JPS5852485Y2 - 変位位置検出装置 - Google Patents

変位位置検出装置

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JPS5852485Y2
JPS5852485Y2 JP4919579U JP4919579U JPS5852485Y2 JP S5852485 Y2 JPS5852485 Y2 JP S5852485Y2 JP 4919579 U JP4919579 U JP 4919579U JP 4919579 U JP4919579 U JP 4919579U JP S5852485 Y2 JPS5852485 Y2 JP S5852485Y2
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JP
Japan
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signal
magnetostrictive wire
standing wave
magnetostrictive
coil
Prior art date
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Expired
Application number
JP4919579U
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English (en)
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JPS55150306U (ja
Inventor
敏嗣 植田
聖基 羅
Original Assignee
横河電機株式会社
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Publication date
Application filed by 横河電機株式会社 filed Critical 横河電機株式会社
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Publication of JPS55150306U publication Critical patent/JPS55150306U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は機械的な変位位置あるいは長さを電気信号に変
換する変位位置検出装置に関するものである。
本考案の目的は、構成が簡単であって、測定精度の高い
この種の装置を実現しようとするものである。
第1図は本考案を説明するための原理図である。
図において、1は例えばNi−8PANG、Ni等の磁
歪材料を線状にして構成した磁歪線で、例えば両端は軽
く支持され、磁歪線内に発生した超音波信号が反射する
ように構成されている。
2は磁歪線1の一方の端に設けられ、磁歪線1内に超音
波信号を発生させる励振手段で、ここではコイルを例示
するが、例えば圧電素子であってもよい。
3は磁歪線1の他方の端に設けられ、磁歪線1を伝播し
てきた信号を受信する受信手段である。
4は受信手段3からの信号を入力とするバンドパスフィ
ルタ、5はこのバンドパスフィルタを通過した信号を入
力とし、これを増幅する増幅器で、その出力信号は励振
手段2に印加されている。
6は磁歪線1に沿って移動可能な検出手段で、これに測
定すべき機械的変位が与えられる。
あるいは磁歪線1の左端と検出手段6との間に測定すべ
き長さXが与えられる。
このような装置において、はじめに増幅器5にスタート
信号を与え、励振手段2に励振パルスを与える。
これによって、磁歪線1の一端(左端)内に超音波縦波
が発生し、これが右側に伝播していく。
この縦波はやがて右端に到達し、受信手段3によって検
出される。
この受信信号はバンドパスフィルタ4を通って増幅器5
に正帰還され、増幅器5はこれによって新しい励振パル
スを励振手段2に与える。
このような動作のくり返しによって、磁歪線1は縦共振
の状態となり、磁歪線1内に定在波が生ずる。
ここで、磁歪線1内の縦波の伝播速度をVOとすると、
その共振周波数faは(1)式の通りとなる。
ただし、t:磁歪線1の長さ λ:定在波の波長 n=1 、2 、3 、・・・n 一方、共振周波数faで縦共振している磁歪線1 軸方
向Xの位置に釦ける歪Eの大きさは、(2)式で表わさ
れる。
ただし、′o:最犬最大量 共振周波数faは、(1)式から明らかなようにnの値
に関連して変えることが可能であり、バンドパスフィル
タ40通過帯域特性を変えることによってこの・共振周
波数fa (すなわち定在波の波長λ)、を所望の値に
固定させることができる。
磁歪線1が周波数faで縦共振しているとき、磁歪線1
の内部には第1図の上方の波形に示すように、f a−
’/ 個の歪の5粗密状態で形成される定在波が発生
する。
したがって、磁歪線1の左端からある位置Xまでの間に
はfa−x/vo回の歪分布が観測され、この歪分布の
変化回数を左端側から計数することによって左端面ある
いは特定の点からの位置あるいは長さを測定することが
できる。
検出手段6は測定すべき機械的変位に従って磁歪線1に
沿って移動し、磁歪線1内の歪の周期分布を逆磁歪効果
によって検出する。
本考案は、このように磁歪線内に定在波を発生させ、こ
の定在波による歪分布を検出することを測定原理とする
ものであるが、歪変化数を計数するだけでは一波長λ以
