JPS586984B2 - 磁気的硬貨センサ - Google Patents

磁気的硬貨センサ

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JPS586984B2
JPS586984B2 JP53088484A JP8848478A JPS586984B2 JP S586984 B2 JPS586984 B2 JP S586984B2 JP 53088484 A JP53088484 A JP 53088484A JP 8848478 A JP8848478 A JP 8848478A JP S586984 B2 JPS586984 B2 JP S586984B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般的には硬貨取扱い装置の改良に関し、限定
するわけではないが、特定すると、硬貨および類似物を
感知し、検出し、識別するための磁気的硬貨センサに関
する。
従来、硬貨取扱い装置に置かれた貨幣入力を識別するた
めに種々の装置が構成されている。
従来構成された装置の大部分は置かれた貨幣の重さ、あ
るいは寸法を感知し、検出するための装置を含んでおり
、またあるものは置かれた貨幣の重さおよび寸法を感知
し、検出するための装置を含んでいる。
どの形式の装置も置かれた貨幣の貨幣値および真正さを
独自に識別し、偽造硬貨または類似物を硬貨取扱い装置
が受け入れる可能性を減じるように構成されている。
従来構成された硬貨取扱い装置のあるものはまた、置か
れた種々の硬貨の貨幣価値を合計し、この合計された貨
幣値のある形式の出力指示を与えるための種々の装置を
含んでいる。
ある場合には、合計する装置の動作は最初に識別されて
いる置かれた貨幣ならびにこの合計装置の作動の前に確
認されるその真正さに依存し、合計された貨幣値を示す
出力信号を提供する。
従来構成された、合計装置を含む、大部分の装置は、多
数の部品、アセンブリ、ならびにそれらの間の協働する
機械的、電気的相互接続を含み、従って必要な保守、な
らびに硬貨取扱い装置の機能不全の可能性を相当に増大
させている。
本発明の目的は動作においてより信頼できるかつ実質的
に保守の必要のない硬貨センサを提供することである。
本発明の他の目的は機能不全の可能性を相当に減じた改
良された硬貨センサを提供することである。
本発明の他の目的は硬貨の直径、幅および重さに実質的
に関係ない態様で硬貨を独自に識別する改良された硬貨
感知方法および装置を提供することである。
本発明の他の目的は偽造硬貨を受け入れる可能性を相当
に減じた改良された硬貨感知方法および装置を提供する
ことである。
本発明の他の目的は実質的に多種類の硬貨をより早く、
より効率的に、より正確に、かつより経済的に検出し、
感知し、識別するように較正することができる改良され
た硬貨感知方法および装置を提供することである。
本発明の他の目的は置かれた硬貨の真正さおよび貨幣単
位(種類)をより早く、より効率的に、より正確に、よ
り経済的に識別するための改良された硬貨感知方法およ
び装置を提供することである。
本発明の他の目的は多種類の硬貨をより早く、より正確
に、より経済的に、より効率的に感知し、検出し、識別
し、そしてあらかじめ定められたプログラムに従って硬
貨を合計するようにプログラムすることができる改良さ
れた硬貨感知方法および装置を提供することである。
本発明の他の目的は種々の形式の国内(米国)および外
国通貨をより早く、より経済的に、より正確に、より効
率的に感知し、検出し、識別するようにプログラムする
ことができる硬貨感知方法および装置を提供することで
ある。
本発明の他の目的は部品およびアセンブリの数を減じ、
それによって必要な保守および機能不全の可能性を相当
に減じた硬貨を感知し、検出し、識別するための改良さ
れた硬貨センサを提供することである。
本発明の他の目的は構成および動作において経済的であ
る改良された硬貨感知方法および装置を提供することで
ある。
本発明のその他の目的および利点は本発明の好ましい実
施例を示す添付図面を参照しての以下の詳細な記載から
明らかとなる。
以下本発明の好ましい実施例につき詳述する。
添付図面、特に第1図を参照すると、動作位置において
硬貨受容アセンブリ12の一部分に接続された硬貨セン
サアセンブリが図示され、総括的参照数字10で指示さ
れている。
硬貨受容アセンブリ12はこのアセンブリ12を貫通す
るように形成された硬貨経路開口14を有し、本発明の
方法および装置の動作中硬貨および類似物を硬貨経路開
口14中に受け入れ、それを通るように案内するため硬
貨センサアセンブリ10の一部分間に延在している(い
くつかの硬貨が第1図にいくつかの位置に破線で概略的
に示されている。
これら硬貨のそれぞれは記載を明瞭にするため参照数字
16で指示されている)。
硬貨16の移動は第1図および第2図に示すように、矢
印18,20,22,24,25および26によって概
略的に指示されている(硬貨経路開口14は簡単にする
ためこの中では「硬貨経路14」と称することにする)
一般に、硬貨センサアセンブリ10は硬貨経路14が硬
貨16を硬貨センサアセンブリ10のあらかじめ定めら
れた部分を通って案内するように硬貨受容アセンブリ1
2に接続され、また硬貨センサアセンブリ10は通過す
る硬貨のそれぞれの貨幣値および真正さを感知し、検出
し、そして独特の態様で識別するように構成されており
、さらに詳しくいうと、硬貨センサアセンブリ10は後
で詳細に記載する態様で挿入され、置かれた硬貨を独特
の態様で識別する出力信号を発生する。
本発明の方法および装置は硬貨取扱い形式の装置ととも
に使用するように記載され、図面に示されているけれど
、用語「硬貨」は説明を明瞭にするために使用されたも
ので、通貨、硬貨に限られるものではないということに
注意されたい。
本発明の方法および装置は任意特定の形式の素子または
硬貨に限定されるものではなく、また本発明の方法およ
び装置は硬貨形式の素子の貨幣値および真正さを感知し
、検出し、そして独特の態様で識別することに限定され
るものでもないということを特に理解すべきである。
本発明の方法および装置は、より一般的には、次のよう
な性質の素材成分を有する任意の素子を識別するのに使
用され、構成され、適合されている。
すなわち、該素子が、磁界中に置かれたときに、該素子
の素材成分を示す磁界の識別できる変化を生じさせるよ
うな性質である。
本発明の方法および装置は磁界中に置かれた素子を、該
置かれた素子により生じる磁束密度の変化により、感知
し、検出し、そして識別するために使用される。
本発明の方法および装置は、例えば自動販売機、硬貨作
動の電話機のような硬貨取扱い装置あるいは他の同様形
式の硬貨受け入れ、取扱い装置に置かれた硬貨形式の素
子を、後で詳細に記載する態様で、感知し、検出し、立
証し、独特の態様で識別するのに特に適当しているので
、ここでは硬貨取扱い装置形式の適用例に関して記載す
る。
第1,2および3図に示す硬貨受容アセンブリ12を詳
しく参照すると、この硬貨受容アセンブリ12は硬貨受
け入れ端部30および硬貨出口端部32を有するハウジ
ング28を含む。
ハウジング28の硬貨受け入れ端部30の一部分にフラ
ンジ34が形成され、このフランジ34はその中央部分
を貫通するように形成された硬貨受け入れスロット36
ならびにその外周のほぼ近傍に貫通して形成された複数
の開口38を有する。
硬貨受け入れスロット36は硬貨受容アセンブリ12に
より受け入れられるあらかじめ定められた硬貨について
最大の直径および最大の幅を持つ、例えば硬貨16のよ
うな、硬貨の通過を可能にする寸法の幅および長さを有
し、そして硬貨受け入れスロット36はフランジ34に
よって、この硬貨受け入れスロット36が硬貨経路14
の一部分と交差、連通し、硬貨が硬貨受け入れスロット
36を通じて硬貨経略14内に置かれることを可能にす
るように、位置付けされる。
開口38(第1図では5つの開口38が図示されている
)は硬貨受容アセンブリ12および該アセンブリに接続
された硬貨センサアセンブリ10を例えば自動販売機、
硬貨作動の電話機等のような硬貨取扱い装置に取付ける
のに適合する寸法であり、かつフランジ34に位置付け
されている。
第1図に示すように、硬貨経路14は、詳しくいうと、
ハウジング28の中央部分を通って形成され、ハウジン
グ28の全長にわたって、ほぼ硬貨受け入れ端部30と
硬貨出口端部32との間に延在する。
硬貨経路14は硬貨受け入れ端部30と硬貨出口端部3
2との間のハウジング28の長さに沿ってほぼ平行関係
で配置された一対の壁42および44を形成し、この壁
42および44はあらかじめ定められた距帷46だけ離
間されており、かつ硬貨経路14が形成されるハウジン
グ28の幅と実質的に同じ幅48を有する。
壁42および44間の間隔すなわち距帷46ならびに壁
42および44の幅48(壁44の幅48だけが第1図
に示されている)は硬貨経路14の寸法(ディメンショ
ン)の2つを形成し、これら距離および幅はこの中では
ときどき硬貨経路長46および硬貨経賂幅48と称され
る。
好ましい一形式においては、図面に示すように、硬貨経
賂14は一直線にハウジング28を通って延在するので
