JPS585519Y2 - 紙巻きタバコの吸気を制限する塗布容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は喫煙中の煙、ニコチン、タールの発生を制限す
るために紙巻きタバコの紙白をふさぐように塗布して吸
気を少なくする制限剤の塗布容器に関するもので制限剤
の収納、取り扱いを容易にし、又塗布部の強化を図り、
塗布しやすくシ、シかも携帯用にも適したものとするこ
とを目的とする。

以下、本考案の実施例を示す図面について説明すれば、
Ａは制限剤を浸みこませた含浸体、Ｂは外装ケースであ
る。

前記含浸体Ａは化学繊維、その他の繊維をすべて縦方向
に揃えて集束し、扁平角型、丸型その他棒状含浸部１を
型形成しこれに液状の制限剤をしみこませてこれ自体が
タンクとなるように形成し、かつ外表面に樹脂コート硬
化処理し、接続端面に凹部２を設け、塗布部３の凸部４
を嵌め合わせて結合する。

前記塗布部３はフェルト材でつくられ上部にはタバコと
略同径大の丸孔の挿通孔５を貫いて開口し、かつこの孔
周面に毛細管現象で湿潤する塗布面６を形成する。

フェルト材の塗布部は比較的硬く処理できるから先に同
出願人が出願した含浸体自体の塗布部に比して軸方向の
ワレやパラけるのを生じさせず、塗布部の保護カバーを
必要とせず製作が容易かつ安価であり、塗布部の強化を
図り塗布面の保護を著しく高める。

挿通孔５に紙巻きタバコを通過させるだけで紙表面に制
限剤を一様に塗布することになり、又、制限剤は繊維の
毛細管現象によって時間の経過とともに上昇し塗布面６
に常に補給され湿潤状態を形成する。

尚、制限剤１にはシリカゾル、その他の資料で喫煙熱に
対して耐熱性を有し、紙白をふさぐ無機質で熱分解をし
、質の変らないものを採用する。

外装ケースＢは胴体７の下面開口部を底蓋８で密閉固着
し該ケースＢの上面開口部９から外部に挿通孔５を露出
し、これを除く含浸体Ａの全体を底蓋８で受は止めて収
容する。

外装ケースＢの開口部９はケース上端を内折した鍔１０
でせばめられて小さくつくられ、あるいはケース上端小
径に絞り、塗布部３を挟持固定する。

ケース上方の外周には肩部１１を経て小径部１２を設け
、ここに肩部１１で受は止めてキャップＣを着脱自在に
取付は塗布部３の自然乾燥を防ぐ。

１３は空気孔で塗布部をとりまくケース上部外周に開口
し、ケースの内、外部を連通させる。

本考案は以上のように制限剤をしみこませた含浸体を外
装ケースに収容し、かつケースの上面開口部から突出す
る塗布部にタバコの挿通孔と該孔周面に塗布面を設けた
から挿通孔を通過させるだけでタバコ紙面に一様に塗布
できるから喫煙者の塗布作業を極めて簡便化し、又塗布
部は含浸部とは分割結合したフェルト材であるから塗布
部及び挿通孔の形成手段を容易にし、又塗布面のワレや
繊維のパラけるのをなくして保護強化を図り永く良好に
使用できるものである特徴をもつ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を実施した容器の正面図、第２図は同拡
大した半断面図である。 Ａ・・・含浸体、Ｂ・・・外装ケース、Ｃ・・・キャッ
プ、３・・・塗布部、５・・・挿通孔、６・・・塗布面
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 紙巻きタバコに塗布して紙白をふさぐ液を浸みこんだ自
   体がタンクとなる繊維集合物の含浸部とその接続端面に
   嵌めこんだフェルト材の塗布部とで含浸体を形成し、か
   つ前記塗布部にタバコと略同径大の挿通孔と該孔周面に
   毛細管で湿潤する塗布面を設け１該含浸体をキャップつ
   き外装ケースに収容し、かつケース上面開口部に塗布部
   を挟持固定し、該開口部から前記塗布部の挿通孔を外部
   に露出して威る紙巻きタバコの吸気を制限する塗布容器
   。