JPS58500484A - 冶金用コ−クスの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 冶金用コークスの製造法 本発明はいわゆるコークス化可能な石炭かいわゆるほとんどまたは全くコークス 化不可能な石炭によって全部または一部分置き換えられたコークペーストから良 質の冶金用コークスを製造する方法に関する。

コークスは主としていわゆるコークス化可能炭よりなる原料を炭化室に装入して 該原料を加熱することによって一般に製造され、これら原料は無滴と凝集により 製鉄工場用のコークスの公知の性質を有する製品を与えるものである。

一般に用いられる炭化室は耐火線瓦で作られ、熱い煙で外部から加熱される。こ れら炭化室は決して完全に気密でない。この結果、外部へのガスの損失を制限し つつ炉の中へ空気が再入することを完全に避けるためには、無滴ガスの圧力は大 気圧よりもやや高い値（水柱の数ミリメートルの加圧）に絶えず保たれなければ ならない。

従来の方法によって運転する炭化室のもう一つの不都合はこれら炭化室の外部加 熱に原因する。実際、このようにして工程中に起る熱の移動は壁面の性質に依存 する。この熱移動の効率は減少し、これは炉の生産性に好ましくない影響を起こ す。

冶金用コークスの従来の製造法において用いられる材料は一般に粉末状態で用い られる。このことは大気の汚染および作業員が影響を受ける労働衛生の見地から の状態の公（２） 知の不都合を示す。

従来の方法による冶金用コークスの製造の種々な態様は不連続運転を強いる次の ような先天的厄介ごとを伴う、即ち多くの繰返し、中断されるリズム、頻繁な監 視、高い費用、製造されたコークスの品質の変動、および特に、少ないエネルギ ー効率（なぜなら炉出しの時の戸の開きは熱の大きな減衰を起こす）などである 。

操作の管理に関しては、従来法による冶金用コークスの製造は非常に制限された 数のパラメーターにもとづいてしか行動し得ない極めて厳しい範囲内で行なわれ る。その結果、従来法によるコークスの製造は、明確に特定された性質を有する ある種のいわゆるコークス化可能な石炭からしか行ななれ得ない。これら石炭は ますます少なくなり、それらの費用は増大し、それら石炭から製造されたコーク スの原価は高くなる。ある場合においてはいわゆるコークス化可能な石炭の貯蔵 の減少は製造設備の正常な補給を困難ならしめ、また不可能にすらならしめる。

これら種々の不都合を矯正するため、より良好な状態においてかつより低品質の 石炭から冶金用コークスをある条件において製造することを可能ならしめる突き 固め、予阪部分的練炭化を数年前から工業は開発して来た。しかし、これらあら ゆる改良をもってしてもコークス化の工程は常に大気圧付近の圧力で行なわれる 。

かかる見地において、本発明者もまた、いわゆる殆どまたは全くコークス化不可 能な石炭からの新しいコークス製（３） 進法を推奨した。この方法は、現在まで通常用いられている圧力（大気圧＋水柱 の数ミリメートル）よりもかなり高いガス圧力が内部を支配している室内におい て作ら゛れたコークスは実質的に常に著しく改良された品質のものであるという 確認に基づいている。

このような方法で得られた結果は非常に満足なものであ″ることが認められた。

そして本発明は圧力下におけるこのようなコークスの製造の操作態様を推奨する ことを目的とする。

本発明の目的たる本方法の本質的特徴は、次の操作（粉砕、乾燥、予熱および結 合溶剤の添加）の一つまたはいくつかによってコークペーストを調製した後、こ のペーストを選ばれた形に締め固め、次いで好ましくは表面焼成し、更に大気圧 よりもかなり高いガス圧のもとで蒸発ガスによってコークス化し、最後にこのよ うにして得られたコークスを冷却することである。なお、該蒸発ガスは好ましく は再循環され、かつ凝塊の床を横切って送られ、その温度と圧力は予め定められ た適当な値に保たれているものである。

締め固めに関しては、可能な形は次の如くである：割られた、細粒化されたなど の弾丸（卵形、球形、クッション形、バナナ形、オレンジの電の形、馬の鞍の形 など）。締め固め後、パラで材料に高い空隙値を与える形が好まれる。

