JPS5855992B2 - インキソセイブツ - Google Patents

インキソセイブツ

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Publication number
JPS5855992B2
JPS5855992B2 JP50053127A JP5312775A JPS5855992B2 JP S5855992 B2 JPS5855992 B2 JP S5855992B2 JP 50053127 A JP50053127 A JP 50053127A JP 5312775 A JP5312775 A JP 5312775A JP S5855992 B2 JPS5855992 B2 JP S5855992B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
asphalt
pigment
weight
dispersant
Prior art date
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Expired
Application number
JP50053127A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS51129309A (en
Inventor
明 川上
誠之 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil Corp filed Critical Nippon Oil Corp
Priority to JP50053127A priority Critical patent/JPS5855992B2/ja
Publication of JPS51129309A publication Critical patent/JPS51129309A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はインキ組成物に関する。
詳しくは(イ)インキ中の着色顔料に対して1〜40重
量%のアルケニルこはく酸イミド系分散剤および/また
はベンジルアミン系分散剤、および(ロ)インキ中の着
色顔料に対して1〜100重量%のアスファルトを含み
、顔料分散性および流度にすぐれ、好ましい粘度を有す
るなど作業性において有利なインキ組成物に関する。
インキ組成物は一般に着色顔料(以下顔料と略す)、顔
料を被印刷物に運ぶための溶媒、および顔料を固定する
ための結合剤などから成る。
溶媒と結合剤の混合物はワニスと呼ばれ、このワニスに
微粒子状の顔料を分散させたものが現在多く用いられて
いる。
均一なインキ組成物を得るためにはこの顔料をインキ組
成物中に良く分散させる必要があり、また印刷工程にお
ける作業上の問題から適当な流度および粘度を有するこ
ともインキ組成物に要求される。
これらの目的からワニスと顔料の混合物に対し、ギルツ
ナイトを加えることが多い。
例えば鉱油と石油樹脂から成り常温において十分な流度
を有するワニスに顔料としてカーボンブラックを添加し
分散させると極端に流度が低下するが、これにギルツナ
イトを更に加えると十分な流度を有するインキ組成物と
なる。
しかしながらギルツナイトはその軟化点が高いため、製
造過程において溶媒あるいはワニスへの溶解に時間がか
かりかつ加熱等の操作が必要となる。
本発明者らはギルツナイトを用いた従来のインキ組成物
の各種の欠点を改善すべく鋭意検討した結果、ギルツナ
イトに代わるものとして、潤滑油あるいは燃料油の添加
剤として知られている分散剤に着目し、中でもアルケニ
ルこはく酸イミド系およびベンジルアミン系のものがこ
の目的にltであることを見出し先に特許出願した特公
昭584073号公報(特願昭49−132685号)
本発明は、特公昭58−4073号公報(特願昭49−
132685号)によるインキ組成物より更に優れた粘
度、流度を有するインキ組成物に関するものであり、特
公昭58−4073号公報(特願昭49−132685
号)によるインキ組成物に対し更にアスファルトを添加
したことを特徴とする。
アスファルトは単体として用いた場合は分散効果も少な
いが、本発明の如くアルケニルこはく酸イミド系および
/またはベンジルアミン系の分散剤と組み合わせること
によりはじめてすぐれた効果をインキ組成物に付与する
ものである。
本発明によるインキ組成物は(イ)インキ中の顔料に対
して1〜40重量%、好ましくは2〜20重量%のアル
ケニルこはく酸イミド系分散剤および/またはベンジル