はなく、硬貨経賂14の彎曲部あるいは曲りのほぼ近傍
の壁42および44間の距離が曲率をもって形成され、
かつ本発明の方法および装置の動作中、後で明瞭にされ
るように、硬貨経路14を通る硬貨の移動に順応するた
めほぼ真直ぐに延在するハウジング28の部分の距離4
6に対して僅かに長いということを注意すべきである。
ハウジング28は、フランジ34からほぼ直角方向にあ
る距離延在する第1の部分50、該第1の部分50から
ほぼ直角方向に延在する第2の部分52、該第2の部分
52からほぼ直角方向にある距離延在しかつ第1の部分
50にほぼ乎行に配置されている第3の部分54、なら
びに該第3の部分54からほぼ直角方向に延在しかつ第
2の部分52とほぼ平行な第4の部分56を含み、第2
のハウジング部分52と第4のハウジング部分56は硬
貨受容アセンブリ12が硬貨取扱い装置に固定されたと
きに比較的垂直方向に延在する位置に配置され、硬貨が
硬貨経略14を通る際に「自由降下」することを容易に
している。
詳しくいうと、第1の部分50はフランジ34に形成さ
れた硬貨受け入れスロット36からあらかじめ定められ
た距離延在し、その結果ハウジング28の第1および第
2の部分50および52に形成された硬貨経路14の部
分は硬貨受け入れスロット36を通じて硬貨経烙14内
に置かれる最大直径の硬貨を受け入れるのに十分な空間
を提供し、かつまた、硬貨受け入れスロット36を通じ
て硬貨経路14内に置かれる最大直径および最小直径の
硬貨は方向矢印20により指示されるように硬貨受け入
れスロット36をほぼ横断する方向に指向、案内され、
それによって受け入れた硬貨のそれぞれを、第4のハウ
ジング部分56に形成された硬貨経路14の部分中に案
内する前に、第3のハウジング部分54に形成された壁
44の一部分とほぼ係合状態に案内、指向する。
第3のハウジング部分54は第2のハウジング部分52
から十分な距離延在しており、従って第2および第3の
ハウジング部分52および54に形成された硬貨経路1
4の部分は第1および第2のハウジング部分50および
52に形成された硬貨経路14の部分と協働して挿入さ
れた硬貨のそれぞれを、第4のハウジング部分56に形
成された硬貨経路14の部分を通るように案内される前
に、第3のハウジング部分54に形成された壁44部分
と係合状態に案内する。
その理由については後で明らかにする。
かくして、ハウジング部分50,52,54および56
、ならびにこれら部分に形成された硬貨経路14の部分
は、硬貨受け入れスロット36に挿入された硬貨が方向
矢印20により指示された大体の方向に垂直方向下方に
案内され、第3のハウジング部分54に形成された壁4
4部分と係合する方向に案内され、次に、方向矢印22
および24により大体の方向が指示されているように、
硬貨が第3のハウジング部分54に形成された壁44の
一部分と係合し、それに沿って案内、指向されて第4の
ハウジング部分56に形成された硬貨経路14の部分に
案内、指向され、そして硬貨は第4のハウジング部分5
6に形成された硬貨経路14を通り、かつ硬貨センサア
センブリ10の部分間を通って降下し、その後硬貨は第
1図に方向矢印25で示す方向に硬貨受容アセンブリ1
2から出てくるように、形成され、構成され、位置付け
されている。
挿入される硬貨のそれぞれは第3のハウジング部分54
に形成された壁44と初めに係合するように強制される
から、硬貨が初めに大体の方向18で硬貨受け入れスロ
ット36中に挿入される際の速度および力は硬貨センサ
アセンブリ10の動作に影響を与えず、各挿入された硬
貨は第3のハウジング部分54の壁部分44と係合し、
そして大体の方向22および24で、後で詳細に記載す
る硬貨センサアセンブリ10の部分間に介在する硬貨経
路14の部分を通るように転がって進む。
第1図に示すように、カバー板58がハウジング28の
一側に複数の固定部材(これら固定部材のうちの3つが
第1図に示されており、かつ参照数字60で指示されて
いる)により固定され、またカバー板62がカバー板5
8に対してハウジング28の反対側に固定され、このカ
バー板62も複数の固定部材(図示せず)によりハウジ
ング28に固定される。
各カバー板58および62はハウジング28の硬貨受け
入れ端部30と硬貨出口端部32間のほぼ全長にわたっ
て延在し、各カバー板58および62の一部分が硬貨経
路14の一部分をカバーし、実質的に包囲する。
従って、硬貨経路14はカバー板58および62のそれ
ぞれの一部分ならびにハウジング28142および44
によって取囲まれ、これら壁42および44ならびにカ
バー板58および62の一部分は硬貨経路14をおおう
ように延在し、それぞれ協働してハウジング28を通る
硬貨経路14を形成し、かつ挿入される硬貨のそれぞれ
をあらかじめ定められたハウジング28を通る硬貨経路
に沿って案内移動させ、方向付ける案内面を提供する(
ハウジング28およびカバー板58および62はこの中
ではときどきハウジングと称される)、フランジ34を
含むハウジング28、ならびにカバー板58および62
はそれぞれ鉄を含まない物質あるいは弾性プラスチック
形式の物質より構成される。
その理由は後で明らかとなる。硬貨入力検出器64が固
定具66によりフランジ34に固定され、この硬貨入力
検出器64は貫通形成されたスロット68を有し、この
スロット68は検出器64の一端と交差してスロット6
8によってある距離離間された一対の脚部70および7
2を形成する(第1図には脚部70はその一部分のみが
図示されている)。
詳しくいうと、スロット68はハウジング28の硬貨受
け入れ端部30の近傍の第1のハウジング部分50の一
部分を受け入れる寸法を有している。
従って、第1のハウジング部分50は硬貨入力検出器6
4のスロット68内にほぼ配置され、硬貨入力検出器6
4の脚部70は第1のハウジング部分50の一側にほぼ
配置され、脚部72は第1のハウジング部分50の反対
側にほぼ配置される。
硬貨入力検出器64は永久磁石素材より構成され、そし
て第1図に示すように、硬貨入力検出器64の一部分は
硬貨受け入れスロット36にほぼ隣接する硬貨経路14
の一部分をほぼ取囲み、それによって永久磁石素材によ
り硬貨受け入れスロット36のかなりの部分を取囲む。
硬貨センサアセンブリ10および硬貨受容アセンブリ1
2の動作中、硬貨入力検出器64は硬貨受け入れスロッ
ト36に挿入されたスチール・スラグおよび類似物を検
出するように機能し、硬貨入力検出器64はスチール・
スラグおよび類似物が硬貨経路14中に置かれることを
実質的に阻止する。
第2図にさらに明瞭に示すように、開口74がカバー板
58中に形成され、また開口76がカバー板62中に形
成され、これら開口74および76はそれぞれ硬貨経路
14の一部と実質的に整列されかつ交差しており、その
結果これら開口74および76はこれら開口74および
76間に配置された硬貨経路14の部分を通じて連通す
ることになる。
第2図および第3図にさらに明瞭に示すように、硬貨セ
ンサアセンブリ10はカバー板58を介してほぼ開口7
4内に配置、支持された1つの部分と、カバー板62を
介してほぼ開口76内に配置、支持された他の1つの部
分とを含み、従って硬貨センサアセンブリ10の一部分
は硬貨経路14の一部分82が硬貨センサアセンブリ1
0の一部分を通って延在するように、配置、支持される
詳しくいうと、硬貨センサアセンブリ10はほぼ硬貨経
路部分82内に磁界を確立するように構成、配置され、
硬貨センサアセンブリ10および硬貨経路14はそれぞ
れ、硬貨経路14が硬貨センサアセンブリの磁界中に挿
入された硬貨のそれぞれを案内するように、構成、位置
付けされる。
硬貨センサアセンブリ10はさらに、硬貨経路部分82
に確立された磁界中に硬貨を置くことが置かれた硬貨の
冶金構造あるいは組成を独自に示す識別できる磁束密度
の変化をもたらす磁界の変化を生じさせるように、構成
され、そしてこの硬貨センサアセンブリ10は挿入され
た硬貨によって生じる磁束密度の変化を感知し、検出し
、それを指示する出力指示を、後で詳細に記載する態様
で、挿入された硬貨を独自に識別するために発生する。
硬貨センサアセンブリ10は対向する端部86および8
8ならびに外側周囲90を有する永久磁石84を含み、
この永久磁石84はその極性について、端部86が南極
(S極)を形成し、端部88が北極(N極)を形成する
ように構成され、位置付けされる(これら端部86およ
び88はときどきこの中では「S極端部86」および「
N極端部88」と称される。
凹部92がN極端部88に形成され、かつ永久磁石84
の周囲90のまわりに延在して環状壁94を形成し、そ
してこの凹部92はハウジング28のカバー板62に形
成された開口76の大きさおよび形状に実質的に対応す
るように寸法が取られ、形成されている。
組立て位置において、第2図に示すように、カバー板6
2中の開口76は永久磁石84のN極端部88を受け入
れるように寸法が取られており、N極端部88は、環状
壁94がカバー板62の開口76のほぼ近傍のかつ隣接
する部分と係合し、開口76を通り抜ける方向への永久
磁石84の移動を制限し、永久磁石84を硬貨経路部分
82に対しほぼ横切る方向に延在する組立て位置に位置