コークス化の操作に関しては、必要な加熱は、蒸麺ガスの再循環と凝塊の床を横 切る該ガスの推進に先立って外部熱交換器内で該無滴ガスを高温に達せしめるこ とｋより価（４） 保される。

本出願者がルクセンブルグ特許第８２．７３３号においてすでに推奨したように 、囲いの中のガス圧力は、特に石炭の性質とめられるコークスの品質に依存する 適当な値に保たれる。

本発明の有利な一つの態様によれば、コークス化は二つの段階で行なわれ、その 第一段階は貴重でない蒸製ガス即ち例えばタール、ペンゾールなどのような厄介 なまたはそうでない種々の物質を含む蒸溜ガスの循環を伴う。前記の物質は再加 熱と部分的排気の後に行なわれる再循環の前に蒸溜ガスから抽出されるのが好ま しい。第二段階に詔いては貴重な蒸製ガス即ちＨ，とＣＯを多く含むガスが循環 される。

そのようなガスでは、再加熱後再循環されるフラクションは精製処理を必要とし ないが、適当な値に圧力を保つために排気されるフラクションは化学工業のため の合成用のガスとして特に役立つ。

コークスの冷却操作に関しては、水による湿式方法または乾式方法（ガス）によ ってこれを行なうことができる。

乾・式冷却の場合、好ましくは乾燥、予熱、外部焼成およびコークス化のような 他の工程を行なうためにカロリーをそれから回収する不活性ガスを用いてコーク ス化の第二段階に引続いてこの操作を実施することができ条。

本発明の特に有利な一変法によれば、コークス化操作の第一段階の過程中に生成 された蒸溜ガスにより、乾式冷却の最初の部分は次の如く行なわれる。即ち、好 ましくは精（５）　特表昭５８５００４８４　（３）製されたこれらガスは、再 循環される前にそして蓄積された熱を炭化過程中の凝塊に譲る前に、白熱したコ ークスの上で温められる。

コークス化の過程において、そして場合によっては冷却の過程において利用され る種々なガス回路の圧力はこれら種々のガスのあらゆる過度の混合を避けるため に選ばれるべきことは注意すべきである。

粉砕、乾燥、予熱および結合溶剤の添加などの、場合に応じて行なわれる予備操 作は以下に詳しく説明される。

粉砕については、コークス化されるべき石炭は常に１０票以下の、好ましくは５ 閣以下の、そして該石炭が不活性物質を含有しているからなお一層微細な、適当 な粒度であるべきことを考慮に入れる必要がある。

粉砕後、石炭は公知の多くの方法（回転炉、流動床、多管式乾燥機など）の一つ を用いて乾かされる。

次いで石炭はその軟化温度以下の温度まで予熱される。

このとき、例えば石炭無滴残渣、石油無滴残漬、ピッチ、ビチューメン、油など のような適当な結合溶剤と密に混合される。この結合溶剤はかたまりの中で良く 分散するように、好ましくは液体の形で注入される。

本発明によれば、場合によっては行なわれる処理後無滴ガスから回収されるピッ チを結合溶剤として用いることが有効であることが実証された。

本発明の一つの有利な態様によれば、締め固め機の出口において、締め固められ た凝塊は、その外部の表面層のみ（６） か石炭の軟化温度以上の温度に達せしめられるように、高温（５００℃以上）の 雰囲気中で焼成される。この焼成の目的は形成された凝塊のその後のあらゆる膠 着を避けるためである。

付図は非限定的な例として記載されているかこれは次の工程の種々な操作をもう 一度思い出させるためである：１、粉砕 ２、乾燥 ３、予熱 ４、結合溶剤の添加 ５、締め固め ６、外部焼成 ７、コークス化 ８、冷却 そして締め固め（５）、コークス化（７）詔よび冷却（８）は不可欠であり、そ の他は随意であるが、行なった方が有利である。

