JPS5858057B2 - 麩漂白改良方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は漬物（例えば沢庵漬）用として好適な漂白皺の
製造方法に関し、特に特徴的には従来漂白が困難視され
て用いられていなかった量的には多く産出し価格の低床
な赤皺までも十分に漂白しうる新規な漂白改良方法に関
するものである。

現在漬物用皺の漂白は過酸化水素水（３５％）による酸
化漂白と次亜硫酸ソーダによる過酸化水素分解並びに還
元漂白を行っているが、仕上り皺の漂白度は主として過
酸化水素による酸化漂白刃によって左右されている。

従来の白皺の漂白工程を例示すると、白粧１５−を約９
ｏｌ（［の約６倍量）の熱水（９０℃以上）に入れ、過
酸化水素水（３５％）を約３ｏ％（４，５〜５１）添加
、加熱、撹拌する（９０℃以上で約３０〜６０分）。

次いで脱水後、約１００１の水で水洗、脱水してから約
９０１の水に脱水皺を入れ、次亜硫酸ソーダを皺の約２
〜２．５％（３００〜３５０ｇ）添加、撹拌しながら約
３０分以上処理する。

更に脱水後、約１００１の水にて水洗及び脱水してから
調味仕上げを行っている。

しかし従来の漂白方法では白皺の漂白処理に５時間程度
の長時間を要するのみならず、産出量の多い赤皺につい
ては漬物用の目的に適合する程度まで十分に漂白するこ
とが困難であるという問題点をもっている。

本発明はこのような問題点に対処するためになされたも
ので、皺を過酸化水素を用いて漂白するに当り、熱水中
に皺を入れ、これに過酸化水素と共に皺に対して１〜２
．５重量饅の、アルカリ、消泡剤としてシリコン及びケ
イソウ土、澱粉、カオリン、炭酸カルシウムからなる吸
着剤のうちのいずれかとからなる処理剤を同時又は相前
後して併用添加して加熱処理後、水洗、中和し、然る後
次亜硫酸塩を添加処理してから水洗仕上げすることによ
る新規な皺漂白改良方法を提供するものである。

本発明では前記アルカリ、消泡剤及び吸着剤からなる処
理剤を併用することにより過酸化水素による酸化漂白刃
を高め、よって過酸化水素の添加量の減少及び０皺以外
にも赤皺の漂白も可能して所期の成果をあげたものであ
る。

上記本発明の方法によれば漂白効率の向上及び赤皺の利
用を開拓したという経済面の利益のみならず、過酸化水
素がアルカリに不安定で分解し易いことを利用して、目
敏の場合には過酸化水素（３５％）の添加量が約２０％
前後で済み、しかも同程度の添加で赤核も０核と同程度
に漂白可能ならしめるという効果がある。

以下に本発明を具体的ならしめるために実施例を掲げる
。

実施例 １ 約９０１の熱水（９０℃以上）に目敏１５ｋｇと下記組
成の処理剤１〜１．５％入れ、約２０分間加熱撹拌した
。

処理剤組成 次いで上記の液に過酸化水素水（３５％）を皺に対し約
２ｏ％（３ｚ〜２．５１）添加して加熱し、９５℃程度
で約４０分間処理する。

然る後、脱水してから約１００１の水で水洗し再び脱水
する。

この脱水皺を約９０１の水に入れ、酢酸又はリンゴ酸等
の酸を皺の０．５〜１％（ｓｏ〜１５０ｇ）添加して撹
拌中和後、次亜硫酸ソーダを皺の約２〜２．５饅（３０
０〜３５０ｇ）加え、３０分以上撹拌処理する。

然る後脱水、約１００４の水で水洗して再び脱水してか
ら調味仕上げして製品とする。

実施例 ２ 約９０Ａの熱水（９０℃以上）に赤皺及び実施例１と同
一組成の処理剤を皺の２〜２．５％（３００〜３５０ｇ
）入れ、加熱撹拌する。

然る後過酸化水素水を皺の約３０％（４，５〜ＥＭ）添
加して約９５℃まで加熱撹拌し約４０〜５０分間処理し
てから脱水、約１０Ｍの水で水洗、再び脱水する。

約９０１の水にこ、の脱水皺を入れ、酸を皺の０．８〜
１％（１２０〜１ｓｏｇ）入れ、撹拌、中和後、次亜硫
酸ソーダを皺の約２〜２．５係加え、約３０分以上撹拌
処理してから、又脱水、約１００４の水にて水洗、脱水
後、調味仕上げして製品とする。

次に本発明方法の効果を明らかにするために参考写真で
漂白効果を示した。

参考写真（イ）１）は実施例１に従って漂白した目敏（
右側）と対照０皺（左側）とを対比したものであり、又
参考写真、（Ａ２）は実施例２に従って漂白した赤皺（
左側）と未漂白の赤皺（右側）とを対比したものであり
、これより本発明法による漂白効果が顕著に認められた
。

実施例 ３ 処理剤組成においてケイソウ土の代りに澱粉を用いた他
はすべて実施例１と同様の条件下に目敏の漂白を行ない
漂目敏を製造した。

その漂白の度合は実施例１で得られたもの（参考写真Ａ
Ｉ右側）と略同程度であった。

実施例 ４ 処理剤組成においてケイソウ士の代りにカオリンを用い
た他はすべて実施例１と同様の条件下に目敏の漂白を行
ない漂目敏を製造した。

その漂白の度合は実施例１で得られたもの（参考写真Ａ
１右側）と略同程度であった。

実施例 ５ 処理剤組成においてケイソウ士の代りに炭酸カルシウム
粉末を用いた他はすべて実施例１と同様の条件下に目敏
の漂白を行ない漂目敏を製造した。

その漂白の度合は実施例１で得られたもの（参考写真Ａ
１右側）と略同程度であった。

比較例 １ 処理剤組成において吸着剤を用いない他はすべて実施例
１と同様の条件下に目敏の漂白を行なった。

その漂白の度合は実施例１で得られたもの（参考写真Ａ
１右側）と未漂白０皺（参考写真Ａ１左側）との中間程
度を示し、や＼不充分であった。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 皺を過酸化水素を用いて漂白するに当り、熱水中に
   皺を入れ、これに過酸化水素と共に に対して１〜２．
   ５重量％の、アルカリ、消泡剤としてシリコン及びケイ
   ソウ士、澱粉、カオリン、炭酸カルシウムからなる吸着
   剤のうちのいずれかとからなる処理剤を同時又は相前後
   して併用添加して加熱処理後、水洗、中和し、然る後次
   亜硫酸塩を添加処理してから水洗仕上げすることを特徴
   とする敏漂白改良方法。 ２ 皺が白皺又は赤皺である特許請求の範囲第１項記載
   の皺漂白改良方法。