JPH0525532Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0525532Y2 JPH0525532Y2 JP1989079628U JP7962889U JPH0525532Y2 JP H0525532 Y2 JPH0525532 Y2 JP H0525532Y2 JP 1989079628 U JP1989079628 U JP 1989079628U JP 7962889 U JP7962889 U JP 7962889U JP H0525532 Y2 JPH0525532 Y2 JP H0525532Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- ball
- perfume
- tip
- relay core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000002304 perfume Substances 0.000 claims description 34
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 16
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 2
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 239000002657 fibrous material Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(考案上の技術)
香水の塗布は瓶に入れた香水を少量ずつ脱脂綿
等につけてこれを肌やその他に塗布していたり、
スプレー式の容器に香水を入れ、これを噴霧して
塗布するものが多い。最近これらに代えてペンシ
ル型の棒状の容器に香水を入れ、毛細管現象によ
り吸着部材を介して先端のペン先部まで液を吐出
させ、ペン先部を肌やその他のものにこすりつけ
るものが出てきた。
等につけてこれを肌やその他に塗布していたり、
スプレー式の容器に香水を入れ、これを噴霧して
塗布するものが多い。最近これらに代えてペンシ
ル型の棒状の容器に香水を入れ、毛細管現象によ
り吸着部材を介して先端のペン先部まで液を吐出
させ、ペン先部を肌やその他のものにこすりつけ
るものが出てきた。
(考案が解決しようとする課題)
しかしながらこのペンシル型の香水塗布具が液
がペン先部まで直に伝わつてくるため液が多量に
出過ぎてしまう欠点がある。またペン先部の先端
はアール形状となつているが、常にこのペン先部
を肌やその他の目的物にこすりつけるため、摩耗
しやすく、また汚れやすい欠点がある。その上こ
の塗布具で肌に香水を付ける場合、ペン先部の抵
抗が大きく肌ざわりも悪い。
がペン先部まで直に伝わつてくるため液が多量に
出過ぎてしまう欠点がある。またペン先部の先端
はアール形状となつているが、常にこのペン先部
を肌やその他の目的物にこすりつけるため、摩耗
しやすく、また汚れやすい欠点がある。その上こ
の塗布具で肌に香水を付ける場合、ペン先部の抵
抗が大きく肌ざわりも悪い。
この考案はこれらの点に鑑みて為されたもの
で、香水の液が微量にしか出ず、適当量に抑える
ことができ、かつ肌ざわりがよく、摩耗や汚れの
少ないペン先部を有する香水塗布具を提供し、上
記課題を解決せんとするものである。
で、香水の液が微量にしか出ず、適当量に抑える
ことができ、かつ肌ざわりがよく、摩耗や汚れの
少ないペン先部を有する香水塗布具を提供し、上
記課題を解決せんとするものである。
(課題を解決するための手段)
そこでこの考案は、有底の細長い筒体内に入れ
ば中綿に香水の液を滲み込ませ、この中綿より素
材の密な柱状の中継芯を中綿の一端に接続して挿
入し、筒体の開口部に、この開口部を塞ぐボール
を回転自在にかつ一部が開口部外方に突出するよ
うに嵌合させ、このボールと上記中継芯の一端面
とを回転自在に接触させ、上記筒体の先端側部に
筒体の中空部に通じる透孔を穿り、筒体先端内周
面に筒体の軸方向に間隔を開けて多数のリブ突条
を設け、これらのリブ突条内周面に筒体の内周面
から浮いたリングを設け、このリングに上記中継
芯を挿入係止させ、かつ上記中綿の外周と筒体の
内周との間に間〓を設けたものであり、上記透孔
