JPS5852081A - パネル組立式水槽のボルト締結構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は単位体パネルを複数個接続してパネル組立式水
槽を形成するのに用いる天井壁用耐腐蝕性ボルトの改良
に係るものでるる。

近来、方形の受圧面の四周に接合用縁辺を設けＦ、Ｂ、
Ｐ等の合成樹脂によって一体形成した単位体パネル３を
複数個組合せ多数のボルト、ナツトにより締結し底壁、
側壁、天井壁を形成し九いわゆるパネル組立式水槽１が
多数賞月されている。第１図に示すようなパネル組立式
給水タンクの如く、非常に多数のボルト、ナツト等を使
用して所定の場所に組立設置する容器に於ては、その周
囲−の雰囲気（例えば塩分を含む沿岸部、または腐蝕性
ガスを含む化学工場周辺）によりてはメッキを施し九一
般構造鋼で製られ九ボルト類は勿論、ステンレス鋼で製
られたボルト類で６９ても発錆、または腐食することが
ある。

また、第２図に示す如く、天井壁用パネル３を締結する
ボルト４類は水没する事はないが、一般的に云われてい
る所１気相部内面６は、結露と飛沫でしばしばぬれた状
態になる。

こ＼に殺菌の目的で水道水（−加えられている塩素外の
一部が気中に放出される丸めに、この結露水と飛沫水に
再吸収される。そして、吸収塩素は一部が解離して、次
式に示すように塩酸と次亜塩素酸になろう 即ち、０６　＋ＨＨＯ２−Ｈｏｔ　＋　Ｈ（ＶＯさらに
次亜塩素酸は還元物質や、熱の存在でさらに分解する。

即ち、ｊｌＨＯｊＯ＝　ＺＨＯＩ＋〜 この様に濃度の高い塩酸によりて金属の溶解反応が発生
し、ステンレス製ボルト類でも腐食することになる。以
上の様な理由で、耐薬品性にも優れ、耐久性を有するガ
ラス繊維強化プラスチック（以下ＦＢＰと略称）で方形
パネルを形成させ、これを主部材として組立てられ九タ
ンク類であっても、ボルト類の腐食によりて給水タンク
の耐久性を欠落する事が問題視されていた。これを防止
する為に、タンクを組立完成後、ボルト、ナツト、ワッ
シャー類を防食塗料で塗装を施したりされている例もあ
るが、品質上不安定であり、しかも多くの手数を要し、
加えて開口部の少ないタンク内部での作業となるため労
働衛生面でも大きな問題があり九〇 本発明は叙上の欠点に鑑みてなされたものであり、天井
壁に用いるボルト、ナツトの防錆、防蝕を計りパネル組
立式水槽の耐久性の向上を計ることを目的としたもので
ある。

以下本発明の実施ガを第３図に基き説明する。

第１図に示す如く、あらかじめ貫通孔フを設はライニン
グボルト８は、あらかじめ、構造用鋼製（ステンレス鋼
製でも可とする。）ボルト頭部−の表面に、防食性を有
するゴム１０等を成形加硫させて所定の寸法に被ったも
のである。

ライニングボルトは一部９の今でなく軸部１１に同機を
被っても良くその場合はライニング長さは単位体パネル
２の接合用縁辺１２の厚さＴの２倍に、パツキン！８の
厚さｔを加えたＬ寸法に近似である事が望ましい、単位
体パネル３の接合用縁辺１２に買通せしめたライニング
ボルト＄はワッシャー１４を介してすｙトＩにより、所
定の締め付圧力によりて締結せしめる。

