JPS5849300B2 - 振動スプレ−装置 - Google Patents

振動スプレ−装置

Info

Publication number
JPS5849300B2
JPS5849300B2 JP54500080A JP50008078A JPS5849300B2 JP S5849300 B2 JPS5849300 B2 JP S5849300B2 JP 54500080 A JP54500080 A JP 54500080A JP 50008078 A JP50008078 A JP 50008078A JP S5849300 B2 JPS5849300 B2 JP S5849300B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
flow
chamber
outlet
interior chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54500080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54500011A (ja
Inventor
スト−フア−・ロナルド・デイ−
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bowles Fluidics Corp
Original Assignee
Bowles Fluidics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US05/845,117 external-priority patent/US4151955A/en
Application filed by Bowles Fluidics Corp filed Critical Bowles Fluidics Corp
Publication of JPS54500011A publication Critical patent/JPS54500011A/ja
Publication of JPS5849300B2 publication Critical patent/JPS5849300B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B1/00Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
    • B05B1/02Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to produce a jet, spray, or other discharge of particular shape or nature, e.g. in single drops, or having an outlet of particular shape
    • B05B1/08Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to produce a jet, spray, or other discharge of particular shape or nature, e.g. in single drops, or having an outlet of particular shape of pulsating nature, e.g. delivering liquid in successive separate quantities ; Fluidic oscillators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15CFLUID-CIRCUIT ELEMENTS PREDOMINANTLY USED FOR COMPUTING OR CONTROL PURPOSES
    • F15C1/00Circuit elements having no moving parts
    • F15C1/22Oscillators
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K5/00Whistles
    • G10K5/02Ultrasonic whistles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/206Flow affected by fluid contact, energy field or coanda effect [e.g., pure fluid device or system]
    • Y10T137/2087Means to cause rotational flow of fluid [e.g., vortex generator]
    • Y10T137/2104Vortex generator in interaction chamber of device
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/206Flow affected by fluid contact, energy field or coanda effect [e.g., pure fluid device or system]
    • Y10T137/218Means to regulate or vary operation of device
    • Y10T137/2185To vary frequency of pulses or oscillations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は流体散布装置等に関し、特に、種々の有意義な
スプレーパターンを作るために要する流体圧が比較的低
い簡単で安価な流体散布装置に関するものである。
背景技術 最近までは、種々の形態のスプレーパターンを得るため
には、単なるそれに応じた単一形状のオリフィスを用い
ていた。
即ち、例えば円形の小孔により噴流を得ることができ、
直線形の孔により薄層流を得ることができ、渦巻きノズ
ルにより円錐形のスプレーパターンを得ることができた
このノズルの形状により種々のスプレーパターンを得る
方法は、簡単で安価であるが、そのようなノズルは役に
立つスプレーパターンを得るためには一般に比較的高し
・流体圧を加える必要がある。
流体散布装置の著しく進歩したものが米国特許第405
2002号(発明者スト−ファー等)に記載されている
この米国特許に記載された流体発振素子は横に振動する
流体噴流を生じ、流体噴流の振動のため、流体は一平面
内に扇形薄層パターンを描いて分配される。
液体噴流が周囲の空気と相互作用するため、噴流は均一
な寸法の小滴に分割され扇形の巾に沿って分配される。
振動は比較的低い流体圧(0,1psiのオーダーで)
始まるから、流体散布を流体発振素子で得る方法は極め
て有利であるが、スプレーパターンが平面的であり従っ
て対象面に直線を描(ように衝突するという制限がある
対象面の2次元的な区域をカバーする2次元断面を有す
るスプレーパターンを必要とする場合が多い。
対象面に直線的に衝突するという同じ制限を有する他の
流体素子ノズルの例が、米国特許第3423026号(
発明者カーペンタ−)、同第3638866号(発明者
ウォーカー)、および同第3911858号(発明者グ
ツドウィン)に記載されている。
しか1、これらのものは、所望のスプレーパターンを得
るために前記米国特許第4052002号のものに比し
限界圧が高いという欠点がある。
米国特許第3820716号(発明者バウアー)に記載
された流体発振素子を用いて2次元的に衝突するスプレ
ーパターンが得られる。
しかし、この流体発振素子は3次元の形状を有する必要
があり、平面形の流体発振素子に比し複雑で製造コスト
が高価につく。
又、振動を生じるのに必要な限界圧は前述の米国特許第
4052002号のものに比し著しく高い。
本発明はカルマン渦流列と呼ばれる現象を利用するもの
であり、その意味で正確には流体発振素子ではない。
流体力学の分野で周知のこの現象(マグロ−ヒル社19
61年発行の「流体力学ハンドブック」〔編集主幹ビク
ター・L・ストリーク−〕〕9−6ページ参照は流体の
流路に置かれた障害物の両側に交互に生じる渦のパター
ンに関するものである。
従来の技術では、渦流列に主として関係したのは流体力
学的抵抗の分野であり、この分野は障害物(例えば主翼
や垂直尾翼)を流体中で動かす際に生じる撹乱を最小限
におさえることを研究課題としている。
本発明は全く新たな分野でこの渦流列の現象を利用し、
流体発振素子で得られるより多くの種々の散布パターン
で流体を散布し、しかも流体技術固有の利点を全て維持
するものである。
従って、本発明の第1の目的は流体を散布するための改
良された方法と改良された装置とを提供するにある。
本発明の今一つの目的は、流体発振素子と同様に簡単で
製造コストの安い、振動流体流を出す、かつ、可動部分
を有しないが、在来の流体発振素子とは異り、対象面上
の線はもちろん面をもカバーするように流体を散布する
ことのできる流体散布装置を提供するにある。
本発明の今一つの目的は、流体散布を行うために渦流列
の現象を利用するにある。
発明の開示 本発明では、1つの障害物を平坦な室の入口開口と出口
開口との間に設ける。
入口開口から室に流入する流体の流れは上記障害物に衝
突し、該障害物と出口開口との間に渦流列が作られる。
出口開口から出ると流れは渦流列のため周期的に左右に
振動する。
幾つかの因子(出口開口面積、障害物の出口開口に対す
る位置を含む)により、流出する流れは振動噴流が振動
薄層流のいづれがとなり、振動薄層流の場合は発振素子
の平面に略直角な方向へも広がりつつ発振素子の平面内
で振動する。
振動噴流の場合は、振動作用により噴流が均一サイズで
分散する小滴に分割される。
振動薄層流の場合は、発振素子内の障害物の下流の区域
内で2つに分岐した噴流が相互に作用して比較的小さい
寸法の小滴が形成される。
渦流列の現象は直列の複数の段で利用して振動角を増大
することができ、又、薄層流を作る流体発振素子内で利
用して、それによって流体発振素子が対象面の成る面積
をカバーするようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
上述の、およびその他の本発明の目的、構成および効果
は後述の本発明の特に以下の図面を参照する一実施例の
詳細な説明から明らかとなる。 第1図は自由な流体流の中にある障害物により作られる
渦流列を示す図式図。 第2図は渦流列現象を利用する流体発振素子の図式図。 第3図は本発明の実施例である発振素子の平面図。 第4図は第3図の4−4視断面図。 第5図は異った複数の作動モードで作動するのに必要な
修正を示す流体発振素子の実施例を示す図式的な平面図
。 第6図は異った複数の作動モードで作動するのに必要な
修正を示す2段発振素子の実施例を示す図式的な平面図
。 第7図は異った作動モードで作動するための別の修正を
示す発振素子の実施例の平面図。 第8図乃至第10図は、本発明の発振素子の別の実施例
の頂面図、正面図および背面図。 第11図は第8図の11−11視断面図。 第12図は第8図の発振素子を作るのに用いられるプラ
スチックモールド型の破断斜視図。 第13図は発振素子の実施例の平面図。 第14図は第13図の14−14視断面図。 第15図乃至第17図は2作動モードの発振素子を一つ
の作動モードで作動するようにセットした状態の頂面図
、背面図および底面図。 第18図は、第15図の発振素子を第2の作動禿−ドで
作動するようにセットした状態の頂面図。 第19図は、発振素子の一実施例の平面図。 第20図は、発振素子の一実施例の平面図。 第21図は、発振素子の一実施例の平面図。 第22図は、発振素子の一実施例の平面図。 第23図は、発振素子の一実施例の平面図。 第24図は、発振素子の一実施例の平面図。 第25図は、シャワーヘッドに用いられた発振素子の一
実施例の一部破断斜視図。 第26図は、第25図の実施例のヘッド部の正面図。 第27図は第26図の27−27視断面図。第28図は
第26図と同様な正面図であるが、異なる作動モードの
状態のシャワーヘッドを示す。 第29図は第25図乃至第28図のシャワーヘッドの作
動を示す図式図。 第30図は、3モ一ド発振素子実施例をその第1の作動
モードで示す平面図。 第31図は第30図の実施例の正面図。第32図は第3
0図の実施例を第2の作動モードで示す平面図。 第33図は第30図の実施例を第3の作動モードで示す
平面図。 第34図は、別の3モ一ド発振素子実施例を第1作動モ
ードで示す頂面図。 第35図は第34図の実施例の正面図。第36図は第3
4図の実施例の底面図。 第37図は第34図の実施例を第2の作動モードで示す
頂面図。 第38図は第34図の実施例を第3作動モードで示す頂
面図。 第39図は振動噴流の作動モードで作動する本発明の発
振素子から出る流れの典型的な波形を示す図式図。 第40図は振動薄層流の作動モードで作動する本発明の
発振素子から出る流れの典型的な波形を示す図式図。 第41図は、本発明の別の一実施例の端面図。 第42図は第41図の42−42視断面図。 第43図は本発明の別の一実施例の端面図。 第44図は第43図の44−44視断面図。 発明を実施するための最良の形態 特に第1図を見ると、流体の流れに置かれた障害物Aの
効果が図式的に示されている。 即ち、障害物Aの後流の中に2列の渦が多数作られ、こ
の渦は障害物の中心線の両側に交互に一定の間隔を置い
て作られるものである。 この渦のパターンはカルマン(Karman )渦流又
は単に渦流列と呼ばれる。 この渦流列の形成と効果は流体力学的抵抗(特に航空機
や船舶に作用するもの)に関連して詳細な研究が行われ
て来た。 障害物Aの上流側の面に流れが当ると、何らかのランダ
ムな撹乱のため、障害物Aの片側(例えば第1図で上側
)に反対側より少し多くの流れが通るのである。 障害物Aの上側を通る流れが多いから、障害物の上流側
の面の直ぐ下流に渦が一個作られる。 この渦は障害物の上側に逆流を生じようとするから障害
物の下側を通る流れが多くなり、その結果、上側の渦の
強さは減じ、その代りに下側に渦が生じる。 “この下側の渦が充分大きなものであれば、下側に逆流
が生じ上側の流れが再び多くなり、再び同様のサイクル
が始まる。 渦の強さは幾つかの因子により決るが、その因子には、
流れのレイノルド数(レイノルド数が多い程強くなる)
