JPS5852446Y2 - 廃熱回収装置を有する温風暖房機 - Google Patents

廃熱回収装置を有する温風暖房機

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JPS5852446Y2
JPS5852446Y2 JP4149978U JP4149978U JPS5852446Y2 JP S5852446 Y2 JPS5852446 Y2 JP S5852446Y2 JP 4149978 U JP4149978 U JP 4149978U JP 4149978 U JP4149978 U JP 4149978U JP S5852446 Y2 JPS5852446 Y2 JP S5852446Y2
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JP
Japan
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hot air
heat
recovery device
air
heat pipe
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JP4149978U
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JPS54144765U (ja
Inventor
幹夫 永岡
文彦 石河
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は廃熱回収装置を有する温風暖房機、詳しくは、
空調分野である温風暖房機の熱効率を上げるため、燃焼
排ガスの熱エネルギーをヒートパイプ熱交換器によって
熱回収し温風に変換する温風暖房機に関するものである
第1図ないし第4図はいずれも出願人が自社用等で実施
してI/へた実績に係る従来の温風暖房機を示す。
しかし、これら各暖房機のヒートパイプ廃熱回収装置は
、いずれも、熱交換器として、排ガスエネルギーから温
風への回収熱量を十分に得ることができるが、回収温風
温度が高く室内で熱気上昇して効果的な暖房活用ができ
なかったり、回収温風温度を下げることにより暖房への
有効活用を図るためには設備費の増大、維持費の増大を
招く、等の欠点があった。
すなわち、第1図に示す温風暖房機は、空気吹込口mか
らの吸込空気pを暖房用ファンfによって温風暖房機本
体dの燃焼室熱交換器lに取り入れて加熱し、暖房用温
風eとして温風吹出口箱にの温風吹出口から室内に吹き
出するうにしであるほかに、燃焼室熱交換器lで熱交換
した燃焼排ガスは従来大気拡散しスタックロスとし損失
してしまったが、この燃焼排ガスをヒートパイプ熱交換
器jの高温側を通して煙道nから排出されることによっ
て、ヒートパイプで燃焼排ガスエネルギーを更に回収さ
せ、強制ファンaによってヒートパイプ熱交換器jの低
温側に取り入れた吸込空気を上記ヒートパイプで回収し
た排ガスエネルギーにより温風Cとし、上記温風eとは
別個に吹出グリルbから吹き出すようにしである。
しかし、この形式では、燃焼排ガスエネルギーは温風と
して十分に回収されるが、この温風は特別に設けた吹出
グリルbから独自に吹出されるものであり、吹出方向を
下方にして高速で吹出さないと効果的な暖房に活用でき
なかったり、又温風温度を下げて暖房に有効活用するた
めには設備の増大、費用の増大を招くことになる。
又排ガスエネルギーの回収による温風は別個に吹出させ
ることから吹出グリルbが必要となってそれだけ設備費
、維持費がかさむようになる欠点があった。
第2図に示す温風暖房機は、吸込空気pを暖房用ファン
fによって燃焼室熱交換器lに取り入れて加熱し、その
大部分を暖房用温風eとして温風吹出口から吹き出すほ
か、燃焼室熱交換器lで加熱された空気の一部を、ヒー
トパイプ熱交換器jに送って燃焼排ガスのエネルギーか
ら熱回収してさらに加熱し、吹出グリルbから上記温風
eとは別個に吹き出すようになっている。
しかし、この温風暖房機においては、燃焼室熱交換器l
で加熱された吸込空気pの一部がヒートパイプ熱交換器
jでさらに加熱されて温風として吹出グリルbから吹き
出される構成となっているため、その温風温度が非常に
高く、ヒートパイプとの温度差がとれない為ヒートパイ
プ熱交換器を効率的に活用できないばかりか室内で熱気
上昇し暖房用として効果的に活用できず、暖房用ファン
fの風圧を増大させる改造が必要となる等、温風温度を
下げて暖房に有効活用するためには設備の増大、費用の
