JPS5849542B2 - 芳香族スルホン酸のニトロ化法 - Google Patents

芳香族スルホン酸のニトロ化法

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JPS5849542B2 JP1627979A JP1627979A JPS5849542B2 JP S5849542 B2 JPS5849542 B2 JP S5849542B2 JP 1627979 A JP1627979 A JP 1627979A JP 1627979 A JP1627979 A JP 1627979A JP S5849542 B2 JPS5849542 B2 JP S5849542B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、芳香族スルホン酸の二1・ロ化法に関する。
芳香族スルホン酸たとえばナフタリンモノスルホン酸が
ニトロ化のむずかしい化合物であることは一般に知られ
ている。
これ等の酸のニトロ化は従って通常溶媒たとえば約70
%の濃度を持つ硫酸の存在のもとに実施する。
多くの場合に得られるニトロ化合物は対応するアミンに
還元されるので、この還元は通常中性の範囲で行われる
が、二トロ化合物を反応混合物から分離しなければなら
ない。
この操作は労力がかかり硫酸を含む環境上有害な流出液
が生ずる。
従って普通の二トロ化は二1・口硫酸(混酸)で行われ
、ベルリン市のアカデミー出版社による1966年刊行
のエヌ・エス・ポロシュツオウ( N.N. Woro
shzow ) を著者とする論文『中間物及び染料
の合成の原理』の第163頁とエイ・エヌ・シュブエフ
( A.N.S hebuev )及びその協力者によ
るロシャ特許第165746号明細書とに記載してある
これ等の人達の述べた方法によれば、約70%の硫酸を
溶媒とする硝酸による1又は2−ナフタリンーモノスル
ホン酸の二1・口化によって、対応する異性体二トロナ
フタリンスルホン酸の混合物が生成する。
次にこの混合物を中和し還元する。
アミノナフタリンスルホン酸は次に、異性体混合物とし
て酸性化することにより分離し又は分別沈殿により各別
に分離する。
ニトロ化は硫酸中で起り二トロナフタリンスルホン酸の
引続く還元が通常中性範囲で行われるから、硫酸は生成
物から分離しなげればならないし又二トロナフタリンス
ルホン酸はそれぞれの塩に変換しなげればならない。
これ等の操作は複雑であり複雑な装置を必要とし、従っ
て空時収量に悪影響を受け、さらに多量の固形廃物と環
境上有害な流出液とが生ずる。
硫酸を使うニトロ化は経済的にも生態学的にもこのニト
ロ化法の大きな欠点になる。
芳香族化合物の硝酸だけによるニトロ化は文献(たとえ
ばエヌ・エヌ・ポロシュツオウの操作の引用文の第11
6ないし117頁)によれば通常次のことにより著しく
制限を受ける。
水の分子は、ニトロ基が芳香族核に入れるときに分離す
る。
反応混合物中に留まるこの水は硝酸の濃度を下げる。
二トロ化の速度定数は硝酸の濃度によるから、反応速度
は希釈度の増すのに伴って減小し、酸濃度が特定値以下
に下がると反応は実際上停止する。
硝酸はその希釈度によって芳香族化合物に対し二トロ化
作用でなくて酸化作用を及ぼす。
高濃度の硝酸を使い高い温度にするときは、衝撃及び温
度に感ずる望ましくない爆発性混合物の生成のおそれが
ある。
しかし希硝酸はニトロ化剤として使うには一層適当でな
い。
その理由は、希硝酸は1 0 0 ’C以上の温度に達
するまでは有機物質にニトロ化作用を及ホさないし〔フ
一ベン−ウエイル( HoubenWeyl )による
有機化学の方法第10巻1号(197 1年刊行)第4
81頁(たとえばD : L.0−1.37)参照〕、
又これ等の反応条件のもとでは望ましくない酸化反応が
高まる。
従って100℃以下で希硝酸を使うことはフェノール及
びアミンの極めて容易に二1・口化できる種類の物質に
限られる。
別の出版物たとえばエヌ・エヌ・ポロシュツオウの引用
文第127頁とエイ・アイ・l・リトウ( A. I
. Tritow )のz. o. ch.17(
1947年)第382頁とエイ・アイ・1・リトウ及び
エイ・エヌ・バリシンコワ(A,N.Baryschi
nkowa ) Z. 0. Ch.2 2 (
1 9 5 2年)第1335頁とアール・シュラム(
R.Shramm)及びエフ・エイチ・ウエスサイマー
( F. H. Westheimer )J.