、や障害物Aの形状が含まれる。 本発明の発明者はこの渦流列の現象を利用して第2図に
示す態様で流れを分散させることができることを発見し
た。 説明を簡略にするために、第2図以下の実施例において
は液体を大気中に散布するものとして説明がなされてい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、液体中
に液体を散布したり気体中に気体を散布したりする場合
にも全く同様に作動させ得るものである。 第2図を見ると、プラスチック、金属等のブロックで作
られその上面に凹所が形成された発振素子10が示され
ている。 凹所は、カバー板(図解を明瞭とするため省かれている
)で密封されている。 凹所には、入口通路11と出口通路12を備えた室13
が含まれている。 障害物である高部14は室13を入口通路11から出口
通路12へ通過する流体の流れの中に配置されている。 高部14は平面図で三角形をなし、その一辺が上流(即
ち入口通路11)に面し、残りの2辺が下流側へ面して
発振素子の縦の中心線上の一点に収斂している。 図示の高部の形状、配向又は対称であることは何れも本
発明に制限を加えるものではない。 しかし、上流側の面が平坦であることは鋭くとがった空
力的にスムーズな形状よりも渦流列を生じる効果を大き
くし、高部の配向と対称であることは、この発振素子か
ら出る流れのパターンに効果(後述)を有することがわ
かった。 出口通路12は高部14の下流を向く2辺の付近に絞り
を形成する2つの縁15,160間に画成されている。 この絞りは充分狭く、高部14の下流側の2辺付近に位
置して、渦流列の渦が作られる区域に周囲の流体が侵入
するのを阻止するものである。 換言すれば、縁15,16の間の絞りはその間に位置す
る区域12を流出する液体で充満させ、周囲の空気が侵
入するのを防止している。 高部14により形成される渦流列のため、流れは発振素
子10から出ると流れの方向に直角に周期的に往復偏向
する。 高部14の直ぐ下流にキャビテーション区域が作られ易
いがこれは重要なことである。 キャビテーション区域の寸法とその出口通路12に対す
る位置関係により、発振素子10は振動噴流、振動薄層
流又は非振動直線噴流を生じるのである。 即ち、高部14の両側を流れる流れの2つの部分がキャ
ビテーション区域の下流端で再合流する。 このキャビテーション区域の下流端が出口通路12から
充分上流側へ離れていれば、上述の2つの流れの部分は
充分、発振素子の中にあり、渦が充分形成され、その結
果できる噴流が渦により周期的に偏向するが、それはや
はり発振素子の中で行われる。 この振動噴流は振動噴流の形態で発振素子から出る。 しかし、キャビテーションの区域の下流端が出口通路に
近いと、渦の形成はあまり明確でなく渦と渦とが相互に
混ざり合う。 そのため2つの流れが出口付近で互に圧縮されて衝突し
、2つの流れが発振素子の平面に垂直な平面の一つの薄
層の流れとなる。 渦はこの薄層の流れを振動させる。 キャビテーション区域の終端が発振素子の外にある時は
渦は生ぜず、2つの流れは発振素子の外で合体する。 その結果できる噴流は渦が存在しないため振動しない。 振動噴流であれ振動薄層流であれ、図面の平面に平行に
振動する。 流体が液体であれば、振動作用のため、噴流は先づ多数
の筋に分割され、次で空気との粘性相互作用のため小滴
になり、振動作用の平面で扇形に散布される。 薄層の液体流は、薄層であるため、比較的細かな小滴に
粉砕されやはり左右の振動が行われる。 典型的な振動噴流のパターンを第39図に示す。 振動の平面に垂直な方向から見ると、このパターンは扇
形であり横断面は一つの直線である。 第39図は流体が一平面内で分散される態様を例示する
目的で停止作用波形を示している。 実際には、人間の眼には波形を見わけることができず、
小滴(液体の場合)で作られた扇形の噴霧に見える。 これは、振動数が人間の眼で識別し得る振動数より高い
(通常は200〜300ヘルツ以上)からである。 液体を作業流体とする時は、噴霧の小滴はある面に衝突
すると該面を横切る一つの直線18を描く。 発振素子を流れの方向に垂直な方向(即ち図面の平面に
垂直な方向)に動かすと、噴霧は上記直線18の長さに
等しい幅の矩形の区域を濡らし、壁に塗装ローラを走ら
せた時描かれるものと同じパターンを描く。 第40図には面を描く噴霧1が示されている。 この噴霧は振動平面に垂直な平面の液体の薄層が振動に
より左右に振動しているものである。 薄層流の高さく即ち、振動平面に垂直な寸法)は各振動
サイクルの中で変化し、振動の両端2で最小となり中央
で最大となる。 その結果衝突面にできるパターン3はひし形である。 ひし形の幅Sは発振素子の振動角により決り、高さHは
薄層流の高さにより決る。 同じ寸法の発振素子で同じ圧力を用いた場合、第40図
の液体噴霧パターン1の小滴の寸法は第39図の液体噴
霧パターン17のものよりずっと小さい。 その理由は、第39図のパターン17の噴流は振動素子
から出る時は一体の状態を続けようとしており、振動作
用によりはじめて小滴に分割されるからである。 第40図のパターン1では、2つの流れが発振素子の出
口で再合流して互に衝突することにより液体の1つの平
面外へ分散される。 この2つの流れの衝突自体により先づ分割され更に振動
作用により分割されるのである。 本発明の発振素子の典型例が第3図および第4図に示さ
れている。 例えばプラスチック材料で作られた2枚の板20.21
は矩形であるが、矩形に限られるものではない。 上側の板21は第3図では透明なプラスチックとし、発
振素子の構造と作用の理解を容易とした。 上側の板21と下側の板20とはそれぞれの下面および
上面に沿って接着剤等により互に接合されている。 流体の入口孔22は上側の板21を貫通しているが、下
側の板20に設けてもよい。 下側の板20の上面には大体矩形の凹所が画成され、こ
の凹所は上側の板21で封止され室23を形成し、流体
は該室の一端で入口孔22から室23に流入する。 室23は他端で凹所の平面内に出口開口24が画成され
ている。 この出口開口24は室230幅より小さいある距離だけ
間隔を置いた2つの対向する縁の間に画成され、流れに
対する効果的な絞りとなっている。 この流れを絞る出口24は室23を通常の作動条件の下
では周囲の圧力から分離している。 室23の床面から突出した島の形態の障害物27が入口
孔22と出口24との間に配置されている。 島2702辺25.26の頂点29は出口24の方を向
いている。 本発明の原理による障害物即ち島の形状は三角形に限ら
れるものではなく、円形、楕円形、矩形、多角形、平板
等とすることができる。 しかし、実験によれば、三角形が最良の結果を与えるよ
うである。 重要なことは、障害物の抵抗係数が高く、その後流に渦
の列を作り易(、振動を生じるように2つの分割された
流れが発振素子の中で合流し易いようにすることである
。 三角形の形状は、平坦な面を上流へ向けた場合、高い抵
抗係数を有している。 その上、2辺25゜26が収斂しキャビテーション効果
のために適当な区域を作るから渦を形成しやすい。 前述のようにキャビテーション効果は、2つに分割され
た流れを再合流させるのを助ける。 作用を説明すると、先づ加圧流体を入口22カ・ら室2
3へ導入する。 流体の圧力が充分高いと(発振素子の寸法により異るが
、1psi以下でよい)、流体は室23に充満し、入口
22と出口24との間に定常的な流れが作られる。 出口24で絞られているから、室23は周囲の空気から
隔離され、渦動の渦形成を周囲の空気が邪魔することは
できない。 流れが島27を通過すると、該島と出口24との間に渦
動が定常的に作られる。 渦動のため、出口から出た流れは第3図の平面に沿って
左右に振動運動を行い、第39図に示すパターン17か
、又は第40図に示すパターン1を描く。 どちらのパターンが作られるかは概ね発振素子の寸法形
状により決る。 第3図に示す寸法により説明する。 Wは島27の上流側に面した辺28の長さ、Tは室23
0幅、Xは出口24の幅、Yは島27の辺28と出口2
4との距離、Zは島27の流れ方向の長さである。 W=0.412インチ、T=1.009インチ又は2.
45W、Z=0.200インチ又は0.485W、板2
0の凹所の深さ−0,125インチ又は0.303Wと
する。 第3図の振動素子を、Y=2.0インチ又は4.85W
、Y=1.33インチ又は3.23W、 Y=0.42
インチ又は1.02W、のそれぞれに対しXを種々に変
えて試験した。 公称圧力1〜2psiの水を振動素子に導入し、空気中
に散布した。 Y=4.85Wでは、X=0.9W〜X=T−2,45
Wの全てのXの値に対し振動噴流のパターン(第39図
のパターン17)が作られた。 0.9W以下のXの値に対しては、非振動噴流が作られ
た。 又、振動噴流の角度(即ち、扇形の角度)はX=0.9
Wの33°からX〉1.9 Wの約75°まで対数曲線
に似た曲線を描いて変化する。 この曲線はX=1.9W以上では非対称的に75°に接
近する。 Y=3.23Wの場合、X;0.06W−X=T−2,
45Wの全てのXの値に対し薄層の振動流パターン(第
40図のパターン1)が作られた。 Xが0.6Wより少し小さい値では、振動角は小さい。 薄層流の幅(第40図の寸法H)はX=0.6Wまで増
加し、X=0.6Wでは明瞭に薄層流が認められた。 X=0.6W−X=2.0Wで、振動角(第40図の寸
法S)はXとともに増大するが、その曲線は最初は略直
線的であり次に傾斜が漸減する。 X=0.6Wで約25°の振動角、X=2、OWで約8
0°の振動角が認められた。 X=2.0W〜X−T=2.45Wでは、振動角は約8
0°から60゜まで減少するがその曲線の傾斜は漸増す
る。 薄層流の角に対し垂直な角度(即ち第40図の寸法Hを
作る角度)もやはりXと共に変化する。 即ち、この角度はX=0.7Wの時の20°からX=1
.7Wの時の約60°まで増大し、次にX=T=2.4
5Wの時の約35°まで減少する。 Y=1.02Wでは、X= 1.65W−X= 1.8
2Wの範囲だけで振動運動が起った。 この範囲では、振動角は約25°から約900まで変化
した。 薄層流の角度は120°で一定であった。 Xが1.6.5W以下では、薄層流の振動運動は生じな
いが、薄層流の角度はXが増加するとともに増加する。 Xが1.82W以上では、キャビテーション区域は発振
素子の外へ拡大し、2つの噴流が出て発振素子の下流で
合流するのが認められた。 以上の試験結果から次の結論が得られた。 (1)島27と出口24との間隔(寸法Y)が増すと、
振動噴流となり易い。 (2)距離Yが減じると振動薄層流が生じ易い。 (3)出口240幅(寸法X)が増すと、振動角が増す
。 別の試験では、発振素子の厚さく特に出口240区域で
)を増すと振動薄層流が生じ易いことも認められている
。 更に別の試験では、圧力が増すと振動薄層流が生じ易い
が、Yが充分大きい場合には圧力に関係なく薄層流を生
じないことが認められている。 又、島27の辺28の長さく寸法W)が増すと、振動薄
層流を生じ易いことが認められた。 第5図は発振素子から出るパターンが振動噴流であるか
ら振動薄層流であるかを決定するパラメータの幾つかを
図示するものである。 説明を簡単にし理解を容易とするために、第5図の発振
素子は下側の板のみが示されている。 ここに説明する他の実施例と同様に、実際には発振素子
は2枚以上の板で作り封止するか、或いは第12図に関
連して説明するように単一体の構造とする。 第5図の発振素子30は入口32、出口34を有する室
31の該入口と出口との間の流路に三角形の障害物即ち
島33を配置している。 入口32は、第3図の入口孔22が室の平面と異る平面
に設けられているのと違って、室31の平面の通路又は
ノズルの形態で設けられているが、入口はどちらの形態
にしてもよい。 室31は矩形ではなく、両側壁が下流方向に島33付近
に達するまでは発散し、島33付近では収斂して対向す
る縁35.36に達する。 この実施例では、縁35,36は島33の頂点と略並ふ
かやや下流側に位置している。 出口34は縁35,36から再び発散する両側壁の間に
画成されている。 第5図に実線39で示すように出口区域を切り落すか実
線39と破線40との間の任意の位置で出口区域を切り
落した場合は、発振素子は第40図に示すように振動薄
層流の形態で作動する。 出口を延ばし破線40の下流で切り落した場合は、第3
9図に示すような走査噴流の形態で作動する。 出口区域を実線39の上流側(即ち島33に近い所)で
切り落すと、振動は不安定となり、渦流列に必要な渦の
形成を周囲の空気が妨げるため振動は全く行われない場
合が多い。 第6図には2段発振素子41を示す。 発振素子410室42は圧力流体を入口43がら受入れ
る。 三角形の島が入口43の少し下流の室42を貫通する流
路に設けられている。 室420両側壁は、第5図の室31と同様に、入口43
から下流へ漸次発散して島44付近に達し、そこから再
び収斂する。 しかし発振素子30の側壁とは異り、発振素子41の側
壁は島440頂点45付近で絞りを形成せず、彎曲して
再び発散し始め島44の下流に第2の室46を形成する
。 室46は室42より少し幅が広いが、形状は似ており、
三角形の島47を有している。 室46の両側壁は島47付近まで発散した後、再び収斂
し2つの対向する縁49.500間に出口絞り部48を
形成している。 出口絞り部48は島47の少し下流に位置し、両側壁は
出口絞り部の下流で再び幾らか発散する。 第2の室46および島47を付加することにより振動を
強め或いは増巾することができる。 即ち、第1の島44で作られた渦流列の中に配置された
第2147が更に増強された渦流列を作り、この渦流列
のため出口48から出る振動流は単一段の発振素子より
振動角が大きくなる。 換言すると、2段の発振素子を用いた場合、扇形の噴霧
パターンは振動角度が大きくなり、薄層状の噴霧パター
ンは振動面積が広くなる。 第2段はそれ以外の付加的な効果をも有している。 即ち、出口区域を、一段だけのものより絞り48に接近
させても発振させることができる。 この特徴は第6図に破線で示されている。 即ち、出口区域を破線52,530間で切り落した場合
は第39図に示すような振動噴流のパターンが得られる
。 出口区域を破線51,52の間で切り落すと第40図に
示すような振動薄層流が得られる。 破線51の上流で出口区域を切り落すと、不安定となり
振動を生じない。 第6図の破線51は第5図の実線39より絞り部にずっ
と近いことが認められる。 これらの線はいづれも、不安定となり振動を生じない出
