JPS5855807B2 - 造粒方法 - Google Patents

造粒方法

Info

Publication number
JPS5855807B2
JPS5855807B2 JP54129613A JP12961379A JPS5855807B2 JP S5855807 B2 JPS5855807 B2 JP S5855807B2 JP 54129613 A JP54129613 A JP 54129613A JP 12961379 A JP12961379 A JP 12961379A JP S5855807 B2 JPS5855807 B2 JP S5855807B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
particle size
granules
granulator
undersized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54129613A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5653738A (en
Inventor
進 仁王
紘志 石田
裕司 平山
哲三 本田
正希 鳴尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP54129613A priority Critical patent/JPS5855807B2/ja
Priority to IN679/DEL/80A priority patent/IN154849B/en
Priority to EP80105949A priority patent/EP0026918B1/en
Priority to DE8080105949T priority patent/DE3067867D1/de
Priority to CA000361651A priority patent/CA1165960A/en
Priority to NZ195178A priority patent/NZ195178A/en
Priority to BR8006487A priority patent/BR8006487A/pt
Publication of JPS5653738A publication Critical patent/JPS5653738A/ja
Priority to US06/387,650 priority patent/US4501773A/en
Publication of JPS5855807B2 publication Critical patent/JPS5855807B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05CNITROGENOUS FERTILISERS
    • C05C9/00Fertilisers containing urea or urea compounds
    • C05C9/005Post-treatment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2/00Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic
    • B01J2/16Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic by suspending the powder material in a gas, e.g. in fluidised beds or as a falling curtain

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Glanulating (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は噴流層を使用する造粒法の改良に関するもの
である。
噴流層を使用する造粒法は、特開昭53 92715あるいは特公昭53−47230などにより
ある程度の内容が既知となっている。
しかしながら、これら従来方法は連続的操業試験を行っ
た結果によると、後記の如く操業の安定性が甚だ悪く、
所望粒径量の単位時間当り取得量が大きく変動するなど
の如き欠点を有している。
この発明は上記のような従来方法にある欠点の発生原因
の解明結果に基づき、この方式の造粒法に必要である種
粒子の粒径調節を簡便な方法で行い、この造粒法会体の
操業安定化を可能とする方法である。
まず噴流層方式造粒法の原理と、その操業不安定の原因
につき説明する。
第1図は、この造粒法の原理を説明するための概要図で
ある。
第1図において1は、その内部を運転中の固体粉粒状物
を収容するための中空状造粒器本体であり、この造粒器
の下部は逆錐台形のあるいはこれに類似した形状の(以
後、逆錐台形と略称。
)ホッパー状の底部を形成し最下部に空気吹込管3と、
その内部に同軸に配置された1個またはそれ以上の付着
固化性物質の濃厚液(以後液と略称)の導入管2とこれ
らの各先端部にある液噴霧ノズル7が設置しである。
ノズル7から上方向に噴霧された液の微粒子は、管3か
ら導入され、吹込口10から造粒器本体1内に高流速を
以て吹き込まれる空気流とともに造粒本体1内に吹き込
まれる。
この際、空気吹込口10から造粒器1内に吹き込まれる
高速空気流は造粒器1の下部にあり下方向に移動しつつ
ある粒子層11内の固体粉粒状物を巻き込み、造粒器1
の中心付近に空気と液微粒子および固体粉粒状物の3者
からなる噴流層が形成される。
この噴流層内で固体粉粒状物の各粒子はその表面に液微
粒子が付着固化する作用を受は肥大化する。
噴流層は造粒器1の上部で空気流の流速が低下するため
、肥大化作用を受けた固体粉粒状物と空気流に分離する
即ち、固体粉粒状物は第1図において実線表示の流線5
の如き経路で粒子層11の上面に落下し、空気は空気出
口4から造粒器外に去る。
上記したところが、この造粒器における固体粉粒状物の
肥大化の原理である。
この造粒器の連続操業においては空気吹込口10からの
空気吹き込み、およびノズル7からの液噴霧を連続的に
行う。
こうすることにより上記の説明において一旦粒子層上面
に落下した固体粉粒状物はこれより下部にある固体粉粒
状物が噴流層として連続的に上方向に吹き上げられる結
果、逐次下方向に移動し再び噴流層内に入り肥大化作用
を受ける。
結果として造粒器1内に存在する個々の固体粉粒状物粒
子は噴流層による肥大化作用を繰り返し受けることによ
り逐次肥大化する。
従って、この方法は肥大化された固体粉粒状物(以後こ
れを肥大化物という)を粒子層11内の適当位置に開口
設備された肥大化粒状物出口9から連続的に取り出し、
他の適当位置、例えば8の位置から必要量の肥大化作用
を受けるべき種粒子としての固体粒子(以後種粒子とい
う)を投入しつつ上記の操業を連続的に行い、種粒子を
肥大化し、より大粒のものにする方法として使用するこ
とが可能である。
上記の説明で明らかな通り、投入口8から投入された個
々の種粒子が、いかなる程度に肥大化して取出口9から
排出されるかについては個々の種粒子が造粒器1内に滞
留する時間内に噴流層に巻き込まれることにより受ける
肥大化作用の繰り返し回数に依存している。
一方、この造粒器においては投入口8から投入された種
粒子につき、個々の粒子がそれぞれ略々等しい回数肥大
化作用を受けた後、取出口9から排出されるよう造粒器
内における個々の粒子の運動を制御することは殆ど不可
能である。
即ち、投入口8から投入された種粒子は個々の粒子ごと
に異なる造粒器内滞留時間および滞留中における異なる
回数の肥大化作用を受けた後取出口9から排出される結
果となる。
従って、取出口9から取り出される肥大化粒状物は粒径
において大小様々なものの混合物であり、投入口8から
投入された種粒子が全く均一粒径のものであっても同様
である。
発明者らの実験によれば造粒器1内において種粒子に付
着せずに液微粒子が冷却固化すること、あるいは造粒器
1内における激しい固体粉粒状物の運動によって起こる
粒子破損の如き現象を原因とする新たな種粒子の発生(
以後発生種粒子という)も認められており、この発生種
粒子の影響もあって取出口9から排出される肥大化粒状
物の平均ね径は投入口8から投入された種粒子(以後役
人種粒子という)の平均粒径よりも肥大化作用のため犬
となっているが、同時に粒径範囲も役人種粒子の粒径範
囲より著しく広くなっている。
また同一装置の略々同一の連続操業条件下で投入口8か
ら投入する種粒子の粒径分布を変更すると排出口9から
排出される肥大化粒状物の粒径分布も変化し、逆に排出
