JPS587447Y2 - ピックアップア−ム装置 - Google Patents
ピックアップア−ム装置Info
- Publication number
- JPS587447Y2 JPS587447Y2 JP1700077U JP1700077U JPS587447Y2 JP S587447 Y2 JPS587447 Y2 JP S587447Y2 JP 1700077 U JP1700077 U JP 1700077U JP 1700077 U JP1700077 U JP 1700077U JP S587447 Y2 JPS587447 Y2 JP S587447Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pickup arm
- stylus pressure
- weight
- spring body
- stylus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はピックアップアーム装置におげろ針圧印加機構
の改良に関し、その特徴とするところは温度変化に対応
して印加針圧を変化させて常に適正針圧を保持しうる、
温度補償機能を保有する針圧補圧機構を具備する点にあ
る。
の改良に関し、その特徴とするところは温度変化に対応
して印加針圧を変化させて常に適正針圧を保持しうる、
温度補償機能を保有する針圧補圧機構を具備する点にあ
る。
一般に、ピックアップカートリッジの振動系は先端に再
生針を固着したカンチレバーをゴム製ダンパーを介して
振動自在に支持し、上記再生針に所定(適正)の針圧を
印加して振動系がレコード音溝に忠実に応動して振動す
るようになされているが、このような振動系のコンプラ
イアンスは上記のゴム製ダンパーの温度特性に寄因して
第1図に示すような特性を呈する。
生針を固着したカンチレバーをゴム製ダンパーを介して
振動自在に支持し、上記再生針に所定(適正)の針圧を
印加して振動系がレコード音溝に忠実に応動して振動す
るようになされているが、このような振動系のコンプラ
イアンスは上記のゴム製ダンパーの温度特性に寄因して
第1図に示すような特性を呈する。
即ち、温度が上昇すれば振動系のコンプライアンス(図
中符号Cで示す)は増大し、逆に温度が下がれば減少す
る傾向にある。
中符号Cで示す)は増大し、逆に温度が下がれば減少す
る傾向にある。
このようなコンプライアンスの変化は振動系の振動特性
を変化させると共に、振動系の各構成部品(マグネット
と発電コイル)の相対的位置を変化させ、総合的な振動
及び発電特性が変化する。
を変化させると共に、振動系の各構成部品(マグネット
と発電コイル)の相対的位置を変化させ、総合的な振動
及び発電特性が変化する。
また、このことは換言すれば、温度が上昇すれば振動系
の機械インピーダンスが減少し、従って、レコード音溝
を忠実にトレースするのに必要な、かつ振動系の最良の
特性を保持するのに必要な適正針圧(図中符号Aで示す
)は減少する。
の機械インピーダンスが減少し、従って、レコード音溝
を忠実にトレースするのに必要な、かつ振動系の最良の
特性を保持するのに必要な適正針圧(図中符号Aで示す
)は減少する。
逆に温度が下がれば振動系の機械インピーダンスが増大
し、適正針圧は増大する。
し、適正針圧は増大する。
ところが、従来のピックアップアーム装置におげろ針圧
印加機構は第2図に示すように、垂直方向に回動自在に
支持したピックアップアーム本体1の後端部にリング状
のウェイト2を嵌装し、このウェイト2を前後に移動さ
せて所定の針圧を印加する構造を有し、針圧設定後は一
定針圧に保持される(第1図中符号Bで示す)ので、上
記したような温度変化に伴う適正針圧の変化を補正する
ことはできなかった。
印加機構は第2図に示すように、垂直方向に回動自在に
支持したピックアップアーム本体1の後端部にリング状
のウェイト2を嵌装し、このウェイト2を前後に移動さ
せて所定の針圧を印加する構造を有し、針圧設定後は一
定針圧に保持される(第1図中符号Bで示す)ので、上
記したような温度変化に伴う適正針圧の変化を補正する
ことはできなかった。
即ち、温度変化に伴って適正針圧は変化するが、上記の
従来構造では設定時の針圧が一定に保持されるので、温
度上昇時の実際の印加針圧はその温度における適正針圧
