JPS58500877A - 温度引き下げ能力を持つサ−モスタット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 温度引き下げ能力を持つサーモスタット本発明は冷凍装置の作動制御用のサーモ スタット式スイッチユニットに関する。本発明は冷凍器及び車輛の空調用冷凍シ ステムを含めて一般には冷凍プラントに適用することができる。

冷凍器は常態では食品を０°以下の冷凍温度、典型的には一２０℃に保持するよ うに設定される。大きな氷結晶の形成によって固々の細胞が損傷するのを避ける ため食品は急速に冷却されるのが重要である。

よシ特定すれば、氷の結晶の強化が生ずる温度範囲である　０℃から一５℃の冷 却はできる限シ早く、理想的には３０分以内で実行すべきである。温度がこれよ シ遅く変化する場合は大きな氷結晶が生じ、その結果側々の食品の細胞が破壊に 至シ、食品の組織及び品質を阻害する。

新規に導入された食品の急速冷凍を行う場合、成る種の冷凍器はその圧縮器を連 続運転する能力を持っておシ、装置の全冷却能力を利用することができる。急速 冷凍のだめのそのような連続運転は、普通は、圧縮器のモータの温度制御スイッ チと並列の自動制御無効スイッチを設置することによって達成される。自動制御 無効スイッチは２接点スイッチであって、閉鎖時に監視ランプを点灯し、温度制 御スイッチが短絡され圧縮器の連続走行を表示する。これとは別に、温度制御ス イッチに温度設定軸を設け、その軸は温度制御スイッチの直接機械作動を行い温 度制御を短絡し圧縮器の連続作動を確保する位置に向は動くことができるように しても良、い。温度制御を無効とし又は短絡するこの種装置では、コンプレッサ モータの連続走行は制御スイッチを手動でリセットすることによって中止される 。もし使用者がスイッチのリセットを忘れると、又は無効若しくは短絡スイッチ の作動時間を注記するのをしないと、圧縮機の連続走行は不適正な時に終了する 。もし自動制御無効スイッチが永久にリセットであると、食品の冷凍は不正確と なシ、一方もし使用者がリセットするのを忘れると又はリセットの時期が遅れす ぎると、冷凍機の温度は下がシ過ぎ、エネルギが消費される。

冷凍機の圧縮器が所定の程度の急速冷凍を行うだめの時期は冷凍さるべき食品の 量及び冷凍器内に既存の量に依る。急速冷凍のだめの正確な時期は、例えば、１ 〜３０時間まで変化するから、使用者が所要の冷凍時間を正確に知るのは困難若 しくは不可能である。

本発明の目的は、新規に導入された物品の急速冷凍を、その急速冷凍に達したと き温度制御が自動リセットされるように、行うことができる冷凍器の温度制御を 提供することにある。

本発明の冷蔵もしくは冷凍装置の作動制御用の温度制御スイッチはサーモスタッ ト機構によって作動されるスイッチを備え、そのサーモスタット機構は装置の作 動温度に応答する第１の温度検知部材に応答し、前記サーモスタット機構はスイ ッチ作動し・ぐ−とユニットの正常作動範囲の上限と下限とを決定するためレバ ー上に働くカを調整するばねとを有し、更に手動操作手段を有し、その手動操作 手段は作動時にスイッチもしくはサーモスタット機構にスイッチを閉鎖するよう 働きがけるものにおいて、前記手動操作手段はラッチ機構を備え、そのラッチ機 構は常態では予荷重部材を不作動位置に保持しかつ手動操作手段によって予荷重 部材は作動位置に持ち込まれ、この作動位置では、予荷重部材はサーモスタット の部分にばねに対抗するよう荷重をかけ、これによシ引続いてスイッチを閉鎖し たときスイッチは再開放し、サーモスタット機構が装置の作動正常温度範囲の前 記下限よシ低い所定の引き下げ温度を検知するときのみ、ラッチ機構は自動リセ ットされ、予荷重部材はその不作動位装置に戻ることを特徴とする。

本発明の温度制御スイッチユニットは、上に参照した以前のこの種のものに比し て、装置の連続作動を選択したときサーモスタット機構を無効もしくは短絡せず に、サーモスタット機構それ自体に働き、一つの完全な切替サイクルで下降の効 果を出し、低い温度が装置の連続作動によシ急速に達成され、スイッチユニット は所定の低温が達成されたとき自動的にリセットされる。一旦リセットされれば 、温度制御機構は常態の作動をする。