口から一定の粒径分布の肥大化粒状物を一定量づつ排出
するためには投入口8から肥大化粒状物のものとは異な
る一定の粒径分布を有する種粒子の必要量を投入する必
要がある。
役人種粒子の数は肥大化粒状物の粒径分布に大きな影響
を与えるのであり、以上の如き、この造粒器の特性は後
記のこの造粒器を使用した造粒装置の操業の不安定性の
一重要原因である。
以後発生種粒子は一定の操業条件下では量と粒径分布の
両者について一定の発生があるために役人種粒子のみを
、この発明に主として関与する種粒子として説明を行う
以上のような特性を有する、この造粒器を使用した造粒
装置として従来から使用されているものが、第2図の如
き工程による連続的方法である。
第2図において1は既に説明した造粒器、13は管3に
より造粒器内に空気を吹き込むための送風機、18は加
熱用熱源21を使用する原料溶融器、12は溶融液を管
2を経由し噴霧ノズルにて造粒器1内に噴霧するための
圧送ポンプである。
また4は造粒器1からの空気導出管であり、これには造
粒器1内から同伴される固体微小粒子を分離するための
分離器14を具備している。
造粒器1において肥大化された粒状物は取出口9から排
出され、まず冷却器15により冷却される。
取出口9から排出された肥大化粒状物は前記の如く大小
様様な粒径のものの混合物であり、このままでは製品と
することはできない。
従って次に分級機17により冷却後の肥大化粒状物を分
級し、粒径において所望粒径範囲より犬なる過大粒状物
と所望粒径品(以後製品という)および所望粒径範囲よ
り小なる過小粉粒状物に分別する必要がある。
この分級により得られた過大粒状物と過小粉粒状物は原
料溶融器18により再溶融の上、噴霧用として使用する
こともできるが、かかる再溶融法はエネルギーの消費量
を増大する外に、原料の繰り返し溶融による変質(尿素
の場合はビウレットの増加)および造粒器1に必要な種
粒子の別途製造が必要となるなどの欠点を伴なうため最
後の手段とすべきであり、従来方法においては過小粉粒
状物と破砕機16により破砕した過大粒状物および固体
微小粒子分離器14などにおいて捕集された固体微小粒
子をともに造粒器1用の種粒子として造粒器1の種粒子
投入口8から再循環投入(以後再循環物という)するの
が通常である。
発明者らは実験の結果、第2図の如き従来方法では操業
の不安定性が連続操業に耐えられない程度に激しいもの
であることを見出した。
即ち、第2図の如き従来方法において操業が安定するた
めには造粒器1において肥大化作用を受けた後、取出口
9から排出される肥大化粒状物の量と粒径分布(以後肥
大化物所望ね径分布という)の安定が必要である。
この両者の内、排出量の安定は排出量を制御することに
より容易に達成されるが、粒径分布の安定については前
記の如くとの粒径分布が投入された種粒子の粒径分布に
依存するため、種粒子の粒径分布が9から排出される肥
大化粒状物の一定の肥大化物所望粒径分布に対応して必
要な種粒子としての粒径分布(以後種粒子所望粒径分布
という)に安定して保持されている必要がある。
この際種粒子量が9からの肥大化粒状物の抜出量に対応
した量になっている必要があることは当然である。
結果として9から一定量づつ抜き出される肥大化粒状物
が一定の所望粒径分布を保持しているためには投入され
る種粒子につき量と種粒子所望粒径分布の両者が、とも
に一定に保持されている必要がある。
即ち、第2図の如き装置の操業の安定には種粒子所望粒
径分布と再循環物の粒径分布が一致している必要がある
しかしこの一致は殆んど不可能である。
換言すれば再循環物の粒径分布が変動すれば肥大化粒状
物の粒径分布も変動し、肥大化物を分級して得られる製
品の量、過大粒状物の量と粒径分布、過小粉粒状物の量
と粒径分布のいずれもが変動する。
これら変動した量と粒径分布の過大粒状物を破砕した小
粒子および過小粉粒状物を主な構成要素とする再循環物
をそのまま種粒子として再使用することは次の肥大化物
粒径分布の変動原因となり、この現象の繰り返しが原因
となって第2図の如き過大粒状物破砕物と過小粉粒状物
を再循環種粒子として無作為に使用する方法では周期お
よび振巾が不規則な一種の振動状態を来たし、安定な操
業が不可能となるかあるいは肥大化物の粒径分布が著し
く粒径小なる方に偏倚し製品の取得が不可能となる。
上記の如き、この造粒法の操業不安定性を是正するため
の既知の具体的方法は再循環物の粒径分布を種粒子所望
粒径分布に一致させるため再循環物を一旦粒径の異なる
多くの種類に分級し、次にその各々から種粒子所望粒径
分布になるように適量づつを採取して再混合することで
ある。
しかしながら、この方法は工業的には繁雑に過ぎて不適
当である。
即ち、第1に種粒子所望ね径分布と再循環物粒径分布と
は厳密に一致していないと肥大化物粒径分布が所望粒径
分布から徐々に逸脱し、この傾向は時間とともに激しく
なり、前記の如き不安定状態となるが、両者の厳密な一
致は非常に困難である。
第2には、種粒子所望粒径分布が、例えば製品生産量の
変化の如き操業条件の変化に伴なって変化するため上記
両者の一致は益々困難となる。
第3には、この方法により両者の粒径分布と量を一致さ
せようとしても、上記の分級されたね径の異なる多くの
種類ごとに量の過不足を生じ、不足のものについては非
常に狭い粒径範囲のものを別途製造して補充する必要を
生ずる。
このような不便のため、上記の種粒子所望ね径分布と再
循環物粒径分布を一致させる方法は実際的でない。
この発明は再循環物の粒径分布を種粒子所望粒径分布に
一致させることなく、簡便に肥大化粒状物の粒径分布を
肥大化物所望粒径分布に安定維持する造粒法である。
より具体的には造粒器に投入される種粒子の内、再循環
物を過小粉粒状物と、これより平均粒径の小なる固体小
粒子の2者に一旦分割貯留し、この2者を種粒子として
造粒器に再循環供給する際に、造粒器から排出される肥
大化物の平均粒径が大きくなる傾向を示している際には
前記振動状態により肥大化物平均粒径の大化傾向が行き
過ぎとなって肥大化物中の過大粒状物の含有量が10%
を超える程の過量にならないように前以て固体小粒子添
加量/過小粉粒状物供給量の比率を増加させる供給比率
の変更を行なって、変更後の再循環物の平均粒径を変更
前より減少させ逆に肥大化物の平均粒径が小さくなる傾
向を示している際には前記振動状態により肥大化物平均
粒径の小化傾向が行き過ぎとなって、肥大化物中の過小
粉粒状物の含有量が75%を超える程の過量にならない
ように前以て固体小粒子添加量/過小粉粒状物供給量の
比率を減少させる供給比率の変更を行なって、変更後の
再循環物の平均粒径を変更前よりも増加させ、肥大化物
の粒径分布の変動を小とするように制御することを基本
的特徴とし、この制御を行う際の固体小粒子として、過
小粉粒状物から分離により得られる固体小粒子、造粒装
置の排気より分離された固体微小粒子、過大粒状物の破
砕により得られる固体小粒子、噴霧用濃厚液体とする前
の原料固体小粒子、濃厚液体噴霧粒子が含有する成分以
外の粒状製品に含有せしめるべき他の化学成分からなる
固体小粒子よりなる群から一基上を選択し、選択された
ものを1団に集合するかあるいは平均粒径の異なる2団
に再編集合して上記供給比率変更の対象とすることを第
2の特徴とする、操業安定性の優れた造粒方法である。
この発明においては上記2者の供給比率変更時期の選定
が重要である。
供給比率変更を行っても、その効果が現われるまでには
若干の時間遅れがあり、この遅れ時間は後記の如く装置
の特性や操業条件により異なる故、供給比率変更時期を
装置特性と操業条件に対応して設定および変更する必要
がある。
また、後に詳記する如く、この発明において肥大化物の
粒径分布や平均粒径を直接に検知する必要のないことと
肥大化物中の過大粒状物含有量と過小粉粒状物含有量は
負の相関関係にあることも重要である。
即ち、この発明に必要な肥大化物の平均粒径の変化は平
均粒径を直接検知しなくても、例えば過小粉粒状物の流
量を検知することにより知ることができるのであり、更
に肥大化物中の過大粒状物の含有量の増減は必ず過小粉
粒状物の減増となって現われる故、過小粉粒状物の流量
を検知することにより過大粒状物の含有量変化を知るこ
とができる。
従って上記例の如く過小粉粒状物の流量で肥大化物の平
均粒径の変化を検知する場合では、過小粉粒状物の流量
を頻繁に検知追跡し、この流量が減少しつつある際(即
ち肥大化物の平均粒径が犬となりつつある際)には、あ
る流量値を仮に定め(以後、第1設定値という)この第
1設定値を流量がより多い量からより少ない量に通過し
た時点で前記供給比率の変更(増加)を行って前記過大
粒状物の過量発生を前以て防止し得るようにする。
