JPS5858275B2 - 荷役用補助舟艇を内蔵した船舶 - Google Patents

荷役用補助舟艇を内蔵した船舶

Info

Publication number
JPS5858275B2
JPS5858275B2 JP7472376A JP7472376A JPS5858275B2 JP S5858275 B2 JPS5858275 B2 JP S5858275B2 JP 7472376 A JP7472376 A JP 7472376A JP 7472376 A JP7472376 A JP 7472376A JP S5858275 B2 JPS5858275 B2 JP S5858275B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cargo
barge
boat
ship
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7472376A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53587A (en
Inventor
昇 根岸
一馬 三宅
熊雄 志水
喬之 若林
啓 信岡
章次 森
幸雄 冨田
嘉雄 平谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP7472376A priority Critical patent/JPS5858275B2/ja
Publication of JPS53587A publication Critical patent/JPS53587A/ja
Publication of JPS5858275B2 publication Critical patent/JPS5858275B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ship Loading And Unloading (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は港湾設備がない場所での荷役システム及びこれ
に用いる荷役用補助舟艇を内蔵した船舶に関する。
港湾設備が貧弱であったり、該設備が全くない場所での
荷役作業は困難を極め、先行船舶の荷揚げを待って沖待
ちする船舶が多い地域がある。
このように港湾設備が充分でなく、あるいは全くない場
所での荷役作業は、従来貨物を積載したパージを多数積
載可能な母船を、荷役場所の沖合に停泊させ、この母船
からパージを砂浜などに航行させて荷役することが行わ
れているが、これの方法は母船からパージを海上に卸す
までは作業を迅速化できるが、即ち母船側においては作
業を迅速化できるが、パージから貨物を陸上げするため
にはやはりクレーン等の岸壁設備が必要となり、全体的
にみると余り効率の良い方法とはいえない。
したがって沖待ちを余儀なくされる船舶が続出する。
またこのような目的に合致させるための船としてトレー
ラ等を直接出入できるようにした所謂ロールオフ・ロー
ルオン船があるが、これは容積効率が悪く得策とはいえ
ない。
本発明はかかる点に鑑み威されたもので港湾設備が全く
ない砂浜などにおいても効率良く荷役作業が行なえ、同
時に既存の船舶を有益に利用できる荷役用補助舟艇を内
蔵した船舶を提案するものである。
以下その実施例を図面に基づき説明する。第1図におい
て1は荷役作業が行われる港湾設備がない砂浜、2はこ
の砂浜1の沖合に停泊している母船、3は母船2に積載
されたコンテナ等の貨物、4は砂浜1に仮桟橋を形成さ
せるためのバージ、5は前記仮桟橋に接岸可能な貨物ボ
ート、6は前記バージ4及び貨物ボート5を海上に浮べ
または母船2に格納するクレーン設備、7は貨物ボート
5にコンテナ3等の貨物を積卸しする積卸し手段、8は
道路、9はトレーラである。
バージ4は通常の上陸用舟艇に類似する空船であり、船
首群12及び船尾扉15を有する。
11は船首群12開閉用のヒンジ機構であり、該船首群
12は母船2から砂浜1までの航行中は閉じられ、砂浜
1に第2図の如く着底後ヒンジ11を介して外側に全開
後、同時にヒンジ13を介して設けられている連絡ブリ
ッジ14を収納状態(仮想線)から砂浜1側に回動させ
、バージ4内部の床部16と砂浜1とを連絡する。
一方船尾扉15はヒンジ10を介して開閉可能な構成と
なっており、前記着底時には全開され(実線)、後述す
る貨物ボート5が接岸するのに備えられる。
17はエンジン、18はスクリューで、かかる推進設備
を有することで自刃航行が可能であると共に、図示して
いないが、アンカーの揚卸し用の索体巻取装置を有し、
第1図から明らかなように荷役作業終了後この巻取装置
を巻込むことにより、着底状態が解除され、容易に母船
2に帰航することができる。
また前記連絡ブリッジ14はトレーラ9が通行可能な該
トレーラ9の車輪幅を保持して配設された左右一対の連
絡ブリッジ14a 、14bとすることが有益である。
貨物ボート5は第4図〜第6図に示す如く船首群21、
該船首群21に連続する床部19、エンジン25及びス
クリュー26からなる推進設備、及びコンテナ3を適宜
高さに保持する保持装置20を有する。
船首群21は通常は閉止されており、前述のバージ4が
着底して仮桟橋を形成した後、該仮桟橋(バージ)4の
船尾にその船首を接岸すると共に、前記船首群21をバ
ージ4の船尾扉15(開放状態)の上に開放載置し、バ
ージ4の床部16と該貨物ボート5の床部19とを連絡
する。
また前記接岸時の衝撃を避けるために船首に緩衝材21
aが配設されている。
またこの貨物ボート5、貨物室側壁22にはリンク機構
23により支持されたコンテナ3等の貨物保持装置20
を有するものであって、前記リンク機構23は床部19
との間に設置されたシリンダ24により駆動される。
23Aは上部が互に外向きに反り返り、下部に鍵部23
aを有し且つ前記リンク機構23の一リンクを構成する
コンテナ保持リンクである。
この保持リンク23Aは前記シリンダ24を出退させる
ことにより同一姿勢関係を保持したままその間隔が調整
され、コンテナ3の大きさに応じて任意に調整すること
ができる。
そしてコンテナ3と床部19との間には常時トレーラ9
が侵入できる隙間を有すると共に、コンテナ3を保持装
置20とトレーラ9との間で受継ぎ又は受渡す装置が有
せしめられている。
なお19aはトレーラ9の進路を規制するガイドであり