本発明は冷凍機装置にのみ適用できるのではなく、一般に温度制御の正常のサイ クルを変えることによって冷凍装置の作動温度を急速に引き下げるのが必要なと きは適用できる。例えば、本発明の他の重要な応用として、自動車の空調装置と 関係づけた冷凍装置の制御がある。特に、日中においた車に入るときのように熱 い雰囲気条件で装置を始めて動かすとき、理想の内部温度及び快適なレベルを急 速に達するために、冷凍装置コンプレッサの連続動作が必要であることは明らか である。本発明の温度制御スイッチユニットを利用することによって、乗物の空 調装置の蒸発器ユニットは、初期温度“引き下げ”操作の自動設定によって正常 の作動範囲よシ低い所定の低温に持って来ることができ、その後ユニットは正常 の作動条件に自動リセットされる。初めの温度“引き下げ”の際蒸発器ユニット 上に蓄積する如何なる氷といえども正常な作動モードへの制御の切替によって急 速に消失される。

サーモスタット機構はどのような公知のものをも利用できる。本発明の好ましい 実施例では、サーモスタット機構はセンサに連結される蒸気充填ベローズ若しく はこれに類似のものを持つ。センサは装置の作動温度に応答し関連するスイッチ を作動する。

ベローズへの蒸気の充填は次のように設定される、即ちベローズ内の内部圧力が 作動温度の正常範囲の雰囲気圧力よシ大きいが温度の゛引き下げ”作動が終了す る所定の低温度の達成時の雰囲気圧力よシ小さくなるよう設定される。蒸気充填 ベローズもしくはこれに連結したセンサが破損の際はベローズの内部圧力は周囲 圧力まで降下するが、しかし温度の１引き下げ”が生ずる大気圧以下の圧力とは ならない。それ故温度の１引き下げ”操作の手動始動時、冷凍装置は連続作動す る。このようなフェイルセーフ（ｆａｉｌ−ｓａｆｅ　）機能は、温度制御の欠 陥が直されるまで冷凍機が連続作動するのを保障するから、有利な特徴点となる 。そのようなフェイルセーフ機能は、自動車の空調装置に使用される本発明の温 度制御スイッチには使用されない。これは、装置に永久的な損傷を与えることの ある蒸発器上の過剰な着氷を避けるためである。

ラッチ機構は好ましくは解放レバーを有し、解放レバーはその休止位置では予荷 重部材に係合しかつこれを不作動位置に保持し、解放レバーはその解放位置では 予荷重部材を作動位置に解放し、解放レバーはその休止位置に弾性的に付勢され ている。

本発明の一つの実施例ではラッチ機構の予荷重部材はその作動位置ではサーモス タット機構によって担持されたプランジャに作用し、そのシランジャはスイッチ に直接に作用し、ラッチ機構の解放時を閉鎖する。解放レバーはカム面を持ち、 このカム面は、予荷重部材がその不作動位置にあるときはその予荷重部材に係合 し、その結果、検知温度が、ラッチ機構の解放後、所定の引き下げ温度に達した 時、予荷重部材はサーモスタット機構によって、その予荷重部材がカム面と再び 係合して解放レバーの弾性荷重によってその係合を保持される位置まで、変位さ れる。かくして解放レバーと予荷重部材との間のカム作動は検知された温度の所 定低温度が急速冷凍のだめの温度引き下げサイクルの端に達したとき、解放レバ ーの自動リセットを生わしめる。開放レバーは押ボタンの手動操作によって解放 位置に可動である。

押ボタンは軸の孔内を軸方向に可動であ、り、その軸上に温度制御機構のだめの 設定カムが設けられている。別の好ましい実施例では解放機構の作動はサーモス タット機構の作動温度設定を変えるカム上もしくはカムの取付られるまゆ上のカ ム面もしくは突起によって行われる。

本発明の好ましい実施例では、スイッチの再開放される所定の゛引き上げ”温度 はザーモスタット機構の作動温度設定に実質上独立である。これとは別に”引き 下げ”温度をサーモスタット機構の作動温度設定の変化に対し可変することがで きる。

