JPS5850638Y2 - 調光器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は簡単な構造で電気部品を収納したケースに取付け
られた放熱板と、ケースに並置されたスイッチを支持す
るスイッチサポートとをケースとスイッチとの取付面が
平坦になるように固定するようにした調光器に関する。

従来のこの調光器は例えば第１図の展開斜視図に示すよ
うなものがある。

即ち電気部品を収納するケース１を取付けた放熱板２を
スイッチ３の上面迄延長し、スイッチ挿入窓４を覆うよ
うに放熱板２の上面にスイッチサポート５を固定してス
イッチ３を所望の手段で支持し、更にこの放熱板を覆う
如く、フラッシュプレート６を固定すると共に放熱板２
の小孔７よりフラッシュプレートに取付けられた飾り板
８の小孔９を介して調光用回転軸１０を露出し、之に摘
み１１を取付け、更にスイッチ３は飾り板８の窓１２に
嵌合させている。

調光時にはスイッチ３を閉にした後、摘み１１を回動す
る事に依り、回転軸１０を介してケース１内の電気部品
例えば抵抗値を変える事に依り所望の調光をなし得るも
のである。

然してこのような構造では放熱板はスイッチの上面迄延
長しており普通アルミニウム等の高価な材料を用いてい
る為、極めて不経済であり、又このスイッチサポート５
を放熱板２の上面に対して固定している為、スイッチは
放熱板の厚さ史高くなり組立時にフラッシュプレート６
の飾り板８よりスイッチの周縁が突出し、美感を損う。

このような欠点を除いたものとして放熱板のスイッチサ
ポートと重合する部分をスイッチサポートの厚み史フラ
ッシュプレート側に突出させその凹部にスイッチサポー
トを固定するようにしたものが考えられた。

放熱板とスイッチサポートとは平坦になり、前記のよう
な欠点は除去されるが、之も放熱板がスイッチサポート
部分迄延長している為、高価になることは避けられない
。

本案は以上の点に鑑み考案されたもので、本案に依れば
簡単な構造で組立が容易で然も安価な調光器を提供し後
ろものである。

以下図面に示す一実施例に就いて説明すると、第１図と
同一部分が同一符号で示した第２図に於てケースを覆う
放熱板２はケースを覆う丈の長さであり、そのスイッチ
サポート５と接合すべき端縁部分は先端左右を切欠くこ
とにより突出部１３を形威し、且この突出部を放熱板２
の平面よりスイッチサポートの厚さ史高く屈曲しておく
。

スイッチサポート５にはスイッチを支持する略々四角形
の空所１４を設けである。

然してこのサポートの放熱板との接合部側は両端に耳部
１５，１６を形成する。

この耳部１５，１６は前記放熱板の突出部１３より短か
くしである。

１７．１８は夫々放熱板の突出部及びスイッチサポート
の縁部に夫々設けられたカシメ或はねし止め用の取付孔
である。

本案は以上のように構成されているから、スイッチサポ
ートと放熱板を結合するには放熱板の突出部１３をスイ
ッチサポートの中央の縁部に孔１７．１８が夫々合致す
るように重合する。

然る時はスイッチサポート５の耳部１５，１６は放熱板
の前記切欠部の端縁と衝合する。

次で前記のようにねじ或はカシメ等に依り両者を固定す
る。

このような状態ではスイッチサポートの両側の耳部１５
，１６は前記のように放熱板の切欠部端縁に夫々接して
いるから１ケのねし或はカシメでも両者が左右に動く事
なく、固定する事が出来る。

然も放熱板とスイッチサポートは同一平面になるからス
イッチはフラッシュプレート飾り板に対し、同一面とな
り、美感を損う事もなく、又放熱板はケース取付部分史
で良く、極めて経済的で実用的価値が大きいものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の調光器の展開斜視図で、第２図は本案調
光器の展開斜視図である。 １・・・・・・ケース、２・・・・・・放熱板、３・・
・・・・スイッチ、５・・・・・・スイッチサポート、
６・・・・・・フラッシュプレート、１３・・・・・・
突出部、１５．１６・・・・・・耳部、１７．１８・・
・・・・取付孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電気部品を収納した調光用ケースを取付ける放熱板と、
   スイッチを取付けるスイッチサポートと２等放熱板及び
   スイッチサポートを覆うフラッシュプレートとよりなる
   ものに於て、前記放熱板はスイッチサポート側の端縁中
   央部にスイッチサポートに向って放熱板の面より一段高
   く形威され且取付孔をもった突出部を有し、前記スイッ
   チサポートはその放熱板側端縁両側部に前記突出部より
   短い耳部を設け、且突出部の取付孔に合致する取付孔を
   有してなる調光器。