口区域の限界を示すものである。 第6図では、第2段を付加したため、発振させるための
出口区域の切落し位置の範囲が著しく広くなる。 それは、振動は第2段の島47により生じるのではなく
先づ第1段の島44で始まるからである。 第1次発振機構として、島44は出口から比較的離れて
おり、島44により作られる渦は島47に近℃・所で出
口を切り落しても影響が少い。 第2段の島47は第1段の島で作られた振動を増巾する
に過ぎない。 第2段として島47を用いることの重要性は2つの渦発
生装置を直列に連結することにより太きい。 即ち、第1段は在来の流体発振素子又は噴流を振動させ
る任意の素子でよい。 その振動噴流を区域46に向けて送り出し、島4Tで振
動を強めて、噴流の振動角を大きくするのである。 この特徴は後述の第20図および第21図で詳しく説明
される。 別法として、第2段を、第19図に関連して説明する振
動噴流を振動薄層流に変換するため任意の発振素子と組
合わせてもよい。 本発明の今一つの実施例を第7図の発振素子55として
示す。 発振素子55は略矩形の室57に対する入口通路56が
ある。 室57の出口通路は入口56と整列した位置に対向する
縁58゜590間に形成されている。 三角形の障害物である島60をその平坦な面が上流側を
向き縁58゜590間に位置するように、かつその頂点
が縁58.59から第2室62に突出するように配置す
る。 室62の対向する側壁63.64は縁58゜59から先
づ引込み次に平行に頂点61の下流位置まで延ひ、その
後、収斂して縁65,66に達する。 縁65.66の間隔は発振素子55の出口絞りを形成し
ている。 第7図に実線で示す構造は第40図に示す波形を有する
型の振動流を作るものである。 しかし、側壁63.64の収斂部分の代りに、破線67
゜68で示すように側壁を発散させると、発振素子55
は薄層流の振動流の代りに振動噴流を生じる。 その理由は完全には理解されない。 しかし、縁65.66による絞りは渦を生じる位置を下
流へ移動させるように作用し、従って島60を出口絞り
部69の近くへ移動させた場合の効果に類似する効果が
得られるものと理論的には考えられる。 第8図乃至第11図には、一体構造として作られる本発
明の実施例を示す。 即ち、発振素子は一つのブロック70に形成され、室7
2、入ロア1および出ロア3を有し、これらは全て互に
同一の平面に形成されている。 入ロア1は室72の一端の壁の略中央を貫通する流路で
ある。 室720両側壁74,75は入ロア1から引込んだ所か
ら下流へ略平行に所定距離だけ延び、次で発散して出口
区域73を形成している。 発振素子は上下を下側壁77および下側壁76でそれぞ
れ封じられている。 三角形の障害物即ち島78が入口通路T1に整列して配
置されている。 該島78の上流を向いた平らな辺79は、この実施例で
は入口通路71と略同−の幅を有し、両側壁74.75
が発散を始める位置より僅かに上流に配置されている。 島78の頂点は側壁が発散し始める所の少し下流に配置
されている。 しかし、島78の入ロア1からの下流方向の距離はこの
実施例ではあまり重要ではなく、作用に関係しないこの
距離の範囲は広い。 第8図乃至第11図の実施例の作用は、前述の実施例と
同様である。 即ち、第7図で説明したところに従えば、第8図におい
て出口区域73はその側壁74.75が発散しているか
ら、噴出する流れは振動薄層流ではなくむしろ振動噴流
を形成する。 然しなから、振動薄層流を発生させたい場合には、側壁
74.75が発散する部分を除去し、或いは逆に収斂さ
せるようにすることも可能であることは容易に理解され
よう。 更にまた、島78を出ロア3に近づけて配置することに
よっても振動薄層流を得ることが出来る。 第12図には第8図乃至第11図の一体構造の発振素子
を成形するための2部材から成る中子を示す。 即ち、モールド型は板状の第1部材80を有し、その表
面81から矩形断面の軸82が突出している。 第2部材83は中空の略矩形の箱であり、一端が開放さ
れ、その端部を第1部材80が閉じ、その軸82は箱状
の第2部材83の中に突出する。 第2部材83の他端からはふたまたの突起部85が内側
へ突出している。 突起部85の形状は第8図に示す室72に正確に一致し
ている。 突起部85のふたまた部は軸82(および第8図の入口
通路71)の横断面に正確に一致する横断面を有してい
る。 ふたまたの底の部分87はチーバージて第8図の島78
と同じ三角形を形成している。 第1部材80の軸82をこのふたまたの間に挿入すると
、三角形の部分87だけが空所として残る。 部材83の内部へ溶融状態のプラスチックを注入し硬化
させると、第8図に示す発振素子が成形される。 この簡単な2部材から成るモールド型を用いて迅速、安
価に大量生産を行うことができる。 本発明の更に別の実施例を第13図および第14図に示
す。 やはり、わかり易くするために、発振素子の上面を封じ
る上側の蓋板は除去されている。 この実施例では、発振素子90は底板を貫通する入口開
口91を有している。 入口開口91から、相互作用区域93の上流に開口する
パワーノズル92へ流体力導入される。 パワーノズル92と相互作用区域93とは実質的に同一
平面にあり、発振素子の底板の上面に画成されている。 この実施例では、相互作用区域の両側壁94゜95はパ
ワーノズルから著しく引込んでおり、前述の各発振素子
より相互作用区域の幅が著しく広い。 両側壁94,95は下流の成る所まで互に平行に延びた
のち、そこで同一の直線に沿って互に接近し互に対向す
る縁96,97を形成する。 縁96.97間の区域は出口区域98への開口となり、
該出口区域では両側壁101,102が発散している。 前述の形式の三角形の障害物即ち島100は平坦な面9
9が縁96.97の少し上流の位置で上流側を向いてい
る。 島100の後流側の頂点103は縁96,97と整夕I
ルて該両縁の間に位置している。 この発振素子90の特徴は、島100の平坦な面99の
上流の部分が下流の部分より深(底板に成形されている
ことである。 下流側の部分が浅いため、振動噴流(第39図)ではな
(振動薄層流(第40図)を生じるのである。 換言すると、出口区域と相互作用区域の下流部分とを他
の部分より浅(することにより、第7図で絞り65,6
6を設げること、又は第3図でYの寸法を小さくするこ
とと同じ効果が得られることがわかった。 即ち、振動噴流ではなく振動薄層流を生じ易い効果が得
られる。 発振素子90で深さに差を設けず全部間−深さを有する
ようにすると、通常は振動噴流が作られる。 第13図および第14図に示すように不連続の段として
発振素子の深さを変えることは重要ではなく、深さをテ
ーパさせ上流側から下流側へ漸減するようにしてもよい
。 振動薄層流を生じる典型的な実施例として、発振素子の
上流端の深さは0.063インチ、下流端の深さは0.
033インチである。 又、両側壁94,950間隔ハ0.9インチであり、パ
ワノズル920区域93への開口と島100の平坦面9
9との間隔は0.45インチである。 パワーノズル92の幅は0.185インチ、縁96,9
7の間隔は0.375インチ、そして縁96と島100
との最小間隔(および縁97と島100との最小間隔)
は約0.155インチである。 全体の深さを同一とする場合には、その深さは発振素子
の上流端の深さ即ち0.063インチとし、この場合、
振動噴流が得られる。 この寸法は典型例に過ぎないことを理解すべきである。 これらの寸法は、種々に変更し、異った効果と異った振
動振巾を得ることができる。 本発明の重要な特徴は、障害物を用いて発振素子の中に
渦流列を作り、該発振素子から出る流れを振動させかつ
薄層流状又は噴流状に均一に分散させることにある。 さて、第15図乃至第17図を見ると、振動薄層流と、
振動噴流とを選択的に生じるように手で調節できる発振
素子の実施例が示されている。 発振素子は底板105の上面に成形されており上側の蓋
板106は発振素子の封止板となっている。 この発振素子はパワーノズル107を有し、該ノズルか
ら室108へ圧力流体が流される。 室108の側壁109,110はパワーノズル107か
ら引込んでおり、室108の上流端から平行に延びてい
る。 パワーノズルの下流の成る所で側壁109,110が互
に収斂を始め、底板105の端に達し、そこに対向する
縁111゜112を作っている。 両縁111.112の間隔は室108の出口開口となっ
ている。 パワーノズル107と両側壁109,110が収斂する
区域の出口開口との間に三角形の障害物即ち島113が
配置されている。 制御部材114は大体U字形の断面を有し、板105
、106の下流端に嵌合し、U字形の基底部が出口開口
の平面に当接し、U字形の両脚が板106の上面と板1
05の下面に沿っている。 一対のピン116が板106の上面から突出し、同様な
一対のピン117が板105の下面から突出している。 部材114のU字形の両脚には各々スロット115が設
けられ、ピン116,117が該スロットを貫通し部材
114と係合している。 スロット115は発振素子の流れの方向に直角に延在し
、1対のピン117(およびピン116)はスロットに
沿って間隔を有している。 スロット115はピン117(およびピン116)の間
隔より著しく長く、スロット1150両端に1対のピン
117(およびピン116)がそれぞれ当接するまで往
復摺動し得るようになされている。 第15図乃至第17図に示す位置では制御部材114は
発振素子の本体に対し片方の極端な位置を占めている。 制御部材114のU字形の基底部には2つの開口118
,119が設けられている。 この開口の高さく第16図に示すように、発振素子の平
面に直角な寸法)は発振素子の深さより大きい。 開口118の巾(発振素子の平面に沿う)は開口119
の巾より広(、両開口は互に間隔を置いて離れ制御部材
114がピン116,117に対し1つの極端位置にあ
る時、開口118が発振素子の出口開口と同心に重なる
ようになっている。 制御部材114が反対側の極端位置に来ると、開口11
9が振動素子の出口開口に同心的に重なる。 縁111,112の間隔(従って開口118の巾)およ
び出口開口と島113との間隔は振動噴流(第39図)
を生じるように選択する。 従って、制御部材11′4を第15図乃至第17図の位
置にした場合は、振動噴流が得られる。 しかし、制御部材114の反対側の極端位置(第18図
)では、出口の巾は開口119により著しく狭くなされ
る。 出口119の巾は、島113の該出口からの間隔と組合
わせて振動薄層流(第40図)を生じるように選択され
ている。 本発明のもう一つの実施例を第19図に示す。 この実施例では流体発振素子の作用が島により増大され
ている。 即ち、発振素子125は、底板126と蓋板(図示せず
)とからなり、パワーノズル127が圧力流体を受は相
互作用区域128に噴流を流出させる。 パワーノズル127のiIE<”下流にはその両側に制
御ボート129,130があり、該制御ポートは相互作
用区域128の両側壁に画成された開口の形態をなして
いる。 1対のフィードバック通路131,132が設けられ、
それぞれ受入れた流体を制御ポーN29゜130へフィ
ードバックする。 相互作用区域128の両側壁はフィードバック通路の入
口を越えた所で収斂し出口絞り部133を形成している
。 出口区域134は絞り部133の下流に位置し絞り部か
ら発散する両側壁により画成されている。 障害物即ち島135が相互作用区域128の絞り部13
30近くに設けられ絞り部とパワーノズル127との間
の中心線上に位置している。 島135は三角形ではなく円形であるが本発明の目的の
ためには三角形を用いることもできる。 島135を除けば、発振素子125は在来の流体振動素
子であり、パワーノズル127から噴出する噴流は、交
互にフィードバック通路131゜132を通じてフィー
ドバックされる噴流により、相互作用区域128の両側
壁の間を左右に振動する。 このような振動は周知であり、その典型例は米国特許第
3432102号に記載された振動素子である。 島135がなければ、振動素子125から出るのは振動
噴流である。 しかし、島1゛35が絞り部133近くにあるため、振
動薄層流となる。 このように、本発明に用いた渦発生の原理は、振動発生
に第1屈されるだけでなく他の方法で発生した振動噴流
の振動を増強するためにも利用でき(第6図)、又、振
動噴流(振動の発生方法は問わない)を振動薄層流に変
えるためにも利用できる。 本発明のもう一つの実施例を第20図に示すが、これも
在来の流体発振素子に本発明の渦発生原理を利用するも
のである。 便宜上、第19図に示した流体発振素子と同じものを第
20図でも示し対応部分は同一の参照番号を有している
。 第19図のものとの違いは、第20図の発振素子140
では島137が相互作用区域128の外の、絞り部13
3の直ぐ下流の出口区域に配置されていることである。 又、出口区域136は発散せず略円形をなし、円形の島
137のまわりを略同心的に囲んでいる。 出口区域1360入口は絞り部133であり、出口区域
136の出口は絞り部133の直径上の対称位置にある
同様な絞り部138である。 振動素子125と同様に、発振素子140の島の効果も
、流体発振素子で生じた走査噴流を振動薄層流に変える
ことである。 しかし、生じる振動薄層流に違いが認められる。 即ち、発振素子125では流体振動の振動数は唯一つの
振動数だけが認められるが、振動素子140では流体振
動の振動数と、渦発生現象の著しく高い振動数との両方
が認められる。 従って、発振素子125の島135は噴流を薄層流に変
えるだけで、それ自体は振動発生効果はないが、発振素
子140の島137は噴流を薄層状の流れに変えるとと
もに振動作用を行うものである。 この違いの理由は完全には理解できない。 しかしこの作用効果の違いは実際上重要である。 著しく低い流体振動数は人体と噴流の的とに感知できる
範囲の振動数である。 しかし、渦発生機構で作られた著しく高い振動数は噴霧
が的の大きな面積に当る振動薄層流を生じる場合、人体
に振動を感じることはほとんどない。 マツサージシャワーや口腔洗浄器のような場合には、振
動が感じられる方が好ましく、従って、発振素子125
の方が適当である。 しかし、非マツサージシャワー、ヘヤスプレー、防臭剤
スプレーのような応用例では、振動を感じるのは好まし
くないから発振素子140の方が適当である。 第21図には、もう1つの2段素子141を示す。 発振素子141は入口通路142から楕円形区域143
に流体を導入する。 楕円形区域143は長軸が、流入する流体に対し直角で