上述の好ましい実施例では予荷重された部材はばねによって作動されるレバーを 有し、そのばねの偏倚力は、サーモスタット機構の正常作動範囲をも予設定する カムによって調整可能であシ、スイッチが再開放される所定の引き下げ温度は実 質上カム設定と独立になる。

スイッチと関係づけられるサーモスタット機構は英国特許第１５５８４７４明細 書に記載されたように配置される。サーモスタット機構は、装置の温度の正常作 動範囲よシ上の第２の検知温度に応じ関連するスイッチの過度の変位によって関 連する補助のスイッチ接点を閉鎖し、可聴もしくは可視の警告装置を温度引き下 げ操作が進行中と否とに係わらず作動する。ユニットは警告ランプ若しくは他の 警告装置を備え、これは、手動操作手段が作動された毎に温度引き下げサイクル の表示を行うように励磁される。

信号手段は温度引き下げサイクルを始めるべく手動操作手段が作動する毎に可視 的な一時的表示を与える。

本発明を実施例によって添附図面を参照にしながら説明する。

第１図は冷凍機の作動を制御する本発明の温度制御スイッチユニットを、その常 態でのサイクル作動条件でもって示す概略断面図、 第２図は第１図と同じであるが急速冷凍もしくは温度引き下げ”作動のための手 動解放設定にあるときを示す概略断面図 第３図は第１図と同じであるが温度“引き下げ″作動に引続いてユニットが解放 位置にあるときの概略断面図 第４図は第１図から第３図に示すスイッチユニットの電気回路図 第５図は第１図から第３図の温度制御ユニットの蒸気充填ベローズの内部圧力と サーモスタット設定軸の角度変位との間の関係を示すグラフ第１図から第３図に 示す温度制御スイッチユニットは冷凍装置の圧縮器モータＭの作動をその装置の 冷凍室内で検知された温度に応じて制御する。スイッチユニットは常態では開放 かつ電源供給系中で圧縮器モータＭに接続されたスナップ式スイッチ１を持つ。

スイッチ１は作動ボタン２を持ち、その作動ボタン２はスイッチ作動レバー４の 一端に連結される短いプランジャ３に係合する。作動レバー４はスイッチユニッ トのフレーム上に回転可能に取付けられ、フレームの一部分は概略的に５で示さ れ、レバー４の回動軸６はレバーの端の中間にある。

プランジャ３と反対側の端部でレバー４は突起７を持ち、その突起７はベローズ ８の中心可動部に係合する。ベローズ８は密封されておシ装置の冷凍室内に位置 する温度検知球体９と連通ずる。ベローズ８及び球体９は蒸気充填物を含む密封 系を形成する細管１０によって相互に連結される。

回動軸６とシランジャ３との間で作動レバー４は直立アーム１１を有し、そのア ーム１１はらせン状の引張ばね１２の一端を止着している。ばね１２の他端はカ ム摺動体１４上に位置している調整可能止着具１３を設けている。カム摺動体１ ４はユニットのフレーム５上をはね１２の全体方向に摺動可能である。ばね１２ の張力はベローズ８の押圧力に抗するように作動レバー４上に作用する。

カム摺動体１４はカム従動子フランジ１５金持ち、このカム従動子フランジ１５ は引張ばね１２によってカムディスク１６上のカム板上のカム面と保合状態に維 持される。そのカム板１６は制御軸１７の内側端に固定される。また、その制御 軸１７の軸線は、レバー４の回動軸６に垂直でかっばね１２の張力に垂直となっ ている。軸１７はフレーム５の外部に固定した固定ダイアル１９に対して回、転 可能な、破線で外形を示す調節ノブ１８を担持する。