付ける位置まで、開口76中に挿入される。
この位置において、永久磁石84のN極端部88は硬貨
経路部分82にほぼ隣接して配置されかつ硬貨経路部分
82にほぼ平行に延在する。
硬貨センサアセンブリ10はまた、対向する端部98お
よび100ならびに外側周囲102を有する極延長磁石
96を含む。
凹部104が極延長磁石96の端部98に形成され、か
つ外側周囲102のまわりに延在して環状壁106を形
成し、この凹部104はカバー板58中に形成された開
口74の寸法および形状に実質的に対応するように寸法
が取られ、形成されている。
第2図に明瞭に示す極延長磁石96の組立て位置におい
て、極延長磁石96の端部98は、環せ壁106が開口
74にほぼ隣接するカバー板58の部分に当接する位置
まで、開口74中に挿入され、それによって極延長磁石
96を硬貨経路部分82に対しほぼ横切る方向に延在す
るように組立て位置において位置付げし、端部98が硬
貨経路部分82にほぼ隣接して配置されかつ硬貨経路部
分82にほぼ平行に延在するようにする。
かくして、永久磁石84および極延長磁石96の組立て
位置において、永久磁石84のN極端部88は極延長磁
石96の端部98と整列され、そしてN極端部88は硬
貨経路幅48に対応するあらかじめ定められた距離だけ
端部98から離間され、そしてこの整列された端部88
および98はそれぞれ硬貨経路部分82にほぼ平行に延
在し、これら端部88および98間の間隔48は硬貨セ
ンサアセンブリ10中に延在する硬貨経路部分82を形
成する。
永久磁石84および極延長磁石96はそれぞれ、好まし
い一実施例においては、ほぼ円形にまたは長方形に形成
された横断面を有し、永久磁石84のN極端部88の長
さおよび極延長磁石96の端部98の長さはそれぞれ、
詳しくいうと、永久磁石84および極延長磁石96がほ
ぼ円形に形成された横断面を有する適用例においては、
直径と称される。
いずれにしても、永久磁石84のN極端部88の横断面
積ならびに極延長磁石96の端部98の横断面積はそれ
ぞれ、本発明の任意特定の実施例においては、硬貨受容
アセンブリ12によって受け入れられ、そして硬貨セン
サアセンブリ10によって感知され、検出され、識別さ
れる最大横断面積の硬貨の横断面積と少なくとも実質的
に同じ大きさである。
その上、硬貨経路幅44および長さ46は、本発明の任
意特定の実施例においては硬貨受容アセンブリ12によ
って受け入れられ、硬貨センサアセンブリ10によって
感知され、検出される最大幅、最大直径の硬貨が硬貨経
路14中を自由に降下するように、それぞれ寸法が定め
られている。
例えば、硬貨受容アセンブリ12および硬貨センサアセ
ンブリ10がそれぞれ、1セント硬貨(ペニー)、5セ
ント 硬貨(ニッケル)、10セント硬貨(ダイム)お
よび25セント硬貨(クオーター)の貨幣単位の米国通
貨の硬貨を受け入れるように構成されていると仮定する
と、硬貨経路14および硬貨経路部分82はそれぞれ最
大直径および最大幅の硬貨の通貨を可能にする大きさに
され、そして永久磁石84のN極端部88の横断面積な
らびに極延長磁石96の端部98の横断面積はそれぞれ
最大横断面積の硬貨の横断面積と少なくとも同じ大きさ
であるように寸法が取られている。
すなわち、換言すると、硬貨受容アセンブリ12と硬貨
センサアセンブリ10が例えば、1セント硬貨、5セン
ト硬貨、10セント硬貨および25セント硬貨の名称を
持つ米国通貨の硬貨を受け入れるように構成されている
適用例においては25セント硬貨の横断面積と少なくと
も同じ大きさであるように寸法が取られている。
好ましい一形式においては、極延長磁石96は硬貨セン
サアセンブリ10の特定の具体例に対して最適の磁気能
力を持つ素材より構成され、そして極延長磁石96の磁
化状態は硬貨経路部分82に確立される硬貨センサアセ
ンブリの磁界の変化によって変化される。
好ましい一形式においては、極延長磁石96は炭素の干
渉のすべてを実質的に除去するように熱処理された比較
的低炭素の鉄より構成される。
低炭素鉄は例えばS.A.E,1010としてa−tに
識別される形式のものである。
第2図により明瞭に示すように、センサコイル116が
極延長磁石96のほぼ端部100に近い方の周囲部分の
まわりに配置され、しっかりと位置付けされている。
このセンサコイル116は極延長磁石96の外周に延在
するあらかじめ定められた数の絶縁コイルワイヤ導体の
アンペヤ・ターンを有する。
センサコイル116のワイヤ導体は好ましい一実施例で
は絶縁されたニッケルワイヤより構成される。
センサコイル116の絶縁された導体は、センサコイル
出力信号を種々の指示装置または制御回路に接続するた
め、絶縁されたケーブル118内に配置される。
その理由および態様は後で明らかにされる。
ハウジング28から、詳しくいうとカバー板62から、
横断方向に延在する永久磁石84の部分はケーシング1
24によって取囲まれている。
このケーシング124は一形式においてはほぼ円筒状に
形成され、かつ閉鎖端部126、開放端部128を有し
、開放端部128はこの開放端部128を通ってある距
離延在するケーシング開口130により形成されている
フランジ132がケーシング124の開放端部128の
外周囲のまわりに形成され、ほぼ半径方向にある距離延
在している。
ケーシング124は組立て位置において第2図に示すよ
うに、フランジ132を貫通する複数の固定具134に
よりカバー板62に固定される。
組立て位置において、ケーシング124はハウジング2
8のカバー板62にほぼ開口76の近傍で固定され、永
久磁石84のS極端部86はケーシング開口130内に
ほぼ配置され、ケーシング124およびケーシング開口
130は、組立,て位置において、ケーシング124が
後で詳細に記載する理由のためにハウジング28のカバ
ー板62から横断方向に延在する永久磁石84の部分を
取囲むように、構成されている。
閉鎖端部138、開放端部140およびこの開放端部1
40と交差するようにある距離延在するケーシング開口
142を有する円筒形状のケーシング136がハウジン
グ28のカバー板58に、ケーシング136のほぼ開放
端部140の近傍の外周囲のまわりに形成されたフラン
ジ146を貫通する複数の固定具144によって、固定
される。
フランジ146はケーシング136から半径方向にある
距離延在する。
かくしてケーシング136はケーシング124と同様に
構成され、組立て位置においてケーシング136はカバ
ー板58にほぼ開口74の近傍で固定される。
極延長磁石96の一部分がケーシング136のケーシン
グ開口142内に配置され、ケーシング136およびケ
ーシング開口142はそれぞれ、ケーシング136がハ
ウジング28のカバー板58から横断方向に延在する極
延長磁石96の部分を取囲むように、寸法が取られかつ
構成されている。
1つの穴(図示せず)がケーシング136の閉鎖端部1
38を貫通して形成され、絶縁されたケーブル118が
この穴を通って延在するようになされている。
ケーシング124および136はそれぞれこれらケーシ
ングで取囲まれた硬貨センサアセンブリ10の部分に対
し、確実な電磁シールドを提供する。
好ましい一形式においては、ケーシング124および1
36はそれぞれ、例えば引抜きニッケル素材より構成さ
れた外側ケーシング150、ならびにケーシング開口1
30および142により形成されたケーシング124お
よび136のそれぞれの内側周囲表面のまわりに形成さ
れた内側ケーシング152をそれぞれ含む。
内側ケーシング152は好ましい一形式においては各層
当り、0.01インチの厚さで10層まで外側ケーシン
グ150の内面にめっきされた銅−ニッケル素材より構
成される。
ニッケル引抜き外側ケーシング150ならびに内側ケー
シング152を形成する銅−ニッケルめっき層はそれぞ
れケーシング124および136に対して確実な電磁シ
ールドを提供する。
ケーシング124および136に形成された電磁シール
ドは、それぞれの内側ケーシング152の最後の銅−ニ
ッケル層に取付けられたリードにより、それぞれ接地さ
れる(図示せず)。
あるエレメント(素子)またはエレメントの組成は特定
の、識別可能な電気的および磁気的特性を示す。
換言すれば、ある物体または硬貨の特定の冶金構造は特
定の、識別可能な電気的および磁気的特性を硬貨に示す
ようにさせる。
かかる硬貨または類似物が現存する外部磁界中に挿入さ
れると、挿入された硬貨または類似物によってエネルギ
が挿入された硬貨の特定の独自の冶金組成の関数として
吸収される。
挿入された硬貨または類似物はこのように磁界の特性に
影響を与え、すなわち変化させ、この特定の変化は挿入
された硬貨の独自の識別可能な冶金組成の関数である。
詳しくいうと、硬貨または類似物は外部で生成された磁
界の磁束密度を、挿入された硬貨の冶金透磁率を含む挿
入された硬貨により吸収されたエネルギの量から主とし
て生じる挿入された硬貨の独自の冶金組成の関数として
、増加または減少させる。
永久磁石84と極延長磁石96間の磁界の磁束密度の変
化は通過する硬貨の電荷を増大させるまたは減少させる
結果として生じる。
本発明の硬貨センサアセンブリ10を詳しく説明すると
、実質的に一定の磁界強さおよび磁束密度を有する磁界