、トレーラ9の入口(船首)側は幅広部19bとされて
いる。
以上説明したバージ4及び貨物ボート5は母船2の船尾
側に設けられた格納部27に搭載可能である。
第7図、第8図の如くこの格納部27は居住区2Aに隣
接して設けられると共に、該格納部27の床部27aの
後部には開閉扉28が該開閉扉28の船首側に設けられ
たヒンジ機構28aを介して取付けられており、母船2
が沖合に停泊したのちこの開閉扉28を図の如く全開し
、そのとき形成される開口からバージ4、貨物ボート5
A〜5Dを順次クレーン設備6により下降させて海上に
浮べ、その後これらはそれぞれの役割に応じて自刃航行
する。
前記開閉扉28は母船2の船尾張出し部に掛は金を設け
ることにより閉止状態を保持すると共に、吊上げワイヤ
等により揚卸しする。
クレーン設備6は通常、工場等で用いられている天井ク
レーンに類似するものであり、支柱29aと前記居住区
2Aとの間に配設されたレール29及び該レール29に
沿って走行し且つバージ4等の保持具31が連結された
ワイヤー30の巻込み繰出し手段を有する移動枠32と
から成る。
またこの格納部27にはバージ4、貨物ボート5A〜5
Dを移動させるときの保護ガイド等が設けられている。
一方母船2の船首側にはコンテナ等の貨物積載部33が
設けられている。
この積載部39に積載されている貨物(コンテナ)3は
付設の積卸し手段34により、前記海上の貨物ボート5
上に積み込まれる。
この積卸し手段34は母船2の長さ方向に車輪35を介
して走行する枠体36と、該枠体36の走行方向と直交
方向に走行可能な本体(図示せず)とから成り、これに
より前記載置部33内のコンテナ3をすべて搬送するこ
とが可能となる。
さらに母船2はフォークリフト、トレーラ等をも必要に
応じて搭載していることが必要であるが、これは目的地
の陸上設備によっては省略できる。
以下第1図、第10図を中心に荷投手順を説明する。
なお以下の説明では目的地へのコンテナ陸揚げ手順につ
いて説明するが、母船へのコンテナ積み込み手順はこの
逆の手順で実施することができる。
まず母船2を目的地の港湾設備がない砂浜1の沖合に停
泊させ、該母船2の船尾開閉扉28を全開すると共に、
格納部27からバージ4をクレーン設備6を用いて海上
に浮べ、このバージ4を砂浜1に向って航行させ、砂浜
の手前でアンカーを降ろした後その船底が砂浜1に乗り
上げた状態で船首扉12及び船尾扉15を開放し、同時
に連絡ブリッジ14を回動し砂浜1に設置して仮桟橋を
形成する。
次に母船2から順次貨物ボート5A〜5Dを海上に降ろ
し、これを母船2の積卸し手段7の下方に移動させ、該
積卸し手段7によってコンテナ3を所定個数だけ貨物ボ
ート5に積み込む。
このとき必要な陸上施設としてフォークリフト、トレー
ラ、クレーン等がない場合はいずれかの貨物ボート5A
を用いて予めこれらの設備を陸揚げしておく。
前記コンテナ3が積み込まれた貨物ボート5Bは前記仮
桟橋に向って航行し、仮桟橋に到着したらその船首を仮
桟橋(バージ)4の船尾に突き当て、船首扉21を開放
してトレーラ9侵入用の通路を形成する。
このとき後続の貨物ボート5C25Dは当該貨物ボート
5Bと同様にコンテナ3を積み込まれ、または仮桟橋に
向って航行中にある。
さらにフォークリフト等を陸上げ輸送した貨物ボート5
Aは母船2に向って帰航する。
前記の如く仮桟橋に貨物ボート5が接岸したらトレーラ
9をコンテナ3の下部に侵入させ適宜これを該トレーラ
9上に受継がせ、目的地に向って走行輸送する。
この手順を繰返すことによって効率良く陸揚げ作業が遂
行できる。
またコンテナ等を船積みする場合はこの逆であり、さら
に陸揚げ終了後は貨物ボート5、バージ4は母船2内に
格納されるが、バージ4についてはアンカーとバージ4
とを連結する索体を巻込むことによって容易に砂浜1か
ら離れ、自刃航行を移ることができる。
以上の説明から明らかなように本発明によれば、港湾設
備が全くない砂浜でも、クレーン設備によりバージと、
貨物ボートとを降ろして荷役作業ができることはもちろ
んのこと、航海中、格納部の床部に形成した開口が開閉
扉により閉鎖されているので、追波などが船内に入り込
むおそれがなく、安全である。
また甲板面積が増大し、バージや貨物ボートをその開閉
扉上に格納することができ、積荷を多くすることができ
るものである。
さら4でクレーン設備のメンテナンス時にも、開口が閉
鎖されていることから、安全におこなうことができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の全体斜視図、第2図はバージ4
の側面図、第3図は同要部平面図、第4図は貨物ボート
5の側面図、第5図は同正面図、第6図は同要部平面図
、第7図は母船2の船尾側側面図、第8図は同平面図、
第9図は船首側側面図、第10図は第1図の要部側面図
である。 2・・・・・・母船、3・・・・・・コンテナ等の貨物
、4・・・・・・バージ(仮桟橋)、5・・・・・・貨
物ボート、6・・・・・・クレーン設備、7・・・・・
・積卸し手段、27・・・・・・格納部、27a・・・
・・・床部、28・・・・・・開閉扉、28a・・・・
・・ヒンジ機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 港湾設備がない場所に仮桟橋を形成するパージと、
    該パージに前記仮桟橋を形成させたときこれに接岸可能
    な貨物ポートとを載置収容可能な格納部を設け、該格納
    部の床部に開口を設け、船首側にヒンジを有する前記開
    口の開閉扉を設けると共に、該開口から前記収容状態の
    パージ及び貨物ボートを海上に浮べ又は海上から積込み
    可能なりレーン設備を有することを特徴とする荷役用補
    助舟艇を内蔵した船舶。
JP7472376A 1976-06-23 1976-06-23 荷役用補助舟艇を内蔵した船舶 Expired JPS5858275B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7472376A JPS5858275B2 (ja) 1976-06-23 1976-06-23 荷役用補助舟艇を内蔵した船舶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7472376A JPS5858275B2 (ja) 1976-06-23 1976-06-23 荷役用補助舟艇を内蔵した船舶

