JPS5861177A - 石炭軟化溶融用ピツチの選択方法 - Google Patents

石炭軟化溶融用ピツチの選択方法

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JPS5861177A
JPS5861177A JP16121181A JP16121181A JPS5861177A JP S5861177 A JPS5861177 A JP S5861177A JP 16121181 A JP16121181 A JP 16121181A JP 16121181 A JP16121181 A JP 16121181A JP S5861177 A JPS5861177 A JP S5861177A
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JP
Japan
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coal
pitch
softening
melting
pitches
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Pending
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JP16121181A
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English (en)
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Toshio Abe
阿部利雄
Hisatsugu Izuhara
出原久嗣
Seiji Nishida
西田清二
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Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
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Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、冶金用コークスtIl造する原料としては
不適当とされる石炭即ち軟化溶融性の乏しい石炭にピッ
チ類を添加配合することによって、その石炭の軟化溶融
性を向上せしめるに際し、該石炭に好適な種類のピッチ
を選択する方法に関する亀のである。
近年、エネルギー事情の悪化が原因となって、良質の原
料右脚ひっ迫が表面化するに及び従来コークス製造用と
してはめ119遍さな一劣質次を原料として用いる方策
が種々講じられている。その中の一つとして、比較的容
易に94施可能で且つ効果の大きい方法として上紀劣質
脚にピッチ類を添加配合する方法が挙げられる。この方
法においては通常加熱した時の軟化溶融性が乏しい劣質
炭に適度な軟化溶融性を附与し、劣質炭を改質せしめる
結果、乾留して得られるコークスの気孔構造や組織構造
が改曽され、冶金用に耐え得る良質のコークスが得られ
るものである。
しかしながら−概に劣質炭とは言ってもその種類は多く
、性状はまちまちであるばかりか、添加されるピッチ類
にしても同様のことが言えることから、どのような性状
の石炭にどのような性状のピッチ類を添加配合すれば、
もつとも効果的に軟化溶融性を上昇せしめるかにつ−て
の知見を得ることは、当業者の極めて強く嘱望するとこ
ろであった。
そこで便法として、石炭その4のの軟化溶融性を試験す
る方法で6るギースフーデヲストメーター法をピッチ類
の添加配合され九右脚に対して用い、この結果から皇紀
知見を得る試みがなされて来た。このイースフ−デフス
トメーター法は、ギースフーグフストメーターと称され
る一種の回転粘度計管用いて試料の軟化溶融性を測定す
る方法であり、而してその測定は円筒形の容器の中に試
料石炭管挿入し、該容器を外部から加熱しながら試料内
に埋没せしめた羽根のある回転軸、即ち撹拌棒を回転せ
しめて温度と撹拌棒の回転数の関係を知ることにより行
なわれるものである。
しかしながらピッチ類の添加された劣質炭は直ちに改質
されて軟化溶融性が向上するものではなく、゛乾留途中
に外部からかなり高温の熱を得て、その結果熱改質がな
されるものであること、及び添加するピッチ類は添加さ
れる石炭に比べて軟化点が200°C以下と低いことか
ら、ピッチ類OWA加され九石炭をギースツープヲスト
メーターによって測定した場合、石炭の未だ改質されて
いない温度すなわちピッチ類の軟化点附近の温度で石炭
が流動性を帯びないまま、ピッチ類が潤滑油O慟Iをし
て撹拌棒が回転してしまい測定が不能となるほか、もし
測定できたとしてもそれはピッチ類と石炭が共存した全
体としての値であり1石次自体の軟化溶融性がどのよう
に変化し九かは知り得べくtなかった。なんとなればピ
ッチ類と砂とをまぜても砂自身の軟化溶融性はt−p危
く改善されないにも拘らず、測定は可能な場合があると
いうことによってもうかがい知ることができる。
以上の理由から、例えギースヲーデヲストメーター法を
用いてもピッチ類の添加された石炭についてはその軟化
溶融性が適確に把握されず、結果としてどのような性状
の石炭にどのような性状のピッチ類tm加配合すれば、
tつとも効果的に上記軟化溶融性を上昇せしめるかにつ
いては知り得べくもなかった。
そこで本発明者らは、ピッチ類の添加された石炭の軟化
溶融性の新たな測定方法を別途開発するに至ったが、本
発明はこの断冷に開発された測定方法による適確な測定
結果をもとに得られた%Oであって、ピッチ類が添加配
合されることによってもつとも効果的に石*0軟化溶融
性を向上せしめる横なピッチの選択方法を提供すること
を目的とし、その要旨は、平物反射率(lo)が0.8
以上の石炭に対しては側鎖の少な一多環芳書族廣化水素
を主成分とするピッチ「八すなわち芳書族性指数(fs
+)がfa>0.711.置換定数(σ)がσ<0.4
2.脚素と水素の原子比(C/II )がC/H>1.