から入つた空気はリブ突条間を通して、中綿の外
周に設けた間〓を通り筒体底部に達するものであ
る。
ば中綿に香水の液を滲み込ませ、この中綿より素
材の密な柱状の中継芯を中綿の一端に接続して挿
入し、筒体の開口部に、この開口部を塞ぐボール
を回転自在にかつ一部が開口部外方に突出するよ
うに嵌合させ、このボールと上記中継芯の一端面
とを回転自在に接触させ、上記筒体の先端側部に
筒体の中空部に通じる透孔を穿り、筒体先端内周
面に筒体の軸方向に間隔を開けて多数のリブ突条
を設け、これらのリブ突条内周面に筒体の内周面
から浮いたリングを設け、このリングに上記中継
芯を挿入係止させ、かつ上記中綿の外周と筒体の
内周との間に間〓を設けたものであり、上記透孔
から入つた空気はリブ突条間を通して、中綿の外
周に設けた間〓を通り筒体底部に達するものであ
る。
(作用)
容器内の香水の液は中綿から中継芯へと毛細管
現象により吸い上げられる。そして香水の液は中
継芯の一端面でボールの外周に付着するが、中継
芯とボールとは一点乃至は極くわずかな面でのみ
接触しているため極少量である。むしろ香水の液
は中継芯の一端部から気化してこの気化した香水
がボール外周に付着する。従つて上記筒体を手で
持つて先端のボール部分を目的物にこすりつける
と、このボールが回転し、このボール外周に付着
した微量の香水の液が目的物に付着する。また、
上記透孔からリブ突条間を通し、中綿の外周に間
〓を設けているため、空気が筒体底部に達し、こ
れにより中綿内の香水は中継芯に毛細管現象によ
り吸い上げられ中継芯の端部に達する。
現象により吸い上げられる。そして香水の液は中
継芯の一端面でボールの外周に付着するが、中継
芯とボールとは一点乃至は極くわずかな面でのみ
接触しているため極少量である。むしろ香水の液
は中継芯の一端部から気化してこの気化した香水
がボール外周に付着する。従つて上記筒体を手で
持つて先端のボール部分を目的物にこすりつける
と、このボールが回転し、このボール外周に付着
した微量の香水の液が目的物に付着する。また、
上記透孔からリブ突条間を通し、中綿の外周に間
〓を設けているため、空気が筒体底部に達し、こ
れにより中綿内の香水は中継芯に毛細管現象によ
り吸い上げられ中継芯の端部に達する。
(実施例)
以下この考案の実施例を図について説明する。
有底の細長い筒体1の底部内周には軸方向に数
個の突条2を設け、これらの突条2に一端を当接
した棒状の中綿3をこの筒体1内に挿入してい
る。この中綿3は繊維から成り、筒体1内に入れ
る液を毛細管現象により吸い上げられるものであ
る。この筒体1の開口部4には先栓5が固着され
ている。この先栓5は貫通した中空孔6を有する
筒状のもので、中空孔6の内周、軸方向い間隔を
あけてリブ突条7を数個設け、これらの各リブ突
条7の内周に支持された小径のリング8を中空孔
6内に浮かせて設けている。この先栓5の先端内
には中空孔6の内周をけずつて設けた湾曲凹部9
を有し、この湾曲凹部9の一側には透孔10を設
けている。そしてこの先栓5の一端開口部から中
空孔6内に丸棒状の一端に太径段部11aを有す
る中継芯11が挿入され、太径段部11aを上記
リング8に係止せしめ、先端部を上記中綿3の一
端につきさしてりいる。もの中継芯11は上記中
綿3より密な繊維素材から成り、上記中綿3によ
り吸い上げた香水の液をさらに吸い上げるもので
ある。さらにこの先栓5の開口部から金属球状の
ボール12が湾曲凹部9に嵌められている。この
ボール12はその一部が先栓5の開口部から突出
し、他の部分が湾曲凹部9内に回転自在に支持さ
れ、さらにこのボール12は上記中継芯11の一
端面に当接している。またこの先栓5の外周に被
冠自在なキヤツプ13が用意されている。
個の突条2を設け、これらの突条2に一端を当接
した棒状の中綿3をこの筒体1内に挿入してい
る。この中綿3は繊維から成り、筒体1内に入れ
る液を毛細管現象により吸い上げられるものであ
る。この筒体1の開口部4には先栓5が固着され
ている。この先栓5は貫通した中空孔6を有する
筒状のもので、中空孔6の内周、軸方向い間隔を
あけてリブ突条7を数個設け、これらの各リブ突
条7の内周に支持された小径のリング8を中空孔
6内に浮かせて設けている。この先栓5の先端内
には中空孔6の内周をけずつて設けた湾曲凹部9
を有し、この湾曲凹部9の一側には透孔10を設