上に説明した通り、スイッチユニットは、全体としては、英国特許明細書第１５ ５８４７４号に例示される公知型の温度制御装置と類似している。冷凍室中に位 置する球体９は作動温度を検知し、サーモスタット機構によって圧縮器モータＭ の作動を制御する。球体９によって検知される温度が所定の１カツトイン”温度 にまで上昇すると、ベローズ８の膨張によって、ばね１２の張力に抗してレバー ４の作動によってスイッチ１が閉じ、圧縮器モータＭが投入される。冷凍器の作 動温度は゛カットアウト”温度Ｔｏ　（第５図）に達するまで降下し、このとき ベローズ８の収縮によってはね１２は作動レバー４をスイッチ１を開放すべく動 かす。温度制御スイッチユニットの正常な作動では、圧縮器モータＭは間欠的に スイッチ１によって制御され、冷凍室内の作動温度は正常の作動範囲の上限及び 下限間で°周期的に変化する。作動範囲の平均温度ＴＭはノブ１８によって軸１ ７を廻すことによって設定することができる。

ダイアル１９はそれ相応に目盛を打ってアシ、そのような回転によってカム摺動 体１４の移動が行われ、ベローズ８の作用に対抗するばね１２の張力が変化され る。

サーモスタット機構によって制御されるスナツプ型スイッチ２はこの図示実施例 では作動舌片２０を有し、その作動舌片２０はスイッチ作動ボタン２によってス イッチ接点２１のスナップ風の閉鎖を行う。

補助のスイッチ接点２２はスイッチ１のハウジング内に取付けられ、スイッチ作 動舌片２０によって、その舌片２０がスイッチ接点２１を作動するため正常な運 動範囲を超えて動いたとき、閉鎖される。この補助の接点２２は回路内で警告灯 ２３に接続されている。冷凍室中の検知温度ＴＨが装置の正常な作動範囲よυ高 いことによるベローズ８の膨張でスイッチ作動ボタン２が過大な動きを行うと、 補助接点２２は閉じて警告灯２３を点灯する。従って、ランｆ　２３の点灯は使 用者にコンプレッサの例えば破壊によシ冷凍室内が危険なほどの高温となったこ とを告知する。

スイッチ作動レバー４は直立した突起２４を備えておシ、この突起は制御軸１７ の１つの位置においてカム板１６の傾斜（図示しない）と係合することができ、 スイッチ接点２１を開放するという意味においてレバー４の直接的機械的揺動運 動を行う。これはノブ１８を直接に手動で操作することによって冷凍装置を切る のを可能とする。

スイッチユニットはサーモスタット機構に働く手動操作手段を備え、この手段は 温度制御スイッチ１を閉とする一方で同時にばね１２によって加えられる力に抗 した力を作動レバー４に加え、スイッチ１がモータＭを切るため開放するときの 位置を変更可能としている。この実施例におけるこの手動操作手段はラッチ機構 ２５を有し、このラッチ２５は、押棒２７上の押ボタン２６によって解放するこ とができる。押棒２７は軸１７内の軸方向孔内を摺動可能でアシ、その内端部に 足２８を持ち、足２８は解放レバー２９に当接している。解放レバー２９は軸３ ０の廻シでユニットのフレーム５上に回転可能に取付けられ、押棒２７に抗する 力を発揮する時計方向の回転力を加える偏倚はね３２によって与荷重をかけられ る。解放レバー２９の他端はカム面３３を有し、かつこのカム面３３に近接して スイッチ１の全体方向に面する切欠き３４を持つ。ベルクランクレバー３５は軸 ３６の廻りでフレーム５に回転可能に取付けられ、直立アーム３７を持ち、この ア”−ムは第１図に示すユニットの正常サイクル位置ではカム面３９に当ってい る。ベルクランクレバー３５はまた作動アーム３８を持ち、この作動アーム３８ は解放レバー３０に全体として平行に延びており、かつ踵３９を形成している。

第１図に示す、この装置の正常サイクル位置では、踵３９はスイッチ１の作動プ ランジャ３から離れている。

ベルクランクレバー３５は引張ばね４０によって予荷重をかけられており、その ばね４０はばね１２に対し全体として平行に延びておシ、その一端でベルクラン クレバー３５のアーム３７に止着され、他端は、ばね１２に設けたのと同様な、 カム摺動体１４上の適当な調整可能な固定具に取付けられている。