14であるピッチを上記R,が0.84以上の石炭に添
加配合し、一方平掬反射率(to)が0.8未満の石炭
に対してはア#JA/側鎖がありナフテン構造をもつピ
ッチ−1即ちf a<o、s II 、  e〉0.1
4.C/)I<1.79であるピッチを上記R,が0.
8未満の石炭に添加配合する点に存在するものである。
まず本発明方法を完成させるための基礎となった軟化溶
融性の測定方法について第1図をもとに説明する。
第1図は軟化溶融性を測定するための装置の模式図であ
って、lは電気炉を示し、該電気炉lの内部には電熱線
の如き加熱用の電気的発熱体が内蔵されている。gFi
電気炉1内に設けられた枠体であって、直径5鱈の円筒
状測定棒8が枠体2の天井部より下方向に垂設され、試
料4の装填された内径5.6鱈、深さ4■の円筒状試料
セj%15が試料4の上面と測定棒8下面とが接するよ
うに装着される。6は中央部に支点のある梃子7t−介
して試料セルSjE面に上方への抑圧を与える重錘であ
って、試料上μ6には常に20ofの上向押圧力がかか
るようになされている。電気炉1内に装着された試料4
の入ったセpv6は、該セルb内の試料の軟化溶融に従
って収縮し、上記押圧作用によって加熱途中に上昇する
が、8はその収縮変位を電気的に検出する変位検出装置
であり、検出された変位は経時的に記鏝装置9に出力さ
れる。
また10は熱電対などの温度計であって、該温度計10
によって検出された電気炉1内の経時的な温度変化が上
記収縮変位ともども記録装置9に出力される。なお、1
1は電気炉l底部よj) 100w17m i nの割
合で電気炉l内に供給され、611素ガスであって、試
料6の炉内でonset防止する。
次に上記装置を用いて、ピッチ類の添加配合された石炭
試料の軟化溶融性を測定する方法について説明する。t
ず石炭に所定の量のピッチmを添加したのち均一になる
まで混合して試料となす。
次に該試料の4011ft試料セl′v5内に装入し、
電気炉1内の所定の位置すなわち測定棒8の下面が試料
4上面と接する位置に装着する。ついで、電気炉1内に
上記の量の窺素ガス11t供給しながら発熱体に通電し
、電気炉l内1−10℃/mimの加熱速度で600″
atで外温し、その閣の温度上昇変化及びそれに伴ない
試料の軟化溶融によって起こる試料4の収縮変位を記録
装置9上に出力せしめる。第2因りは、そのようにして
得られた各測定値における炉内温度と収縮変位の関係を
示すグラフの一例であり、第2図(ロ)は、それぞれの
代表的温度における試料セフ&/lI内の試料の状sI
′f−説明する九めの模式図である。まず第2因りに示
すとお9時間の経過にしたがって温度は上昇するが、そ
の温度がピッチ類の軟化点に到達するまでは試料4は収
縮せずそのtまの状0を継続する(ステップI)、これ
は第2図1)のステップIの図で示すとおり、石炭粒子
(白丸で表示)とピッチ類粒子(黒丸で表示]がいずれ
も固体粒子としである程度の隙間をもって混在している
からである。
次にa度がピッチ類の軟化点以上になるとピッチ類は軟
化溶融を開始し1石炭粒子間の隙間を埋めるので、試料
4は収縮し第2図(イ)、(ロ)のステップ■に示す状
態となる。なお第2図ピ)のPpqピッチ類の軟化溶融
による変位である。上記の状態は試料4全体が軟化溶融
する温度まで継続し、その間に添加されたピッチ類によ
る作用を受けつつ石炭粒子は熱改質が行なわれる。T1
は熱改質された石炭の軟化溶融開示温度であり、この時
から試料4は全体として軟化溶融状1Ilt−呈するの
で流動性が上昇するが、その結果前記重錘6による押圧
に抗しきれず溶融物が測定棒8と試料セル6の隙間から
外部に溢出し始め、残渣のみが試料セル6内Ksllる
。温度Tfiまで見掛の収縮が起こり。
ステップ■の状態となる。仁の場合において、外部に溢
出した軟化溶融物はピッチ類が添加された結果改質され
