JPS5852891Y2 - 複合構造体 - Google Patents

複合構造体

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JPS5852891Y2
JPS5852891Y2 JP964679U JP964679U JPS5852891Y2 JP S5852891 Y2 JPS5852891 Y2 JP S5852891Y2 JP 964679 U JP964679 U JP 964679U JP 964679 U JP964679 U JP 964679U JP S5852891 Y2 JPS5852891 Y2 JP S5852891Y2
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JP
Japan
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core
composite structure
cut surface
thin plate
piece
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JP964679U
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JPS55110205U (ja
Inventor
煕 太田
Original Assignee
株式会社河合楽器製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はピアノなどの器枠部品として使用される複合
構造体に関する。
最近、第1図に示すようなピアノにおいては、腕木a9
拍子木す、鍵盤押えC9妻土台dなどに第2図に示すよ
うな複合構造体すなわちAS樹脂やアクリル樹脂などで
射出成形された箱状の表皮体1の中に合板、バードボー
ドなどの木材からなる芯材2を配設し、その表皮体1と
芯材2とを硬質のポリウレタン発泡体3で一体に結合し
た複合構造体を多く用いるようになっている。
そして、拍子木すなどには上記の複合構造体を第2図の
X−X線に沿ってバンドソーまたはベンチソーによって
切断し、高音側のものと低音側のものとに分けて使用す
るようにしており、組立に当たってはその切断面を第3
図のようにプレーナまたはかんな盤によって平坦に仕上
げるようにしている。
ところで、上述のように芯材2には一般に合板またはバ
ードボードを用いるため、合板は第4図イに示すように
各単板毎に木材のせんい方向が互いに直交するように積
層されており、上記のように部分した切断面には木材せ
んいが切断方向に平行な部分2aと直交する部分2bと
が交互に表われ、木材せんいの直交する部分2bは同図
口のようにいくら刃物で切削しても木材せんいが突起状
に飛び出してしまい、他の部分2aと面一にならず切断
面に凹凸が残り、腕木aとの接合部分に隙間を生ずる恐
れがある。
また、バードボードは通常相当の硬さを持っているため
に切削性が悪く、刃物の寿命を短かくする欠点がある。
そこで、この考案は上記従来品の欠点を解消すべくなさ
れたもので、切断面に木材せんいによる凹凸が表われな
いようにした複合構造体を提供するものである。
図示の実施例について説明すれば、第5図において20
a 、20 bは合板またはバードボードからなり、
高さと長さを同じくし使用場所に適するような幅、を具
備した芯体片であり、これらの芯体片20 a 、20
bの間には無くのラワンまたはスブ−ルスのように比
較的に柔かく切削し易い木材からなる薄板片21が配設
され、両側の芯体片20 a 、20bおよび中央の薄
板片21は相互に接着されて一つの芯材20を形成して
いる。
そして、この芯材20は通常のように表皮体1の内部に
収容され、硬質のポリウレタン発泡体3によって表皮体
1に一体に結合されて第6図のような複合構造体となり
、薄板片21の存在するY−Y線に沿って切断され、さ
らにその切断面は前述のように刃物によって二次加工さ
れる。
なお、芯体片20 a 、20 bは第5図のように薄
板片21により側面全体で接合する必要はなく、第7図
イ9口のように両端部分または中央部分だけで薄板片2
1により接合するがまたは同図へのように底部において
薄板片21により接合するようにしてもよい。
しかし、この場合には複合構造体の発泡成形に当たり、
薄板片21の存在しない部分に硬質のポリウレタン樹脂
発泡体3が入り込むことになるが、この発泡体3は切削
性が良いので分割時の切断および二次加工の切削には支
障をきたさない。
以上のようにこの考案では、複数の芯体片を用いそれら
を切削性の良好な薄板片で接合して−っの芯材となし、
その薄板片の部分で部分するようにしたので、後処理と
しての切削が容易となり、切断面には芯体片の木口が表
われないので、切断面の平面性が確保でき、使用時に他
の部材との間に隙間を作るようなことがなく、また芯体
片の材質に気を使うことなく安価な材料を用いることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はピアノの概略的な斜視図。 第2図は複合構造体の一部切断斜視図。 第3図は切断面の切削状態の側面図。 第4図イ5口は合板の一部の斜視図および一部の側面図
。 第5図はこの考案の一実施例の斜視図。 第6図はこの考案に係る芯材を用いた複合構造体の断面
図。 第7図イ9口、ハは他の実施例の斜視図。 図中、1は表皮体、2,20は芯材、2aは木材せんい
が切断面に平行な層、2bは木材せんいが切断面に直交
する層、3はポリウレタン発泡体、20 a20 bは
芯体片、21は薄板片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製箱状の表皮体と木材からなる芯材との間に合
    成樹脂発泡体を充填してなる複合構造体において、前記
    芯材20を、合板、バートボードからなる所要大きさの
    複数の芯体片20 a 、20 bと該芯体片20 a
    、20 bの間に介在接着したラワン、スプルースな
    どの切断面の平面性が得られ易い木材からなる薄板片2
    1とで形成し、該薄板片21に沿って切断し、該切断面
    には芯体片20 a 、20 bが表われないようにし
    たことを特徴とする複合構造体。
JP964679U 1979-01-30 1979-01-30 複合構造体 Expired JPS5852891Y2 (ja)

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JPS55110205U JPS55110205U (ja) 1980-08-02
JPS5852891Y2 true JPS5852891Y2 (ja) 1983-12-02

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