JPS5853784Y2 - 電子楽器の時分割多重化信号波形処理装置 - Google Patents

電子楽器の時分割多重化信号波形処理装置

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JPS5853784Y2
JPS5853784Y2 JP6093482U JP6093482U JPS5853784Y2 JP S5853784 Y2 JPS5853784 Y2 JP S5853784Y2 JP 6093482 U JP6093482 U JP 6093482U JP 6093482 U JP6093482 U JP 6093482U JP S5853784 Y2 JPS5853784 Y2 JP S5853784Y2
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JP
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JP6093482U
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茂 山田
栄一郎 青木
俊夫 竹田
皓 中田
昭夫 日吉
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ヤマハ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はアナログ信号波形を時分割多重化して用いる
電子楽器において、時分割多重化した後の信号波形を処
理する電子楽器の時分割多重化信号波形処理装置に関す
る。
複音式電子楽器における最も効率的かつ経済的な複音発
生形態は、時分割多重方式によって各発音チャンネルの
信号を処理することである。
ところで時分割的に例えばアナログ波形をとり出す(サ
ンプリングする)場合、回路の時定数によってとり出さ
れた波形になまり(遅れ)が生じる。
例えば1つのチャンネルに注目してみると、第1図aに
示すようにとり出されるべきところを、同図すに示すよ
うな波形がとり出される。
他のチャンネルにおいても同様に、同図Cに示すように
な筐った波形がとり出される。
従って、時分割的にとり出された波形(アナログ電圧)
を多重化すると、隣合うチャンネルの波形が重なり合う
部分が生じ、波形に歪みが生じる。
例えば、第1図すとCの波形を多重化すると同図dに示
すようになる。
この多重化波形においてチャンネル1のタイムスロット
を抽出して示すと第1図eに示すようになり、第1図a
との比較から判かるように歪みが生じている。
このような波形の歪みは、音色音質の変化をもたらすた
め、電子楽器にとって好ましいものとはいえない。
この考案は上記の欠点を除去するためになされたもので
、時分割多重化された信号波形において、隣合うタイム
スロットの波形が重なり合う部分をカットし、良好な部
分を残すことによって、多重化によって生じる波形の歪
みを除去するようにした電子楽器の時分割多重化信号波
形処理装置を提供することを目的とする。
ところで上述のような多重化波形の歪みは、前のタイム
スロットにサンプリングされた信号の遅延波形が次のタ
イムスロットの前半時間にくい込むことによって生じる
ので、この考案においてはタイムスロットの前半時間に
含まれる信号波形をカットし、残りの後半時間に含1れ
る信号波形のみを選択することによって多重化波形の歪
み部分(重なり合い部分)を除去するようにしている。
このことは、1タイムスロツトの時間幅の後半時間に同
期して発生するチョップクロックパルスを使用し、時分
割多重化された信号波形をこのチョップクロックパルス
のタイミングで選択することによって実現される。
以下この考案の一実施例を添付図面を参照して詳細に説
明する。
第2図はこの考案の概念を説明するためのブロック図で
、音源波形等を発生する時分割多重波形供給部11と時
分割多重化され光信号波形を利用するための楽音形成回
路等の利用回路13との間にこの考案に係るチヨツプゲ
ート回路12が設けられる。
例えばチャンネル数が12であるとすると、第3図aに
示すように各チャンネルのタイムスロットカ発生スる。
チョップクロックパルスφCHは第3図Cに示すように
時分割タイムスロットの後半時間に同期して発生するデ
ユーティ2のパルスである。
チョップゲート回路12ば、時分割多重波形供給部11
から供給される時分割多重化された信号波形MXをチョ
ップクロックパルスφCHの発生タイミングに同期して
選択し、パルスφCHが発生していないタイムスロット
前半時間に釦いては波形NXの部分をカットする。
チョップゲート回路12は第4図に示すように、チョッ
プクロックパルスφCHの発生時(φCH=1)に開放
されるゲート12Aと、チョップクロックパルスφCH
が発生していない時(φCH=O)に開放されるゲート
12Bとを有しており、グー)12Aには時分割多重化
された信号波形MXが入力され、グー)12Bには基準
電圧V。
