JPS586539B2 - スクリュデカンタ形遠心分離機のケ−ス内気流発生装置 - Google Patents

スクリュデカンタ形遠心分離機のケ−ス内気流発生装置

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JPS586539B2
JPS586539B2 JP52114223A JP11422377A JPS586539B2 JP S586539 B2 JPS586539 B2 JP S586539B2 JP 52114223 A JP52114223 A JP 52114223A JP 11422377 A JP11422377 A JP 11422377A JP S586539 B2 JPS586539 B2 JP S586539B2
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JP
Japan
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bowl
partition plate
discharge chamber
cylindrical portion
right cylindrical
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Application number
JP52114223A
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JPS5447169A (en
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梶川泰生
金子雅人
森脇正文
瀬尾昭和
島田則喜
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、スクリュデカンタ形遠心分離機において、円
錐形状をした部分を含むボウルとボウルを外囲するケー
シングとの空間において不所望に発生する気流を無くす
ための気流を発生せしめる装置に関する。
従来からの或るスクリュデカンタ形遠心分離機は、大径
円筒部と、この円筒部に連なる円錐部とから成るボウル
をケーシングで囲繞した構造を有し、これ等の円筒部と
円錐部との接続付近において、ケーシング内に仕切板を
設けることによって円筒部の端部から排出される液体を
導出する液体排出室と、円錐部の端部から排出される固
体を導出する固体排出室とを形成し、液体と固体とを個
別に導出するようにしている。
このような先行技術では、円筒部の周速度が円錐部の周
速度よりも大きいので、遠心分離機を高速回転にて使用
すると、ケース内部に回転体より発生する乱気流(又は
圧力変動)が生じ、固体排出室から液体排出室の方にボ
ウルと仕切板との間のすき間を通って流れる気流が発生
する場合がある。
この状態で微粉の固形分を含有するスラリを遠心脱液し
て固体排出室内に排出すると固体がこの気流に同伴され
て固体排出室から液体排出室に移動し、液体に固体が混
入する問題がある。
これとは逆に、液体排出室から固体排出室に気流が発生
することもある。
この場合には液体が固体排出室に混入する。
このような問題を解決する他の先行技術は、たとえば米
国特許第3,880,346号に記載されている。
この先行技術では、円錐部の小径端に直円筒部が固着さ
れてボウルが形成され、その円錐部に羽根が固着される
この羽根は、仕切板からボウルの軸線方向に比較的大き
な間隔をあけて配置されている。
直円筒部を挿通する仕切板の挿通孔の周端は、断面がU
字状に形成された環状シール部材の環状溝に嵌り込んで
仕切板の両側がシールされ、このシール部材は直円筒部
に固定されている。
この先行技術が遭遇する新たな問題は羽根が仕切板まで
比較的大きな距離が隔てられているので、その羽根は板
体が彎曲されて構成された比較的複雑な構成を有し、こ
れによって大きな風量を生じるようにしている。
このような羽根は明らかに生産性が劣る。
また羽根が仕切板と比較的大きな距離を隔てていること
によって、ボウルの低速回転時には気流によって生じた
仕切板付近の効果が大幅に低下し、シール部材と仕切板
との間隙を通して気体が流れ、分離後の固体と液体との
混合が充分に防がれなくなる。
しかもシール部材が設けられることによって、構造が比
較的複雑になる。
さらにまた仕切板によって仕切られる2つの部屋の容積
を変えようとして羽根の取付位置を仕切板の位置に応じ