た石炭であゐことが別途性なった検査の結果判明した。
上記軟化溶融物及び試料セルb内に残った残渣を顕微鏡
にて観姦したところ、残渣中には石炭に由来する粒子が
改質されずにそのままの大きさと形状で判別できるのに
財して、湿田軟化溶融物は石炭に由来する粒子が改質さ
れた結果小さな形状となってシシ、かつ異方性組織が著
しく発達している。そしてその改質の度合は、第2図に
)で示す見掛の収縮変位であるPa(以下棒入度という
)t−もって表現することができる。
本発明は、前述したようにピッチ類の添加された石炭の
軟化溶融性をこのような棒大度によって適確に表示しう
ろことを見い出し、各種のピッチ類と石炭との混合試料
の棒入度を測定することにより得られたものである。
そこで以下各種のピッチ類と石*0滉舎試料について実
施した試験結果、及びそO結果に基づいて得られ九本発
明につき説明する。
まず、本試験に用いられ九石脚及びピッチ類の性状を第
1表及び第2’JRfC示す。
第1表に示すとおり1本試験に用いられた石炭は三部、
 l、idd・11f、除いてすべて軟化溶融性の極め
て乏しい劣質炭でらって、ギースヲーデヲストメーター
法による測定では2〜8種を除いて全く測定ができない
ものである。
これらの各劣質炭に添加配合されるピッチ類としては、
第2表に示すとお90ピッチA、B、Cを用いた。ピッ
チAは側鎖の少ない多環式芳香族炭化水素を主体とする
構造(fs+が大でσが小さくC/Hが高い)t−有す
るピッチでおpl例えばコールタールピッチのようなも
のである。又、ピッチBは環構造の一部にナフデン構造
を含み、かつ若干の側鎖がある構造(C/Hが低いがf
a及びσも相当程度を示す)を有するピッチでTop。
例えば石炭に水素添加し溶剤抽出して得られたようなピ
ッチである。さらにピッチCは、側鎖が長くて多い多環
芳香族炭化水素を主体とする構造(C/R,faは満足
しうる程度であるがlは大きい)を有するピッチであり
、主に石油系のアスファルトを改質して得られるピッチ
である。
上記各石炭7重量部に対して、上記各ピッチの8重量部
(ただしLlddel Iハ8 : 2 ) tjfl
l加配+し、前記の測定方法にしたがって棒大度(Pζ
]この結果よシビツチ類の添加のない石炭に比し、ピッ
チ類の添加された石炭の方がほとんどの場合において、
棒入度(Pc)即ち軟化溶融性が向上していることが判
る。
そこで石炭の性状との関係において、石炭にどのような
ピッチを添加すれば、より効果的にその軟化溶融性が改
善されるかを知るために石炭の性状の代表値として平均
反射率(Ro)を取りあげ、第8表に示すpc相対値と
平均反射率(Ro)との関係をプロットしたのが第8図
である。なお第8図には、本来軟化溶融性の大きい三部
炭及び、いかなるピッチ類を添加しても軟化溶融性の改
善されない劣質次であるHonguayJ12のデータ
はプロットしていない、この第8図に示す関係から本発
明方法が得られたものであり、石炭の性状値として平均
反射率(Ro)を用いたところに意義がToシ、他の性
状値例えば工業分析値や元素分析値などと棒入度(Pc
)又はP、相対値との間には見るべき関係は見い出せな
い。
即ち第8図に見られるとおり、石炭の軟化性改善に与え
るピッチの種類による影響は、石炭の平が得られる。平
均反射率(Re)が0.8より小さい石炭に対しては、
B又はCのような性状のピッチ、即ち長い側鎖を多く有
する多環式芳香族膨化水素を主成分とするピッチ、例え
ば石油系アスファル)?改質して得られるピッチを添加
配合し、逆に平均反射率(Re)が0.8よりも大きい
石炭に対しては、A又はBのような性状のピッチ、即ち
側鎖の少な一多環式芳香族炭化水素を主成分とするピッ
チ、例えばコールタールピッチt−添加配合すればピッ
チ類の添加による石炭の軟化溶融性改善がより効果的に
現れる。尚ピッチBは前述のとおり石炭を改質して得ら
