JPS5854290A - 彎曲ホ−ス、およびその製造方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、彎曲ホース、特にホースの装着時の便宜の
ため末端或は末端近くに表示記号をもつ彎曲ホースの製
造に関する。１つ以上の面内で彎曲した軸方向に細長い
ホース一般に自動車用機関の冷却システムに用いられて
いる。このような複雑に彎曲したラジェータ用ホースの
ようなものを適９１な向きを定めて装着するのを便利に
するためそのホースの一端に或は一端附近に正確に位置
づけられた表示記号を付することか必要である。

同一部品には同一数字を用いて示した実施例についての
以下の説明からこの発明は十分に理解できるであろう。

自動車用機関をラジェータに接続するのに用いるような
心棒硬化式彎曲ラジェータホースについて以下にこの発
明を述べる。しかし、この説明はこの発明をこの種のホ
ースに限定するものではない。

ホース１０はエラストマ材料の壁１２をもつ。

一般に、１層以上のエラストマ材料から成る壁１２内に
、ホースの全長および全周にわたって延びる繊条質材料
の補強層１３が埋め込まれている。ホース壁１２はその
末端或は末端近くに標示記号１５を含む。記号１５はホ
ース１０を心棒３０上で硬化する間に形成されるから、
記号１５はその心棒上に造られる各ホースの同一位置に
確実にかつ反覆可能に形成でき、これによってホースの
装着に際しその意図する使用目的にこの記号を正当に頼
ることができる。記号１５の好適な形態としては、ホー
ス１０の末端１６に隣接したホース上の予め定めた位置
にホースの壁を貫通する孔或は通路１７を用いる。

第４Ａ図および第４Ｂ図は示すように、ホース１０は第
１図乃至第３図に示す長さを越えてその軸方向或は縦方
向に延び、かつ１つ以上の平面内で彎曲する。ホース１
００円周方向まわりの記号１５の位置の変動は、ホース
１０上に不適正に設定された記号１５が、該ホースを装
着しようとする自動車用機関の対応するニップル２１上
のその補合記号１９と整合されると、このホースの反対
端１８はラジェータ側のニップル２１に対し不適正に位
置づけられることになる。

第１図乃至第３図に示すような心棒３０がこの発明に係
るエラストマ材料のホース１０の型上の平面内で彎曲し
ている。心棒３０の形状はその上で彎曲するホースｌＯ
の形状に相当する。

心棒３０は内側空洞３２および外側ホース支持表面３４
を含む。小孔或は小通路３３が心棒３０の外側ホース支
持表面３４を内側空洞３２と連通して設けられる。好適
実施例の空洞３２は別の方法で密閉されるから、空洞内
の圧力は通路３３を通流する流量によって変化できる。

心棒３０はアルミニウム鋳物で造ることができる。

第１図乃至第３図に示す心棒端の反対端は一般に類似或
は異った形状の他の心棒に沿って掛は具（図示せず）に
取り付けられる。第１図乃至第３図に示す心棒３０の外
端３５には内孔が形成されこの内孔には雌ねじが施され
ており、かつ心棒内に密閉空洞３２を形成するために挿
入された栓３６をもつ。

この発明に係るホースｌＧは次のように製造する。

未硬化エラストマ材料の壁４２をもつスリーブ４０を心
棒３０上に取り付ける。これは心棒３０のホース支持表
面上を軸方向にスリーブを滑動させて行う。この際テー
パが形成されている心棒３０の外側端３５はスリーブ４
０の取付けを容易にする。スリーブ４０は実質的に心棒
３０にかぶさりかつ心棒の孔３３を塞ぐよづ十分な長さ
或は軸方向延長部をもつ。スリーブ４０の内径４３は心
棒３０の外径とほぼ相当し、これらは共に図示のように
一般に円形断面をもつ。

例えば、１　：ｉｎ、　（４，４５ｃｍ）内径のラジェ
ータホースに対し、スリーブの内径は一般に硬化用心棒
の外径よりも’／３２　ｉｎ、　（０，７９ｍ　）小さ
い値から１／６４　ｉｎ、　（ｏ、　４ｏ　ｉｔ　）大
きい値まで採る。

スリーブ４０を心棒３０上に位置づけたのち、心棒をオ
ートクレーブ（図示せず）内に配置する。オートクレー
ブ内で心棒の外側部は、一般に圧力蒸気を密閉オートク
レーブ内に導入することによって流体圧力を受ける。こ
の圧力蒸気は、心棒３０のホース支持外側表面３４とス
リ−ゾ４０の外側表面４４との間で心棒３０内の空洞３
２に対し圧力こう配な生せしめる。さらに圧力蒸気は心
棒３０およびスリーブ４０の温度を上昇させ、これによ
ってスリーブの壁４２の未硬化エラストマ材料を軟化さ
せる。流体圧力がスリーブ壁４２のエラストマ材料の一
部分を心棒３０に設けられた孔３３を通して心棒の空洞
３２内に押し込み、これによって心棒の孔或は通路の位
置に相当する孔４５をスリーブ壁４２に形成する。壁に
孔４５を有するスリーブ４０はそののち、この心棒上の
位置で、壁に孔１７を有するホース１０に硬化される。

