JPS586146B2 - キユウチヤクコウカトランジスタ - Google Patents

キユウチヤクコウカトランジスタ

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Publication number
JPS586146B2
JPS586146B2 JP49111231A JP11123174A JPS586146B2 JP S586146 B2 JPS586146 B2 JP S586146B2 JP 49111231 A JP49111231 A JP 49111231A JP 11123174 A JP11123174 A JP 11123174A JP S586146 B2 JPS586146 B2 JP S586146B2
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JP
Japan
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adsorption
conductive path
conductance
effect transistor
change
Prior art date
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JP49111231A
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JPS5137580A (ja
Inventor
酒井才
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New Cosmos Electric Co Ltd
Original Assignee
New Cosmos Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は空気中に微量に混在するNO2濃度を選択的
に精度よく測定するための吸着効果トランジスタに関す
るものであってNO2検出素子としての吸着効果トラン
ジスタの応答速度を速くし、しかも高感度、高精度とす
るのがその目的である。
燃焼排気ガス中又は大気中に微量に存在する窒素酸化物
の濃度を測定するには化学分析法、化学発光法、紫外、
赤外線吸収法などがある。
この化学分析法では操作が極めて煩雑であり、測定に長
時間を要する。
又、化学発光法、紫外、赤外線吸収法では微弱光検出装
置や光源を必要とするため装置が大型になり、しかも高
価になる。
しかもいつれも通常窒素酸化物と共存しているSO2,
CO2水蒸気などによって妨害される場合が多い。
この発明はこのような難点を解消し、NO2検出素子と
しての吸着効果トランジスタの応答速度を速くし、しか
も高感度、高精度としたものである。
この発明を実施した吸着効果トランジスターの一例を図
面について説明する。
アルミナ、ガラスのような電気絶縁性基板1の上にAg
x■2−xO5(x=0.01〜0.5)からなる導電
器2を設け、この導電路2の両端にソース、ドレイン電
極3,3を設ける。
この導電路2を横断するように厚さがデバイ長さ(10
−6〜10−4cm)以下の吸着ゲート部6を設ける。
4は引出線である。
この電気絶縁性基板1の裏面に発熱体5を取付ける。
この導電路2を形成するには真空蒸着、スパツタリング
などの気相蒸着法によってもよく、対応する塩の溶液を
熱分解して行ってもよい。
次にこの吸着効果トランジスタの作動を説明する。
発熱体5を加熱して、空気中において AgxV2−xO5の薄膜よりなる導電路2を適当な温
度に保持しておく。
AgxV21x05はn型半導体であり、空気中の酸素
の陰イオン化吸着によりこの吸着ゲート部6の半導体内
に空乏層が形成される。
この空乏層は電導電子に対して電位障壁の働きをするた
めにソース・ドレイン電極3−3間の電流は減少する。
つまり導電路の吸着ゲート部6の抵抗は空気中の酸素の
吸着によってある程度増大した状態で平衡に達する。
この状態で空気中にNO2が混入すると、NO2は酸素
よりも陰イオン化吸着の活性が大きいため、吸着ゲート
部6の半導体表面の吸着陰イオン濃度が増加し、空乏層
が拡大され電位障壁が高くなって電導電子に対するゲー
ト作用が行われ、ソースドレイン間の抵抗はさらに増大
する。
このときの抵抗値の増加率はNO2の濃度に依存し、こ
の抵抗値変化を検出することによりNO2の濃度を測定
することができる。
一方、ふん囲気へのH2,CO、炭化水素、NH3など
の混入によっては、これらの気体は陽イオン化吸着をす
るために空気中酸素の陰イオン化吸着によって形成され
ていた空乏層の拡がりが緩和され、ソース・ドレイン間
のコンダクタンスが増加する。
しかし、導電路温度が400℃以下ではこれらの気体の
この導電路表面への吸着によるゲート作用は僅少であり
、そのコンダクタンス変化率は極めて僅である。
この発明の吸着効果トランジスタのNO2濃度に対する
抵抗値変化率の関係を示すと第2図のようになる。
第2図の曲線Aは空気中に混在するNOのガス濃度と導
電路の抵抗値変化率(通常空気中での抵抗値RoとNO
2混入時の抵抗値RからRoを差引いた値との比)との
関係を示している。
NO27ppm混入により抵抗値は2倍となり10pp
m以下の微量のNO2を検出定量することができた。
又、第2図の曲線BはNH3のガス濃度と導電路のコン
ダクタンス変化率の関係を示し、曲線CはH2,CO,
i−C4H10,SO2,CO2のガス濃度と導電路コ
ンダクタンス変化率の関係を示している。
曲線B,Cから明かなようにこれらのガスに対して導電
路の抵抗値変化は殆んどなく、NO2を選択的に精度よ
く検出できる。
なお第2図は横軸に空気中のガス濃度を表わし縦軸に抵
抗値変化率(R−Ro)/Ro及びコンダクタンス変化
率(G−Go)/Goを表わす。
又膜厚1.I×10−5cmのAgO.IV1.905
の薄膜を用い、導電路温度300℃、空温26℃、相対
湿度60%であった。
この発明のAgxV2−xO5よりなる吸着効果トラン
ジスタの10ppmの濃度のNO2に触れたときの、導
電路の抵抗値変化率(Ra−Ro)/Roとそのときの
