JPS5850987Y2 - 加熱されたプラスチックの保持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は機械例えばプレス機械に供給すべき加熱された
プラスチックの供給装置に用いられる該プラスチックの
保持装置に関するものである。

従来、該プラスチックのプレス機械への供給は作業者が
手で、手袋を着用して行なっていた。

本考案は該プラスチックの供給作業を自動化した際の該
プラスチックの保持装置を提供するためになされたもの
である。

以下、本考案の一実施例である図面に基づいて説明する
。

第１図は保持装置１の断面側面図である。

保持装置１はそのシリンダ２を供給装置のヘッド（図示
せず）に取り付けられ、加熱されたプラスチックを所定
の場所からそれを加工する機械、例えばプレス機械に供
給するのに使用される。

シリンダ２にはピストン３が適合している。

ピストン３のピストンロッド３ａには他端に昇降部材４
が固設しである。

ピストン３の中心のまわりに適当数配置した可撓性の針
５は、一端を昇降部材４に固定されたシリンダ２に固設
したパイプ状部材６によってその外径を案内され、他端
はピストン３の中心軸と傾斜した方向を向いている。

シリンダ２には開ロア ａ 、７ ｂがあって、ここか
ら圧力流体例えば空気を適当に送排することによってピ
ストン３が昇降し、従って昇降部材４が昇降し、パイプ
状部材６の下端部から針５の先端が出入する構造となっ
ている。

針５の突出方向は互に異なった方向にしてあって、これ
が加熱されたプラスチック８に突き刺さったとき、プラ
スチックを保持し易くしである。

針５の方向はプラスチックの保持が可能であればピスト
ン３の中心軸と平行でもよい。

また、プラスチックは針５の長さに応じて厚さ及び枚数
を変えてもよい。

以下、作用について説明する。

保持装置１を加熱されたプラスチック８の直上に適当な
間隔を置いて停止させる。

その時開ロアｂから圧力流体が供給されていてピストン
３に上昇しており、針５はパイプ状部材６の中に引込ま
れている。

次に圧力流体を開ロアｂから排出させ開ロアａから供給
するとピストン３が下降し、針５が突出しプラスチック
８に図の如く突き刺さる。

プラスチック８を支持している台（図示せず）には針５
の先端を傷めないような配慮をしておく。

台が下降するとプラスチック８は針５によって保持され
た状態となる。

供給装置によって保持装置１が所定の機械内にきて停止
したとき、圧力流体を開ロアａから排出させ開ロアｂか
ら供給すると針５がプラスチック８から抜けて引込み、
プラスチックは機械に供給される。

保持装置１は供給装置によって再びプラスチックを載せ
た台の直上に移動停止し以下上述の動作を繰返す。

本考案は以上のような考案であるので、加熱されたプラ
スチックを機械に自動的に供給することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る保持装置の断面側面図。 １は保持装置、２はシリンダ、３はピストン、３ａはピ
ストンロッド、４は昇降部材、５は針、６はパイプ状部
材、７ａ、７ｂは開口、８は加熱されたプラスチックで
ある。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 加熱されたプラスチックの供給装置に用いられる該プラ
   スチックの保持装置において、可撓性を有する針の一端
   を昇降部材に固定すると共に、パイプ状部材でその外径
   を案内させ、前記パイプ状部材から前記針の先端部が出
   入自在となる構造としたことを特徴とした加熱されたプ
   ラスチックの保持装置。