が入力される。
基準電圧■oは波形レベルのOに相当する定電圧であり
、時分割タイムスロットの前半時間においてグー)12
Aが閉じているとき、グーN 2Bが開放され、出力波
形MX’を確実にレベルOに保持する。
すなわち、タイムスロットの前半時間の波形をカットす
る。
従って、例えば第3図すに示すように隣合うタイムスロ
ットの遅延波形が重なり合っている多重化波形MXは、
チョップゲート回路12に訃いてその重なり合い部分が
カットされ、第3図dに示すように整形された時分割多
重化波形MX’を得る。
従って、利用回路13に対して歪みのない正確な多重化
波形MX’を供給することができる。
第5図はこの考案を適用した電子楽器の一例を略本する
もので、押鍵検出回路15は鍵盤14に配された各錘の
キースイッチのオン渣たはオフ動作を検出し、押圧され
た鍵を識別する情報を出力する。
発音割当て回路16は押鍵検出回路15から前記押圧さ
れた鍵を識別する情報を受入して、この情報が表わす鍵
の発音を同時最大発音数(例えば12音)に対応するチ
ャンネルのいずれかに割当てる。
発音割当て回路16は各チャンネルに対応する記憶位置
を有し、成る鍵の発音が割当てられたチャンネルに対応
する記憶位置にその鍵を表わすキーコードKCを記憶し
、各チャンネルに記憶したキーコードKCを時分割的に
順次出力する。
鍵盤14における各錘を識別するために、例えば、キー
コードKCは鍵盤種類を表わす2ビツトの鍵盤コードに
□、に2.オクターブ音域を表わす3ビツトのオクター
ブコードB□、 B 2 t B 3及び1オクターブ
内の12の音名を表わす4ビツトのノートコードN1m
N2tN3.N4の計9ピントのコードによって構成さ
れている。
周波数情報記憶装置17ば、各錘の周波数に比例する定
数である周波数情報Fを予じめ記憶しており、発音割当
て回路16から供給されるキーコードKCに対応する音
の周波数情報Fが各チャンネル別に時分割的に読み出さ
れる。
アキュムレータ18は周波数情報Fを各チャンネル別に
時分割的に累算し、波形メモリ19〜22に記憶した音
源波形を繰返し読み出すためのアドレスデータqFを作
り出す。
波形メモリ19〜22は夫々異なるフィート数もしくは
波形形状の音源波形MX1〜MX4を読み出すようにな
っており、メモリ19のブロック中に一例を図示したよ
うに、抵抗分圧回路とアナログ電圧とり出し用のゲート
とからなるアナログメモリ部19Aと、メモリ読み出し
用デコーダ19Bとを具える。
時分割多重化されているアドレスデータqFにもとずい
て読み出される音源波形MX1〜MX4も時分割多重化
されたものとなるので、前述のようにタイムスロット前
半時間において異なるチャンネルの波形が重なり合う部
分が生じている。
複数のフィルタを具える音色制御回路23,24゜25
は上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤の鍵盤別に設けられてお
り、鍵盤種類別に音色制御を行なうようになっている、
ところが、波形メモリ19〜22から読み出される各音
源波形MX□〜MX4は鍵盤種類の区別なく時分割多重
化されているので、これを鍵盤別に振分けた後、各鍵盤
に対応する音色制御回路23〜25に供給する必要があ
る。
時分割多重化された音源波形MX1〜MX4を鍵盤別に
振分けるために、振分は回路26が波形メモリ19〜2
2と音色重亜回路23〜25との間に設けられている。
そして、この考案に係るチョップゲート回路27.28
.29はこの鍵盤別振分は回路26において採用されて
いる。
各時分割タイムスロット(チャンネル)にどの鍵盤の音
が割当てられているのか、ということはキーコードKC
に含1れる鍵盤コードに1.に2によって区別すること
ができる。
そこで、発音割当て回路16から周波数情報気憶装置1
γに対して時分割的に供給されるキーコードKCのうち
鍵盤コードKl t K2 をとり出してデコーダ
30に加え、その内容に応じて上鍵盤信号U、下鍵盤信
号り、またはペダル鍵盤信号Pをデコードする。
各鍵盤音が割当てられているタイムスロットに対応して
夫々発生するこれらの鍵盤信号U、L、Pによって時分
割多重化されている音源波形MX、〜MX4をゲートす
れば、音源波形MX工〜MX4を鍵盤別に振り分けるこ
とができるわけであるが、この考案においては鍵盤信号
U、L、Pの幅を時分割タイムスロットの後半時間幅に
制限して用いるようにしている。
すなわち、前記第3図Cに示すように各時分割タイムス
ロットの後半時間に同期して発生するチョップクロック
パルスφCHによって、アンド回路31,32.33を
動作可能にし、デコーダ30から供給される鍵盤信号U
L、PをチョップクロックパルスφcHの幅だけ選択す
る。
チョップゲート回路27〜29は鍵盤別に設けられてお
り、詳細を図示した上鍵盤用のチョップゲート回路27
と、他のチョップゲート回路28゜29の構成は同一で
ある。
チョップクロックパルスφCHによって時分割タイムス
