JPS586684Y2 - ダンネツパイプ - Google Patents
ダンネツパイプInfo
- Publication number
- JPS586684Y2 JPS586684Y2 JP1973061548U JP6154873U JPS586684Y2 JP S586684 Y2 JPS586684 Y2 JP S586684Y2 JP 1973061548 U JP1973061548 U JP 1973061548U JP 6154873 U JP6154873 U JP 6154873U JP S586684 Y2 JPS586684 Y2 JP S586684Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- piping
- layer
- heat
- resin layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Thermal Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は冷房、暖房用などの管の外表面に2層の異なる
熱伝導率を有する断熱層をもうけた断熱パイプに関する
。
熱伝導率を有する断熱層をもうけた断熱パイプに関する
。
従来、温水や蒸気などを通す暖房用配管材、あるいは冷
水、冷媒などを通す冷房用配管材としては普通は金属あ
るいはプラスチック管の、配管材が使用されており、こ
れを配管現場にいて配管したのち、熱損失や結露現象を
防止するため、配管材の外周面をガラスウール、石綿、
岩綿あるいはプラスチック製発泡体などの断熱材で被覆
し、断熱処理を施していた。
水、冷媒などを通す冷房用配管材としては普通は金属あ
るいはプラスチック管の、配管材が使用されており、こ
れを配管現場にいて配管したのち、熱損失や結露現象を
防止するため、配管材の外周面をガラスウール、石綿、
岩綿あるいはプラスチック製発泡体などの断熱材で被覆
し、断熱処理を施していた。
このように配管後の断熱材被覆作業はなかなか難しく、
熟練を要する上に、例えば床下や天井裏などにおいて被
覆する場合には作業環境が非常に悪く、作業に長時間を
要するなどの欠点があった。
熟練を要する上に、例えば床下や天井裏などにおいて被
覆する場合には作業環境が非常に悪く、作業に長時間を
要するなどの欠点があった。
また冷房用と暖房用配管に使用する断熱材として要求さ
れる特性は、熱伝導率の低い断熱材であることは必要な
共通点であるが、冷房用配管の断熱材としては、さらに
吸湿、吸水性がないか、すくないことが要求され、暖房
用配管の断熱材としては耐熱性が良好であることが原側
とされている。
れる特性は、熱伝導率の低い断熱材であることは必要な
共通点であるが、冷房用配管の断熱材としては、さらに
吸湿、吸水性がないか、すくないことが要求され、暖房
用配管の断熱材としては耐熱性が良好であることが原側
とされている。
そのため、石綿や岩綿、ガラスウールなどの無機質の断
熱材あるいはポリウレタンフォームなどのプラスチック
断熱材は、その耐熱性の優秀なため暖房用配管の断熱材
として最適であるが、吸湿、吸水性が大きいため冷房用
配管の断熱材とては使用できない欠点を持っていた。
熱材あるいはポリウレタンフォームなどのプラスチック
断熱材は、その耐熱性の優秀なため暖房用配管の断熱材
として最適であるが、吸湿、吸水性が大きいため冷房用
配管の断熱材とては使用できない欠点を持っていた。
また吸湿、吸水性のない独立気泡を有する高発泡ポリエ
チレンなどのプラスチックフオームは冷房用断熱材とし
ては適格であるが、耐熱性がないゆえ暖房用としては好
ましくない。
チレンなどのプラスチックフオームは冷房用断熱材とし
ては適格であるが、耐熱性がないゆえ暖房用としては好
ましくない。
本考案は、これらの欠点のない断熱材を得るためなされ
たもので、金属あるいはプラスチック製配管材にあらか
じめ冷暖房両方の特性を有する2層の断熱材で、外層は
内層より熱伝導率を低くし、その両層の境界面で熱融着
せしめた構造を有する断熱パイプを提供するものである
。
たもので、金属あるいはプラスチック製配管材にあらか
じめ冷暖房両方の特性を有する2層の断熱材で、外層は
内層より熱伝導率を低くし、その両層の境界面で熱融着
せしめた構造を有する断熱パイプを提供するものである
。
次に本考案の断熱パイプの構造を図面について説明する
。
。
金属あるいはプラスチック製の管からなる配管材1に密
着または融着した耐熱性良好、高密度(発泡ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン−1などのプラスチッ
