JPS58501008A - ビタミンb↓1↓2又は葉酸化合物測定用試料の調製用組成物及び調製方法 - Google Patents

ビタミンb↓1↓2又は葉酸化合物測定用試料の調製用組成物及び調製方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の調製、並びに測定 発明の背景 発明の分野 るための方法及び材料に関し、さらに測定に関する。
さらに詳しくはビタミンB、2(コバラミン)及び/又は葉酸化合物(葉酸)を 測定するためのヒト血清を調製するための方法及び材料に関する。
先行技術 以前から、ヒトのビタミンB1□の測定は、ビタミンB1゜の欠乏を引き起こす ある種の病気、例えば悪性貧血、胃切除術後の症状、栄養失調、腸障害、及び/ 又はビタミンB12の血中レベルがしばしば低下する他の症状を診断し、それに 続いて治療するための有用な技法であると認められている。ヒトにおけるビタミ ンB1□の測定はさらに、ある種の骨髄増殖疾患、例えばビタミンB1゜の血中 レベルがしばしば上昇する慢性骨髄性白血病の診断にも有用である。
れかを用いて、微生物学的測定法により測定されていた。さらに最近では、ビタ ミンB、2の放射性同位元素希釈(RID)測定法が使用されている。このビタ ミンB、2の放射性同位元素希釈測定法は文献によく記載されている〔例えばラ オ(L4u )等(1965’)rMeasurement of Serum  B12 Levels UsingRadioisotope Diluti on and Coated CharcoalJBLOOD、26,202; ラペン(、Raven)等(1968) rTheEffect of Cya nide Serum and 0ther Factors onthe A s5ay of Vitamin B12 by Radio−Isotope Method Uslng Co−B12. Intrinsic Facto r AndCoated Charcoal J GUYS HO8PITAL  REPORTS、117.89に記載された上記の変法;及び(1969)r  ImprovedMethod for Measuring Vitami n B12 in SerumUsing Intrinsic Factor + Co−B12and Coat@dCharcoal J JOUNAL  OF CLINICAL PATHOLOGY、 22.205:を参照のこと )。さらに最近においては測定に使用される結合蛋白質(binding pr otein)がビタミンB1□に特異的でない場合に、例えば純粋な固有因子( intrinsic factor) 、又はビタミンB、2に非特異的な結合 蛋白質を除去し又は不活性化するために処理された結合蛋白質でない場合に、放 射性同位元素希釈測定法により測定される見かけ上のビタミンB12レベルに、 間違りて寄与するビタミンB12類似体の存在が見出されている(アレン(Al len)の米国特許第4,188,189号:1979年8月24日にアレンに より出願された米国特許出願第069,257号;及びコールハウス(Ko 1  h o u s e )等(1978) rcobalaminanalog ues are present in human serum and c an784;を参照のこと)。
このような先行技術の発展を考慮して、最近における放射性同位元素希釈法によ るビタミンB12の測定においては、例えばコールハウス等が教唆する方法に従 って、試験すべき血清試料を加熱又は煮沸することによシ内因性(endoge nous)天然結合蛋白質から内因性(endogenous )ビタミンB1 2を遊離する段階、並びに、非特異的結合蛋白質を除去又は不活性化した一定量 の固有因子結合蛋白質、及びそれのみで固有因子のすべてと結合するのに適当な 既知量の放射性ビタミンB12、例えば57Co−B12を加える段階を含める 。こうして、加えた固有因子結合蛋白質のすべてが測定すべき試料中に存在する ビタミンB12及び反応組成に加えた放射性ビタミンB、2のいずれかと結合す る。反応において、天然ビタミンB12と放射性ビタミン”12の両者が動的に 競争しながら限定された量の固有因子結合蛋白質と結合するので、固有因子蛋白 質に結合したビタミンB1□の放射性カウントが阻害され又は減少した程度によ り被験試料中に存在する天然ビタミンB12の量が示される。例えば未結合放射 性ビタミンB、2を吸着する蛋白質を被覆した木炭を使用して、例えば固有因子 蛋白質に結合したビタミンB1□から未結合ビタミンB1□のすべてを分離する ことによシ、放射性ビタミンB、2と固有因子との結合の阻害を測定する。そし て1、固有因子に結合した放射性ビタミンB12及び固有因子に結合した非放射 性ビタミンB12を含有する上澄液の放射能を測定する。そして、被験試料中の ビタミンB12の濃度を、当業界において良く知られている技法を使用して、カ ウントを標準チャートと比較することによ請求める。
葉酸(folate)の測定は、放射性葉酸及び前記°と同じ目的の葉酸結合剤 を使用する点を除き、前記の方法と非常に類似している。
すでに記載したごとく、前記のビタミンB、2測定の結果は、しばしば、他の測 定技法、例えば微生物学的測定法によって得られる結果と一致しないことがコー ルハウス等によシ認められている。放射性同位元素希釈測定法にょシ得られるビ タミンB12の測定値が高く出ることが非常に多いい。多くの先行技術に係るビ タミンB、2の測定値が試料中に実際に存在するビタミンB、2の量よシ高いの は、コールハウス等によシ確立されたごとく、哺乳動物の血液及び組織中に、先 行技術に係るRID測定法において使用される非特異的蛋白質結合剤と反応する ビタミンB12類似化合物が存在するためである。コールハウス等により、先行 技術の結合蛋白質のほとんどの部分に、ビタミンB、2に特異的でなくビタミン B、2類似体と結合し得る結合蛋白質が実質的な責合まれていることが確認され た後、アレンにより正確化する技・法が開発された。アレンの研究の結果、今日 性われている正確なRID測定法に・おいては、非特異的な結合蛋白質を除去又 は不活性化し、その結果結合反応においてビタミンB12に対してのみ特異的で あってビタミンB1□□類似体と結合し得ない純粋な又は純化した固有因子結合 蛋白質・のみが使用される。
葉酸のRID測定においては、葉酸類似体牟に関する同様な問題及び非特異□的 葉酸結合剤に関する同様な問題は非常に少ないが、結合蛋白質として固有因子の みを使用する改良された特異的ビタ゛ミンB12RID測定法、及び葉酸測定法 においてもなお、被験試料中のビタミンB、2及び/又は葉酸を内生結合蛋白質 から遊離せしめるために加熱(又□は煮沸)を必要とする。この加熱段階は制御 が困難であり、めんどうであり、そして試験管を取扱い、キャップを付け、そし てキャップを取り外すのに時間を要し、この加熱段階のために試料の加熱が避け られない。
最近、試料を化学的に変性せしめる方法によって、煮沸することなく内因性結合 蛋白質からビタミンB1□を遊離せしめることが報告されている。イタキシオス (Ithakissioa)等(1980)は、「RoomTemperatu re Radioassay for B12w1th 0ysterToad fish (Opaanus tau) serum as binderJc LINIcALCHEMI 5TRY 、 26 、323において、KCNの 存在下でNaOHを使用して−を13.6にすればビタミンB1□の遊離は98 チよシ多くなシ、ヒト血清アルブミンに替えてフィコール(Ficol)を使用 すれば遊離が100チに達すると報告している。ここでは2〜12の範囲におけ る一環境での蛋白質からビタミンB12の遊離について検討されている。イタキ シオス等は、被験試料中の内因性結合蛋白質の遊離の影響については検討してお らず、又若干の試料においては轟然に存在するであろう内因性結合蛋白質又は固 有因子遮断抗体が異状に多量に存在する場合に生ずるであろう潜在的問題を認識 していない。RIAプロダクツ社、ワルサム(Waltham)、マス(Ma  s a )からの1980年10月付市販キットのラベルrNo−Boil C ombostat T*MKit for simultaneous rad ioassay of FoLATE andVITAMIN B12Jが最近 、葉酸及びビタミン”12の両者を分析するための非煮沸技法において、0.0 1%KCN及びジチオスレイトールの存在下における変性剤としてのNaOHの 使用を開示するもQとして注目されている。ここでは未破壊内因性結合蛋白質の ビタミンB12測定に対する影響については検討されておらず、又若干の試料中 に存在する内因子結合蛋白質又は固有因子遮断抗体が多量に存在する場合に生ず るなんらかの潜−狂的問題は認識されていない。
同様に、カリフォルニア・ロスアンゼルスのジアグノスチックプロダクツ(Di agnostic Products)社製市販キットの日付の無いラベルrN o−Bo i I DualcountビタミンB1□及び葉酸用ラジオアッセ イ」も又、葉酸及びビタミンB12の両者を分析するだめの他の非煮沸技法にお けるNaOH、KCN及びジチオスレイトールの使用を開示するものとして注目 された。この場合にも、未破壊結合蛋白質、又は固有因子遮断抗体もしくは多量 の内因性結合蛋白質の存在について、検討されておらず、又認識されていない。
それぞれの先行技術において、KCNは通常第一に試料中のビタミンB12をそ の最も安定な形であるジアノコバラミンに変換するために加えられる。同様に、 葉酸測定中の葉酸を安定化する手段として、葉酸測定及び従って又ビタミンB1 2−葉酸測定において通常ジチオスレイトールが使用される。
最近になって、最良に保証されたRIDビタミンn、2−葉酸測定技法がマサチ ニーセッッ、メジフィールド、コーニング社から、1980年12月から提供さ れるようになった。(血清、血漿及び赤血球細胞中のビタミンB12及び葉酸を 同時測定するための)[Vitamin B12〔Co) /Folate [ 125I:] RadioassayJImmophase (登録商標)0こ のキットと試験の資料及び正確さはいずれの公知の先行技術にも優る。
発明の詳細な説明 すでに述べたごとく、ビタミンB12及び/又は葉酸の最も標準的な先行技術の 放射性同位元素希釈測定法において、内因性結合蛋白質からビタミンB1□及び /又は葉酸を分離するために被験試料の加熱又は煮沸が行われる。最新の技法に おいては、前記の分離は、煮沸を行うことなく、強塩基を用いて、且つその他の 薬品を用いて又は用いないで行われる。
そして、既知量の放射性ビタミンB、2及び/又は放射性葉酸が調製された被験 試料と混合され、そして、天然のビタミンB12及び放射性ビタミンB1□と結 合し得る(但しビタミンB1□類似体とは反応することができない)特異的結合 蛋白質及び/又は葉酸結合剤が混合物に加えられる。次に、公知の方法を用いて 、結合した試料の放射能を、例えば標準曲線と比較することにより、被験試料中 に存在する天然ビタミンB1□又は葉酸の量を決定する。
今や、この発明の教唆に従って、RID測定法を単純化し、改良し、そして多く の場合測定に出立って被験試料を加熱又は煮沸する段階を省略することによりさ らに正確にすることができることが見出された。この測定は次の組成物及び手法 を用いることからなる。
(1)加熱又は煮沸をすることなくすべてのビタミンB1゜及び/又は葉酸を内 因性結合蛋白質から実質上完全に遊離せしめる。
(2)被験試料中に存在し、天然ビタミンB12及び放射性ビタミンB12又は 葉酸に結合するであろう内因性結合蛋白質を原試料中のビタミンB12又は葉酸 から遊離せしめ、又は原試料中に結合しないで存在せしめて、これを実質上完全 に破壊する。
(3) 若干の未破壊結合蛋白質を実質上完全に阻害し又は遮断する。そして、 (4)被験試料中に存在する可能性のある若干の固有因子遮断抗体を実質上完全 に阻害し又は破壊する。
非煮沸試験において前記の方法を考慮しそして実行することを怠れば、以下にの べるごとくビタミンB12及び/又は葉酸のRID測定において誤差が生ずるで あろう。
