細胞浮遊液0.2td’i培地として、α−改良
イーグル培地(α−MEjM ) (H用いて作成し、
直径5Crnのシャーレに加え、7日間培養する。培養
後顕微鏡にて骨髄細胞の形成したコロニー数を測定する
。コロニー数はC8F活性の高いハイプリドーマの培養
上清はど多いことから、培養上清にC8F′を産生ずる
クローンを容易に選択することができる。
得られたハイブリドーマの培養上清を検定した結果、自
発的にC8F i産生ずるハイブリドーマクローンに5
−P55が得られた。
(c) −3TRF活性の検定 アラかじめジニトロフェニル化キ* −ル・リンペット
・ヘモシアニン、 (I)NP、KLH)100μt 
で免疫したBALB/ Cマウスの肺細胞を懸濁化し、
抗Thy −1−2抗体と補体とで処理し、T細胞を除
去する。これi DNP化オポアルブミン(DNP−O
VA ) i抗原として100μ2 加え、0.75 
X 10g個7100μノとし、ミクロ組織培養プレー
トの個個の穴に接種した。同時に個個の穴に100μt
のTRF活性を検定しようとする検体を加えておく。培
養開始後5日目に各穴から細胞を個別に回収し、この技
術分野でよく知られたヤーン(Jθrnθ〕のプラーク
法により、出現した抗体産生細胞数を判定した。加えた
検体中のTRF活性が高いほど抗体産生細胞数は増加す
る。
得られたハイプリドーマの培養上清中のTRF活性を検
定した結果、自発的にTRF i産生ずるバイブリド−
マC262−:J16が得られた〇 (d)  各種リンホカイン産生ハイブリドーマの各種
培地中での増殖 得られたIL−2産生ハイブリドーマ850−M2O3
及びTRF産生ハイプリドーマC162−J16の場合
は、初濃度0、s x i os個個7!として各種培
地中に懸濁し、ファルコン3002シャーレ5−はり込
みにて、O8F産生ハイブリドーマに5−P55の場合
は、初濃度0.2 X 10S個/−として各種培地中
に懸濁シ、ファルコン5024フラスコ25−はり込み
にて57℃5係炭酸ガスインキユベーター中で静置培養
した。
これらの各結果を第2〜4図に示す0第2図は850−
M301i使用した場合で、第2図中、O印は10%牛
脂児血清含有RPMI  1640中、×印は10チ牛
脂児血清含有DMEM 中、そしてΔ印はRIT(35
6−5培地中の結果を示す。
第3図はに5−P35細胞を使用した場合、第5図中の
O印は前図と同じ、X印は(L5%B8A含有R工TC
55−9培地、そしてΔ印はRITC56−5培地中の
結果を示す。第4図はC262−J16細胞を使用した
場合で、第4図中、O印は前図と同じ、x印は10係牛
脂児血清含有クリック/ RPM工 164I培地中、
Δ印は0.5% BSA含有R工TO55−9培地中、
そして目印はRIT(!56−5培地中の結果を示す。
実施例5 自発的にリンホカインを産生ずる。リンパ球ハイブリド
ーマによる各種培地中での各種リンホカインの自発産生 (1)  IL−2産生ハイブリドーマ6130−M2
O3による各種培地中でのIL−2の自発産生実施例4
の(d)の方法で830−M2O3を培養し、培養4日
目の培養上清を採取し産生された工L−2活性を実施例
1の(e)の方法にて検定した。(表3) IL−2産生培地    IL−2産生量(ユニット/
−)クリック/RPMI 1640         
 180DMEM                 
         1800.5%BSA含有R工TC
55−9        160RITC56−515
0 対照群                 〈1(ii
)  asp産生ハイプリドーマに5−P33による各
種培地中でのC8Fの自発産生 実施例4の(、l)の方法でに5−P33i培養し、培
養4日目の培養上清を採取し、産生されたC8F活性を
実施例4の(c) −2の方法にて検定した。(表4) asp産生培地    asp産生量(コロニ(ンヤー
レ)クリック/RPMI 164 D        
    280DMIM              
    2850.5%BSA含有R工TC55−9 
        290RITC56−5250 対照群               52orb  
TRF産生ハイプリドーマ0262−J1/iによる各
種培地中でのTRFの自発産生実施例4の(d)の方法
でC!262−J16を培養し、培養4日目の培養上清
を採取し、産生され7!j TRF活性を実施例4の(
c)−3の方法にて検定した0 (表5) DMEM                     
   285o、 5 ql、 BAA含有R工TC!