そののち、オートクレーブ内の蒸気圧力を解放してオー
トクレーブを開き、心棒３０および硬化されたホース１
０をオートクレーブから取り出す。

硬化された彎曲ホース１０を次に心棒３０から引き抜く
。

丸形でな−い断面形状をもつエジストマホースを造るこ
とも望まれる。この場合、所望の断面形状に相当する外
側ホース支持表面をもつ心棒がこのホースの壁を通る標
示孔の形成ならびにホースの硬化に用いられる。未硬化
スリーブの内径は、断面で見て、心棒の断面外径と極め
て接近した値をもたなければならない。

上記構造とは別に、心棒３０の内側空洞３２はオートク
レーブ内にある間、大気圧に通気してもよい。

さらに別の実施例として、心棒３０とスリーブ４０とは
、スリーブ４０の硬化に先立って温められかつ別個の作
業によって未硬化ホースの壁を通して孔を形成させるた
めに差圧を加えることもできる。例えば、未硬化スリー
ブを加熱した心棒上に取り付ける。このスリーブは温め
られて、スリーブのエラストマ材料は可塑性状態になる
。そののち所定容器内で心棒の空洞内に存在するよりも
大きい流体圧力をスリーブの外側表面および心棒に加え
、これにより未硬化エラストマ材料を心棒の通路を通し
て心棒の空洞内に押し込む。未硬化スリーブにこのよう
にして孔を形成したのちに、心棒およびスリーブをオー
トクレーブ内で硬化する。

第１図乃至第３図に示すような密閉型心棒を用いる場合
、心棒の末端３５に配設された栓３６は空洞３２から蓄
積されたエラストマ材料を除去するために周期的に取り
外さなければならない。ねじ山付き栓３６であればこの
保守作業を行うのに便利である。

以上のように、自動車用ラジェータホースｌＯおよびそ
の製造方法についてこの発明を記述したが、この発明は
上記実施例に限定するものではない。この発明は固形の
剛体心棒上で硬化可能なエラストマ材料の任意の複雑に
彎曲したホース状物品に適用できる。

本文で用いる「硬化」および関連する用語は、エラスト
マ材料の硬化の意味に用い、これには加硫および他の任
意の熱硬化或は化学的硬化方法を含むものとする。

本文で用いる「エラストマ材料」とは、例えば天然ゴム
、合成ブタジェンゴム、ネオゾレン、エチレンーゾロビ
レンジエンモノマザム、エチレン・プロピレンコポリマ
ゴム、ジチルゴム、シス・ポリシタジエン、シス・イソ
プレン、ポリウレタン、シリコンゴム等、および天然ゴ
ムと合成ゴムの混合物、およびビニルレジン・ニトリル
ゴム混合物のようなゴムと樹脂との硬化性混合物のよう
なホース製造に通常使用される材料をいう。

本文で用いる繊条質材料とは、ホースの補強に用いられ
るもので、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、ガラス
、綿、ポリビニルアルコール等の繊条または撚り糸で、
組みひも、らせん状、編成或は織製構造形態で、隣接す
る繊条または撚り糸間に開口区域をもちエラストマ材料
がその開口を通して流れ易い構造のものをいう。

