JPS58501262A - 背中の病気を治療するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 背中の病気を治療するための装置 技術分野 本発明は背中の病気を治療するための装置に関する。この種の装置は横たわった 状態の患者を水平状態で支持するための支持手段と、患者の骨盤領域の周りに掛 は渡されるように配置された第１引張力付与手段と、前記第１引張カ付与手段若 しくは患者の胸部の周りに掛は渡されるように配置された第２引張力付与手段に 連結された引張手段と、前記支持手段に対して容易に移動するように配置され且 つ患者の骨盤を支持するようになっている移動可能な往復台手段とを備えている 。

背景技術 背中の病気にかかっている患者を牽引及びねじりによって治療するための装置は 公知である。このような公知装置の１つは患者の胸部及び頭部を支持するために 回転可能に配置された支持体と、それ自体の軸の周りの回転のために配置され且 つ患者の背中のくびれ部分を支持するようになっている昇降可能な支持手段と、 患者の骨盤及び脚を支持するために長手方向に位置換え可能な支持手段とを備え ている。別の公知の装置は頭部／胸部支持体と、患者の背中のくびれ部、骨盤及 び脚を支持するための手段とを備えており、脚支持手段は垂直方向に繰り返し回 転するように配置され、背中のくびれ部及び骨盤を支持するための手段は脚支持 手段と無関係に水平軸周めに回転移動するように配置されている。これらの装置 及び他の類似の装置においては患者の骨盤領域及び胸部領域との間の相対移動を 一定に制御することができるが、これらの装置には操作のより一層の融通性が必 要とされ、また、治療を受ける患者の個々の異なる患者に対しより現実的に適合 し得ることが必要とされている。

発明の開示 本発明に従って構成された装置を用いた場合、患者の背中は制御様式における３ つの次元即ち牽引、垂直軸周りのねじり及び水平な軸（アクセス）周りのねしり によって治療され肖る。

そして、治療は患者が移動することを必要とすることなく実行され得る。治療は 最初は１日に１回行われるべきであり、後で長時間に渡り例えば夜通し休みなが らより軽い牽引を行うべきである。

本発明装置は患者が医者の指示に従って個々の移動を手動で又は制御された様式 で行うことができるように構成され得る。

本発明による装置の更に別の実施例によれば、背中のくびれ部を支持するための 手段は、患者が牽引を受けているときに、背中が過剰に引っ張られたり、腰が誤 ゲで曲げられたりすることから自動的に保護する。

本発明によって構成される装置の特徴は以下の請求の範囲に記載されている。

図面の簡単な説明 以下、添付の概略図面を参照して本発明をより詳細に説明する。図面において、 第１図は本発明による装置の平面斜視図であり、第２図は第１図に示す装置に用 いられる引張力付与手段を示す図であり、第３図は第１図に示す装置の一部を縮 小して側面から見た図であって回転軸も示されており、第４図は圧力感知手段を 備えた本発明装置の側面図であり、第５図は第４図に示す装置の一部を変更した 図である。

本発明の好ましい実施例 第１図に示された装置は患者を水平状態に支持するための支持手段ｌＯを備えて いる。支持手段１０はその上に配置された頭部支持部１１、背部支持部１２、背 中のくびれ部（腰の上部）を支持するための手段１３、骨盤支持手段１４並びに 脚部支持手段１５を有している。背部支持部上には第２引張カ付与手段（ベルト ）１９が配置されている。この第２引張力付与手段１９は串に部分的に図示され ている。この第２引張カ付与手段１９は、治療の間、支持手段１０に対して固定 配置され、また、患者の胸部領域の周りに掛は渡される。背中の一部を支持する ための手段１３は垂直方向に置換え可能で且つ水平平面上で移動するように配置 されている。骨盤支持手段１４は往復台状手段の形態を有しており、また、患者 の骨盤領域を僅かな摩擦によって支持するようになっている。骨盤支持手段には 第１引張力付与手段（ヘルド）が連結されている。この第１引張力付与手段は図 示されていない。また、この第１引張力付与手段は支持手段１０に対して骨盤支 持手段と一緒に移動するように配置されている。また、この第１引張力付与手段 は患者の骨盤領域の周りに掛は渡される。骨盤支持手段１４には、分離型のカッ プ状垂直支持体１４１が備えられている。第１引張力付与手段には引張手段１７ が連結されている。この引張手段１７は第１図において２つの引張線で示されて いる。この引張手段１７は支持手段１０に対して第１引張力付与手段を移動させ るようになっている。引張手段１７を引き込むと、往復台状手段１４には並進移 動が加えられる。また、その引込み力が遮断されると、引張手段１７は支持手段 １０内に配置されたばね（図示せず）によってその初期位置に戻される。上述し た移動は矢印Ａ、　Ｂで示されている。装置の右側には、該装置上の患者が楽に 届くように操作ユニット１８が配置されている。この操作ユニット１８はクラン ク１８１、ギア・レバー１８２〜１８４及び計器１８５．１８７を備えている。