この方法は、加熱又は煮沸することなく試験すべきビタミンB1□及び/又は葉 酸試料を、加熱又は煮沸することなく、ビタミンB、2及び/又は葉酸を内因性 結合蛋白質から実質上完全に遊離せしめる組成物及び方法によシ処理し、試料中 にビタミンB12及び/又は葉酸から遊離して存在し又はその他の状態で存在す る内因性結合蛋白質の実質上すべてを実質上完全に破壊し、破壊されなかった内 因性結合蛋白質を実質的に阻害又は遮断し、そして被験試料中に存在する実質上 すべての固有因子遮断抗体を阻害し又は破壊することによシ達成される。さらに 詳しくは、次の結果を供する成分と方法との組合わせが教唆される。
すでに述べたごとく、加熱又は煮沸しないで被験試料からビタミンB1□及び葉 酸を遊離させる多くの技法が公に知られ使用されている。しかしながらこの発明 は、明らかに知られておらずもしくは理解されておらず、又は他のRID非加熱 法により無視されていた事実の認識に基礎を置いている。すなわち、(1) ビ タミンB、2を正確に測定するためには、被験試料からのビタミンB1□及び/ 又は葉酸の最適な遊離が達成されなければならない。
(2)煮沸によれば、被験試料中でビタミンB1□がら遊離して存在しても又は 他の形態で存在していても、内因性結合蛋白質を見かけ上実質的に破壊すること ができるが、最近公表された非加熱法においては、若干の血液試料における実質 的量の内因性蛋白質の生存を許す結果となシ、このために後で詳述するごとくビ タミンB1□の測定が不正確になる。
(3) コールハウス等の及びアレンの教唆に従えば、若干の試料中には最近の ビタミンB12のRID測定に使用される固有因子蛋白質と反応し、又はこれを 遮断する抗体がはじめから存在し、この抗体も又、後はど詳述するようにビタミ ンB1゜の測定を不正確にする。
これらの問題点を認識することなくそしてこの発明の方法及び組成物を使用する ことなく、最近の非煮沸技法、並びにコールハウス等及びアレンの方法を使用す ればビタミンB、2異状患者に対する臨床上容認できない程ビタミンB、2の測 定が不正確になるであろう。もっともコールハウス等及びアレンの方法は煮沸法 においては非常に正確である。例えば、非煮沸遊離処理後に試料中に存在する未 破壊の又はまだ阻害されていない内因性結合蛋白質は、測定インキュベーション 中に試料由来ビタミンB1□及び放結合したビタミンB12と未結合ビタミンB 、2の分離に使用した技法に応じてビタミンB12の高い又は低い読み値が得ら れる。
試料中に固有因子と結合することができる抗体が存在するが煮沸によって破壊さ れていないその他の場合、結合蛋白質として固有因子を使用するコールハウス等 及びアレンのRID測定法においては、添加され、試料のビタミンB、2及び放 射性ビタミンB1゜とのみ反応しそして結合することが期待される固有因子が固 有因子遮断抗体と反応し、この結果いくらかの固有因子は放射性ビタミンB、2 及び試料のビタミンB12と反°応できなくなるであろう。固有因子のこの反応 の結果、固有因子に対する抗体の競争が加わるために、固有因子と結合する両タ イプのビタミンB12の量が少なくなり、この結果、結合放射性ビタミンB1□ −固有因子の濃度が低く観察され、このために、この発明の技術を使用しない場 合には被験試料中のビタミンB、2の量が高く観察される。
又、被験試料中の内因性結合蛋白質から実質上すべてのビタミンB12又は葉酸 が遊離しなければ、ビタミンB、2又は葉酸の測定値が誤差にょシ低く出ること は詳細に説明しなくても明らかである。
最後に、血清中に異状に多くのビタミンB、2及び内因性結合蛋白質を有する患 者、例えば慢性骨髄性白血病患者において、非煮沸遊離法の後に試料中に存在す るまだ阻害されていない内因性結合蛋白質についての検討において述べ冬ごとく 、放射性ビタミンB、2についての過剰の内因性結合蛋白質の競争のためにビタ ミンB12の測定レベルが実際に存在するレベルよりも低く出ることが、最近注 目されている。
これらの発見に基づき、ビタミンB、2及び/又は葉酸の測定のために、試料を 、内因性蛋白質からビタ゛ミンB1□を遊離せしめ、内因性結合蛋白質及び固゛ 有因子(IF)遮断抗体を実質上破壊し、そして未だ破壊されてい力い若干の内 因性結合蛋白質と反応し又はそれを阻害する組成物で処理することを提案する。
好ましい態様においては、使用する蛋白質破壊組成物には゛強塩基及び強力なジ スルフィド蛋白質破壊剤であるスルヒドラル化合物を含め、一方未破壊内因性結 合蛋白質と結合する物質としてビタミンB、2類似体を選択する。こ−れらの発 見に基いてさらに、IF−遮断抗体を有する及び有しない低ビタミンB12患者 、並びに高ビタミンB12CML患者からの多数の試料を用いて、上記の目的が 達成されることを証明したことを明らかにする。
上記のような教唆に基づき、他のタイプの組成物及び関連技術を容易に決定する ことができ、そしてこの発達の実施に適用することができる。
次に記載するさらに詳細なこの発明の態様から、この発明の前記の目的及び他の 目的、特徴及び利点が明らかになろう。
発明の詳細な説明 最近公表された非煮沸ビタミンB12及び/又は葉酸測定において適切に認識さ れておらず又は扱かわれていない問題点及び多数の試験試料を使用したこれらの 問題点の注意深い解析に基いて、この発明の方法及び組成物を開発した。この方 法及び組成物は最近公表された非煮沸ビタミンB1□RID分析において認識さ えされておらず扱かわれてもいない問題点を回避するものである。
この発明の好ましい組成物には、一般に、非煮沸ビタミンB12又はRID測定 を行う場合に加えられるビタミンB12類似体を含有せしめる。ビタミンB1□ 類似体は、被験試料中に試料ビタミンB12から遊離して又は他の状態で存在す る内因性結合蛋白質と結合する。この内因性結合蛋白質と添加したビタミンB1 ゜類似体との結合によシ、そして添加したビタミンB12類似体により内因性結 合蛋白質を阻害することにより、内因性結合蛋白質は放射性ビタミンB12及び /又は試料ビタミンB12と結合できなくなる。
従って、このような結合又は再結合によって生ずべき誤差が回避される。添加す るビタミンB1□類似体は、実質上固有因子と結合せず、そしてそれによって固 有因子が放射性ビタミンB12及びビタミンB1゜と結合する能力を害しないも のであるべきである。
この発明の実施に有用なビタミンB12類似体には、コビンアミド(cobin amide) (Cbi) CN−Cbl(bde−OH)及び(3、5、6M e 3BZA)(CN、0H)Cba 、又は他のビタミンB1□類似体が含ま れるがこれに限定されない。ビタミンB、2!似体は、少なくとも測定のために 調製すべき試料中に存在することが予想される内因性蛋白質の実質上すべてと結 合するのに十分な量でなければならない。ビタミンB12類似体を血清試料20 0μl当シ約I J〜約10,000ngとするのが有用である。
ビタミンB、2類似体の好ましい量は血清試料200μl当り約20n&〜約1 000 n、!i+の範囲である。ビタミンB1□類似体の被験非煮沸試料への 添加は、ビタミンB1□の遊離に先立って、ビタミンB、2の遊離中に又はビタ ミンB1□の遊離の直後に行うべきであり、常に放射性ビタミンB1□の添加に 先立って又はそれと同時に行う必要がある。これらのいずれかの時点に添加する ことによシ、ビタミンB、2類似体は、それが実、質的量の遊離ビタミンB1□ 又は添加された放射性ビタミンB、2と結合することができる前に直接内因性結 合蛋白質と結合することができる。驚くべきことに、ビタミンB1□類似体は内 因性結合蛋白質と結合するのみならず、後程第1表に示すごとく、内因性結合蛋 白質からのビタミンB、2の遊離をも促進する。
この発明の非煮沸測定の組成物には強塩基を使用するのが好ましい。強塩基は、 この発明の他の成分と一緒になって、内因性結合蛋白質からのビタミンB12の 遊離を助けると共に、内因性結合蛋白質及び試料中に存在するであろう固有因子 遮断抗体を実質上破壊し及び/又は不活性化するのを助けると信じられる。塩基 は、他の成分と一緒になって、実態上すべてのビタミンB1□及び/又は葉酸を 内因性結合蛋白質から遊離せしめ、実質上すべての内因性結合蛋白質を破壊し及 び/又は不活性化し、そして実質上すべての固有因子遮断抗体を阻害又は破壊す るのに十分な量使用しなければならない。好ましい強塩基にはNaOH、KOH 、LiOH及び他の強塩基が含まれるがこれに限定されない。有用な塩基濃度は 、部分的中和、及びビタミンB1□及び/又は葉酸との結合に実質上特異的な固 有因子すなわち結合蛋白質の添加を含む段階に先だつ、測定用試料の調製中に約 0.0 ’2 N〜約4.ONの範囲である。塩の濃度は測定用試料の調製巾約 0.3N〜1.ONとするのが好ましい。塩基は測定用試料の調製作業を開始す ると同時に添加するのが好ましい。この非煮沸測定試料のだめの組成物には、内 因性結合蛋白質からのビタミンB12の遊離を助け、そして内因性結合蛋白質及 びIF−遮断抗体の実質的な破壊を助ける追加の化合物を1種以上含めるのが好 ましい。この追加の化合物は、その蛋白質破壊性に基いて選択するのが好ましい 。ジスルフィド蛋白質破壊剤の1種にスルヒドラル化合物がある。有用なスルヒ ドラル化合物に属するものとしてベータメカブトエタノール(BMB) 、チオ グリコレート、チオグリセロール及びジチオスレイトール(DTT)がある0但 し、他のスルヒドラル化合物又は他の蛋白質破壊剤も−1この発明の実質に使用 することができる。
蛋白質破壊物質は、他の成分と一緒になって、実質上すべてのビタミンB1□を 内因性結合蛋白質から遊離せしめ、実質上すべての内因性蛋白質を破壊及び/又 は不活性化し、そして実質上すべての固有因子遮断抗体を阻害し又は破壊するの に十分な量使用する必要がある。スルヒドラール化合物の有用な濃度は、測定用 試料の調製の間、約0.004N〜約0.4Nの範囲である。スルヒドラル化合 物の濃度は測定用試料の調製の間約0.04N〜約0.INでおるのが好ましい 。蛋白質破壊物質は、試料を測定のために調製する際、そして好ましくは放射性 ビタミンB、2を試料に添加する際又はそれに先立って試料に加えることにより 内因性結合蛋白質と添加した放射性ビタミンB、2との結合を回避し又は最少限 にする。
次に、この発明の非煮沸試料調製及び方法を使用する好ましいビタミンB1゜測 定方法の1つを記載する。一般的に、測定方法は米国特許第4,188,189 号に記載されている方法と実質上同じであるが次の点で異る。すなわち(1)試 料と加えた試薬を煮沸又は加熱しない。そして、(2)この発明の教唆に従って 追加の又は代シの化合物を使用する。測定中、試薬及び試料はすべて約り5℃〜 約35℃の範囲の周囲室温におく。凍結又は冷蔵されている任意の試薬又は試料 は室温になるまで放置する。これは、この明細書において使用する加熱ではない 。試験を開始するために200μlの被験血清又は標準をピペットで取り各試料 管に入れ、各試料管には見分けるためのラベルを付ける。そして次の成分、 60pg57Co−B12 100 ng コビンアミド 10.0μ9 KCN 2000.0Mg DTT を含有する50μlの水溶液を加える。そして、それぞれの管に50μlの2. 0NaOHをピペットで入れ、そして十分に混合した後、加熱することなく約2 0分間管を周囲温度にインキ−ベートする。続いて、次の組成すなわち、 0−01 M NaPOa 、pH7 0,127M NaC1 0,162M 硼酸 約5099のビタミンB1□と結合する量の固有因子を含有するPH6,sの水 溶液1000μノを加えて寿痕を実質上中和し、そして試料ビタミンB1□及び 放射性ビタミンB、2の両者を固有因子と結合せしめることによシ測定を完了す る。そして、この混合物を加熱しないで約1時間インキエペートする。同時に又 は引続いて木炭を添加し、溶液中に存在する結合していない試料ビタミンB 及 び放射性ビタミンB1□を2 木炭・と結合せしめ、次にこの木炭を上澄液から除去する。IF結合剤に結合し た試料ビタミンB1□及びトレーサー放射性ビタミンB12を含有する上澄液、 又は残りの未結合試料ビタミンB1□及び未結合放射性ビタミンB1□を含む木 炭のいずれかの放射能カウントを用いて、1種類以上のよく知られそして証明さ れた技法を用いて被験試料中のビタミンB12の量を示すことができる。最近最 もよく検討された、そして正確なRID煮沸測定法として前記したコーニングの 放射測定法と比較して証明されるごとく、この発明の好ましい試料調製と測定は 、ビタミンB1□の非常に正確な測定結果を与える。
