JPS5855978Y2 - 被塗装物の表面処理装置 - Google Patents

被塗装物の表面処理装置

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JPS5855978Y2
JPS5855978Y2 JP1979100948U JP10094879U JPS5855978Y2 JP S5855978 Y2 JPS5855978 Y2 JP S5855978Y2 JP 1979100948 U JP1979100948 U JP 1979100948U JP 10094879 U JP10094879 U JP 10094879U JP S5855978 Y2 JPS5855978 Y2 JP S5855978Y2
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JP
Japan
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partition plate
surface treatment
opening
tank
processing chamber
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JP1979100948U
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JPS5617973U (ja
Inventor
笙平 尾関
Original Assignee
トリニティ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は被塗装物の表面処理装置、特に装置本体内にそ
の長手方向に沿って開口する仕切板を配設して装置本体
内の下方に処理室を形成し、この処理室内に表面処理液
・洗浄水等を噴霧する複数のノズルを配設し、一方仕切
板の上方には切切板の開口を貫通して処理室内にて被塗
装物を吊下するハンガーを仕切板の開口に沿って移動可
能に組付けてなる被塗装物の表面処理装置の改良に関す
る。
この種表面処理装置においては、表面処理液として金属
を腐蝕しやすい薬液が使用されているが、この処理液お
よび洗浄水が処理室内にて噴霧されると仕切板の開口か
ら処理室の上方へ流出し、これが各ハンガーの上端に設
けたトロリーやこれを移動可能に案内するレール等に付
着して腐蝕させるため、各ハンガーの移動を円滑になし
得なくなり、ひいては各部が損傷するという問題がある
ことは従来より知られている。
これに対処するため、従来は吸気口が仕切板の開口の直
近上方にて開口する吸気ダクトを設けて、仕切板の開口
から上方へ流出する処理液等を吸引して外部へ排出する
ようにしたり、あるいは装置本体の上部に送気ダクトを
設けて、この送気ダクトからの送気を仕切板の開口から
処理室内へ送ることにより処理液等が開口から上方へ流
出しないようにしたものが提案されている。
しかしながら、このようにするためには吸気ファン・送
気ファン等の装備が必要となってこの種表面処理装置の
コストを高め、また各ファン等による騒音や外部に排出
された処理液等による環境汚染の問題が生ずるおそれも
ある。
本考案は、このような実状に鑑みてなされたもので、そ
の主たる目的は、前述した仕切板の上方両側に水の貯溜
槽および排水槽をそれぞれ設け、この貯溜槽から排水槽
に向けてオーバーフローする水により処理室と仕切板の
上方とを遮断するようにして上述した問題を解決した簡
単な構造の表面処理装置を提供することにある。
以下に本考案の一実施例を図面について説明すると、第
1図および第2図には本考案に係る表面処理装置10が
概略的に示されている。
この表面処理装置10は、第1図に示すごとく、左右両
側に入口11 a・出口11 bを有する箱型に形成し
た装置本体11を備えていて、この装置本体11内はこ
の装置本体11の長手方向に沿った仕切板12により上
室R1とこの下方に位置する処理室R2とに区画されて
おり、上室R1は仕切板12に設けられて装置本体11
の長手方向に沿った開口12 aにより処理室R2と連
通している。
この処理室R2の下方には、第1図に示すように、順次
左方から脱脂処理液槽13aと2つの洗浄水槽13b、
13C1および化成処理液槽14aと2つの洗浄水槽1
4b、14Cが配設されている。
脱脂処理液槽13a・化成処理液槽14 aは表面処理
液である脱脂処理液及び化成処理液をそれぞれ貯溜する
もので、これら各処理液槽13 a 、14 a内には
図示しない供給装置により各処理液を給送して常に所定
量の処理液が貯溜されるようになっている。
各洗浄水槽13b、14bは、一端が各洗浄水槽13
C,14C内に開口する接続管13d、14dにより各
洗浄水槽13 C,14Cにそれぞれ接続されていて、
これら各洗浄水槽13b、14b内には洗浄水がその右
方に位置する各洗浄水槽13 C,14Cからそれぞれ
給送され、またこれら各洗浄水槽13b、14bの余剰
洗浄水は各排水管13e、14eにより図示しない排水
溝等に排水されるようになっている。
これら各液槽内の処理液等は、処理室R2内に配設した
複数の噴霧管15〜15に各ポンプP1によりそれぞれ
給送され、これら各噴霧管15に設けた複数のノズル1
5 a〜15 aから処理室R2内にてそれぞれ噴霧さ
