JPS5854282Y2 - しまい込み装置付ワイパ−のリンク構造 - Google Patents

しまい込み装置付ワイパ−のリンク構造

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Publication number
JPS5854282Y2
JPS5854282Y2 JP13287678U JP13287678U JPS5854282Y2 JP S5854282 Y2 JPS5854282 Y2 JP S5854282Y2 JP 13287678 U JP13287678 U JP 13287678U JP 13287678 U JP13287678 U JP 13287678U JP S5854282 Y2 JPS5854282 Y2 JP S5854282Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eccentric bearing
coiled spring
wiper
pin
connecting rod
Prior art date
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Expired
Application number
JP13287678U
Other languages
English (en)
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JPS5550812U (ja
Inventor
三千男 原
有次 広浜
京二 小林
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 自動車電機工業株式会社 filed Critical 自動車電機工業株式会社
Priority to JP13287678U priority Critical patent/JPS5854282Y2/ja
Publication of JPS5550812U publication Critical patent/JPS5550812U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5854282Y2 publication Critical patent/JPS5854282Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、しまい込み装置付ワイパーのリンク構造に
関するものである。
この種のしまい込み装置付ワイパーはすでに知られてい
る。
すなわち、第1図および第2図はそレソれワイパーの使
用時およびしまい込み時を示す説明図であって、1は正
逆回転可能なモータ軸、2は回転腕、3はコンロッド、
4は安置5を中心にしてコンロッド3の動きにより回転
するブレードである。
このとき、前記回転腕2とコンロッド3とは偏心量がt
の偏心軸受6を介して枢着されている。
そこで、第1図に示すワイパーの使用時には、コンロッ
ド3の有効長をL−1と短かくしてブレード4の反復動
作範囲を運転者の視界に合わせ、不使用時には第2図に
示すようにコンロッド3の有効長をL4−1と長くして
ブレード4を運転者の視界外に位置させてしまい込むよ
うにしている。
このようなしまい込み装置付ワイパーのリンク構造の→
りを示すと第3図の如くである。
すなわち、回転腕2にピン7を固定し、このピン7に偏
心軸受6を枢着し、回転腕2と偏心軸受60間にメタル
ワッシャ8を介在させると共に、このメタルワッシャ8
側において偏心軸受6の周囲にコイル状スプリング9を
配設し、このコイル状スプリング9の一端側9aを回転
腕2に形成した貫通孔2aに嵌合している。
さらに、コイル状スプリング9の周囲にジヨイントシー
ル10およびメタルワッシャ11を設け、偏心軸受6に
はポールリテーナ12を介してコンロッド3を枢着して
いる。
そして、偏心軸受6の他端側には、偏心プレート13、
ワッシャ14を介してストップリング15を嵌合し、偏
心軸受6の抜は止めをおこなっている。
そして、これら構成部品の全体をゴムブーツ16で被せ
、内部に水や塵埃等が入り込まないよ5にしている。
しかしながら、上記した従来のリンク構造では、部品点
数が多いために組立て作業性が悪く、コスト高になると
同時に外形が大きいために広い取付空間を必要とするな
どの問題を有していた。
さらに、コイル状スプリング9が偏心軸受6の外周に嵌
挿されかつその一端側9aが回転腕2の貫通孔2aに嵌
合されているため、偏心軸受60回転に伴なってその偏
心量分だけコイル状スプリング9がメタルワッシャ8而
上で摺動し、折損事故を生じやすい欠点を有していた。
加えてへ回転腕2に形成したコイル状スプリング90貫
通孔2a部分や、ゴムブーツ16とコンロッド3との間
のすきま部分などから水や塵埃等が侵入するのを避ける
ことができないため、ゴムブーツ16内部の各構成部品
間の動きが次第に悪化し、侵入した水等によってコイル
状スプリング9が発錆して折損しやすくなるなどの欠点
も有していた。
この考案の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、
部品点数が少なく小型化が可能であり、しかも部品の劣
化ならびに折損事故等をなくすことができるリンク構造
を提供することにある。
次に、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第4図はこの考案の一実施例におけるリンク構造の部分
縦断面図、第5図はその分解斜視図であって、図示しな
いワイパーモータのモータ軸1に回転腕2を固定し、こ
の回転腕2にピン7を固定している。
このピン7には偏心量がtの偏心軸受6を枢着し、この
偏心軸受6にはポールリテーナ12を介してコンロッド
3を枢着している。
このとき、コンロッド3はリテーナリング17によりポ
ールリテーナ12に固定される。
また、コンロッド30反対面側と回転腕20間にはジヨ
イントシール10を配設し、内部の密閉をおこなわせて
いる。
前記ピン7は段差付であり、その小径側を回転腕2に嵌
合し、その中径側に偏心軸受6を枢着すると共に、その
大径側にコイル状スプリング9を嵌合している。
そして、このコイル状スプリング9の一端側9aを偏心
軸受6に形成した嵌合孔6aに挿入して固定している。
さらに、ポールリテーナ12は天井材とし、該ポールリ
テーナナ12と偏心軸受6とで形成された空間内にコイ
ル状スプリング9が密閉配置されるようにし、コイル状
スプリング9が雨水等に触れて発錆したりするのを完全
に防止している。
また、前記ポールリテーナ12の内面項部には突起12
aを形成し、かつ偏心軸受6の順向にも前記突起12a
と係合し5る2個の突起6b、6cをほぼ対向して形成
しく第5図参照)、周突起12aと6b又は12aと6
