JPS5854101Y2

JPS5854101Y2 - 冷却器

Info

Publication number: JPS5854101Y2
Application number: JP7572979U
Authority: JP
Inventors: 勇鋼森; 健二大津
Original assignee: 小松エレクトロニクス株式会社
Priority date: 1979-06-04
Filing date: 1979-06-04
Publication date: 1983-12-09
Also published as: JPS55175412U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は人体に局部的に刺激を与える冷却器に関する。

近年、人体のいわゆるつぼと呼ばれている部分に例えば
低周波微小電流を加えて電気的に刺激を与えることによ
り肩こり等の治療する簡易型の医療器具が普及しつつあ
る。

本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、人体の所望
部分を局部的に押圧冷却して刺激を与えるようにした冷
却器を提供するものである。

以下本考案を添附図面の一実施例に基いて詳述する。

第１図において、冷却器１は略棒状をなし中央部１ａが
握り部となっており、一方端側１ｂには両側方に冷却部
２，３（第２図）が突出し、他方端側１Ｃからはケーブ
ル４及び冷却水循環ホース５，６が導出している。

これらのケーブル４、ホース５，６には夫々コネクタ７
、ジヨイント８．９が取付けられており、電源本体２０
（第３図）の対応するコネクタ２２、ジヨイント２９．
３０に夫々接続されるようになノつている。

冷却器１の一方端側１ｂの内部には第２図に示すように
略直方体状の水冷器１０が配されている。

このタンク１０は電子冷凍素子１１．１２の発熱面１１
ａ、１２ａを冷却するためのもので、熱伝導性部材１例
えばアルミニウム或は銅部材で形成されており、前記ホ
ース５，６が接続されている。

そして、水冷器１０の内部を冷却水が循環するようにな
っている。

水冷器１０の内面１０ａ、１０ｂには夫々電子冷
凍７素子１１．１２の発熱面１１ａ、１２ａが密着固定
されている。

これらの電子冷凍素子１１．１２の冷却面１１ｂ、１２
ｂにはアルミニウム或は銅等の熱伝導のよい部材で形成
した冷却板１３．１４が密着固定されている。

そして、これらの冷却板１３．１４には夫々ネジｉ１
５，１６を介して形状の異なった例えば略円柱状の冷却
部２、略砲弾型の冷却部３が着脱自在に密着固定されて
いる。

これらの冷却部２，３もアルミニウム或は銅等で形成さ
れている。

尚、電子冷凍素子としては例えばサーモモジュールがあ
る。

これら７の冷却板１３．１４は冷却部２，３に比べて熱
容量を大きくしてあり、冷却部２，３を人体に当接した
際これら冷却部２，３の温度の急変を防ぐようになって
いる。

また、各電子冷凍素子１１．１２の接続線１１Ｃ９１２
Ｃは直列または並列にケーブル４に接続され１ている。

尚、冷却部２，３の形状は前述したように円柱形、砲弾
型に限るものではなく、使用目的に応じて所望の形状の
ものに適宜取り替えて使用すればよい電源本体２０の電源部２１は電子冷凍素子１１．１２に
所定の直流低電圧（例えば１．５Ｖ）を印加するため
の直流電源で、出力端子２１ａ、２１ｂはコネクタ２２
．７、ケーブル４を介して各電子冷凍素子１１．１２の
線１１Ｃ，１２Ｃに接続される。

そして、電源部２１の出力電流は調節用ツマミ（図示せ
ず）により例えば０〜５Ａの範囲で自由に可変できるよ
うになっている。

尚、電流を制御する代りに電圧を制御してもよいことは
言うまでもない。

冷却水用のタンク２５はアルミニウム或は銅等の熱伝導
のよい部材で形成されており、冷却水流出口２５ａは
ホース２６、ポンプ２８を介してジヨイント２９に、流
入口２５ｂはホース２７を介してジョインＩ−３０に
接続されている。