Am. Soc. 7 0(1948年)第178
2頁とによれば、ベンゼン、フェノール及びその同族体
とナフタリンとのような容易にニトロ化できる芳香族化
合物の希硝酸によるニトロ化は亜硝酸の存在によって生
ずるだけである。
英国特許第1521643号明細書には、溶媒は使わな
いで約30ないし67%の硝酸により一トロ化を実施す
ることから成る、ナフタリンモノスルホン酸のニトロ化
法を記載してある。
二トロ化を約50%より低い濃度を持つ硝酸で実施すれ
ば、反応混合物内の硝酸の濃度はこの方法によればニト
ロ化が行われるまで真空中で約10ないし67%の硝酸
を蒸留することにより増す。
実験室と小規模の生産装置とでは満足の得られる状態で
行われるこの方法は大規模生産装置では問題が起る。
その理由は、ニトロ化混合物は極めて粘性が高くなり発
泡しやすいからである。
従って反応はとくに終りに向って極めて遅くしか進行し
ない 本発明は、反応媒質として低濃度の硝酸を使いニトロ化
混合物を通過させる流下フィルム形蒸発器内で酸の濃度
を高めることにより前記の障害をすべて極めて簡単に除
くことができるという発見に基づいている。
ニトロ化合物の収量は著しく増し、さらにこの方法は比
較的短い反応時間で実施できる。
さらに流下フイルム形蒸発器内のニトロ化により、この
蒸発器内の比較的少量の二1・口化混合物が高い温度と
増加した硝酸濃度とになるだけであるからこの方法の安
全性が増す。
従って反応は制御のもとに充分に保持し必要に応じ容易
に中断することができる。
すなわち本発明は、硫酸は使わないで、30%ないし8
0%の硝酸と、亜硝酸が引起すまたは触媒作用をする2
次反応を抑制するための亜硝酸抑制剤とを使い芳香族ス
ルホン酸を二1・口化する方法において、芳香族スルホ
ン酸及び硝酸を出発混合物中の硝酸濃度が15%ないし
60%であるような濃度で混合し、次にこの反応混合物
中の硝酸の濃度を芳香族スルホン酸がニトロ化するよう
に真空中で希硝酸を蒸留することにより高め、前記反応
混合物をこの反応混合物の温度である40’Cないし7
0℃より5゜Cないし50’Cだげ高い温度にした蒸発
器管を持つ流下フィルム形蒸発器に30分ないし24時
間のサイクルで継続的に循環して連続的に通し、硝酸の
濃度の増加と二トロ化とが実際上前記流下フィルム形蒸
発器内だけで起るようにすることから成る二トロ化法を
提供する。
本発明二トロ化法に適当な芳香族スルホン酸はたとえば
、なるべくは1ないし2個のスルホン酸基を含む置換の
又は非置換のベンゼンスルホン酸又はナフタリンスルホ
ン酸たとえばナフタリン1・5−スルホン酸のようなナ
フタリンージスルホン酸及びベンゼンスルホン酸ただし
と《にナフタリンーモノスルホン酸である。
反応条件のもとで一部が又はとくに全部が反応媒質中に
溶解した芳香族スルホン酸をニトロ化するのがよい。
不溶性の化合物を使うときは溶媒たとえばテトラクロル
エタンを加える必要がある。
たとえば希硝酸は、芳香族スルホン酸の水溶液又は懸濁
液に、得られる混合物が15ないし60%なるべくは2
0ないし40%の濃度を持つ硝酸を含むような量(すな
わちニトロ化が起らないような濃度)で加える。
反応の開始時には芳香族スルホン酸対硝酸のモル比は1
:1ないし1:5とくに1:1.2ないし1:2にする
のがよい。
亜硝酸抑制剤は反応混合物に芳香族スルホン酸を基にし
て2ないし50モル%とくに5ないし15モル%の量で
加えるのが有利である。
本発明により使うことのできる亜硝酸抑制剤は、亜硝酸
と反応し亜硝酸との反応割合は高いが硝酸との反応割合
は低くなるべくは零である化合物である。
適当な亜硝酸抑制剤はたとえば、遊離アミノ基を含み硝
酸に耐える化合物である。
これ等の抑制剤を加えて、亜硝酸と接触反応する酸化開
環を抑制する。
とくに適当な亜硝酸抑制剤は尿素、チオ尿素、硝酸尿素
及びスルフアミノ酸である。
反応混合物中の硝酸の濃度は、希硝酸(たとえば約30
ないし67%)の蒸留の間に反応容器をなるべくは10
ないしioo關Hgとくに20ない’L,70mmHg
まで減圧することにより流下フィルム形蒸発器内で引続
き高める。
反応混合物を同時に400ないし70℃とくに50°な
いし60℃に加熱する間に流下フイルム形蒸発器内で短
い滞留時間中にニトロ化が起る。