は永久磁石84と極延長磁石96間のほぼこれら間に延
在する硬貨経路部分82内に確立される。
硬貨が硬貨経路部分82に挿入されない初期すなわちス
タート位置を考えると、センサコイル116に結合する
磁束は一定であり、従ってセンサコイル116の出力電
圧信号は実質的に零である。
硬貨が硬貨受容アセンブリ12内に置かれ、硬貨経路1
4を介して硬貨が硬貨センサアセンブリ10によって確
立された磁界中に挿入される位置に案内されると、換言
すると、置かれた硬貨が永久磁石84と極延長磁石96
間の硬貨経路部分82内に位置付けされると、硬貨セン
サアセンブリの磁界の磁束密度は挿入された硬貨によっ
て変化され、特定量の磁束密度の変化が挿入された硬貨
の冶金構造を示し、それに応答する。
磁束密度の変化はセンサコイル116に結合する磁束の
特定の変化をもたらし、センサコイル116に起電力(
emf) を誘起させる。
センサコイル116に誘起された起電力すなわち誘起電
圧はセンサコイル出力信号として検出可能であり、そし
て挿入された硬貨の冶金構造を独特に指示し、それによ
って特定の挿入された硬貨を独特に示す。
永久磁石84のN極端部88の横断面積ならびに極延長
磁石96の端部98の横断面積は少な《とも、前記した
ように、硬貨センサアセンブリ10によって感知され、
検出され、識別されるあらかじめ定められた最大横断面
積の硬貨の横断面積と同じ大きさである。
従って、硬貨受容アセンブリ12によって受け入れられ
、硬貨センサアセンブリ10によって感知、識別される
ようにあらかじめ定められた各硬貨の全体の横断面積は
永久磁石84と極延長磁石96間の硬貨センサアセンブ
リ10の磁界内に位置付げされ、従って各硬貨はこの位
置において硬貨センサアセンブリの磁界に最大の影響を
及ぼすように位置付けされ、それによって誘起されたセ
ンサコイル出力信号が硬貨2センサアセンブリ10を通
過する各硬貨の最大影響を示すことを確実にする。
各あらかしめ定められた硬貨は硬貨センサアセンブリの
磁界の磁束密度を変化させて独自の識別できる硬貨セン
サアセンブリ出力電圧信号をセンサコイル116の導体
を通じて発生するから、本発明の硬貨センサアセンブリ
10はこのアセンブリによって感知、検出される硬貨を
独特に識別する出力信号を発生する。
従って、センサコイル116の最大および最小電圧レベ
ル出力信号により定められる比較的狭い許容電圧帯域、
すなわち簡単にいうと、許容帯域が本発明の任意特定の
実施例においては硬貨センサアセンブリ10によって検
出、感知される各特定のあらかじめ定められた硬貨に対
して確立できる。
従って、硬貨受容アセンブリ12および硬貨センサアセ
ンブリ10がそれぞれ、第4図に概略的に示すように、
最大電圧レベル162と最小電圧レベル164により定
められるあらかじめ定められた許容帯域160内にセン
サコイル116の出力電圧信号を持つあらかじめ定めら
れた、容認された硬貨を受け入れ、検出し、感知し、識
別するように構成されていると仮定すると、あらかじめ
定められた許容帯域160内に入る最大すなわちピーク
電圧レベルを有する硬貨センサアセンブリ出力信号16
6を発生する硬貨が硬貨受容アセンブリ12によって受
け入れられ、硬貨センサアセンブリ10によって感知、
検出されるときに、硬貨センサアセンブリ出力信号16
6の最大電圧レベルの存在は検出され、置かれた硬貨は
あらかじめ定められた容認された形式の硬貨であると識
別され、決定される。
同じ理由で、確立されたあらかじめ定められた許容帯域
160の外側に入る最大すなわちピーク電圧レベルを有
する硬貨センサアセンブリ出力信号168および170
(第4図)を持つ硬貨が硬貨受容アセンブリ12によっ
て受け入れられ、硬貨センサアセンブリ10によって感
知、検出されると、硬貨センサアセンブリ出力信号16
8および170の最大電圧レベルの存在が検出され、置
かれた硬貨はあらかじめ定められた容認された形式の硬
貨以外の形式のものであると識別され、決定される。
その上、本発明の特定の実施例は、硬貨センサアセンブ
リ10によって受け入れられ、検出される各置かれた硬
貨を独特に識別するために、受け入れられる各硬貨の確
立された、あらかじめ定められた許容帯域を利用してあ
らかじめ定められた数の硬貨を受け入れるように前以っ
てプログラムすることができる。
例えば、本発明の装置は一実施例においては1セント硬
貨、5セント硬貨、10セント硬貨、および25セント
硬貨に対する確立された、あらかじめ定められた許容帯
域を利用してこれら通貨の米国硬貨を受け入れて各硬貨
を独特に識別するように前以ってプログラムできる。
この例においては、本発明の装置はまた、カウンタート
ータライザ(合計装置)回路または類似装置を含み、種
々の挿入された硬貨の瞬時合計値を示す出力信号を提供
するようにしてもよい。
いずれにしても、本発明の装置は、硬貨センサアセンブ
リ10が硬貨の重さおよび寸法を測定すなわち指示せず
かつその後置かれた硬貨の有効性すなわち真正さを決定
するのに測定された寸法および重さを利用しないという
意味において、あらかじめ定められた、容認された形式
の硬貨の寸法および重さに関係なく感知され、検出され
た硬貨を独特に示す電気的出力信号を提供する。
例えば、第5図を参照すると、硬貨センサアセンブリ出
力信号(ミリボルトで表わされている)を表わす種々の
交流電圧が9つの異なる硬貨に対して示されている。
これら9つの硬貨は次表に記載されており、各硬貨の重
さ(グラムで表示)および硬貨No.1すなわち米国の
25セント硬貨、の重さに対する各硬貨の差も示されて
いる。
9つの硬貨のそれぞれの重さ(グラム)および米国25
セント貨、すなわち硬貨No.1に対する各硬貨の重さ
の差(グラム)を示す上表を参照して、No.1ないし
No.9の各硬貨はセンサコイル116の出力端子に独
自の交流電圧出力信号(ミリボルト表示)を発生するこ
とが第5図から観察されよう。
従って、永久磁石84と極延長磁石96間を通る種々の
物質間に識別可能な差違が存在し、この差違はセンサコ
イル116の出力端子に、本発明の硬貨センサアセンブ
リ10を通過する各硬貨を独特に示す識別可能な独自の
出力信号を発生するということが立証できる。
硬貨センサアセンブリ10により感知、検出される種々
の硬貨の冶金組成に対する交流出力電圧の変化が比較的
小さい場合には、かかる差違は硬貨センサアセンブリ制
御回路(後で一実施例について記載する)に増幅器を組
み入れることによって強めることができる。
上記したことから、センサコイル116の最大および最
小電圧レベル出力信号により定められる比較的狭い許容
帯域は本発明の任意特定の実施例においては硬貨センサ
アセンブリ10によって検出、感知される。
例えば米国25セント硬貨形式の硬貨のような、各特定
のあらかじめ定められた硬貨に対して確立できるという
ことが認められる。
次に、第6図について説明する。
第6図に概略的に示す硬貨センサアセンブリ10および
硬貨受容アセンブリ12の一実施例においては、硬貨セ
ンサアセンブリ10は増幅器回路202に接続された信
号経路200により出力信号経路200により出力信号
(センサコイル116の誘起電圧出力信号)を提供し、
増幅器回路202は受信した硬貨センサアセンブリ出力
信号を増幅し、増幅信号を信号経路204によって提供
する。
増幅信号は電圧帯域弁別器回路206に信号経路204
を介して供給され、この電圧帯域弁別器回路206は受
信増幅信号のピークすなわち最大電圧レベルを検出し、
この受信増幅信号が与えられた、あらかじめ定められた
許容帯域内の電圧レベル、すなわち換言すれば、あらか
じめ定められた最大電圧レベルとあらかじめ定められた
最小電圧レベル間のピーク電圧レベル、を持つときに、
出力有効信号を信号経路208によって提供するように
構成されている。
好ましい一形式においては、電圧帯域弁別器回路206
はまた、受信増幅信号があらかじめ定められた許容帯域
の外側の電圧レベルを持つときに、すなわち換言すれば
、受信増幅信号が硬貨センサアセンブリ10の許容帯域
を確立するあらかじめ定められた最大電圧レベルより高
いまたはあらかじめ定められた最小電圧レベルより低い
電圧レベルを有するときに、出力無効信号を信号経路2
10に提供するように構成されている。
出力有効信号は信号経路208を介してデコーダ回路2
12に提供される。
このデコーダ回路212は信号経路214を介して感知
され、検出された硬貨あるいは硬貨センサアセンブリ出
力信号を発生する物体を独特に示しかつ識別する出力信
号を提供するように構成されている。
カウンタートータライザ回路216は信号経路214を
介してデコーダ出力信号を、また信号経路210を介し
て電圧帯域弁別器回路出力無効信号を、それぞれ受信す
る。
カウンタートータライザ回路216は、硬貨センサアセ
ンブリ10の磁界中に配置、挿入された物体または硬貨
が電圧帯域弁別器回路206の容認できるあらかじめ定
められた許容帯域より高いまたは低い電圧レベルを有す
るセンサコイル116出力信号および増幅器出力信号を
発生するということを示す出力無効信号を受信したとき
に、不能化される。
従って、物体または硬貨が硬貨センサアセンブリ10の
