JPS5853698Y2 - 露結検出表示回路 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、露結を確実に表示する露結検出表示回路に関
する。

テープの走行異常とガイドシリンダの露結を検出し、テ
ープの走行を停止せしめると共に露結の有無を表示する
露結検出機構は、従来第１図に図示せる回路構成を採っ
ている。

即ちテープ終端とテープの走行不良の検出を目的として
リール台の回転や走行テープのテンションに生ずる異常
を検出する走行異常検出回路２と、露結センサによりガ
イドシリンダ上の露結を検出する露結検出回路１の各出
力の論理和出力を受けてテープ走行モードを解除するオ
ートストップ回路４を作動せしめてテープ停止モードと
し、露結検出出力発生の際には露結表示ランプを点灯せ
しむべく露結表示回路３を作動状態としている。

従って斯る回路構成を採用すると露結センサの感度が高
い場合にはテープ走行に支障がないにも拘らず前記オー
トストップ回路が作動し、感度が低い場合には走行異常
検出出力によりテープは停止モードとなるが、使用者に
露結を報知せしめることができない。

よって従来回路では露結時に露結検出出力と走行異常検
出出力の発生が一致するように露結センサの感度を調整
することが要求されるが、斯る調整は事実上不可能であ
る。

そこで本考案は上述の点に鑑み露結によるテープの走行
異常を正確に検出して、テープ走行の停止と露結表示を
為すよう構成した露結表示回路を提案せんとするもので
ある。

以下本考案の一実施例に付いて説明する。

本実施例は第２図にも図示せる如く、テープの走行異常
を検出したときのみテープの走行を停止せしめ、テープ
の走行異常と露結の両方を検出したとき露結を表示する
よう構成するものであり、走行異常検出回路２の出力は
オートストップ回路４とアンド回路Ａに入力され、露結
検出回路１の出力は前記アンド回路Ａに入力され、該ア
ンド回路Ａの出力は露結表示回路３に入力されている。

従って本実施例では露結センサの感度を上げて露結を検
出しても、テープの走行に支障がない限り、テープの走
行停止や露結表示がなされることはない。

従って本実施例では、少くとも露結が原因でテープの走
行異常を生じた場合に必ず露結センサが露結検出出力を
発するように露結感度の高い露結センサを使用するもの
とする。

従って斯る本実施例では露結センサが高感度であるため
テープの走行異常が発生したとき露結が原因でないにも
拘らず露結表示が為される惧れも考えられるが、斯る確
率は、従来回路で露結センサを高感度としたときに生ず
る誤動作の確率に比し十分低く、事実上問題はない。

よって本考案によれば、露結センサの感度を一点に特定
する必要もなく簡単な回路構成で動作の確実な露結検出
表示回路を実現できその効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の回路ブロック図、第２図は本考案の一実
施回路ブロック図をそれぞれ示す。 主な図番の説明、１・・・露結検出回路、３・・・露結
表示回路、２・・・走行異常検出回路、４・・・オート
ストップ回路。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 高感度の露結センサを内蔵して露結を検出する露結検出
   回路と、テープの走行異常を検出する走行異常検出回路
   と、走行異常検出出力を受けてテープの走行を停止せし
   めるオートストップ回路と、前記走行異常検出出力及び
   露結検出出力の論理積出力を受けて露結を表示する露結
   表示回路をそれぞれ設けて成る露結検出表示回路。