前述の好ましい方法には種々の変更を加えることができるが、なお、方法のいか なる段階においても加熱又は煮沸を行わないビタミンB、2測定のための試料調 製法及び組成物を提供するこの発明の範囲にとどまる。例えば、試料調製のだめ の他の成分の・量を変更することなく、血清試料の量を増加、例えば2倍に増加 し、又は実質上減少することができる。
効率化のために、トレーサー、内因性蛋白質破壊剤、抗体破壊剤、ビタミンB1 □類似体、及び強塩基又はこれらの任意の組合わせを1つの一定量の液体アリコ ートの中に加え、これを同時に試料に加える場合もこの発明の教唆内である。同 様に、そして多数のビタミンB1□測定を行なう研究室で特に有利に使用するた めに、トレーサー、内因性結合蛋白質及び抗体破壊剤、ビタミンB1□類似体、 並びに強塩基の種種の組合わせを液の形及び/又は固体の形に調製し、必要なと きに液を用いて再調製して使用するのもこの発明の教唆内である。これらの物質 は又、例えばキットとして一緒に包装することができ、実験室は試験用物質を外 部の供給者から入手することができ、個々の素剤及び組成物を貯蔵しておく必要 がなく、又は広範囲の試験準備をすべて行う必要がない。ここに示唆した任意の 組合わせにおいて、放射性トレーサーを除くすべての物質は、この発明の好まし い態様の教唆に従って非煮沸ビタミンB、2測定用試料試製に必要である。
葉酸はビタミンB12と同時に測定する場合が多いので、前記の例は葉酸の同時 測定のために容易に使用することができる。例えば、放射性ビタミンB1□を加 えるのと同時に125ニ一ラベル葉酸のごとき放射性葉酸を加え、工F結合剤の 添加と同時に試料葉酸及び放射性葉酸と結合する葉酸結合剤を加える。このよう な変更によシ、公知の二重測定法を用いて、測定方法をビタミンB12と葉酸の 同時測定を行うのに適するものとすることができる。
同様に、この発明の方法を、非煮沸法と組成物を用いて葉酸のみを測定するよう に変えることができる。
前記のごとく、この発明の組成物及び方法はまだ知られておらず、そして最近公 表された非煮沸ビタミンB1゜RID測定において明確に知られておらず、又は 考慮されていない情報を使用し、そして問題点を認識して考えられ、開発され、 そして発展したものである。すでに詳述したごとくこれらの問題点には次のこと が含まれる。
(1) ビタミンB1□の測定を正確に行うために、被験試料中の内因性結合蛋 白質から実質上すべてのビタミンB、2を遊離せしめる必要がある。
(2)被験試料中でビタミンB1゜から遊離している内因性結合蛋白質及び他の 形で存在する内因性結合蛋白質を実質上すべて破壊又は不活性化する必要がある 。(すでに公表された非煮沸法においては、実質的な量の内因性結合蛋白質が若 干の血液試料中で残存しており、この結果その試料中のビタミンB1□の測定が 不正確になる。)そして、 (3) RID測定中に固有因子蛋白質と反応し、又はそれを遮断する性質を有 する試料由来の抗体を破壊し又は不活性化する必要がある。(このようなIF− 遮断抗体のために、すでに公表されている非煮沸法におけるビタミンB1□の測 定が不正確になる。)加熱しないで内因性結合蛋白質からビタミンB、2を分離 するためには、ビタ声ンB12と内因性結合蛋白質との結合を破壊する組成物が 必要であることが明らかである。蛋白質破壊物質として知られている塩基を使用 することは自明のことである。し易・シながら強塩基は、それのみでは、内因性 結合蛋白質から実質上すべてのビタミンB、2を遊離せしめない。
その上、強塩基は、それのみでは、実質上すべての内因性結合蛋白質を破壊し、 又は不活性化しない。
さらに、強塩基は、非煮沸試料に存在する場合がある実質上すべてのIF−遮断 抗体を破壊しない。
問題点のこのような認識と共に、内因性結合蛋白質からのビタミンB1゜の遊離 及び内因性結合蛋白質の破壊又は不活性化能力について種々の物質を単独で及び 組合わせて試験した。これらの物質は、これを単独で又は種々の組合わせにおい て、プレインキュペーションにより種々の形の内因性結合蛋白質と結合した既知 量の放射性57Co−B12に適用した。さらに詳しくは、”Co−B、2を、 R蛋白質(R)及びトランスコバラミンII (TCII)として知られている 結合蛋白質を含有するヒト血漿中の内因性結合蛋白質と結合せしめ、そして又、 Rのみ及びTCI[のみと結合せしめた。対象試料としそ使用するために 57  CO−B 1□をいかなる結合蛋白質も実質上台まない緩衝液にプレインキュ ペ1トしたO 第1表に示すように、放射性ビタミンB、2とプレインキュベートし、そして次 に個々の、又は組合わせた物質で処理した後、それぞれの試料を実質上中和し、 IF又は他の結合剤を伴々わないで60分間インキユベートシ、そして内因性蛋 白質から遊離した1及び遊離していた結合した放射性ビタミンB1□の実質上す べてを吸収する木炭で処理する。従って、この方法を使用する場合、上澄液中に 見出される57Co−B1゜の量が少なくなるに従って、例の第1表に示した通 り、物質(1種又は複数種)により遊離した Co−B12の量が多くなり、そ して、測定調製用組7 酸物においてその物質はより良好である。第1表により明らかなように、種々の 単独の又は結合させた物質は、”7Co−B1□の遊離に対して種々の効果を有 する。
第 1 表 A 血漿及び種々の結合剤からの〔57CO〕B1□の遊離R−−−100,O TCII 74.3 緩衝液 0.4 血漿 + −−95,9 R+ −−99,8 TCII +−−76,1 緩衝液 十 −−0,1 血漿 44.9 一十− R−+ −100,0 TC1183,7 −+− 緩衝液 0.3 −+− 血漿 −−+40.8 R−−+ 31.3 TCn −一+ 6.0 緩衝液 −−+ 0.3 血漿 十 + −71,1 R+ +−100,0 TCn + + −84,8 緩衝液 十 + −0,2 血漿 + + 26.9 R十 −+ 4.4 TCII + +5.0 緩衝液 + 十0.0 血漿 −十+ 2.5 R+ + 10.8 ’rcn −+ + 1.5 緩衝液 −+ 十O,S 血 漿 十 十+1.4 R+ 十 + Q、9 TC■ 十 + + l、Q 緩衝液 + + + 0.1 さらに第1表Aに関し、コビンアミド(Cbl)、ベタメカノドエタノール(B ME)及びNaOH(強塩基)を使用した場合に、試料29〜32のすべてにつ いて、他のすべての組合わせと比較して、上澄液中に残存する57CO−B、2 のノや一七ントが最低となる。従って、タミンB、2は結合蛋白質から最も多く 遊離する。
さらに、遊離分析中強塩基であるNaOHが0.5Nの濃度で使用されている第 1表の試料13〜16に特に注意しなければならない。試料13〜15において は、実質的な量の57co−B1□が上澄液に残存しておシ、従って他の物質を 存在せしめないで強塩基で変性させることによっては実質上完全な遊離が起らな いことに注目されよう。このことは変性剤としての強塩基それ自体の効果につい ての疑問を喚起する。
なお、すべての溶液はKCNを含有している。
結局、第1表のデータから、既知量の放射性ビタミンB1□を使用し過剰量の内 因性結合蛋白質又はIF−遮断抗体を使用しない実験において、Cbi (ビタ ミンB1゜類似体)、BME(ジスルフィド蛋白質破壊剤組成物)、及びNaO H(強塩基)の組合わせが最も実質上完全なビタミンB12遊離組成物を供する ことが十分に明らかである。同様に、第1表Bのデータは、この同じ組成物が、 内因性葉酸結合蛋白質からの葉酸の実質上完全な遊離をもたらすことを示してい る。
血清からの葉酸の遊離 A 2.6 82.9 B 1.7 45.j C3,297,0 D 1,8 57.6 E 2.2 74.9 F 1.9 74.6 G 1.5 52.4 * これらの血清は高い内因性葉酸結合蛋白質レベルを有する。
**第1A表と同じ一完全条件 *** Cbi 、 BME及びNaOHの前に中和溶液すなわちTris − HClを加えた。
第1表の測定条件 A、これらの測定における試料の容積は200μノであシ、5μlのH20中4 5.4pgぴB12と共に20分間室温においてインキュベートした。試料は、 a) 40 μllの緩衝液A (0,05M KPO4pH7,5,0,5M  NaCt。
漿:c)40μ7唾液R蛋白質(1,2ngB1゜結合能)+40μノ緩衝液A +120μノ塩水;d)160μlTcm(o、s 9 ngB12結合能)  + 4 ’OIll緩衝液A0このインキュベーションに続いて、5μノの水中 25 ”+9のKCNを各試験管に加え、そして8種類の異なる条件を導入した 。【第1表参照)これらは、次のものからなる可能なすべての組合わせである。
すなわち、a)5μノの水中1μsのコビンアミド;b)40μlのIMB廊; 及びc)100μAのNaOH。
成分の不足分は水を加えた。容量355μノにおいて、反応を室温にて20分間 行い、その後NaOHを含むこれらの管を275μlのI M Tr i 5− HCtpH7,5によシ中和した。すべての試験は0.1 M NaCtによシ 容量を1.5−としその最後の60分間測定を続けた。反応は、0.5ml!の BSA塗布木炭によシ停止した。試験管を10.000X、li’で20分間遠 心分離し、そしテ1.0mA’ノ上澄液をカウントのため取り出した。
n、125ニ一葉酸の遊離を試験するためにも完全な測定を行った。
第2表Aは、コールハウス等及びアレンの標準的煮沸法と、ジスルフィド蛋白質 破壊組成物としてBMEをも使用したこの発明の原型的な非煮沸法とを使用した 、多数の正常者についてビタミンB1□測定を行なった比較データである。第2 表Bは、若干の正常試料及び患者からの試料についての葉酸分析の比較データを 含む。第2表Cは若干の正常試料と2つのビタミンB12欠乏患者からの試料に ついてビタミンB、2及び葉酸の同時測定の比較データを含む。
煮沸法及び非煮沸法の両者を使用したピタミ:/′、A1葉酸、並びにビタミン A及び葉酸の測定結果が全体として一致しておシ、科学的にも、臨床的に°も耐 えうる範囲において良好外結果である。この結果は、正常者及びなんらかのビタ ミンB1□欠乏患者におけるビタミンB12及び/又は葉酸を測定するのにこの 発明の組成物が正確且つ有用であることを支持している。
第2表A 煮沸法及び非煮沸法を使用した正常試料の血清B、2値煮沸法 非煮沸法 正常: 1、 390 350 2、 260 319 3、 230 258 4、 325 419 5、 475 510 6、 365 465 7、 205 242 B、 540 590 9、 410 527 10、 390 496 11、 150 211 12、 636 490 13、 300 357 14、 460 589 15、 390 490 16、 305 316 17、 265 326 18、 370 420 19、 200 292 20、 325 235 21、 230 290 22、 295 382 23、 425 546 24、 700 785 25、 280 310 26、 165 171 27、 200 254 28、 185 220 29、 150 223 第2表A(続き) 煮沸法 非煮沸法 正常: 第2表B コロラドゼネラル病院における葉酸値が必要とされる患者についての、煮沸法及 び非煮沸法による血清葉酸値 1 6.1 6.8 2 3.3 2.6 3 22.0 16.3 4 7、6 7.2 5 2.8 2.5 6 20.0 35.7 7 2.5 1.6 8 12.0 10.8 9 4.5 4.7 10 11.8 10.3 11 3.4 4.0 12 3.4 4.0 13 5.9 9.3 14 3.0 3.5 10.0 6.9 16 23.0 20.5 17 11.5 8.8 1B 2.1 2.5 19 3.4 3.0 20 3.1 3.2 21 8.6 8.2 22 4.5 4.6 23 3.3 4.0 24 13.5 15.6 25 6.1 6.2 第2表B(続き) 26 8.5 8.0 27 3.2 3.0 28 >25.0 28.0 29 23.0 18.8 30 11.5 8.4 発明者等の病院実験室のベクトンーデイツキンソン(Becton−Dicki nson)Avf−(正常値範囲3〜5 ng/mQ第2表C 第2沸Cを用いたビタミンB1□及び葉酸の個別的測定と同時測定 1 12.8 245 11.5 1902 8.5 360 9.2 305 3 L7.2 300 14.12604 15.2 200 16.4 18 55 16.2 400 16.0 3706 5.8 320 5.2 36 0 7 15.5 340 11.5 2703 7.6 (107,4(10 923,08023,040 第3表は、よシ多くのビタミンB、2欠乏患者の試料への煮沸法及びこの発明の 原形的な非煮沸法の適用を示すものとして興味ある。血清試料÷17以外につい ては、両法による一致は統計的に卓越しておシ、やはシとの発明の科学的正確さ と有用性を示している。しかしながら、血清試料4P17における大きな差は統 計的に容認し得ない。この発明のこの原形的な非煮沸測定法から得られるデータ を使用すれば、試料す17を供した患者は正常として分類されることになる。従 って、この原形的組成物及び方法において、試料+17の原形的非煮沸測定は臨 床的に容認できない欠点を示している。この1人の患者についての診断の失敗は 、この患者をビタミンB12で治療することについての失敗をまねいたかもしれ ない。ビタミンB、2欠乏を治療しなければ、潜在的に致命的血液及び/又は神 経的異状を引き起こす可能性がちシ、後者の場合には、後でビタミンB1□で治 療しても回復せず、患者は一生精神病施設に収容されるという特に深刻な結果が しばしば生ずるので前記のような失敗は、この患者にとって悲惨な結果をまねい たかもしれない。