55−9        268RITC56−525
0 対照群                35実施例6 (i)  Con A刺激により工L−2’(H産生ず
る)・イブリド−マロ129−A831のローラーボト
ルでの増殖 529−A831.Th初濃度0.5 X 10S個/
me600fn1.はり込みにて、ローラーボトル(フ
ァルコン5027)で、密栓状態37℃回転培養(回転
数’50 rpm ) L fc oその結果を第5図
に示す。第5図中、O印は前図と同じ、x印は10チ牛
脂児血清含有クリック/ RPM11640培地中、そ
してΔ印は0.5チBSA含有RITO55−9培地中
の結果を示す。
(+1)  S 2 q −A 8 s 1のスピンナ
ージャーでの増殖 529−A831を初濃度0.5 X 105個/me
500ggはり込みにて1を容ベルコ製スピンナージャ
ーで、密栓状態57℃かくはん培養(かくはん速度50
 rpm ) した。
その結果を第6図に示す。第6図中、0印は前図と同じ
、X印は10%牛脂児血清含有クリック/ RPM工 
1640培地中、そしてΔ印はBITO56−5培地中
の結果を示す。
(11リ  自発的にTRII’ i産生するハイプリ
ドーマC262−J16のローラーボトルでの増殖02
62−J16を初濃度0.5 X 105個/−600
−はり込みにてローラーボトル(ファルコン5027 
)で密栓状態37℃回転培養(回転数50 rpm )
 した。
その結果を第7図に示す。第7図中、O印は前図と同じ
、x印はα5 % BOA含有RI’rC55−9培地
中、そしてΔ印はR工TC56−5培地中の結果を示す
(Iy)  C262−J 16のスピンナージャーで
の増殖 (!262−J16i初濃度0.5 X 10S個/m
e500−はり込みにて、1を容ペルコ製スピンナージ
ャーで密栓状態57℃かくはん培養(かくはん速度50
 rpm ) した。
その結果を第8図に示す。第8図中、0印は前図と同じ
、X印は0.5 % B81A含有R工T。
55−9培地中、そしてΔ印はR工TC56−5培地中
の結果を示す。
実施例7 ヒトエL−2産生細胞ジュルカット−FHCROの各種
培地、フラスコ、ローラーボトル、スピンナージャーで
の増殖 (1)  フラスコでの増殖 ジュルカット−FHCRCを初濃度I X 10S個/
−として各種培地に懸濁し、ファルコン3024フラス
コ25−はり込みにて37℃、5チ炭酸ガスインキユベ
ーター中で静置培養した。その結果を第9図に示す。第
9図中、O印は前図と同じ、X印は10%牛脂児血清含
有クリック/ RPM工 1640中、Δ印ハ0、5 
% BSA含有RIT(!55−9培地中、0印はRI
TC!56−5培地中、そしてV印は10%牛脂児血清
含有DMEM  中の結果を示す。
(11)  ローラーボトルでの増殖 ジェルカット−FHOR(!を初濃度I X 10量個
/−11000−はり込みにてローラーボトル(ファル
コン5027)で密栓状態37℃回転培養(回転数50
 rpm ) した。その結果を第10図に示す。第1
0図中、0印は前回と同じ、X印は0,5係BSA含有
R工TC55−9培地中、そしてΔ印はRITC!56
−5培地中の結果を示す。
0+0  スピンナージャーでの培養 ジェルカット−FHC!RC!を初濃度I X 10’
個/−1500−はシ込みにて1を容ペルコ袈スピンナ
ージャーで加熱、加湿した5%炭酸ガス/95係空気を
100〜500d/分で通気させながら37℃かくはん
培養(かくはん速度50 rpm ) した。その結果
を第11図に示す。第11図中、O印、X印及びΔ印は
第10図と同義であり、0印はR工TC56−1培地中
の結果を示す。
実施例8 ジェルカッ)−FHORO細胞増殖細胞増殖培地液熱で
のIL−2誘導 実施例、7のl)の方法に゛従い、109G牛脂児血清
含有RPM11640で増殖させたジェルカット−PH
CROt−ファルコン5024フラスコ(垂直状態)K
そのまま(約I X 10’  個/wiとなっている
)及び1×106個/wtになるように新しい培地に懸
濁し、50μf/+d のOon Aを添加し、507
Fiり込みにて24時間57℃5畳炭酸ガスインキュベ
ーター中靜装培養し、工L−2の産生を行った0 24時間後に、培養上清を集め、培地中に産生されたI