増大を招くことになる欠点があった。
第3図に示す温風暖房機は、吸込空気pを暖房用ファン
fによって燃焼室熱交換器lに取り入れて加熱し、温風
吹出口から温風eとして吹き出させるはかに、吸込空気
をヒートパイプ熱交換器jの低温側に取り入れ燃焼排ガ
スの排熱から熱回収して加熱し、排ガスとして大気へ排
出する。
ヒートパイプ熱交換器jにて加熱された空気はダクトg
によって暖房ファンfのある吸込口箱i内に導びいて吸
込空気pと混合し、燃焼室熱交換器lに取り入れて温風
eとともに吹き出させるようにしたものである。
しかし、この温風暖房機では、ヒートパイプ熱交換器j
で加熱した高温の温風と吸込空気との混合場所が吸込口
箱i内であるので、暖房用ファンf及びそのモータ等の
耐熱が問題となり、また、ダクトgが暖房機本体より突
出するため、ダクトgの突出距離りだけ床面積が増大し
て邪魔になり、ダクトgの放熱防止のためダクトgに保
温工事を施工する必要があって設備費がかさむという欠
点があった。
さらに第4図に示す従来の温風暖房機は、暖房用ファン
fによって取り入れた吸込空気pを燃焼室熱交換器lで
加熱した後、ヒートパイプ熱交換器jの低温側に導びい
て燃焼排ガスのエネルギーによってさらに加熱し、暖房
用温風eとして吹き出すもので゛ある。
しかし、この温風暖房機では、全風量をヒートパイプ熱
交換器jに通して吹き出させるので、ヒートパイプ熱交
換器jの風圧損失分だけ暖房用ファンfの矯風容量を増
大させる改造が必要であって既設の暖房機に施工するの
は困難であり、またヒートパイプ熱交換器jのケーシン
グが大きくなって設備費がかさむ欠点があった。
本考案は上述の従来の温風暖房機のもつ欠点を除去し、
省エネルギー化を図り、回収温風を効果的に暖房に利用
し、更に設置スペース増大を抑制し、装置の小型化及び
低廉化を図ることを目的としてなしたもので、下部に暖
房用ファンを内蔵し上部に温風吹出口箱を備えた温風暖
房機本体と、強制ファンを内蔵したヒートパイプ廃熱回
収装置とから成る温風暖房機において、温風暖房機本体
の燃焼排ガスをヒートパイプ廃熱回収装置に導く接続煙
道を設けると共に、ヒートパイプ廃熱回収装置と温風吹
出口箱とを連通させる温風連通口を設け、ヒートパイプ
廃熱回収装置で燃焼排ガスから熱回収した温風と温風暖
房機本体自体で得られた温風とを温風吹出口箱内で混合
させ吹出せるようにし、更に温風吹出口箱内に、強制フ
ァンによる風圧と暖房用ファンによる風圧を互いに緩衝
させ合わせるための防風部材を設けたことを特徴とする
廃熱回収装置を有する温風暖房機に係るものである。
以下図面に基いて本考案の実施例を説明する。
第5図はその一実施例を示すものである。
1は温風暖房機本体、2は空気吸込口3を有する吸込口
箱、4は暖房用ファン(送風ファン)、5は吸込口箱2
上に設けた燃焼室交換器、6は該熱交換器5の上部に設
けた温風吹出口、7は該温風吹出口6を介し直結してい
る温風吹出口箱で、周囲に温風吹出口8を有している。
9は上記温風吹出ロ箱7上に設けたヒートパイプ熱交換
器、10は該熱交換器9に接続した煙道で屋外に通じて
いる。
上記ヒートパイプ熱交換器9は、排ガスエネルギーの熱
を回収するためのもので、内部にヒートパイプ11を有
し、仕切板12により高温室13と低温室14とに区画
されている。
上記高温室13は接続煙道15を介し前記燃焼交換器5
に連通しており、該交換器5内の燃焼排ガス16が上記
高温室13を通る際ヒートパイプ11に熱エネルギーを
与えるようになっている。
又前記低温室14の上部には、ヒートパイプ熱交換器9
の暖房用の吸込空気17のための空気取入口18が又下
部には温風吹出ロ箱7内と連通ずる温風出口(温風連通
口)19が夫々設けてあり、更に低温室14の内部には
前記暖房用ファン4と連動する強制ファン20が上気空
気取入口18の下に位置するよう設けてあり、この低温
室14でヒートパイプ11により熱交換された温風21
と、前記燃焼室熱交換器5内で加熱された温風22とが
温風吹出口箱7で吹込み混合され暖房用空気23として
外に吹出されるようになっている。
更に温風吹出ロ箱7内には、上述のように温風吹出ロ箱
7内で温風21と温風22とを混合させる際お互いの風
圧衝突による風量減少影響を避けるための防風板24が
、温風出口19の直下に位置するよう設けである。
次に上記構成の温風暖房機の作用について説明する。
暖房用ファン4を駆動すると、吸込口箱2の空気吸込口
3から吸込空気25が取入れられ、燃焼室熱交換器5内
を通って加熱され温風22として温風吹出口6より温風