引続く解析によシ、第3表に示す試料≠17を含む「欠乏」試料の多くがIF− 遮断抗体(第3表において「抗lF遮断抗体」と表示されている)を有していた 。第3表において、「+」はこのような抗体の存在を、「−」はその不存在を示 している。さらに解析した結果、試料4P17は適度に高い値でIF遮断抗体を 有しておシ、さらに重要なことに゛、この試料の抗体は使用した原形的な測定用 組成物による破壊に対して特に耐性を有することが示された。(IF−遮断抗体 は多くの異なった構造を有しておシ、そしてこのために破壊に対する耐性が異な る。)さらに、これらのIF−遮断抗体は試験中にIFについてビタミンB、2 と競争することも確認された。このため、破壊され又は阻害されない場合には、 抗体がIFをして試料ビタミ<B、2及び放射性ビタミンB12と結合できなく シ、これによ、!:l、IFと結合するビタミンB1□及び放射性B1□の量が 不正確に少なくなシ、この結果、IF含有上澄液の放射能カウントが小さくなる 。このカウントが低いことが、実際に存在するのはIF遮断抗体であるのに、あ たかも追加のビタミンB1が存在するかのでとく解される。従って、若干の試料 にこのような抗体が存在するときは、実質上すべての抗体を破壊することができ る他の組成物を考案しなければならない。
BMEに替えてさらに強力なジスルフィド蛋白質破壊物質、DTTを含めてこの 発明の原形的組成物を再構成することによシ、さらに効果的にIF遮断抗体を破 壊する組成物が得られる。DTTを使用した組成物を使用し、そして第3表の試 料の幾つかを再試験した結果、試料す17については55 pg/mJという低 いビタミンB12含量が示された他は、それぞれの試料について同じビタミンB 、2測定値が得られた。ふシ向って見れば、内因性結合蛋白質及びIF遮断抗体 が試料中に存在する場合には、古い煮沸法によってはこれらが明らかに破壊され るが、非煮沸化学的方法においては、ビタミンB12は内因性結合蛋白質から遊 離するが、実質上すべてあ内因性結合蛋白質又は実質上すべてのIFR断抗体が 破壊され又は不活性化されることはない。これらの問題点は、実質上すべてのビ タミンB12を遊離せしめ、実質上すべての内因性蛋白質を破壊し、実質上すべ ての破壊されなかった結合蛋白質と結合し、又はこれを不活性化し、そして実質 上すべてのIF−遮断抗体を破壊し又は不活性化するこの発明の好ましい組成物 及び非煮沸法によシ克服された。
第3表 臨床的に証明され九B1□欠乏を有する患者についての、煮沸法及び非煮沸法を 用いた血清B12値6、 54 39 − 10、 75 33 + 13、 51 60 − 14、 39 59 − 15、 24 38 − 16、 (1013* **17. 52290 + 18、 18 61 − 19、 22 59 − 20、 <10 <10 − 21、 7035 + 22、 10 30 − 23、 95 113 − 26、 85 104 − 第3表(続き) 29、 32 45 − 30、 39 68 − 31、 44 15 − 32、 38 49 − 36、 28 (10− 37、<10 (io + 38、 70 55 − 39、 42 68 − 40、 58 56 − 41、 38 (10十 ** 非煮沸法による高い値は、抗、IF抗体の不完全な破壊のためである。
支持データ ビタミンB12の非煮沸分析の問題点についての最近の認識、すなわち、ビタミ ンB1□実質上すべてを十分に遊離せしめる必要があること、及び最初に実質上 すべての内因性結合蛋白質を破壊又は不活性化する必要があることを含む認識を もって、原形的な解決の概念を構成し、その実用化への還元を行い、そして、新 たな問題、その問題が若干の試料におけるIP−fi断断体体存在と関係がある こと、そして従って若干の試料に存在するであろう実質上すべてのIF遮断抗体 の破壊又は不活性化が必要であることを認識し、そして、この発明の好ましい態 様の組成物及び方法を再構成し、これを再び実施に還元し、明らかに精度の高い ビタミンB、2及び/又は葉酸の非煮沸RID測定法を確立した。
この発明の正確さと有効性を点検するための段階と方法を行った。
第5表に関し、第1表と同様に、高い精度を有する参考のためのコーニングの煮 沸法とこの発明の非煮沸法との間で「非特異的結合の」比較を行った。
「非特異的結合」は、コーニングの参照測定法の遊離工程に従う又はこの発明の 遊離工程に従う 57C8−B1゜と結合する試料の能力の試験である。コーニ ングの参照法又はこの発明の非煮沸法を効果的に行う。但し、それぞれの場合に 、IF結合剤の代シにブランク試薬を使用する。次に木炭を用いて内因性結合蛋 白質に結合しているビタミンB12及び放射性ビタミンB12から未結合ビタミ ンB42及び未結合放射性ビタミンB1□を分離し、次の定義すなわち、として 「非特異的結合」をめる。第4図に関し、この発明の非煮沸測定法はビタミンB  正常者及び2 ビタミンB、2欠乏(低)者のみならず、患者のビタミンB12レベルが極度に 高くなシそして内因性結合蛋白質のレベルが極度に高くなる病気であ゛る慢性骨 髄性山崩病に罹患していることが明らかな患者についても、コーニング参照測定 法とよく一致する。さらに詳しくは、各群の平均の比較にょシ示されるように、 この発明の非特異的結合はコーニング参照測定法に勝る。
第4表の[不飽和B12−結合能」は内因性ビタミンB12に結合しないもとの 試料中の内因性結合蛋白質の量を示す。このような結合していない内因性結合蛋 白質は、実質上すべての内因性結合蛋白質を破壊し又は阻害しない測定法におい て精度を妨害するであろう。
第4表 参照煮沸測定法及びこの発明の非煮沸測定法を使用した非特異的結合の比較 1 470 2.3 1.3 4 360 2.4 1.2 6 170 2.6 1.4 12 100 2.4 1.0 20 710 3.0 1.1 21 520 2.2 1.1 30 340 1.7 1.0 36 230 1.8 1.0 39 580 1.3 1.2 40 920 2.5 1.4 41 2.400 3.2 1.3 43 560 2.8 1.2 低B、2、抗体陰性 1 870 2.2o、6 2 2.600 2.1 1.4 3 1.300 2.2 1.2 4 2.300 1.9 0.8 5 1.400 1.7 0.8 6 850 2.6 1.2 平均 1,402 2.0 1.0 第4表(続き) 慢性骨髄性白血病 1 2.400 3.9 1.7 2 3.200 4.5 1.7 3 4.500 6.3 2.1 4 1.200 3.9 1.5 5 3.900 6.0 2.3 6 17.000 12.4 7.4 7 2.000 9.1 6.5 8 1.800 5.3 2.1 9 14.000 3.1 2.7 12 860 2.2 1.2 13 15.000 4.2 2.4 14 7.900 −0.3 0.4 15 15.000 4.4 3.4 16 7.100 0.0 0.8 17 7.300 0.6 2.2 18 7.400 −2.1 0.4 平均 7.170 4.1 2.4 第5表は、平常なビタミンB12レベルを有すると考えられる正多数の正常者( 50名)についての、コーニング参照測定法及びこの発明の非煮沸測定法の間の 比較的直線的な対比を示す。これは第2表に類似しているが、第2表において使 用した試料と第5表におけるそれとは異なる。それぞれの試料及びすべての試料 について、そして全試料の平均について、両測定法は科学的及び臨床的に非常に よく一致している。第5表は又、この発明の好ましい方法及び組成物を使用した 場合の正常なビタミンB12の範囲を明らかにしていることにも注目すべきであ る。
この正常値は、参照測定法の「148〜696pg/ml Jに比べてr 14 0〜704 pg/mA! Jであシ、この差は数学的及び科学的に有意でない 。
第6表は、抗体を伴なわないビタミンB1□欠乏試料について、参照測定法とこ の発明の非煮沸測定法との間の比較を示す。この場合にも、両測定法の結果は、 科学的及び臨床的に完全に一致する。両測定法においてすべての試料は正常値の 範囲よシ下にあり、そして、両方法の平均は完全に一致する。これによ、9 、 IF遮断抗体が存在しないビタミンB12欠乏者のビタミンB12の測定におけ るこの発明の方法の正確さが強く確認される。
第7表は(血液中にIF遮断抗体を有するビタミンB1゜欠乏者を認定するため に使用する場合におけるこの発明の方法の正確さを支持するものとして非常に興 味深い。この表において、「工Fに結合するビタミンB1□遮断容量」は、血清 中にはじめから存在するIF遮断抗体によ多結合されることができ、そして結合 されるであろうIFの量を示すものである。試料76についての低い値600  pg/mlから試料96についての高い値360,000 pg/meの範囲が ちシ、平均値は29. OOOpg/mlである。これらの試料において、IF 遮断抗体のレベルが雑多でしか゛もしばしば非常に高いにもかかわらず、各試料 のそしてすべての試料の同定において、ビタミンB12欠乏の場合には100チ の試料において、参照測定法とこの発明の測定法の間に完全な一致が認められる 。さらに詳しくは、この発明によ請求められるビタミンB12の値は、各群の平 均の比較によシ示されるように、参照測定法のそれよシも正確なようである′。
従って、この発明の好ましい態様を使用すれば、この発明の非煮沸測定法は、い かなる試料についても、工F遮断抗体の存在によシ効果的でなくなったシ、実質 不能になったシすることがない。