0とが係合して偏心軸受6をポールリテーナ12に対し
て180°だけ回転できるように規制している。
以上の構成において、第6図はモータ軸1の正転時(矢
印)の状態を示し、第7図はモータ軸1の逆転時(矢印
)の状態を示す水平断面図である。
すなわち、第6図の正転時においてはポールリテーナ1
2の突起12aが偏心軸受6の突起6bを受は止め、偏
心軸受6とポールリテーナ12が一体となってピン7と
偏心軸受6の部分で摺動回転する。
このとき、偏心軸受6の中心はピン7の中心よりもtだ
げモータ軸1側に寄っているため、コンロッド3の有効
長はL−,4となって第1図に示すブレード4の動きを
おこなう。
一方、第7図の逆転時においてはコイル状スプリング9
のしまり方向に回転するため、コイル状スプリング9の
締付は力により偏心軸受6とピン7とが一体となり、偏
心軸受6とポールリテーナ120部分で摺動回転するが
180°回転したときにポールリテーナ12の突起12
aが偏心軸受6の他方の突起6cを受は止めるため、再
度偏心軸受6とポールリテーナ12とが一体となり、コ
イル状スプリング9の締付は力に抗してピン7と偏心軸
受60部分で摺動回転する。
このとき、偏心軸受6の中心はピンTの中心よりもtだ
げコンロッド3側に寄っているため、コンロッド3の有
効長はL+tとなって第2図に示すブレード4の動きが
おこなわれ、ブレード4はそのしまい込み位置に移され
てその後ワイパーモータは停止する。
なお、上記した実施例では、ポールリテーナ12の突e
12aで偏心軸受6をその突起6b。
6cを介して受は止めているが、このような構造に限定
されるものではなく、たとえば、突起と溝との係合によ
ることもでき、さらには突起や溝を別部品から形成する
ことなどもできる。
以上のように、この考案によれば、第3図に示す従来例
のものに比較して部品点数を大幅に減少させることがで
きるため、組立て作業性が良好であると同時に製品コス
トを低下させることができる。
また、部品点数の減少に伴なって装置の小型化を実現で
きるため、取付空間を大きく取る必要がなくなる。
さらに、コイル状スプリングをピンに嵌合しているため
、前記ピンに枢着した偏心軸受が偏心回転するときでも
その動きに何ら左右されず、従来のようなスプリングの
摺動運動による折損のおそれを回避することができる。
その上、前記コイル状スプリングの一端側を偏心軸受に
固定すると共に、該スプリングを天井材のポールリテー
ナと偏心軸受との間で形成された空間内に配置している
ため、内部に雨水や塵埃等が侵入するのを防止すること
ができ、上記コイル状スプリングが雨水等に触れて発錆
し〜遂には折損するというような従来見られた事故をな
くすことができるという非常にすぐれた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれワイパーの使用時および
しまい込み時における動作状態を示す説明図、第3図は
従来のしまい込み装置付ワイパーのリンク構造の部分縦
断面図、第4図および第5図はこの考案の一実施例にお
けるしまい込み装置付ワイパーのリンク構造のそれぞれ
部分縦断面図および要部分解斜視図、第6図および第7
図はそれぞれ正転時および逆転時における作動状態を示
す水平断面説明図である。 1・・・・・・モータ軸、2・・・・・・回転腕、3・
・・・・・コンロッド、6・・・・・・偏心軸受、6a
・・・・・・嵌合孔、6b。 6c・・・・・・突起、7・・・・−・ピン、9・・・
・・・コイル状スプリング、12・・・・・・ポールリ
テーナ、12a・・・・・・突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.正逆回転可能なモータ軸に連結した回転腕にピンを
    固定し、該ピンに枢着した偏心軸受にポールリテーナを
    介してコロラドを枢着し、モータ軸の正転時には前記コ
    ンロッドの有効長を偏心軸受の偏心量分だけ短くすると
    共に、逆転時にはコイル状スプリングのしまり方向への
    回転により偏心軸受の位置を反転してコンロッドの有効
    長を偏心軸受の偏心量分だけ長くするようにしたしまい
    込み装置付ワイパーにおいて、前記コイル状スプリング
    をピンに嵌合すると共に、該コイル状スプリングの一端
    側を偏心軸受に固定したことを特徴とするしまい込み装
    置付ワイパーのリンク構造。 2・ ポールリテーナを天井材とし、該ポールリテーナ
    ナと偏心軸受とで形成された空間内にコイル状スプリン
    グを密閉配置した実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    しまい込み装置付ワイパーのリンク構造。
JP13287678U 1978-09-29 1978-09-29 しまい込み装置付ワイパ−のリンク構造 Expired JPS5854282Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13287678U JPS5854282Y2 (ja) 1978-09-29 1978-09-29 しまい込み装置付ワイパ−のリンク構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13287678U JPS5854282Y2 (ja) 1978-09-29 1978-09-29 しまい込み装置付ワイパ−のリンク構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5550812U JPS5550812U (ja) 1980-04-03
JPS5854282Y2 true JPS5854282Y2 (ja) 1983-12-10

Family

ID=29100826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13287678U Expired JPS5854282Y2 (ja) 1978-09-29 1978-09-29 しまい込み装置付ワイパ−のリンク構造

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JP (1) JPS5854282Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5953255A (ja) * 1982-09-22 1984-03-27 Nippon Denso Co Ltd 車両用ワイパ装置
JPH0537886Y2 (ja) * 1985-02-23 1993-09-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5550812U (ja) 1980-04-03

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