ある。 大体同形の楕円形の島144が区域143の中に設けら
れ、その長軸の長さは入口通路1420幅より太きい。 区域143の出口の絞り部148は入口通路142に対
し直径上の対称位置にあり、第2区域145の入口とな
っている。 第2区域145は両側壁が絞り部148から先づ発散し
、次に収斂して発振素子の出口絞り部147を形成して
いる。 三角形の島146(円形その他の形状の島でもよい)が
絞り部148と同147との間の第2区域145の中に
設けられている。 発振素子141は第6図の2段素子と同様に作用し、第
2段で振動を増強する。 図示のものでは、島146は出口絞り部147に充分近
く設けられ薄層状の振動流を生じる。 本発明のもう一つの実施例を第22図に示す。 素子150は相互作用区域154に圧力流体を供給する
パワーノズル157を有し、制御通路152.153が
相互作用区域154の上流端のパワーノズル15γの両
側に連通している。 相互作用区域の両側の壁は略平行に制御通路から下流側
へ延び、次に収斂して相互作用区域154の下流端に出
口絞り部156を形成している。 島155即ち障害物が絞り部156から成る距離を置い
て相互作用区域154内に配置され、第3図に関連して
説明した条件に従って、振動噴流又は振動薄層流を作る
。 この実施例および他の全ての実施例で相互作用区域の側
壁は出口絞り部を画成するように収斂する前に平行では
なく発散させることもできる。 流体信号源151を接続して制御通路152,153に
交互の流体圧又は流体信号を供給する。 信号源151は在来の流体発振素子、シャツトル弁等で
よい。 パワーノズル157から出る流体噴流は島155により
周期的に振動され、上述の渦発生現象およびその原理に
従って振動噴流又は振動薄層流として絞り部56から出
る。 制御通路152゜153を通じて信号源151から加え
られる交互の流体流又は圧力は振動数が比較的低く、島
155により振動される比較的高い振動数の噴流を変換
する作用をする。 この変換はマツサージ等のための感知できる振動効果を
与えるのに利用でき、又流体信号処理系統に用いること
ができる。 本発明の今一つ“の実施例を第23図に示す。 発振素子160は区域162に圧力流体を供給する入口
ノズル161を有している。 区域1620両側壁はノズル161から著しく引込んで
おり(前述の実施例と同様)互に平行に延びて区域16
20下流端に達し、そこで急に収斂して出口絞り部16
3を形成している。 出口区域164が絞り部163の下流側に配置され、絞
り部163から発散する両側壁の間に画成されている。 島165は薄い矩形断面板の形状をなしその長辺が流れ
に直角で短辺が流れの方向に沿っている。 島165はノズル161と絞り部163との間に絞り部
から成る距離だけ離れた所に配置され、この距離は第3
図に関連して説明した条件により決定される。 発振素子160は第3図の発振素子と同様に作用し、島
165により渦が発生し、渦流列が作られその結果周期
的に噴流又は薄層流を振動させる。 しかし、島は薄い矩形状であるため、三角形の島より振
動作用の安定性が低い。 その理由は、下流側の側面(例えば第3図の側面25,
26)は交互に発生した渦を互に隔離する傾向があるが
、島165にはそのような側面はないからであらうと考
えられる。 その結果、島165により発生した渦は互に干渉し易く
、従って噴流の振動は安定性が比較的低い。 本発明の更に今一つの実施例を第24図に示す。 発振素子170は入口171、相互作用区域172およ
び出口176を前述の実施例と同様に有している。 しかしこの発振素子170は3個の島173−175を
有しているのが特徴である。 島173,174は同形であり素子の中心線CLの両側
に並列に設けられている。 島175は島173.174の下流で中心線CL上に左
右対称に配置されている。 島173,174は各々、流れに振動を1つづつ生じ、
両方の振動は同位相である。 即ち、島173のまわりの流れが大部分その前面の下縁
の付近にある時は島174のまわりの流れが大部分その
前面の下縁の付近にあるということである。 その結果、振動する噴流が広がり、該噴流が次に下流の
島175へ向けられる。 島175の出口176に対する位置により、噴出する噴
霧パターンが振動噴流であるか振動薄層流であるかが(
第3図に関連して説明した諸条件により)決る。 2個の島173,174により生じる拡大作用のため、
島175の絞り部176に対する位置にもよるが、振動
噴流よりも振動薄層流を生じ易い。 一般原則として、ここに説明する2段素子では、上流側
の段により振動数と安定性が決まり、下流側の島により
噴霧が振動噴流であるか振動薄層流であるかがきまる。 本発明の実施例であるモード調節可能なシャワーを第2
5図乃至第29図に示すが、この実施例に関し説明され
る原理はシャワーに限られることなく他の噴霧又は流体
散布にも同様に応用できることを理解すべきである。 このシャワーは上側ヘッド部材182、下側ヘッド部材
181および調節可能な制御部材183を有している。 上側ヘッド部材182は平坦な底面184が下側ヘッド
部材の平坦な頂面185と当接しこの頂面185に形成
された発振素子を封じ込める。 制御部材183はヘッドの部材181,182で形成さ
れた前面に回転可能に取りつげられ、発振素子の縦の中
心線と略一致する軸線のまわりに回転可能である。 下側ヘッド部材181はその下方へ延びる把手部分18
6を有し、該把手部分を流路187が貫通している。 流路187は加圧された水を供給するホース189のフ
ィンティング188に接続される。 供給された水は上記の面185に凹みとして形成された
発振素子のパワーノズル190に送り出される。 発振素子は基本的に、第19図の発振素子125と同じ
で、相互作用区域1911制御ポート192,193、
フィードバック通路194.195、出口絞り部196
および出口区域197を有している。 しかし、円形の島の代りに三角形の島198が設けられ
ている。 又、フィードバック通路194,195には更に通路1
99.200がそれぞれ付加され、これらの通路がフィ
ードバック通路から下流へ下側ヘッド部材181の前端
まで延びている。 又、出口区域はヘッド部材181,182の前端面の前
方へ突出する半円柱形部材201として形成されている
。 同様に半円柱形部材202がヘッド部材の前方へ突出し
出口区域197の封止面を形成している。 2つの半円柱形部材201.202はヘッド部材から前
方へ突出する1つの円柱を作っている。 制御部材183の形は略円筒形でその後面に異った深さ
の同心の凹み203および同205を有している。 内側の凹み203は部材201゜202で形成された円
柱形の突起が嵌合する寸法となっている。 凹み203の底を貫通する矩形の出口スロット204が
発振素子の出口区域197に重なっている。 制御部材183をヘッド部材181.182に回転する
と、矩形のスロット204は出口区域197に対する配
向が整合位置から垂直に交る位置まで変化する。 スロット204の長さは出口区域197の下流端の巾と
略同じである。 制御部材183の凹み205はヘッド部材181.18
2の前端面即ち下流端面に密着している。 凹み205の底には円弧形の溝206が180°より少
し大きい角度に対し形成されている。 溝206の両端は、ヘッド部材181の前端面の通路1
99と同200との間の間隔と同じ間隔を有している。 従って、制御部材183の少くとも1つの角度位置にお
いては通路199と同200とが溝206により互に接
続され、少くとも1つの他の角度位置では溝206は通
路199゜200のいづれとも重ならないようになって
いる。 更に別の円弧形の溝207が凹み205の底に形成され
、下側ヘッド部材181の前端面から突出する制限ピン
208と係合する。 溝207は制御部材1830回転軸線のまわりに90°
円弧として延在しピン208と共に制御部材の角度位置
の両限界を定めている。 第26図に示す片方の限界位置では溝206は通路19
9と同200とを直接相互に接続し、スロット204は
出口区域197に対し直角に交叉している。 第28図に示す反対側の限界位置では、溝206は通路
199゜200の何れとも連通せず、スロット204は
出口区域197と整合している。 中間の角度位置では、スロット204は出口区域197
とO〜90゜の種々の角度で交叉する。 図示の実施例では、制御部材183は、ヘッド部材の前
端を制御部材に押込んで嵌合させることによりヘッド部
材181,182に取付ける。 制御部材とヘッド部材の間にはシール用のO−リングを
嵌込む。 もちろん、他の方法を用いて制御部材をヘッド部材に回
転可能に取りつけることができる。 ′作用を説明する。 制御部材183は第28図の角度位置にあると仮定する
。 溝206は通路199.200を相互に接続せず、流体
発振効果を生じさせるためのフィードバック作用は妨げ
られない。 この振動は島198により生じかつ強められ、出口区域
197に整合したスロット204から振動噴流が出る。 噴流が身体に感じられる振動数で往復振動する時、使用
者の身体にマツサージ効果を与えることができる。 次に制御部材183が第26図の角度位置にあるものと
仮定する。 溝206は通路199,200を相互に接続し、従って
フィードバック通路194,195のフィードバック効
果は短絡される。 即ち、フィードバック流体は、通路199,200の相
互接続により、成る時機に片方のフィードバック通路の
みの流れが増強されるという事態は生じない。 従って、両方のフィードバック通路194,195には
常時、同時にフィードバック流が生じ流体振動が起らな
い。 しかし、島198は流体的に誘導される振動より著しく
高い振動数の振動を生じる。 又、スロット204は出口区域197に対し直角に交り
、スロットの長さでな(比較的小さな巾が出口開口を画
成する。 そこで、身体に振動又はマツサージ効果を感じることが
できない高い振動数の振動薄層流が生じる。 その結果、この振動薄層流は成る面積をカバーする噴霧
な作る。 マツサージ用噴霧と同じ開口を用いて、成る面積をカバ
ーする噴霧な出すことができるから、在来のシャワース
プレーのように幾つかの孔又は通路を備えた1個または
それ以上のリングを必要としない。 在来の単一出口のマツサージシャワーはマツサージを行
う状態で広い面積をカバーすることができたが、マツサ
ージ用としか作動しなかった。 本発明は、同じ出口を用いてマツサージと成る面積をカ
バーするスプレーとをそれぞれ異った2つの発振機構を
用いて行うのである。 第29図に示す制御部材183の中間の角度位置におい
ては、フィードバック通路の短絡はな(、従って流体発
振が行われる。 しかし、スロット204は出口区域197の平面に対し
成る角度で交叉し、従って出口開口が絞られている。 前述のように、これは島198と相互作用して振動薄層
流を生じ易い。 結局、振動噴流と振動薄層流との合成されたものとなり
、制御部材がどちらの限界角度位置に近いかにより振動
噴流と振動薄層流とのどちらの流れが強いかが決る。 別の実施例を第30図乃至第33図に示す。 発振素子210は供給ノズル211から圧力液体を区域
212へ送り込む。 区域2120両側壁は先づ発散し、次に収斂して該区域
の下流端に絞り部215を形成している。 三角形の島213が絞り部215のすぐ上流に配置され
、島213と絞り部215との間隔は充分小さく、島2
13の下流のキャビテーション区域が絞り部を越えて延
在するようになされている。 制御部材214は扇形板の形態で、枢軸ピン216等に
より発振素子の前端即ち下流端に枢着されている。 扇形の制御部材214は、第3図に関連して説明した作
動態様決定因子から考えた時、少(とも以下に述べる効
果を与えるだけの充分な厚さを有するものである。 制御部材214は3つの異った開口217゜218.2
19を有し、制御部材214のそれぞれの角度位置にお
いて、各開口が絞り部215と整列するよつ腎装置され
ている。 開口217は第30図および第31図かられかるように
、絞り部215と同一の巾を有する矩形開口で、側壁が
下流方向に発散している。 開口217の高さは発振素子の出口絞り部215の深さ
と一致している。 開口218は第31図および第32図かられかるように
、絞り部215より巾が狭い矩形開口であり両側壁は下
流方向に発散している。 開口218の高さは絞り部215の深さより少し太きい
。 開口219は第31図および第33図かられかるように
、絞り部215より大きな巾を有し絞り部215の厚さ
より著しく大きな高さを有している。 開口217を絞り部215に重ねた時、振動噴流が得ら
れる。 絞り部215は開口217により更に絞られることはな
く、制御部材214は出口区域を島から下流へ充分な距
離延ばして振動噴流を生じるだけの充分な厚さを有して
いる。 開口218を絞り部215に重ねると、出口が著しく絞
られ振動薄層流が生じる。 開口219を絞り部215に重ねると、絞り部は渦の発
生を妨げる周囲空気に広く開放され、キャビテーション
区域は周囲の外気迄延び振動は生じない。 そして、島213の両側を通る2つの流れは部材214
の下流で合体して単一の非振動噴流となる。 第30図乃至第33図に示す3モード素子はシャワーの
ように身体用スプレー、クリーナーのような家庭用スプ
レー等種々の用途に利用できる。 振動薄層流(面をカバーする)、振動噴流(線をカバー
する)および非振動噴流(点をカバーする)の間で切換
えが可能であるから、種々の産業用のスプレーとしても
極めて便利である。 本発明による別の実施例を第34図乃至第38図に示す
。 発振素子220は、片面の凹みとして通路が形成された
底板221と該底板に接着剤、ねじ等で固着して発振素
子を封止する上蓋板222とを有している。 発振素子220は他の実施例と同様に、第12図に関連
して説明したように単一の部材として作ることもできる
。 、図面をわかり易(するため、上蓋板222は透明グラ
スチックとして図示する。 入口孔223が上蓋板222の一端を貫通し、圧力流体
を底板221の上面に発振素子の一部として形成された
パワーノズルに導入する。 相互作用区域225がパワーノズル224から出る流体
噴流を受けるように配置され、該相互作用区域の両側壁
は発振素子の下流端に絞り部226を形成している。 絞り部226の少し上流で底板221を円孔が貫通して
いる。 該円孔227には円柱228が封止状態で回転可能に嵌
合し、その縦軸線を中心に回転させることができる。 円柱を堆りつげるには、円孔227との間に適当なO−
リング等のガスケットを挾んで円柱な円孔に押し込むか