吹出ロ箱7内へ吹き込まれる。
この際燃焼室熱交換器5内で燃料と空気混合した燃焼ガ
スは、温風22と熱交換し燃焼排ガス16として接続煙
道15を経てヒートパイプ熱交換器9の高温室13内を
通過し、該通過の際上記燃焼排ガス16はヒートパイプ
11に熱エネルギーを与え、これにより温度降下し排ガ
ス26として煙道10から屋外へ排出される。
一方ヒートパイプ熱交換器9の空気取入口18から強制
ファン20の作動により吸込空気17が導入され、低温
室14内を通る時、ヒートパイプ11の高温室13側で
前記燃焼排ガス16より受けた熱量が低温室14側に移
動し上記吸込空気17を加熱する。
これにより該空気17は温風21として温風出口19よ
り温風吹出ロ箱7内に吹き込まれ、この温風21と前記
燃焼室熱交換器5内からの温風22とは温風吹出ロ箱7
内で混合し温風吹出口8から暖房用温風23として吹出
される。
この場合、本考案にあっては、温風出口19の下に防風
板24が設けであるので、これが風圧衝突の緩衝になり
ファン性能を十分発揮でき、温風21と22とを円滑に
合流、混合させて吹出させることができる。
尚上述の実施例において、空気取入口18に防塵装置を
施してもよい。
以上述べたような構成及び作用により本考案の廃熱回収
装置を有する温風暖房機は次のような優れた効果を発揮
する。
(i)従来の温風暖房機内蔵の暖房用送風機の風量、風
圧、モータKW等仕様を上げることなく、廃熱回収熱量
を容易に全体温風に混合させることができるため、温風
温度は回収熱量分の割合しか上昇せず低く保てるため回
収熱量の効果的な暖房利用かで゛きる。
(ii)熱回収用に新設する強制ファン自身は温風温度
を高くしても回収熱量として最終的に全体風量と混合し
吹出すようにしたため、不都合はなく小風量が選定でき
設備費、維持費共低廉化が図れる。
(iii)温風吹出口箱内での温風混合に於て有効な防
風板を設けたため風圧衝突の緩衝になりファン性能が十
分発揮でき円滑に混合吹出しすることができる。
(iv)熱回収した熱量に相当する燃料消費量を下げて
使用しても従来と同じ暖房熱量が得られるため熱効率を
上げたのと同じ効果になり、同じ暖房効果を維持しなが
ら燃料の節約が明白になる。
(v)装置取付に関する温風暖房機の改造が、温風連通
口と接続煙道程度で仕様的に殆んど変更を要しないため
、新設は勿論のこと、既設の温風暖房機でも取付が簡単
であり、従って普及させ易い。
(vl)廃熱回収装置(ヒートパイプ熱交換器)を温風
吹出口組上に配置したため、熱回収によって得た温風を
直ちに吹出温風として導くことになり熱損失が極めて少
なく回収熱量全部を有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は夫々従来の温風暖房機を示す説明図、
第5図は本考案の温風暖房機の構成国である。 1・・・・・・温風暖房機本体、4・・・・・・暖房用
ファン、7・・・・・・温風吹出口箱、9・・・・・・
ヒートパイプ熱交換器、15・・・・・・接続煙道、2
0・・・・・・強制ファン、21,22・・・・・・温
風、23・・・・・・暖房用空気、24・・・・・・防
風板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下部に暖房用ファンを内蔵し上部に温風吹出口箱を備え
    た温風暖房機本体と、強制ファンを内蔵したヒートパイ
    プ廃熱回収装置とから戊る温風暖房機において、温風暖
    房機本体の燃焼排ガスをヒートパイプ廃熱回収装置に導
    く接続煙道を設けると共に、ヒートパイプ廃熱回収装置
    と温風吹出口箱とを連通させる温風連通口を設け、ヒー
    トパイプ廃熱回収装置で燃焼排ガスから熱回収した温風
    と温風暖房機本体自体で得られた温風とを温風吹出口箱
    内で混合させ吹出せるようにし、更に温風吹出口箱内に
    、強制ファンによる風圧と暖房用ファンによる風圧を互
    いに緩衝させ合わせるための防風部材を設けたことを特
    徴とする廃熱回収装置を有する温風暖房機。
JP4149978U 1978-03-30 1978-03-30 廃熱回収装置を有する温風暖房機 Expired JPS5852446Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS54144765U JPS54144765U (ja) 1979-10-08
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