第5表 50名の正常者における参照煮沸測定法とこの発明の非煮沸測定法との血清ビタ ミンB12の値の比較1 243 180 2 322 365 3 343 267 4 273 265 5 350 450 6 430 410 7 225 172 8 270 225 9 429 320 10 303 203 11 730 690 12 397 375 13 182 192 14 234 250 15 330 ’330 16 397 420 17 455 435 18 181 186 19 363 340 20 360 320 21 175 130 22 220 203 23 540 510 24 345 343 25 338 373 第5表(続き) 血清ビタミンB12の値 26 303 297 27 385 345 28 〜400 445 29 360 340 1 30 580 550 31 197 180 32 795 790 33 380 380 34 442 427 35 465 450 36 232 250 37 308 350 38 250 250 39 193 245 40 322 285 41 385 365 42 162 200 43 215 180 44 352 500 45 700 740 46 218 163 47 377 323 48 233 250 49 450 520 50 150 161 平均 346 339 平均範囲a 148−696 140−704第6表 抗IFfi断抗体を有しない12名の患者における、参照煮沸測定法及びこの発 明の非煮沸測定法による血清ビタミンB、2の値の比較 2 128 120 3 108 25 4 120 100 5 5 38 6 92 99 7 77 89 8 78 103 9 107 103 10 1 1 7 1 1 7 11 8 0 1 0 4 12 8 8 98 平均 85 85 第7表 抗IF遮断抗体を有する111人の患者についての、参照煮沸測定法及びこの発 明の非煮沸測定法による血清ビタミンB12の値の比較 1 200.000 0 0 2 17.000 0 24 3 21.000 110 120 4 18、OO0020 524,00000 61,30005 72,30070120 821,000016 91,0003975 104,900019 116,400026 126,400060 1315,0003060 1423,00000 1525,0001525 163,6008390 174,2004740 1815,000019 191,20010028 202,400130 211,2008624 221,200150 2322,00010684 241,4008024 251,50011731 第7表(続き) 26 1.100 5 5 27 8.700 99 78 28 700 69 5 29 6.400 5 0 30 25.000 33 0 31 5.100 25 34 32 26.000 91 62 33 25.000 38 18 34 5.800 72 60 35 2.500 29 19 36 6.400 5 0 37 4.700 76 56 38 3.600 44 42 39 2.300 28 18 40 7.700 0 0 41 23.000 5 5 42 9.000 41 1B 43 18.000 24 19 44 27.000 29 0 45 3.900 122 68 46 1.800 142 135 47 4.300 5 0 48 2.400 125 110 49 18.000 35 22 50 4.200 38 0 51 42.000 22 10 52 4.000 18 0 53 50.000 36 0 54 25.000 33 0 第7表(続き) 低B、2、抗体 IFへのB1□結 血清中ビタミンB12の値陽性患者 合遮 断の容量 コーニング参 この発明の非55 4.400 29 20 56 21.000 28 11 57 5.500 100 118 58 33.00−0 23 0 59 4.200 31 61 60 3.700 54 39 61 140.000 25 7 62 4.100 31 26 63 210.000 70 86 64 5.500 90 33 65 20.000 26 5 66 3.600 47 48 67 67.000 33 18 6B 4,400 51 37 69 4.100 74 47 70 170.000 33 40 71 10.000 0 5 72 12.000 25 20 73 12.000 40 28 74 200.000 55 36 75 1.400 10 13 76 600 30 20 77 10.000 79 40 78 19.000 123 94 79 1.500 10 5 80 2.300 27 27 81 8.700 41 44 82 2.900 46 40 83 260.000 39 10 84 800 78 48 第7表(続き) 8≦ 7.700 110 15 B62.900 96 32 87 800 45 29 3B 180,000 125 102139 2.700 10 15 g0 6,400 16 14 91 21.000 0 5 92 4.400 115 57 93 2.200 94 51 94 8.700 92 48 95 320.000 5 0 96 360.000 23 13 97 1.000 68 0 98 17、el OO245 991,40010631 1003,000360 10122,00050 1022,9003642 1032,9003921 1042,400350 10590013093 10620,0003319 1079002513 1082,700460 1092,9005719 11054,0007040 111140,0004137 平均 29.000 45 31 正常範囲よシ低い患者数 (111) (111)正常範囲よシ低い!e、省の % (100%) (100%)第8表に関して、実質的な数のCML患者につ いて参照測定法及びこの発明の方法の両者を用いて試験を行った。後で詳述する ように、若干の非煮沸測定法は試料濃度に影響されるかもしれないという・示唆 があったので、「標準」試料濃度と「希釈」した試料濃度について、測測定方法 を行った。第8表に示す結果から、この場合も、この発明の測定は参照測定と完 全に一致した。1つの場合、すなわち参照測定において正常なビタミンB12の 範囲にあると確認されたCML患者において、この発明の非煮沸測定もまたそれ を、そしてそれのみを正常であるとする結果を示した。
先行技術の検討において示したように、最近2種類の公知の「非煮沸」測定が市 販されておシ、それぞれRIA及びジアグノスチνり・ゾロダクツのそれである 。第9表には、多数のビタミンB1□正常者、多数のビタミンB12欠乏者及び 多数のCML患者についての、前記の市販非煮沸測定と「コーニングの参照煮沸 測定」との非特異的結合性の比較を示す。第7表に示した結果は、正常者゛及び IF遮断抗体を有しない欠乏患者からの試料における非特異的結合によシ測定し た場合、非煮沸RIA試験及びジアグノスチック・プロダクツ試験は内因性結合 蛋白質の破壊に関し完全に正確であることを示している。しかじながら、非特異 的結合によシ測定した場合に、そして同じ患者について第4表に示したような参 照測定法及びこの発明の方法両者と比較した場合に、市販のキットは両者ともC ML患者からの試料中の内因性結合蛋白質の破壊又は不活性化もしくは遮断を行 わない。従って、すべてを参照としてのコーニング煮沸測定法と比較した場合、 この発明の非煮沸法は、少なくともCML患者については現存する市販非煮沸キ ットよシ正確である。
第9表はさらに、キットの測定用物質を、第9表に示すように、市販のキットが この発明の結成物及び方法に非常に一致するように変えた場合、これら変更を加 えたキットの結果は参照測定に徘常に一致する。しかしながら、この発明におけ る問題点の認識及びその解決なくして、変形の必要性も変形それ自体も期待され ず又貸われないであろう。
第8表 慢性骨髄性白血病患者29人についての、参照煮沸測定法及びこの発明の非煮沸 測定法による血清ビタミンB12の値の比較 1 >2.000 4,100 >2.000 4,2002 >2.000  3,500 )2,000 2,7003 >2.000 2,300 1,9 00 1.7004 >2.000 3,300 >2.000 2,6005  >2.000 4,400 >2.000 4,6006 )2,000 7 ,500 >2.000 8,6007 >2.000 14,000 >2. 000 17,0008 >2.000 4,700.>2.000 4,80 09 >2.000 6,300 >2.000 7,00010 >2.00 0 5,000 >2.000 6,10011 >2.000 6,300  >2.000 6,60012 460 500 410 45013 >2. 000 6,800 >2.000 7,60014 >2,000 6,30 0 >2.000 7,4QQ15 >2.000 5,800 >2.000  5,70016 )2,000 6,600 >2.000 7,50017  )2,000 8,500 >2.000 10,00018 >2.000  4,900 >2.000 5,900第8表(続き) 19 >2.000 13,000 >2.000 15,00020 >2. 000 4,700 >2.000 4,90021 >2.000 16,0 00 >2.000 18,00022 >2.000 7,000 >2.0 00 8,0002B >2.000 15,000 >2.000 17,0 002’l−>2.000 13,000 )2.000 16,0002!i  >2.000 7,000 >2.000 8,4002G1,700 1, 300 1,800 1,60027 1.900 1,600 1,900  1.60021? >2.000 4,200 >2.000 4,7002’ t >2.000 3700 >2.000 4,400第9表 参照煮沸測定、並びに、標準型及びこの発明の非煮沸測定法に近ずけて変形した RIA−ゾロダクッ社及びジアグノスチック・ゾロダクッ社の非煮沸測定法の比 較 測定法 タット・キット ドウアルカウント・正常 1 470 2.3 1.5 −0.84 360 2.4 0.8 −0.8 6 170 2.6 1.0 −1.112 100 2.4 1.6 −1. 220 710 3.0 1.9 −0.521 520 2.2 0.8 − 1.130 340 1.7 0.8 −1.436 230 1.8 0.5  −0.939 580 13 0.5 −1.040 920 2.5 1. 6 −0.841 2.400 3.2 4.2 0.843 560 2.8  1.2 −0.245 920 3.1 2.2 −0.549 160 1 .7 0.3 −1.6平均 603 2.4 1.3 −0.87 2 2.600 2.1 0.7 0.13 1.300 2.2 0.6 0 .94 2.300 1.9 0.5 −0.75 1.400 1.7 0. 4 −0.56 850 2.6 1.0 0.7 10 1.200 1.5 0.0 0.412 1、Zoo 3.3 1.5  0.1平均 1,402 2.0 0.6 0.08 第五υスV(小j1)11.−%IX五ハノーク7/すτツrと考えられる。こ のような妨害は、標準曲線を作るために使用される既知量のビタミンB12を含 有する調製された非血清試料に比べて、調製された血清試料において大きい。
る試料をRIAプロダクツのキット及びジアグノスチック・プロダクツのキット を使用して測定し、そしてコーニングの参照測定と比較した。第12表は、この 発明の測定法による同様の試験を記載した第7表と比較すべきである。第1,1 表においては第7表における場合よシ少数の試料が使用されているが、これは、 第7表において使用した多数の試料が使いつくされ、従ってさらに試験すること ができなかったからである。しかしながら、IF遮断抗体を有する12人のビタ ミンB1□欠乏者によるこの省略された比較においてさえ、RIA7°ロダクツ のキットによっては50%よシ少ない欠乏者が欠乏者として認定されたに過ぎず 、ジアグノスチック・プロダクツのキットにおいては単に12人中10人(83 %)がビタミンB12欠乏として認定されただけである。RIAプロダクツのキ ットが、IF遮断抗体を有するビタミンB、2欠乏者について特に不正確である という事実は、第12表の患者≠16の470 pg/mlO値によりて支持さ れる。なぜなら、第10表に示すようにRIAプロダクツのキットを使用して5 0人の正常者について得られた平均値415 pg/mA!よシ高いからである 。これら市販のキットはいずれも、単に不正確であるのみならず、患者の診断及 び治療のために全体的に臨床的に容認できない結果をもたらす。第7表を参照に した比較によれば、この発明の非煮沸測定法は、患者の診断及び治療について臨 床的に容認できるものでアシ、この測定においては、100%のビタミンB、2 欠乏者がそのように認定される。第7表は、IF遮断抗体陽性者の単なる12′ 人ではなく111人の試験結果であるという事実は、この発明の非煮沸測定が正 確であシ精密であることを一層明らかにする。
