JPS5850946A - 医用器具 - Google Patents

医用器具

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JPS5850946A
JPS5850946A JP56147771A JP14777181A JPS5850946A JP S5850946 A JPS5850946 A JP S5850946A JP 56147771 A JP56147771 A JP 56147771A JP 14777181 A JP14777181 A JP 14777181A JP S5850946 A JPS5850946 A JP S5850946A
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JP
Japan
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zirconia
medical instruments
sintered body
medical
zirconia sintered
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Granted
Application number
JP56147771A
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English (en)
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JPS6160697B2 (ja
Inventor
孝樹 正木
小林 啓佑
下埜 勝
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は医用器具に関し、さらに詳しくは、医師が診断
や治療の目的で使用するのに好適な医用器具に関する。
たとえば手術用メス、はさみ、鉗子、ピンセットの如き
医用器具は、従来、炭素鋼、メッキを施しだ炭素鋼、プ
ラスチック、ステンレス鋼などで作られている。しかし
ながら、かかる従来の医用器具は、以下において説明す
るような欠点を、有していた。
すなわち、医用器具においては、たとえば同じはさみ世
あっても、他の用途に供されるそれとは著しく異なる特
性が要求されている。なかでも。
A、よく切れ、しかも使用中における切れ味の低下が極
力少ないこと(手術用メスやはさみなどの刀部の場合)
B、熱湯や蒸気などによる高温かつ長時間の消毒にも十
分耐える。こと。
C6血液や薬品などが付着あるいは接触しても変質しな
いこと。
D、容易に清浄化できること。
が重要である。人体に対して無害である必要があること
はいうまでもない。これに対し、上記従来の医用器具に
はいずれも一長一短があって、これらの特性のすべてを
満足しているようなものは未だ提供されていない。
たとえば、炭素鋼製の手術用メスやはさみは。
よく切れ、しかも使用中における切れ味の低下も比較的
少ないので、上記Aの特性は一応満足している0しかし
ながら、他の特性については十分であるとはいえない。
すなわち、熱湯や蒸気による消毒を長時間行うと、鋼の
焼戻し作用によって切れ味が大幅に低下してしまう0か
といって、短時間の消毒では効果に疑問があり、再使用
するのは疫学面から不安である。そのため、現状はその
まま使い捨てるか、あるいは把手部と刃部とを着脱自在
に構成しておき9把手部は消毒して再使用するが、刃部
は使い捨てるようにしている。また。
炭素鋼製の医用器具には、熱湯や蒸気による消毒を行っ
たり、血液や薬品など・が付着あるいは接触すると錆び
てくるという欠点がある。さらに、血液や薬品などが付
着しやすいうえに、それらを取り除きにくいといら欠点
もある。特に、鉗子やビンセットなど、ぎざぎざに加工
された滑べり防止部分を有するような医用器具の清浄作
業はなかなか厄介で、看護婦泣かせの一つになっている
一方、ステンレス鋼製の医用器具は、錆を発生せず、し
かも清浄化が比較的容易であるという長所がある。しか
しながら、切れ味が大幅に劣、シ。
また高温での消毒を繰シ返し行うと徐々に弾性が失われ
てくるので、良好な切れ味が要求される手術用メス、は
さみなどの刃部や1弾力を利用している鉗子やビンセッ
トなどは、上記特性A、Bの点で問題がある。
さらに、メッキを施した炭素鋼からなる医用器具も、や
けシ切れ味が悪い。また、医用器具同志の擦過や消毒な
どによってメッキがはがれるが。
そうなると上述した炭素鋼製の医用器具と同様の欠点を
生ずるようになる。
また、プラスチック製医用器具は、決して艙(いという
点では大変有利であるが、その性質上刃り 類などには向かず、また剛性や靭性に7劣っているので
、たとえば使い捨て専用の注射器など、極く一部のもの
に限られているO 本発明の目的は、従来の医用器具の上記欠点を解決し、
上述した特性A −Dのすべてを備えている医用器具を
提供するにある。
上記目的を達成するための本発明は、ジルコニア焼結体
からなる医用器具を特徴とするものである。
本発明において医用器具とは、いろいろな診療科で使用
されるもので、たとえば、一般にメスと呼ばれている刃
部(切断力、尖刃刀、彎刀など)。
剪刀部(直剪刀、彎剪刀などの、いわゆるはさみ)。
鉗子(止血用鉗子、各種臓器用鉗子など)、各種ビンセ
ット、各種鈎、縫合針、各種ノミ、糸誘導器、各種鋸、
待針器、各種ヤスリ、各種4子、舌圧子、はく離子のよ
うなものである。
本発明をさらに詳細に説明するに9本発明の医用器具は
、その全体、または・一部分(たとえば。
・ 把手部と刃部とを着脱自在に別々に構成したものに
おいてその把手部または刃部)がジルコニア焼包俸から
なっている。
上記ジルコニア焼結体は1機械的強度の高い医用器具を
得ることができるという点で、正方晶系の結晶構造のジ
ルコニアか、tたは正方晶系と単斜晶系の結晶構造のジ
ルコニアが共存していて。
かつ正方晶系の結晶構造のジルコニアが全体に対して5
0モルチ以上であるようなものである。のが好ましい。
かつまた、立方晶系の結晶構造のジルコニアを実質的に
含まないものであるのが好ましい0ここにおいて、立方
晶系の結晶構造のジルコニアを実質的に含まないという
ことは、立方晶系の結晶構造のジルコニアをたとえ含ん
でいたとしても、その量が全体に対して10モルチ以下
であるということである。
