JPS5862354A

JPS5862354A - 液体燃料噴射ポンプの電磁弁

Info

Publication number: JPS5862354A
Application number: JP56158757A
Authority: JP
Inventors: Ikuo Takahashi; 高橋　郁雄; Kiichi Hoshi; 星　喜一
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1981-10-07
Filing date: 1981-10-07
Publication date: 1983-04-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はディーゼルエンジン用液体燃料噴射ポンプに係
り、特に、液体燃料を計量供給する電磁弁に関するもの
である。

一般に液体燃料の回転分配器を中心部に設置した液体燃
料噴射ポンプに装着する電磁弁は、弁部より可動鉄心側
に燃料供給口をもっており、弁部の案内孔と計量ノズル
とが一体となっている。このために、燃料圧の変動があ
った時は同じ電気信号を与えても開閉時間が変化し制御
困難となっていた。まだ、開閉弁の孔加工に長時間を要
し高価なものとなる欠点があった。

本発明は従来技術の欠点を解消し、燃料圧力が変動して
も制御精度が変らず、加工が簡単で安価な液体燃料噴射
ポンプの電磁弁を提供することを目的とし、その特徴と
するところは、燃料通路の一部を形成する縦孔を中心と
する円錐弁管を可動鉄心の上部に接続すると共に、その
接続部を弁ケーシングに保持させたガイド板のガイド孔
に貫通させ、円錐弁管を可動に収容してシート部を形成
する案内筒に燃料供給口を設け、コイルに通電した時は
可動鉄心と共に円錐弁管を引き下げて円錐弁管を７一ト
部より分離させ、燃料通路を連通させるごとく構成した
ことにある。

第１図は本発明の一実施例である液体燃料噴射ポンプの
要部横断面図である。この図には示されていないディー
ゼルエンジンと同期した関係で回転する回転分配器１が
本体部分２の中央部に設置されてお沙、回転分配器１が
回転している時は本器１に等角度間隔で形成されている
複数本の流入通路４とが順番に合致して作動室５に連通
ずる。

本体部分２には一対の電磁弁が取り付けてあり、その燃
料通路は計量オリフィス１２を介して流入口３に連通し
ている。計量オリフィス１２の下部は円錐弁管９の縦孔
１６に連通し、この円錐弁管９は中間部に円錐弁を形成
すると共に横孔１５を設けて縦孔１６に連通させている
。また、円錐弁部分の下部は棒状の接続部を介して可動
鉄心８に接続させており、この棒状の接続部は弁ケーシ
ング２０に保持されたガイド板７の孔に嵌合させてｂる
。更にこの円錐弁管９は案内筒ｌｏ内に摺動して上下す
ることができるように収容されており、その下端の弁座
１１は円錐弁管９の円錐弁部と対向している。

第１図の状態はコイル１８には電流を流していない状態
で、戻しばね１９が伸長して可動鉄心８を押し、円錐弁
管９の円錐弁部を案内筒１ｏの下端の弁座１１に押し付
けており、このときは案内筒１０の側面に形成した燃料
供給口１３は横孔１５と連通しないので燃料は供給され
ない。なお、円錐弁管９の側面で円錐弁部の上には環状
室１４を形成しており、電磁弁を包囲している弁ケーシ
ング２０と本体部分２との間には燃料の吸込み空間１７
を設けて加圧液体燃料の通路となっている。

このように構成された液体燃料噴射ポンプの動作の概略
を次に説明する。コイル１８に通電して可動鉄心８を引
き着けたときは円錐弁管９も下方に移動して弁座１１か
ら離れ燃料通路が形成される。したがって加圧された液
体燃料は横孔１５、縦孔１６、計量オリフィス１２、流
入口３に流れ、回転分配器１の流入通路４と合致したと
きに作動室５に流入する。即ち、所定量の液体燃料を噴
射させることになる。

この実施例のように、円錐弁部が弁座１１に接触して燃
料通路が閉止しているときは、環状室１４の燃料圧力の
大部分は円錐弁管９を圧縮する方向に働き、弁の閉止部
には殆んど作用しない。

