JPS5850664Y2 - 直列ユニツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、有線テレビジョンシステムにおいてテレビ信
号の取出しに使用される値列ユニットに関する。

特定地域または大規模建築物等において実用化されてい
る有線テレビ放送システムにおいては、信号伝送用の同
軸ケーブルから各加入者宅のテレビ受像機へテレビ信号
を分岐するのに直列ユニットが使用されている。

か＼る直列ユニットにはその使用場所により第１図に示
すように、中間分岐用の直列ユニット１と端末分岐用の
直列ユニット２の二種類がある。

３はテレビ受像機である。中間分岐用直列ユニットは分
岐回路を内蔵する筐体と、該筐体に取付けられた分岐端
子、むよび入、出力側同軸ケーブルが接続される入力端
子トよび出力端子からなる。

渣た端末分岐用直列ユニット２はこれ以下には端末がな
いので出力端子を欠き、出力側は筐体内に設けたダミー
抵抗で終端されている。

ところで使用場所の関係でどうしても中間分岐用直列ユ
ニットの方が需要が多くなり、多く準備しておいても中
間分岐用直列ユニットの在庫がなくなり、端末分岐用直
列ユニットが多数残っているという事態になシやすい。

端末分岐用直列ユニットが多数あっても該直列ユニット
は出力端子がないので中間分岐用直列ユニットとしては
使用できず、需給のバランスがとれなくて在庫調整に問
題がある。

また製造するに際してもほぼ構造の同じものを２種類製
造しなげればならず、面倒である。

本考案はこの様な欠点を解決しようとするもので、中間
型直列ユニットを簡単に端末型直列ユニットとしても使
用できるようにしたものである。

即ち中間型直列ユニットと端末型直列ユニットの基本的
な相違点はダミー抵抗が有るか無いかであるから、中間
型直列ユニットに簡単かつ確実にダミー抵抗を取付ける
補助具を開発すれば、中間型直列ユニットを端末型直列
ユニットとして使用できる。

本考案はか＼る観点に立って中間型直列ユニットの出力
端子にダミー抵抗のリード線の一方を半田付は等で接続
し、また該ダミー抵抗を覆う金属製の保護カバーを設け
、該保護カバーの一端に前記ダミー抵抗のリード線の他
方を半田付けし、保護カバーを中間型直列ユニットの筐
体側面に固定して端末型直列ユニットとすることを提案
するものである。

以下本考案を図面を参照しながら詳細に説明する。

第２図〜第６図は本考案の実施例を説明する図である。

１ず第２図を参照するに１０は金属板をプレス加工して
なり底面が開口しｉこ箱状の保護カバーであり、該保護
カバーは円盤状部１０ａと長方形状部１０ｂからなる本
体部を持ち、長方形状部１０ｂにはその両側面の下端か
ら外方に延びる一対の取付片１１，１２を形成Ｌ７、そ
の一方の取付片１２にはネジが貫通する孔１２ａを設け
る。

第３図、第４図は保護カバー１０の側面図である。

これらの図に示すように円盤状部１０ａは長方形状部１
０ｂよシ幅が広く、また長方形状部１０、ｂ釦よび取付
片１１，１２は総体的に略Ω形の形状をなす。

更に前記長方形状部の円盤状部１０ａとは逆側の側面に
はダミー抵抗２０（第５図示）の一方のリード線２０ａ
が挿入される孔１３が設げられる。

また第３図、第４図に示すように取付片１２は保護カバ
ー１０の底面とは！同一面上にくるように直角に折曲し
てあり、かつ取付片１１は折曲部を円孤状にして取付片
１２よシ少し下方に位置するように折曲しである。

第６図ａは中間型直列ユニット３０に本考案のダミー抵
抗２０および保護カバー１０を取付けた状態を示す正面
図であり、３１は直列ユニットの筐体、３２は筐体表面
に取付けられた入力端子、３３は同出力端子、３４は同
分岐端子、３５は筐体の取付部である。