この第1設定値は装置特性や操業条件に応じて操業者が
変更できるようにし、逆にこの流量が増加しつつある添
(即ち肥大化物の平均粒径が小となりつつある際)には
別のある流量値を仮に定め(以後、第2設定値という)
、この第2設定値を流量がより少ない量からより多い量
に通過した時点で逆の供給比率変更(減少)を行って前
記過小粉粒状物の過量発生を前板て防止し得るようにす
る。
この第2設定値も装置特性や操業条件に応じて操業者が
変更できるようにする。
このようにして手動、自動等所望の方法によりこの発明
を簡便に実施することができる。
以下にこの発明を更に図面について詳説する。
まず、具体的なこの発明の内容を過小粉粒状物と1団の
固体小粒子により構成された再循環物を用い、かつ肥大
化物の平均粒径の変化の検知法として過小粉粒状物の流
出量を用いた第3図の例により説明するが、この発明は
第3図および後記の説明に使用する工程図例や実施例に
より制限を受けるものではない。
第3図において造粒器1内の固体粉粒状物は出口9から
肥大化物として取り出され、まず冷却器15で適宜冷却
後篩分機17で製品とこれより粒径の犬なる過大粒状物
および粒径の小なる過小粉粒状物の3者に篩分される。
製品は搬出口19から系外に搬出されるが、過小粉粒状
物は流量計40を経由して貯留槽22に、また過大粒状
物は空気出口管4に設置しである分離器14で捕集され
た固体微小粒子とともに貯留槽23にそれぞれ一旦貯留
する。
貯留槽22にある過小粉粒状物は必要量を供給機24で
取り出し、また貯留槽23にある過大粒状物と固体微小
粒子は必要量を供給機25で取り出し破砕機16で貯留
槽22内にある過小粉粒状物より平均粒径が小となるよ
う破砕しこれを固体小粒子とし、両者を再循環物として
運搬手段27を経由し、種粒子投入口8から造粒器1内
に投入する。
以上が第3図の造粒装置の設備および各部機能の説明で
ある。
この発明によれば、この装置の操業に際しては次のよう
に行う。
即ち、この第3図の装置を用い濃厚液体噴霧量、過小粉
粒状物供給量、固体小粒子供給量をそれぞれある適当な
量に設定した操業中のある時点において前記のこの装置
の操業不安定性に起因し、肥大化物の粒径分布が平均粒
径太なる方向に変化しつつあるとする。
第3図装置の場合には肥大化物の平均粒径が犬なる方向
に変化しつつあることを過小粉粒状物の流出量減少とし
て検知することができる。
このような操業状況をなんらの調節なしに継続すると肥
大化物の平均粒径は望ましくない程度にまで犬となり、
造粒器から排出される肥大化物中の過大粒状物の含有量
が10%を超えるに至る。
その間に過小粉粒状物の流出量は減少し続け、過小粉粒
状物貯槽22の粒面は低下して遂には零となりこの時点
で過小粉粒状物の供給量は急激に減少する。
この変化は再循環物の供給量の減少と同時に、再循環物
中の固体小粒子量の相対的増加を伴い、再循環物の粒径
分布は平均粒径において小なる方向へ急変する。
この変化は次に再循環物供給量の急減少に起因する造粒
器内温度の急上昇を来たすとともに、肥大化物排出量の
調節程度・再循環物供給量減少に起因する肥大化物平均
粒径の増加作用・再循環物の平均粒径の小なる方向への
急変に起因する肥大化物平均粒径の減少作用の3原因の
相互作用の総合結果として肥大化物の粒径分布が複雑な
挙動を示し実用価値ある操業を行うのは不可能となる。
このような好ましくない現象は過小粉粒状物貯槽22の
貯留能力を増加しても解決することはできない。
この発明では上記の場合の好ましくない現象を防止する
ため、肥大化物の平均粒径が装置の特性等に対応したあ
る量、即ち第1設定値以上(第3図装置では過小粉粒状
物流出量の第1設定値以下)となった時点で、肥大化物
の平均粒径の犬なる方向への変化が行き過ぎるのを防止
するため、変更後の再循環物の平均粒径が変更前より小
となるよう固体小粒子供給量/過小粉粒状物供給量の比
率を変更する。
この供給比率変更の効果は装置によって異なる時間後(
いわゆるタイムラグ)に肥大化物の平均粒径の小なる方
向への変化となって現われてくる。
この肥大化物の平均粒径の小なる方向への転換後、なん
らの調節を行わずに操業を継続すると肥大化物の平均粒
径の小なる方向への変化が継続し、例えば造粒器から排
出される肥大化粒状物中の過小粉粒状物含有量が75%
を超えるに至る。
その間過小粉粒状物の流出量は増加し続け、過小粉粒状
物貯槽22の溢流、製品流出量の減少、更には過大粒状
物流出量の著しい減少に起因する過大粒状物貯槽23の
貯留量零の状態に到達することによる固体小粒子供給量
の急減少など、更に次の操業状態変化の原因となる好ま
しくない現象を発生する。
この発明では、このような好ましくない現象の発生を防
止するため、肥大化物の平均粒径が小となる方向へ変化
しつつある場合には、肥大化物の平均粒径が装置の特性
等に対応したある量即ち第2設定値以下(第3図装置で
は過小粉粒状物流出量の第2設定値以上)となった時点
で、肥大化物の平均粒径の小なる方向への変化が行き過
ぎるのを防止するため、変更後の再循環物の平均粒径が
変更前より犬となるよう固体小粒子供給量/過小粉粒状
物供給量の比率を変更する。
この供給比率変更の効果は装置により異なるタイムラグ
の後に肥大化粒状物の平均粒径の大きくなる傾向となっ
て現われてくるから第1設定値を用いた前回とほぼ同様
の供給比率変更操作を再び繰り返し行う。
この発明は上記の如く過大粒状物や過小粉粒状物が過量
に発生しないよう前取て固体小粒子供給量/過小粉粒状
物供給量の比率を変更して肥大化物の粒径分布の制御を
行い、操業の安定化を行うのがその要点である。
上記説明における第1および第2設定値の設置は供給比
率変更の時期選定を容易にするための補助的手段であっ
て、第1設定値と第2設定値の具体的数値は後記する肥
大化物平均粒径の変化を検知する方法や造粒装置の特性
、製品の粒径範囲、また、例えば許容し得る単位時間当
り製品取得量の変動、供給比率変更を行ってからその効
果が肥大化物の平均粒径の変化に現われるまでのタイム
ラグなどによって異なる。
第1記定値は肥大化物の平均粒径が大きくなりつつある
時期に供給比率を再循環物の平均粒径が小となるよう変
更する時点を選定するための指標として定められるもの
で、前回の供給比率変更の効果が現われ肥大化物の平均
粒径が小となる傾向から犬となる傾向に転換した時点に
おける肥大化物の平均粒径(即ち、許容し得る最小平均
粒径)と許容し得る最大平均粒径からタイムラグの期間
中における平均ね径増加分を差し引いた値との間に設定
する。
第2設定値は肥大化物の平均粒径が小さくなりつつある
時期に供給比率を再循環物の平均粒径が犬となるよう変
更する時点を選定するための指標として定められるもの
で、前回の供給比率変更の効果が現われ肥大化物の平均
粒径が犬となる傾向から平均粒径小なる方向へ転換した
時点における平均粒径、即ち許容し得る最大平均粒径と
許容し得る最小平均粒径にタイムラグの期間中における
平均粒径の減少分を加算した値との間に設定する。
これら第1、第2設定値を設定するに際し、上記した第
1、第2設定値の数値決定に関係のある諸要因によって
は第1および第2の設定値が同一数値となることもある
また肥大化物ね径変化の検知法として、例えば第3図の
過小粉粒状物の流出量を用いる場合は、数値が上記平均
粒径の場合と異なるのは勿論、過小粉粒状物の流出量は
肥大化物平均粒径と負の相関を有する(即ち、肥大化物
平均粒径が大きくなりつつある時期には過小粉粒状物の
流出量は減少しつつある)故、第1および第2設定値の
使用法についても負の相関に対応した具体的手段が必要
であることは当然であり、この発明実施の一つの態様で
ある。
発明者らの実験によれば、固体小粒子の平均粒径は、過
小粉粒状物の平均粒径の2部3倍及至1/30倍の間に
あることが好ましい。
即ち、第3図の例でいえば固体小粒子の平均粒径が過小
粉粒状物の平均粒径の2部3倍より犬である時は両者の
供給比率変更の効果が鈍く、逆に1/30より小なる時
は僅かな供給比率変更による種粒子数の増減程度が過大
となるとともに粒径が小となり過ぎるため、1部が造粒
器1から空気流に同伴造粒器外に逃出するため供給種粒
子数の制御が不確実となる。
この発明の特長の第1はこの造粒法操業の安定化を行う
に際し、設計者や操業者が肥大化物の所望粒径分布や、
種粒子の所望粒径分布の詳細を知らなくても設計し、か
つ安定な操業を行うことができる点である。
肥大化物の所望粒径分布および種粒子の所望粒径分布は
装置の設計によっても異なり、かつ予測困難であるとと
もに、操業条件、例えば第1図7からの濃厚液体噴霧量
またこの濃厚液体噴霧量に対する種粒子の投入量あるい