てボウルの軸線方向に変位するためには、羽根が円錐部
に取付けられていることに鑑み、取付構造が複雑である
とともに、羽根の周速度が変化するため適切な風量を得
ることが困難となり、また構成要素の標準化が困難であ
る。
本発明の目的は、このような先行技術の問題を解決し、
構成が簡単で生産性が優れており、構成要素の標準化が
容易であるスクリュデカンタ形遠心分離機のケース内気
流発生装置を提供することである。
第1図は本発明の一実施例の縦断面図であり、上半分は
軸線に沿う断面図を示す。
このスクリュデカンタ形遠心分離機のボウル1はその軸
線を水平にしてころがり軸受2,3によって支承されボ
ウル1と一体のベルト車4が駆動モータ(図示せず)に
よって回転駆動される。
ボウル1は、直円筒部1aの一端部(第1図の右端部)
に中空の円錐部1bの大径端部(第1図の左端部)が連
なって構成される。
直円筒部1aの他端部(第1図の左端部)には、分離液
体を排出するための液体吐出口5を有する大端側ボウル
ヘッド6が固着される。
円錐部1bの小径端部は、小端側ボウルヘッド7が固着
される。
この小端側ボウルヘッド7には、固体吐出口8が設けら
れる。
ボウル1内にそれと同軸に設けられたスクリュ9は、大
端側トラニオン10と、中空の小端側トラニオン11と
に連結される。
大端側ボウルヘッド6は固定位置に設けられたころがり
軸受2によって支承される。
小端側ボウルヘッド7は、固定位置に設けられたもう一
つのころがり軸受3によって支承される。
大端側ボウルヘッド6は中空に形成されておりそれと同
軸に大端側トラニオン10が緩挿し、この大端側トラニ
オン10の外周は大端側ボウルヘッド6の内周との間に
介装されたころがり軸受12によって支承される。
ころがり軸受2よりもボウル1およびスクリュ9の軸線
方向外方に位置される。
小端側トラニオン11は小端側ボウルヘッド7に内装さ
れたすべり軸受13によって支承される。
大端側ボウルヘッド6および大端側トラニオン10の遊
端は差動歯車装置14に連結され、ボウル1とスクリュ
9とはわずかな回転速度差をもって同一方向に回転され
る。
小端側トラニオン11内にはそれと同一軸線上に、固液
混合スラリをスクリュ9の胴内に供給するための供給管
15が挿通する。
スクリュ9の胴には供給穴16が穿設される。
液体吐出口5および固体吐出口8から排出される液体お
よび固体を個別に回収するために、ボウル1を外囲して
ケーシング17が装設される。
ケーシング17は、固体排出室18および液体排出室1
9を区別するために、ボウル1の軸線にほぼ垂直な仕切
板が設けられ、この仕切板20は直円筒部1aを図示の
ように挿通する。
供給管15を経てスクリュ9の胴内に圧送された固液混
合スラリは遠心力の作用で供給穴16を経て直円筒部1
aから円錐部1bの内壁に沿って溜り、液体は液体吐出
口5から液体排出室19に導出される。
ボウル1とスクリュ9との回転差によってスクリュ9は
スラリの固体分を円錐部1b側に送る。
固体分は円錐部1bにおいて液面を出て脱液され、固体
吐出口8から固体排出室18に導出される。
第2図は仕切板20付近の拡大断面図である。
ボウル1の直円筒部1a上で、仕切板20の第1図にお
ける左側の一側方に近接して、半径方向外方に突出した
第1環状体28が固定される。
第1環状体28は液体排出室19内にある。
この直円筒部1a上で仕切板20の第1図における右側
の他側方に近接して、半径方向外方に突出した第2環状
体41が固定される。
この第2環状体41は、固体排出室18内にある。
この第2環状体41の外周面には、周方向に等間隔をあ
けて軸流羽根42が形成されている。
仕切板20は、第1環状体28と羽根42との間に形成
された軸方向に延びる間隔43の間にわずかな隙間をも
って装設される。
参照符44は、ボウル1の回転方向を示す。第3図は、
羽根42の一部の拡大斜視図である。
羽根42は、例えばその高さaが4mmであり、幅bは
5mmであり、羽根42の相互間の円周方向の間隔cは
50mmであり、この場合ボウル1の円筒部1aの外径
は450mmである。
第4図は、第2図および第3図に示された羽根42をボ
ウル1と同心円筒で切断した展開図である。
羽根42の流入角は例えば45度に選ばれている。
このような羽根42によれば、液体排出室19から仕切
板20とボウル1との隙間43を通って固体排出室18
に流れる気流が発生し、そのため羽根42がない時にお
いて生ずる固体排出室18から液体排出室19へ向けて
生じる気流を阻止することができる。