ク)の発泡してないか低発泡(5倍以下)の管状被覆材
2を連続的に被覆する。
着または融着した耐熱性良好、高密度(発泡ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン−1などのプラスチッ
ク)の発泡してないか低発泡(5倍以下)の管状被覆材
2を連続的に被覆する。
さらにこの被覆材2の外層に熱伝導率の小さい、独立気
泡を有する高発泡倍率の発泡ポリエチレン、発泡ポリプ
ロピレンなどからなる管状被覆材3をもうけこの被覆材
2と被覆材3とは熱融着可能のものを選定して、その境
界には熱融着による熱融着層4を有するものである。
泡を有する高発泡倍率の発泡ポリエチレン、発泡ポリプ
ロピレンなどからなる管状被覆材3をもうけこの被覆材
2と被覆材3とは熱融着可能のものを選定して、その境
界には熱融着による熱融着層4を有するものである。
以下が本考案になる断熱パイプであるが、場合によって
はこの2層の上にさらに最終外層被覆材5として難熱性
を有するプラスチック被覆層を有する構造にすることも
できる。
はこの2層の上にさらに最終外層被覆材5として難熱性
を有するプラスチック被覆層を有する構造にすることも
できる。
図Aにその一部切開斜視図を示した。
図Bは図AのX−X断面を示したものである。
従って被覆材2と被覆材3とは相容性を有することが必
要である。
要である。
本考案のこのような断熱パイプは以上のような構造を有
しているので次のようなすぐれた特長がある。
しているので次のようなすぐれた特長がある。
すなわち、内層被覆材2は耐熱性良好なプラスチックス
などを被覆しであるため暖房用として110℃の高圧温
水または水蒸気まで使用可能である。
などを被覆しであるため暖房用として110℃の高圧温
水または水蒸気まで使用可能である。
この内層被覆材2は金属あるいはプラスチック配管材1
上に密着あるいは融着しており、しかも外層被覆材3は
内層被覆材2と熱融着しであるため外圧、曲げ、引張な
どに対し断熱材と配管材がずれたり、配管と断熱材間に
結露する現象はないので現場加工にも使用容易である。
上に密着あるいは融着しており、しかも外層被覆材3は
内層被覆材2と熱融着しであるため外圧、曲げ、引張な
どに対し断熱材と配管材がずれたり、配管と断熱材間に
結露する現象はないので現場加工にも使用容易である。
外層被覆材3に断熱特性が良好で、また吸湿吸水性のな
いものを使用しているため、暖房用としては熱損失が少
なく冷房用としては結露現象を防止できる。
いものを使用しているため、暖房用としては熱損失が少
なく冷房用としては結露現象を防止できる。
また、必要によっては最終外層被覆材5として難燃性の
プラスチックを使用して2層目の断熱性の管状被覆材3
と熱融着被覆することも可能であり、この場合には、難
燃性が付与されるばかりでなく外層被覆材3を保護する
すぐれた特性が得られる。
プラスチックを使用して2層目の断熱性の管状被覆材3
と熱融着被覆することも可能であり、この場合には、難
燃性が付与されるばかりでなく外層被覆材3を保護する
すぐれた特性が得られる。
このように鉄管などの配管材1は2層の断熱材間が層4
で熱融着され、さらに必要によっては最終外層被覆材5
のシース材が一体構造となっているため施工は非常に簡
単であり迅速に工事ができる。
で熱融着され、さらに必要によっては最終外層被覆材5
のシース材が一体構造となっているため施工は非常に簡
単であり迅速に工事ができる。
次に実施例と共に本考案を説明する。
実施例
軟質銅管(ASTMB−88)の÷″管を図における配
管材1とした。
管材1とした。
高密度ポリエチレンと発泡剤を混合したものを加熱して
通常の押出成形機を用いて配管材1の上層に3.5mm
厚に被覆して2.1倍に発泡せしめて低発泡の管状被覆
材2とした。
通常の押出成形機を用いて配管材1の上層に3.5mm
厚に被覆して2.1倍に発泡せしめて低発泡の管状被覆
材2とした。
さらにこの被覆材2の上層に独立気泡を有する発泡ポリ
エチレンのパイプカバー(古河電気工業株式会社製、発
泡倍率25倍、耐熱温度80℃連続)を連続的に熱融着
しながら被覆(肉厚10 mm) L、これを管状被覆
材3とした。
エチレンのパイプカバー(古河電気工業株式会社製、発
泡倍率25倍、耐熱温度80℃連続)を連続的に熱融着
しながら被覆(肉厚10 mm) L、これを管状被覆
材3とした。
この被覆材3の上に最終外層被覆材として難燃性ポリエ
チレンを押出被覆して被覆材5とした。
チレンを押出被覆して被覆材5とした。
このようにして得られた断熱パイプに100℃の高温水