L−2量を実施例1の(C)の方法に従って測定した0
(°表6) IL−2産生培地     IL−2産生量(=ツ)/
d)培地替えなし              10培
地替え無血清RPM工1640      60無血清
DMKM            60無血清クリック
/RPM工1640   500、5 % BSA含有
RITO55−9200R工TC!56−1.    
    100R工TC56−5150 実施例9 ジェルカッ) −FHCRC細胞無血清培地液替えなし
での工L−2誘導 血清含有培地では、表6に示すごとく、培地替えをしな
いと工L−2産生量は極めて少ない。
しかし無血清培地(RITO)  においては、実施例
8と同様のIL−2誘導の培養条件で培地替えをしなく
ても、十分なIL−2産生が認められた。
(表7) 培地替え    II、−2産生量(=シト/コンなし
        200 あり         220 実施例10 ジェルカッ) −FHCRCによる各種培地中、ローラ
ーボトルでの工L−2産生 ジェルカット−FHCjReを初濃度I X 10量個
/−として、10%牛脂児血清含有RPM11640ニ
懸濁し、ローラーボトル(ファルコン5027)100
0−はり込みにて、57℃密栓状態回転培養(回転速度
50 rpm )する。培養細胞を遠沈にて、集め、初
濃度4 X 106個/−として、新しい培地に懸濁し
、ConA150μ9/−添加し、ローラーボトルにて
、細胞培養時と同条件で、24時間回転培養した。(表
8) エL−2産生培地       工L−2産生量(=ッ
ト/−)無血清RPMI 1640         
     4001%牛脂児血清含有RPM工1640
        750無血清クリック/RPM工16
40         520無血清DMEM    
           4001チ牛脂児血清含有DM
EM             800Q、 5 % 
BSA含有R工T(!55−9         50
0実施例11 ジュルカツ) −F’HCR(!細胞増殖培地でのIL
−2誘導阻害 ジュルカツ) −FHCjRC@ 1D 14牛脂児血
清含有RPM11640で増殖し、ここに(!on A
 50μf/−添加しても、表6に示したように、工L
−2産生量は極めて少ない0表9に示すごとく、工L−
2誘導においてジュルカットーF’HORO増殖10%
牛脂児血清含有RPM11640(4日培養)の添加度
を増すとIL−2誘導は阻害を受け、1、L−2産生に
おける培地交換の必要性を示している〇 増殖培地添加度(%)      IL−2産生量(=
ット/−)0                   
 12020                   
5050                     
4080                     
 5100                    
 5以上の各個の記載から明らかなように、本発明方法
によれば、細胞増殖効果が優れていると共に、免疫活性
物質、特にリンフ才力インの産生効率も大である。
したがって、本発明方法による効果は、従来法に比較し
て顕著に優れたものである0
【図面の簡単な説明】
添付図面は、各種培養条件下における、培養日数と細胞
密度との関係を示すグラフである。 第1図は529−A831、第2図1d B 50−M
301、第5図はに5−P33、そして第4図は026
2−J16’i各種培地で培養した場合の結果を示す。 更に第5図は829− A 851のローラーボトル中
、第6図は同じくスピンナージャー中、第7図は026
7−、r16のローラーボトル中、そして第8図は同じ
くスピンナージャー中での培養結果を示す。第9〜11
図は、いずれも、ジュルカットーF’)!OROl用い
、第9図はフラスコ中、第10図はローラーボトル中、
そして第11図はスピンナージャー中での培養結果を示
す。 特許出願人 味の素株式会社 代理人    中 本    宏 代理人    井 上    昭 第 l 図 皓)日数(日) 第2図 培養日数(日) 第 3 図 姥養日数(日) 第4図 培養日数(日) 第5図 培養日数(日) 第 6 図 第 7 図 448廖(1日) 第10図 バL番日教(日) 第 /l  図 婚養日敗(日)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 血清から分離された哺乳動物血清アルブミンを含