、或いは、円柱228を貫通する枢軸ピンを上蓋板22
2で支持するようにすればよい。 円柱228は底板221の発振素子の凹みの下の深さと
等しい長さを有しているが、もつと短か(でもよい。 円柱228の上端は略扇形の島229となっており、2
つの直線形の辺231.232が一点で接続し、比較的
短い円弧形の辺233が直線形の辺231゜232の他
端と接続している。 島229の高さは底板221の発振素子を形成する凹み
の深さに等しい。 円柱228の孔227から突出する下端はノブ230と
なっている。 ノブ230は円柱228の異る角度位置により選択的に
異る文字「ファン」、「スプレー」、および「ジェット
」を指すように出来る矢印の形を有している。 °上記の文字「ファン」等は底板221の底面に刻印、
ステンシルその他の方法で設けられている。 ノブ230が「ジェット」を指している時、島2290
辺231.232の頂点は区域225の上流側にある(
第34図)。 ノブ230が「スプレー」を指している時、島229の
辺231が上流側に面している(第37図)。 ノブ230が「ファン」ヲ指している時、円弧形の辺2
33が上流に面している(第38図)。 島229の絞り226に対する位置は、辺231.23
2の頂点が上流側にある時、辺233の下流に形成され
るキャビテーションが発振素子の下流の外気の中に延在
するように決められている。 又、平坦な面が上流側を向いていないから、渦の発生が
妨げられる。 このような条件の下では、渦流列は作られず、島により
分離された2つの流れは合流して単一の非振動噴流とな
る。 円弧辺233が上流を向いている時、島229は渦流列
を作るように作用し、辺233は充分上流側に位置し振
動噴流を生じる。 辺231が上流側を向いている時、該辺は円弧辺233
が上流側を向いている時の円弧辺の位置よりも下流側に
ある(即ち絞り部226に近い)。 このような条件の下では、島は振動薄層流を生じる。 上述の種々の実施例で障害物は島の形態のものである。 即ち、相互作用区域の中に該区域の壁から離れて設けら
れたものである。 しかし、渦を発生する部材、面又は障害物は相互作用区
域の壁から離れたものである必要はない。 例えば第41図および第42図を見ると、図示された発
振素子240は、その通路および各部分が全て成形され
た底板245と上蓋板247とを有している。 区域241は底板245の上面に凹みとして画成されて
いる。 区域241の両側壁249,250は大体互に平行であ
るが、区域241の下流端付近では該両側壁は少し収斂
して出口248を形成している。 区域241の上流端から細長い突出部材242が該区域
へかなりの長さたけ突出している。 部材242は下流へ向って突出しその両側辺は平行であ
るがその先端はテーパし頂点が出口248の少し手前の
位置にある。 部材242の高さは区域241の深さに等しく、該区域
の上流端をふたまたに分岐させている。 ふたまたの各々の脚には底板245を貫通する入口孔2
43.244がある。 もつともこれらの入口孔は上蓋板247に明けてもよい
。 入口孔243,244から入った流体はそれぞれ突出部
材242と両側壁249゜250との間に画成された2
つの流路に沿って流れる。 流体は突出部材のテーパ部に達すると、テーパ開始点の
すぐ下流に交互に渦を形成する。 これらの渦は渦流列のパターンを作り、該渦流列は流れ
を周期的に振動させ頂点246の出口248に対する位
置により振動噴流又は振動薄層流が出口248から出る
。 発振素子の突出部材242は島ではなく「半島」である
が、振動流のパターンを作るのに必要な渦流列を作るこ
とができる。 又、発振素子240には2つの入口孔243,244が
設けられている。 複数の入口を設けることは本明細書に説明する全ての実
施例に適用することができる。 本発明のもう一つの晶型でない障害物を有する実施例を
第43図および第44図に発振素子259として示す。 底板251はその上面に凹みとして発振室および各ポー
トが画成されている。 上蓋板252が底板251の上面に当接して発振素子の
上記凹みを封じ込めている。 入口孔254が上蓋板252を貫通しく底板251に設
けてもよい)発振素子の室253と連通している。 室253は両側壁255,256の間に画成されており
、該両側壁は室253の上流端では互に平行である。 側壁256から室253へ障害物即ち突起260が突出
し側壁256に対し直角に室253へ突出する表面26
1が形成されている。 表面261の先端257から突起260は下流方向へテ
ーパした後、側壁256の上流部分と平行になるよう屈
折している。 反対側の側壁255も突起262が突起260よりゆる
やかに室253へ突出しているがその位置は突起260
より下流側である。 突起262の先端258は鋭(とがったものではな(彎
曲したものであり、突起262の下流部分は室253の
下流端の発振素子出口までテーパしている。 作用を説明すると、突起260はそのテーパした側に沿
って表面261のすぐ下流の区域に複数の渦を発生する
。 これらの渦は流れの方向が交互に反対に変化する(即ち
時計方向および反時計方向)渦流列を形成する。 突起262は渦形成部分のすぐ下流の区域を絞るもので
ある。 その結果できる流れのパターンは島の形状の障害物や第
42図の半島242で作られるもの程対称的ではなく、
流れの分配はパターンの片側の方が反対側より流れが多
いものとなっている。 しかし、分配可能な流れのパターンができる。側壁25
5に突起260の丁度反対側の位置で突起260と同様
な第2の突起を設けたり、更にまた、突起2620丁度
反対側で側壁256に突起262と同様の突起を設ける
ことにより対称性を得ることができる。 渦流列の現象は既に周知であったが、この現象が本明細
書に説明する流体散布に利用できるという示唆は従来な
かった。 本発明の最も重要な特徴は渦流列の現象を利用して流体
を散布することにある。 広い意味では、本発明は室の入口通路と出口通路との間
で該室に流れに対する障害物を設け、この障害物がその
下流で流れの両側に交互の渦を作り、この交互に発生す
る渦により、流れが外へ出る前に横に往復振動する振動
状態となるようにすることにある。 本発明の他の重要な特徴は、同一の出口から、選択的に
又は組合わせて、振動噴流と振動薄層流とを出す多モー
ド装置提供すること、在来の流体発振素子の振動を増倍
すること、および単一体構造の簡単な発振素子の構造を
提供・することにある。 本明細書に説明した障害物の特定の形状、位置および室
の構造は本発明に制限を加えることを意図したものでは
な(、本発明の要旨は流路に渦発生機構を設け、該機構
の下流で交互に渦を発生させ、それによって振動流を作
り、次で該振動流を外気中へ出すことにある。 第3図において、入口開口22と島27との間隔は著し
く少さくすることができる。 この間隔は零とし開口22を島27の表面28に接する
ように配置してもよい。 又、2個以上の複数の入口開口を設けることができる。 更に、島27の辺25゜26を長くするか、又は頂点2
9から下流方向へ薄板を延在させることにより寸法Zを
太き(することができる。 どちらの場合にも、渦が生じ、渦は長い島により互に隔
離される。 もちろん、必要ならば、島の両側に渦が発生する限り、
島全体を飛行機の翼か船体のように流線型とすることも
できる。 又、入口開口は、流れが島の上流を向いた端面に衝突す
る限り、上蓋板、底板、室の側壁、室の上流端の何れに
も、設けることができ、又それらを組合わせてもよい。 流れは相互作用室を充満してもしな(てもよいが、これ
は導入された流体の圧力と室の寸法とによって決る。 本発明では、第3図において、島270頂点29とその
下流の出口端24との間の空間が渦室を構成し島27の
後流の中に渦を作り易いように設計されている。 渦は渦流列の構成要素であり、発振素子の中で流れの合
流が行われ易いように設計され出口24から出る流体の
振動作用即ち扇形の振動作用を確実にしている。 三角形の島は平坦な面を流れに対向させた時、抗力係数
は高い。 島の頂点29の下流の渦区域(又は渦室)は比較的短か
く、出力制御渦を有している。 前述のように、発生する渦により、島27の底辺28の
両側に第1および第2の流体パルス列が作られ、これら
のパルス列により振巾と位相とが異る第1および第2の
流体信号が生じる。 これらの流体パルス列は島270頂点29を丁度越えた
所で出力制御渦に変換される。 制御渦が時計方向に回転する時は出力スプレーは第3図
で見て下方に傾斜する方向に向けられる。 出力制御渦が反時計方向に回転すると、出力スプレーは
第3図で見て上方に傾斜する方向に向けられる。 出力室又は出力部にこれらの制御渦が作られることによ
り、第39図および第40図に示された周期的に振動す
るスプレーパターンが生じる。 前述のように、振動パターンが振動噴流であるか振動薄
層流であるかは、前述の寸法、形状により調節されかつ
決定される。 流体を島270両側で交互に脈動させることは、在来の
流体発振素子を用い、島の手前の流体通路により島27
0両側に1対の流体脈流を組合わせることにより得られ
ることは明白である。 本発明の特定の実施例を説明したが、詳細の構成に種々
の変更を加えることは添付の請求の範囲に規定する本発
明の範囲と要旨とから逸脱することなく当業者により行
われ得ることは明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 11つの内室を具えた本体部材を有し、上記内室はこれ
    に圧力流体を導入する流体入口と上記内室から圧力流体
    を外界へ噴出する流体出口とを有し、上記流体入口及び
    出口間には上記内室を貫通する流路が形成されると共に
    、上記流路中には、上記流体出口から噴出する流体を周
    期的に往復振動させるための振動発生手段として、上記
    流体入口から流入した流体が衝突するよう上記流路中に
    配置された表面であって衝突後の流体が上記表面の下流
    に並行した渦を交互に発生させる表面を有する振動発生
    手段が設けられたことを特徴とする流体発振装置。 2 上記振動発生手段が、上記流体出口から噴出する上
    記流体をその振動方向に垂直な平面内に広がる薄層流と
    して噴出させることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の流体発振装置。 3 上記振動発生手段が、上記流体出口から噴出する上
    記流体をその振動方向にのみ広がる噴流として噴出させ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の流体発
    振装置。 4 上記振動発生手段が、上記流体出口から噴出する上
    記流体の形態を、その振動方向にのみ広がる噴流(以下
    「振動噴流」と称する。 )の形態と、その振動方向に垂直な平面内にも広がる薄
    層流(以下「振動薄層流」と称する。 )の形態との少くも2つの形態のいずれかに選択的に切
    換える調節手段を有することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の流体発振装置。 5 上記流体出口から非振動噴流を噴出させるため選択
    的に上記流体の振動を停止させる手段を有することを特
    徴とする特許請求の範囲第4項記載の流体発振装置。 6 上記調節手段が、上記流体出口から噴出する上記流
    体の形態を、上記振動噴流と上記振動薄層流とを含む合
    成流パターンに選択的に切換える手段を有することを特
    徴とする特許請求の範囲第4項記載の流体発振装置。 7 上記内室が、上記流体の流れに沿った側壁を有し、
    上記振動発生手段としての上記表面が、上記流体入口及
    び出口の間に上記側壁から間隔を置いて設けられた障害
    物部材の表面であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の流体発振装置。 8 上記障害物部材が上記流体入口の方向即ち上流方向
    に面した平坦な表面を有することを特徴とする特許請求
    の範囲第7項記載の流体発振装置。 9 上記障害物部材が、上記内室中の流体の流れの平面
    内において略三角形の断面を有することを特徴とする特
    許請求の範囲第7項記載の流体発振装置。 10 上記障害物部材の周壁のいずれか異る部分を上
    流に向けるため、上記障害物部材を上記内室中の流体の
    流れの平面に垂直な軸線のまわりに選択的に回動自在と
    したことを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の流体
    発振装置。 11 上記流体出口から噴出される上記流体の流れの
    パターンを変化させるため、上記流体出口の寸法を選択
    的に可変としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の流体発振装置。 12 上記内室中の上記障害物部材より下流の位置に
    且つ上記障害物部材の周囲を通過した液体が衝突する位
    置に第2の障害物部材を設けたことを特徴とする特許請
    求の範囲第7項記載の流体発振装置。 13 上記流体出口と上記障害物部材の上流端との間
    隔を選択的に可変としたことを特徴とする特許請求の範
    囲第7項記載の流体発振装置。 14 上記内室の高さを、上記流体出口において上記
    障害物部材の上流側の高さより小さくしたことを特徴と
    する特許請求の範囲第7項記載の流体発振装置。 15 上記本体部材に対して回転可能な制御部材であ
    って、上記流体出口に当接かつ同一線上に配される開口
    部を有し、上記開口部の寸法が上記回転の成る角度位置
    において上記流体出口を絞る度合が他の角度位置におげ
    ろより大きくなるように形成された制御部材を設けたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の流体発振装
    置。 16 上記障害物部材が、上記内室中の流体の流れの
    平面内において三角形の断面を有し、上記三角形の断面
    の第1辺は上流を向きその反対側の頂点は上記流体出口
    に向けられていることを特徴とする特許請求の範囲第7
    項記載の流体発振装置。 1T 上記障害物部材が、上記内室中の流体の流れの
    平面内において矩形の断面を有し、上記矩形の断面の両
    長辺はそれぞれ上流及び下流に向けられ、両短辺はそれ
