JPS5858143B2 - 亜鉛浮選法 - Google Patents
亜鉛浮選法Info
- Publication number
- JPS5858143B2 JPS5858143B2 JP14413080A JP14413080A JPS5858143B2 JP S5858143 B2 JPS5858143 B2 JP S5858143B2 JP 14413080 A JP14413080 A JP 14413080A JP 14413080 A JP14413080 A JP 14413080A JP S5858143 B2 JPS5858143 B2 JP S5858143B2
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- Japan
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は亜鉛の硫化鉱物を含む鉱石から亜鉛鉱物を浮鉱
として回収する亜鉛浮選法に関するもので、亜鉛浮選の
分離性を向上させて高品位亜鉛精鉱を高実収率で回収す
ることができ、しかも活性剤として用いる硫酸銅の添加
量も低減してコストダウンを図ることができる方法を提
供するものである。
として回収する亜鉛浮選法に関するもので、亜鉛浮選の
分離性を向上させて高品位亜鉛精鉱を高実収率で回収す
ることができ、しかも活性剤として用いる硫酸銅の添加
量も低減してコストダウンを図ることができる方法を提
供するものである。
従来、亜鉛浮選は硫酸銅を添加して亜鉛鉱物を活性化し
た後、捕収剤と起泡剤を添加することにより行なわれて
いる。
た後、捕収剤と起泡剤を添加することにより行なわれて
いる。
この場合、硫酸銅の添加量が少ないと亜鉛鉱物の活性化
が充分でなく、高品位の亜鉛精鉱を回収することは困難
となる。
が充分でなく、高品位の亜鉛精鉱を回収することは困難
となる。
また、硫酸銅の添加量が一定範囲では増加するに従って
亜鉛の分離性も向上するが、一定限度を越えて多量に添
加しても分離性の向上は認められず、逆に低下すること
もある。
亜鉛の分離性も向上するが、一定限度を越えて多量に添
加しても分離性の向上は認められず、逆に低下すること
もある。
従って、活性剤としての硫酸銅の添加量を増大させて亜
鉛浮選の成績を向上させるには釦のすから限界があり、
特に硫化鉄鉱物を多量に含有する亜鉛鉱石の場合には亜
鉛精鉱品位及び亜鉛実収率を高く維持することは極めて
困難となり、硫酸銅を多量に添加してもコストアップと
なって不経済である。
鉛浮選の成績を向上させるには釦のすから限界があり、
特に硫化鉄鉱物を多量に含有する亜鉛鉱石の場合には亜
鉛精鉱品位及び亜鉛実収率を高く維持することは極めて
困難となり、硫酸銅を多量に添加してもコストアップと
なって不経済である。
本発明は上記のような従来の欠点を解決し、高品位亜鉛
精鉱を高実収率で回収する方法を提供するもので、亜鉛
鉱石パルプに銅アンミン錯イオンを添加することを特徴
とするものである。
精鉱を高実収率で回収する方法を提供するもので、亜鉛
鉱石パルプに銅アンミン錯イオンを添加することを特徴
とするものである。
以下、本発明を詳述する。
銅塩例えば硫酸銅にアンモニア水を添加すると濃青色の
銅アンミン錯イオン〔Ｃｕ（ＮＨ３）４〕２＋が生成す
る。
銅アンミン錯イオン〔Ｃｕ（ＮＨ３）４〕２＋が生成す
る。
本発明は該錯イオンを亜鉛鉱物を含む鉱石パルプに添加
したのち捕収剤と起泡剤を添加して亜鉛浮選を行なうの
である。
したのち捕収剤と起泡剤を添加して亜鉛浮選を行なうの
である。
この銅アンミン錯イオンはＣｕ二ＮＨ３が１：４の比で
構成されているので、例えば硫酸銅とアンモニア水を混
合して銅アンミン錯イオンを生成せしめる場合にはこの
割合で混合反応させればよいが、アンモニアが上記比よ
りも少ないとＣｕイオンの一部が沈殿物を生成して効果
が減少するので、アンモニアを過剰気味に混合してアン
モニアアルカリ性とすると良い。
構成されているので、例えば硫酸銅とアンモニア水を混