計器１８５．１８７は牽引力、並びに、ねじり又は回転及びねじりの角度をそれ ぞれ表示するだめのものである。操作若しくは制御ユニット１８は医者又は治療 者が容易に手に取ることができるように移動可能となっている。ギア・レバー１ ８２が下側位置に移動されてクランク１８１が時計方向に回転されると、引張線 １７が引き込まれる。

また、このとき用いられている引張力が約０〜］００ｋｐ　（キロホント）の範 囲内で計器１８５に読み取られ得る。

骨盤支持手段（往復台）１４及び脚部支持手段１５は垂直軸周りに回転可能な支 持染上に設けられている。レバー１８３が下側位置に移動してクランク１８１が 回転すると、支持梁は骨盤支持手段１４及び脚部支持手段１５と一緒に回転する 。その回転量は右側であろうと左側であろうと、約０〜２０’の角度範囲内で計 器１８６により読み取られ得る。背中のくびれ部を支持するための手段１３は上 述の回転移動に部分的に追従するように配置されている。即ち、右側若しくは左 側に０〜１０’の角度範囲内で移動する。

骨盤支持手段（往復台）１４及び脚部支持手段１５はフレームに設けられており 、フレームはその長手方向軸周りにねしり移動するように配置されている。

レバー１８５を下側位置に移動させてクランク１８１を回転させると、骨盤支持 手段１４及び脚部支持手段１５はゆがめられる。Ｎｏ−３Ｖ又はＮＶ−３０の方 向へのそのゆがみ量は約０〜３０°の範囲内で計器１８７により読め取られ得る 。背中のくびれ部を支持するための手段１３はこの移動には追従しないが、この 手段１３はその上側部分が曲がるように構成されているために、背中の位置に対 して調節することができる。背中のくびれ部を支持するための手段１３の表面は 患者の背中のくびれ部に対する摩擦がなくなるようにポリテトラフルオロエチレ ンのような摩擦低減材料で覆うことが望ましい。

上述した回転移動の中心となる（想像上の）垂直軸は骨盤支持手段１４と背中の くびれ部を支持するための手段１３との間に適当に配置される。更に具体的に述 べると、回転軸が骨盤領域から数えて第２番目のを椎骨の近傍に位置するように 種々の手段が調節されるべきである。

上述したゆがみ移動の中心となる（想像上の）ねじり軸若しくはゆがみ軸は、骨 盤に最も近い位置にある患者の３つのを椎骨を通る同心軸と適度に一致する。水 平平面、垂直軸等について述べた際に、その議論の出発点で患者が横臥状態で水 平に横たわっていることを述べた。幾つかの理由により、患者は僅かにねじられ た状態で配置されねばならない。また、上述し赳用語は幾分異なる意味で与えら れる。しかしながら、実際に意味することを理解することは困難ではない。これ らの事実は特許請求の範囲内において、実質的に、という用語を用いることによ って考慮及び包含されている。

上述した装置上の患者の治療のための十分な効果を得るためには、患者の骨盤部 分を往復台上手段１４に対して効果的に押し付けることが大切であり、これによ り、往復台状手段によって達成される並進運動、ねじり運動及びゆがみ運動に対 して患者の骨盤部分を確実に追従させることができるようになる。

この骨盤押付は効果のために、第１引張力付与手段（ベルト）は第２図に示すよ うに特殊な構造からなっている。図示実施例における部材２６はヘルド２６０と 、このベルト２６０に取り付けられた第１のホイール若しくはローラ２６１と、 往復台状手段１４に取り付けられた第２のホイール若しくはローラ２６２と、引 張手段１７に連結されるように配置された第３のホイール若しくはローラ２６３ と、３つのホイール若しくはローラを連結する無端ベルト若しくは帯環等２６４ とを含む。ベルト２６０は患者の骨盤領域の周りに掛は渡される。第１のホイー ル若しくはローラ２６１は第２及び第３のホイール若しくはローラ（２６２）、 （２６３）間に配置されており、この第１のホイール若しくはローラは第２のホ イール若しくはローラ２６２よりも実質的に高い位置にある。第３のホイール若 しくはローラ２６３は引張線１７のうちの１つに連結されている。ベルト２６０ における他方の（隠れた）側には対応するホイール若しくはローラと無端ベルト 若しくは帯環が備えられている。これらのユニットは上記と同様の方法で配置さ れており、また、他方の引張線１７に連結されている。この配置により、引張線 １７が引き込まれ若しくは引っ張られたときに患者の骨盤を垂直支持体１４１に 対して効果的に下方及び前方に押圧させることができる。これにより、患者の骨 盤を骨盤支持手段１４の種々の運動に追従させることができる。患者の胸部若し くは背中と背中のくびれ部を支持するための手段１３との間の確実な保持は上述 の追従作用に寄与する。

