JPS5852429Y2 - 貯湯式電気温水器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 一般に貯湯式の電気温水器は下部に設けた導水口より流
入した冷水を電気ヒータで加熱して成体の上方に温水を
蓄え、これを上部の給湯口より得て使用するものである
。

したがって、不測の事態で短時間に多量の温水を使用す
ると、その後は一定の貯湯が得られるまで、しばらく使
用できない不便さがあった。

特に冬場では水道水の低温化、多量の温水を使用するこ
ともあって、上記事態が多くなる傾向にある。

また、これをなくすため、通常温水使用量を超えた不測
の使用温水量の能力を持つ大型容量の機器を設置せざる
を得ない不経済な面もあった。

本案はこのような欠点を安価に解消せんとするもので、
以下図にもとづいて一実施例を説明する。

１は下部の出口２、下部の入口３を介して電気ヒータ４
内装の加熱筒５を有する成体で、上面に栓６を介して給
湯ロアを備えている。

８は温水導出管９を介して成体１の下部に接続した予熱
槽で、水道管に直結した導入管１０を有する。

また、この予熱槽８には暖房温水の通る復管１１に形成
した蛇行状の熱交換器１２が内装されている。

１３は温水導出管９の途中から分岐し、栓６に接続した
側路管、１４はボイラー等の給湯機で、復管１１．往管
１５を介して各室の放熱器１６，１７．１８に接続し暖
房回路を構成する。

上述した構成において、給湯機１４で加熱された温水は
往管１５を通して各放熱器１６・・・・・・に送られて
熱交換される。

そして、暖房に使用され低温になった温水は復管１１を
通って再び給湯機１４に戻る。

このような暖房回路を通る低温水により熱交換器１２は
常に加熱されているので、導入管１０から流入した予熱
槽８内の冷水は熱交換器１２にふれて低温水となる。

したがって、この低温水が温水導出管９を通って成体１
に送られているので、出口２より加熱筒５に入った低温
水は電気ヒータ４にふれて短時間に高温水となり人口３
から成体１の上方に蓄えられる。

そして、栓６を開いて給湯ロアから高温水を得ることが
できる。

また、適温水を必要とする時は同じく栓６を調節操作し
側路管１３を通して直接に予熱槽８内の低温水を高温水
に混合して得ることもできる。

このように本案は電気ヒータを有する成体に導水管を備
えた予熱槽を設け、この予熱槽内に設けた暖房温水の通
る熱交換器により予じめ低温水化してから成体へ水を送
出するので、従来例に比較して同容量の温水器であって
も短時間に高温水を多量に得ることができるとともに不
測の使用温水量の能力を持つ大型機器にしなくてもよい
から経済的でもある。

また、予熱槽から直接、低温水を高温水に混合できるの
で、高温水の使用量を少なくして適温水を得ることもで
き、成体の小型化も可能になる。

【図面の簡単な説明】

図面は本案の一実施例を示す電気温水器の要部断面図で
ある。 １・・・・・・成体、７・・・・・・給湯口、８・・・
・・・予熱槽、１０・・・・・・導入管、１２・・・・
・・熱交換器、１３・・・・・・側路管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 給湯機と放熱機を接続する配管途中に形成した熱交換器
   を有する予熱槽と、この予熱槽より温水導出管を介して
   設けられた電気温水器の成体と、この成体に連通してｌ
   側路に設けられるヒータ内蔵の加熱筒と、栓を介して成
   体に設けられる給湯口と、一端が前記導出管に、他端が
   前記栓に接続された混合用水を供給する側路管とからな
   る貯湯式％式％