JPS5853498B2 - 油入電器 - Google Patents
油入電器Info
- Publication number
- JPS5853498B2 JPS5853498B2 JP52095178A JP9517877A JPS5853498B2 JP S5853498 B2 JPS5853498 B2 JP S5853498B2 JP 52095178 A JP52095178 A JP 52095178A JP 9517877 A JP9517877 A JP 9517877A JP S5853498 B2 JPS5853498 B2 JP S5853498B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- pipe
- winding
- tank
- oil pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Transformer Cooling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は変圧器やりアクドルの如き油入電器に関するも
のである。
のである。
油入電器、例えば大容量の油入変圧器においては、タン
ク内の絶縁油の冷却を行なう冷却器に自冷や風冷更には
水冷などの送油冷却方式が採用される。
ク内の絶縁油の冷却を行なう冷却器に自冷や風冷更には
水冷などの送油冷却方式が採用される。
一般には冷却器にて冷却した絶縁油は、変圧器のタンク
内へ送油ポンプによって強制的に循環させ、また巻線内
にも強制循環させている。
内へ送油ポンプによって強制的に循環させ、また巻線内
にも強制循環させている。
このような従来の変圧器を第1図および第2図に示して
おり、タンク3内には鉄心2人および巻線2Bなどから
なる変圧器中身1が収納され、絶縁油(図示せず)を封
入している。
おり、タンク3内には鉄心2人および巻線2Bなどから
なる変圧器中身1が収納され、絶縁油(図示せず)を封
入している。
絶縁油を冷却する冷却装置を構成する複数の冷却器5は
、変圧器の据付場所によって制限を受けるときには、例
えば第2図のようにタンク3の一方の長側面に、上部送
油管7および送油ポンプ6を介在させる下部送油管8に
より取付けられる。
、変圧器の据付場所によって制限を受けるときには、例
えば第2図のようにタンク3の一方の長側面に、上部送
油管7および送油ポンプ6を介在させる下部送油管8に
より取付けられる。
タンク3内の絶縁油は、上部送油管7を経て冷却器5に
至り冷却され、下部送油管8を通るように送油ポンプ6
により強制循環される。
至り冷却され、下部送油管8を通るように送油ポンプ6
により強制循環される。
各冷却器5の下部送油管8は、巻線2Bの下端に対応す
るように鉄心2人の両側面に配置した巻線冷却油道9A
、9Bのうちの一方に接続される。
るように鉄心2人の両側面に配置した巻線冷却油道9A
、9Bのうちの一方に接続される。
各巻線冷却油道9A、9B間は分流管10によって連通
させ、送られて来る絶縁油を配油穴12より巻線2B内
に循環させるように構成している。
させ、送られて来る絶縁油を配油穴12より巻線2B内
に循環させるように構成している。
巻線冷却油道9A、9Bを連結する分流管10は、複数
の冷却器5がタンク3の双方の長側面に半数ずつ設けら
れ、且各冷却器5の下部送油管8をそれぞれ巻線冷却油
道9A、9Bに接続する場合には省略することもある。
の冷却器5がタンク3の双方の長側面に半数ずつ設けら
れ、且各冷却器5の下部送油管8をそれぞれ巻線冷却油
道9A、9Bに接続する場合には省略することもある。
巻線2Bから引出されるリード線11は、上方に立上が
り例えばタンク1上部のブッシングポケット13に固定
するブッシング4に接続される。
り例えばタンク1上部のブッシングポケット13に固定
するブッシング4に接続される。
このような構成の変圧器では、複数の冷却器5と同数の
下部送油管8は、タンク3に設けた開口を貫通させて巻
線冷却油道9Aまたは9Bと接続せねばならず、タンク
1の下部構造が複雑となるばかりか、下部送油管を貫通
させるめで、油漏れに対する十分な対策を行なう必要が
ある。
下部送油管8は、タンク3に設けた開口を貫通させて巻