流下フィルム形蒸発器内の蒸発器管の温度は反応混合物
の温度より5°ないし50’Cなるべくは1o0ないし
300Cだげ高い。
これ等の条件のもとで希硝酸の蒸発が実質的に流下フィ
ルム形蒸発器内で起る。
ニトロ化は硝酸の濃度が約30ないし67%のときに生
成物及び温度に従って起る。
反応時間は二1・口化しようとする化合物と反応条件と
による。
この反応時間は30分ないし24時間と《に30分ない
し8時間が好適である。
順流式蒸発器としても知られている流下フィルム形蒸発
器は一般に知られている。
これ等の蒸発器は基本的に、適当な装置により液体を上
方から配分する蒸発器管から成っている。
次に液体は下向きに流れ蒸留液及び濃縮液に対する分離
器内に蒸気を生成する。
このような蒸発器はたとえばウルマン( Ullman
n )の工業化学百科事典第4版第2巻第655頁以下
に記載してある。
本発明二トロ化法の好適とする具体例は次の通りである
芳香族スルホン酸の50ないし80%水溶液をかきまぜ
ながら反応容器内で前記した量の希硝酸及び亜硝酸抑制
剤と混合する。
反応容器は減圧し指示した温度に加熱する。
次に反応混合物を次々のサイクルで流下フイルム形蒸発
器を通過させる。
この蒸発器の処理で希硝酸を蒸留する。
部分的反応の後に発熱反応が終ると、スルホン酸1モル
当たり1ないし5モルとくに1.5ないし3.5モルの
量の硝酸がこの反応混合物中に存在するまで、この反応
混合物にさらに硝酸をなるべ《は50ないし70%の酸
の状態で加える。
50ないし70%硝酸は、蒸留する希硝酸(約30%)
を高濃度の98%の酸と混合することにより50ないし
70%の硝酸を得るのが有利である。
反応混合物は次に、次々のサイクルで流下フィルム形蒸
発器を連続的に通過する間に1ないし6時間にわたり還
流させる。
次に反応生放物は真空(30ないし120mm Hg及
び50°ないし80℃)中で反応混合物から蒸留し再使
用することのできる極めて薄い廃酸(15ないし40%
濃度)中の溶液又は懸濁液の形になる。
二トロ化した芳香族スルホン酸は次に普通の方法で分離
することができる。
しかしこれ等の芳香族スルホン酸は、先ず分離しないで
水で希釈し(廃酸を使い又は使わないで)、中和し(た
とえばアンモニア水、ドロマイト又は石粉により)そし
て還元する(たとえばベシャン反応、接触還元又はヒド
ラジン水化物による還元により)。
本発明による新規な方法の利点は主として、ニトロ化を
行う簡単fK方式と、高いニトロ化収量と、良好な空時
収量とにある。
さらにナフチルアミンスルホン酸を生成するように二ト
ロ化中間体をさらに処理することは、本方法によるニト
ロ化が硫酸を使わないで生ずるから実質的に簡単になる
引続く還元に先だって硫酸をせつこうの形で沈殿させる
ことはもはや必要がない。
本発明方法によれば中和及びナフチルアミンスルホン酸
への還元はニトロ化の直後に行われる。
この操作方式では廃酸の量が著しく減る。
そして固形廃物たとえばせつこうはもはや全く生じない
ニトロ硫酸を使う公知のニトロ化法に比べて本発明方法
は生態学的見地から実質的に向上したものである。
本発明方法により得られるニトロスルホン酸とくにアミ
ノスルホン酸は染料の製造に貴重な中間体である。
すなわちC,I.アシッドレッド141形のアゾ染料は
1−ナフチルアミン−5−スルホン酸(ローレント酸)
のジアゾ化と引続くそのβナフトールへのカップリング
とにより得られ、又はC.■.アシツドブラック27形
のジアゾ染料はナフチオン酸への1−ナフチルアミン−
7−スルホン酸(クレープ酸−1・7)のカップリング
と引続きさらにジアゾ化及び1−ナフチルアミンへのカ
ップリングとにより得られる。
以下次の各例により本発明二トロ化法を添付図面につい
て詳細に説明する。
各部及び各%はそれぞれ別に指示しなげれば重量部及び
重量%である。
以下の各例で使用する流下フイルム形蒸発器は次のとお
りのものである。
型 :垂直多管式熱交換器 加 熱 面:管束の内表面は60771″容 量:
120l 循環速度:約30771”/時 蒸発容量:1.5〜2.5トン/時・蒸留蒸発温度:約
50℃ 熱媒質温度:70〜80℃ 例1 第1図は流下フイルム形蒸発器5を備えた装置を示す。
反応器1は50mfflHgまで減圧し次に78kyの