れた後、処理室R2の下方に配設したすのこ板11 C
を通してその下方に位置する各液槽内に落下するように
なっている。
一方、上室R1の上部にはレール11 dが装置本体1
1の長手方向に沿って設けてあり、このレール11 d
には多数のバンガー16の上端に設けたトロリー16
a 、16 aがレール11 Cに沿って移動可能に組
付けである。
各バンガー16はチェーン等によって互いに連結されて
おり、その各下端16bは仕切板12に設けた開口12
aから処理室R2内に垂下して被塗装物Wを処理室R
2内にて吊下するようになっている。
これにより、この表面処理装置10においては、図示し
ない駆動装置により各バンガー16を互いに連結してい
るチェーン等を駆動すると、各バンガー16に吊下され
た被塗装物Wが装置本体11の入口11 aがら処理室
R2内に搬入されて右方(後方)へ移動する。
この間、各被塗装物Wは、各噴霧管15の各ノズル15
aがら噴霧されている各処理液等により、脱脂・洗浄
および化成処理・洗浄されてその表面処理が完了し、そ
の後にこの被塗装物Wは装置本体11の出口11 bか
ら外部へ搬出されるようになっている。
なお、第1図中の符号17.17はファンを示しており
、これら各ファン17は装置本体11の出入口11a、
llbにてエアカーテンを形成して、処理室R2内にて
噴霧された処理液等の外部への流出を防いでいる。
しかして、当該表面処理装置10においては、第2図に
示すごとく、仕切板12の左側上方にこの仕切板12の
一部を利用して形成した貯溜槽21が配設されており、
また仕切板12の右側上方に仕切板12の一部を利用し
て形成した前後一対の排水槽24.24が配設されてい
る。
貯溜槽21は、開口12aより上方にて水平状に位置す
る仕切板12の左方部分12bを底部とし、この左方部
分12 bに溶着して立設した内側板22及び装置本体
11の一部を側部として、仕切板12の開口12Hに沿
って水平状に延びている。
この貯溜槽21を構成する内側板22はその端部を内側
下方へ屈曲してあり、その先端22 aは仕切板12の
開口12 aの左側上方にて水平状に位置している。
また、この貯溜槽21内には複数の給水管23〜23が
開口させてあり、これら各給水管23は第1図に示すよ
うに水道水等の供給管26に分岐して接続した前後の分
流管26a。
26 bにそれぞれ同数ずつ接続されている。
各分流管26 a 、26 bの図示右端には第1図に
示すように循環パイプ27.27の上端がそれぞれ接続
されていて、これら各循環パイプ27は、その下端にて
各洗浄水槽13 C,14C内にそれぞれ開口しており
、これら各循環パイプ27にそれぞれ設けたポンプP2
により各洗浄水槽13 C,14C内の洗浄水を各分流
管26 a 、26 bにそれぞれ給送するようになっ
ている。
なお、供給管26は従来の表面処理装置の洗浄水槽内に
開口されていたものである。
一方、仕切板12の右側上方に位置する各排水槽24は
、第2図にて示すごとく、仕切板12の右端部を下方に
屈曲することにより開口12 aより下方に位置すべく
形成した側部12 C・底部12dと装置本体11の一
部とにより形成されていて、貯溜槽21の下方にて仕切
板12の開口12aに沿って延びている。
また、各排水槽24の左方に位置する仕切板12の一部
は開口12aから各排水槽24に向は下方に傾斜する傾
斜板12 eとなっており、仕切板12の各底部12d
は第1図に示すように前方から後方に向は下方に傾斜さ
せである。
さらに、各排水槽24の前端部には排水管25がそれぞ
れ接続されており、これら各排水管25の下端は各洗浄
水槽13 C,14C内にそれぞれ開口している。
なお、各排水槽24の上方は蓋板24 aにより覆っで
ある。
また、本実施例においては、貯溜槽21の内側板22の
先端22 aに対応する各バンガー16の右側には、第
2図および第3図に示すごとく、貯溜槽21からのオー
バーフロー水を案内する案内板28が固着してあり、こ
の案内板28は第4図に示すように各バンガー16の右
方に先細りなから延在している。
以上のように構成した当該表面処理装置10により被塗
装物Wの表面処理を行なうに際しては、まず各液槽内に
処理液等を所定量満たし、各給水管23から貯溜槽21
内に水を給送して内側板22の上端からオーバーフロー
させる。
このオーバーフロー水は、第2図に示すように、内側板
22の先端22 aから水膜Wcとなって各バンガー1
6と交差しながら仕切板12の開口12 aの上方を越
えて仕切板12の傾斜板12 e上に落下し、この傾斜
板12 eから排水槽24内に流下する。
このとき、貯溜槽21内の水は、内側板22の上端が水
平に位置しているため、装置本体11の長手方向に沿っ
て同じ厚さでオーバーフローし、内側板22の水平な先
端22 aから途切れのない均一な厚さの水膜Wcとな
って開口12 aの全体を上方から覆う。
また、第2図に示した各バンガー16の右方にてはこの
バンガー16と交差する水膜Wcは案内板28により案
内されるため切れ目を生ずることがない。
これにより、処理室R2内にて噴霧された処理液等は、
仕切板12の開口12 aから上方へ流れ出しても水膜
Wcに捕獲されるか、あるいは図示矢印のように処理室
R2内に還流する。
また、各排水槽24内に流下したオーバーフロー水は各
排水管25から各洗浄水槽13 C,14C内に流下し
、両ポンプP、、P2により噴霧管15・分流管26