合して銅アンミン錯イオンを生成せしめる場合にはこの
割合で混合反応させればよいが、アンモニアが上記比よ
りも少ないとＣｕイオンの一部が沈殿物を生成して効果
が減少するので、アンモニアを過剰気味に混合してアン
モニアアルカリ性とすると良い。
亜鉛鉱物の銅イオン活性は一般に（１）式に示すように
銅と鉱物表面の亜鉛との置換反応によるものと言われる
。
銅と鉱物表面の亜鉛との置換反応によるものと言われる
。
しかして、銅アン□ン錯イオンを亜鉛鉱石パルプに添加
すると、銅アンミン錯イオンよりも亜鉛アンミン錯イオ
ンの方が安定であるため、（２）式の反応に従って亜鉛
鉱物表面で起きる銅と亜鉛の置換反応が促進され、亜鉛
鉱物の銅活性が効果的に行なわれるのである。
すると、銅アンミン錯イオンよりも亜鉛アンミン錯イオ
ンの方が安定であるため、（２）式の反応に従って亜鉛
鉱物表面で起きる銅と亜鉛の置換反応が促進され、亜鉛
鉱物の銅活性が効果的に行なわれるのである。
従って、銅アンミン錯イオンを添加する場合、鉱石パル
プはこの錯イオンが安定であるｐＨ領域すなわちアルカ
リ性側に調整すると良い。
プはこの錯イオンが安定であるｐＨ領域すなわちアルカ
リ性側に調整すると良い。
比較例 １
浮選粒度に粉砕した亜鉛鉱物を含有するＡ鉱山量の鉱石
のパルプに石灰を添加してｐ Ｈ８，、０に調整して硫
酸銅４００ｆ／ｌで５分間条件付けした後、捕収剤とし
てエチルザンセート６０ｇ′／ｌ、起泡剤としてダウフ
ロス４Ｉ＝２５０（商品名）２１／ｌを添加してｐＩ（
８，０で浮選な行なった従来法による回分式亜鉛浮選の
結果を第１表に示す。
のパルプに石灰を添加してｐ Ｈ８，、０に調整して硫
酸銅４００ｆ／ｌで５分間条件付けした後、捕収剤とし
てエチルザンセート６０ｇ′／ｌ、起泡剤としてダウフ
ロス４Ｉ＝２５０（商品名）２１／ｌを添加してｐＩ（
８，０で浮選な行なった従来法による回分式亜鉛浮選の
結果を第１表に示す。
実施例 １
上記比較例１と同条件で比較例１に釦ける硫酸銅４００
Ｓ’／ｌの代りにあらかじめ硫酸銅４００ｆ／ｌ をア
ンモニア水と混合して銅アンミン錯イオンとしたものを
添加した本発明法による回分式亜鉛浮選の結果を第２表
に示す。
Ｓ’／ｌの代りにあらかじめ硫酸銅４００ｆ／ｌ をア
ンモニア水と混合して銅アンミン錯イオンとしたものを
添加した本発明法による回分式亜鉛浮選の結果を第２表
に示す。
第１表と第２表より従来法と本発明法を比較すると、浮
選時間１４分間に釦げる浮鉱亜鉛品位は２８．４８１が
３６．９８４に、渣た亜鉛実収率は９５、Ｏ係が９４．
６係に、鉄実収率は３５．８係が１１．１＝１にと、銅
イオン添加量が同等にもかかわらず本発明法による亜鉛
の分離性の向上に著しいものがあることが判る。
選時間１４分間に釦げる浮鉱亜鉛品位は２８．４８１が
３６．９８４に、渣た亜鉛実収率は９５、Ｏ係が９４．
６係に、鉄実収率は３５．８係が１１．１＝１にと、銅
イオン添加量が同等にもかかわらず本発明法による亜鉛
の分離性の向上に著しいものがあることが判る。
比較例 ２
次に、Ｂ鉱山性鉱石のパルプに硫酸銅４５０ｆ／ｌ を
添加した後、エチルザンセート１３０’？／ｌ とダ
ウフロス＋２５０を２１／ｌを用いてｐＨ８，０で回分
式浮選を行なった従来法の結果を第３表に示す。
添加した後、エチルザンセート１３０’？／ｌ とダ
ウフロス＋２５０を２１／ｌを用いてｐＨ８，０で回分
式浮選を行なった従来法の結果を第３表に示す。
実施例 ２
第４表は上記比較例２に釦げる硫酸銅４５０？／１．を
アンモニア水と混合し銅アンミン錯イオンとして添加し
た場合の本発明法による回分式浮選の結果を示すもので
ある。
アンモニア水と混合し銅アンミン錯イオンとして添加し
た場合の本発明法による回分式浮選の結果を示すもので
ある。
実施例 ３
上記比較例２にかげる硫酸銅４５１／ｌを１００ｆ／を
減らして３５０ｆ／ｌをアンモニア水と混合し銅アンミ
ン錯イオンとして添加した場合の本発明法による浮選結
果を第５表に示す。
減らして３５０ｆ／ｌをアンモニア水と混合し銅アンミ
ン錯イオンとして添加した場合の本発明法による浮選結