    有するか若しくは含有しない哺乳動物リンパ球由来細胞
    用無血清培地を用いて哺乳動物T IJンパ球由来細胞
    を培養し、該培地より免疫活性物質を回収することtW
    徴とする免疫活性物質の製造方法。 2、 哺乳動物T9ンパ球由来細胞が、ヒト又はマウス
    由来Tリンパ腫細胞又は!白血病細胞である特許請求の
    範囲第1項記載の方法〇五 哺乳動物Tリンパ球由来細
    胞が、ヒト又はマウスの1972球と、Tリンパ腫細胞
    又はT白血病細胞とを融合して得られたノーイブリドー
    マである特許請求の範囲第1項記載の方法0 4、  Ill乳動物Tリンパ球由来細胞が、刺激剤の
    ・存在下又は非存在下にリンホカインを産生ずる能力を
    有する細胞株又はハイプリドーマである特許請求の範囲
    第2項又は第5項記載の方法。 1 哺乳動物1977球由来細胞が、インターロイキン
    2又はコロニー刺激因子又はテリンパ球代替因子を産生
    する能力を有するT 17ンパ球由来の細胞株又はハイ
    プリドーマである特許請求の範囲第4項記載の方法0 & 哺乳動物’f9ンパ球由来細胞が、ヒトインターロ
    イキン2を産生する能力を有するジュルカットT白血病
    細胞又はそのクローンである特許請求の範囲第5項記載
    の方法0 7、 哺乳動物1977球由来細胞を、T細胞マイトジ
    ェンを含有するか又は含有しない培地中で培養し、当該
    培地中よりリンホカインを特徴とする特許請求の範囲第
    1項〜第6項のいずれかに記載の方法。 a 培地中のT細胞マイトジェンが、フィトヘマグルチ
    ニン、コンカナバリンA、ポークウイード!イトジエン
    、プロティンA、細菌菌体及び同菌体由来成分からなる
    群より選択され良化合物である特許請求の範囲第7項記
    載の方法。 訊 培地がホルボールエステルを含んでいる特許請求の
    範囲第6項記載の方法。 11無血清培地中でヒト又はマウス由来T細胞株を培養
    する方法によって生成し九りンホカインを含有する培養
    上清。 11、リンホカインが、インターロイキン2、コロニー
    刺激因子及びTりンバ球代替因子からなる群より°選択
    されたものである特許請求の範囲第10項記載の培養上
    清。 12、無血清培地中でヒト又はマウス由来T細胞株若し
    く祉ハイブリドーマを培養する方法により生成した培養
    上清より精製工程を経て製造されるインターロイキン2
    、コロニー刺激因子又はテリンパ球代替因子。
JP56172798A 1981-10-30 1981-10-30 免疫活性物質とその製造方法 Pending JPS5874616A (ja)

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JPS5874616A true JPS5874616A (ja) 1983-05-06

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56160994A (en) * 1980-05-15 1981-12-11 Morinaga Milk Ind Co Ltd Preparation of substance capable of differentiating and multiplying human granulocytic stem cell
JPS5758891A (en) * 1980-05-22 1982-04-08 Deutsches Krebsforsch Production of interferon 2 type and stimulated clone used therein
JPS57175120A (en) * 1981-04-14 1982-10-28 Girisu Suteiibun Manufacture of human interleukin 2

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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