ラジェータホースの製造においては、この繊条質補強材
は編成構造体であることが好適である。

この発明を説明するために成る種の代表的実施例ならび
にその細部について述べたが、この発明の要旨或は特許
請求の範囲から逸脱せずに種々の変形、改変を実施でき
ることは当業者には明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は未硬化エラストマ材料を上面に付設したスリー
ブを有するホース硬化用の心棒の一部分の断面図、第２
図は未硬化エジストマ材料のスリーブを上面に付設した
ホース硬化用の心棒の一部分の切断側面図、第３図は第
２図と類似の図で、心棒の外側およびスリーブに加わる
流体圧力差の効果を示し、第４Ａ図は機関の一端および
ラジェータへの対向端に取り付けられるこの発明による
ラジェータホースを示す縮小平面図、第４Ｂ図は第４Ａ
図に示すラジェータホースの側面図を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一端において、或は一端に隣接しかつその円周方向
   に対し予め定めた位置に貫通された小孔をもつエラスト
   マ材料の壁を含む軸方向に細長い彎曲ホース。 ２、一端において、或は一端に隣接して割出しマークを
   含むエラストマ材料の壁をもつ心棒を用いて硬化された
   彎曲ホースであって、前記マークが心棒上でホースの硬
   化中に形成される彎曲ホース。 ３、前記マークが流体圧力によって形成される特許請求
   の範囲第２項記載の彎曲ホース。 ４、　前記マークがホースの壁を貫通する１つの孔の形
   状をもつ特許請求の範囲第３項記載の彎曲ホース。 ５、一端において、或は一端に隣接して割出しマークを
   もつエラストマ材料のホースの製造方法において、 ホース支持用外側表面および、ホース上に形成される割
   出しマークの位置に対応する位置に小孔を介して前記外
   側表面と連通ずる内側空洞をもつ心棒を提供し、 前記心棒の外径と略対応する内径をもちがつ前記心棒の
   孔を覆う未硬化エラストマ材料のスリーブを前記心棒上
   に配置し、 前記心棒上に取り付けた状態で前記スリーブに、前記孔
   を通して前記心棒の空洞内にスリーブの一部分を挿入さ
   せるように流体差圧を加え、これによって心棒の孔に対
   応位置にスリーブの壁に孔を形成し、 壁に貫通孔をもつホース内に通ずる孔をもつ壁を有する
   スリーブを硬化し、 硬化されたスリーブを心棒から取り外す段階を順次に含
   むエジストマホースの製造方法。 ６、未硬化スリーブを取り付けた前記心棒がオート／Ｌ
   ／−−）内に配置されかつ蒸気がオートクレーブ内に導
   入されてオートクレーブ内の流体圧力を大気圧以上に上
   昇させて、スリーブに孔を形成じかつ該スリーブをホー
   スに硬化する特許請求の範囲第５項記載のエラストマホ
   ースの製造方法。 ７、　割出しマークをもつエラストマホースの製造方法
   において、 ホース支持外側表面および、内側に空洞をもち前記外側
   表面と前記空洞との間で予め定めた位置に延びる小通路
   を除き前記空洞が密閉されている剛体の彎曲心棒を提供
   し、前記心棒上に、前記心棒の外径と略対応する内径を
   もちかつ前記通路を覆う未硬化エラストマ材料の壁をも
   つスリーブを取り付け、前記スリーブを取り付けた前記
   心棒を容器内に配置しかつ該容器を密閉し、 前記エラストマ材料の一部分を前記通路を通して前記空
   洞内に押し入れて前記通路の位置に対応する位置におい
   て前記スリーブに孔を形成するために前記容器に圧力流
   体を導入し、 その壁に孔をもつ前記スリーブを前記心棒上においてそ
   の壁を通る孔をもつホースに硬化し、 硬化されたホースを前記心棒から取り外す段階を順次に
   含む割出しマークをもつエラストマホースの製造方法。 ８、心棒を用いて硬化されるラジェータホースに割出し
   マークを提供する方法において、軸方向に細長いホース
   支持外側表面と、内側の空洞と、前記空洞と前記ホース
   支持表面上の予め定めた位置との間に延びる小通路とを
   もつ剛体の彎曲心棒を提供し、 未硬化エラストマ材料の壁をもつスリーブを、その一部
   分が前記通路を覆うように前記心棒上を軸方向に滑動さ
   せ、ここにおいて前記スリーブの断面内周は前記心棒の
   断面外周と極めて接近し、 前記スリーブのエラストマ材料を前記通路内に押し入れ
   これによって前記スリーブ上にマークを形成するために
   、前記スリーブおよび前記心棒の外側面に前記空洞内に
   存在する流体圧力よりも・大きい圧力をもつ蒸気を作用
   させ、 前記スリーブをホースに硬化するために、蒸気圧力を維
   持し、 前記蒸気圧力を除去し、 硬化されたホースを心棒から取り外す段階を順次に含む
   割出しマークをもつエラスト・マホースの製造方法。 ９、心棒を用いて硬化される彎曲エラストマホースの製
   造に用いる軸方向に細長い彎曲した硬化用心棒において
   、円形断面形状をもちかつ該心棒上にて硬化されるホー
   スの彎曲形状に対応する彎曲形状に形成された剛体の細
   長本体を含み、前記本体がその内部に空洞を有し、前記
   空洞がホース支持外側表面と前記空洞との間に延びる小
   通路を除き密閉されている心棒を用いて硬化される彎曲
   エラストマホースの硬化用心棒。 １０、彎曲した硬化用心棒上に取り付けられている間に
   形成される割出しマークを含む型式の硬化エラストマホ
   ースの製造装置において、その上で硬化されるホースの
   形状に対応する全彎曲形状をもちかつホースに形成され
   る割出しマークに対応する位置に設けられた小孔を通し
   てホース支持外側表面と連通する空洞を内側に含む軸方
   向に細長い心棒と、大気圧より大きい圧力の加熱流体を
   導入する装置を含む容器とを含む割出しマークをもつ型
   式の硬化エラストマホースの製造装置。 １１、前記空洞が前記心棒がオートクレーブ内に配置さ
   れるとき大気圧と連通されている特許請求の範囲第１０
   項記載の割出しマークをもつ型式の硬化エラスト・マホ
   ースの製造装置。