けている。そしてこの先栓5の一端開口部から中
空孔6内に丸棒状の一端に太径段部11aを有す
る中継芯11が挿入され、太径段部11aを上記
リング8に係止せしめ、先端部を上記中綿3の一
端につきさしてりいる。もの中継芯11は上記中
綿3より密な繊維素材から成り、上記中綿3によ
り吸い上げた香水の液をさらに吸い上げるもので
ある。さらにこの先栓5の開口部から金属球状の
ボール12が湾曲凹部9に嵌められている。この
ボール12はその一部が先栓5の開口部から突出
し、他の部分が湾曲凹部9内に回転自在に支持さ
れ、さらにこのボール12は上記中継芯11の一
端面に当接している。またこの先栓5の外周に被
冠自在なキヤツプ13が用意されている。
この実施例の香水塗布具の筒体1内に香水の液
を入れてくと、先栓5の透孔10から外部の空気
は中空孔6内に入り、数個のリブ突条7の間を通
り、中空孔6とリング8との間を通つてさらにリ
ブ突条7の間を通る。そして空気は筒体1の内周
と中綿3の外周の間を通つて筒体1内の底部に達
する。これにより筒体1内の香水の液は中綿3及
び中継芯11に毛細管現象により吸い上げられ中
継芯11の一端に達する。この中継芯11の一端
面とボール12とは接しているが、香水の液は極
く僅かしかボール12に付着しない。むしろ当該
中継芯11の一端面から気化し、この気化した香
水がボール12の外周を包みこんでボール12の
外周に付着する。従つて筒体1を手で持つてボー
ル12を目的物にこすりつけると、ボールは回転
し、付着した微量の香水が目的物に転着するもの
である。
を入れてくと、先栓5の透孔10から外部の空気
は中空孔6内に入り、数個のリブ突条7の間を通
り、中空孔6とリング8との間を通つてさらにリ
ブ突条7の間を通る。そして空気は筒体1の内周
と中綿3の外周の間を通つて筒体1内の底部に達
する。これにより筒体1内の香水の液は中綿3及
び中継芯11に毛細管現象により吸い上げられ中
継芯11の一端に達する。この中継芯11の一端
面とボール12とは接しているが、香水の液は極
く僅かしかボール12に付着しない。むしろ当該
中継芯11の一端面から気化し、この気化した香
水がボール12の外周を包みこんでボール12の
外周に付着する。従つて筒体1を手で持つてボー
ル12を目的物にこすりつけると、ボールは回転
し、付着した微量の香水が目的物に転着するもの
である。
(考案の効果)
この考案は以上の構成であり、吸い上げた香水
の液は中継芯端部で一旦止まり、この端部と接触
したボールにわずかに付着する。むしろ香水の大
部分は中継芯端部から気化し、この気化した香水
がボール外周に付着する。従つてこの塗布具のボ
ールを目的物にこすりつけると、ボール外周の香
水が目的物に均一にかつ微量に付着する。この様
にこの考案の塗布具を用いると塗布する香水の量
を微量に抑えることができ、極めて香水の塗布に
適している。またこの塗布具は先端のボールを目
的物にこすりつけるが、その際ボールは回転する
ため、抵抗が小さく、摩耗せず、かつ汚れが付着
しにくい。さらに塗布する対象が肌の場合、肌ざ
わりもよい。またこの考案は筒体の中空部に中継
芯を浮かせて設け、筒体の先端外周に設けた透孔
から筒体内のリブ突条の間を通つて中綿の外周に
達するため中綿内の香水は中継芯に毛細管現象に
より吸い上げられ中継芯の端部に達するものであ
る。この様に本願考案は香水の液を筒体内で中綿
及び中継芯にしみこませており、かつ空気も筒体
内い流通するため、香水が筒体の開口部から洩れ
る心配が無い。しかもこの考案は上述の如く極め
て簡単な構成で、部品点数も少なく、製造が容易
である。
の液は中継芯端部で一旦止まり、この端部と接触
したボールにわずかに付着する。むしろ香水の大
部分は中継芯端部から気化し、この気化した香水
がボール外周に付着する。従つてこの塗布具のボ
ールを目的物にこすりつけると、ボール外周の香
水が目的物に均一にかつ微量に付着する。この様
にこの考案の塗布具を用いると塗布する香水の量
を微量に抑えることができ、極めて香水の塗布に
適している。またこの塗布具は先端のボールを目
的物にこすりつけるが、その際ボールは回転する
ため、抵抗が小さく、摩耗せず、かつ汚れが付着
しにくい。さらに塗布する対象が肌の場合、肌ざ
わりもよい。またこの考案は筒体の中空部に中継
芯を浮かせて設け、筒体の先端外周に設けた透孔
から筒体内のリブ突条の間を通つて中綿の外周に