線冷却油道9Aまたは9Bと接続せねばならず、タンク
1の下部構造が複雑となるばかりか、下部送油管を貫通
させるめで、油漏れに対する十分な対策を行なう必要が
ある。
また、タンク3内の下方の空間を、下部送油管8が占有
するため、この付近には巻線2Bからのリード線11を
配線することが不可能となる。
するため、この付近には巻線2Bからのリード線11を
配線することが不可能となる。
二つ以上の巻線がある一般の変圧器では、巻線相互の接
続のために、巻線の両側に接続用の空間を必要とする。
続のために、巻線の両側に接続用の空間を必要とする。
したがって、複数の冷却器5を第1図および第2図の如
くタンク3の一方の長側面に設ける構造では、冷却器取
付側と反対側の下部空間にしかリード線11を配置でき
ない。
くタンク3の一方の長側面に設ける構造では、冷却器取
付側と反対側の下部空間にしかリード線11を配置でき
ない。
このため、従来ではリード線11の配線用の空間を鉄心
2人の上方に確保せねばならず、それたけタンク3が大
きくなり油量が増大するので経済的に製作できない問題
がある。
2人の上方に確保せねばならず、それたけタンク3が大
きくなり油量が増大するので経済的に製作できない問題
がある。
これを改善するため、複数の冷却器5は少なくともその
各下部送油管8を共通送油管と接続し、この共通送油管
から絶縁油を巻線冷却油道9A、9Bに導入することも
考えられるが、単に共通送油管と巻線冷却油道を接続す
るたけでは、絶縁油の配分が効果的に行なえず巻線の冷
却を良好に行なえない恐れがあった。
各下部送油管8を共通送油管と接続し、この共通送油管
から絶縁油を巻線冷却油道9A、9Bに導入することも
考えられるが、単に共通送油管と巻線冷却油道を接続す
るたけでは、絶縁油の配分が効果的に行なえず巻線の冷
却を良好に行なえない恐れがあった。
本発明の油入電器の目的は、共通送油管の効果的な活用
と巻線冷却油道との接続を改善することにより、冷却効
果を損うことなく、タンク下部の構造を簡単にして製作
を容易に行えるようにすると共に、油入電器の小形化を
図ることにある。
と巻線冷却油道との接続を改善することにより、冷却効
果を損うことなく、タンク下部の構造を簡単にして製作
を容易に行えるようにすると共に、油入電器の小形化を
図ることにある。
上記の目的を遠戚するため、本発明の油入電器ではタン
ク内の巻線下端に対応する鉄心の両側部に巻線冷却油道
を配置して双方間を分流管にて連結し、タンク外の少な
くとも一方の長側面に配置する複数の冷却器で冷却した
タンク内の絶縁油を送油ポンプにより循環させ、各冷却
器の少なくとも下部送油管は共通送油管と接続し、この
共通送油管を巻線冷却油道に接続するようになし、鉄心
両側の各巻線冷却油通量を分流管にて接続する構造とす
る際に、各冷却器の共通送油管の長手方向端部を、各巻
線冷却油道の相異なる位置の長手方向端部付近と連結管
を介してそれぞれ接続し、しかも各巻線冷却油道の相互
間は共通送油管に連らなる連結管との連結部付近を分流
管で連通ずるようにすることを特徴とするものである。
ク内の巻線下端に対応する鉄心の両側部に巻線冷却油道
を配置して双方間を分流管にて連結し、タンク外の少な
くとも一方の長側面に配置する複数の冷却器で冷却した
タンク内の絶縁油を送油ポンプにより循環させ、各冷却
器の少なくとも下部送油管は共通送油管と接続し、この
共通送油管を巻線冷却油道に接続するようになし、鉄心
両側の各巻線冷却油通量を分流管にて接続する構造とす
る際に、各冷却器の共通送油管の長手方向端部を、各巻
線冷却油道の相異なる位置の長手方向端部付近と連結管
を介してそれぞれ接続し、しかも各巻線冷却油道の相互
間は共通送油管に連らなる連結管との連結部付近を分流
管で連通ずるようにすることを特徴とするものである。
以下本発明を従来と同一部分を同符号で示す第3図およ
び第4図の変圧器の実施例を用いて説明する。
び第4図の変圧器の実施例を用いて説明する。
この例においては複数の冷却器5は、従来と同様に変圧
器中身1を収納したタンク3の一方の長手方向側面にの
み配置されている。
器中身1を収納したタンク3の一方の長手方向側面にの
み配置されている。
各冷却器5は、上部送油管7および送油ポンプ6を介し
た下部送油管8によ、ってタンク3内と連結されるが、
このうち下部送油管8は循環する油量を考慮して作られ