70%ナフタリンスルホン酸水溶液(46.86kgの
1−ナフタリンスルホン酸及び異性体を含む)と4.3
2kyの50%尿素溶液と32.25kgの66%硝酸
とを装入する。
この反応混合物は次々のサイクルで流下フイルム形蒸発
器5の各管(各管の温度70′C)を通過させ、この装
置内の圧力は50’Cの反応器1の内部温度を保つよう
に低下させる。
2時間内で40.05kgの30%硝酸を蒸留する。
この反応混合物は次に還流蒸留し、18.5 4k9の
98%硝酸を凝縮器6の下端部に1時間内で導入すると
共に反応混合物を次々のサイクルで流下フイルム形蒸発
器5を経て送る。
この添加は98%硝酸を凝縮液でこの硝酸が反応器1内
に流入する前に約60%の濃度まで希釈するように行う
この添加を終ると、反応溶液はさらに1時間だけ反応さ
せると共に次々のサイクルで流下フイルム形蒸発器を連
続的に通過させる。
反応溶液は次に抜取りそしてニトロ化生成物を普通の方
法で還元し、30.9kg(使用1−ナフタリンスルホ
ン酸を基にして理論値の61.5%)のぺり酸と8.
8 kg(理論値の18%)のローレント酸(1−ナフ
チルアミン−5−スルホン酸)との混合物が得られる。
例2 第2図は1−ナフタリンスルホン酸をニトロ化する連続
装置を示す。
反応器1は40mmHgに減圧し次に374部の70%
ナフタリンスルホン酸水溶液(208部の1−ナフタリ
ンスルホン酸及び異性体を含む)の19部の50%尿素
溶液及び143部の66%硝酸に対する比率で各反応戒
分を装入する。
この反応混合物は次々のサイクルで流下フイルム形蒸発
器の各管(各管の温度70℃)を通過させ、この装置内
の圧力を50℃の反応器内部温度が保たれるように低下
させる。
30%の硝酸が連続的に留去される。
濃縮反応混合物は、あふれ管、サイホン及び流下フイル
ム形蒸発器を介し反応器2内に連続的に流入する。
反応器2ではこの反応混合物を次々のサイクルで前記し
たように流下フイルム形蒸発器を通過させることにより
2 0mmHg 5 0℃でさらに濃縮する。
使用した66%硝酸143部当たり172部の30%硝
酸の全量を反応器1,2から蒸留する。
この反応混合物は別の流下フイルム形蒸発器を経て反応
器3内に流入する。
反応器3では前記の回分を基にして82部の98%硝酸
を同時に凝縮器の下端部に導入し、凝縮液で希釈し、次
に60%硝酸として反応混合物中に流入させる。
この酸は次に別の流下フィルム形蒸発器を経て反応器4
内に流入する。
反応器4では引続く反応が生ずる。
二トロ化生成物はこの装置からあふれ管を経て粘性の高
い状態で出る。
この粘性体から普通の方法による還元後に使用した1−
ナフチルアミンースルホン酸の量を基にして約20%の
ローレント酸と約60%のペリ酸とが得られる。
この装置内の平均滞留時間は4ないし6時間である。
例3 第1図に例示したような装置では反応器1内に1581
のベンゼンスルホン酸と9.61の尿素ト11の20%
HCI と200fの63%硝酸とを装入する。
この反応混合物は次々のサイクルで流下フイルム形蒸発
器5の各管(これ等の管の温度70℃)を通過させ、そ
してこの装置内の圧力は50℃の内部温度を反応混合物
で保つように下げる。
2時間内で1751の44.4%硝酸を蒸留する。
反応混合物は次に還流蒸留し、そしてこの反応混合物を
流下フイルム形蒸発器5を経て連続的に送る間に、12
6zの98%硝酸を1時間内で凝縮器6の下端部に導入
する。
この添加は98%硝酸を硝酸が反応器内に流入する前に
凝縮液で約60%の硝酸に希釈する。
硝酸の添加が終ると、反応混合物は、さらに3時間にわ
たり反応を続げさせると共に次々のサイクルで流下フイ
ルム形蒸発器15を連続的に通過させる。
この反応溶液を抜出し、水で50Clまで増し、そして
硝酸をフイルム形蒸発器5で4 0mmHg 7 3℃
で蒸発させる。
114.5S’(理論値の56%)のm−=トロベンゼ
ンスルホン酸が残留物から得られる。
例4 第1図に例示したような装置では反応器に1001の水
と9.61の尿素と1tの35%HCI と2001
の63%HNO3と次の組或を持つ384グのアームス
トロング酸四水化物とを装入する。