第10表 50人の正常者についての、参照煮沸測定及びRIAゾロダクツ社及びシアグツ スティック・プロダクツ社の非煮沸測定による血清ビタミンB12の値の比較 コーニング RIAグロダクツ シアグツスティック・1 243 203 3 47 2 322 357 406 3 343 603 750 4 273 243 275 5 350 445 412 6 430 420 493 7 225 181 175 8 270 340 283 9 429 463 420 10 303 235 283 11 730 750 725 12 397 333 315 13 182 247 2’20 14 234 310 310 15 330 400 426 16 397 450 470 17 455 455 520 18 181 204 177 19 363 410 426 20 360 400 467 21 175 220 234 第10表(続き) コーニング RIAプロダクツ シアグツスティック・22 220 303  285 23 540 645 587 24 345 377 446 25 338 480 460 26 303 417 340 27 385 240 460 28 400 525 480 29 360 545 450 30 580 660 690 31 197 290 287 32 795 860 860 33 380 527 555 34 442 395 575 35 465 480 570 36 232 350 283 37 308 410 450 38 250 397 420 39 193 350 357 40 322 366 553 41 ’385 565 565 42 162 194 347 43 215 360 365 44 352 645 585 45 700 800 1.060 46 218 240 375 47 377 345 545 48 233 312 310 第10表(続き) 49 450 780 535 50 150 200 177 平均 346 415 442 &)データの高い値への歪を補正するため対数正規化した後の平均値±2・標準 偏差 抗IF遮断抗体を有しない12人の患者についての、参照煮沸法並びにRIA  fログ22社及びジアグノスチックプロダクツ社の非煮沸測定法による血清ビタ ミンB12の値の比較 1 18 110 36 2 128 224 145 3 108 175 54 4 120 235 140 5 5 117 29 6 92 224 107 7 77 177 61 8 78 170 119 9 107 183 128 10 117 240 175 11 80 155 138 12 88 185 146 平均 85 183 106 第12表 抗IF51断抗体を有する12人の患者についての、参照煮沸法、並びにRIA プロダクツ社及びジアグノスチック・プロダクツ社の非煮沸測定法による血清ビ タミンB12の値の比較 陽性患者 コーニング RIAプロダクツ ゾアグノスチック・(p g/ml ) (p g/罰) (pg/In7り3 110 245 195 13 30 140 96 15 15 180 38 16 83 470 168 18 0 150 31 32 91 250 136 34 72 125 113 45 122 185 155 46 142 205 191 52 18 107 43 59 31 110 58 64 90 295 57 83 39 200 17 平均 67 222 107 正常値よシ 低い患者の (100%)(42%)(83%)チ この発明を使用した第8表の場合と同様に、CMIL患者について、RIAゾロ ダクツのキット及びジアグノスチック・プロダクツのキットを使用した結果を第 13表及び第14表に報告する。この場合も、若干の試料を使いつくして使用す ることができないため、第13表及び第14表についても若干の省略がなされて いる。第13表及び第14表中の上下に*印を付した中央欄に、使用することを 意図して購入した市販のキットを使用して得た結果を示す。RIAプロダクツの キットを使用した場合17試料中6試料のみが高ビタミンB、2として認定され 、そしてジアグノスチック・プロダクツのキットにおいては、17試料中10試 料のみが高ビタミンB1□として認定されたことが注目される。従って、これら の市販キットは、CMLを診断する手段として高ビタミンB12を伴う患者をそ のように認定するには不適当であろう。第8表に示した場合と比較すればこの発 明の非煮沸測定法は、高ビタミンB、2レベルを伴う100チのCML患者を高 レベルであると認定している。
第13表及び第14表においても、RIAグロダクッのキット及びジアグノスチ ック・プロダクツのキットを第15表に示すように、まず希釈して、そして変更 を加えて使用した場合、この変形又は希釈に67 よシ両キットは、高ビタミンB、2を伴うCML患者の認定において、完全に正 確な結果をもたらす。しかしながら、この発明の教唆なくしては、RIAプロダ クツのキット及びシアグツステック・プロダクツのキットをこのように変更する ことは知・シ得ないf6ろう。
第13表 慢性骨髄性白血病患者18人についての、参照煮沸測定法、並びにRIA 7’ ロダクツの非煮沸アッセイ法を、標準型で、及びこの発明の非煮沸測定法に近ず けるように変形した方法で使用した場合の血清ビタミンB12の値の比較 煮沸法 標準測定 変形測定 測定容量 測定容量 測定容量 1 )2,000 4,100 1.000 4300 )2ρ00 4,50 02 ”)2p00 3,500 1,000 2,700 :)2ρ00 3 2005 ″)2.QOO4,4008904200)2ρ00 5,3006 〉2ρ00 7,500 300 7ρ00 1,700 8.6007〉2ρ 0014ρ00 580 15,000 )2ρ00 18,0008〉2ρ0 0 4,700 1,400 4.300 >2ρ00 4,4009〉2ρ0 0 6,300 290 6.000 >2ρ00 7,00010〉2ρ00  5ρ00 990 5J300−>2ρ00 670011〉2ρ00 6, 300 310 6.600 )2ρ00 730012 460 500 5 50 580 500 57013〉2ρ00 6800 320 6.000  2ρ007,30014〉2ρ00 6,300 460 6.600 )2 ρ00 7,50015 )2,000 5,800 310 5.000 ) 2ρ00 6.20016 >2.000 6,600 500 7200 > 2ρ00 7,50017〉2ρ00 8.500 510 8.600 >2 ρ00 9,80018〉2ρ00 4900 540 5,100 )2ρ0 0 5,800第14表 沸法、並びに、シアグツステック・プロダクツの非煮沸測定法を、標準型で、及 びこの発明の非煮沸測定法に近ずけるように変形した方法で使用した場合の血清 ビタミンB1□の値の比較 煮 沸 法 ルカウントキット (pvfn@ (pVfn@ (pgJ/) (pg4 (pg4) (pg4 )1〉2ρ00 4JO01,7004,700)2ρ00 4,4002〉2 ρ00 3500 1,400 3ρ00 〉2ρ00 24003〉2ρ00  2300 890 1,900 1,800 1.7004〉2ρ00 33 00 1,700 2.800 )2ρ00 2,1005〉2ρoo 4,4 0o 1200 4,400 >2.000 4,7006 )2.000 7 500 500 6500 )2ρ00 8,2007〉2ρ00 14.00 0 1,400 17ρ00 〉2ρ00 21,0008〉2ρ00 4,7 00 1.800 5200 >2ρ00 4,1009〉2ρ00 6,30 0 680 6.600 >2ρ00 7,30010 〉2ρ00 5,00 0 1,700 5.900 >2.000 6,700第14表(続き) 煮 沸 法 ルカウントキット 測定容量 測定容量 測定容量 (pvfn◇ (p一つ (pup (p一つ (pし呻 (p−011〉2ρ 00 6,300 640 5.900 )2ρ00 7,50012 460  500 480 510 520 40013〉2ρ00 6,800 60 0 6.600 )2ρ00 7,40014〉2ρ00 6300 990  6,900’>2ρ00 8,60015〉2ρ00 5,800 640 5 .500 )2ρ00 6,10016〉2ρ00 6,600 900 7ρ OO〉2ρ00 8,40017 )2,000 8,500 990 9.9 00 )2,000 11,00018〉2ρ004ρ00 1,100 5. 400 >2.000 5,400第15表に言及する。この表は、この発明の 好ましい態様のだめの測定調製条件、並びにRIAゾロダクツの非煮沸キット及 びジアグノスチック・プロダクツの非煮沸キットの標準的測定調製条件を示す。
この表はさらに、第9表、第13表及び゛第14表において検討したように、こ れらのキットのそれぞれにおいて行われた変形を示すデートをふくむ。第15表 においてはさらに、この発明の好ましい態様、並びにRIA プロダクツのキッ ト及びジアグノスチック・プロダクツのキットの比較が容易である。各非煮沸試 験法において、同じ出発容量の血清試料が使用されることが明らかである。試料 の出発容量は臨界的ではなく、選択事項であるが、いうまでもなく、他のすべて の方法及び成分を使用する試料の容量に合わせて調整しなければならない。次に 、標準的RIAプロダクツ法及びジアグノスチック・プロダクト法においてはビ タミンB12類似体が使用されないのに対してこの発明の好ましい態様において はコビンアミド類似体が使用されることが注目される。次に、各方法において強 塩基NaOHが使用されるが、この発明の好ましい態様における塩基濃度がそれ ぞれ、RIAプロダクツのキット及びジアグノスチック・プロダクツのキットに おける塩基濃度に比べて約22チ〜約65チ高い。他の成分とその濃度との組合 わせにおいて、内因性結合蛋白質から内因性ビタミンB、2を最も完全に遊離せ しめる点において、そして内因性結合蛋白質とIF遮断抗体の最初の不活性化又 は破壊において、塩の濃度が重要な因子であることが理論付けられる。この発明 の幾つかの理論の1つは非煮沸測定調製によっては、内因性ビタミンB12から 遊離する内因性結合蛋白質又は他の形で存在する内因性結合蛋白質が実質上完全 に破壊又は阻害されず、そして、破壊又は阻害されなかった結合蛋白質がサンプ ル中の内因性ビタミンB1□及び/又は添加した放射性ビタミンB12と結合し 、このいずれかの反応によシ誤まったビタミンB12の読み値が得られるという ことである。したがって、ビタミンB12から遊離した又は試料中にその他の形 で存在する実質上すべての内因性結合蛋白質と結合することができる類似体を添 加することは理論的であシ、そして、これにより、さらに正確な測定値をもたら すであろう血清測定調製法及び組成物が供される。コパンアミドは、入手が簡単 であシ、コストが安いために選択される。しかしながら、内因性結合蛋白質と結 合することができ、そして測定において結合剤として使用される固有因子を阻害 又は妨害しない他のビタミンB、2類似体も、この発明の方法及び組成物にとっ て実質上重要である。
それぞれの方法にシアン化カリウムを使用するが第15表には示してない。測定 用調製にシアン化物を存在せしめることは、長い間、試験すべきビタミンB12 をその最も安定な型であるジアノコバラミンに変えるための標準的方法とされて いた。すでに述べたように、イキキション等は、強塩基とシアン化物との結合わ せによシ、卓越したビタミンB12の遊 離が得られることを示している。この 発明は、第1表に示すごとく、そして、いずれも強塩基及びシアン化物を使用し ているRIAプロダクツのキット及びジアグノスチック・プロダクツのキットに ついての第9表、第13表及び第14表に示すごとく、シアン化物と強塩基との 組合わせは、それのみでは最適なビタミンBi2の遊離を供さないことを明らか にしてる。
各方法においては、抽出過程でDTTを使用する。
RIAプロダクツのキット及びジアグノスチック・プロダクツのキットはいずれ も、ビタミンB12と葉酸の同時測定を意図していること、及びDTTのごとき スルヒドリル化合物を葉酸の安定化のために使用することはこの技術分野におい てよく知られていることにまず注目する必要がある。しかしながら、この発明に おいては、スルヒドリル化合物は第1にその公知の性質のためにジスルフィド蛋 白質破壊化合物として使用され、この用途は前から期待されておらず又は認識さ れていなかった。そして、このものは、内因性結合蛋白質から内因性ビタミンB 12を遊離せしめ、そして被験試料中に存在する又は存在するかもしれない内因 性結合蛋白質及びIF遮断抗体を実質上破壊するという用途を有する。第3表に 示したように、そしてそれに関連して検討したように、蛋白質破壊化合物のタイ プと量の選択は、破壊に対して耐性を有するIP遮断抗体を含有する試料におい ては臨界的である。この発明の好ましい態様において使用するDTTの濃度は、 RIAプロダクツのキットで使用されるDTTの濃度とジアグノスチック・プロ ダクツのキットで使用されるDTTの濃度の中間にあることに注意する必要があ る。しかしながら、さらに、表に示したごと(、RIAプロダクツのキット及び ジアグノスチック・プロダクツのキットにおいては、実質的な数のIF遮断抗体 を含む低ビタミンB12試料、及び実質的な数の高ビタミンB、2CML試料を 、そのように認定することができないことに注意する必要がある。さらに、最大 量のDTTを含むRIAプロダクツのキットは、CML患者のビタミンB12分 析において最悪の結果を供することが注目される。高濃度のDTTによシ、CM Lの分析において及び/又はIF遮断抗体を伴なわない低ビタミンB12の分析 において、新たな鴫差が生ずると考えられる。従って、この時間で、科学的な確 実性をもってビタミンB12測定用試料の調製において使用できるスルヒドラル 化合物の特定の濃度を示すことはできない。最適の非煮沸試験法のためにスルヒ ドラル化合物と、他の成分の量及びタイプとの関係が重要であることは明らかで ある。もちろんスルヒドリル化合物の−SH部分がジスルフィド蛋白質破壊能力 を有する部分であシ、そしてDTTのごとき化合物はBMEのごとき化合物の2 倍の一田部分を有する。従って、この発明の他の成分と組合わせて使用するスル ヒドラル化合物の選択には、−8Hの濃度と構造を考慮すべきである。