る共通送油管14にそれぞれ接続される。
た下部送油管8によ、ってタンク3内と連結されるが、
このうち下部送油管8は循環する油量を考慮して作られ
る共通送油管14にそれぞれ接続される。
共通送油管14は、この形状のまま延長するか或いは別
途形成する大口径の連結管15A、15Bによって、冷
却器のないタンク3の側面部分を貫通し、巻線2B下部
に対応して鉄心2Aを挾むように両側に配置する巻線冷
却油道9A、9Bの長手方向端部付近に接続されている
。
途形成する大口径の連結管15A、15Bによって、冷
却器のないタンク3の側面部分を貫通し、巻線2B下部
に対応して鉄心2Aを挾むように両側に配置する巻線冷
却油道9A、9Bの長手方向端部付近に接続されている
。
この例では共通送油管14は、巻線冷却油道9A、9B
との接続位置が相異なるつまり反対位置となる長手方向
端部付近とし、絶縁油の配分を効果的に行なわせて巻線
の冷却に支障のないようにしている。
との接続位置が相異なるつまり反対位置となる長手方向
端部付近とし、絶縁油の配分を効果的に行なわせて巻線
の冷却に支障のないようにしている。
巻線冷却油道9A、9B間は共通送油管14の接続位置
付近で分流管10で連結し、絶縁油の配分が十分行なえ
るようにして、巻線2Bの冷却効果を向上させる。
付近で分流管10で連結し、絶縁油の配分が十分行なえ
るようにして、巻線2Bの冷却効果を向上させる。
絶縁油を冷却する複数の冷却器は、この例ではタンク3
の一方の長側面にのみ配置した例であるが、本発明では
これに限らず例えば一つの短側面に冷却器を更に取付け
たものにも適用できるし、共通送油管14と巻線冷却油
道9A。
の一方の長側面にのみ配置した例であるが、本発明では
これに限らず例えば一つの短側面に冷却器を更に取付け
たものにも適用できるし、共通送油管14と巻線冷却油
道9A。
9Bとを連結する連通管15A、15Bが、タンク3を
貫通する位置は変圧器中身1、特に巻線2Bから引出さ
れるリード線11の配置位置や、変圧器の周辺機器の配
置のために片面しか利用できないときには、第4図に二
点鎖線16Aで示すようにタンク3の長側面の下端を貫
通させ、共通送油管9Aの長手方向端部と連結すること
もできる。
貫通する位置は変圧器中身1、特に巻線2Bから引出さ
れるリード線11の配置位置や、変圧器の周辺機器の配
置のために片面しか利用できないときには、第4図に二
点鎖線16Aで示すようにタンク3の長側面の下端を貫
通させ、共通送油管9Aの長手方向端部と連結すること
もできる。
この第3,4図に示すような構成とすれば、タンク3の
下方両側には、各冷却器5の下部送油管が存在しなくな
る。
下方両側には、各冷却器5の下部送油管が存在しなくな
る。
このため、この空間をリード線11の配線用として利用
できるので、特別に空間を設ける必要がないからタンク
の小形化、油量の低減が行えるようになるし、タンク内
の上方空間が不用になるので傾斜部3Aを設けるように
すれば更に油量の節約が図れ、変圧器の輸送限界の拡大
が図れる。
できるので、特別に空間を設ける必要がないからタンク
の小形化、油量の低減が行えるようになるし、タンク内
の上方空間が不用になるので傾斜部3Aを設けるように
すれば更に油量の節約が図れ、変圧器の輸送限界の拡大
が図れる。
本発明のように油入電器を構成すれば、各冷却器の下部
送油管を共通送油管に接続し、共通送油管を鉄心両側の
各巻線冷却油道の相異なる位置の長手方向端部付近に連
結管を介してそれぞれ接続し、鉄心両側の各巻線冷却油
通量を分流管にて連通しているので、絶縁油の配分も均
等にできるため巻線の冷却もより一層良好に行える効果
がある。
送油管を共通送油管に接続し、共通送油管を鉄心両側の
各巻線冷却油道の相異なる位置の長手方向端部付近に連
結管を介してそれぞれ接続し、鉄心両側の各巻線冷却油
通量を分流管にて連通しているので、絶縁油の配分も均
等にできるため巻線の冷却もより一層良好に行える効果
がある。
しかも、共通送油管の長手方向の各端部を、巻線冷却清
適の相異なる位置に接続した構造であるから、タンクと
電器中身との間の下方に十分な空間が確保できるため、
この空間をリード線の配線などに有効に利用して油入電
器の製作を容易に行え互生形化することができる。
適の相異なる位置に接続した構造であるから、タンクと