上に記載された方法は次の有利な状態において優れた品質の冶金用コークスを製 造する一つの手段を構成する：１、連続的製造、 ２、供給がより容易でより安価な、殆どまたは全（コークス化の可能性のない石 炭の利用、 ３、より良好なエネルギー効率、 ４、蒸溜ガスのより良好な価格維持、 ５、より低い汚染、 ６、作業員のためのより苦痛の少ない作業、（７） ７、より多数のパラメーターにもとづいて行動し得る柔軟な管理、 ８、低い原価。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、粉砕、乾燥、予熱および結合・溶剤の添加のうちの一つまたはいくつかの操 作によって、コークペーストを調装した後、このコークペーストを選ばれた形番 ζ締め眉め、次いで好ましくは表面溶成し、それから、好ま’Ｌ＜ｉｔ再循環さ れかつ凝塊の床を横切って送られかつその温度と圧力は予め定められた適当な値 に保たれている無滴ガスを用いて大気圧よりもかなり高いガス圧力のもとてコー クス化し、最後に、このようにして得られたコークスを冷却することを特徴とす る冶金用コークスの製造方法。 ２、締め固めの後、バラで材料番と高い空隙値を与える形に混合物を締め固める ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。 ３、無滴ガスの再循環と凝塊の床を横切る該ガスの推進に先立って、外部の熱交 換器内に詔いて該ガスを高温に達せしめることによりコークス化操作に必要な加 熱を確保することを特徴とする請求の範囲第１項および第２項のいずれかに記載 の方法。　 ４、　コークス化操作が二段階で行なわれ、その第一段階は貴重性の少ない無滴 ガス、即ち例えばタール、ペンゾールなどのような厄介なまたはそうでない種々 の物質を含む無滴ガスの循環を伴い、そ、して第二段階は貴重なガス即ちＨｌお よびＣσを多ぐ含むガスの循環を伴うことを特徴とする請求の範囲第１項から第 ３項までのいずれかに記載の方法。 ５、　貴重性の少゛ない無滴ガスの中に含まれた檀々の物質は、（９） 再加熱１と部分的排気の後に行なわれる再循環の前に抽出される乙とを特徴とす る請求の範囲第４項に記載の方法。 モ、゛乾式、冷却法の場合、好ましくは乾燥、予熱、外部焼成、およびコークス 化のような他の工程を実施するために熱量を回収する不活性ガスを用いてコーク ス化の第二段階に引請求の範囲第１項から第５項までのいずれかに記載の方丸７ 、　コークス化操作の第一段階の過程中に生成された無滴ガスを用いて乾式冷却 の最初の部分は次の如く行なわれる、即ち好ましくは精製されたこれらのガスは 再循環される前にそして蓄積された熱を炭化過程中の凝塊に譲る前に、白熱した コークス上で温められることを特徴とする請求の範囲第１項から第６項までのい ずれかに記載の方法。 ８、　コークス化の過程において、そして場合によっては冷却の過程において利 用される種々なガス回路の圧力は、これら種々のガスのあらゆる過度の混合を避 けるために選ばれることを特徴とする請求の範囲第１項から第７項までのいずれ かに記載の方法。 ９、場合によっては行なわれる予備粉砕は、コークス化されるべ蕎石炭が常に１ ０ｍ以下の、好ましくは５■以下の、そして該石炭が不活性物質を含んでいるた けに一層微細な、適当な粒度であるように行なわれることを特徴とする請求の範 囲第１項から第８項までのいずれかに記載の方法。 １０、場合によっては行なわれる予備加熱は石炭の軟化温度以下の温度まで行な われることを特徴とする請求の範囲第（１０） １項から第９項までのいずれかに記載の方法。 １１、予熱の後、石炭は例えば石炭無滴残渣、石油無闇残渣、に混合されること を特徴とする請求の範囲第１項から第１０項までのいずれかに記載の方法。 １２、結合溶剤は液体の形で注入されることを特徴とする請求の範囲第１１項に 記載の方法。 １３、場合によっては行なわれる処理の後、無滴ガスから回収されるピッチを結 合溶剤として用いることを特徴とする請求の範囲第１項から第１２項までのいず れかに記載の方法。 １４、締め固め機の出口において、締め固められた凝塊はその表面層のみが石炭 の軟化温度以上の温度に達せしめられるように、高温（５００℃以上）の雰囲気 中で表面焼成されることを特徴とする請求の範囲第１項から第１３項までのいず れかに記載の方法。