JPS5849909B2 - 連続用紙のマ−ク自動読取りさん孔機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は連続用紙の自動読取りさん孔機に関し特に、連
続用紙のマーク読取り部とさん孔部とを１つの機枠本体
内に収納し、連続用紙を一定速度で間欠送りしながらマ
ーク読取り、さん孔の各動作を同期して行なうようにし
た自動読取りさん孔機に関する。

例えば製造工程において、資材およひ情報の流れを常に
把握し、資材の調達、生産計画あるいはその進行状態を
適正なものにするために、各事業所あるいは製造現場に
情報処理用の周辺端末装置を設置し、この端末装置で得
られた情報を逐次情報処理装置に送って処理するように
した工程管理方式が採用されている。

この場合、各種情報の媒体となるものは、一端に計算機
への入カ用パンチコードを有する伝票形式のカードであ
って、通常ラインプリンタで連続用紙、紙テープ等に伝
票形式で印字すると共に、さん孔指示マークを印字し、
このマークを読取り装置で読取り、連続的にさん孔して
、前記伝票形式のカードを作或する。

従来、ラインプリンタで印字される各マークの改行ピッ
チと、さん孔装置のさん孔ピッチとは、その構造上必ず
しも一致しない。

したがってマーク読取り装置とさん孔装置とを並べて配
置し、これらの間に単純に前記連続用紙を送ったのでは
、ずれが生じてマークで示す内容と同じ内容のものがさ
ん孔されなくなる。

したがって従来は、マーク読取り装置とさん孔装置とを
別々に設置してそれぞれ異なるピッチで紙送りを行なっ
ている。

しかしこのような従来の方法では、装置の設置スペース
が大きくなるばかりでなく、装置自体も複雑かつ高価な
ものとなっていた。

本発明は、このような従来の不具合をなくし、マーク読
取部とさん孔部とを１つの装置内に組込み、かつ紙送り
速度を一定にしながら正確に読取りおよびさん孔を同時
に行ない得るようにした構造の簡潔な自動読取りさん孔
機を提供することを目的とする。

本発明に係る連続用紙の自動読取りさん孔機は一定速度
で連続用紙を間欠送りする紙送り装置と、前記連続用紙
に書込まれたマークを読取る読取り装置と、連続用紙の
所定位置にさん孔するさん孔装置とを有し、前記マーク
読取り装置は、前記紙送り装置の間欠送り動作に対応し
たタイミングで、前記連続用紙の送り方向に間欠移動す
るようになッテいることを特徴とするものである。

以下、本発明を、図面を参押しながら、実施例について
説明する。

第１図は本発明に係る自動読取りさん孔機１の全体斜視
図である。

情報内容を表わすマークの付いた連続用紙（図示省略）
は矢印Ａ方向から給送され、前記連続用紙の両側部に一
定間隔で穿けられた送り孔とスプロケットあるいは突起
付無端ベルト装置１０．１１とが係合して該突起付無端
ベルト装置の突起付ベルトの間欠回転により一定の速度
でかつ間欠的にマーク読取り装置２およびさん孔装置３
を通過し、これによって情報内容に応じたさん孔がなさ
れる。

読取りさん孔機１の機枠７内には駆動モータ、さん孔ハ
ンマおよひその駆動装置その他必要な電気回路が組込ま
れる。

突起付無端ベルト装置の突起付ベルトあるいはスプロゲ
ット（』伝動軸８およひ機枠内のプーリ、伝動ベルトナ
どを介して前記駆動モータにより回転される。

符号６は電源スイッチあるいは表示ランプなどを備えた
操作パネル部である。

第２図は本発明の実施例に係る自動読取りさん孔機の平
面図である。

機枠７の上面の両側に紙押え板９が設けられ、その内側
に紙送り装置例えば前述の突起付無端ベルト装置１０．
１１が配置される。

この突起付無端ベルト装置は伝動軸８，１２、プーり１
３，１４およひ伝動ベルト１５を介して図示しないパル
スモータによって間欠的に回転駆動される。

前述したように、連続用紙はその両側に形成された送り
孔が突起付無端ベルト装置１０．１１の突起付ベルトの
突起と係合して矢印Ａ方向に間欠的に送られる。

さん孔装置３は機枠７に対して固定的に取付けられてお
り、マーク読取り装置２から読取ったマークに対応する
位置のハンマ（図示省略）が連続用紙の所定位置にさん
孔するようになっている。