以上になり、逆に温度下降時は適正針圧以下になり、い
ずれの場合も振動系の定数(コンプライアンスや振動ロ
ス)が変化し、また各構成部品の相対的位置が変化する
ために、振動系の振動及び発電特性が変化して針圧設定
時の最良の状態が保持できず、また、温度下降時に適正
針圧以下になると針とび等を生じてトレース能力が著し
く低下する等の欠点があった。
従来構造では設定時の針圧が一定に保持されるので、温
度上昇時の実際の印加針圧はその温度における適正針圧
以上になり、逆に温度下降時は適正針圧以下になり、い
ずれの場合も振動系の定数(コンプライアンスや振動ロ
ス)が変化し、また各構成部品の相対的位置が変化する
ために、振動系の振動及び発電特性が変化して針圧設定
時の最良の状態が保持できず、また、温度下降時に適正
針圧以下になると針とび等を生じてトレース能力が著し
く低下する等の欠点があった。
本考案は上記の従来欠点を除去したもので、その特徴と
するところは、ピックアップアーム本体又はメインウェ
イト内部に軸方向に空室を設け、この空室にサブウェイ
トを移動自在に嵌挿(〜、このサブウェイトの後端部を
第1のバネ体、前端部を上記第1のバネ体より大きな熱
膨張係数を有する第2のバネ体で弾性的に平衡支持して
、温度変化に対応して第2のバネ体の伸縮によりサブウ
ェイトを前後方向に移動せt〜めて、針圧補正を行なう
ようにした点にある。
するところは、ピックアップアーム本体又はメインウェ
イト内部に軸方向に空室を設け、この空室にサブウェイ
トを移動自在に嵌挿(〜、このサブウェイトの後端部を
第1のバネ体、前端部を上記第1のバネ体より大きな熱
膨張係数を有する第2のバネ体で弾性的に平衡支持して
、温度変化に対応して第2のバネ体の伸縮によりサブウ
ェイトを前後方向に移動せt〜めて、針圧補正を行なう
ようにした点にある。
以下、図面において本考案の実施例を説明する。
図中、従来例と同一部分については同一−符号を付す。
第3図において、ピックアップアーム本体1の後端部の
内部に軸方向に空室3を設け、この空室3内にサブウェ
イト4を空室壁面との間に粘性オイル、ベアリング等を
介在せしめて前後方向(軸方向)に滑らかに移動しうる
ごとく嵌挿し、このサブウェイト4の後端部を第1のバ
ネ体5を介し。
内部に軸方向に空室3を設け、この空室3内にサブウェ
イト4を空室壁面との間に粘性オイル、ベアリング等を
介在せしめて前後方向(軸方向)に滑らかに移動しうる
ごとく嵌挿し、このサブウェイト4の後端部を第1のバ
ネ体5を介し。
てピックアップアーム本体1に弾性支持し、前端部を上
記第1のバネ体5より大きな熱膨張係数を有する第2の
バネ体6を介してピックアップアーム本体1に弾性支持
して、この第2のバネ体6の温度変化に対応した伸縮に
よりサブウェイト4を前後に移動せしめる構造である。
記第1のバネ体5より大きな熱膨張係数を有する第2の
バネ体6を介してピックアップアーム本体1に弾性支持
して、この第2のバネ体6の温度変化に対応した伸縮に
よりサブウェイト4を前後に移動せしめる構造である。
本実施においてバネ体5として18−8ステンレス鋼線
、バネ用洋白線、バネ体6としてCU−ZU合金線、M
。
、バネ用洋白線、バネ体6としてCU−ZU合金線、M
。
−Ni−Cu合金線が用いられた。
尚、上記の針圧補正機構はメインウェイト2の内部に構
成してもよいことは明らかである。
成してもよいことは明らかである。
以上の構造によれば、温度が上昇すれば第2のバネ体6
がより大きく膨張伸張してサブウェイト4が後方へ移動
せしめられ、重心位置が後方へ移動し、その移動距離は
温度上昇分にほぼ比例するから、印加針圧は温度上昇に
対してほぼ直線的に減少する。
がより大きく膨張伸張してサブウェイト4が後方へ移動
せしめられ、重心位置が後方へ移動し、その移動距離は
温度上昇分にほぼ比例するから、印加針圧は温度上昇に
対してほぼ直線的に減少する。
また、温度が下がればサブウェイト4が前方へ移動1〜
で、印加針圧は直線的に増大する。
で、印加針圧は直線的に増大する。
このように、実施例における印加針圧aは第4図の実線
aで示されるように理想的な適正針圧A(一点鎖線Aで
示される)にほぼ一致した針圧が得られるので、換言す
れば、温度変化に対する振動系のコンプライアンスの変