は吹込み空気量の変化に起因する造粒器1内の攪拌状態
の変化などにより異なり、装置の構造的内容や操業条件
により異なる故、その詳細を知ることおよび対応するこ
といずれもが非常に困難である。
また、仮に肥大化物の所望粒径分布および種粒子所望粒
径分布の詳細が判明していたとしても過小粉粒状物およ
び固体小粒子を目の荒さの異なる多くの篩で粒径差の小
なる多くの部分品に分級し、それぞれを適量づつ配合し
て種粒子所望粒径分布に一致した再循環物を得る前記周
知方法では粒径別に量の過不足を生じ、余剰のものは濃
厚液体にして噴霧することもできる場合があるが、不足
量のものは別途製造する必要を生じ、不可能ではないに
しても装置の設計や操業上困難が多く実用的でない。
この発明方法によりこのような困難は解消し簡単な方法
で操業を安定化させることができる。
この発明の特長の第2は前記第3図の例でいえば過小粉
粒状物の平均粒径と固体小粒子の平均粒径にある程度以
上の差が保持されていればそれぞれの平均粒径に時間的
な変化があっても操業の安定性を良好に保つことができ
る点にある。
前記の如く粒径分布は変化しやすいものであり、その結
果として起こる過小粉粒状物と固体小粒子の平均粒径の
時間的な変化は、前記の如き供給比率の変更の肥大化物
粒径分布変化に及ぼす効果が一定でなく変動することを
意味している。
しかしこの発明の場合、供給比率変更の効果に時間的変
動があっても供給比率変更の頻度を増加または減少させ
るのみで、操業の安定になんらの支障がない。
逆に前記第1の特長の説明の際述べた従来方法に比し遥
かに簡便である。
この発明の第3の特長は過小粉粒状物の粒径分布や固体
小粒子の粒径分布に時間的変化があっても両者の平均粒
径の間にある程度の差が保持されている限り、操業の安
定性保持になんらの支障もない三とである。
これら両者の粒径分布の時間的変化の影響は上記第2の
特長の場合と同様に供給比率変更の頻度に現われるのみ
で容易に対応できることである。
この発明の第4の特長は第3図の例でいえば過小粉粒状
物と固体小粒子の両平均粒径間にある程度以上の差があ
れば実質的に固体小粒子の供給量調節のみで操業の安定
を保てることにある。
即ち、この造粒法は前記の如く造粒器1内に投入された
個々の種粒子が肥大化作用を受は肥大化物となって取出
口9から排出される原理によるものである。
従って、造粒器1に投入される種粒子が重量でほぼ同一
であっても平均粒径が小となり個数で増加すれば肥大化
物の粒径分布は粒径小なる方向へ偏倚する。
例えば固体小粒子の平均粒径が過小粉粒状物の平均粒径
の1/10の場合、粒径が過小粉粒状物の平均粒径を有
する過小粉粒状物の粒子100個の場合と過小粉粒状物
粒子99個に過小粉粒状物粒子1個分即ち1重量%の固
体小粒子を加えたものとでは重量は同一でも後者の粒子
数は前者の粒子数の10倍以上となることを意味してい
る。
このような過小粉粒状物の平均粒径と固体小粒子の平均
粒径間の差の犬なる場合には固体小粒子の供給量の増減
のみで肥大化物の粒径分布を制御することができ、過小
粉粒状物の供給量を変更する必要はない。
この発明者らの実験結果では固体小粒子の平均粒径が過
小粉粒状物の平均粒径の115以下である時は固体小粒
子の供給量調節のみを行う前記供給比率変更による操業
の安定化が可能で、この場合の供給機25は供給機24
に比し遥かに小型のものでよい。
この発明の第5の特長はこの発明方法により造粒器への
種粒子投入量/濃厚液体噴霧量の比率を低下し、造粒器
内温度を上げ造粒器の製品製造能力および製品単位量当
りのエネルギー消費量を減少することができる。
即ち、通常濃厚液体を噴霧するためには高温を必要とす
るがこれは噴流層式造粒法の場合造粒基中の固体粉粒状
物は温度が過上昇すると溶融軟化することを意味し、一
方再循環物を主体とする低温の種粒子の投入は造粒器内
温度の過上昇を防止するため大きな冷却効果を有する。
従って前記第2図の方法の如く過小粉粒状物と固体小粒
子の再循環を無作為に行う方法では再循環物の循環量が
大きく変動し、結果として造粒器内温度が変動し温度が
上昇した際に造粒器内固体粉粒状物相互の熔融軟化によ
る固着現象が起り大塊発生の原因となる。
この発明方法によれば再循環物の循環量も安定し造粒器
内の温度の変動も小となり、肥大化粒状物の粒径分布の
安定化の効果と相俟って再循環物の循環量を減少させ、
造粒器の製品製造能力を増すとともに製品単位量当りの
再循環物冷却用エネルギー、再循環物循環用動力を節減
することができる。
発明者らの実験結果によると尿素を造粒する場合におい
て特開昭53−92715が温度の上限を90℃再循環
物循環量/溶融尿素噴霧量の比率の下限を1.5倍とし
ているのに対し、この発明方法では温度の上限を120
℃に上げ、再循環物循環量/溶融尿素噴霧量の比率の下
限を0,05倍まで低下させることができる。
以上はこの発明の特長であるが、次にこの発明を実施す
る上においての重要な事項を上記第3図の例を用いて説
明する。
第1は肥大化物の粒径分布の変化を検知する方法である
この発明の実施の際肥大化物の粒径分布を時間の遅れな
く直接検知することが最も望ましくレーザー光を利用す
るものなどがある。
このような直接検知性以外にこの肥大化物粒径分布の直
接検知に代用し得る好ましい方法として、第3図例の如
き過小粉粒状物流出量検知法のほか、製品流出量検知法
、過小粉粒状物流出量/肥太化物流出量の比率を検知す
る方法、製品流出量/肥大化物流出量の比率を検知する
方法、過小粉粒状物流出量/製品流出量の比率を検知す
る方法、過小粉粒状物貯槽の粒面高を検知する方法など
多くの方法がある。
これらの検知法による検知量はいずれも肥大化物の平均
粒径の変化に対し正または負の相関性を有する。
従って、前記した第1および第2の設定値はこれら諸検
知法の中から選択された検知法とその検知法の上記相関
性が正または負のいずれであるかに対応して検知量の具
体的数として定めることができる。
この発明の実施上の重要事項の第2は、固体小粒子供給
量/過小粉粒状物供給量の比率の変更を行ってからその
効果が肥大化物平均粒径の変化の逆転となって検知でき
るまでの時間(以後効果遅れという)と造粒器の肥大化
物排出端から再循環経路を通り造粒器への種粒子流入端
に至る間における過小粉粒状物滞留量の造粒器内の粉粒
状物滞留量との比率(以後滞留量比という)との関係で
ある。
この造粒装置においては効果遅れの時間が比較的に長い
従って、前記第3図によるこの発明の詳細な説明の例に
おいて肥大化物の平均粒径が犬なる方向に変化しつつあ
り、従って過小粉粒状物流出量は減少しつつあり、更に
従って過小粉粒状物貯槽の粒面高が低下しつつある状態
の過小粉粒状物流出量が第1設定値以下となった時点で
供給比率変更を行っても、効果遅れ時間の間は過小粉粒
状物貯槽の粒面高は低下し続ける。
この間に再循環経路中の過小粉粒状物貯留量が零となり
操業に支障を来さないよう滞留量比をある程度以上の大
きさに保つ必要があり、発明者らの実験によると上記と
逆に過小粉粒状物の流出量が増加しつつある場合も考慮
した滞留量比には1.0以上が必要である。
しかしながら過大な滞留量比、特に滞留量比を決定する
主要な要因である過小粉粒状物貯槽の過大貯留容量はこ
の発明の実施に好ましくない影響を及ぼす。
過小粉粒状物貯槽内を攪拌混合し貯留物を均質化するこ
とは困難であるとともに粒子破損、動力消費を伴なうた
め避けた方がよい。
また、この発明による方法を用いても肥大化物および過
小粉粒状物の平均粒径は不規則な周期で若干増減する。
従って、攪拌を行わずに過大な過小粉粒状物貯槽を用い
ると貯槽内には数周期にわたる平均ね径の若干異なる過
小粉粒状物が積層貯留されている結果となる。
この積層貯留されている過小粉粒状物が再循環されると
貯槽内の平均粒径の変化に追随して肥大化物の平均粒径
も変動する。
この現象は前記の供給比率変更による肥大化物の平均粒
径制御が数周期前の肥大化物平均粒径によって干渉され
ることを意味しており、特にこの発明の効果を高度に発
揮させるためには好ましくない。
発明者らの実験結果では滞留量比が20以内の場合には
上記干渉は起らない。
この発明実施上の重要事項の第3は固体小粒子として使
用可能な粉粒状物の種類に関するものである。
この発明に使用可能な固体小粒子としては造粒装置内で
発生するものど造粒装置外から供給されるものと2種が
ある。
前者には過小粉粒状物から分離して得られる過小粉粒状
物に含有される平均粒径が比較的に小なる固体小粒子、
造粒装置の造粒器、空冷冷却器などから出る排気中に同
伴される固体分を分離捕集した固体微小粒子、過大粒状
物を望ましい平均粒径に破砕して得られる固体小粒子な
どがあり、造粒装置内で発生する粉粒状物は全てその平
