JPS585517B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents

誘導加熱装置

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Publication number
JPS585517B2
JPS585517B2 JP236379A JP236379A JPS585517B2 JP S585517 B2 JPS585517 B2 JP S585517B2 JP 236379 A JP236379 A JP 236379A JP 236379 A JP236379 A JP 236379A JP S585517 B2 JPS585517 B2 JP S585517B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
induction heating
heating coil
frame
attached
heated
Prior art date
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Expired
Application number
JP236379A
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English (en)
Other versions
JPS5595290A (en
Inventor
今井徹郎
石坂雄二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP236379A priority Critical patent/JPS585517B2/ja
Publication of JPS5595290A publication Critical patent/JPS5595290A/ja
Publication of JPS585517B2 publication Critical patent/JPS585517B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は誘導加熱装置に関するものである。
一般に誘導加熱装置における誘導加熱コイルは高密度電
流が流れるため高温に加熱される。
このため、従来においては誘導加熱コイルの内部に冷却
水を通流して誘導加熱コイルの冷却を行っていた。
この水冷方式においては電流密度は50〜100A/m
m2と大きく、又温度上昇△tは△t=αW/Q(W:
導体熱損失、Q:冷却水量、α:換算定数)となる。
しかるにこの水冷方式の構成は第1図Aに示すように被
加熱材1の周囲に間隔をあけて巻回されるとともに電源
2に接続された誘導加熱コイル3に管路4を介して分配
給水器5を接続し、又分配給水器5に管路4を介して純
水循環装置(熱交換器も含む)6を接続した構成とされ
ており、良質の水を用いることにより絶縁性を良好にす
るとともに誘導加熱コイル3内の細い通水路における水
あかによる詰りを防止するために純水循環装置6を必要
とし、又純水循環装置6からの水を誘導加熱コイル3の
各部分に供給するために分配給水器5を必要とし、非常
に高価となった。
又、純水の補給、水漏れのチェック、断水保護リレーの
チェック等のメンテナンスが煩雑であった。
さらに、第1図Bに示すように通水路3aを有する誘導
加熱コイル3は絶縁モールド材7によりモールドして電
磁力による振動防止、被加熱材との接触防止および被加
熱材からの熱による加熱防止を行っており、これによっ
ても高価で製作に手間の掛るものとなった。
本発明は上記の点を考慮して、安価でかつ電流密度を比
較的大きくすることができる強制風冷方式の誘導加熱装
置を提供することを目的とする。
誘導加熱コイルを強制風冷方式により冷却する場合熱伝
導の三要素である伝導、対流、輻射が様様な姿と度合で
入り混るが、誘導加熱コイルの配列形状を半導体素子の
冷却フィン形状と同様にすると誘導加熱コイルの温度上
昇△Tは空気の流量、フィンのスペース(ダクトの面積
)、空気流とフインとの結合の度合によって決まり、 で算出できる。
たたし、W:導体熱損失、■:空気の速度、A:ダクト
の面積、K:空気流との結合係数である。
以下本発明の実施例を図面とともに説明する。
第2図において、8は帯状導体を平打巻に巻回して形成
した誘導加熱コイル、9は誘導加熱コイル8の周方向数
箇所において巻回間に挿入された各絶縁板で、各絶縁板
9は誘導加熱コイル8の径方向両側に突出する。
絶縁板9の挿入により誘導加熱コイル8の巻回間に間隔
dが生じ、この間隔dは空気通路となるので空気流との
結合係数Kに関係し、導体巾lは20mm以上とするこ
とが望ましい。
又、間隔dはダクトの面積Aに関係するとともに巻回間
の絶縁厚さとなる。
10は枠体11の内壁に取付けられた各固定具で、各固
定具10は誘導加熱コイル8の外周に四方から痛接して
誘導加熱コイル8を支持する。
12は移動する被加熱材1を挿通された絶縁材製の筒状
体で、筒状体12は一端が固定具10に当接した絶縁板
9の他端に当接して支持される。
11aは枠体11の取付片で、各取付片11aには筒状
体12の軸方向の移動を抑える移動抑え板13を取付け
る。
14は取付片11aに螺合した押ボルトで、押ボルト1
4の回動により押ボルト14の先端に係合した抑圧部材
15を介して誘導加熱コイル8と絶縁板9とを軸方向に
締付ける。
又、16は枠体11の四隅に取付けられた冷却ファンで
ある。
上記装置においては、冷却ファン16を回すと空気が枠
体11に形成された窓11bなどより枠体11内に流入
し、この空気は誘導加熱コイル8の巻回間の間隔dを通
って誘導加熱コイル8を冷却した後に誘導加熱コイル8
と筒状体12との間の空隙を通って軸方向に排出される
又、誘導加熱コイル8の電流浸透深さへは (f:周波数、μ:比透磁率、P:固有抵抗)で定まり
、誘導加熱コイル8は平打巻に巻回するとともに導体巾
lは20mm以上としたので冷却フィンとしての役割を
する部分の長さl−△は第3図に示すように大きくなり
、冷却効果を向上させる。
第4図は本発明の他の実施例を示し、この例では被加熱
材1が矢印17方向に移動するとして枠体11′の一端
は閉塞し、枠体11′の他端には熱風を被加熱材1の反
進行方向側に案内する案内部11′cを形成する。
他の構造は前記実施例と同様である。冷却空気は冷却フ
ァン16の回転により枠体11′の周壁に形成された窓