果を第５表に示す。
第３〜５表を比較すると、本発明法によれば亜鉛の分離
性が著しく向上し、添加する銅イオン量を減少させても
良好な成績が得られることが判る。
性が著しく向上し、添加する銅イオン量を減少させても
良好な成績が得られることが判る。
Claims (1)
- １ 亜鉛の硫化鉱物を含む鉱石から亜鉛鉱物を浮鉱とし
て回収する亜鉛浮選に際し、銅アンミン錯イオンを添加
することを特徴とする亜鉛浮選法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14413080A JPS5858143B2 (ja) | 1980-10-15 | 1980-10-15 | 亜鉛浮選法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14413080A JPS5858143B2 (ja) | 1980-10-15 | 1980-10-15 | 亜鉛浮選法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5768156A JPS5768156A (en) | 1982-04-26 |
| JPS5858143B2 true JPS5858143B2 (ja) | 1983-12-23 |
Family
ID=15354896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14413080A Expired JPS5858143B2 (ja) | 1980-10-15 | 1980-10-15 | 亜鉛浮選法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5858143B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0384479U (ja) * | 1989-12-20 | 1991-08-27 | ||
| JPH04133072U (ja) * | 1991-05-31 | 1992-12-10 | 三菱自動車工業株式会社 | オイルシール |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AUPR009300A0 (en) * | 2000-09-13 | 2000-10-05 | Mintech Chemical Industries Pty Ltd | Aqueous copper composition |
| AU2001287369B2 (en) * | 2000-09-13 | 2005-09-22 | Mintech Chemical Industries Pty Ltd | Aqueous copper composition |
| TR202000155A1 (tr) * | 2020-01-06 | 2021-07-26 | Metal Ki̇m Metalurji̇ Ve Ki̇mya Tarim Sanayi̇ Ti̇caret Li̇mi̇ted Şi̇rketi̇ | Çi̇nko flotasyonu i̇çi̇n akti̇fleyi̇ci̇ reakti̇f |
-
1980
- 1980-10-15 JP JP14413080A patent/JPS5858143B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0384479U (ja) * | 1989-12-20 | 1991-08-27 | ||
| JPH04133072U (ja) * | 1991-05-31 | 1992-12-10 | 三菱自動車工業株式会社 | オイルシール |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5768156A (en) | 1982-04-26 |
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