アミン系分散剤、(Io)およびインキ中の顔料に対し
て1〜100重量%、好ましくは3〜50重量%の軟化
点140℃以下のアスファルトを添加することを特徴と
する。
インキ中の顔料に対する分散剤の添加量が1重量%以下
では顔料の分散性、流度改善の効果が少なく、40重量
%以上では製品インキの流度が大きすぎかえって作業性
が低下し、かつ製品価格の面からも好ましくない。
またインキ中の顔料に対するアスファルトの添加量が1
重量%以下では添加効果がなく、100重量%以上では
製品インキの流度が太きすぎかえって作業性が低下する
本発明でいうアルケニルこばく酸イミド系分散但し、R
1はポリオレフィン残基、N−R2、N−R3−Nはポ
リアミン残基を示す、にて示される化合物を意味する。
この化合物は、たとえば特開昭57−61090号公報
、米国特許第3219666号明細書、同301829
0号明細書、同3024237号明細書、石油製品添加
剤(幸書房発行)、292頁に記載されているように、
不飽和結合又はハロゲンの如き官能基を有するポリオレ
フィンと無水マレイン酸との反応で得られるアルケニル
こはく酸無水物を更にポリアミンと反応させることによ
って好ましく製造される。
ここでポリオレフィンとしては炭素数2〜30J好まし
くは2〜5のオレフィンの単独重合物あるいは共重合物
であり、分子量400〜3000のものである。
これらの中では特に数平均分子量500〜1500のポ
リンに従うアルキレンポリアミンが好ましく、ここでn
は10以下の整数、AおよびA′は炭化水素基もしくは
水素もしくはアミノ炭化水素基、またアルキレン基は好
ましくは炭素数8以下の低級アルキレン基であり、これ
らのアミンで特に好ましいものとしてはジエチレントリ
アミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペン
タミンが例示される。
本発明のアルケニルこはく酸イミド系分散剤としては該
アルケニルこはく酸無水物1モルに対して該アミンを0
.5〜3.0モル、好ましくは1.0〜2.0モル反応
させたものが適している。
反応生成物は例えば「米国シェブロン社製0LOA12
00J、「米国ニドウィン・クーパー社製S−900J
として市販されており、市販品は炭化水素担体油中に4
0〜70重量%の反応生成物を含むものである。
本発明においてこれらの市販分散剤をその中の反応生成
物すなわちアルケニルこはく酸イミドがインキ中の着色
顔料に対して1〜40重量%となるようにインキ組成物
に添加することも可能である。
一方、本発明でいうベンジルアミン系分散剤とは式 される化合物を意味する。
この化合物は、たとえば、特公昭45 36898号公報、米国特許第3368972号明細書
に記載されているように、ポリオレフィンとフェノール
との反応で得られるアルキルフェノールをマンニッヒ反
応によりホルムアルデヒド及びポリアミンと反応させる
ことによって製造することができる。
ここでポリオレフィンとは炭素数2〜30、好ましくは
2〜5のオレフィンの単独重合物あるいは共実合物であ
り、分子量400〜3000のものである。
これらの中では特に数平均分子量500〜1500のポ
リブテンが好ましく採用される。
アミンとしては次式に従うアルキレンポリアミンが好ま
しく、ここでnは10以下の整数、AおよびA′は炭化
水素基もしくは水素もしくはアミノ炭化水素基、またア
ルキレン基は好ましくは炭素数8以下の低級アルキレン
基であり、これらのアミンで特に好ましいものとしては
ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テト
ラエチレンペンタミンが例示される。
本発明のベンジルアミン系分散剤としては、該アルキレ
ンポリアミン1モルに対しアルキルフェノール1.0〜
1.5モル、おヨヒホルムアルテヒド1,5〜2.0モ
ルを反応させたものが好ましく使用される。
反応生成物は例えば「米国アモコ社製A−9250Jと
して市販されており、市販品は炭化水素担体油中に40
〜70重量%の反応生成物を含むものである。
本発明においてこれらの市販分散剤をその中の反応生成
物、すなわちベンジルアミン類がインキ中の着色顔料に
対して1〜40重量%となるようにインキ組成物に添加
することも可能である。
アルケニルこはく酸イミド系およびベンジルアミン系の
分散剤はそれぞれ単独でも混合物でも効果はあり、他の
分散剤あるいはギルツナイト等との併用も可能である。
さらに本発明に使用されるアスファルトとしては軟化点
140℃以下、特に100℃以下のものが好ましく、こ
れらの好ましいアスファルトとしては石油系残渣油、ま