第３図はほぼによる装置の側面図であって、支持手段１０及び脚部支持手段１１ 〜１４を示している。上述した想像上の垂直軸は参照符Ｖ−Ｖにより示されてお り、想像上の水平軸は参照符Ｈ−Ｈで示されている。例えば適当な小児用の構成 により、水平軸Ｈ−Ｈは異なる患者の背中の特性（背中のくびれ部分の高低差等 ）に適合され得る。

上記装置は以下の作用をなす。医者が患者のための適当なプログラムを準備した と想定する。胸部ヘルド１９及び骨盤ヘルド２６が背部支持手段１２及び骨盤支 持手段１４上にそれぞれ配置され、背部支持手段及び骨盤支持手段は通常のスタ ート位置にロックされる。患者は支持手段１１〜１５の上に横たわり、初めにベ ルト２６をそして次にベルト２６を締め込む。この締め込みは、ローラを操縦す るために背部支持手段１２の下側に配置されたクランク装置によって行われる。

その後、計器１８５が医者によって規定された牽引力を表示するまでクランク１ ８１を回転させることによ、患者を牽引移動させる。（クランク１８１の作動に より、支持手段１２のロックが解除される）。

所定時間が経過した後、患者は上述したやり方で回転移動、ねじり若しくはゆが み移動を続けることができる。また、必要により、牽引移動と組み合わせた移動 をすることもできる。本装置には支持手段１３を介して背中のくびれ部分に熱及 び／若しくは振動を与えるための手段が備えられていてもよい。これらの機能は 別個の装置によって制御ユニット１８からコントロールされる。また、これらの 機能は時間制御される。

第４図に示される装置には公知の圧力感知手段４０が備えられている。この圧力 感知手段はユニット１１，１２，１３．１４．１５の上に患者が横たわることに よって生ずる背中のくびれ部を支持するための手段１３の圧力を感知する。背中 のくびれ部を支持するための手段１３は装置の主要端部に向き合っている往復台 状手段１４の端部１４１にボールジヨイントを介して回転可能に連結されている 。また、背中のくびれ部を支持するための手段１３の他端部１３２は垂直移動可 能な支持手段１４上で休止している。この骨盤支持手段は上述した圧力に従って 上昇及び下降する。また、治療を受ける患者のための個々のプログラムに応じて 随意に昇降される。

第５図は第４図に示された装置の変形例を示す。この実施例において、背中のく びれ部を支持するための手段１３は、液体又はガスからなる圧力媒体で満たされ た中空容器を備えている。

また、圧力手段５０はバルブを備えており、バルブには圧力媒体を支持手段１３ 及び圧力媒体収容部５２に向けて通過させるための管路５０１．５０２と、ポン プユニット５３に対する制御信号接続部５０３とが備えられている。ポンプユニ ７）５３には支持手段１３に向かって延びる出口管路５３１と圧力媒体収容部５ ２に向かって延びる入口管路とが備えられている。

圧力手段５０は部材５３２，５３，５３１を介して背中のくびれ部を支持するた めの手段に向かう媒体の流れと、部材５０１．５０，５０２を介して背中のくび れ部を支持するための手段から流れ込む媒体の流れとを制御するように配置され ている。

圧力手段５０による制御は感知圧力に従い、また、随時的に、予め定められた圧 力一時間プログラムに従う。本発明の更に別の改良によると、上述した制御機能 に加えて圧力手段５０及びポンプユニット５３が振動効果を得るように圧力成分 を付加するために配置される。また、随意的に熱が供給され、その結果、圧力媒 体が患者に適した温度に加熱される。

本発明による他の変形例によれば、背部支持手段１２は移動可能に配置され、ま た、骨盤支持手段１４は、移動容易な往復台手段として先に言及したが、固定配 置される。この場合、引込み若しくは引張り手段１７は背部支持手段１２に連結 される代わりに、直接患者の胸部に牽引力として作用せしめられる。