ロットの後半時間に同期化された上鍵盤信号Uはアンド
回路31からチョップゲート回路27に加わり、下鍵盤
信号りはアンド回路32を経てチョップゲート回路28
に、ペダル鍵盤信号Pはアンド回路33を経てチョップ
ゲート回路29に加わり、これらの信号はゲート制御信
号として使用される。
上鍵盤者に関してのみ説明すると、上鍵盤者が割当てら
れているチャンネルのタイムスロットの後半時間におい
てアンド回路31の出力が11“となり、MOSトラン
ジスタ34がオンとなる。
これによって信号“ 1 “がMOS)ランジスタ38
.39,40,41のゲートに加わり、該トランジスタ
がオンする。
従って、時分割タイムスロットの後半時間において音源
波形MX 1−MX 4が選択され、ライン47〜50
を経て音色制御回路23に供給される。
上鍵盤者が割当てられているチャンネルのタイムスロッ
トの前半時間及びその他の鍵盤音が割当てられているタ
イムスロットにおいてはアンド回路31の出力は“O“
でありインバータ46の出力が11 ″となる。
従って、MOSトランジスタ35及び36がオンとなり
、MOSトランジスタ38〜41のゲートには信号′0
“が、MOSトランジスタ42〜45のゲートには信号
11 “が供給される。
これにより、MOS)ランジスタ38〜41がオフ、M
OSトランジスタ42〜45がオンとなり、ライン47
〜50には基準電圧Voが導かれて波形レベル0に保持
され、音源波形MX、〜MX4がカットされる。
なお、MOSトランジスタ34,35゜36.3γばM
OS)ランジスタ38〜41゜42〜45のゲート駆動
ラインを低インピーダンス化するためのバッファ回路で
ある。
音色制御回路23〜25の出力はエクスプレッション等
の音制御回路51に加わり、サウンドシステム52を経
て発音される。
上記実施例は、音源波形を時分割多重化した例について
説明したが、これに限らず、エンベロープ波形など制御
用信号電圧を時分割多重化する場合においてもこの考案
を応用することができる。
なお、チョップクロックパルスφ・CHは、時分割タイ
ムスロットを正確に2等分したうちの後半分の時間に正
確に同期している必要はなく、要は遅延波形が重なるお
それのあるタイムスロットの略前半時間において波形を
カットし、タイムスロットの略後半時間に耘いて良好な
波形部分を選択しうるような時間関係で発生されればよ
い。
以上説明したようにこの考案によれば、電子楽器の音源
波形またはエンベロープ波形等のアナログ信号波形を時
分割多重化する場合において隣合うタイムスロットの遅
延波形の重なりによって生じる波形の歪みを除去するこ
とができるので、上記束に影響されない好しい音色音質
の楽音を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は信号波形を時分割多重化した場合に生じる不都
合を説明するためのタイミングチャート、第2図はこの
考案の基本概念を示すブロック図、第3図はこの考案に
よる一動作例を示すタイミングチャート、第4図はこの
考案で使用するチョップゲート回路の基本的構成を示す
ブロック図、第5図はこの考案の一実施例を示すブロッ
ク図である。 26・・・・・・鍵盤別振り分は回路、27〜29・・
・・・・チョップゲート回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のアナログ信号波形の振幅値を各信号波形に対応す
    る時分割タイムスロットにそれぞれ割当てたアナロメ時
    分割多重化信号波形を出力する時分割多重波形供給部と
    、この時分割多重波形供給部から出力される時分割多重
    化信号波形を用いて楽音発生を行う利用回路部とを有す
    る電子楽器において、前記時分割多重波形供給部から出
    力されるアナログ時分割多重化信号波形を入力し、前記
    各時分割タイムスロット内の前半時間において該時分割
    多重化信号波形をカットするとともに所定の基準電圧を
    出力し、後半時間において該時分割多重化信号波形をそ
    のl出力するチョップゲート回路を設け、このチョップ
    ゲート回路の出力を前記利用回路部に供給するようにし
    た電子楽器の時分割多重化信号波形処理装置。
JP6093482U 1982-04-26 1982-04-26 電子楽器の時分割多重化信号波形処理装置 Expired JPS5853784Y2 (ja)

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JPS5888469U JPS5888469U (ja) 1983-06-15
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JP7435522B2 (ja) 2021-03-30 2024-02-21 ブラザー工業株式会社 液適吐出装置及びヘッドの制御方法

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