磁界中に配置、挿入され、あらかじめ定められた容認硬
貨を識別するあらかじめ定められた容認電圧レベルに対
応しない電圧レベルを持つセンサコイル出力信号を発生
すると、カウンタートータライザ回路216は不能化さ
れ、本発明の装置は出力指示を提供しない、すなわち、
詳しくいうと、容認できないものとあらかじめ定められ
た形式の硬貨または物体が硬貨センサアセンブリ10の
磁界中に挿入されたことを示す出力指示を提供する。
カウンタートータライザ回路216はまた、前記したよ
うに、信号経路214を介してデコーダ出力信号を受信
し、そしてあらかじめ定められた動作時間中カウンター
トータライザ回路により受信したデコーダ出力信号を示
すカウンタートータライザ回路出力信号を信号経路21
8に提供するように、構成されている。
詳しくいうと、例えば4つの硬貨が逐次硬貨センサアセ
ンブリ10の磁界中に挿入され、それぞれが別個のデコ
ーダ出力信号を発生するならば、カウンタートータライ
ザ回路216は4つのデコーダ出力信号のそれぞれを受
信し、4つの受信し、感知し、検出し、識別した硬貨の
合計貨幣値を示すカウンタートータライザ回路出力信号
を提供するように構成されている。
カウンタートータライザ回路出力信号は出力指示アセン
ブリ220によって受信される。
この出力指示アセンブリ220は、プリセントされた、
あらかじめ定められた硬貨またはあらかじめ定められた
合計貨幣値を有する硬貨の数が硬貨受容アセンブリ12
を通り、そして硬貨センサアセンブリ10を通過したこ
とを示すカウンタートータライザ回路出力信号を受信し
たときに電気信号の形式の出力指示、あるいは機械的形
式の出力信号、あるいは電気−機械組合せ出力信号を提
供するように構成されている。
例えば、一実施例においては、本発明の硬貨センサアセ
ンブリ10および硬貨受容アセンブリ12は硬貨作動形
式の電話機に関連して利用され、硬貨受容アセンブリ1
2は個人が挿入した硬貨を受け入れるように構成されて
おり、また硬貨センサアセンブリ10は挿入された硬貨
を感知し、検出し、識別し、そしてあらかじめ定められ
た貨幣値の硬貨が硬貨受容アセンブリ12によって受け
入れられ、硬貨センサアセンブリ10によって感知、検
出、識別されたことを示す出力信号指示を発生するよう
に構成されている。
硬貨作動の電話機の例において、この硬貨作動の電話機
が米国通貨の硬貨を受け入れるように利用されるべきで
あると仮定すると、硬貨センサアセンブリ10および電
圧帯域弁別器回路206は、例えば、5セント硬貨、1
0セント硬貨および25セント硬貨に等価な貨幣値を持
つ米国通貨の硬貨を感知し、識別するように構成される
この実施例においてカウンタートータライザ回路216
に供給されるデコーダ出力信号はそれぞれ、5セント硬
貨、10セント硬貨あるいは25セント硬貨が硬貨セン
サアセンブリ10を通貨し、電圧帯域弁別器回路206
の容認許容帯域内に入る電圧レベルを有する硬貨センサ
アセンブリ出力信号および対応する増幅出力信号を発生
したことを示す。
カウンタートータライザ回路216はデコーダ212か
らの出力信号を計数し、合計し、そして挿入され、硬貨
センサアセンブリ10を通過した硬貨の合計貨幣値を示
すカウンタートータライザ回路出力信号を提供する。
この硬貨作動の電話機の例における出力指示アセンブリ
220は、最終的にはあらかじめ定められた貨幣値の硬
貨が硬貨受容アセンブリ12を通じて使用者により挿入
されたというダイアル音または指示を操作者に提供する
電気−機械的出力指示のような性質を持つものである。
上記したことから、本発明の方法および装置は自動販売
機形式の硬貨取扱い装置と協働して、硬貨作動の電話機
の適用例について上記したのと同様の態様で、利用され
るということはこの分野の技術者には明らかである。
本発明の装置は、かくして、それぞれが本発明の任意特
定の実施例における装置によって容認されるあらかじめ
定められた硬貨を示す、種々の許容帯域を確立すること
によって、米国の種々の硬貨および外国通貨を受け入れ
るように容易に較正できる。
さらに、これら許容帯域は実際に受け入れられるものと
決定された硬貨の寸法および重さに関係ないから、本発
明の特定の実施例は、硬貨経路幅48および硬貨経路長
46がそれぞれ十分な寸法を有し、従って異なる硬貨が
自由に通過でき、また最大横断面積の硬貨の横断面積が
特定の実施例の永久磁石84の横断面積および極延長磁
石96の横断面積より小さいと仮定すると、単に許容帯
域を異なる容認硬貨に対応するように調整し、較正する
ことによって異なるあらかじめ定められた硬貨を受け入
れるように変更できる。
本発明の装置はまた、可動の機械的部品を必要としない
で、挿入された硬貨を硬貨センサアセンブリ10によっ
て感知し、検出し、そして識別するように機能し、それ
によって実質的に種々の較正および保守問題を減少させ
ている。
その上、本発明の装置は硬貨の冶金構造の確立された磁
界に与える影響を利用して硬貨を感知し、検出し、識別
するものであるから、本発明の装置は、同一直径、同一
幅、および同一重さを有するが、しかし異なる冶金組成
よりなる硬貨を弁別することができ、従って実質的に偽
造硬貨を受け入れる可能性を減少させる。
硬貨センサアセンブリ出力信号は事実上電気的であるか
ら、硬貨センサアセンブリ出力信号は、例えば自動販売
機硬貨作動の電話機等のような本発明のある実施例にお
いては望ましいことである複数の挿入された硬貨の合計
貨幣値を示すおよび挿入された硬貨を示す認知し得る出
力指示を有用に提供するための種々の電気的、電子的回
路に直接供給できる。
次に第7図について説明する。
第7図には第6図に示し、一般的に上記した硬貨センサ
制御回路198と実質的に同じ態様で動作するように構
成された硬貨センサ制御回路198aが示されている。
ただし、この硬貨センサ制御回路198aは硬貨16に
よって誘起された合計電圧に応答し、従って電圧帯域弁
別ではなくてインパルス弁別と特徴付けることができる
増幅器回路202は信号経路200aおよび200bに
より硬貨センサアセンブリ出力信号を受信するように接
続されている。
詳しくいうと、増幅器回路202は演算増幅器222を
有し、その負の入力端子は電流制限抵抗224を介して
信号経路200aに接続され、また正の入力端子は電流
制限抵抗226を介して信号経路200bに接続される
演算増幅器222の負の入力端子はまた、フィードバッ
ク抵抗228を介してその出力端子に接続され、他方そ
の正の入力端子はバイアス抵抗230を介して装置の接
地に接続されるこの分野の技術者には明らかのように、
演算増幅器222は硬貨センサアセンブリ10からの硬
貨センサアセンブリ出力信号を受信し、この受信硬貨セ
ンサアセンブリ出力信号に比例する増幅信号を信号経路
204に提供するように動作する。
インパルス弁別器回路206aは増幅器202によって
提供される増幅信号を信号経路204を介して受信する
詳しくいうと、インパルス弁別器回路206aは演算増
幅器232および電圧比較器236を有し、この増幅器
232の負の入力端子は第1の分圧抵抗234を介して
信号経路204に接続され、また比較器236の負の入
力端子は第2の分圧抵抗238を介して信号経路204
に接続される。
演算増幅器232はその負の入力端子がフィードバック
抵抗240を介してその出力端子にも接続されており、
一方その正の入力端子はコンテンサ244と直列に接続
された抵抗242を介して装置の接地に接続されている
抵抗242とコンデンサ244の接続点は抵抗246を
介して正の動作電位に、また抵抗248を介して装置の
接地に、それぞれ接続されている。
演算増幅器232はその出力端子が電圧制御発振器25
0の入力端子に接続されている。
電圧制御発振器250は第1の制御端子がタイミング抵
抗252を介して正の動作電位に接続され、また第2の
制御端子がタイミングコンデンサ254を介して負の動
作電位は接続されている。
フィードバック制御コンデンサ256が電圧制御発振器
250の第1の制御端子と入力端子との間に接続され、
その寄生振動を防止している。
この分野の技術者には明らかなように、演算増幅器23
2は信号経路204により与えられる増幅信号を受信し
、この増幅信号を電圧制御発振器250に供給するよう
に動作する。
この分野の技術者には明らかなように、電圧制御発振器
250は演算増幅器232によって提供される増幅信号
を受信し、時間的に関連した一連のデイジタル形式の出
力パルスを提供し、ANDゲート258に供給する。
このパルスの周波数は受信増幅信号の振幅または電圧に
実質的に正比例する。
従って、演算増幅器232および電圧制御発振器250
は協働して増幅器回路202より受信した硬貨センサア
センブリ出力信号を直線形式からデイジタル形式に変換
する。
電圧比較器236はその正の入力端子が第1の電圧基準
抵抗260を介して正の動作電位に、また第2の電圧基
準抵抗262を介して装置の接地に、そしてフィードバ
ック抵抗264を介してその出力端子に、それぞれ接続
されている。
比較器236の出力端子はまた、抵抗266を介して正
の動作電位に接続されている。
この分野の技術者には明らかなように、電圧比較器23
6は、増幅器回烙202および分圧抵抗238によって