又、コビンアミドはう因性結合化合物からの内因性ビタミンB12の遊離を助け ることが知られる。このことは、測定調製組成物にコピンアミドを含む試料にお いて最も多量のビタミンB12の遊離が起こることを示す第1表のデータにょシ 支持される。従って、コビンアミドは、試料中の内因性結合蛋白質と結合する用 途のみならず、試料中でビタミンB12の遊離を助けるという用途を有する。さ らに、類似体は内因性結合蛋白質からビタミンB、2を取シ代える作用をし、こ のため溶液中の内因性結合蛋白質−ビタミンB12複合体の濃度を希釈し、そし てさらに遊離を進める方向にビタミンB12 からの内因性結合蛋白質を遊離す る反応を促進する。
RIAプロダクツのキット及びシアゲスチック・プロダクツのキットでは、調製 中の血清に強塩基を加える前に、室温において実質的なインキュベーション時間 が認められるのに対し、この発明の好ましい態様においては、他の測定調製成分 と同時に又はそれと共に強塩基を加える。試料中の実質上すべての内因性結合蛋 白質を破壊し又は阻害し、そしてこれがビタミンB、2と再結合すること又は放 射性ビタミンB12と結合することを防止する必要があること、そして強塩基は 強力な蛋白質破壊物質であるので、強塩基の同時的又は早期的添加によシビタミ ンB12と内因性結合蛋白質との再結合及び放射性ビタミンB12と内因性結合 蛋白質の結合が阻害され、両種類の遊離されたビタミンB12の量が最適レベル に維持されることが認められる。
この発明の好ましい態様によシ達成された実験結果及びこの発明のはじめの原形 的方法並びにRIAプロダクツのキット及びジアグノスチック・プロダクツのキ ットによシ達成された比較の結果から、抽出時における溶液の濃度(又は容量) 、成分の性質及び量、並びに種々のインキュベーション時間は、IF遮断抗体を 含有する試料又はCML患者の試料を測定する場合には、相当重要である。IF 遮断抗体を伴わないビタミンB、2欠乏患者の試料についてRIAプロダクツの キットによシ得られたデータの解析か゛ら、このことは実際の測定時においても 真実であることが示される。これらのことがら、ビタミンB12の測定に使用す る調製及び測定方法のそれぞれの成分及びその組合わせ、量、濃度及び種々のイ ンキュベーション時間の選択において、工F遮断抗体を伴う及び伴わないビタミ )’ B12欠乏患者からの試料、並びにCML患者からの試料を使用するのが 重要であることが明らかである。追加のそして他の患者を使用すればこの発明の 原形的方法並びにRIAプロダクツのキット及びジアグノスチック・プロダクツ のキットは科学的にも臨床的にも容認できないのに、第2.9.11.12.1 3及び14表に示されているように少数の患者試料のみを用いれば、前記の方法 が科学的にも臨床的にも容認しう′ると認められるがもしれないから、測定方法 を確認するために1人よシ多くの、そして各群からの少人数よシ多くの患者から の試料を使用する必要があることが示されている。最後に、第15表は、標準R IA 7’ロダクツのキット及び標準ジアグノスチック・プロダクツのキットに 、ビタミンB、2類似体、コビンアミドの添加、強塩基、NaoH及びスルヒド ラル化合物(DTT )の濃度の調節、及び容量従って又試験溶液の濃度及び試 験方法の観点がら変更が加えられたこ、とを示す。第9.13及び14表は、こ のような変更を行うことによシ、市販のキットをこの発明の好ましい態様によシ 達成されたように条件の改良を行うことができる。最初の成分に若干の制限があ シ、そしてさらに、実際の成分が完全に知られていないから、キラ6トを、この 発明の好ましい態様と同等な正確さと確実さを有するように変えることはできな い。それにもかかわらず、変更によシキットを改良し、臨床的に容認できるレベ ルにすることができる。
この明細書において、「臨床的に容認できる」なる用語は、実質上100チ正確 であることを意味することを意図する。例えば、IF遮断抗体を破壊することが 困難なために試料≠11において誤りが生じている第3表に関し、この′不正確 さが患者のビタミンB12欠乏に関する診断の誤シを導びいたかもしれない。こ のビタミンB12欠乏の診断と治療の誤シによシ、潜在的な致命的な血液及び又 は神経異常が進行したかもしれない。神経の異常が一度進行すれば、その後ビタ ミンB12で治療しても回復しないという深刻な結果となる。
第16表に関し、コーニング参照煮沸法、RIAプロダクツ非煮沸法、ジアグノ スチック・プロダクツ非煮沸法、とこの発明の非煮沸法の標準曲線間の比較を行 った。これらの標準曲線は、固有因子に結合した多数の放射能カウントを示して おシ、これが既知試料中の非放射性ビタミンB12 (pgAIL!りの量に相 当する。まず、コーニング参照測定法の曲線とこの発明の非煮沸測定法の曲線は 実質上相互に区別できない。RIAプロダクツのキットの標準曲線とジアグノス チック・プロダクツのキットの標準曲線はコーニング測定のそれと異るが、これ らの曲線に再現性がある限シ、このような相異は問題とならない。しかしながら 、第6表に示した4つの測定のいずれかにおいて、偽変動すなわち被験試料中の ビタミンB12の量に関係ない変動があれば、10%であっても、測定すべき被 験試料中の非放射性ビタミンB12の量が”大きく変動する。この発明の教唆と 分析に基き、RIAプロダクツのキット及びジアグノスチックプロダクツのキッ トを使用すれば、結合した放射性ビタミンB1゜の46チという大きな偽変動が 生ずることが認められる。これは、これらのキットにおいては、結合したビタミ ンB12のすべてが完全には遊離せずそして/又はすべての結合蛋白質が実質上 完全に阻害又は破壊されず、そして/又はすべてのIF遮断抗体が完全に阻害又 は破壊されず、そして/又は破壊されなかった又は阻害されなかった内因性結合 蛋白質が結合されないためである。
この発明の好ましい態様において、測定のために試料を調製した後、これを中和 し、可溶性IFと共にインキ、ペートシ、次にアルブミンをコードンタ木炭を加 えて未結合の試料ビタミ2 B12及び放射性ビタミンB1□を吸着せしめる。
この発明の変法においては、試料を測定のために調製した後、中和し、可溶性成 分としてIF結合剤を溶液に加えるかわシに系にIFを加えるための他の方法を 使用することができ、さらに良好な測定結果を供するものとして実際に好ましい 。使用されるIFの型はIFが共有結合的に結合した小さなガラスピーズからな るものである。このヨウナIF−ガラスピーズは、コーニングの実験を基礎にし て作ることができる。このようなガラスピーズを使用する場合、測定の最終段階 は今まで述べたものと異る。前も゛って、アルブミンをコードンタ木炭を液に加 えて試料からの及び放射性の未結合ビタミンB12を吸着せしめ、そしてIFに 結合した試料からの又は放射性のビタミンB12を含有する上澄液を放射能カウ ントの測定に供する。IF−ガラスピーズを使用して、試料からの及び放射性の B12をガラスピーズ上のIFに結合せしめる。ガラスピーズは、それを加えた 液体組成物に比べて比重が犬であるから、遠心分離によシ容易に管の底に沈降す る。そして、次に上澄液を除去することによシ、ガラスピーズ上のIFに結合し た自然の及び放射性のビタミンB12を伴なったガラスピーズをのこす。そして 、試料中の自然ビタミンB12の量を測定するために、容易に分離され、そして 取扱われたガラスピーズを放射能カウント測定にかける。第4〜16表に示され たこの発明のすべてのデータは、可溶性IFを溶液に加え、次に木炭を使用して 未結合ビタミンB12を除去するのではなく、工F−がラスビーズを使用して集 収された。この発明に該当する少なくとも2つの理由のために、測定の終シにI F−ガラスピーズを使用することによシ、遊離IF及び木炭法に比べて正確な測 定値が得られると信じられている。
第1の理由は、工F−遮断抗体が、可溶性IPと結合するのと比べて、工F−ガ ラスピーズの方にょシ良く結合するととである。第2の理由は、内因性結合蛋白 質への非特異的結合が、工F−ガラス測定法において未結合ビタミンB12を伴 う上澄液中に存在し、そして、このために、内因性結合蛋白質への非特異的結合 がIPに結合したビタミンB12と共に上澄区分に存在する可溶性IFと木炭と を用いる測定法において生ずることがあるように試料ビタミンB12の読が低く なることがない。もちろん、ガラス以外の妨害をしない固体材料に結合したIP も、測定の際、同様に改良された性質を有する。
好ましい態様の変形に関連して、そして第1表及び第2表の検討において示した ように、この発明の最初の多くの研究は、ビタミンB12の分析と共に葉酸の同 時分析ができる方法で行われた。さらに詳しくは、この発明の非煮沸方法及び組 成物は又、血清中での葉酸の非煮沸遊離にも有用である。第17表に示すごとく 、ビタミンB12と葉酸の同時的RIC測定にはこの発明の教唆を使用すること ができる。葉酸のみを測定する場合には、方法及び組成物中にビタミンB12類 似体を加える必要がないのは言うまでもない。もつとも、ビタミンB12測定及 び葉酸測定に共通な試薬の調製において便利であれば存在してもさしつかえない 。
(騙 この発明を解析し、そして完成するのに使用したデータは、測定精度を決定する のに適当な科学的及び臨床的方法が必要であることを示すのに価値がある。もし 正常者のみを使用してビタミンB、2の試験をしたのであれば、又もしIF遮断 抗体を有しない低ビタミンB1□の試料のみを試験したのであれば、あるいは又 、低ビタミンB、2であp、IF遮断抗体を含む少数の試料を試験したのであれ ば、あるいは又CML患者を試験しなかったのであれば、あるいは又、これらの 群のいずれかにおいて患者数が充分でなかったなら、■F遮断抗体の破壊が困難 な及び/又は困難でない低ビタミンB、2試料を検知するのに有効でなく、そし て/又は多くの内因性結合蛋白質を含む異状にビタミンB、2が多い試料を検知 するのに有効でない方′法又は組成物が得られたであろう。
これによ’) 、RIA 7’ロダクツのキット及びジアグノスチック・ゾロダ クツのキットにおいて生ずるような誤まった測定が行われたであろう。最初は、 この発明は各試料のIP遮断抗体は特別であシ、そして、ある場合にはIF遮断 抗体は破壊することが非常に困難であシ、このためある試料の測定が不正確にな るという事実を認識した。第5表に示すごとく、この発明において非常に多数の 試料を試験することにより、IF遮断抗体の存在又は不存在に関係なく、そして IF遮断抗体を破壊することの困難さに関係なく正確な測定方法を完成すること ができた。
