JPS5850503A - 光フアイバ素線集合体の製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、石英ガラス系のイメージガイドの製造に供し
得る光ファイバ累１集合体の製ｉに関する。

イメージガイドは、多数本の光フアイバ素線の束からシ
るものであって、多成分カラス系の光フアイバ素線束か
らなるイメージガイドは胃カメラの画像伝送路としてか
なり以前から実用されている。多成分ガラスは低融点で
あるから溶融ガラスの収納容器の製作が可能であり、か
かる収納容器からのファイバの多数本を高速度で同時線
引きすることにより、外径の極めて均一な光フアイバ素
線の大量生産が可能であり、而して、かかる均二外径の
素線の多数本を単に物質的に集合するのみでイメージガ
イドの製造が可能とな１つでいる。

多成分ガラス系の光ファイバ素線に代って、石英ガラス
系のものを用いると、その優れた耐熱性、耐放射線性の
故に、溶鋼炉内や原子力発電所内など多成分ガラス系光
フアイバ素線ではとうてい酎え得ない異常雰囲気内の観
察が可能となる。

ところで、石英系乃うスは、周知の通り、融点が１８０
０℃以上と極めて高融点であるために、石英系ガラスの
溶融物を収容し得るような容器の製造が困難であり、多
成物カラスにおけるような多数本の同時線引きができな
い。このため石英系ガラスの場合、母材の０ツドを特殊
な線引き装置にかけて光フアイバ素線を一本つつ線引き
しているのが現状であって、これかために得られた素線
の外径は不均一となっている。

かかる不均一外径の素線を用い、これら素線を物理的に
集合、してイメージガイドを製造しようとした場合には
、素線の整列集合は不可能であり、また素線間の間隙の
大きさも不均一となって鮮明な画像を伝送し得るイメー
ジカイトを得ることはできない。

上記の理由から石英ガラス系イメージガイドの製造法と
して、光ファイバの母材の多数本を接触させて束ねて加
熱線引きする方法が提案されている。

この方法で製造したイメーじ乃イドは、光フアイバ素線
が隣接する素線と互いに融着しているため整列状態は良
好ではあるが、各党ファイバ素線のクラッド層又はりう
・シト的役割を来す部分の遮光効果が乏しくなっており
、従って伝送画像が不鮮明となる欠点がある。

、に、記に鑑み、本発明は、鮮明な画像を、伝送し得る
石英カラス系のイメージガイ、ドの製造に供し得る光フ
アイバ素線集合体の製法を提案する外径の均一な石英ガ
ラス系光フアイバ母材を同時に同速度で線引きし、線引
きされた光フアイバ素線を晋に整列集合し、次いて集合
体を結着剤により一体と′することを特徴とするもので
ある。

本発明において製造される光フアイバ素線集合体中に含
まれる最小の光伝送単位としての光ファイＡ素線は、屈
折率調整剤としての各種ドーパシトを含む、又は、純粋
の石英カラスからなるコアとその外側に設けられた各種
ドーパシトを含む又は含まない、かつ上記コアの屈折率
より小さい屈折率を有するクラッド層、更には必要に応
じて更にその上に設けられた石英ガラスのサポート層を
有する構造のものである。またコアとクラッドとの屈折
率分布はステップイシデ′・シクス形であってもよく、
ジレーデドイシプックス形であってもよい。従って、本
発明で用いる光フアイバ母材は、線引きにより上記構造
の光ファイう〜素線を与え得る構造、材料のものであろ
う 本発明においては、かかる構造、材料の光フアイバ母材
であって外径、断面形状が均一な多数本、たとえば１０
〜１００本をたとえば等間隔に平列に並べて一定の゛線
引き温度で等速度で線引きする。かくすることにより互
に融着しあわない、かつ外径、断面形状において均一な
光ファイバ素線が連続製造される。

かく線引きされた光フアイバ素線を、たとえばドラム巻
取される間までに整列装置を通適させて、−列に、俵槓
状の二列又は多数列に、あるいは、一本の光フアイバ素
線を中心として、その周囲に同心円状に、など種々の状
態に密に集合し、密な隼合状態を保持した状態、で接着
剤やベイシトなどの被膜形成性剤を用いて、素線同士を
接着する、あるいは集合体の外周に被膜を形成させる等
９方法で一体とする。