出力端子３３にはダミー抵抗のリード線２０ｂを接続し
、他方のリード線２０ａは保護カバー１０の一端面に接
続し、この金属製保護カバー１０を筐体３１の側面に固
定する。

この結果、この中間型直列ユニットは端末型直列ユニッ
トと同じ構造となる。

第６図すは中間型直列ユニットの側面図であり、筺体３
１は分岐回路を内蔵する箱状部とその両端の板状取付部
３５からなり、筐体箱状部側面にはΩバンドの一端が挿
入される溝３１ａ、およびΩバンドを坏ジ止めするため
の孔３１ｂを有する。

これらの溝３１ａおよび孔３１ｂは、中間型直列ユニッ
トどして用いる場合は出力側同軸ケーブルを接続、固定
するΩバンド取付用であるが、端末型直列ユニットとす
る場合は保護カバー１０の取付用となる。

次に本考案のダ□−抵抗２０および保護カバー１０を中
間型直列ユニットに取付ける方法を説明する。

これにはまずダミー抵抗２０の一方のＩＪ−ド線２０ｂ
を出力端子３３に半田付げして接続し、他方のリード線
２０ａは保護カバーの孔１３に内側から挿入して突出さ
せ、該リード線２０ａが挿入された保護カバー１０をそ
の円盤状部１０ａが出力端子３３を覆うようにして取付
片１１を筐体側面の溝３１ａに挿入する。

更に取付片１２の孔１２ａを筐体３１に設けられた孔３
１ｂに一致させ、絞孔１２ａ、３１ｂにネジ３６を挿入
、螺合して固定する。

こうして保護カバー１０は第５図に示すように、出力端
子３３およびダミー抵抗２０を覆った状態で筐体３１の
側面に強く固定される。

然るのち孔１３から突出しているダミー抵抗のリード線
２０ａの突出部分を半田付げに必要な長さだけ残して切
シ取ジ、半田付けを行なって該リード線を保護カバー１
０に接続する。

以上詳細に説明した様に本考案によれば製造に際しては
それぞれ中間型、端末型の二種類の直列ユニットを製造
する必要がなく、中間型直列ユニットだけを製造して、
端末型直列ユニットが必要な時は該中間型直列ユニット
にダミー抵抗および保護カバーを取付けて使用するので
在庫管理が簡単である。

このダミー抵抗むよび出力端子を覆う保護カバーは静電
遮蔽効果があう、筐たほこり、湿気等を防ぎ外力による
破損を防止することができる。

更にダミー抵抗および出力端子が保護カバーにより完全
に覆われてし筐うので信頼性があり、美観的にもすぐれ
ている。

【図面の簡単な説明】

第１図は直列ユニットの使用状態を示すブロック図、第
２図〜第４図は保護カバーの上面図、端面図、および側
面図、第５図はダミー抵抗および保護カバーを取付けた
状態を示す斜視図、第６図ａは中間型直列ユニットにダ
ミー抵抗および保護カバーを取付けた状態を示す平面図
、同図すは中間型直列ユニットの側面図である。 図において１０は保護カバー、１１．１２は取付片、２
０はダミー抵抗、３０は中間型直列ユニット、３１は筐
体、３１ａはその溝、３１ｂは孔、３２は入力端子、３
３は出力端子、３４は分岐端子である。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）筐体表面に入力端子、出力端子、分岐端子を備え
   た中間分岐用直列ユニットを用い、該出力端子にグ□−
   抵抗の一端を接続し、他端を該ダミー抵抗を覆う保護カ
   バーに接続し、該保護カバーを該筐体に固定してなる端
   末分岐用の直列ユニット。
2. （２）保護カバーが本体両側に取付片を備え、該取付片
   の一方を筐体の溝に挿入し、他方をねじ止めして該カバ
   ーを筐体へ固定してなることを特徴とする実用新案登録
   請求の範囲第１項記載の直列ユニット。