結論として、この発明の目的は達成された。この発明は、哺乳動物の血液、組織 及び血清のビタミンB1□、葉酸及びビタミンB12と葉酸の両者を測定するた めの調製の段階において試料の加熱又は煮沸を行うことなく調製する方法を開示 し、そして教唆する。これらの目的を達成するため、被験試料からビタミンB1 □及び葉酸を遊離せしめる最適の方法及び組成物が決定された。さらに、ビタミ ンB、2のRID非加熱測定法において内因性結合蛋白質によシ引き起こされる 問題を認識し、このような内因性結合蛋白質を実質上破壊し又は不活性化する方 法及び組成物を開発した。又、内因性結合蛋白質を結合するビタミンB12類似 体を使用する未破壊の又はまだ阻害されていない結合蛋白質を結合する方法及び 組成物を開発した。最後に、固有因子蛋白質と反応し又はそれを遮断する試料中 に自然に存在する抗体の存在の問題を認識し、そしてこのようなIF遮断抗体を 実質上阻害し又は破壊する方法及び組成物を作った。これらの方法及び組成物は 使用に便利であシ、煮沸測定法よ多段階が少なくてすみ、そして時間が節約でき る。さらに、この出願を通して詳述したように、この発明の好ましい態様は非常 に正確であシ、そしてある場合には実際に参照煮沸測定法に勝る。若干の好まし い組成物が、この出願において詳述されておシ、他の組合わせ及び濃度も教唆さ れている。内因性蛋白質を結合するビタミンTA1□を伴う又は゛伴わない、少 なくとも2種類の蛋白質破壊組゛酸物の組合わせであるこの発明の種々の方法に 使用される成分の基本的な組合わせは、望ましい結果を得るのに有用である。好 ましい態様において、内因性結合蛋白質を結合するビタミンB12類似体の量は 、例え、ば第4及び9表の試料#6のような任意の試料に存在する内因性結合蛋 白質の最大量を完全に結合するのに十分なものとすべきである。もちろん、誤差 が容認される範囲内で、10倍〜100倍又はこれよシ多くのビタミンB12類 似体を使用することができよう。
同様に、最も大量の、そして最も耐性の強いIF遮断抗体が、この発明の組成物 及び方法において予想されるべきである。
この明細書において使用する「加熱」なる語は、温度を上昇せし′めるために物 質に積極的にエネルギーを加えることを言い、周囲環境との接触によ多温度が変 化する場合を含まない。この明細書において、ルギーを加えることによって生ず る通常の意味に用゛いる。「加熱することなく」とは物に積極、的にエネルギー を与えないことをいう。「非煮沸」及び「煮とを言う。この発明の組成物及び方 法は、ビタミンB、2及び/又は葉酸測定のための試料の調製にお!で加熱又は 煮沸を必要としない点において特(新規である空、この発明の教唆内でタロ熱又 は需沸を行うこともできる。
若干の好ましい態様を記載したが、1.F遮断抗体と実質的量の内因性結合蛋白 質とが遍在し、ない場合さらに、この発明の組成物は、この発明の方法に従°1 使用するだめの便利な6″・トの彎にし・使用者手続補正書(方式) %式% 1 事件の表示 PCT/131182100426 2 発明の名称 ビタミン1.及び/又は葉酸化合物 測定用試料の調製並びに測定 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 ユニパーシティ パテンツ。
インコーがレイティド 4代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号(外3名) □ 6 補正の対象 − (1) 4I許法第184条の5第1項の規定による書面 (2)願書の翻訳文 (3) 明細書の一訳文第1頁 7 補正の内容 別紙のMIシ 8 添付書類の目録 (1) 特許法第184条の5第1項の規定による書面 L通 (2)願書の翻訳文 1通 (3)明細書の翻訳文第1頁 1通 明 細 書 o*si−並びK11l定 発明O分野 とO発羽は測定用O哺乳動物血及び組織を詞躾する九めtj2F渋及び材料に関 し、さらEll定に関する・さらに詳しくはビタミン”111 (コパツ(y) 及び/叉は索酸化舎物(Il酸)を霧室する丸めのヒト皇曹を真勇するため02 昧及び材料に関する。
先行技術 以前から、ヒトOビタ電ン1..all定は、ビタ建y l、、 0欠乏を引龜 起ζすある種O病気、例えと暴性貧血、胃IB除Il後O症状、栄養失調、腸障 書、λび/又紘ビl1yl、、0皇中レペ#がしdしば低下する倫OIi状を診 断し、それに絖いて1&僚するえめO有用な技法であると認められている。とト におけるビタ電ンII、、0測定はさらに、ある種O骨髄増殖狭1、例えばビタ t )’ 11! 0血中し4kがしとしと上昇する慢性骨髄性白血病0鯵断に も有用である。
最初、ビタ建ン慕1.絋、例えと為−ダレナ・ダラシれかを用いて、微生物学的 測定法によ)霧室されて国際調香−[有] 11116111・11・−^11FII(^鴎^N・pcrnrs Fl l t n n7. ) t。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.哺乳動物の血液、組織又は血清のビタミンB12(コバラミン)測定用試料 の調製に使用するための内因性ビタミンB12結合蛋白質と結合する物質を含ん で成る組成物及び測定。 2、内因性結合蛋白質と結合する物質が、固有因子(IF)と実質上結合せず、 IFのビタミンB1゜との結合能を妨害しないビタミンB12類似体を含む請求 。 の範囲第1項記載の組成物。 3、 ビタミンB12類似体がコビンアミド、CN−Cbt−(bde−OH) 及び(3,5,6MeJBZA) (CN −0H)Cbaから成る群から選ば れる請求の範囲第2項記載の組成物。 4、結合物質が、試料調製中の任意の時点において存在する実質上すべての未破 壊の又はまだ阻害されていない内因性結合蛋白質と結合するのに十分な量存在す る請求の範囲第1項記載の組成物。 5、試料調製中に、ビタミンB12類似体を試料200 tLtに対して約1n g〜約1 (LO00ngの濃度範囲で存在せしめる請求の範囲第2項記載の組 成物。 6、試料調製中に、ビタミンB1□類似体を試料200gに対して約20ng〜 約1*OOOngの濃度範囲で存在せしめる請求の範囲第2項記載の組成物。 7、 内因性結合蛋白質及び固有因子(IF) m断抗体物質を含む請求の範囲 第1項記載の組成物。 8、 内因性結合蛋白質を結合する物質、並びに、内因性結合蛋白質及びIFf i断抗体全抗体しそして/又は阻害する物質が内因□性結合蛋白質から実質上す べての試料ビタミン”12を遊離せしめるのに十分な総合量存在し、そして前記 の内因性結合蛋白質及びIF遮断抗体破壊物質が、試料調製中の任意の時点にお いて存在する実質上すべての内因性結合蛋白質及びI’F遮断抗体を破壊しヤし て/又は阻害するのに十分な総合量存在する請求の範囲第7項記載の組成物。 9、内因性結合蛋白質及び/各はIF遮断抗体を破壊しそして/又は阻害する物 質の1つが強塩基である請求の範囲第7項記載の組成物。 223強塩基、fNaOH,、KQ)!及びLiOHから成る群からの濃度範囲 で存在せしめる請求の範囲第9項記載の組成物。 12、強塩基を試料調製中に約0.1N〜約1.ONの濃度範囲で存在せしめる 請求の範囲第10項記載の組成物・ ・13. 内因性結合蛋白質及びIF遮断抗体を破壊しそして/又は阻害する物 質の1つがジスルフィド蛋白質破壊物質である請、不の範囲第7項記載の組成物 。 14、ジスルフィド蛋白質破壊物質がスルヒ゛ドラル化合物である請求の範囲第 13項記載の組成物。 15、スルヒドラル化合物がベータメルカプトエタノール(BME)、チオグリ コレート、チオグリセロール又はジチオスレイトール(DTT )がら選ばれる 請求の範囲第14項記載の組成物−0 16、スルヒドラル化合物を、試料調製中に約0.004N〜約0.4Nの濃度 範囲で存在せしめる請求の範囲第14項記載の組成物。 17、スルヒドラル化合物を試料調製中に約0.04N〜約0.1ON存在せし める請求の範囲第15項記載の組成物。 18、スルヒドラル化合物及び強塩基が内因性結合蛋白質及びIF遮断抗体を破 壊する少なくとも2種類の物質を含む請求の範囲第7項記載の組成物。 19、内因性結合蛋白質と結合する物質がコビンアミドを含み、スルヒドラル化 合物がDTTを含み、そして強塩基がNaOHを含む請求の範囲第18項記載の 組成物。 20 試料調製中にコビンアミド、DTT及びNaOHが内因性結合蛋白質から 実質上すべての試料ビタミンBi2 ’Z遊離せしめるのに十分な総合量存在し ;試料調製中NaOH及びDTTが実質上すべての内因性結合蛋白質及びIF遮 断抗体を破壊しそして/又は阻害する1のに十分な総合量存在し;そして試料調 製中にコビンア、ミドが実質上すべての未破壊の又はまだ阻害されていない内因 性結合蛋白質と結合するのに十分な量以上に存在する請求の範囲第19項記載の 組成物。 21、試料調製中にコビンアミドが任意の時点において試料中に存在する実質上 すべての内因性結合蛋白質と結合するのに十分な量以上に存在し、DTTが約0 .04N〜約0.10 Nの濃度範囲で存在し、そし請求の範囲第19項記載の 組成物。 22、哺乳動物の血柩、組織又は血清のビタミンB12及び/又は葉酸測定用試 料の調製に使用するための強塩基及びジスルフィド蛋白質破壊化合物を含む組成 物。 23、強塩基がNaOH、KOH及びLiOHからなる群から選ばれ、そしてジ スルフィド蛋白質破壊物質がベータメルカプトエタノール(BME)、チオグリ コレート、チオグリセロール及びジチオスレイトール(DTT)カら成る群から 選ばれたスルヒドラル化合物であ゛る請求の範囲第22項記載の組成物。 24、強塩基がNaOHを含み、スルヒドラル化合物がDTTを含む請求の範囲 第23項記載の組成物。 25、試料調製中にNaOHが約0.1N〜約1. ONの濃度範囲で存在し、 そしてDTTが約0.04N〜約0.1ONの濃度範囲で存在する請求の範囲第 24項記載の組成物。 26、組成物中にビタミンB、2類似体が含まれる請求の範囲第22項記載の組 成物。 27、組成物中に放射性ビタミンB1゜が含まれる請求の範囲第1項、第8項、 第20項、又は第21項記載の組成物。 四、請求の範囲第8項、第20項、第21項、第又は第21項の組成物で処理す ゛る段階を含む哺乳動物の血液、組織又は血清のビタ奢ンB12測定用試料の非 煮沸、非加熱的調製方法。 30、試料を請求の範囲第32項又は第24項の組成物で処理する段階を含む哺 乳動物の血液、組織又は血清のビタミンB12及び/又は葉酸°を測定するため の試料の非煮沸、非加熱的調製′方法。 31、測定調製中の試料を前記の試料調製用組成物で実質上同時に処理する請求 の範囲第29項記載の方法。 32、試料を、周囲条件下で、内因性結合蛋白質及びIF遮断抗体を破壊しそし て/又は阻害する少なくとも2種類の物質で処理する段階を含む哺乳動物の血液 、組織又は血清のビタミンB、2及び/又は葉酸を測定するための試料の調製方 法6 33、試料が内因性結合蛋白質に結合する物質によってさらに処理される請求の 範囲第32項記載の方法。 あ、調製中の試料が、内因性結合蛋白質及びIF遮断抗体を破壊しそして/又は 阻害する2種類の物質によシ、実質上同時に処理される請求の範囲第32項記載 の方法。 35、調製中の試料が内因性結合蛋白質と結合する物質によってさらに処理され る請求の範囲第35項記載の方法。 36、試料と処理物質の混合物が周囲条件においてインキュベートされる請求の 範囲第32項又は第33項記載の方法。 37、インキュベーションの後、IFが混合物に加えられる請求の範囲第36項 記載の方法。 38、IFが固体非妨害担体に溶けないように結合している請求の範囲第37項 記載の方法。 39、固体担体がIFi共有結合によ多結合した多数のガラスピーズである請求 の範囲第38項記載の方法。 40、試料を、ビタミンB12類似体、約0.04N〜約0.INの濃度範囲の DTT %及び約0.3N〜約1.ONの濃度範囲のNa OHで実質上同時に 処理し、そしてこの混合物を周囲条件においてインキュベートする段階を含んで なるヒト血清のビタミンB12RID測定用試料の室温調製法。 41、インキュベーション後、混合物を約4〜約10の一範囲に中和し、そして 固体非妨害担体に結合したIFを加える請求の範囲第40項記載の調製法。 42、IP遮断抗体を伴う又は伴わない実質的な数の低ビタミンB12試料大前 記の測定方法によシ測定し、そしてその結果を確かな参照測定と比較する段階を 含んでなるビタミンB12測定用試料の調製方法及び測定を確認する方法。 43、測定用試料の調製方法を周囲条件において行う請求の範囲第42項記載の 方法。 必、異状に高い内因性結合蛋白質を伴う対象からの実質的数の試料を前記の方法 によシ処理し、そして結果を確かな参照測定と比較する段階を含んで成るビタミ ンB1□測定用試料の調製方法、及び測定を確認する方法。 45、測定用試料の調製方法を周囲条件下で行う請求の範囲第445項記載の方 法。 46、異状に高い内因性結合蛋白質を伴う試料源が慢性骨髄性白血病患者である 請求の範囲第44項又は第45項記載の方法◎ 47、放射性ビタミンB、2が組成物中に含まれる請求の範囲第27項又は第2 4項記載の組成物。
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