電器中身との間の下方に十分な空間が確保できるため、
この空間をリード線の配線などに有効に利用して油入電
器の製作を容易に行え互生形化することができる。
第1図は従来の油入変圧器を示す縦断面図、第2図は第
1図のA−A線の横断面図、第3図は本発明を適用した
油入変圧器の一実施例を示す縦断面図、第4図は第3図
のB−B線の横断面図である。 1・・・・・・電器中身、2人・・・・・・鉄心、2B
・・・・・・巻線、3・・・・・・タンク、5・・・・
・・冷却器、6・・・・・・送油ポンプ、7.8・・・
・・・上部および下部送油管、9A、9B・・・・・・
巻線冷却清適、10・・・・・・分流管、11・・・・
・・リード線、14・・・・・・共通送油管、15A、
15B・・・・・・連結管。
1図のA−A線の横断面図、第3図は本発明を適用した
油入変圧器の一実施例を示す縦断面図、第4図は第3図
のB−B線の横断面図である。 1・・・・・・電器中身、2人・・・・・・鉄心、2B
・・・・・・巻線、3・・・・・・タンク、5・・・・
・・冷却器、6・・・・・・送油ポンプ、7.8・・・
・・・上部および下部送油管、9A、9B・・・・・・
巻線冷却清適、10・・・・・・分流管、11・・・・
・・リード線、14・・・・・・共通送油管、15A、
15B・・・・・・連結管。
Claims (1)
- 1 タンク内に、鉄心と巻線とを含む電器中身を収納す
ると共に絶縁油を封入し、かつ前記巻線の下端に対応す
る前記鉄心の両側部に、巻線冷却油道を配置して双方間
を分流管にて連結し、前記タンク外の少なくとも一方の
長側面に配置する複数の冷却器は、上部送油管および下
部送油管にてタンク内の絶縁油を送油ポンプにより循環
するようになし、かつ前記各冷却器の少なくとも下部送
油管は共通送油管と接続し、該共通送油管を前記巻線冷
却油道に連結するものにおいて、前記共通送油管はその
長手方向の各端部を、前記各巻線冷却油道の相異なる位
置の長手方向端部付近と連結管を介してそれぞれ連結す
ると共に、前記各巻線冷却油道の相互間は、共通送油管
に連らなる連結管との連結部付近を前記分流管にて連通
したことを特徴とする油入電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52095178A JPS5853498B2 (ja) | 1977-08-10 | 1977-08-10 | 油入電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52095178A JPS5853498B2 (ja) | 1977-08-10 | 1977-08-10 | 油入電器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5430425A JPS5430425A (en) | 1979-03-06 |
JPS5853498B2 true JPS5853498B2 (ja) | 1983-11-29 |
Family
ID=14130485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52095178A Expired JPS5853498B2 (ja) | 1977-08-10 | 1977-08-10 | 油入電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5853498B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS442279Y1 (ja) * | 1966-05-24 | 1969-01-28 |
-
1977
- 1977-08-10 JP JP52095178A patent/JPS5853498B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS442279Y1 (ja) * | 1966-05-24 | 1969-01-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5430425A (en) | 1979-03-06 |
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