    ぞれ上記内室の上記側壁に向けられていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の流体発振装置。 18 上記表面か、上記流路に沿う流体の流れの方向
    に対して垂直に配された平坦な表面であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の流体発振装置。 19 上記内室中において上記表面の位置を選択的に
    変化させる制御手段を設けたことを特徴とする特許請求
    の範囲第18項記載の流体発振装置。 20 上記本体部材が単一部品として形成されたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の流体発振装置
    。 21 圧力流体を受入れこれを周期的に振動せしめた
    パターンで噴出させる装置において、頂壁、底壁、上流
    端、下流端、及び上記」二流端と下流端の間に延びる両
    側壁で画成された1つの内室を有し、上記頂壁、底壁、
    両側壁又は上流端の少くとも1つを貫通して少くとも1
    つの入口開口が形成され、上記下流端には出口開口が形
    成され、上記入口開口は圧力流体を受入れて上記内室に
    導入し、上記出口開口は圧力流体を上記内室から外界へ
    噴出するよう構成されると共に0、上記出口開口から噴
    出さるべき流体を上記両側壁の間で周期的に往復振動さ
    せるための振動発生手段として、上記内室の上記頂壁と
    底壁との間に上記両側壁から間隔を置いて1つの島部材
    が配置され、且つ上記島部材は、上記入口開口から上記
    出口開口へ上記内室を通過する流れが上記島部材の両側
    の辺のまわりを通過しなければならない位置に設けられ
    ることにより、上記島部材の上流を向いた表面がその表
    面のすぐ下流で上記内室の対向する両側壁に沿ってそれ
    ぞれ交互に渦を発生するよう構成されたことを特徴とす
    る上記の装置。 η 上記頂壁及び底壁に平行な平面による上記島部材の
    断面が略兵角形であり、且つ上記三角形の断面の1辺が
    上流に向けられて上記表面を形成していることを特徴と
    する特許請求の範囲第21項記載の装置。 23 上記頂壁及び底壁に平行な平面による上記島部
    材の断面が略楕円形であることを特徴とする特許請求の
    範囲第21項記載の装置。 24 上記頂壁及び底壁に平行な平面による上記島部
    材の断面が略矩形であることを特徴とする特許請求の範
    囲第21項記載の装置。 25、上記頂壁及び底壁に平行な平面による上記島部材
    の断面が略円形であることを特徴とする特許請求の範囲
    第21項記載の装置。 26 上記出口開口から噴出される流体の形態を、振
    動噴流とする第1の作動モードと、振動薄層流とする第
    2の作動モードとの両作動モードの切換えを選択的に行
    わせるための手動のモード制御手段を設けたことを特徴
    とする特許請求の範囲第21項記載の装置。 27 上記モード制御手段が上記出口開口の開口面積
    を選択的に絞る手段であることを特徴とする特許請求の
    範囲第26項記載の装置。 28 上記モード制御手段が上記高部材の上記表面と
    上記出口開口の下流端との間の距離を選択的に変更する
    手段であることを特徴とする特許請求の範囲第26項記
    載の装置。 29 上記モード制御手段が上記内室中において上記
    高部材の位置を選択的に変化させる手段であることを特
    徴とする特許請求の範囲第26項記載の装置。 加 上記頂壁、底壁、両側壁、上流端及び下流端が全て
    一体のプラスチック材料で形成されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第21項記載の装置。 31 上記高部材と上記出口開口との間に第2の高部
    材を配置したことを特徴とする特許請求の範囲第21項
    記載の装置。 32 圧力流体を受入れこれを周期的に振動せしめた
    パターンで噴出させる装置において、頂壁、底壁、上流
    端、下流端、及び上記上流端と下流端の間に延びる両側
    壁で画成された1つの内室を有し、上記頂壁、底壁、両
    側壁又は上流端の少くとも1つを貫通して1つの入口開
    口が形成され、上記下流端には出口開口が形成され、上
    記入口開口は圧力流体を受入れてこれを上記内室中に噴
    流として噴出せしめ、上記出口開口は上記噴流を上記内
    室から外界へ噴出させるよう構成されると共に、上記内
    室中の上流端に近い箇所で上記噴流に作用して上記噴流
    を上記内室中で上記噴流の流れの方向に対し垂直な方向
    に周期的に往復偏向させる手段と、上記内室の上記頂壁
    と底壁との間に上記両側壁から間隔を置いて配置される
    1つの高部材とが設けられ、且つ上記高部材は、上記周
    期的に偏向せしめられた噴流が上記高部材の両側の辺の
    まわりを通過しなければならない位置に設けられること
    により、上記高部材の上流を向いた表面がその表面のす
    ぐ下流で上記内室の対向する両側壁に沿ってそれぞれ交
    互に渦を発生するよう構成されたことを特徴とする上記
    の装置。 33 上記頂壁及び底壁に平行な平面による上記高部
    材の断面が円形であることを特徴とする特許請求の範囲
    第32項記載の装置。 34 上記頂壁及び底壁に平行な平面による上記高部
    材の断面が三角形であることを特徴とする特許請求の範
    囲第32項記載の装置。 35 上記の周期的に偏向させる手段がそれによって
    上記噴流の両側の間の圧力差を周期的に変えるよう、上
    記内室の上流端付近で上記両側壁のそれぞれを貫通して
    上記内室に開口せしめられた1対の対向する制御ポート
    を有する制御手段であることを特徴とする特許請求の範
    囲第32項記載の装置。 36 上記制御手段が、複数のフィードバック通路を
    有し、上記各通路は上記各制御ポートにそれぞれ接続さ
    れて、上記各制御ポートを上記内室の下流区域に接続し
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第35項記載の
    装置。 3T 上記出口開口を選択的に絞る手段と、上記フィ
    ードバック通路を選択的に相互に接続せしめて上記の周
    期的に偏向させる手段の作動を停止させろ手段とを設け
    たことを特徴とする特許請求の範囲第36項記載の装置
    。 羽 上記出口開口を選択的に絞る手段と上記フィードバ
    ック通路を選択的に相互に接続せしめる手段とが、上記
    内室に対し相対的に手動可能な1つの共通の部材上に形
    成されていることを特徴とする特許請求の範囲第37項
    記載の装置。 39 上記制御手段が、上記制御ポートに接続さるべ
    き交互に圧力差を変える圧力源を有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第35項記載の装置。 40 上記の周期的に偏向させる手段が、上記高部材
    の上流に配置されたもう1つの高部材であることを特徴
    とする特許請求の範囲第32項記載の装置。 41 上記出口開口を選択的に絞る手段が設けられた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第32項記載の装置。 42 人口開口と出口開口とを備えた1つの内室を有
    する本体部材と、圧力流体を上記入口開口に導入する手
    段と、上記内室中に設けられ上記内室から噴出される流
    体をその流れの方向に対して垂直方向に往復振動させて
    振動薄層流とする振動手段とを有し、それにより上記振
    動薄層流が細かな粒子に分割され、それが上記振動薄層
    流の流路に置かれた対象面に衝突する時、2次元の面積
    に分散されるよう構成されたことを特徴とする流体スプ
    レー装置。 43 上記振動手段が、上記入口開口と出口開口との
    間に流れに衝突するよう上記内室中に設けられた部材か
    ら成り、上記部材は上記流れが衝突した時その両側に交
    互に渦を発生させる表面を有することを特徴とする特許
    請求の範囲第42項記載の流体スプレー装置。 44 上記部材の振動方向に平行な平面による断面が
    三角形であり、上記三角形の断面の1辺が上記内室中に
    おいて上流に向けられて上記表面を形成していることを
    特徴とする特許請求の範囲第43項記載の流体スプレー
    装置。 45 上記部材の振動方向に平行な平面による断面形
    状が連続的に湾曲する曲線で囲まれた形状であることを
    特徴とする特許請求の範囲第43項記載の流体スプレー
    装置。 46 上記本体部材からの流れを振動噴流に変えるた
    め上記振動手段を調節する手動の制御手段を設けたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第42項記載の流体スプレ
    ー装置。 47 上記本体部材が一体構造の単一部品として形成
    されたことを特徴とする特許請求の範囲第42項記載の
    流体スプレー装置。 48 圧力流体を1つの室へ導入するステップと、上
    記流体を上記室を貫通させて出口開口へ流すステップと
    、上記室内を流れている上記流体の中に渦流列を作り上
    記流体の流れを往復振動させるステップと、上記振動せ
    しめられた流れを上記出口開口から外界へ噴出させるス
    テップとから成ることを特徴とする流体スプレ一方法。 49 上記出口開口から噴出される上記振動せしめら
    れた流れを振動噴流とすることを特徴とする特許請求の
    範囲第48項記載の流体スプレ一方法。 50 上記出口開口から噴出される上記振動せしめら
    れた流れを振動薄層流とすることを特徴とする特許請求
    の範囲第48項記載の流体スプレ一方法。 51 単一の射出成形プラスチック片で作られた本体
    部材と、上記本体部材内に画成され入口開口及び出口開
    口を有する1つの内室と、上記入口開口に圧力流体を供
    給する手段とを有し、上記出口開口は上記圧力流体を上
    記内室から外界へ噴出させる位置に設けられると共に、
    上記出口開口から噴出される流体を振動せしめられたパ
    ターンとするために、上記内室中に、上記本体部材の一
    部として、上記内室中を流れる上記圧力流体に周期的な
    振動パターンを形成する手段が設けられたことを特徴と
    する流体スプレー装置。 52 圧力流体を受入れこれを周期的に振動せしめた
    パターンで散布する装置において、内部に1つの内室が
    画成された本体部材を有し、上記内室は頂壁、底壁、上
    流端、下流端、及び上記上流端と下流端との間に延びる
    2つの対向する側壁によって画成され、且つ、上記内室
    には、上記上流端から上記圧力流体を受入れてそれを上
    記内室に導入する入口開口と、上記内室から上記圧力流
    体を外界へ噴出させるために上記下流端を貫通して形成
    される出口開口とが設けられると共に、上記内室内部に
    は、上記内室を通って流れる流体が上記出口開口から周
    期的に振動せしめられたパターンで噴出されるようにす
    るため、上記入口開口と出口開口との間に配置される表
    面であって、上記表面の下流にキャビテーション区域が
    形成され、上記キャビテーション区域に交互に時計方向
    及び反時計方向に向きの変化する多数の渦が形成され且
    つこれらの渦が上記流れに沿って移動させられるような
    表面を有する部材から成る振動発生手段が設けられたこ
    とを特徴とする上記の装置。 53 上記本体部材が、上記内室中において上記上流
    端から上記下流端へ向けて延び且つその下流端側におい
    てテーパした突出部材を有し、上記入口開口が上記圧力
    流体を受入れるため上記突出部材の両側にそれぞれ少く
    とも1つずつ設けられることにより、上記キャビテーシ
    ョン区域が上記突出部材のすぐ下流域に即ち上記各入口
    開口からの流れの合流点近くに形成されることを特徴と
    する特許請求の範囲第52項記載の装置。 54 上記本体部材が、上記一方の側壁から上記内室
    中に延びる突出部材を有することを特徴とする特許請求
    の範囲第52項記載の装置。 55 上記突出部材が、上記内室中を通過する流れに
    対して略直角に配置された表面を有し、上記表面の終端
    部は鋭く刃状に形成されると共に、上記突出部材の上記
    鋭い刃状の終端部より下流側の側面は上記一方の側壁へ
    向けて次第に復帰する傾斜面として形成され、これによ
    り、上記キャビテーション区域が上記鋭い刃状の終端部
    より下流の上記傾斜面によって画成される領域内に形成
    されることを特徴とする特許請求の範囲第54項記載の
    装置。 56 上記内室中の上記突出部材より下流域に上記圧
    力流体の流れを制限する制限部材を設けたことを特徴と
    する特許請求の範囲第55項記載の装置。 51 上記制限部材が、上記突出部材が設けられた側
    壁とは別のもう一方の側壁から上記内室中に延びる形で
    設けられたことを特徴とする特許請求の範囲第56項記
    載の装置。 58 圧力流体を受入れこれを扇形のスプレーパター
    ンで噴出させる装置において、頂壁、底壁、上流端、下
    流端、及び上記上流端と下流端との間に延びる両側壁で
    画成された1つの内室を有し、上記頂壁、底壁、両側壁
    又は上流端の少くとも1つを貫通して1つの入口開口が
    形成され、上記下流端には出口開口が形成され、上記入
    口開口は圧力流体を受入れてこれを上記内室中に噴流と
    して噴出せしめ、上記出口開口は上記噴流を上記内室か
    ら外界へ噴出させるよう構成されると共に、上記内室の
    上記頂壁と底壁との間に上記両側壁から間隔を置いて1
    つの島部材が配置され、且つ上記島部材は上記噴流が上
    記島部材の両側の辺のまわりを通過しなげればならない
    位置に設けられることにより、上記島部材の上流を向い
    た表面がその表面のすぐ下流で上記内室の対向する両側