したがって燃料が漏れることなく、燃料圧力の変動があ
っても弁の開閉動作に対する影響は少く、電磁弁に与え
る電気信号幅が供給燃料と比例するようになる。

また、この電磁弁は計量オリフィス１２を形成した部品
と円錐弁管９とを別部品としているので、計量オリフィ
ス１２および円錐弁管９の縦孔１６、円錐弁部の加工が
容易となり、高精度に形成することができる。

本実施例の液体燃料噴射ポンプの電磁弁は、電気信号で
開閉弁作動する円錐弁管の管状側面に環状室を形成して
燃料供給口に連通させているので、液体燃料の圧力変動
は円錐弁管に吸収されて開閉弁部の所までは及ばない。

したがって、電磁弁に与える電気信号幅と供給燃料量は
比例して高精度な燃料供給を行わせることができる。ま
だ、計量オリフィスを形成した部品は円錐弁管とは別部
品としであるので、オリフィス孔の加工および縦孔の加
工が容易で高精度に可能である。更に、円錐弁管と可動
鉄心との接続部はガイド板で案内されるので、開閉弁動
作が安定している等の効果が得られる。

第２図は第１図の変形例である液体燃料噴射ポンプの要
部断面図で、第１図と同じ部分には同一符号を付しであ
る。この場合は計量オリフィス１２を本体部分２の燃料
通路に取り付けているので、第１図のように電磁弁６の
上部に取り付けだときに比べて弁ケーシング２０の磁性
材料部分を短縮して安価に製作できるという利点をもっ
ている。

本発明の液体燃料噴射ポンプの電磁弁は、燃料圧力が変
動しても電磁弁の動作に対する影響が少く、与えられた
電気信号幅に比例しだ燃料量を供給することができる。

また、主要部品の加工が容易となり高精度で安価に製作
できるという効果が得°られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である液体燃料噴射ポンプの
要部断面図、第２図は第１図の変形例である液体燃料噴
射ポンプの要部断面図である。１・・・回転分配器、２・・・本体部分、３・・・流入
口、４・・・流入通路、５・・・作動室、６・・・鉄心
、７・・・ガイド板、８・・・可動鉄心、９・・・円錐
弁管、１０・・・案内筒、１１・・・弁座、１２・・・
計量オリフィス、１３・・・燃料供給口、１４・・・環
状室、１５・・・横孔、１６・・・縦孔、１７・・・吸
込み空間、１８・・・コイル、１９・・・戻しば第１図第２図

Claims

【特許請求の範囲】１、本体部分内に設置され内燃機関と同期して回転する
回転分配器と、この回転分配器に等しい中心角で設けた
複数本の流入通路に順次に連通ずる上記本体部分の流入
口と、この流入口に連通ずる燃料通路を開閉する電磁弁
とを有する液体燃料噴射ポンプにおいて、上記燃料通路
の一部を形成する縦孔を中心とする円錐弁管を可動鉄心
の上部に接続すると共に、その接続部を弁ケーシングに
保持させたガイド板のガイド孔に貫通させ、上記円′　
錐弁管を可動に収容してシート部を形成する案内筒に燃
料供給口を設け、コイルに通電した時は上記前動鉄心と
共に上記円錐掘管を引き下げて上Ｈｅ＝円錐弁管を上記
シート部より７分離させ、上記燃料通路に連通させるご
とく構成したことを特徴とする液体燃料噴射ポンプの電
磁弁。２、上記円錐弁管が、上記縦孔の底部に横孔を丁字形に
形成し、円筒面の外部に上記燃料供給口に連通する座ぐ
り部を設けである管である特許請求の範囲第１項記載の
液体燃料噴射ポンプの電磁弁。３、上記案内筒が、その上端に計量オリフィスを設けた
部材を設置し、弁ケーシングで包囲して一体に形成した
部材である特許請求の範囲第１項記載の液体燃料噴射ポ
ンプの電磁弁。４、上記案内筒が、上記本体部分内に固定された計量オ
リフィスに接続し、−上記燃料供給口を設けた部分の下
部を弁ケーシングで包囲して一体に形成した部材である
特許請求の範囲第１項記載の液体燃料噴射ポンプの電磁
弁。