しかしながら、この場合、患者の背中を水平軸周りにねじったときに、背部支持 手段１２及び背中のくびれ部を支持するための手段１３は固定されている背部支 持手段１４に対して一緒にねじられなければならない。その結果、治療は患者の を柱の最初の３つ（最下位）のを椎骨に一層集中される。

特許請求の範囲内で幾つかの変更が考えられる。例えば、第４図による装置は背 中のくびれ部を支持するための手段１３の下に移動可能な楔状部材を配置するこ とにより変更され得る。

楔状部材の位置は前記圧力に従って水平に制御される。このようにして、楔状部 材の傾斜面に当接している支持手段１３は患者に通した圧力を与えられる。

治療プログラムに関して牽引、ねじり及びゆがみを背中のくびれ部を支持するた めの手段の高さの制御に関係づけることに７より、前記手段に対する圧力を治療 のための正しい圧力にすることが極めて重要であることが判ってきた。この圧力 は一定であってもよい（この圧力は支持手段１３の高さに対してそれ自身の調節 を必要とするかもしれない。）し、また、予め定められたプログラムに従って変 化されるようになっていてもよい。

このプログラムは特定の患者のために個々に選択され得るし、また、多くの類似 の欠陥を示す一群の患者のために予定され得る。治療のための実際の基準はこの ような組み合わされた処置のみによって達成される。どのような操作が行われる べきか、また、これらの操作が正しい位置で正しい時間に行うことは知られてい る。本発明による装置によればこのような治療を実際に効果的に行うことができ る。

国際調査報告

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．横たわっている患者を水平に支持するための支持手段（１０）と、 患者の骨盤の周りに掛は渡されるように配置された第１引張力付与手段（２６） と、 患者の胸部の周りに掛は渡されるように配置された第２引張力付与手段（１９） と、 ２つの引張力付与手段のうちの１つく例えば手段２６）に連結され、且つ、支持 手段（１０）と同一の関係で移動するように配置された引込み若しくは引張り手 段（１７）と、支持手段（１０）に対し僅かの摩擦を伴って容易に移動するよう に配置され、且つ、患者の骨盤及び胸部を運ぶようになっており、且つ、関連す る引張力付与手段（例えば手段２６）に対しては高い摩擦を示すようになってい る移動可能な往復台手段（１４）と、 背中のくびれ部を支持するための手段（１３）とを備え、前記移動可能往復台手 段（１４）は予め定められたプログラムに従って、支持手段（１０）に対する牽 引移動と同時に若しくは別個に、実質的に水平な平面上で回転移動し及び／又は 往復台手段（１４）の長手方向に実質的に平行に延びる軸の周りにゆがみ移動若 しくはねじり移動するように配置されており、背中のくびれ部を支持するための 手段（１３）は該手段（１３）に対する圧力を感知するための圧力感知手段（４ ０）を備えており、該背中のくびれ部を支持するための手段（１３）は前記圧力 に従ってその垂直移動を案内されるように配置されていることを特徴とする背中 の病気を治療するための装置。 ２、前記移動可能往復台手段は患者の骨盤のために用いられ−るようになってお り、且つ、前記往復台手段（１４）と該往復台手段（１４）に隣接配置された背 中のくびれ部を支持するための手段（１３）との間に位置する実質上垂直な軸の 周りに回転移動するように配置されていることを特徴とする請求の範囲第１項記 載の背中の病気を治療するための装置。 ３、前記移動可能往復台手段（’１４）は実質的に水平な軸の周りにゆがみ移動 若しくはねじり移動するように配置されていることを特徴とする請求の範囲第２ 項記載の背中の病気を治療するための装置。 ４、前記移動可能往復台手段（１４）は患者の胸部を支持するために用いられる ようになっており、且つ、患者の骨盤を支持するようになっている固定型支持手 段（１４）と該固定型支持手段（１４）４こ隣接配置された背中の（びれ部を支 持するための手段（１３）との間に位置する実質上垂直な軸の周りに回転移動す るように配置されていることを特徴とする請求の範囲第１項記載の背中の病気を 治療するための装置。 ５、前記移動可能往復台手段（１４）は背中の（びれ部を支持するための手段（ １３）と−緒に実質的に水平な軸の周りにゆがみ移動若しくはねしり移動するよ うに配置されていることを特徴とする請求の範囲第４項記載の背中の病気を治療 するための装置。