温度制御ユニットの正常なサイクル位置（第１図）ではばね４０はベルクランク レバ７３５をカム面３３と保合状態にあるラッチ位置に保持し、この位置ではレ バーの踵３９はスイッチ作動プランジャ３から離れている。この条件にあっては 、スイッチ２の作動は温度検知ベローズ８によって正常に制御され、ユニットの 正常作動範囲の上限Ｔ□及び下限Ｔ。は偏倚ばね１２の張力によって予設定され 、即ちカム軸１７の設定によって決められる。ばね１２の予設定はばね１２のね じ固定具１３によって調整可能である。従って、サーモスタットの正常作動にお いては、圧縮機モータＭはスイッチ１によって、冷凍機内温度が所定のカットイ ン及びカットアウト温度Ｔ工、Ｔ。

間で変化するように制御される。

圧縮器モータＭの連続作動操作期間によって急速冷凍操作を行うのが必要なとき は、押デタン２６が押される。これは解放レバー３ｏの揺動運動を引き起し、そ の際ベルクランクレバー３５のアーム３７がカム面３３に沿い摺動し切込み３４ と係合するに至る。そのとき、ベルクランクレバー３５は“急速冷凍”位置（第 ２図）に押し込まれ、アーム３７はばね４０によって切込み３４内の保合状態に 保持される。この位置ではベルクランクレバー３５のアーム３８は固定トップ４ １と係合し、踵３９はスイッチ作動プランジャ３と係合し、スイッチ接点２１を 閉鎖する。止め具４１は、スイッチ作動ボタン２の押し込みが制限され、補助接 点２２を閉鎖するに必要な変位に足りなくなるように位置する。従って警告灯２ ３は消灯に留まり、過剰温度であるという偽表示は出ない。しかしながら、過剰 高温度に、例えば圧縮機破損によって達したときは、作動レバーが補助接点２２ の閉鎖を行うことは依然として可能である。

スイッチ作動レバー４の端部に取付けられたプランツヤ３に作用することによっ てばねで荷重されレバー３８は、偏倚ばね１２によって加わる力に抗した力を作 動レバー４に加える。その結果として、スイッチ接点２１を開放するため、ベロ ーズ８の押力は、ばね１２がレバー４上に単独に働くとき必要とされるより大き な程度、減少されなければならない。

換言すれば、スイッチ接点２１は、カットアウト温度Ｔ。よシ低い所定低温度Ｔ Ｌが冷凍室内で検知されたとき再開放することになる。必然的に、圧縮器モータ Ｍは冷凍室の温度が低温度ＴＬまで下げられるときまで連続作動する。そのＴＬ Ｏ値はレバー３５に偏倚ばね４０から加わる荷重によって調整される。

冷凍室内の温度が所定低温ＴＬにまで達すると、ベローズ８は引張ばね１２の作 用によってばね負荷のアーム３８の作用に抗して働き、接点２１を再び開放する 。同時に、ベルクランクレバー３５は時計方向に回動し、アーム３７は切込み３ ４から外されカム面３３の近接した端部に当接するに至る。この状態に一度でも 来ると、ばね３２による解放レバー３゜の弾性荷重はカム面３３にレバーアーム ３７の端面を乗シ超えさせ、ベルクランクレバー３５を更に時計方向に回動させ 、第１図に示す如き休止位置にまで至らせる。このリセット位置に来ると、解放 レバー３０は押棒２７上に作用し、押ボタン２６をその初期位置に戻す。それか らユニットは正常なサイクル作動に、上述の様に、戻り、この際手動の操作は何 ら必要とされない。

以上の通シ、本発明の温度制御ユニットは単一のサイクル中に冷凍室中の温度を 所定温度ＴＬまで強制的に下げ、その後はユニットを正常サイクル動作に自動復 帰される。それ故に、冷凍室に導入された食品の急速冷凍が、押しボタン２６を 押すことによって制御しノブ１８の温度設定に係わらず、実現する。

単一温度の引き下げもしくは急速冷凍サイクル後温度制御ユニットは、ノブ１８ の設定によって定まる温度Ｔ０及びＴ。間でその正常サイクルに自動的にリセッ トされる。

偏倚ばね４０の一端がカム摺動体１４に止着されていることによって“引き下げ ”温度ＴＬがカム設定軸１７即ちノブ１８の角度位置に係わらず実質上一定であ る（第５図）。これは、ばね４０のばね定数を、カム軸１７の異った角度設定で の異った張力がばね４０の等側荷重によってオフセットされるように、設定する ことで達成される。