羽根42は、第3図および第4図に明らかなように大略
的に直方体であり、ボウル1の第4図における左右方向
の軸線に対して前述のように45度の角度をなして、細
長く延在している。
このような構造を有する羽根42は、構造が単純であり
、生産性に優れている。
また固体が羽根42に衝突してもその羽根42は変形す
るおそれがなく、充分な強度を有することが可能である
羽根42は、それがないときに生じる気流の発生を阻止
する程度の大きさに選べばよい。
羽根42は、仕切板20に対して第2図における左右す
なわち排出室19または18のいずれの側に取付けられ
てもよい。
液体排出室19から固体排出室18に向けて不所望な気
流が発生する場合には、羽根42の回転軸線となす角を
上述と逆にして固体排出室18から液体排出室19に向
けて羽根42によって気流が発生するようにして、両室
18.19相互間の気体の流出入を阻止するようにすれ
ばよい。
羽根42は、環状体41とともに、たとえばステライト
などの高硬度の材料で形成されているので、分離された
固体と接触しても摩耗量は少なく長期の使用が可能とな
る。
以上のように本発明によれば、ボウルの外周に羽根を設
け、ボウルの回転運動によって強制的に気流を発生し、
それによってケーシング内の仕切板の両側に設けられた
固体排出室と液体排出室との間に生じる気流すなわち液
体または固体の不所望な流れが防がれ、スクリュデカン
タ形遠心分離機の分離機能が向上される。
特に本発明によれば、羽根は、大略的に直方体であり、
ボウルの軸線に対して角度を成して細長く延在している
ので、構造が単純であり、生産性に優れている。
また前述の先行技術におけるように板体が彎曲して形成
されたものに比べて、本発明における羽根は充分な強度
を保つことができ、保守に優れている。
また直円筒部上で仕切板の一側方に近接して半径方向外
方に突出した第1環状体28が固定され、この直円筒部
上で仕切板の他側方に近接して半径方向外方に突出した
第2環状体41が固定される。
この第2環状体41の外周面には、ボウルの軸線方向に
沿う気流をなくすための羽根が形成されている。
したがって、その羽根が仕切板に極く近接して配置され
ることになる。
したがってボウルがたとえ低速度で回転した場合にも、
充分な風量を得ることができる。
また第1環状体および第2環状体は、上述のように直円
筒部に設けられているので、仕切板をボウルの軸線に沿
って移動してその仕切板の両側に形成される固体排出室
と液体排出室との容積を変化する際においても、それら
の第1および第2環状体をボウルの軸線に沿って移動す
るだけですみ、羽根の周速度が変化することはないので
風量は一定であり、したがって構成要素の標準化が容易
である。
また仕切板は、第1および第2環状体によって挾まれて
いるので、前述の先行技術に関して述べたように断面が
U字状に形成された環状シール部材を、本発明では必要
とせず、このことによってもまた構成が簡略化され、生
産性が向上されることになる。
さらに固体排出室と液体排出室との容積を変えるために
前述のように仕切板を移動する際において、第1および
第2環状体は直円筒部にあり、したがって羽根の周速度
は常に最大に保たれることになり、風量の増大を図るこ
とができるとともに、設計が容易である。
これに対して前述の先行技術では、羽根は円錐部に設け
られており、このことによって羽根の取付け・交換が煩
しくなるとともにボウルの回転速度が一定であったとし
ても羽根の取付位置を軸線方向に移動することによって
羽根の周速度が変化し、それに応じて風量が変化し、設
計が複雑となる。
本発明では、このような問題が一掃される。
本件発明者による実験結果を述べる。
350〜450℃の高温下で熱処理を受けた石油系重質
油と1mm以下の粒径を有する石炭粉とのスラリを20
0°〜350℃の高温下にて毎時1〜2tonの処理能
力をもつスクリュデカンタ形遠心分離機(その外形はケ
ーシングを含めて1.3m×1.2m×高さ1m)にお
いて、ボウル1に超硬金属製の長さ30mm、幅3mm
、厚み3mm、流入角φ=45°の羽根を100mmピ
ンチでボウル全周1に設けた。
石炭粉濃度15重量%重質油スラリを毎時1ton処理
する場合、遠心分離機を毎分2500回転で回転させれ
ば90%以上の分離効率で固液分離できる。
重質油中の軽質油分の固形分側への飛来量は、羽根がな
い場合に2〜3l/Hであるのに対し、0.1〜0.2
l/Hまで減少でき、固形分のハンドリングが極めて容
易になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は仕切板2
0付近の拡大断面図、第3図は第2図示の羽根42の一
部の拡大斜視図、第4図は羽根42の円周方向に沿う展
開図である。 1・・・・・・ボウル、2,3,12,13・・・・・
・軸受、4・・・・・・ベルト車、5・・・・・・液体
吐出口、8・・・・・・固体吐出口、9・・・・・・ス
クリユ、17・・・・・・ケーシング、18・・・・・
・固体排出室、19・・・・・・液体排出室、20・・
・・・・仕切板、42・・・・・・羽根。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 直円筒部1aの一端部に中空の円錐部1bの大径端
    部が連なってボウル1が構成され、直円筒部1aの他端
    部には液体吐出口5が形成され、円錐部1bの小径端部
    には、固体吐出口8が形成され、ボウル1は、ケーシン
    グ17によって囲繞され、直円筒部1aは、ボウル1の
    軸線にほぼ垂直な仕切板20を挿通し、この仕切板20
    によって直円筒部1aの前記他端部側に液体排出室19
    が、また円錐部1bの前記小径端部側に固体排出室18
    がそれぞれ形成され、直円筒部1a上で仕切板の一側方
    に近接して半径方向外方に突出した第1環状体28が固
    定され、この直円筒部1a上で仕切板20の他側方に近
    接して半径方向外方に突出した第2環状体41が固定さ
    れ、この第2環状体41の外周面には、ボウルの軸線方
    向に沿う気流をなくすための羽根が形成され、この羽根
    42は、大略的に直方体であり、ボウル1の軸線に対し
    て角度をなして細長く延在していることを特徴とするス
    クリュデカンタ形遠心分離機のケース内気流発生装置。
JP52114223A 1977-09-21 1977-09-21 スクリュデカンタ形遠心分離機のケ−ス内気流発生装置 Expired JPS586539B2 (ja)

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JP52114223A JPS586539B2 (ja) 1977-09-21 1977-09-21 スクリュデカンタ形遠心分離機のケ−ス内気流発生装置

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Publication Number Publication Date
JPS5447169A JPS5447169A (en) 1979-04-13
JPS586539B2 true JPS586539B2 (ja) 1983-02-04

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ID=14632305

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JP52114223A Expired JPS586539B2 (ja) 1977-09-21 1977-09-21 スクリュデカンタ形遠心分離機のケ−ス内気流発生装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3880346A (en) * 1974-03-25 1975-04-29 Baker Perkins Inc Centrifuge with mechanism for inhibiting the migration of separated air-entrained solids

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3880346A (en) * 1974-03-25 1975-04-29 Baker Perkins Inc Centrifuge with mechanism for inhibiting the migration of separated air-entrained solids

Also Published As

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JPS5447169A (en) 1979-04-13

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