JPS5852862Y2 - 小形直流モ−タのブラシ保持装置 - Google Patents

小形直流モ−タのブラシ保持装置

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Publication number
JPS5852862Y2
JPS5852862Y2 JP1978050332U JP5033278U JPS5852862Y2 JP S5852862 Y2 JPS5852862 Y2 JP S5852862Y2 JP 1978050332 U JP1978050332 U JP 1978050332U JP 5033278 U JP5033278 U JP 5033278U JP S5852862 Y2 JPS5852862 Y2 JP S5852862Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
brush
brush holding
holding cylinder
motor
annular recess
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978050332U
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English (en)
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JPS54152904U (ja
Inventor
正幸 洲崎
Original Assignee
株式会社リコー
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Publication date
Application filed by 株式会社リコー filed Critical 株式会社リコー
Priority to JP1978050332U priority Critical patent/JPS5852862Y2/ja
Publication of JPS54152904U publication Critical patent/JPS54152904U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小形直流モータのブラシ保持装置に係り、特に
ブラシ摩耗粉による絶縁性劣化を防止する装置に関する
最近、シリアル・プリンタ、一般的プリンタ、および高
速制御系等の駆動要素として、直流サーボモータが多く
使用される傾向にあり、その小形、高性能化が特に望ま
れている。
第1図はこの種直流サーボモータの概略断面図である。
図において、1は永久磁石とヨークからなるステータ、
2,3はステータ1の両端部に固着されたエンドブラケ
ット、4はベアリング、5はエンドブラケット2に取付
けられたブラシ保持器、6はブラシ保持器5で保持され
たブラシ、7はベアリング4で回転自在に支承されたロ
ータシャフト、8はシャフト7に固着されたロータコア
、9はロータコア8に巻装されたロータ巻線、10は整
流子である。
この種直流サーボモータの小形、高性能化のため、これ
まで、ステータ1の永久磁石としてアルニコ系磁石、希
土類磁石等を使用すること、ロータコア8の材料として
硅素鋼板、電磁純鉄板等を使用すること、あるいはロー
タとステータのエアギャップを小さくすること等の各手
段が行なわれてきtも 一方、モータ単体としての安定性、安全性、および他の
制御系への悪影響を与える要素として、モータの絶縁性
能の問題があり、直流モータを小形化した場合、特にブ
ラシ6の先端部からブラシ保持器5の外周部を通してエ
ンドブラケット2に至る部分にブラシ摩耗粉が付着し、
電流漏洩通路が形成されて絶縁性能が劣化する。
そこで、従来は第2図に示すように、ブラシ先端部付近
の金属露出部、つまりエンドブラケット2の内面および
ブラシ保持器5の案内筒11先端部外周面に絶縁塗膜1
2を塗布したり、あるいはエンドブラケット2の径方向
および軸方向寸法を大きくする等の対策が採られていた
しかしながら、前者の方法では、工数が増えるばかりで
なく、塗膜12にピンホールが生じ、このピンホールを
通して絶縁劣化を起こし易いという欠点があり、また後
者の方法は、モータの小形軽量化に本質的に相反する。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点を除き、きわ
めて簡単な構造にようしかもその設置場所に関係なく、
ブラシ摩耗粉による絶縁性劣化な防止することのできる
安全性の高い小形直流モータのブラシ保持装置を提供す
るにある。
この目的を遠戚するため、本考案は、ブラシ保持筒の外
枠(エンドブラケット等)内に突出した部分の外周部に
少なくとも1個の環状凹部を設けるとともに、この環状
凹部における両端の壁面を環状凹部の底面に対して鋭角
となるように形成し、この様な形状の環状凹部により、
設置場所に応じて如何なる方向からブラシ摩耗粉が吹き
上げられても、ブラシ摩耗粉によるブラシ先端部から外
枠への電流漏洩通路を断ち切るようにしたことを特徴と
する。
以下、本考案の一実施例を第3図および第4図について
説明する。
金属製エンドブラケット2には保持筒挿入孔13が穿設
され、この挿入孔13に、金属製筒体14を一体に埋設
した合成樹脂製ブラシ保持筒15が圧入固定されている
金属製筒体14の上部には2個の切溝16および雌ねじ
部17が形成されておシ、この切溝16に金属製押え板
18の突出部19を挿入し、雌ねじ部17に金属製スク
リュー20をねじ込むことにより、押え板18は切溝1
6の底部に固定される。
この押え板18の底面にはブラシ6のピグテール21が
接続され、かつ押え板18の底面とブラシ6頭部との間
にはコイルスプリング22が配設されており、このコイ
ルスプリング22によりブラシ6は整流子に弾性的に押
圧される。
また、金属製筒体14の上端面とスクリュー20の上方
鍔部との間には接続部24を有するターミナル板23が
介在し、外部リード線を各方向より接続できるようにな
っている。
前記ブラシ保持筒15のエンドブラケット2内に突出し