応答時間のxの値に対する依存性を第1表に示す。
応答時間はNO2接触時の導電路の抵抗値変化(Ra−
Ro)がその飽和値の90%に達するまでに要した時間
で示してある。
x=oのV2O5の場合に比べてAg0.18V1.8
2O5では、応答時間は約1/4に短縮され、又NO2
による抵抗値変化率は2.4倍となっている。
このようにこの発明の吸着効果トランジスタによれば、
■205よりなるものよりもさらに高感度にしかも迅速
にNO2濃度を測定することができる。
第3図はこの発明による吸着効果トランジスタの空気中
での電気伝導度と1.0pIMnの濃度のNO2に触れ
たときの抵抗値変化率(R−Ro)/Roの吸着ゲート
部の厚さに対する依存性を示し、曲線Gは電気伝導度を
、曲線Hは抵抗値変化率を表わす。
Ago;1■L905導電路温度300℃、室温26℃
相対湿度60%の場合の測定例である。
吸着効果トランジスタでは、吸着ゲート部の厚さがデバ
イ長さよりも薄くなるにつれて電気伝導度が減少しそれ
に伴い吸着のゲート作用による抵抗値変化率が大きくな
るのがその特徴である。
第3図からわかるように吸着ゲート部厚さ2×10−5
cm以下でNO210pIllによる抵抗値変化率は著
しく増大しており、ゲート部の厚さを薄くすればNO2
検出素子として高感度にてき又この厚さを選ぶことによ
り検出感度を制御することができる。
この試料でのデバイ長さは大よそ2×10−5cmであ
る。
この発明の吸着効果トランジスタの通常空気中での導電
路温度(℃)と導電路のコンダクタンス(mho)の関
係を示すと第4図のようになる。
第4図の曲線DはAg0.1V1.9O5からなる導電
路の導電路温度とコンダクタンスの関係を示し、室温2
6℃、相対湿度60%の場合のものである。
曲MEは室温26℃、相対湿度100%の場合のもので
ある。
曲線FはNO2からなる導電路の導電路温度とコンダク
タンスの関係を示す。
室温26℃、相対湿度60%の場合である。
第4図の曲線D,Eから明かなようにこの発明の吸着効
果トランジスタのコンダクタンスは常温での相対湿度2
0%〜100%でふん囲気の湿度に依存せず、又NO2
に対する抵抗値変化率の湿度依存も無視できる。
被検ガス中に共存する水蒸気に影響されることなく、微
量のNO2を検出できる。
又、この発明の吸着効果トランジスタのコンダクタンス
は導電路温度に依存する所が少く、電源電圧変動やふん
囲気温度変動の影響を受けることが少い。
なお、上記実施例では導電路2の途中に吸着ゲート部6
を設けているが、これは電極3を形成するためであって
、導電路2全体を厚さがデバイ長さ以下として吸着ゲー
ト部6を構成してもよいことは、前述したこの発明の作
用効果からみて明白なことである。
この発明の吸着効果トランジスタはAgxV2−xO5
薄膜のNO2の選択的吸着によるゲート作用を利用する
ことにより、空気中に微量に混在するNO2の濃度を、
従来の測定法に比べて、共存する妨害ガスの影響を受け
ることなく、ふん囲気湿度、ふん囲気温度変動に影響さ
れることなく高感度に、精度良く、シかも迅速に測定で
きるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施した吸着効果トランジスタの一
例を示す正面断面図、第2図はこの吸着効果トランジス
タのガス濃度と抵抗値変化率との関係を示す特性曲線図
、第3図はこの吸着効果トランジスタの電気伝導度及び
NO2による抵抗値変化率の吸着ゲート部厚さに対する
依存性を示す特性曲線図、第4図はこの吸着効果トラン
ジスタの導電路温度とコンダクタンスとの関係を示す特
性曲線図である。 1は電気絶縁性基板、2は導電路、3はソース及ドレイ
ン電極、4は引出線、5は発熱体、6は吸着ゲート部を
示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電気絶縁性基板1の上に両端に電極3を有するAg
    xV2−xO5(x=0.01〜0.5)からなる導電
    路2を設け、この導電路2の少なくとも一部にこの導電
    路2を横断するように、厚さがデバイ長さ(10−6〜
    10−4cm)以下の吸着ゲート部6を設けたことを特
    徴とする吸着効果トランジスタ。
JP49111231A 1974-09-26 1974-09-26 キユウチヤクコウカトランジスタ Expired JPS586146B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP49111231A JPS586146B2 (ja) 1974-09-26 1974-09-26 キユウチヤクコウカトランジスタ

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JP49111231A JPS586146B2 (ja) 1974-09-26 1974-09-26 キユウチヤクコウカトランジスタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5137580A JPS5137580A (ja) 1976-03-29
JPS586146B2 true JPS586146B2 (ja) 1983-02-03

Family

ID=14555872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP49111231A Expired JPS586146B2 (ja) 1974-09-26 1974-09-26 キユウチヤクコウカトランジスタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5344520Y2 (ja) * 1974-03-11 1978-10-25
JPS60148572A (ja) * 1983-12-26 1985-08-05 羅 光男 ラケツトフレ−ムの構造

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JPS5137580A (ja) 1976-03-29

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