かくして得た光フアイバ素線集合体は、その内に含まれ
ている各光フアイバ素線は互に独立したものであって、
単に物理的に接、触しているのみであるため、漏光が少
なく、また外光の影響を受゛け難い。しカζも、各光フ
アイバ素線は外径、断面形状が均一であるので均整よく
整列集合されるので累森間に生じるデッドスペースの大
きさや配列も均整化されるので、本発明の集合体による
伝送画像又は伝送画素は鮮明となる〇一般に、工業的に
使用きれているイメージカイトは、数千乃至数万、ある
いはそれ以上の本数の光フアイバ素線からなっている。

本発明を実施するに際し、数千〜数万本の光フアイバ母
材を同時に同速度ＬＣ線引きできる場合は別として、一
般には、線引き炉の温度分布の関係から、あまり多数の
光フアイバ母材を用いることは好ましぐな（、前記した
遡り１００本以下程度が適当であって、而してかかる場
合に得た光ファイバ素線集合体の１本だけではイメージ
ガイドとしては光ファイバ素線数が不足する。その様な
場合は、集合体の多数を密に集合してイメージガイドを
製造することとなる。たとえば、本発明で得た集合体か
一列集合体、即ち帝状体であるときは、この帯を多数重
ねてイメ”−ジガイドが形成される。従って、本発明に
おいては、集合体同士を空隙を残すことなく集合できる
ような断面形状、たとえば上記帯状や、あるいは四角形
、長方形、平行四辺形、三角形、六角形などに集合する
ことが望ましい。また、集合体の外周に施された結着剤
層は多数本の光フアイバ素線を上記の形状に結着し得る
限り、可及的薄層、たとえば０．５〜５μｍ程度とする
ことが望ましい。

また、集合体内の個々の光ファイバ木線を隣接する素線
同士接着させる場合、接着剤としては、硬化又は架橋前
においては低粘度のもの、たとえばイリシアネート系、
エポ士シ系なとを用い、かかる接着剤を光ファイバ素線
間に滲透させるように流すとよい。

また、本発明で用いる結着層あるいは接着ノーは、遮光
性又は光吸収性のもので構成しておくと、本発明で得ら
れる集合体の多数本を集合してイメージガイドとすると
き、少なくとも集合体間での漏光、遮光が一層向上する
ので鮮明な画像を伝送するうえで効果がある。遮光性又
は光吸収性を有する結着剤としては、たとえば、有機又
は無機の黒色ベイシト、カーポジブラック、黒色顔料な
どの黒色化剤を配合した液状ｊム組成物、黒色化剤を配
合した低粘度接着剤、黒色化剤を配合したｊム、プラス
チック組成物などが用いられる。

集合体中に含まれる光フアイバ素線の外径は５〜５００
μｍ程度が適当であり、線引きされる母材の外径は１〜
５０　ＩＮ程度が過当である。なお、線引きされる母材
は、線引きにより１本の光ファイバ木線を与えるもので
あるものが最も好　　゛ましいが、１０００本以下、好
ましくは５００本以下の光ファイバ素線が互に融着した
マルチプルファイバを与えるマルチプルファイバ母材で
あってもよい。

以下、実施例により本発明を一層詳細に説明する。

純石英刀ラス（ｎ”　：　１．４５８５）からなる外り 径２　ＭＭのコアの外側に８２０３をドープした舅石英
ガラス（ｎ２＃　：　１４５　’　０　）からなる厚さ
Ｑ、　５　ＴＩＨのクラッド層及びその外側に天然石英
ガラス力）らなる厚さ０．１ｆｆのサポート層を有する
長さ１ｍの光フアイバ母材（外径３．２　ＩＩ　）の１
００本を母材間隔２朋毎に平行に配列して２１５０℃で
同時に連続的に線引きし、外径５０μｍの光フアイバ素
線とし、クシ状の線整列器を通過させて１００本を一列
に素線の表面同士接触する状態に並べて、カーポジ顔料
を含む黒色塗料を表面全体に塗布し、次いて１５０℃の
乾燥炉中を通過させて塗膜を乾燥して帯状の光ファイバ
緊線集合体を得た。この集合体の塗膜の厚さは約２μｍ
であった。

特許出願人 大日日本電線株式会社 代表者代表取締役　青山辛雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 間隔をあけて設置した多数本の外径の均一な石英ガラス
   系光フアイバ母材を同時に同速度で線引きし、線引きさ
   れた光フアイバ素線を缶に整列集合し、次いで集合体を
   結着剤により一体とすることを特徴とする光フアイバ素
   線集合体の製法。