たは石油系アスファルトがあげられ、石油系アスファル
トは具体的にはストレートアスファルト、溶剤膜れきア
スファルトあるいはブローンアスファルトが例示できる
軟化点140℃以上のアスファルトはインキ製造時の溶
解作業が困難となり好ましくない。
さらに本発明インキ組成物には従来の溶媒および結合剤
がそのまま利用できる。
溶媒としては例えば鉱油、植物油、動物油等が挙げられ
、結合剤としては例えば石油樹脂、炭化水素を主体とし
た単量体の重合物、ゴム類、プラスチック類、瀝青物質
、天然樹脂類、トール油、脂肪酸、脂肪油等が挙げられ
る。
溶媒と結合剤の混合物であるワニスについても従来のも
のがそのまま使用でき、また溶媒のみで結合剤の性格を
も含有しているもの、例えば潤滑油留分、原油の常圧蒸
留残渣油等も使用可能である。
またインキの製造過程における溶解作業は従来のものに
比べ容易となるが、潤滑油の分散剤として市販されてい
る「米国シェブロン社製0LOA1200J、「米国上
ドウイン・クーパー社製S−9001および「米国アモ
コ社製 A−9250Jなとは常温でも液体であるため
これらをそのまま添加する場合には、溶解作業は更に容
易となり、作業性の向上は著しい。
以下表1の比較例および実施例により本発明を具体的に
説明する。
比較例 溶媒「日石スーパーオイルA(日本石油製)」、結合剤
(日本合成樹脂製石油樹脂NP−120)および着色顔
料であるカーボンブラック(三菱化成■製#30)をボ
ールミルにて混合しベースインキとした(比較例1)。
比較例10ベースインキは表1に示す如くゲル化し粘度
は測定できず、また流度も5mrILと小さくインキと
しては使用できなかった。
以下表1中の比較例2〜7の組成物はいずれも比較例1
の如きベースインキに種々の添加剤を加えたものである
比較例2および3はアルケニルこは(酸イミド系分散剤
の添加効果を、また比較例4および5はベンジルアミン
系分散剤の添加効果を示しており、これらの分散剤の添
加により粘度が下がりまた流度が改善される。
一方比較例6および7は80/100、ストレートアス
ファルトの添加効果について検討したものであり、アス
ファルトの添加のみでは粘度、流度とも殆んど改善され
ていないことが分る。
実施例 実施例1および2は比較例2と同様にして製造されたイ
ンキ組成物に更に80/100ストレート・アスファル
トを添加した例である。
アルケニ※※ルこはく酸イミド系分散剤とアスファルト
を併用することにより、比較例10ベースインキは勿論
のこと比較例2つインキ組成物よりも更に粘度、流度が
改善されることは表1の結果より明らかであり、高価な
アルケニルこはく酸イミド系分散剤の量を増加させるこ
となく、安価な80/100ストレート・アスファルト
の併用により諸性能が改善されるということは工業的に
も好ましい。
さらに実施例3〜7は比較例4と同様にして製造された
インキ組成物に更に80/100ストレートアスフアル
トあるいは20/30フローンアスフアルトあるいはプ
ロパン脱れきアスファルトを添加した例であり、いずれ
も粘度、流度が一層改善されることは表1の結果より明
らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (イ)インキ中の着色顔料に対して1〜40重量%
    のアルケニルこはく酸イミド系分散剤および/またはベ
    ンジルアミン系分散剤、および←)インキ中の着色顔料
    に対して1〜100重量%の軟化点140℃以下のアス
    ファルトを含むことを特徴とするインキ組成物。
JP50053127A 1975-05-06 1975-05-06 インキソセイブツ Expired JPS5855992B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP50053127A JPS5855992B2 (ja) 1975-05-06 1975-05-06 インキソセイブツ

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JPS51129309A JPS51129309A (en) 1976-11-10
JPS5855992B2 true JPS5855992B2 (ja) 1983-12-13

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JPS51129309A (en) 1976-11-10

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