均粒径に応じて使用することができる。
また後者には第1に濃厚液体とする前の一部の原料固体
小粒子がある。
これは前記した造粒器内の温度制御のためなどの理由で
種粒子の量の増加を所望する場合、また原料固体の平均
粒径と製品の粒径の差が比較的小で肥大化の程度が比較
的に小でよい場合などに使用される。
即ち、この様な場合は濃厚液体とすることが可能な原料
でも一部を濃厚液体とすることなく固体のまま使用した
方がエネルギーや副原料の節約になるからで、例えば従
来法で粒状化された尿素を更に肥大化する場合などがこ
れに該当する。
後者の第2は濃厚液体噴霧粒子が含有する成分以外の粒
状製品に含有させるべき他の化学成分から成る固体小粒
子である。
これは主として溶解度が小、融点が高い、変質し易いの
3理由で濃厚液体として噴霧することが困難な原料であ
る。
例えば燐酸アンモニウム、尿素、塩化カリの3成分を含
んだ粒状配合肥料を製造する場合の塩化カリがこれに該
当する。
これら固体小粒子として使用可能な多くの粉粒状物には
粒径分布の安定しているもの、安定していないもの、あ
るいは粒径分布や平均粒径を制御できるもの、制御困難
なものなどがある。
これら粉粒状物を固体小粒子として使用する際には、こ
れら個々の粉粒状物の特性を組み合せてこの発明に利用
することがこの発明の効果を高める上に重要である。
この発明の実施上の重要事項の第4は固体小粒子の使用
法に関するものである。
上記した固体小粒子として使用し得る各種の粉粒状物の
内、粒径分布の安定しているものは一部または全部を前
記した供給比率変更の対象とせず、例えば第3図の種粒
子投入口8または輸送手段27の経路の28の位置から
定量供給法で種粒子として造粒器内に直接投入使用する
ことができる。
しかし、粒径分布が僅かでも変動するものはこの発明に
よる供給比率変更の対象固体小粒子とした方が造粒装置
の操業安定化のために望ましい。
上記の如き固体小粒子として使用可能な多くの粉粒状物
を1種の固体小粒子に合一し、これと過小粉粒状物との
2者間で供給比率変更を行う方法については既に説明し
た。
これに対し上記の如き固体小粒子として使用可能な多く
の粉粒状物を平均粒径が中と小の2種の固体小粒子に再
編集合し、この2種と過小粉粒状物の3者間で供給比率
変更を行う方法はこの発明の効果を高め操業安定化を高
度に行うために重要で上記した2者間で供給比率変更を
行う場合に比し肥大化物粒径分布の変動が更に小となり
優れた操業安定化の効果を得ることができる。
固体小粒子を平均粒径が中のものと小のものに分類再編
する方法を例で示せば次の如くなる。
即ち、例えば造粒器や空気式肥大化物冷却器などの排気
に同伴された固体弁を分離捕集したものは平均粒径が小
なる故上記の小の固体小粒子として分類すればよく、ま
た過小粉粒状物から分級あるいは後記の方法により分離
される平均粒径の小なるもの、また過大粒状品を破砕さ
せるものなどは上記の排気から分離されたものより平均
粒径が犬であるのが通常であるが、必要により上記の分
級、分離、破砕の際、取得できるものの平均粒径を制御
し、かつ上記小のものに対する量的−比率をも考慮の上
、中または小のものとして分類すればよい。
このように2種に再編集合した固体小粒子は別個に貯留
、供給量調節が可能なよう設備して過小粉粒状物ととも
に3者による供給比率変更を行う。
3者間で供給比率変更を行う方法には多くの具体的手段
がある。
例えば中のものを定量供給し過小粉粒状物と小のものの
比率を変更する方法、小のものを定量供給し過小粉粒状
物と中のものの比率を変更する方法、中のものと小のも
のの比率を固定した上で過小粉粒状物と中小のものの比
率を変更する方法、過小粉粒状物と中のものの比率を固
定した上で過小粉粒状物および中のものと小のものの比
率を変更するなどである。
通常のこの造粒法では1種の固体小粒子を使用する場合
の過小粉粒状物または2種の固体小粒子を使用する場合
の上記粒径小なるものを除いた過小粉粒状物の量がいず
れの場合においても量的に最も多いが、上記3者の場合
の供給比率の具体的変更手段のいずれを用いるかは3者
の量、量の変動、粒径分布および化学成分の変動を考慮
し適宜選定することができる。
第4図はこの3者間の供給比率変更を行なうこの発明の
1例で、肥大化物を篩分して、過大粒状物、製品、過小
粉粒状物に分割する際、篩分機に3段のものを使用し過
小粉粒状物からその中に含まれる粒径小なるものの分離
を同時に行ない、分離されたものを上記した中の固体小
粒子とし、過大粒状物を破砕したものを小の固体小粒子
とした例である。
この発明において造粒器1内に噴霧される液体には溶融
液を用いるのが通常であるが、必要により水その他の溶
剤を含有させ、濃厚液としこの造粒器が有する周知の乾
燥能力を利用して、造粒器内で所望量の溶剤を蒸発させ
、造粒器内部の冷却を行うとともに製品中の溶剤含有量
を調節することができる。
またこの噴霧用液体に溶剤を含有させる方法は特に無溶
剤では溶融し難いかあるいは溶融する温度以下で変質す
る性質を持った物質を造粒する場合に溶融温度を下げる
ための手段としても好ましい方法である。
この際溶剤が有機溶剤である場合は造粒器1への吹込み
ガスとして空気の代りに窒素などの如き不活性ガスを使
用する必要のあることは特に説明を要しない。
しかしながら、このような溶剤の使用は一般的に粒子強
度を若干弱くし、この発明を実施する際の各粉粒状物の
取り扱いに際し粒子の摩擦、破損などによる固体微小粒
子の発生を増加させ、この発明の効果を減する作用を示
す場合がある。
このような場合に対して粒状製品の使用目的に応じ適当
な薬剤を添加して粒子強度を増すことも可能である。
例えば尿素を造粒するに際し、溶剤として水を用い溶融
温度を低下させることは、尿素の熱分解によるビウレッ
トの生成を防止するために重要であるが、この際に溶剤
として使用する水中に尿素分に対し1重量%以下程度の
ホルムアルデヒドをホルマリン溶液として添加噴霧する
ことは固体微小粒子の発生防止に著効がある。
この発明に使用する機器として造粒器内の固体粉粒状物
あるいは肥大化物の粒径分布の変化を検知するための機
器や検知方法については既に述べた通りであるが、例え
ば流量計においてはベルトスケールなどがこの発明実施
には好ましい流量計である。
その他冷却器15、分級器17、供給器24.25、ま
た輸送手段27などには周知の粉体、粒体用の機器を全
て使用することができるが、いずれについても前記説明
の如く粒子滞留量や粒子滞留時間の小なるものが望まし
い。
この観点から冷却器では流動床冷却器、分級機としては
網を使用する多段の機械的篩分機、冷却と分級を兼ねる
ための空気流分級器、特にジグザグ式多段空気流分級器
、供給機としてはスクリューフィーダーベルトフィーダ
ー バイブレーティングフィーダー、テーブルフィーダ
ー、輸送手段としては空気流コンベア、ベルトコンベア
などが、この発明の実施用機器として望ましいものであ
る。
この発明の具体的実施方法としては前記第3図や第4図
の例のほか固体小粒子を構成する1種または2種の粒子
群の選択、上記に述べた各種機器の組合せ、工程順の選
択により多数の実施法が存在する。
以下にその例を挙げるが、いずれもこの発明の応用例と
して説明するものである。
第5図、第6図はいずれも固体小粒子を1団の集合体に
集合した場合の例である。
即ち第5図は造粒器より排出される肥大化物を冷却する
際、冷却装置系統より分離・回収される固体微小粒子の
みを固体小粒子としており、過大粒状物は系外に取り出
す例である。
第6図は3段の篩分機17により冷却後の肥大化物を過
大粒状物・製品・過小粉粒状物に篩分する際、過小粉粒
状物から固体小粒子として用いる平均粒径の小なるもの
の分離を同時に行い、分離された過小粉粒状物中の平均
粒径の小なるものと過大粒状品を破砕させるものを、と
もに貯槽22−2に投入して固体小粒子として使用する
例である。
第7図、第8図、第9図はいずれも固体小粒子として平
均粒径の異なる2種の粒子群を使用した例である。
即ち第7図は過小粉粒状物貯槽22として、側壁より高
さの低い隔壁30にて下部と中部が貯槽22−1および
22−2に仕切られ、その上部は22−1および22−
2に共通の空間となっている貯槽を用いる。
過小粉粒状物は貯槽22−1へ投入されるが、前記した
如く過小粉粒状物の流出量が増大し貯槽22−1の粒面
高が上昇するのは肥大化物の平均粒径とともに過小粉粒
状物の平均粒径が小となった時期である。
従って上記の如き貯槽の使用により過小粉粒状物の平均
粒径が略々最小になり、流出量が略々最大に近くなった
時期における過小粉粒状物を貯槽22−2に22−1か
ら溢流分離させることができる。
