JPS58720Y2 - ワイヤロ−プの端末固定部 - Google Patents
ワイヤロ−プの端末固定部Info
- Publication number
- JPS58720Y2 JPS58720Y2 JP2767179U JP2767179U JPS58720Y2 JP S58720 Y2 JPS58720 Y2 JP S58720Y2 JP 2767179 U JP2767179 U JP 2767179U JP 2767179 U JP2767179 U JP 2767179U JP S58720 Y2 JPS58720 Y2 JP S58720Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire rope
- fixing part
- compression sleeve
- terminal fixing
- rope terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Ropes Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は海水中の如く腐食性の雰囲気において使用され
るワイヤロープの改良された端末固定部に関する。
るワイヤロープの改良された端末固定部に関する。
例えば海水中でロープを固定することは予想以上に問題
が多い。
が多い。
鋼ロープの端末は一般には鋼スノーブ、ワイヤクリップ
、あるいは編込みなどにより固定しているが、鋼ロープ
そのものの耐食性が悪いため寿命が短い。
、あるいは編込みなどにより固定しているが、鋼ロープ
そのものの耐食性が悪いため寿命が短い。
この寿命をのばすためにロープに亜鉛あるいはアルミ等
の被覆あるいはメッキを施すことは知られている。
の被覆あるいはメッキを施すことは知られている。
しかし、この場合には当然被覆された金属は犠牲陽極と
なり、被覆層に選択的に腐食が進行する。
なり、被覆層に選択的に腐食が進行する。
これを鋼スリーブで圧着固定した場合にはスリーブ内に
どうしても隙間が生じ、ここに水などの電解質が浸入し
て接触腐食あるいは酸素濃淡電池による腐食が進行して
くる。
どうしても隙間が生じ、ここに水などの電解質が浸入し
て接触腐食あるいは酸素濃淡電池による腐食が進行して
くる。
本考案はかかる腐食の進行に最少限となし得た端末固定
部を提供しようとするものであり、その要旨とするとこ
ろは、ロープとスリーブとの間にそれらの材料の一方あ
るいは双方に対し犠牲陽極となる軟質のカラーを介在せ
しめたことにある。
部を提供しようとするものであり、その要旨とするとこ
ろは、ロープとスリーブとの間にそれらの材料の一方あ
るいは双方に対し犠牲陽極となる軟質のカラーを介在せ
しめたことにある。
以下に実施例に基づいて説明する。
第１図は本考案に係る実施例を示す説明図であり、第２
図は第１図Ａ−Ａ’断面図である。
図は第１図Ａ−Ａ’断面図である。
１は例えば係止孔１ａを有する圧縮スリーブ、３はワイ
ヤロープである。
ヤロープである。
しかしてワイヤーロープ３に圧縮スリーブ１を圧着する
場合において当然圧縮スリーブ１とワイヤロープ３の間
にはカラー２が図のように挿着された状態で圧縮される
。
場合において当然圧縮スリーブ１とワイヤロープ３の間
にはカラー２が図のように挿着された状態で圧縮される
。
カラー２については第一に比較的軟質な金属であってか
つ圧縮スリーブ１あるいはワイヤロープ３の一方あるい
は双方に対して犠牲陽極となり得る材質が選ばれる。
つ圧縮スリーブ１あるいはワイヤロープ３の一方あるい
は双方に対して犠牲陽極となり得る材質が選ばれる。
一般に鉄あるいは鋼をもってこれらワイヤロープあるい
は圧縮スリーブが構成されるがら上記の如き性質を充足
する材料としては、例えばアルミあるいはアルミ合金、
マグネシウムあるいはマグネシウム合金、亜鉛あるいは
亜鉛合金などが適当である。
は圧縮スリーブが構成されるがら上記の如き性質を充足
する材料としては、例えばアルミあるいはアルミ合金、
マグネシウムあるいはマグネシウム合金、亜鉛あるいは
亜鉛合金などが適当である。
これらの金属はいずれも軟質であり、かつ圧縮スリーブ
およびワイヤロープに対して犠牲陽極としての作用を有
する。
およびワイヤロープに対して犠牲陽極としての作用を有
する。
軟質であるから圧縮スリーブを圧着した場合にワイヤロ
ープ表面の凹凸によって生ずる空隙をこれらの材料が埋
めつくしてしまって従来例の場合の如き間隙を残さない
。
ープ表面の凹凸によって生ずる空隙をこれらの材料が埋
めつくしてしまって従来例の場合の如き間隙を残さない
。
従って水などの電解質が浸入することを完全に防止して
従来の如き接触腐食を遮断してしまうことができる。
従来の如き接触腐食を遮断してしまうことができる。
さらに犠牲陽極としての作用も有すれば圧縮スリーブや
ワイヤロープ自体の腐食をも防止することとなり、その
寿命を大巾に増大させることができる。
ワイヤロープ自体の腐食をも防止することとなり、その
寿命を大巾に増大させることができる。
なお、カラー２については円筒状に限るものではなく分
割セグメントタイプのもの、線条体を巻きつけたものな
どであってもよいことは勿論である。
割セグメントタイプのもの、線条体を巻きつけたものな
どであってもよいことは勿論である。
ワイヤロープの構成についても同心撚り、複合撚りいず
れでもよく、圧縮形状も６角に限らず、円形多角形など
自由に選択することができる。
れでもよく、圧縮形状も６角に限らず、円形多角形など
自由に選択することができる。
また本考案は直線接続スリーブにも適用することができ
る。
る。
第１図は本考案に係る一実施例を示す説明図、第２図は
第１図Ａ−Ａ’断面図である。 １：圧縮スリーブ、２：カラー、３：ワイヤロープ。
第１図Ａ−Ａ’断面図である。 １：圧縮スリーブ、２：カラー、３：ワイヤロープ。
Claims (1)
- 端末に圧縮スリーブを嵌着してワイヤロープを圧着固定
する端末固定部において、固定されるワイヤロープと圧
縮スリーブとの間に当該ワイヤロープあるいは圧縮スリ
ーブを構成している材料の一方あるいは双方に対して犠
牲陽極として作用する比較的軟質の金属あるいは合金よ
りなるカラーを介在せしめて圧縮してなることを特徴と
するワイヤロープの端末固定部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2767179U JPS58720Y2 (ja) | 1979-03-05 | 1979-03-05 | ワイヤロ−プの端末固定部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2767179U JPS58720Y2 (ja) | 1979-03-05 | 1979-03-05 | ワイヤロ−プの端末固定部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55127799U JPS55127799U (ja) | 1980-09-09 |
| JPS58720Y2 true JPS58720Y2 (ja) | 1983-01-07 |
Family
ID=28872225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2767179U Expired JPS58720Y2 (ja) | 1979-03-05 | 1979-03-05 | ワイヤロ−プの端末固定部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58720Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-03-05 JP JP2767179U patent/JPS58720Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55127799U (ja) | 1980-09-09 |
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