    壁に沿ってそれぞれ交互に渦を発生するよう構成された
    ことを特徴とする上記の装置。 59 スプレー形成装置において、異った振幅及び位
    相を有する第1及び第2の流体信号を発する手段と、1
    つの室と、上記室に向けて上記の第1及び第2の流体信
    号を送る手段と、上記室へ流入する上記の第1及び第2
    の流体信号に応答して第1及び第2の方向に交互に旋回
    する出力渦を生せしめることにより上記流体信号を上記
    出力渦に変換する手段と、上記出力渦が第1及び第2の
    方向に旋回するのに応答して周期的に往復振動せしめら
    れる出力流を上記室から外界へ噴出させる出口とを有す
    ることを特徴とするスプレー形成装置。 60 流体スプレー装置において、流体発振素子と、
    上記流体発振素子に接続された入口開口及び出口開口を
    有する1つの内室が画成された本体部材とを有し、上記
    出口開口は上記内室から圧力流体を受けそれを外界へ噴
    出させる位置に設けられると共に、上記内室内で上記出
    口開口を横切る方向に上記の噴出される圧力流体の流れ
    のパターンを周期的に振動させるため、上記内室内に上
    記本体部材の一部として渦形成手段を設けたことを特徴
    とする流体スプレー装置。 61′ 圧力流体を受入れこれを周期的に振動せしめた
    パターンで散布する装置において、内部に1つの内室が
    画成された本体部材を有し、上記内室は頂壁、底壁、上
    流端、下流端、及び上記上流端と下流端との間に延びる
    2つの対向する側壁によって画成され、且つ上記内室の
    上記上流端には上記上流端から上記圧力流体を受入れて
    それを上記内室に導入する1対の入口開口が設けられ、
    また上記内室の上記下流端には上記圧力流体を上記内室
    から外界へ噴出させるための出口開口が設けられると共
    に、上記内室内部には、上記内室を通って流れる流体が
    上記出口開口から周期的に振動せしめられたパターンで
    噴出されるようにするため、流れの方向に対して交互に
    時計方向及び反時計方向に旋回して上記出口開口から噴
    出される流れの向きを変化させる多数の渦を発生させる
    振動発生手段が設けられたことを特徴とする上記の装置
    。 62 流体を扇形のスプレーとして散布する方法にお
    いて、振幅及び位相が異る第1及び第2の流体の流れを
    作り、上記第1及び第2の流れを互いに離れた個所から
    その個所の下流に1つの出口開口を有する1つの閉じら
    れた室に導入し、上記室内に交互に旋回する周期的な渦
    を発生させることにより、上記渦が交互に第1及び第2
    の方向に旋回する際に上記出口開口から噴出する流体を
    周期的に往復振動させることを特徴とする上記の方法。
JP54500080A 1977-10-25 1978-10-25 振動スプレ−装置 Expired JPS5849300B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/845,117 US4151955A (en) 1977-10-25 1977-10-25 Oscillating spray device
US00000845/117 1977-10-25
US00000952/910 1978-10-19
US05/952,910 US5035361A (en) 1977-10-25 1978-10-19 Fluid dispersal device and method
PCT/US1978/000121 WO1979000236A1 (en) 1977-10-25 1978-10-25 Oscillating spray device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54500011A JPS54500011A (ja) 1979-08-16
JPS5849300B2 true JPS5849300B2 (ja) 1983-11-02

Family

ID=27126556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54500080A Expired JPS5849300B2 (ja) 1977-10-25 1978-10-25 振動スプレ−装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5035361A (ja)
EP (1) EP0007950B1 (ja)
JP (1) JPS5849300B2 (ja)
DE (1) DE2862455D1 (ja)
WO (1) WO1979000236A1 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3150284A1 (en) 2015-09-30 2017-04-05 Toto Ltd. Spout apparatus
EP3150770A1 (en) 2015-09-30 2017-04-05 Toto Ltd. Spout apparatus
JP2017064100A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 Toto株式会社 シャワーヘッド
JP2017064394A (ja) * 2016-09-14 2017-04-06 Toto株式会社 吐水装置
WO2017057327A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 Toto株式会社 吐水装置
JP2017109152A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 Toto株式会社 吐水装置
JP6236751B1 (ja) * 2017-01-13 2017-11-29 Toto株式会社 吐水装置
JP6399478B1 (ja) * 2017-12-25 2018-10-03 Toto株式会社 吐水装置
JP2018167164A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 Toto株式会社 吐水装置
US10272450B2 (en) 2015-09-30 2019-04-30 Toto Ltd. Spout apparatus
JP2020103484A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社アンレット 浴槽用気泡発生装置
JP2021035439A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 Toto株式会社 吐水装置

Families Citing this family (59)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4210283A (en) * 1978-09-11 1980-07-01 Bowles Fluidics Corp Dual pattern windshield washer nozzle
US5109832A (en) * 1990-12-07 1992-05-05 Proctor Richard D J Method of and apparatus for producing alternating pressure in a therapeutic device
WO1993004952A1 (en) * 1991-09-11 1993-03-18 Bush House Pty Ltd Collapsable container
US5213270A (en) * 1991-09-13 1993-05-25 Bowles Fluidics Corporation Low cost, low pressure fluidic oscillator which is free of feedback
US5181660A (en) * 1991-09-13 1993-01-26 Bowles Fluidics Corporation Low cost, low pressure, feedback passage-free fluidic oscillator with stabilizer
US5165438A (en) * 1992-05-26 1992-11-24 Facteau David M Fluidic oscillator
US6007676A (en) * 1992-09-29 1999-12-28 Boehringer Ingelheim International Gmbh Atomizing nozzle and filter and spray generating device
IL107120A (en) * 1992-09-29 1997-09-30 Boehringer Ingelheim Int Atomising nozzle and filter and spray generating device
GB9220505D0 (en) * 1992-09-29 1992-11-11 Dmw Tech Ltd Atomising nozzle and filter
US6680021B1 (en) 1996-07-16 2004-01-20 Illinois Toolworks Inc. Meltblowing method and system
US5902540A (en) 1996-10-08 1999-05-11 Illinois Tool Works Inc. Meltblowing method and apparatus
US5904298A (en) * 1996-10-08 1999-05-18 Illinois Tool Works Inc. Meltblowing method and system
US6029746A (en) * 1997-07-22 2000-02-29 Vortech, Inc. Self-excited jet stimulation tool for cleaning and stimulating wells
US6470980B1 (en) 1997-07-22 2002-10-29 Rex A. Dodd Self-excited drill bit sub
DE19742439C1 (de) 1997-09-26 1998-10-22 Boehringer Ingelheim Int Mikrostrukturiertes Filter
US5882573A (en) * 1997-09-29 1999-03-16 Illinois Tool Works Inc. Adhesive dispensing nozzles for producing partial spray patterns and method therefor
AUPP042197A0 (en) * 1997-11-18 1997-12-11 Luminis Pty Limited Oscillating jets
US5893383A (en) * 1997-11-25 1999-04-13 Perfclean International Fluidic Oscillator
US6051180A (en) * 1998-08-13 2000-04-18 Illinois Tool Works Inc. Extruding nozzle for producing non-wovens and method therefor
US6200635B1 (en) 1998-08-31 2001-03-13 Illinois Tool Works Inc. Omega spray pattern and method therefor
US6602554B1 (en) 2000-01-14 2003-08-05 Illinois Tool Works Inc. Liquid atomization method and system
US20030203118A1 (en) * 2002-04-26 2003-10-30 Wickes Roger D. Oscillating dispersion apparatus, system, and method
US7510471B2 (en) * 2002-12-03 2009-03-31 Lg Electronics Inc. Flow spreading mechanism
US7677480B2 (en) * 2003-09-29 2010-03-16 Bowles Fluidics Corporation Enclosures for fluidic oscillators
US20070295840A1 (en) * 2003-09-29 2007-12-27 Bowles Fluidics Corporation Fluidic oscillators and enclosures with split throats
US7651036B2 (en) * 2003-10-28 2010-01-26 Bowles Fluidics Corporation Three jet island fluidic oscillator
US7354008B2 (en) * 2004-09-24 2008-04-08 Bowles Fluidics Corporation Fluidic nozzle for trigger spray applications
CN101094723B (zh) 2004-11-01 2013-02-06 鲍尔斯应用流体力学公司 冷态性能改进了的流体振荡器
US7267290B2 (en) * 2004-11-01 2007-09-11 Bowles Fluidics Corporation Cold-performance fluidic oscillator
US8662421B2 (en) * 2005-04-07 2014-03-04 Bowles Fluidics Corporation Adjustable fluidic sprayer
US7478764B2 (en) 2005-09-20 2009-01-20 Bowles Fluidics Corporation Fluidic oscillator for thick/three-dimensional spray applications