第7図はこの溢流した過小粉粒状物中の平均粒径の小な
るものと過大粒状物を破砕させるものの2種を固体小粒
子として使用した場合である。
第8図は上記第7図における過小粉粒状物中の平均粒径
小なるものの分離を溢流法の代りに可動ダンパー46の
如き切替手段にて行う例である。
この例は過小粉粒状物の平均粒径が略々最小近くになっ
たことが第8図の場合の検知手段である流量計40によ
る過小粉粒状物の流出量が略々最大に近くなったことで
検知できる故、この時期、即ち過小粉粒状物の平均粒径
が最小に近い時期の過小粉粒状物をダンパー46の如き
切替手段で貯槽22−2に流入させる方法で過小粉粒状
物中の平均粒径小なるものを分離し、これと過大粒状物
を破砕したものの2種を固体小粒子として使用した例で
ある。
第9図は過大粒状物を破砕させるものど造粒器および冷
却器15よりの排気から分離される固体微小粒子の2種
を固体小粒子として使用した例である。
この発明の実施に際しては前記した肥大化物の平均粒径
の検知量等にある程度の不規則小変動が検知される場合
が多い。
このような場合には必要な計算および記憶容量を有する
電子計算器により不規則変動の平均化計算を行ない、ま
た更にこれら諸検知量の時間的変化の算出、更にまたこ
れらの算出結果に基づき供給比率変更を行なうべき時期
の判定、供給比率変更の実施等をも合せて電子計算機に
て自動的に行わせこの発明の効果を高めることができる
この発明実施の特殊な例として製品の所望ね径範囲の上
限が実質上存在しない場合がある。
これはこの発明の効果が高まり過大粒状物の中の最大粒
径のものの粒径が小となるなどの理由により製品の所望
粒径範囲の上限以下となった場合である。
このような場合においてもこの発明を実施することがで
きる。
即ち、例えば第5図の例で過大粒状物は系外に排出する
が、この系外に排出される過大粒状物を製品として扱っ
た場合である。
このような場合には肥大化物の分級は所望粒径以上の製
品と所望粒径より小さい過小粉粒状物との2分割でよく
、肥大化物分級機の簡略化や過大粒状物破砕機の省略が
可能となる故、この発明の実施法として極めて望ましい
例である。
以下この発明を実施例について説明する。
実施例 1 第3図の工程で粉粒状物貯留量0.18.’の造粒器と
内容積0.4m’の過小粉粒状物貯槽を有する造粒装置
により製品として粒径が3〜5關の尿素粒を得ることを
目的とした操業を肥大化物平均粒径の変化の検知法とし
て過小粉粒状物貯槽内容積を同い、次表の条件で行った
造粒器への吹込空気量 390ON7F+”/時造粒
器への吹込空気温 23〜28℃(気温)度 造粒器に供給する溶融 2200kg/時尿素噴霧量 造ね器に供給する溶融 138℃ 尿素の液温度 造粒器に供給する溶融 0.3%尿素の水分含
有量 過小粉粒状物貯槽の第 底部より0.28m’の高さ1
設定値 過小粉粒状物貯槽の第 同上よりo、2o、jの高さ2
設定値 この操業の結果得られたデータは下記の通りである。
製品取得量の変化 最小22.5に9/分乃至 最大38.4kg/分 肥大化物中の過大粒状物 最小 0%乃至含有量
最大 6% 肥大化物中の過小粉粒状 物音有量 最小40.0% 最大60.0% 過小粉粒状物貯留槽の夕 最低 0.1m’mタンク面
変化 最高 0.35m’再循環物量/溶融尿
素噴 1.0 霧量比率の平均 造粒器内温度 112〜117℃この対象
例として第3図工程の上記と同一操業条件でこの発明に
よる過小粉粒状物と固体小粒子間の供給比率変更を行わ
ず、過小粉粒状物の全量と過大粒状物および造ね器の排
気から分離された微小固体粒子を破砕したものよりなる
固体小粒子の全量を再循環しながら操業した場合には(
第2図の装置を操業した場合に相当する)再循環物の量
は著しく変動し、再循環物の量が減少した時点で再循環
物による造粒器内冷却作用が減少するため、造ね器内源
の上昇が起り造粒器内固体粉粒状物の溶融固着現象が発
生し、操業の継続が不可能となる。
この造粒器内固体粉粒状物の溶融固着を防止するため溶
融尿素噴霧量を低減することは全装置の製品製造能力を
低下させ製品単位当りのエネルギー消費量を増加させる
ため好ましくないが、この際の操業方法として過小粉粒
状物の供給量を過小粉粒状物発生量の最大と最小の中間
にある適当な一定量とする方法を採用せる場合は、過小
粉粒状物貯槽が空になるか、または溢流する現象を生じ
空になった際、再循環種粒子の供給が著しく減少するた
め造粒器内の温度の過上昇による造粒器内滞留粒子の熔
融現象の発生は上記と同様である。
また更に非常に犬なる容積の過小粉粒状物貯槽を用いる
ことにより操業の継続ができても製品取得量の変動が著
しい上に過大粒状物の多量発生を伴ない全体として無駄
の多い操業となる。
実施例 2 第9図の工程で造粒器および過小粉粒状物貯槽内容積が
実施例1と同一の装置により製品とじて粒径が1.68
〜3.36mvtの尿素粒を得ることを目的とした操業
を次表の条件で行った。
この実施例は過大量を破砕せるものを中の固体小粒子、
造粒器と空気による流動床冷却器15の排気から分離せ
る固体微小粒子を小の固体小粒子とし、これらと過小粉
粒状物の3者間に供給比率の変更を行い、かつその際、
過小粉粒状物と小の固体小粒子の供給量比率を固定し、
この2者と中の固体小粒子間の供給比率変更を過小粉粒
状物貯槽の粒面篩に設定された第1および第2の設定値
を使用するこの発明方法により実施したものである。
操業条件は下記の通りである。
この操業の結果得られたデータは下記の通りである。
実施例 3 この実施例は粒径3〜5mmの窒素・燐酸およびカリを
含有する配合肥料の粒状製品を第9図の工程を用い実施
例2とほぼ同様に製造する例で窒素源としては主として
尿素、燐酸源として第1燐酸アンモニウム、カリ源とし
て塩化カリの微粉を用いる。
塩化カリ微粉の粒径分布はほぼ一定である。造粒器への
噴霧濃厚液としては尿素623kg、第1燐酸アンモニ
ウム808kg、水103kgの割合で混合したものを
105℃で加熱溶融せるものを使用し、塩化カリは第9
図の28で示す系外より導入する種粒子の供給口から定
量供給する。
上記の如き原料および装置使用法を用い下記の操業条件
で連続操業を行った。
この操業の結果得られたデータは下記の通りである。
実施例 5 本実施例は粒径3〜5關の硝酸アンモニウムの粒状製品
を第9図の工程を用い、実施例2とほぼ同様に製造する
例であり、下記の操業条件で連続操業を行った。
この操業の結果得られたデータは下記の通りであった。
以上の説明において、粒子の肥大化現象が生起する噴流
層は造粒器内に1個である場合について述べられている
が、所望により複数の粒子層と噴流層が1基の造粒器内
に設備形成され、あるいは1個の噴流層を有する造粒器
そのものが直列的もしくは並列的もしくは基盤状に配設
連結され、被処理粒子は、これらの噴流層を直列的もし
くは並列的に通過せしめられた後に造粒器から排出され
る場合にも、この発明は適用される。
この噴流層あるいは造粒器が複数個である場合には肥大
化粒状物の粒径分布の変動傾向が一層強くなり、この発
明の造粒方法の粒径調節の作用・効果が一層有用となる
【図面の簡単な説明】
第1図は噴流層造粒器の原理説明図、第2図は噴流層造
粒器を用いる既知の造粒装置の工程図、第3〜9図はこ
の発明を使用した工程のいくつかの例を示す工程図であ
る。 1・・・・・・造粒器、2・・・・・・濃厚液導入管、
3・・・・・・噴流用空気導入管、4・・・・・・噴流
用空気導出管、5・・・・・・固体粉粒状物流線、6・
・・・・・空気の流線、7・・・・・・濃厚液噴霧ノズ
ル、8・・・・・・種粒子投入口、9・・・・・・肥大
化粒状物取出口、10・・・・・・噴流用空気吹込口、
11・・・・・・粉粒状物層、12・・・・・・濃厚液
ポンプ、13・・・・・・噴流用空気ブロワ−14・・
・・・・固体微小粒子分離器、15・・・・・・肥大化
物冷却器、16・・−・・・破砕器、17・・・・・・
篩分機、18・・・・・・原料溶融器、19・・・・・
・製品搬出口、20・・・・・・原料粉投入口、21・
・・・・・加熱用熱源、22,22−1・・・・・・過
小粉粒状物貯槽、22−2・・・・・・同上の小粒佳品
貯槽、23・・・・−・過大粒状物および/または固体
微小粒子貯槽、23−1・・−・・・過大粒状物貯槽、
23−2・・・・・・固体微小粒子貯槽、24,24−
1.24−2゜25.251,25−2・・・・・・供
給機、26・・・・・・粒面針、27・・・・・・再循
環物輸送手段、28・・・・・・系外より導入する種粒
子供給口、30・・・・・・隔壁、40・・・・・・流
量計、46・・・・・・切替ダンパー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 付着固化性物質の濃厚液体噴霧粒子を造粒器内の噴