化による振動特性の変化を補うべく常に適正の印加針圧
aが得られるので、温度変化に伴う振動系の振動及び発
電特性の変化が除去され、また、針とび等のトレース能
力の低下が除去され、常に最適の状態に保持される利点
を有する。
aで示されるように理想的な適正針圧A(一点鎖線Aで
示される)にほぼ一致した針圧が得られるので、換言す
れば、温度変化に対する振動系のコンプライアンスの変
化による振動特性の変化を補うべく常に適正の印加針圧
aが得られるので、温度変化に伴う振動系の振動及び発
電特性の変化が除去され、また、針とび等のトレース能
力の低下が除去され、常に最適の状態に保持される利点
を有する。
以上のように、本考案は第2のバネ体6の熱的性質を利
用して針圧補正を行なうようにしたので、常に適正針圧
を保持することができ、従って振動系の振動特性を最良
の状態に保持することができ、優れたピックアップアー
ム装置を実現できる利点を有する。
用して針圧補正を行なうようにしたので、常に適正針圧
を保持することができ、従って振動系の振動特性を最良
の状態に保持することができ、優れたピックアップアー
ム装置を実現できる利点を有する。
第1図はピックアップカートリッジにおける適正針圧の
温度特性図、第2図は従来のピックアップアーム装置の
構造を示す図、第3図は本考案のピックアップアーム装
置の構造を示す図、第4図は同、温度変化に対する針圧
補正特性を示す図である。 1はピックアップアーム本体、2はメインウェイト、3
は空室、4はサブウェイト、5,6はバネ体である。
温度特性図、第2図は従来のピックアップアーム装置の
構造を示す図、第3図は本考案のピックアップアーム装
置の構造を示す図、第4図は同、温度変化に対する針圧
補正特性を示す図である。 1はピックアップアーム本体、2はメインウェイト、3
は空室、4はサブウェイト、5,6はバネ体である。
Claims (1)
- ピックアップアーム本体1の後端部に嵌装したメインウ
ェイト2を前後に移動させて所定の針圧を印加するよう
にした針圧印加機構を具備するピックアップアーム装置
において、上記ピックアップアーム本体1又はメインウ
ェイト2内部に軸方向に空室3を設け、この空室3にサ
ブウェイト4を移動自在に嵌挿し、このサブウェイト4
の後端部を第1のバネ体5、前端部を上記第1のバネ体
5より大きな熱膨張係数を有する第2のバネ体6で弾性
的に平衡支持した構造の針圧補正機構を具備することを
特徴とするピックアップアーム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1700077U JPS587447Y2 (ja) | 1977-02-14 | 1977-02-14 | ピックアップア−ム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1700077U JPS587447Y2 (ja) | 1977-02-14 | 1977-02-14 | ピックアップア−ム装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53111704U JPS53111704U (ja) | 1978-09-06 |
JPS587447Y2 true JPS587447Y2 (ja) | 1983-02-09 |
Family
ID=28841559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1700077U Expired JPS587447Y2 (ja) | 1977-02-14 | 1977-02-14 | ピックアップア−ム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587447Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-02-14 JP JP1700077U patent/JPS587447Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53111704U (ja) | 1978-09-06 |
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