達するため中綿内の香水は中継芯に毛細管現象に
より吸い上げられ中継芯の端部に達するものであ
る。この様に本願考案は香水の液を筒体内で中綿
及び中継芯にしみこませており、かつ空気も筒体
内い流通するため、香水が筒体の開口部から洩れ
る心配が無い。しかもこの考案は上述の如く極め
て簡単な構成で、部品点数も少なく、製造が容易
である。
図はこの考案の一実施例を示し、第1図はこの
考案の塗布具のキヤツプを外した状態を示す断面
図、第2図はこの考案の筒体開口部に固着した先
栓、中継芯、ボールの一部断面分解図、第3図は
第2図におけるA−A線断面図、第4図は第2図
におけるB−B線断面図である。 なお図中1は筒体、3は中綿、5は先栓、6は
中空孔、7はリブ突条、8はリング、11は中継
芯、12はボールである。
考案の塗布具のキヤツプを外した状態を示す断面
図、第2図はこの考案の筒体開口部に固着した先
栓、中継芯、ボールの一部断面分解図、第3図は
第2図におけるA−A線断面図、第4図は第2図
におけるB−B線断面図である。 なお図中1は筒体、3は中綿、5は先栓、6は
中空孔、7はリブ突条、8はリング、11は中継
芯、12はボールである。
Claims (1)
- 有底の細長い筒体内に入れば中綿に香水の液を
滲み込ませ、この中綿より素材の密な柱状の中継
芯を中綿の一端に接続して挿入し、筒体の開口部
に、この開口部を塞ぐボールを回転自在にかつ一
部が開口部外方に突出するように嵌合させ、この
ボールと上記中継芯の一端面とを回転自在に接触
させ、上記筒体の先端側部に筒体の中空部に通じ
る透孔を穿ち、筒体先端内周面に筒体の軸方向に
間隔を開けて多数のリブ突条を設け、これらのリ
ブ突条内周面に筒体の内周面から浮いたリングを
設け、このリングに上記中継芯を挿入係止させ、
かつ上記中綿の外周に間隙を設けたことを特徴と
する、ペンシル型香水塗布具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989079628U JPH0525532Y2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989079628U JPH0525532Y2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0320912U JPH0320912U (ja) | 1991-02-28 |
JPH0525532Y2 true JPH0525532Y2 (ja) | 1993-06-28 |
Family
ID=31623956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989079628U Expired - Lifetime JPH0525532Y2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0525532Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016069065A (ja) * | 2014-10-01 | 2016-05-09 | エム・エフ・ヴィ株式会社 | ロールオン容器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4812081B1 (ja) * | 1969-12-02 | 1973-04-18 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4812081U (ja) * | 1971-06-23 | 1973-02-10 | ||
JPS62159808U (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-12 |
-
1989
- 1989-07-07 JP JP1989079628U patent/JPH0525532Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4812081B1 (ja) * | 1969-12-02 | 1973-04-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0320912U (ja) | 1991-02-28 |