    流層中の種粒子に付着させて種粒子を肥大化造粒し、造
    粒器から排出される粉粒状物を分級して、所望粒径より
    も小さい過小粉粒状物、所望粒径範囲の粒状製品および
    所望粒径よりも犬なる過大粒状物に3分割するか、ある
    いは所望粒径より小なる過小粉粒状物と所望粒径範囲の
    粒状製品に2分割し、過小粉粒状物にこの過小粉粒状物
    よりも平均粒径の小さい固体小粒子を添加して造ね器へ
    種粒子として再循環させる造粒方法において、造粒器か
    ら排出される粉粒状物の平均粒径が増加する傾向を示し
    つつある際には、この増加傾向が行き過ぎて造粒器から
    排出される粉粒状物中の過大粒状物の含有量が10%を
    超えないように、前以て固体小粒子添加量/過小粉粒状
    物供給量の比率を増加させる供給比率の変更を行なって
    、変更後の再循環物の平均粒径な変更前より減少させ、
    造粒器から排出される粉粒状物の平均粒径が減少する傾
    向を示しつつある際には、この減少傾向が行き過ぎて造
    粒器から排出される粉粒状物中の過小粉状物含有量が7
    5%を超えないように、前以て固体小粒子添加量/過小
    粉粒状物供給量の比率を減少させる供給比率の変更を行
    なって、変更後の再循環物の平均粒径を変更前より増加
    させて、造粒器から排出される粉粒状物の粒径分布の変
    動を制御することを特徴とする造粒方法。 2 固体小粒子を、過小粉粒状物から分離により得られ
    る固体小粒子、造粒装置の排気より分離された固体微小
    粒子、過大粒状物の破砕により得られる固体小粒子、濃
    厚液体とする前の原料固体小粒子、濃厚液体噴霧粒子が
    含有する成分以外の粒状製品に含有せしめるべき他の化
    学成分からなる固体小粒子よりなる群から一基上が選択
    され、選択されたものが集合させられたか、あるいは平
    均粒径の異なる2種に再編成されたものである特許請求
    の範囲第1項記載の造ね方法。 3 造粒器内の粉粒状物の滞留量と、造粒器の粉粒状物
    排出端から再循環経路を通り粉粒状物の造粒器への流入
    端に至る間の過小粉粒状物の滞留量との比率が1対1乃
    至20の範囲内にある特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の造粒方法。 4 濃厚液体噴霧粒子が尿素であり、造粒器内の温度が
    90℃以上120℃以下に保持され、かつ造粒器に循環
    する過小粉粒状物と固体小粒子の合計量が濃厚尿素液噴
    霧量の0.05倍以上1.5倍以下である特許請求範囲
    第1項、第2項または第3項記載の造粒方法。
JP54129613A 1979-10-08 1979-10-08 造粒方法 Expired JPS5855807B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54129613A JPS5855807B2 (ja) 1979-10-08 1979-10-08 造粒方法
IN679/DEL/80A IN154849B (ja) 1979-10-08 1980-09-16
EP80105949A EP0026918B1 (en) 1979-10-08 1980-10-01 Granulation process
DE8080105949T DE3067867D1 (en) 1979-10-08 1980-10-01 Granulation process
CA000361651A CA1165960A (en) 1979-10-08 1980-10-07 Granulation process
NZ195178A NZ195178A (en) 1979-10-08 1980-10-07 Spouted bed granulation process-endproduct size control
BR8006487A BR8006487A (pt) 1979-10-08 1980-10-08 Processo de granulacao
US06/387,650 US4501773A (en) 1979-10-08 1982-06-11 Granulation process

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54129613A JPS5855807B2 (ja) 1979-10-08 1979-10-08 造粒方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5653738A JPS5653738A (en) 1981-05-13
JPS5855807B2 true JPS5855807B2 (ja) 1983-12-12

Family

ID=15013786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54129613A Expired JPS5855807B2 (ja) 1979-10-08 1979-10-08 造粒方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4501773A (ja)
EP (1) EP0026918B1 (ja)
JP (1) JPS5855807B2 (ja)
BR (1) BR8006487A (ja)
CA (1) CA1165960A (ja)
DE (1) DE3067867D1 (ja)
IN (1) IN154849B (ja)
NZ (1) NZ195178A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0623376Y2 (ja) * 1988-02-29 1994-06-22 東芝タンガロイ株式会社 Tスロットカッター

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58120587A (ja) * 1982-01-07 1983-07-18 東洋エンジニアリング株式会社 粒状化成肥料の製法
JPS6031129A (ja) * 1983-07-29 1985-02-16 Stanley Electric Co Ltd 投影機用フイルムカセツト
DE3504628A1 (de) * 1985-02-11 1986-08-14 Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf Verfahren zur herstellung eines rieselfaehigen granulats
JPS6274443A (ja) * 1985-09-27 1987-04-06 Toyo Eng Corp 粒子の加工方法
DE3623321A1 (de) * 1986-07-11 1988-01-21 Bayer Ag Verfahren zur kontinuierlichen herstellung von sphaerischen granulaten
US5002827A (en) * 1987-10-26 1991-03-26 Nippon Glass Fiber Co., Ltd. Agglomerated glass flakes
NL8900598A (nl) * 1989-03-13 1990-10-01 Stork Friesland Bv Sproeidrooginrichting; werkwijze voor de bereiding van een gesproeidroogd product met een gewenst stortgewicht.
DE3909455A1 (de) * 1989-03-22 1990-09-27 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung von wasserdispergierbaren granulaten
US5364832A (en) * 1990-08-10 1994-11-15 Hoechst Aktiengesellschaft Water-dispersible granules comprising fenoxaprop-ethyl and/or fenchlorazole
GB9209619D0 (en) * 1992-05-05 1992-06-17 Ici Plc Granulated ammonium nitrate products