れるピッチであって、ピッチAとピッチCの中間的な性
状を示すものであって、R,が0.8以上であっても0
.8未満であっても次曹ではあるが使用できる。このこ
とは、平均反射II@ (Ro )が&8未満O石#1
2社それ自身軟化溶融性に寄与する成分が極めて乏しい
ことから、アルキル側鎖が多いか脱離する水素の多いピ
ッチ、即ち化学反応性の高iピッチ(σは0.14以上
好ましくは062〜G、6.faは0.98以下好まし
くは0.7〜0.8.C/Hに1.79以下好ましくは
1.1〜t、i)によって、乾留・過程で化学的に石j
12t−改質することによって軟化溶融性を向上させる
ことができることを示しておタ、又上紀値が0.8以上
の方決については、それ自身ある程度の軟化溶融性がす
でに存在していることから、化学反応性よりもむしろ芳
香族性が高くアルキル側鎖の少ないいわゆる方決に対す
る溶解力の高いピッチ(σは0.42以下好ましくは0
.2より小、faは0.76以上好ましくは0.8より
大* C/ aは1.14以上好ましくは1.15より
大のピッチ)によって、物理的に石*を改質せしめるこ
との方が軟化溶融性を向上せしめるのに効果があること
を示している。
本発明は以上のようになされているので、従来不明であ
った混合用右脚とピッチ類の、より効果的な組合せが明
確になり、劣質次のピッチ類の添加による改質をよjI
j!麿に行ないうるので、結果としてそれを配合乾留し
てよEIJ%質のコークスを製造することができたー
【図面の簡単な説明】
第1図は軟化溶融性を測定するため0@置の概略模式図
、第2図(イ)は上記装置で測定し危場合の温度と試料
の収縮変位の関係を示すグラフ、(財)はそれぞれの代
表的速度における試料の状at−説明するための模式図
、第8図線石次の反射率とPC相対値との関係を示すグ
ラフである。 1・・・電気炉    2・・・枠体 8・・・測定棒    4・・・試料 5・・・試料セ/%/   6・・・重錘7・・・梃子
     8−2位検出装置9・・・記録装置   1
0・・・温度計11・・・窒素ガス 0.5  0.8  In      1.5    
 2.+1゛V均反44率(Ro)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (13石次にピッチtm加し石炭の軟化溶融性を向上さ
    せるに際し、平均反射率(R・)が0.8以上の石炭に
    対しては下記に褐げる性状のピッチ(イ)を、又平均反
    射率(Ro)が0.8未満O石PK対しては下記に掲げ
    る性状のピッチ(ロ)をそれぞれ添加配合する様にした
    ことを特徴とする石炭軟化溶融用ピッチの選択方法。 芳香族性指数vi−1m、置換定数Its炭素と水素の
    原子比を01とした場合 ピッチ類の特性: ’ ”C’0.T @ s t’:
    、 0.41! HC7乍〉114ピツチ←)の特性:
    f亀<0.98.y>0.14.C/B<1.79
JP16121181A 1981-10-09 1981-10-09 石炭軟化溶融用ピツチの選択方法 Pending JPS5861177A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015174934A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 新日鐵住金株式会社 高炉用コークスの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015174934A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 新日鐵住金株式会社 高炉用コークスの製造方法

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