すなわち、正方晶系の結晶構造のジルコニアが存在して
いると、焼結体が外力を受けた場合に正方晶系から単斜
晶系へと結晶構造の変態が起こシ。
この変態に必要なエネルギー分だけ応力が緩和されるの
で、その分だけ機械的強度が高くなる。
また、単斜晶系の結晶構造のジルコニアが存在している
とりうことは、そのジルコニアの周囲または近傍にマイ
クロクラックを生じているというととであり、そのため
焼結体が機械的または熱的衝撃によるクラックを発生し
た場合に、そのクララ   ゛・りの伝播がマイクロク
ラックによって妨害され。
曲がりくねった経路をたどるようになるので1機械・的
強度のみならず熱衝撃強度も高くなる。
上記のようなジルコニア焼結体は、ジルコニアにイツト
リア、カルシア、マグネシアなどの安定化剤を固溶させ
ることによって得ることができる。
なかでも、比較的低温での焼結が可能であるために結晶
粒子径を小さくすることができ、結晶を緻密にできてよ
り一層高い機械的強度の焼結体を得ることができるとい
う点で、イツトリアやカルシアを用いるのが好ましい。
その場合、イツトリアにあっては全体に対して1〜5(
モルチ)程度固溶させればよ、<、カルシアにあっては
1〜6(モル%)程度でよい。もちろん・、イツトリア
とカルシアとを併用してもよい。
また、上記ジルコニア焼結体は、0.5〜5(p)の平
均粒子径を有するものであるのが好ましい。
すなわち、平均粒子径が0.4μ未満であっても。
また5μを越えても機械的強度の低下傾向が現れてくる
ので、いずれの場合も好ましくない。
本発明の医用器具を製造するには、たとえば。
まずジルコニア粉末とイツトリア粉末、またはジルコニ
ア粉末とイツトリア粉末とカルシア粉末と粉砕を繰り返
し行って得た原料粉末をラバープレス法、金型成形法な
どの周知の成形方法によって所望の医用器具の形に成形
しり□次いでとの成形体を20〜100(37時)の昇
温速度で1500〜1650(℃)まで加熱し、かかる
温度下に数時間保持して焼成した後20〜180(37
時)の速度で800℃程度まで徐冷し、さらに室温まで
冷却してジルコニア焼結体を得る。
このようにして得た。医用器具の形状をしたジルコニア
焼結体の表面を光学研磨して、血液や薬品などが付着l
−にぐいように、またたとえ付着しても容易に清浄化で
きるようにする。さらに、刃付加工などを行う必要のあ
る医用器具にあっては。
ホーニング加工やラッピング加工によって刃立てをする
以上説明したように1本発明の医用器具はジルコニア焼
結体からなるものである。そして1.ジルコニア焼結体
は、刃先角を鋭角に加工しても金属のようにかえシを発
生せず、また表面粗さを小さくすることも極めて容易で
あるから被切断面との接触抵抗を小さくすることができ
、これを使用した医用器具(刃部など)は極めてよく切
れる。しかも、ジルコニア焼結体は高温に十分耐え、金
属のように焼戻し作用がないので、高温で長時間消毒を
行っても切れ味や弾力の低下がない。そのため、たとえ
ば500℃といった高温で長時間消毒を行っても何ら支
障はなく、疫学的にも安心して再使用することができる
ようになる。また9本発明の医用器具は、ジルコニア焼
結体からなるものジルコニア焼結体は表面粗さを非常に
小さくできるから1本発明の医用器具は血液や薬品など
が付着しに<<、たとえ付着しても水洗などによって極
めて容易に除去することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ジルコニア焼結体からなる・医用器具。
JP56147771A 1981-09-21 1981-09-21 医用器具 Granted JPS5850946A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56147771A JPS5850946A (ja) 1981-09-21 1981-09-21 医用器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56147771A JPS5850946A (ja) 1981-09-21 1981-09-21 医用器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5850946A true JPS5850946A (ja) 1983-03-25
JPS6160697B2 JPS6160697B2 (ja) 1986-12-22

Family

ID=15437804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56147771A Granted JPS5850946A (ja) 1981-09-21 1981-09-21 医用器具

Country Status (1)

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JP (1) JPS5850946A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60106442A (ja) * 1983-11-15 1985-06-11 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡の鉗子装置
JPS60217820A (ja) * 1984-04-12 1985-10-31 東レ株式会社 茶摘用刃物
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JP2020121902A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 京セラ株式会社 医療機器用部材

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JPS5668478A (en) * 1979-11-08 1981-06-09 Sony Corp Scissors in ceramic

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JPS6160697B2 (ja) 1986-12-22

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