DE19514187C1 (de) * 1995-04-21 1996-05-15 Degussa Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Granulaten durch Wirbelschicht-Sprühgranulation
NL1002862C2 (nl) * 1996-04-15 1997-10-17 Dsm Nv Werkwijze voor het bereiden van granules.
DE19826570C2 (de) * 1998-06-15 2002-10-31 Piesteritz Stickstoff Verfahren zur Herstellung von Harnstoff und Ammonsulfat enthaltenden Düngemittel-Granulaten
WO2002087776A1 (en) * 2001-04-13 2002-11-07 Urea Casale S.A. Fluid bed granulation apparatus
EP1491253A1 (en) * 2003-06-26 2004-12-29 Urea Casale S.A. Fluid bed granulation process and apparatus
EP1682255B1 (en) * 2003-11-10 2016-07-27 Stamicarbon B.V. Process for the preparation of urea granules
DE102005018949A1 (de) 2005-04-18 2006-10-19 Ami-Agrolinz Melamine International Gmbh Harnstoffpartikel, Verfahren zu dessen Herstellung und dessen Verwendung
DE202006020876U1 (de) 2005-04-18 2010-09-16 Treibacher Industrie Ag Feststoffpartikel
DE102005037750A1 (de) * 2005-08-10 2007-02-22 Glatt Ingenieurtechnik Gmbh Verfahren zur Herstellung von Harnstoffpellets
US7908765B2 (en) * 2006-12-22 2011-03-22 Collette Nv Continuous granulating and drying apparatus
EP2047926A1 (fr) * 2007-10-10 2009-04-15 Ugine & Alz France Procéde de fabrication d'aciers inoxydables comportant de fins carbonitrures, et produit obtenu à partir de ce procédé
EP2253374A1 (en) * 2009-05-20 2010-11-24 Stamicarbon B.V. Process for producing granules
CN103252195A (zh) * 2012-02-17 2013-08-21 北京丰汉工程咨询有限公司 一种流化床造粒系统
CN103252196B (zh) * 2013-06-04 2015-07-08 谢麟 一种连续造粒装置
JP6624124B2 (ja) * 2017-03-09 2019-12-25 Jfeスチール株式会社 粉体原料の使用方法及び溶融金属の溶製方法
EP3593898B1 (en) * 2018-07-13 2021-09-01 thyssenkrupp Fertilizer Technology GmbH Producing fertilizer granules with a defined size distribution

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1275463A (fr) * 1960-09-28 1961-11-10 Potasse & Engrais Chimiques Perfectionnements à la granulation et au séchage de produits fluides
US3748103A (en) * 1971-06-25 1973-07-24 Allied Chem Process for the production of hydrous granular sodium silicate
GB1581761A (en) * 1977-06-09 1980-12-17 Azote Sa Cie Neerlandaise Urea granulation
IE46841B1 (en) * 1977-06-09 1983-10-05 Azote Sa Cie Neerlandaise Improvements in or relating to urea granulation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0623376Y2 (ja) * 1988-02-29 1994-06-22 東芝タンガロイ株式会社 Tスロットカッター

Also Published As

Publication number Publication date
US4501773A (en) 1985-02-26
NZ195178A (en) 1984-03-30
EP0026918B1 (en) 1984-05-16
IN154849B (ja) 1984-12-15
JPS5653738A (en) 1981-05-13
EP0026918A1 (en) 1981-04-15
CA1165960A (en) 1984-04-24
DE3067867D1 (en) 1984-06-20
BR8006487A (pt) 1981-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5855807B2 (ja) 造粒方法
RU2464080C2 (ru) Способ и устройство для получения гранул
US4071304A (en) Separation of products in granular form
JP6517889B2 (ja) 顆粒を生成する方法
US20190262859A1 (en) Fluid Bed Granulation Process and Apparatus
JPS5921650B2 (ja) 造粒方法
NL8006416A (nl) Inrichting en werkwijze voor het granuleren.
JP4625223B2 (ja) 溶液、溶融液、懸濁液、乳濁液、スラリー、または固体を顆粒に加工処理するための方法および装置
US20220143566A1 (en) Plants and systems for producing fertilizer granules with a defined size distribution
EP0212714B1 (en) Process for the preparation of granules and granules obtained by this process
RU2598096C2 (ru) Способ и устройство для получения гранулированной мочевины в качестве продукта
US3117020A (en) Process for the spherical granulation of water-soluble nitrogenous material
US20220370974A1 (en) Fluid bed granulator
CN105682784B (zh) 流体床分类元件
RU2768176C2 (ru) Способ непрерывного гранулирования водорастворимых твердых веществ
JPS58120587A (ja) 粒状化成肥料の製法
EA041615B1 (ru) Способ непрерывного гранулирования водорастворимых твердых веществ
JP2002224554A (ja) 粒状体製造装置及び粒状体の流れ制御方法
KR830001409B1 (ko) 조립방법
JPS61153132A (ja) 尿素の造粒方法