を連続500時間流して通湯テストを行った結果を次表
に示した。
を連続500時間流して通湯テストを行った結果を次表
に示した。
この表のように極めてすぐれた結果を得た。
なお、このような冷暖兼用断熱パイプはすでに断熱被覆
材が施しであるため施工時に面倒な保温、保冷の工事が
不必要で、しかも管材として軟質の鋼管を使用した場合
には曲げ加工が可能であり、施工現場への供給は、すべ
て長尺のコイル巻で行なうことができるので輸送、保管
、加工が極めて便利である。
材が施しであるため施工時に面倒な保温、保冷の工事が
不必要で、しかも管材として軟質の鋼管を使用した場合
には曲げ加工が可能であり、施工現場への供給は、すべ
て長尺のコイル巻で行なうことができるので輸送、保管
、加工が極めて便利である。
図Aは本考案になる1実施態様を示す断熱パイプの1部
切開斜視図である。 BはそのX−X断面図である。 1・・・・・・銅管などの配管材、2,3・・・・・・
管状被覆材、4・・・・・・断熱着層、5・・・・・・
最終外層被覆材。
切開斜視図である。 BはそのX−X断面図である。 1・・・・・・銅管などの配管材、2,3・・・・・・
管状被覆材、4・・・・・・断熱着層、5・・・・・・
最終外層被覆材。
Claims (1)
- パイプ状物の外側に合成樹脂層または独立気泡性を有す
る低倍率の発泡樹脂層を有し、更にその外側に独立気泡
性を有する高倍率の発泡樹脂層を有し且つ上記低倍率の
発泡樹脂層は上記高倍率の発泡樹脂層よりも耐熱性がよ
く、さらに両層が熱融着されてなる断熱パイプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1973061548U JPS586684Y2 (ja) | 1973-05-28 | 1973-05-28 | ダンネツパイプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1973061548U JPS586684Y2 (ja) | 1973-05-28 | 1973-05-28 | ダンネツパイプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS509574U JPS509574U (ja) | 1975-01-31 |
JPS586684Y2 true JPS586684Y2 (ja) | 1983-02-04 |
Family
ID=28222184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1973061548U Expired JPS586684Y2 (ja) | 1973-05-28 | 1973-05-28 | ダンネツパイプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS586684Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018105446A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 積水化学工業株式会社 | 発泡樹脂管 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54115572U (ja) * | 1978-02-02 | 1979-08-14 | ||
JPS5750919U (ja) * | 1980-09-04 | 1982-03-24 | ||
US4554618A (en) * | 1984-05-14 | 1985-11-19 | General Motors Corporation | Switch, lamp, and connector assembly |
JPS6384827U (ja) * | 1986-11-22 | 1988-06-03 |
-
1973
- 1973-05-28 JP JP1973061548U patent/JPS586684Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018105446A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 積水化学工業株式会社 | 発泡樹脂管 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS509574U (ja) | 1975-01-31 |
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