なお、さん孔したときの紙屑は排出孔に装着したパイプ
１６を通して外部へ排出される。

マーク読取り装置２は任意の光学式のものが採用され得
るが、その取付け状態は機枠７に対して連続用紙の送り
方向に往復移動可能に保持されている。

ところで、ラインプリンタで印字されたマークの改行ピ
ッチは通常さん孔装置のさん孔ピッチより小さくなって
いる。

その為、マーク読取り装置２とさん孔装置３との間隔を
固定して動作させた場合、連続用紙は各間欠動作毎にさ
ん孔ピッチで移動する為、マークの改行ピッチとの差が
間欠移動毎に蓄積され、その結果、読取り装置の視野か
らマークがはずれ、読取り不能となる。

この不都合を取り除くには、各間欠動作毎に読取り装置
と連続用紙の相対移動距離が印字ピッチになるよう補正
すればよい。

すなわちさん孔ピッチとマークの改行ピッチとの差を補
正するように読取り装置を移動させればよい。

マーク読取り装置にこのような補正動作を行なわせる機
構は種々考えられる。

図示実施例はカム装置を利用した例である。

突起付無端ベルト装置１０の伝動軸８の一端から、プー
り１７，１８およひ無端伝動ベルト１９を介してカム２
０が間欠回転する。

カム２０のカム面と接触するローラ２１はマーク読取り
装置２のブラケット２２に軸支されている。

ブラケット２２は、機枠７に固着した一対の案内棒２３
．２４に摺動可能に軸支され、また圧縮はね２５によっ
て常にカム２０の方へ押圧されており、これによってロ
ーラ２１をカム２０に常に接触させるようになっている
。

したがってカム２０のカム面を適切な形状に構戊するこ
とにより、カム２０が一定の速度で間欠回転すると、マ
ーク読取り装置２はそのブラケット２２とともに紙送り
力向に一定の速度で間欠的に移動する為、マーク読取り
装置と連続用紙との相対移動距離は、実質印字ピッチ分
となる。

１群のマーク読取り、さん孔が終り、次の群のマークの
読取りに移るときは、マーク読取り装置２が圧縮ばね２
５の作用で急速に後退するようにカム２０の形状を定め
る。

マーク読取り装置を連続用紙の送り方向に移動させるに
は、必ずしも上述のような手段でなくともよく、例えば
、チェインスプロケット装置によって読取り装置を間欠
的に一定のタイミングで送り、戻りはラッチ機構および
ばね作用を利用して急速に戻るようにしてもよい。

前述したごとく従来は、マーク読取り装置とさん孔装置
とを別体の装置に分離し、それぞれの紙送りピッチを変
えて行なっていたので両者のタイミングがずれたときで
も気がつかずにさん孔してしまうという難点があったが
、本発明によれば、マーク読取り装置とさん孔装置とを
一体に組込んで、マーク読取り装置を移動させて用紙送
り動作とタイミングをとるようにしたので、構造が簡単
になり、また種々の安全手段、確認手段のＮ゜加も容易
であって、正確にさん孔することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動読取りさん孔機の概略的な全
体斜視図、第２図は本発明の実椎例に係る自動読取りさ
ん孔機の平面図である。 １・・・・・泪動読取りさん孔機、２・・・・・・マー
ク読取り装置、３・・・・・・さん孔装置、７・・・−
・・機枠、８，１２・・・・・・伝動軸、２０・・・・
・・カム、２１・・・・・・ローラ、２２・・・・・・
ブラケット、２３．２４・・・・・・案内棒、２５・・
・・・・圧縮ばね。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 一定速度で連続用紙を間欠送りする紙送り装置と、
   連続用紙に書込まれたマークを読取るマーク読取り装置
   と、連続用紙の所定位置にさん孔するさん孔装置とを有
   し、前記マーク読取り装置は、前記紙送り装置の間欠送
   り動作に対応したタイミングで前記連続用紙の送り方向
   に間欠移動するようになっていることを特徴とする連続
   用紙の自動読取りさん孔機。