提供される硬貨センサアセンブリ出力信号が通常の態様
で電圧基準抵抗260および262によって確立される
雑音スレシホールドを越えたときにのみ、高状態の実質
的にデイジタル形式のトリガ信号を提供し、ANDゲー
ト258に供給するように動作する。
好ましい実施例においては、雑音スレシホールドは、硬
貨センサアセンブリ出力信号が単一のあらかじめ定めら
れた電圧レベルを越えたときにのみ電圧比較器236が
高状態のトリガ信号を提供するように、選択されている
所望ならば、別個の雑音スレシホールドが硬貨センサア
センブリ出力信号の前縁および後縁に対して確立されて
もよい。
電圧制御発振器出力信号およびトリガ信号はそれぞれA
NDゲート258によって受信される。
ANDゲート258は通常の態様で動作して電圧制御発
振器出力信号を1位のBCD(2進化10進)カウンタ
268に、高状態のトリガ信号を受信することに応答し
て、供給する。
BCDカウンタ268はそのBCD出力端子が通常の態
様で1位のBCD−10進デコーダ270に一般的信号
経路272を介して接続され、またその桁上げ出力端子
が10位のBCDカウンタ274の入力端子に接続され
ている。
10位のBCDカウンタ214はそのBCD出力端子が
通常の態様で10位のBCD−10進デコーダ276に
一般的信号経路277を介して接続されている。
1位のBCD−10進デコーダ270および10位のB
CD−10進デコーダは276それらの10進出力端子
が一般的信号経路208aに接続されている。
この分野の技術者には明らかなように、BCDカウンタ
268および274はBCD−10進デコーダ270お
よび276と協働し、電圧比較器236の制御のもとで
ANDゲート258を介して電圧制御発振器250によ
り提供されるパルスの数を計数、すなわち積算し、0か
ら99までの範囲の値を有するインパルス積算信号を信
号経路208aに提供する。
トリガ信号はまた、第1の再トリガ可能なマルチバイブ
レータすなわちワンショット278に接続されている。
ワンショット278は通常の態様で動作し、高状態のト
リガ信号を受信することに応答して高状態のリセット信
号を提供する。
この第1のワンショット278は提供された高状態のリ
セット信号を、トリガ信号が高状態から低状態に切換わ
った後第1のあらかじめ定められた時間期間の間、保持
する。
リセット信号はBCDカウンタ268および274によ
って受信される。
これらカウンタ268および274は通常の態様で動作
してそれらに含まれる計数値を低状態のリセット信号を
受信したことに応答して零にリセットする。
かくして、第1のワンショツト278は電圧比較器23
6と協働してBCDカウンタ268および274を、硬
貨センサアセンブリ出力信号が降下し、雑音スレシホー
ルドより低く保持された後、あらかじめ定められた時間
期間リセットする。
このリセット信号はまた、第2の再トリガ可能な単安定
マルチバイブレータすなわちワンショット280によっ
ても受信される。
この第2のワンショット280は通常の態様で動作し、
低状態のリセツト信号を受信したことに応答して高状態
の積算完了信号を信号経路210aに提供する。
第2のフンショット280はリセット信号が高状態から
低状態に切換わった後第2のあらかじめ定められた時間
期間の間高状態の積算完了信号を保持する。
テコーダ回路212aは一般に第1の形式のフリツプフ
ロツプ282、第2の形式のフリップフロツプ284,
第3の形式のフリップフロソプ286、および第4の形
式のフツソプフロツプ288より構成され、フリツプフ
ロツプ282ないし288のそれぞれはRS形式のもの
である。
第1の形式のフリツプフロップ282はそのリセット入
力RがANDゲート290の出力に接続され、ANDゲ
ート290の入力の一方は1位のBCD−10進デコー
ダ270によって提供される出力信号の1つに接続され
、またその入力の他方は10位のBCD−10進デコー
ダ276によって提供される出力信号の1つに接続され
ている。
フリツプフロツプ2820セット入力SはANDゲート
292の出力に接続され、ANDゲート290の入力の
一方は1位のBCD−10進デコーダ270によって提
供される出力信号の1つに接続され、またその入力の他
方は10位のBCD−10進デコーダ276によって提
供される出力信号の1つに接続される。
フリップフロツプ282のQ出力は一般的信号経路21
4aの一部分に接続されている。
この分野の技術者には明らかなように、第1の形式のフ
リツプフロツプ282は、BCDカウンタ268および
274によってBCD−10進デコーダ270および2
76を介して提供される計数値がANDゲート292に
接続された特定の出力信号によって確立される下部イン
パルススレシホールドとANDゲート290に接続され
た特定の出力信号によって確立される上部インバルスス
レシホールドとの間のあらかじめ定められた許容帯域内
にあるときに、高状態の出力信号を提供するように動作
する。
例えば、1位のBCD−10進デコーダ270によって
提供される9の出力信号と10位のBCD−10進デコ
ーダ276によって提供される0の出力信号がANDゲ
ート292に供給され、かつ1位のBCD−10進デコ
ーダ270によって提供される7の出力信号と10位の
BCD−10進デコーダ276によって提供される1の
出力信号がANDゲート290に供給されると仮定する
と、第1の形式のフリップフロツプ282は、BCDカ
ウンタ268および274によって提供される計数値が
少なくとも9でありかつ17より小さいときにのみ、高
状態の出力信号を提供する。
第2の形式のフリツプフロツプ284はそのリセット入
力RがANDゲート294の出力に接続され、ANDゲ
ート294はその入力の一方が1位のBCD−10進デ
コーダ270によって提供される出力信号の1つに接続
され、またその入力の他方が10位のBCD−10進デ
コーダ276によって提供される出力信号の1つに接続
される。
フリップフロップ284のセツト入力SはANDゲート
296の出力に接続され、ANDゲート296の入力の
一方は1位のBCD−10進デコーダ270によって提
供される出力信号の1つに接続され、またその入力の他
方は10位のBCD−10進デコーダ276によって提
供される出力信号の1つに接続されている。
フリツプフロツプ284のQ出力は一般的信号経路21
4aの一部分に接続されている。
この分野の技術者には明らかなように、この第2の形式
のフリップフロツプ284は、BCDカウンタ268お
よび274によってBCD−10進デコーダ270およ
び276を介して提供される計数値がANDゲート29
6に接続された特定の出力信号によって確立される下部
インパルススレシホールドとANDゲート294に接続
された特定の出力信号によって確立される上部インパル
ススレシホールドとの間のあらかじめ定められた許容帯
域内にあるときに、高状態の出力信号を提供するように
動作する。
例えば、1位のBCD−10進デコーダ270によって
提供される5の出力信号と10位のBCD−10進デコ
ーダ276によって提供される2の出力信号がANDゲ
ート296に供給され、かつ1位のBCD−1 0進デ
コーダ270によって提供される5の出力信号と10位
のBCD−10進デコーダ276によって提供される3
の出力信号がANDゲート294に供給されると仮定す
ると、この第2の形式のフリップフロツプ284は、B
CDカウンタ268および274によって提供される計
数値が少なくとも25でありかつ35より小さいときの
み、高状態の出力信号を提供する。
第3の形式のフリップフロップ286はそのリセット入
力RがANDゲート298の出力に接続され、ANDゲ
ート298はその一方の入力が1位のBCD−10進デ
コーダ270によって提供される出力信号の1つに接続
され、また他方の入力が10位のBCD−10進デコー
ダ276によって提供される出力信号の1つに接続され
る。
フリツプフロツプ286のセツト入力力SはANDゲー
ト300の出力に接続され、ANDゲート300はその
入力の一方が1位のBCD−10進デコーダ270によ
って提供される出力信号の1つに接続され、またその入
力の他方が10位のBCD−10進デコーダ276によ
って提供される出力信号の1つに接続されている。
フリップフロツプ286のQ出力は一般的信号経路21
4aの一部分に接続されている。
この分野の技術者には明らかなように、この第3の形式
のフリツプフロツプ286は、BCDカウンタ268お
よび274によってBCD−10進デコーダ270およ
び276を介して提供される計数値がANDゲート30
0に接続された特定の出力信号によって確立される下部
インパルススレシホールドとANDゲート298に接続
された特定の出力信号によって確立される上部インパル
ススレシホールドとの間のあらかじめ定められた許容帯
域内にあるときに、高状態の出力信号を提供するように
動作する。
例えば、1位のBCD−10進デコーダ270によって
提供される9の出力信号と10位のBCD−10進デコ
ーダ276によって提供される3の出力信号がANDゲ
ート300に供給され、かつ1位のBCD−10進デコ
ーダ270によって提供される7の出力信号と10位の