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53587A JPS53587A (en) 1978-01-06
JPS5858275B2 true JPS5858275B2 (ja) 1983-12-24

Family

ID=13555417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7472376A Expired JPS5858275B2 (ja) 1976-06-23 1976-06-23 荷役用補助舟艇を内蔵した船舶

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5858275B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS551298A (en) * 1978-05-29 1980-01-08 Con Brio Scheepvaart Dock ship
JPS60107018U (ja) * 1983-12-26 1985-07-20 株式会社椿本チエイン トロリ−コンベヤのハンガ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPS53587A (en) 1978-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4158416A (en) System for handling container cargo and a novel ship and lifting device
US3823681A (en) Barge carrying transport vessel
US3508510A (en) Lighter hydrolift device
US4043285A (en) Container ship
US6516737B2 (en) Autonomous container ship
US7341422B1 (en) Container transportation system and method
US3939790A (en) Transport ship construction and method of loading floating cargo into a floatable cargo space of a ship
JPS62103292A (ja) 船舶
US4488503A (en) Barge carrying ship and method of loading same
JPS5941435B2 (ja) 船舶による乗客、貨物等の輸送方法およびその輸送設備
US6863484B2 (en) Catamaran transfer vessel
JPS5858275B2 (ja) 荷役用補助舟艇を内蔵した船舶
JPS5819516B2 (ja) 港湾設備がない場所での荷役システム及びこれに用いる船舶
EP0101171A1 (en) Barge carrying vessel
JPS5832076B2 (ja) コンテナ沖取り用小型船
JPS588488A (ja) 運送船
US6334401B1 (en) Floating structure for the transfer of cargo
KR101263247B1 (ko) 이동 항구
US4292915A (en) Ocean-going barge carrier
US3540399A (en) Timber carrying vessel
US2970705A (en) Cargo ships
USRE30040E (en) Vessel for flotation loading and unloading and partial buoyancy support of barges and other floating cargoes
GB2123354A (en) Barge carrying vessel
JPS59318Y2 (ja) 貨物船
JPH0115448B2 (ja)