さて、冷却器１のコネクタ７、ジヨイント８．９を夫々
電源本体２０のコネクタ２２、ジョインｌ−２９，３０
に接続し、電源スィッチ（図示せず）を投入する。

すると、各電子冷凍素子１１．１２に直流電圧が印加さ
れ、同時に、ポンプ２８か゛回転してタンク２５→ホー
ス５→水冷器１０→ホース６→タンク２５へと冷却水を
循環させる。

電子冷凍素子１１．１２は直流電圧が印加されると、発
熱面１１ａｊ２ａの温度が上昇し、冷却面１１ｂ、１２
ｂの温度が下降する。

そして、冷却面１１ｂ。１２ｂの温度は発熱面１１ａ、
１２ａの温度を低くする程低くすることができる。

発熱面１１ａ、１２ａは冷却水により室温以上、ある一
定の温度上昇以内に冷却されており、従って、これに応
じて冷却面１１ｂｊ２ｂの温度を低くするこができる。

また、タンク２５は熱伝導のよい部材で形成されている
ためタンク１０で暖められた冷却水はこのタンク２５で
放熱される。

尚、タンク２５を放熱ファンで強制冷却すれば更に冷却
水温を下げることができ、電子冷凍素子１１．１２の冷
却効果を高めることか゛できる。

これらの電子冷凍素子１１．１２の冷却面１１ｂ、１２
ｂの温度は冷却板１３．１４を介して冷却部２，３に伝
導され、これらの冷却部２，３が冷却部２，３が冷却面
１１ｂ、１２ｂの温度に冷却される。

因みに、室温を２５℃とした場合、冷却部２，３の温度
を約−５０℃位から室温の範囲で可変することができる
。

このようにして、冷却部２，３を所定の温度に保持し、
冷却器１の中央部１ａを握り、冷却部２または３を人体
の例えば顔に当接押圧してマツサージを行う。

そして、例えば顔に冷却部２を当接させてさすりながら
マツサージをしたとする。

冷却部２は当）接部分を冷却すると同時に人体により暖
められる。

従って、長時間使用していると冷却部２の冷却効果が小
さくなる。

一方、冷却部３は所定の温度に保持されている。

従って、このような場合には、冷却部２に替えて冷却部
３によりマツサージを行う。

そして、冷却部３でマツサージをしている間に冷却部２
が元の設定温度にまで子分に冷却されて冷却能力を回復
する。

このように冷却部２と３とを交互に使用することにより
冷却器を効率よく活用することか゛で゛きる。

また、冷却部２と３との形状を変えておくことにより、
マツサージの内容を豊かにしより効果的なマツサージを
施すことができる。

以上説明したように本考案によれば、冷却水により電子
冷凍素子の発熱面を冷却することにより電子冷凍素子の
冷却効果を高めて冷却部の温度を非常に低くすることが
でき、しかも、冷却部を２つ設け、これらを交互に使用
することにより非常に効率よく冷却器を活用することが
でき、人体特に美顔用のマツサージ器として有用であり
、形も非常に小型に構成することができる等の優れた効
果か゛ある。

【図面の簡単な説明】第１図は本考案に係る冷却器の一実施例を示す正面図、
第２図は第１図のＡ−Ａ’断面図、第３図は第１図に示
す冷却器に使用する電源本体の一実施例を示すブロック
図である。１・・・・・・冷却器、２，３・・・・・・冷却部、４
・・・・・・ケーブル、５゜６・・・・・・ホース、７
・・・・・・コネクタ、８，９・・・・・・ジヨイント
、１０・・・・・・水冷器、１１．１２・・・・・・電
子冷凍素子、１３．１４・・・・・・冷却板、２０・・
・・・・電源本体。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

熱伝導性部材で形成され内部を冷却水が循環する水冷器
と、この水冷器の両面に夫々発熱面が密着固定され冷却
面には熱伝導の良い冷却板が密着固定された２つの電子
冷凍素子と、前記冷却板に密着固定され熱伝導性部材で
形成された所定形状の２つの冷却部とを具え、前記水冷
器に冷却水を循環させて電子冷凍素子の発熱面を冷却し
各冷却部を所定の温度に冷却保持するようにした冷却器
。