JPS586384Y2 - 健康保持に適したマツトレス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気効果及び指圧効果を利用した、健康保持に
適したスプリングマツトレスに関するものである。

従来のスプリングマツトレスは平板状のスプリング構体
と詰物、そして外装体により、クッション性とかテ゛ザ
インのみを重視したものであった。

しかしながら、このようなりッション性とかデザインの
みを重視したマツトレスでは、健康について意識づけら
れている使用者の要求を満足させるにはいたらない。

例えば、内蔵に欠陥を持っている人は、就寝時背中部を
通しての神経疲労の回復を期待するであろうし、屑のこ
り症の人は、血行を良くして疲労回復を期待するであろ
う。

このような要望に対し、磁力線が人体の血管や神経系統
に適度の刺激を与え、血行を良くし神経疲労の回復にも
すぐれた効果があることと、人体への指圧が筋肉疲労の
回復に効果があることを利用した考案が威されてはいる
が、これらの考案には通気性不良とか、磁石や指圧点を
使用者の任意で配置できないといった技術上の問題点が
残されていた。

そこで、本考案は前述したような問題点を解決し、かつ
使用者−人一人の要望に容易かつ確実に対応できる健康
保持に適したスプリングマツトレスを提供することをそ
の目的とするものである。

以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。

一人寝用のマツトレス１に於て外装体２の鏡面３の中央
に約１０ｃｍの巾、約１５ ｃｍの間隔で長手方向に２
列で１８個の通気孔４を有する。

該通気孔４は外装体２の鏡面３が円形に打抜かれた後、
ハトメ５等により、その周縁が固められている。

ゴム磁石６は、前記通気孔４のハトメ５に使用者自身が
簡単に取付取外しが容易でかつ確実に保持されるように
円周に溝７と貫通孔８を有している。

又、ゴム磁石６はフェライト磁石、あるいはアルニコ磁
石等の磁石の粉末状物質とゴムまたは合成樹脂との混合
物により形成されている。

二人寝相のマツトレスについては、他の実施例のごとく
、鏡面２０の通気孔２４の配列は長手方向に４列となる
。

又、詰物９及びバネ受シート材１０も、外装体２の鏡面
３の通気孔４の位置に合せた詰物９の通気孔１１を作成
することにより通気性を一層向上させることが出来る。

以上の如く、本考案によれば、スプリング構体と積層さ
れた詰物によってなる前記マツトレスに於て外装体の鏡
面に着脱可能で、かつ中央に貫通孔を有する複数のゴム
磁石を具備するため、使用者自身が自分の健康状態に合
せて、容易にゴム磁石の配置を変更でき、就寝時ゴム磁
石の突起部により指圧され筋肉疲労の回復となり、又、
突起部が皮膚との接触面を押圧して喰い込み、それによ
り磁力線の皮膚内への浸透をよくして血行、神経疲労の
回復を増進し、かつ通気孔により皮膚が蒸れることを防
ぎ、健康保持を助長する。

又、ゴム磁石がマツトレスの表裏共長手方向にも対称に
設けであるために長期間の使用中にマツトレスが部分的
にへたり等を生じた場合従来のマツトレスと同様に表裏
、上下の４通りの使用方向の変換が可能である。

【図面の簡単な説明】

図は全て本考案健康マツトレスの実施例を示すもので、
第１図は本考案の一人寝用マットレスの完成状態を示す
斜視図。 第２図は第１図の矢示Ａ−Ａ’線に沿って切断した状態
を示す断面図。 第３図は第１図の矢示Ｂ−Ｂ’線に沿って切断した状態
を拡大して一部破断を示す断面図。 第４図は本考案−実施例のゴム磁石形状を示す正面図及
び平面図。 第５図は本考案の二人寝用マツトレスの完成状態を示す
斜視図。 １：マツトレス、２：外装体、３：鏡面、４：（外装体
の）通気孔、５：ハトメ、６：ゴム磁石、７：（ゴム磁
石の）溝、８：（ゴム磁石の）貫通穴、９：詰物、１０
：バネ受はシート材、１１：（詰物の）通気孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 平板状に構成されたスプリング構体と該スプリング構体
   に積層される詰物とによってなるクッション体を外装体
   によって覆ったマツトレスにおいて、前記外装体の鏡面
   にハトメ等により周縁が固められた複数の通気孔と該通
   気孔に任意に着脱可能で複数のゴム磁石を具備したこと
   を特徴としたマツトレス。