締結完了後、ボルト４のねじ部１１は、ナツト５の先端
部から、３山以上突」させるのがボルトの強度保持の面
からも一般的であるが、この突出せるねじ部１５にあら
かじめ、成形した弾性体のキャップ１６を螺合させる事
によりて防錆、防食が可能となる・ 即ち弾性体キャップ１６は、ワッシャー’１４の外径よ
りも若干大きい内径を有し、さらにその深さは、ワッシ
ャー１４の厚さとすｖ　）　ｌｌ−１７）厚みの和より
も若干深く、シか４その内径の奥部にはライニングボル
トＳの径と同一の雌ネジ１７を加硫成形時に同時に形成
せしめたものである。内径は奥に進むにつれ、若干テー
パーをつける事が望ましいうまた内径の端部には全周に
わたや、小さな凹部１１を設ける事によって締付時のキ
ャップの広が秒を容易ならしめる。

弾性体キャップ１６の外面は円形でも角状でも良く、特
に円形の場合には手で螺合作業をしやすくするため、ロ
ーレット１；９をりけた形状に成形しておく。

この様な形状の弾性体キャップ１６をライニングボルド
ーの突出ＳＺＯに螺合させると容易に嵌合し１キヤツプ
先端が単位体パネル２の接谷用緻辺１！に接すると、キ
ャップｌ・の全周にわたり外側に広がり接合用縁辺１３
とキャップ１６先端が完全に密着し、塩素ガスや化学変
化によって生じ友高濃度の塩酸等をボルト４類に接触さ
せないので、ボルト４が腐食するような事がない。

−そして、キ＋ｙプ１・の内径端部と、ナツト端部とが
接触し、それ以上の締付けはできないので、キャップ先
端には一定の圧縮力が働く丸め、均一な気密性が確保で
き、しかもキャップ１番の耐久性も向上する。

本発明は上記構成よりなるので、パネル組立式水槽にお
ける気相部内の天井壁ボルト類の防蝕処理が可能になる
とともに耐久性を有するＦ、Ｒ，？水槽等は一部分の部
品の腐蝕によりて給水機能を喪失する危険は全くなくな
り品質上安定する。ｔた、取付作業が容易であるので作
業効率の向上が計れる。

【図面の簡単な説明】

第１図はパネル組立式水槽の斜視図、第２図は第１図の
断面図、第１図は本発明の実施例を示す断面図。 符号の説明 ｌ・・・パネル組立式水槽　３・・・単位体パネルト・
・天井壁用パネル　　番・・・ボルトＳ・・・ナツト　
　　　　　６・・・気相部内面７・・・貫通孔　　　　
　　ａ・・・ライニングボルドー・・・ボルト頭部　　
　　１Ｇ、、、ゴム１１・・・軸ｓ　　　　　　１！・
・・接合用縁辺１畠・・・パツキン　　　　１４・・・
ワッシャー１！ｌ−・・ねじ部　　　　　１＠・・・キ
ャップ１７・・・雌ねじ　　　　　１Ｂ・・・凹部１９
・・・ローレット　　　３Ｇ・・・突出部代理人弁理士
　若　林　邦　彦 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　方形の受圧−の四周に接合用縁辺を設けＦ、Ｒ，
   Ｐ等の合成樹脂によって形成された単位体パネルを複数
   組合せ隣接する該ノ（ネルの接合用縁辺同志に複数のボ
   ルト貫通孔を設はパツキンを介してボルト、ナツトで締
   結し組立てられるパネル組立式水槽において、少なくと
   も気相部内の天井壁貫通孔に砿少なくとも頭部を防蝕材
   で被覆した金Ａ性ボルトを挿入突出させワ、クヤー、ナ
   ツトで締結するとともにワッシャー、ナツト、ボルト突
   出部を防蝕材で一体に薇うに足る凹部を有し且つ凹部の
   ボルト突出ｍ当接面にねじ部を設けて形成してなるキャ
   ップを骸ワタシ、ヤー、ナツト、ボルト突出部に嵌合さ
   せてなることを特徴とするパネル組立式水槽のボルト締
   結構造。 ２　防蝕材が、弾性を有するゴム又は合成樹脂等のもの
   であることを特徴とする特許請求の範囲第１項Ｖ載のパ
   ネル組立式水槽のボルト締結構造。