本発明の別の実施例（図示しない）では、はね４０はユニットのフレーム５上の 固定止着体に止着される。この場合、温度ＴＬは設定ノブ１８を操作することで 可変となυ、温度Ｔ。に対して実質的に固定の差を持つようになる。

第４図は、第１−３図に示したタイプのスイッチユニットに関係づけられる回路 図を示す。スイッチ接点２１及び２２に加えて、別の一対の常態では開放したス イッチ接点４２が設けられる。このスイッチ接点４２はベルクランフレ・ぐ−３ ５もしくはラッチ機構の他の部品に作動連結され、ラッチ機構がその解放もしく は急速冷凍位置（第２図）にあるとき、閉鎖され指示灯４３の回路を導通させる 。このランプは警告灯２３とは異った色のものであシ、その点灯によって使用者 はユニットが急速冷凍若しくは温度引き下げ”作動に入ったことを知ることがで きる。

ベローズ８への蒸気充填は次のように設定される。

即ちベローズ８内の蒸気圧力が”引き下げ”温度ＴＬで優勢雰囲気圧力Ｔ（第５ 図）よシ小さくなるように設定される。このため４、ベローズもしくはこれに接 続した細管若しくは球体９内の流体洩れの場合に、ベローズ８内の圧力は常に十 分であり、一旦押デタン２６が押されるとスイッチ接点２１は閉鎖維持さし、コ ンプレッサモータＭの連続運転を行うことができる。このことは、冷凍室内の食 品は、適当なサービスが冷凍機に与えられるまで、冷凍状態に維持されることを 保障する。

本発明の別の実施例ではレバー２９は突起４４を持つことができ、この突起４４ は、押しボタン２６が手動で押されたときスイッチ作動レバー４のアーム１１に 接触する。突起４４はその運動の最後の所でスイッチレバー４を作動し、補助ス イッチ接点２２を閉じ、ランプ２３を点灯する。

もし、ブタ７２６が解放されると、解放レバー２９は第２図の如く解放レバー２ ９はベルクランクレバーアーム３７に当る。この位置では、突起４４は最早スイ ッチレバーアーム１１に当らない。ボタン２６が十分押されたとき警告灯２３を 起動するこの構造によって、温度引き下げサイクルの表示が短い間可視的に行わ れ、使用者に正常動作が完了したことを知らせる。