た部分の外周には、環状の凹部25が形成されている。
この凹部25の両端の壁面26゜27は、ブラシ保持筒
15の長手方向、つまり凹部25の底面28に対して、
鋭角をなすように形成するのが望ましい。
このように構成された本実施例では、整流子の回転によ
って生じる風により、例えばブラシ保持筒5が整流子1
0に対して上方に設けられている場合には、第5図に示
す矢印BまたはB′方向にブラシ摩耗粉が吹き上げられ
て、ブラシ摩耗粉の付着層29は、図示のように、ブラ
シ保持筒15の下端面から凹部25の底面28上方近傍
まで延び、さらにブラシ保持筒15とエンドブラケット
2の接する部分近傍にも形成されるが、四部25の上壁
面26とこれに接する底面28上方部分には形成されず
、ブラシ6の先端部からブラシ保持筒15を介してエン
ドブラケット2に至るブラシ摩耗粉の付着層29による
電流漏洩通路は、この凹部15の上壁面26とこれに接
する底面28上方部分で断ち切られることになる。
また、ブラシ保持筒5が整流子10に対して下方に設け
られている場合には、第6図に示すように、矢印C又は
♂方向にブラシ摩耗粉が吹き上げられるが、前記ブラシ
摩耗粉の付着層29による電流漏洩通路は、同様に凹部
25の下壁面27とこれに接する底面28下方部分で断
ち切られることになる。
その結果、ブラシ摩耗粉による絶縁性劣化を充分に防止
することができる。
第2図に示した従来例と本実施例における、運転時間に
対する絶縁抵抗の変化を直流500Vを印加して調べた
ところ、第7図に示す如き結果が得られた。
すなわち、曲線りで示す従来例では、絶縁抵抗の低下が
著しく、50時間を少し過ぎたところで運転不能となっ
たのに対し、本実施例では、曲線Eで示すように、絶縁
抵抗の低下が少なく、最高のもの(曲線Emax)では
2000時間以上、最小のもの(曲線Em i n )
でも1000時間以上運転可能であり、ブラシ摩耗粉に
よる絶縁性劣化に対して充分な防止効果を発揮すること
が確認された。
なお、前記実施例では、凹部25を1個設けているが、
凹部2,5は1個に限らず、複数個設けてもよい。
以上説明したように、本考案によれば、ブラシ保持筒の
外枠内に突出した部分の外周部に、両端の壁面が底面に
対して鋭角をなすように形成された環状凹部な設けると
いう極めて簡単な構造により、ブラシ保持筒の整流子に
対する設置場所に応じてブラシ摩擦粉が始何なる方向か
ら吹き上げられても、ブラシ摩耗粉によるブラシ先端部
から金属製外枠への電流漏洩通路を長い時間にわたって
断ち切ることができ、絶縁性能を向上してその安全性を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は小形直流モータの概略断面図、第2図は従来に
おけるブラシ保持装置の断面図、第3図は本考案の一実
施例に係るブラシ保持装置の断面図、第4図は第3図の
A−A断面図、第5図および第6図は第3図に示したブ
ラシ保持装置におけるブラシ摩耗粉の付着状態を示す断
面図、第7図は運転時間に対する絶縁抵抗変化を示す特
性図である。 2・・・エンドブラケット、6・・・ブラシ、15・・
・ブラシ保持筒、25・・・環状凹部、29・・・ブラ
シ摩耗粉の付着層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製外枠に取付けられかつ少なくとも外周部が絶縁材
    料からなるブラシ保持筒と、このブラシ保持筒内に摺動
    自在に挿入されたブラシと、このブラシを整流子に押圧
    する弾性部材とを備え、前記ブラシ保持筒の金属製外枠
    内に突出した部分の外周部に、ブラシ摩耗粉によるブラ
    シから金属製外枠への電流漏洩通路を断ち切る少なくと
    も1個の環状凹部を設けるとともに、この環状凹部にお
    ける両端の壁面を環状凹部の底面に対して鋭角をなすよ
    うに形成したことを特徴とする小形直流モータのブラシ
    保持装置。
JP1978050332U 1978-04-18 1978-04-18 小形直流モ−タのブラシ保持装置 Expired JPS5852862Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978050332U JPS5852862Y2 (ja) 1978-04-18 1978-04-18 小形直流モ−タのブラシ保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978050332U JPS5852862Y2 (ja) 1978-04-18 1978-04-18 小形直流モ−タのブラシ保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54152904U JPS54152904U (ja) 1979-10-24
JPS5852862Y2 true JPS5852862Y2 (ja) 1983-12-01

Family

ID=28937600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978050332U Expired JPS5852862Y2 (ja) 1978-04-18 1978-04-18 小形直流モ−タのブラシ保持装置

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JP (1) JPS5852862Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4733441U (ja) * 1971-05-07 1972-12-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4733441U (ja) * 1971-05-07 1972-12-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54152904U (ja) 1979-10-24

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