a 、26 bにそれぞれ給送され、一部は接続管13
d (14d)により洗浄水槽13 b (14b)
内に給送される。
従って、この表面処理装置10においては、貯溜槽21
からオーバーフローする水により処理室R2と仕切板1
2の上方とが遮断されるため、処理室R2内にて噴霧さ
れた表面処理液等は各バンガー16のトロリー16 a
・レール11 C等にまで上昇して付着することがなく
、従来問題となっていたようにこれ等を錆つかせること
はない。
また、このようにするために、当該表面処理装置10に
おいては、装置本体11内に貯溜槽21および排水槽2
4を配設し、従来洗浄水槽内に直接供給していた水道水
等を貯溜槽21内に供給するようにしただけであるので
、頭書で述べたような吸気ファン・排気ファンを使用す
る型式のものに比して構造が簡単でしかも製造コストを
安価にすることができる。
さらに、本実施例においては、比較的清浄な各洗浄水槽
13 C,14C内の洗浄水を各ポンプP2により分流
管26 a 、26 bに還流させてオーバーフロー水
の一部とすべく構成したので水道水等の節約を図ること
ができる。
なお、オーバーフロー水が各バンガー16を伝って流下
することがあるが、これは洗浄水であるため、被塗装物
Wの表面処理作業に悪影響を与えることはない。
なお、第5図にては、本考案に係る他の表面処理装置1
00が示しである。
この場合、各バンガー160は、前述した表面処理装置
10の直線状のバンガー16とは異なり、その中間部に
コ字状部分161を有しており、これを通過させるため
の仕切板12の開口12 aは図示左方よりにある。
この表面処理装置100においては、貯溜槽121を仕
切板12とは別個に形成して各バンガー160が通過し
やすいように構成されており、また貯溜槽121の内側
板122は開口12 aの右方にて下方へ垂下させてあ
り、その他は前述した表面処理装置10と全く同様であ
る。
以上要するに、本考案においては、上記各実施例にて例
示したごとく、仕切板12の一側上方にこの仕切板12
の開口12 aに沿って延びる貯溜槽21(121)を
配設するとともに、仕切板12の他側上方に開口12
aに沿って延びる排水槽24を貯溜槽21より下方に配
設して、貯溜槽21(121)内の水を仕切板12の開
口12 aの上方を経て排水槽24ヘオーバーフローす
るようになし、このオーバーフロー水により処理室R2
と仕切板12の上方とを遮断するようにしたことにその
特徴があり、これにより頭書に述べた問題を解決した構
造の簡単な被塗装物の表面処理装置を提供する、二とが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による被塗装物の表面処理装置を概略的
に示した側面図、第2図は第1図のII −II線に沿
ってみた拡大縦断面図、第3図は第2図のlll−II
I線にて示した部分の拡大図、第4図は同平面図、第5
図は他の実施例を示す縦断面図である。 符号の説明 10,100・・・・・・表面処理装置、
11・・・・・・装置本体、12・・・・・・仕切板、
12 a・・・・・・開口、13a・・・・・・脱脂処
理液槽、14a・・・・・・化成処理液槽、13b、1
3C,14b 、14 C・・・・・・洗浄水槽、15
a・・・・・・ノズル、16.160・・・・・・バ
ンガー、21.121・・・・・・貯溜槽、24・・・
・・・排水槽、W・・・・・・被塗装物、R2・・・・
・・処理室、Wc・・・・・・水膜(オーバーフロー水
)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 装置本体内にその長手方向に沿って開口する仕切板を配
    設して前記装置本体内の下方に処理室を形成し、この処
    理室内に表面処理液・洗浄水等を噴霧する複数のノズル
    を配設し、一方前記仕切板の上方には前記仕切板の開口
    を貫通して前記処理室内にて被塗装物を吊下するハンガ
    ーを前記仕切板の開口に沿って移動可能に組付けてなる
    被塗装物の表面処理装置において、前記仕切板の一側上
    方に前記仕切板の開口に沿って延びる貯溜槽を配設する
    とともに、前記仕切板の他側上方に前記仕切板の開口に
    沿って延びる排水槽を前記貯溜槽より下方に位置して配
    設し、前記貯溜槽内の水を前記仕切板の開口上方を経て
    前記排水槽へオーバーフローするようになし、このオー
    バーフロ一本ニヨり前記処理室と前記仕切板の上方とを
    遮断するようにしたことを特徴とする被塗装物の表面処
    理装置。
JP1979100948U 1979-07-20 1979-07-20 被塗装物の表面処理装置 Expired JPS5855978Y2 (ja)

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JPS5617973U JPS5617973U (ja) 1981-02-17
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JPH0746375Y2 (ja) * 1989-03-03 1995-10-25 株式会社ダイフク 塗装用の洗浄設備

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