US7784717B2 (en) * 2005-09-28 2010-08-31 General Electric Company Methods and apparatus for fabricating components
US8172162B2 (en) * 2005-10-06 2012-05-08 Bowles Fluidics Corp. High efficiency, multiple throat fluidic oscillator
US8205812B2 (en) 2005-10-06 2012-06-26 Bowles Fluidics Corporation Enclosures for multiple fluidic oscillators
WO2007149436A1 (en) 2006-06-16 2007-12-27 Bowles Fluidics Corporation Fluidic device yielding three-dimensional spray patterns
US7798434B2 (en) * 2006-12-13 2010-09-21 Nordson Corporation Multi-plate nozzle and method for dispensing random pattern of adhesive filaments
GB0717104D0 (en) 2007-09-04 2007-10-10 Reckitt Benckiser Inc Liquid spray dispenser
EP2222408B1 (en) 2007-12-07 2018-02-14 dlhBowles Inc. Irrigation nozzle assembly
US8074902B2 (en) * 2008-04-14 2011-12-13 Nordson Corporation Nozzle and method for dispensing random pattern of adhesive filaments
CN101791597A (zh) * 2010-03-02 2010-08-04 厦门大学 一种喷嘴结构
DE202010003757U1 (de) 2010-03-17 2011-07-26 Rehau Ag + Co. Einrichtung zum Ablenken einer Fluidströmung
DE102010046667A1 (de) * 2010-09-27 2012-03-29 Airbus Operations Gmbh Fluid-Aktuator zur Beeinflussung der Strömung entlang einer Strömungsoberfläche sowie Ausblasvorrichtung und Strömungskörper mit einem solchen Fluid-Aktuator
JP6545784B2 (ja) 2014-07-15 2019-07-17 ディエルエイチ・ボウルズ・インコーポレイテッドdlhBOWLES Inc. 改良された3噴流アイランド流体オシレータ回路、方法およびノズル組立体
US9943863B2 (en) 2015-04-29 2018-04-17 Delta Faucet Company Showerhead with scanner nozzles
JP6681015B2 (ja) * 2015-09-30 2020-04-15 Toto株式会社 吐水装置
WO2019084539A1 (en) 2017-10-27 2019-05-02 Dlhbowles, Inc. NOZZLE ASSEMBLY WITH SPACER SCAN DEVICE AND METHOD
JP6699071B2 (ja) 2015-12-15 2020-05-27 Toto株式会社 吐水装置
JP6699072B2 (ja) * 2015-12-15 2020-05-27 Toto株式会社 吐水装置
DE112017002334T5 (de) 2016-05-03 2019-02-14 dlhBowles Inc. Fluidische Abtastdüse und Sprühdüse, die dieselbe anwendet
DE102016219427A1 (de) 2016-10-06 2018-04-12 Fdx Fluid Dynamix Gmbh Fluidisches Bauteil
JP6827647B2 (ja) * 2017-03-29 2021-02-10 Toto株式会社 吐水装置
JP6960303B2 (ja) * 2017-10-27 2021-11-05 積水化学工業株式会社 散水ノズル付バルブ装置および散水ノズル
CN108253524A (zh) * 2017-12-22 2018-07-06 西安科技大学 双多棱柱仿动态自然风发生器
CN111989163B (zh) * 2018-02-20 2022-06-28 喷雾系统公司 用于产生振荡喷雾排放的喷嘴组件
DE102019120818A1 (de) 2019-08-01 2021-02-04 Voith Patent Gmbh Reinigungssystem und Saugwalze
DE102019120809A1 (de) 2019-08-01 2021-02-04 Voith Patent Gmbh Düse
DE202019005374U1 (de) 2019-08-01 2020-06-19 Voith Patent Gmbh Düse
CN114585445B (zh) 2019-10-18 2024-03-22 Dlh鲍尔斯公司 用于增强冷性能的喷嘴组件的流体振荡器
CN111271346B (zh) * 2020-01-23 2021-04-30 上海交通大学 一种子母流体振荡器

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3209774A (en) * 1962-09-28 1965-10-05 Bowles Eng Corp Differential fluid amplifier
US3258024A (en) * 1964-02-18 1966-06-28 Sperry Rand Corp Fluid vortex flip-flop
US3638866A (en) * 1966-08-17 1972-02-01 Robert J Walker Nozzle for mouth-flushing apparatus
US3452772A (en) * 1966-09-29 1969-07-01 Martin Marietta Corp Pressure operated vortex controlled fluid analog amplifier
US3432102A (en) * 1966-10-03 1969-03-11 Sherman Mfg Co H B Liquid dispensing apparatus,motor and method
US3423026A (en) * 1967-10-30 1969-01-21 Gen Motors Corp Windshield cleaning device utilizing an oscillatory fluid stream
US3741481A (en) * 1971-07-19 1973-06-26 Bowles Fluidics Corp Shower spray
USRE27938E (en) * 1972-06-30 1974-03-12 Oscillator and shower head for use therewith
US4052002A (en) * 1974-09-30 1977-10-04 Bowles Fluidics Corporation Controlled fluid dispersal techniques
US3998386A (en) * 1976-02-23 1976-12-21 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Oscillating liquid nozzle
US4151955A (en) * 1977-10-25 1979-05-01 Bowles Fluidics Corporation Oscillating spray device

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10272450B2 (en) 2015-09-30 2019-04-30 Toto Ltd. Spout apparatus
EP3150770A1 (en) 2015-09-30 2017-04-05 Toto Ltd. Spout apparatus
JP2017064100A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 Toto株式会社 シャワーヘッド
JP2017064393A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 Toto株式会社 吐水装置
WO2017057327A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 Toto株式会社 吐水装置
EP3150284A1 (en) 2015-09-30 2017-04-05 Toto Ltd. Spout apparatus
US10427175B2 (en) 2015-09-30 2019-10-01 Toto Ltd. Spout apparatus causing reciprocal oscillations
JP2017109152A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 Toto株式会社 吐水装置
EP3184705A1 (en) 2015-12-15 2017-06-28 Toto Ltd. Spouting apparatus
US10071386B2 (en) 2015-12-15 2018-09-11 Toto Ltd. Spouting apparatus
JP2017064394A (ja) * 2016-09-14 2017-04-06 Toto株式会社 吐水装置
JP6236751B1 (ja) * 2017-01-13 2017-11-29 Toto株式会社 吐水装置
JP2018110780A (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 Toto株式会社 吐水装置
JP2018167164A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 Toto株式会社 吐水装置
JP6399478B1 (ja) * 2017-12-25 2018-10-03 Toto株式会社 吐水装置
JP2019112845A (ja) * 2017-12-25 2019-07-11 Toto株式会社 吐水装置
JP2020103484A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社アンレット 浴槽用気泡発生装置
JP2021035439A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 Toto株式会社 吐水装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE2862455D1 (en) 1985-02-07
EP0007950B1 (en) 1984-12-27
US5035361A (en) 1991-07-30
JPS54500011A (ja) 1979-08-16
EP0007950A1 (en) 1980-02-20
EP0007950A4 (en) 1980-09-29
WO1979000236A1 (en) 1979-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5849300B2 (ja) 振動スプレ−装置
US4151955A (en) Oscillating spray device
US4184636A (en) Fluidic oscillator and spray-forming output chamber
US4231519A (en) Fluidic oscillator with resonant inertance and dynamic compliance circuit
USRE33448E (en) Fluidic oscillator and spray-forming output chamber
US6805164B2 (en) Means for generating oscillating fluid jets having specified flow patterns
USRE33605E (en) Fluidic oscillator and spray-forming output chamber
US20110233301A1 (en) Rain can style showerhead assembly incorporating eddy filter for flow conditioning in fluidic circuits
US4398664A (en) Fluid oscillator device and method
JP2017529493A (ja) 改良された3噴流アイランド流体オシレータ回路、方法およびノズル組立体
EP3150284B1 (en) Spout apparatus
EP3150770B1 (en) Spout apparatus
US20230052742A1 (en) Fluidic oscillator device with three-dimensional output
JPH0246802B2 (ja)
US4260106A (en) Fluidic oscillator with resonant inertance and dynamic compliance circuit
USRE31683E (en) Fluidic oscillator with resonary inertance and dynamic compliance circuit
JP2017064394A (ja) 吐水装置