BCD−10進デコーダ276によって提供される4の
出力信号がANDゲート298に供給されると仮定する
と、この第3の形式の7リップフロップ286は、BC
Dカウンタ268および274によって提供される計数
値が少なくとも39でありかつ47より小さいときにの
み、高状態の出力信号を提供する。
第4の形式のフリップフロツプ288はそのリセット入
力RがANDゲート302の出力に接続されている。
ANDゲート302はその入力の一方が1位のBCD−
10進デコーダ270によって提供される出力信号の1
つに接続され、その入力の他方は10位のBCD−10
進デコーダ276によって提供される出力信号の1つに
接続されている。
フリツプフロツプ288のセット入力SはANDゲート
304の出力に接続され、ANDゲート304はその入
力の一方が1位のBCD−10進デコーダ270によっ
て提供される出力信号の1つに接続され、またその入力
の他方が10位のBCD−10進デコーダ276によっ
て提供される出力信号の1つに接続されている。
フリツプフロツプ288のQ出力は一般的信号経路21
4aの一部分に接続されている。
この分野の技術者には明らかなように、この第4の形式
のフリップフロツプ288は、BCDカウンタ268お
よび274によってBCD−10進デコーダ270およ
び276を介して提供される計数値がANDゲート30
4に接続された特定の出力信号によって確立される下部
インパルススレシホールドとANDゲート302に接続
された特定の出力信号によって確立される上部インパル
ススレシホールドとの間のあらかじめ定められた許容帯
域内にあるときに、高状態の出力信号を提供するように
動作する。
例えば、1位のBCD−10進デコーダ270によって
提供される6の出力信号と10位のBCD−10進デコ
ーダ276によって提供される5の出力信号がANDゲ
ート304に供給され、かつ1位のBCD−10進デコ
ーダ270によって提供される7の出力信号と10位の
BCD−10進デコーダ276によって提供される6の
出力信号がANDゲート302に供給されると仮定する
と、この第4の形式のフリツプフロツプ288は、BC
Dカウンタ268および274によって提供される計数
値が少なくとも56でありかつ67より小さいときにの
み、高状態の出力信号を提供する。
第7図に示す実施例において、フリップフロツプ282
ないし288のそれぞれに対する下部および上部インパ
ルススレシホールドは較正手法に基づいて決定される。
較正手法においては、例えば特定形式の多数の硬貨が上
記した態様で硬貨センサアセンブリ10を通過させられ
、複数の硬貨のそれぞれに応答してBCDカウンタ26
8および274によって提供されるインパルス積算計数
値の記録が保持される。
次に第1の形式のフリツプフロップに対する下部インパ
ルススレシホールドがBCD−10進デコーダ270お
よび276によって提供される出力信号を供給すること
によって確立できる。
この出力信号は試験された複数の硬貨によってもたらさ
れた最低の計数値に対応する。
第1の形式のフリップフロツプ282に対する上部イン
パルススレシホールドは、同様に、複数の硬貨によって
もたらされた最高の計数値に対応するBCD−10進デ
コーダ270および276によって提供される出力信号
を供給することによって確立できる。
残りのフリップフロツプ284ないし288に対する下
部および上部インパルススレシホールドも同様の態様で
確立できる。
しかしながら、フリツプフロツプ282ないし288に
対する下部および上部インパルススレシホールドにより
定められる範囲のうちの任意のものが重複する場合には
、電圧制御発振器250の動作は、第1の形式、第2の
形式、第3の形式および第4の形式の硬貨に対する1つ
しかない重複しない範囲にBCDカウンタ268および
274によってもたらされる計数値の範囲をせばめるた
めに、演算増幅器232の利得あるいは抵抗252およ
びコンデンサ254の値を変えるように変更されるべき
である。
一般的信号経路214aを介してフリツプフロップ28
2ないし288によって提供される出力信号はカウンタ
ートータライザ回路216aによって受信される。
第7図にはカウンタートータライザ回路216aの一部
分だけが図示されている。
詳しくいうと、第1の形式のフリツプフロツプ282に
よって提供される出力信号はANDゲート308を介し
て第4の形式のメモリフリツプフロップ306により受
信され、第2の形式のフリツプフロツプ284によって
提供される出力信号はANDゲート312を介して第2
の形式のメモリフリツプフロツプ310により受信され
、第3の形式のフリツプフロツプ286によって提供さ
れる出力信号はANDゲート316を介して第3の形式
のメモリフリツプフロツプ314により受信され、第4
の形式のフリツプフロツプ288によって提供される出
力信号はANDゲート320を介して第4の形式のメモ
リフリツプフロツプ318により受信される。
メモリフリツプフロツプ306ないし318のそれぞれ
はまた、信号経路210aおよびANDゲート308な
いし320をそれぞれ介して積算完了信号を受信する。
好ましい実施例においては、メモリフリツプフロツプ3
06ないし318のそれぞれはそのリセット入力Rがプ
ッシュボタン・クリヤスイツチ322を介して正の動作
電位に接続されている。
この分野の技術者には明らかなように、メモリフリツプ
フロップ306ないし318のそれぞれは、積算完了信
号の制御のもとで、フリツプフロツプ282ないし28
8からの出力信号をそれぞれ受信することに応答して出
力信号をQ出力に提供するように動作する。
例えば、下部および上部インパルススレシホールドが上
記した範囲を使用して確立され、かつ硬貨センサアセン
ブリ10を通過する特定の硬貨がBCDカウンタ268
および274、ならびにBCD−10進デコーダ270
および276を介して43の計数値を発生すると仮定す
ると、第1の形式のフリツプフロツプ282および第2
の形式のフリツプフロソプ2840両方が逐次にセット
およびリセットされ、そして第3の形式のフリツプフロ
ツプ286がセットされ、その後セツトされたままとな
る。
従って、高状態の積算完了信号が信号経路210を介し
てANDゲート308および312に供給されると、第
3の形式のフリツプフロツプ286のみが一般的信号経
路214aを介して出力信号を提供し、その結果第3の
形式のメモリフリツプフロツプ314だげがカウンター
トータライザ回路216aにおいてセットされ、第3の
形式の硬貨が検出されたことを指示する。
その後の任意の時間に、メモリフリツプフロツプ306
ないし318はクリヤスイツチ322を押すことによっ
て手動でリセットできる。
本発明の硬貨センサは硬貨の寸法および重さに関係なく
、確立された磁界中に挿入された硬貨を独特に指示する
出力信号を提供する。
その上、この出力信号は種々の硬貨が異なる冶金特性を
持つ限り、硬貨が同一の重さおよび寸法を持つことおよ
び確立された磁界中を同一速度で通過することに関係な
く、特定の硬貨を独特に示す。
この中で開示した種々の部品または素子の構成および動
作に、あるいはこの中で開示した方法の段階に、特許請
求の範囲に定義された本発明の精神および範囲から逸脱
することなしに種々の変形、変更がなし得ることは勿論
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の硬貨センサアセンブリの一部分と本発
明の硬貨受容アセンブリとの接続態様を、概略的に示す
一部を切除した斜視図、第2図は硬貨受容アセンブリの
一部分と代表的硬貨を示す第1図の硬貨センサアセンブ
リの拡大部分断面図、第3図は第1図および第2図の硬
貨センサアセンブリと硬貨受容アセンブリの部分断面図
、第4図は本発明の硬貨センサアセンブリ出力信号を使
用して確立された許容帯域の構成および動作、ならびに
本発明の硬貨センサアセンブリの較正を例示する概略説
明図、第5図は本発明の硬貨センサアセンブリの一実施
例における挿入された9つの異なる硬貨に対する硬貨セ
ンサアセンブリ出力信号をミリボルトで示す特性図、第
6図は硬貨センサ制御回路に接続された本発明の硬貨セ
ンサアセンブリを示す回路構成図、第7図は硬貨センサ
制御回路に接続された本発明の硬貨センサアセンブリの
詳細な回路接続図である。 10:硬貨センサアセンブリ、12:硬貨受容アセンブ
リ、14:硬貨経路、16:硬貨、28:ハウジング、
30:硬貨受け入れ端部、32:硬貨出口端部、34:
フランジ、36:硬貨受け入れスロット、50:ハウジ
ング28の第1の部分、52:ハウジング28の第2の
部分、54:ハウジング28の第3の部分、56:ハウ
ジング28の第4の部分、58,6 :カバー板、64
:硬貨入力検出器、84:永久磁石、96:極延長磁石
、116:センサコイル、124,136:ケーシング
、160:許容帯域、162:最大電圧レベル、164
:最小電圧レベル、166,168,170:硬貨セン
サアセンブリ出力信号、198,198a:硬貨センサ
制御回路、202:増幅器回路、206:電圧帯域弁別
器回路、212:デコーダ回路、216:カウンタート
ータライザ回路、220:出力指示アセンブリ、206