下の長さを測定することはできない。
本考案は一波及以下の長さを演算によって補間するもの
で、測定精度を向上できるこの種の装置を実現すること
を目的とする。
第2図は本考案の一実施例を示す構成ブロック図である
本考案装置においては、検出手段6を磁歪線1に結合し
、互に磁歪線1内に発生している定数波の波長λ=vo
/faの1/4 の間隔を隔てて配置される2つのコ
イル61.62で構成するとともに、コイル61の出力
信号V1% コイル62の出力信号■2の位相を900
づらせた信号v2いおよび磁歪線1の一方の端に設けた
励振コイル(又は受信コイル)2からの信号v3をそれ
ぞれ演算回路8に印加するようにしたものである。
7は入力信号v2の位相を900づらせるための位相シ
フト回路である。
この装置において、磁歪線1の左端からXの距離にある
コイル61の信号電圧V1およびコイル62の信号電圧
V2はそれぞれ(3)式および0)式で表わすことがで
きる。
ただし、ω=2πfa:定在波の発振周波数a:振幅 コイル62からの出力信号v2は、900位相シフト回
路7で90’位相がづれるので、位相シフト回路7の出
力信号V20 は(5)式で表わすことができる。
磁歪線1の一方の端(x=0)にあるコイル2からの信
号V3は(6)式で表わすことができる。
V3=acosωt(6) 演算回路8は、(3)式、(5)式および(6)式で示
される信号を入力とし、例えばvlのパルス数を計数す
るとともに、次のような演算を行なう。
■0:v1+v20 に、あらかじめ記憶させてお・いた定在波の波長λを用
いて、(8)式の演算を行なうことによりパルスの間の
補間を行なう。
これによって、定在波のひとつの波長λ以下の長さにつ
いても測定を行なうことができる。
なお、上記では、Voの■3に対する位相差αを観測す
るようにしたものであるが、これに代えてVoの闇波数
を観測するようにしてもよい。
すなわち、(7)式は(9)式のように変形できる。
ただし、vt=xで、■はコイル61 (62)の移動
速度(9)式から、voの周波数は、コイル61の速度
Vに比例していることが明らかである。
したがって、演算回路8は、この場合、(8)式の演算
に代えて<IMの演算を行なうことによって、パルスと
パルスの間の補間を行なう。
なお、この場合、ωはあらかじめ記憶させておくものと
する。
な釦、上記の実施例では励振手段、検出手段をいずれも
磁歪線1に巻回される構成のコイルとしたものであるが
、他の構成のものでもよい。
また、磁歪線内に発生させる定在波の波長を時分割で異
ならしめることによって分解能を上げるようにしてもよ
い。
また、ここでは磁歪線内に縦波(縦振動)を発生させる
ようにしたものであるが、ねじり振動を発生させるよう
にしてもよい。
またコイル61と62との間隔は−λ以外にその奇数倍
としてもよい。
以上説明したように、本考案は磁歪線内に定在波を発生
させ、磁歪線内の歪分布を検出手段によって検出すると
ともに、検出手段を2つのコイルとし、一方のコイルか
ら得られる信号を90°位相をずらせた後、他方のコイ
ルからの信号と演算を行ない定在波の一波長以下の小さ
い長さく変位)の補間を行なうもので、簡単な構成で精
度の高い変位位置あるいは長さ測定を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を説明するための原理図、第2図は本考
案装置の構成ブロック図である。 1・・・・・・磁歪線、2・・・・・・励振手段、3・
・・・・・受信手段、4・・・・・・バンドパスフィル
タ、5・・・・・・増幅器、6・・・・・・検出手段、
7・・・・・・位相シフト回路、8・・・・・・演算回
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁歪線内に超音波信号の定在波を発生させ、この定在波
    による歪分布を前記磁歪線に結合する検出手段によって
    検出し、変位位置あるいは長さを測定する装置において
    、前記検出手段を少なくとも2個のコイルで構成すると
    ともにこれらのコイルの相対的な位置を磁歪線内に発生
    する定在波の波長λのλA の間隔又は−λの奇数倍の
    ・間隔を隔てて配置し、前記検出手段の一方のコイルか
    らの信号と、他方のコイルからの信号の位相を90゜づ
    らせた信号と、前記磁歪線に発生する定在波に関連する
    信号とを入力し、これらの信号を演算することによって
    分解能を向上させるようにした変位位置検出装置。
JP4919579U 1979-04-13 1979-04-13 変位位置検出装置 Expired JPS5852485Y2 (ja)

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JP4919579U JPS5852485Y2 (ja) 1979-04-13 1979-04-13 変位位置検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS55150306U JPS55150306U (ja) 1980-10-29
JPS5852485Y2 true JPS5852485Y2 (ja) 1983-11-30

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ID=28934334

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