11′bから枠体11′内に入り、誘導加熱コイル8の
間隔dを通って誘導加熱コイル8を冷却するとともに冷
却空気は熱せられる。
この熱せられた空気は誘導加熱コイル8と筒状体12の
間の空隙および案内部11′cを通り被加熱材1の反進
行方向側に吹付けられる。
このため、被加熱材1は誘導加熱コイル8の内部に入っ
て本加熱される以前に熱風により予熱され、加熱効率が
向上する。
尚、11′aは枠体11′の取付片である。
又、上記各実施例では筒状体12を絶縁材で形成したが
、第5図Aに示すように−ターン損失電流が流れないよ
うスリット12aを設けた円筒状の非鉄金属(非磁性体
)で形成しても良く、さらにスリツト12aから内部に
入った冷却風が被加熱材1を冷却することのないように
第5図Bに示すようにスリツト12aを絶縁板12bで
継いだものでも良い。
以上のように本発明においては帯状導体を平打巻に巻回
して誘導加熱コイルを形成し、この誘導加熱コイルの周
方向数箇所において巻回間に径方向両側に突出した絶縁
板を挿入しており、誘導加熱コイルの径方向外側部分は
電流が流れないので冷却フィンとしての役割をし、しか
も冷却ファンによる風が誘導加熱コイルの巻回間の間隔
を流れて誘導加熱コイルは効果的に冷却される。
このため、誘導加熱コイルには高密度の電流を流すこと
ができ、大きな容量の誘導加熱に用いることができる。
又、水冷式のものに比べると、冷却水循環装置、純水製
造装置、熱交換機、配管、分配給水器等が不要となり、
安価となる。
さらに水冷式のものに比べると、冷却水回路の詰りゃ水
漏れの点検、ホース等の劣化による交換、断水保護リレ
ーのチェック等が不要となり、メンテナンスが容易とな
る。
又、誘導加熱コイルを冷却することにより加熱された空
気を被加熱材の反進行方向側に吹き付けて被加熱材を予
熱しており、誘導加熱コイルの熱損失を有効に利用する
ことができ、被加熱材の加熱効率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】 第1図A,Bは夫々水冷式の誘導加熱装置の概略構成図
および一部拡大断面図、第2図A,Bおよび第3図は夫
々本発明装置の一実施例における正面図、そのX−X線
断面図、および説明図、第4図A,Bは夫々本発明装置
の他の実施例における正面図およびY−Y線断面図、第
5図A,Bは夫々本発明に係る筒状体の他の実施例にお
ける斜視図。 1・・・・・・被加熱材、2・・・・・・電源、8・・
・・・・誘導加熱コイル、9・・・・・・絶縁板、10
・・・・・・固定具、11,11′・・・・・・枠体、
11a,11′a・・・・・・取付片、11b,11′
b・・・・・・窓、11′c・・・・・・案内部、12
・・・・・・筒状体、14・・・・・・押ボル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 帯状導体を平打巻に巻回して誘導加熱コイルを形成
    するとともに誘導加熱コイルの周方向数箇所において巻
    回間に径方向両側に突出した絶縁板を挿入し、誘導加熱
    コイルの外周を枠体に取付けられた固定具により支持す
    るとともに、内部に被加熱材が収められた筒状体を固定
    具に絶縁板を介して支持し、誘導加熱コイルと絶縁板と
    は枠体に取付けられた押ボルトにより軸方向に締付け、
    かつ誘導加熱コイルに送風する冷却ファンを枠体に取付
    けたことを特徴とする誘導加熱装置。 2 帯状導体を平打巻に巻回して誘導加熱コイルを形成
    するとともに誘導加熱コイルの周方向数箇所において巻
    回間に径方向両側に突出した絶縁板を挿入し、誘導加熱
    コイルの外周を枠体に取付けられた固定具により支持す
    るとともに、内部に移動する被加熱材が挿入された筒状
    体を固定具に絶縁板を介して支持し、誘導加熱コイルと
    絶縁板とは枠体に取付けられた押ボルトにより軸方向に
    締付け、かつ誘導加熱コイルに送風する冷却ファンを枠
    体に取付けるとともに、誘導加熱コイルおよび誘導加熱
    コイルと筒状体との間を通った冷却ファンによる風を被
    加熱材の反進方向側に案内する案内部を枠体に設けたこ
    とを特徴とする誘導加熱装置。
JP236379A 1979-01-12 1979-01-12 誘導加熱装置 Expired JPS585517B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP236379A JPS585517B2 (ja) 1979-01-12 1979-01-12 誘導加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP236379A JPS585517B2 (ja) 1979-01-12 1979-01-12 誘導加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5595290A JPS5595290A (en) 1980-07-19
JPS585517B2 true JPS585517B2 (ja) 1983-01-31

Family

ID=11527168

Family Applications (1)

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JP236379A Expired JPS585517B2 (ja) 1979-01-12 1979-01-12 誘導加熱装置

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JP (1) JPS585517B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0316993Y2 (ja) * 1983-11-08 1991-04-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0316993Y2 (ja) * 1983-11-08 1991-04-11

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Publication number Publication date
JPS5595290A (en) 1980-07-19

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