もしボタン２６を誤って押したときは、設定ノブ１８をＯＦＦに廻すことによっ て温度１引き下げ″操作を中止することができる。前に述べた通り、スイッチ作 動レバー４はカム板１６の傾斜面と保合可能な突起２４を持ち、スイッチ接点の 機械的開放を行うことかで−きる。この操作でラッチ機構もまたリセットされ、 サーモスタット機構の使用サイクルモードが再開される。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．　冷蔵もしくは冷凍装置の作動制御用の温度制御スイッチであって、サーモ スタット機構（３，４）によって作動されるスイッチ（１）を備え、そのサ−モ スタット機構（３，４）は装置の作動温度に応答する第１の温度検知部材（８、 ９）に応答し、前記サーモスタットはスイッチ作動レバー（４）とユニットの正 常作動範囲の上限と下限とを決定するためし／Ｎ１１−上に働く力を調整するば ね（１２）とを有し、更に手動操作手段（２６）を有し、その手動操作手段は作 動時にスイッチもしくはサーモスタット機構にスイッチを閉鎖するよう働きかけ るものにセいて、前記手動操作手段はラッチ機構（２５）を備え、そのラッチ機 構（２５）は常態では予荷重部材（３８）を不作動位置に保持しかつ手動操作手 段によって予荷重部材は作動位置に持ち込まれ、この作動位置では、予荷重部材 はサーモスタット機構（３，４）の部分にばね（１２）に対抗するよう荷重をか け、これによシ引続いてスイッチを閉鎖したときスイッチは再開放し、サーモス タット機構（８，９）が装置の作動正常温度範囲の前記下限よシ低い所定の引き 下げ温度を検知するときのみ、ラッチ機構（２５）は自動リセットされ、予荷重 部材（３８）はその不作動位置に戻ることを特徴とする温度制御スイッチユニッ ト。 （３８）はサーモスタット機構（３，４）を靴型する請求の範囲第１項に記載の 温度制御スイッチユニット。 ３、　ラッチ機構は解放レバー（２９）を有し、解放レバー（２９）はその休止 位置では予荷重部材（３８）に係合しかつこれを不作動位置に保持し、解放レバ ー　（２９）はその解放位置では予荷重部材を作動位置に解放し、解放レバーは その休止位置に弾性的に付勢されている請求の範囲第１項若しくは第２項に記載 の温度制御スイッチユニット。 ４、解放レバーはカム面（３３）を持ち、このカム面（３３）は、予荷重部材（ ３８）がその不作動位置にあるときはその予荷重部材（３８）に係合し、その結 果、検知温度が、ラッチ機構の解放後、所定の引き下げ温度に達した時、予荷重 部材（３８）はサーモスタット機構（３，４）によって、その予荷重部材がカム 面（３３）と再び係合して解放レバー（２９）の弾性荷重によってその保合を保 持される位置まで、変位される請求の範囲第３項に記載の温度制御スイッチユニ ット。 ５、解放レバー（２９）は予荷重部材（３８）がカム面（３３）に再係合したと きその弾性荷重でリセット位置に戻９、かつこのカム面を通じて予荷重部材をそ の不作動位置に変位させる請求の範囲第４項に記載の温度制御スイッチユニット 。 ６、解放レバー（２９）は押ボタン（２６）の手動操作によって解放位置に可動 であシ、押ボタンは軸（１７）の孔内を軸方向に可動であシ、その軸上にサーモ スタット機構のだめの設定カム（１６）が設けられている請求の範囲第３項の温 度制御スイッチ。 ７、　スイッチが再開放される所定の引き下げ温度はサーモスタット機構の作動 温度範囲に実質上独立である請求の範囲第２項若しくは第３項の温度制御スイッ チユニット。 ８、第２のはね（４０）の偏倚カムはカム（１６）によって調整可能であり、こ のカムはサーモスタット機構（３，４）の正常作動温度範囲を予設定を行う請求 の範囲第２項の温度制御装置。 ９、温度検知部材は蒸気充填のベローズ（８）又は類似部材を有し、ベローズは 制御された装置の作動温度に応答しかつ関連するスイッチ（１）を作動し、ベロ ーズ内の蒸気圧力は、ラッチ機構（２５）のリセットされる所定の引き下げ温度 の達成のときの雰囲気圧力よシ小さい請求の範囲第１項の温度制御スイッチユニ ット。 １０、サーモスタット機構は、装置の温度の正常作動範囲より上の第２の検知温 度に応じ関連するスイッチ（１）の過度の変位によって関連する補助のスイッチ 接点（２２）を閉鎖し、可聴もしくは可視の警告装置（２３）を温度引き下げ操 作が進行中と否に係わらず作動するようになっている請求の範囲第１項若しくは 第９項の温度制御スイッチユニット。 １１、スイッチの再開放される所定の“引き下げ”温度はサーモスタット機構の 作動温度設定の変化時可変である請求の範囲第１項若しくは第８項の温度制御ス イッチユニット。 １２、予荷重部材（３８）はその作動位置ではサーモスタット機構（４）によっ て担持されたプランジャ（３）に作用し、そのシランジャはスイッチ（１）に直 接に作用し、ラッチ機構（２５）の解放時スイッチ（１）を閉鎖する請求の範囲 第１項もしくは第２項の温度制御スイッチユニット。 １３、温度の“引き下げ”サイクルを始めるべく手動操作手段が作動する毎に可 視的な一時的表示を与える信号手段（４３）を有した請求の範囲第１項若しくは 第２項の温度制御スイッチユニット。 １４、サーモスタット機構の作動温度範囲は軸（１７）上のカム（１６）によっ て予設定することができ、手動操作手段（２６）のリセットは、その作動後、カ ム軸（１６）を特定の角度設定まで角度方向に動かすことで行われる請求の範囲 第１項若しくは第２項の温度制御スイッチユニット。 １５、解放機構の作動はカム上に設けた、又はカムが設けられる軸上に設けた、 サーモスタット機構の作動温度設定を変えるカム表面若しくは突起によって行わ れる請求の範囲第１項若しくは第２項の温度制御スイッチユニット。