a:インパルス弁別器回路、236:電圧比較器、25
0:電圧制御発振器、268:1位のBCDカウンタ、
270:1位のBCD−10進デコーダ、274:10
位のBCDカウンタ、276:10位のBCD−10進
デコーダ、278:第1の再トリガ可能なマルテバイブ
レータ、280:第2の再トリガ可能なマルチバイブレ
ータ、212a:デコーダ回路、216a:カウンター
トータライザ回路、282:第1の形式のフリップフロ
ツプ、284:第2の形式のフリツプフロツプ、286
:第3の形式のフリツプフロツプ、288:第4の形式
のフリツプフロツプ、306:第1の形式のメモリフリ
ツプフロツプ、310:第2の形式のメモリフリツプフ
ロソプ、314:第3の形式のメモリフリツプフロツプ
、318:第4の形式のメモリフリツプフロツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対の反対極性の磁極を有する永久磁石と、該永久
    磁石の一極からあらかじめ定められた距離離間された極
    延長磁石と、該極延長磁石の一部分のまわりに配置され
    たあらかじめ定められた数のアンペアーターンを有する
    センサコイルとを含み、前記極延長磁石と前記永久磁石
    間の間隔が硬化および類似物を受け入れるための一部分
    を形成し、前記永久磁石が前記極延長磁石をこの永久磁
    石の前記一極と実質的に同じ磁気極性に磁気的に極性付
    けてこれら永久磁石と極延含磁石間に磁界を確立し、該
    磁界は挿入される硬貨および類似物によって変化され、
    挿入された硬貨および類似物によって生じる磁界の変化
    が前記センサコイルに起電力を誘起し、それによって前
    記挿入された硬貨および類似物を独特に示す出力信号を
    提供する硬貨センサ装置と、 前記硬貨および類似物を該硬貨センサ装置の磁界中に案
    内する装置 とからなることを特徴とする硬貨および類似物を示す出
    力指示を発生するための装置。 2 硬貨および類似物を受け入れる空間を形成する前記
    永久磁石の部分および前記極延長磁石の部分の横断面積
    がそれぞれ、前記硬貨センサ装置によって指示されるあ
    らかじめ定められた最大横断面積の硬貨および類似物と
    少なくとも同じ大きさであるように、定められている特
    許請求の範囲第1項記載の装置。 3 前記硬貨センサ装置の磁界中に硬貨および類似物を
    案内する前記装置が、硬貨受け入れ端部、硬貨出口端部
    、ならびにこれら硬貨受け入れ端部と硬貨出口端部間に
    ほぼ延在する硬貨経路を有するハウジングを含み、該硬
    貨経路は硬貨および類似物が通過することができる寸法
    を有し、また前記硬貨センサ装置が前記ハウジングに接
    続され、硬貨および類似物を受け入れる前記硬貨センサ
    装置の部分が前記硬貨喝の一部分を形成する特許請求の
    範囲第1項記載の装置。 4 前記ハウジングが鉄を含まない素材より構成され、
    一対の整列された開口が前記ハウジングの部分を貫通し
    て形成され、各整列された開口は前記硬貨経路に対しほ
    ぼ横断方向に延在しかつ前記硬貨経路と交差し、前記永
    久磁石が前記整列された開口の一方に配置されかつ前記
    硬貨経路にほぼ平行に延在するN極端部を含み、前記極
    延長磁石が前記永久磁石のN極端部にほぼ対向して、前
    記整列された開口に配置された一端を含み前記極延長磁
    石の該一端が前記硬貨経路にほぼ平行に延在する前記整
    列された開口に配置されている特許請求の範囲第3項記
    載の装置。 5 前記ハウジングの前記硬貨経路が、硬貨および類似
    物を前記硬貨センサ装置の磁界内に案内する前に、硬貨
    および類似物と係合して前記硬貨センサ装置の磁界を通
    過する硬貨および類似物の力および速度を制御する部分
    を含む特許請求の範囲第3項記載の装置。 6 一対の反対極性の磁極を有する永久磁石と、該永久
    磁石の一極からあらかじめ定められた距離離間された極
    延長磁石と、該極延長磁石の一部分のまわりに配置され
    たあらかじめ定められた数のアンペアーターンを有する
    センサコイルとを含み、前記極延長磁石と前記永久磁石
    間の間隔が硬貨および類似物を受け入れるための一部分
    を形成し、前記永久磁石が前記極延長磁石をこの永久磁
    石の前記一極と実質的に同じ磁気極性に磁気的に極性付
    けてこれら永久磁石と極延長磁石間に磁界を確立し、該
    磁界は挿入される硬貨および類似物によって変化され、
    挿入された硬貨および類似物によって生じる磁界の変化
    が前記センサコイルに起電力を誘起し、それによって前
    記挿入された硬貨および類似物を独特に示す出力信号を
    提供する硬貨センサ装置と、 前記硬貨および類似物を該硬貨センサ装置の磁界中に案
    内する装置と、 ほぼあらかじめ定められた下部インパルススレシホール
    ドとあらかじめ定められた上部インパルススレシホール
    ド間に許容帯域を確立し、前記センサコイルの出力信号
    を受信し、積算し、受信センサコイル出力信号が前記許
    容帯域内にあることを示す出力信号を提供する装置 とからなることを特徴とする硬貨および類似物を示す出
    力指示を発生するための装置。 7 前記許容帯域を確立する装置が、受信した硬貨セン
    サ装置出力信号があらかじめ定められたスレシホールド
    を越えたときに、該受信した硬貨センサ装置出力信号を
    積算するように構成されている特許請求の範囲第6項記
    載の装置。 8 一対の反対極性の磁極を有する永久磁石と、該永久
    磁石の一極からあらかじめ定められた距離離間された極
    延長磁石と、該極延長磁石の一部分のまわりに配置され
    たあらかじめ定められた数のアンペアーターンを有する
    センサコイルとを含み、前記極延長磁石と前記永久磁石
    間の間隔が硬貨および類似物を受け入れるための一部分
    を形成し、前記永久磁石が前記極延長磁石をこの永久磁
    石の前記一極と実質的に同じ磁気極性に磁気的に極性付
    けてこれら永久磁石と極延長磁石間に磁界を確立し、該
    磁界は挿入される硬貨および類似物によつて変化され、
    挿入された硬貨および類似物によって生じる磁界の変化
    が前記センサコイルに起電力を誘起し、それによって前
    記挿入された硬貨および類似物を独特に示す出力信号を
    提供する硬貨センサ装置と、 前記硬貨および類似物を該硬貨センサ装置の磁界中に案
    内する装置と、 前記硬貨センサ装置の前記センサコイルからの出力信号
    を受信、増幅し、前記硬貨センサ装置からの受信出力信
    号に比例する増幅出力信号を提供する増幅器と、 該増幅出力信号を受信し、該受信した増幅出力信号に応
    答してデイジタル形式の出力信号を提供する装置と、 前記増幅出力信号を受信し、該受信した増幅出力信号が
    あらかじめ定められた雑音スレシホールドを越えること
    に応答して高状態のトリガ信号を提供する電圧比較器と
    、 前記デイジタル形式の出力信号および前記電圧比較器に
    よって提供される前記トリガ信号を受信し、該高状態の
    トリガ信号を受信したことに応答して前記受信したデイ
    ジタル形式の出力信号を提供するゲート手段と、 該ゲート手段によって提供される前記デイジタル形式の
    出力信号を受信し、前記トリガ信号の高状態において前
    記ゲート手段からの該受信出力信号のパルスの数を計数
    し、該計数したパルスの数を示すインパルス積算信号を
    提供する装置と、該インパルス積算信号を受信し、下部
    インパルススレシホールトト上部インパルススレシホー
    ルド間のあらかじめ定められた許容帯域内のインパルス
    積算信号を受信したことに応答して高状態の出力信号を
    提供するデコーダ回路と、 該デコーダ回路からの出力信号を受信し、前記あらかじ
    め定められた許容帯域内のインパルス積算信号を示す前
    記デコーダ回路の出力信号を受信したことに応答して出
    力信号を提供する装置とからなることを特徴とする硬貨
    および類似物を示す出力指示を発生するための装置。 9 硬貨および類似物を検出、感知し、該感知された硬
    貨および類似物を示す出力指示を提供するための方法に
    おいて、 永久磁石と極延長磁石との間に、一定の磁界強さを有す
    る磁界を確立する段階と、 前記確立された磁界中に挿入されたときに該磁界の磁束
    の強さを変化させるあらかじめ定められた冶金組成を有
    する硬貨および類似物を前記磁界中に通す段階と、 前記硬貨および類似物の通過により前記極延長磁石に誘
    起される磁束強さの変化を感知し、それに応答して前記
    磁界に挿入された硬貨および類似物を独特に示す出力信
    号を発生する段階 とからなる方法。
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