75重量%のナフタリン−1・5−ジスルホン酸 0.1重量%のナフタリン−1・6−ジスルホン酸 0.3重量%のナフタリン−1・3・5〜トリスルホン
酸 2.6重量%の硫酸 22重量%の水 この装置内の圧力は80mmHgに下げそして反応器内
の温度は65℃に調節する。
反応混合物は流下フイルム形蒸発器5の管(これ等の管
の温度は85℃)を通過させ、244グの27.5%H
NO3を2時間内で蒸留し去ると共に、温度が68°な
いし70℃に上昇する。
反応混合物は次に環流蒸留を行い、126グ0100%
硝酸を1時間内で凝縮器6の下端部に導入すると共に反
応混合物を次々のサイクルで流下フイルム形蒸発器5を
経て連続的に送る。
100%の硝酸をこれが反応器内に流入する前に凝縮液
で希釈するように添加を行う。
硝酸の添加を終ると、反応溶液を6時間にわたり反応さ
せ続げろと共に次々のサイクルで流下フイルム形蒸発器
5を経て連続的に送る。
次に781の硝酸を20mmHgの圧力と42℃から5
3゜Cまで上がる温度とで蒸留する。
反応溶液を抜出し、二トロ化生成物を普通の方法で還元
し147Pの1−ナフチルアミン−4・8−ジスルホン
酸と16Pの2−ナフチルアミン−4・8ジスルホン酸
とが得られる(理論値の53.8%)。
以上本発明をその実施例について詳細に説明したが本発
明はなおその精神を逸脱しないで種々の変化変型を行う
ことができるのはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明二トロ化法を実施する装置の配置図、第
2図は第1図の変型の配置図である。 1・・・・・・反応容器、2・・・・・・流下フィルム
形蒸発器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 硫酸は使わないで、 30%ないし80%の硝 酸と、亜硝酸が引起す又は触媒作用をする2次反応を抑
    制するための亜硝酸抑制剤とを使い芳香族スルホン酸を
    ニトロ化する方法において、芳香族スルホン酸及び硝酸
    を出発化合物中の硝酸濃度が15%ないし60%である
    ような濃度で混合し、次にこの反応混合物中の硝酸の濃
    度を芳香族スルホン酸が二トロ化するように真空中で希
    硝酸を蒸留することにより高め、前記反応混合物をこの
    反応混合物の温度である40℃ないし70℃より5℃な
    いし50℃だけ高い温度にした蒸発器管を持つ流下フイ
    ルム形蒸発器に30分ないし24時間のサイクルで継続
    的に循環して連続的に通し、硝酸の濃度の増加とニトロ
    化とが実際上前記流下フイルム形蒸発器内だけで起るよ
    うにすることから成るニトロ化法。 2 ベンゼン〜モノスルホン酸、ナフタリンーモノスル
    ホン酸又はナフタリン−1・5−ジスルホン酸をニトロ
    化する特許請求の範囲1に記載の二トロ化法。 3 芳香族スルホン酸の硝酸に対するモル比を反応の開
    始時に1:1ないし1:5好ましくは1:1.2ないし
    1:2にする特許請求の範囲1に記載のニトロ化法。 4 硝酸の濃度を反応の開始時に20%ないし40%に
    する特許請求の範囲1に記載のニトロ化法。 5 亜硝酸抑制剤としてチオ尿素、硝酸尿素、スルフア
    ミノ酸又はとくに尿素を、使用する芳香族スルホン酸を
    基にして2ないし50モル%とくに5ないし15モル%
    の量で使う特許請求の範囲1〜4のいずれかに記載のニ
    トロ化法。 6 ニトロ化を、流下フイルム形蒸発器内で反応混合物
    の温度を50゜Cないし60゜Cとし、圧力を10ない
    し1 00mmHgとくに20ないし70mmHgとし
    て実施する特許請求の範囲1に記載のニトロ化法。 7 1:1.2:0.05ないし1:2:0.15の
    モル比の芳香族スルホン酸、硝酸及び亜硝酸抑制剤から
    成る混合物を20ないし50mmHgで500ないし6
    0℃に加熱し、30分ないし8時間のサイクルで継続的
    に循環して、この反応混合物の温度より10°ないし3
    0゜Cだげ高い温度の蒸発器管中を通過させる特許請求
    の範囲1に記載のニトロ化法。
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